JP2017103840A - インバータ装置 - Google Patents

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公輔 中野
岩蕗 寛康
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Abstract

【課題】インバータ装置に使用されるスイッチング素子のオン抵抗によって電流値を推定し、温度変化に応じて推定値を補正することが提案されているが、フェールセーフ用のモータリレー用スイッチング素子においては適用できなかった。
【解決手段】フェールセーフ用のモータリレー用スイッチング素子の電圧検出値を補正する手段を設けることによって、インバータ駆動制御回路において、モータリレー用スイッチング素子を使用して得られた電圧検出値に補正を加えるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、直流電力を交流電力に変換して出力するインバータ装置に関するものである。
インバータ装置は、さまざまなところで使用されている。例えば、電動式パワーステアリング装置のモータに電力を供給する装置もその一つである。
インバータ装置は、電動式パワーステアリング装置においては、電源電圧をもとに電力増幅を行い、三相交流をモータに供給して、モータの駆動を行うように構成されている。そして、インバータ装置の出力の三相の各相には、電流を検出するための電流センサが設けられている。電流センサの種類には、シャント抵抗、非接触のCT電流センサ、ホール素子型電流センサなどがあるが、コスト上、シャント抵抗を使用することが一般的である。
モータが正常に動作している状態においては、インバータ装置からモータに適正な駆動電流が供給される。しかし、モータに過負荷が加わるような異常状態になると、インバータ装置を構成するスイッチング素子に過電流が流れることになり、スイッチング素子が熱破壊する恐れがある。このため、インバータ装置の電流を検出し、所定値以上の電流が検出された場合には、インバータ装置の動作を停止してモータへの電流の供給を停止することによってスイッチング素子の熱破壊を防ぐ必要がある。
一般的には、インバータ回路のアームにシャント抵抗を設け、また、インバータ回路の各相の出力回路にフェールセーフ用のモータリレー用スイッチング素子を設け、シャント抵抗によって検出された電流値が正常状態の場合には、モータリレー用スイッチング素子をオンにしてモータに適正な電流を流し、異常状態の場合にはモータリレー用スイッチング素子をオフにして危険な電流がモータに流れないようにしている。なお、異常か否かの判定は、マイクロコンピュータで行うように構成されている。
インバータ回路のアームに電流センサとしてシャント抵抗を用いた場合には、シャント抵抗による電力損失があり、発熱が大きく、発熱量に応じた放熱構造が必要になることから、インバータ装置全体が大型化するという問題があった。
インバータ装置の異常電流を検出するシャント抵抗の代替えとして、インバータ回路に使用されるパワースイッチング素子のオン抵抗を用いることを提案している(特許文献1)。これは、パワースイッチング素子に駆動電流が流れる時に生じるオン抵抗分の電圧降下に基づいて駆動電流を検出するものである。
また、パワースイッチング素子のオン抵抗が、温度状態に応じて大きくなることに対しては、パワースイッチング素子に対して逆並列に接続されるダイオードの順方向電圧の温度特性を利用して、パワースイッチング素子の温度状態を推定し、パワースイッチング素子のオン抵抗の値の補正を行うことを提案している。
この特許文献1によって提案された構成によれば、パワースイッチング素子のオン抵抗を用いて電流値を検出でき、また温度状態による影響を排除できるという効果が期待できる。
特開2006−50711号公報
インバータ装置の三相交流出力の各相の電流値を直接的に推定するため、各相に設けられるフェールセーフ用のモータリレー用スイッチング素子に、特許文献1において提案されている構成を採用して、オン抵抗によって電流値を求めるとした場合、確かに、特許文献1の提案のように、オン抵抗によって電位差を検出できる。しかし、モータリレー用スイッチング素子に対して逆並列に接続されるダイオードの順方向電圧の温度特性を利用して、モータリレー用スイッチング素子の温度状態を推定し、モータリレー用スイッチング素子のオン抵抗の値の補正を行うことはできない。すなわち、インバータ回路のパワースイッチング素子に設けられたダイオードの場合には、インバータ回路の切替え毎にダイオードに電流が流れることになる。しかし、フェールセーフ用のモータリレー用スイッチング素子においては、異常時以外は、オンであるため、逆並列ダイオードに電流が流れない状態が継続することになる。このため、異常時に流れる電流時の順方向電圧値では、温度特性と一致せず、誤差を含む状態となり、モータリレー用スイッチング素子のオン抵抗の温度特性を正しく補正できないことから、出力電流を正しく検出できないとして、モータリレー用スイッチング素子を使用して電流値を推定することは行われていなかった。
本発明は、前記問題を解決して、電力損失の少ない構成によって、出力電流を推定し、電力損失の少ないインバータ装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、前記目的を達成するために、 直流電源が接続される入力端子、前記入力端子に接続される直流母線間に接続され前記直流電源からの直流電力を平滑する平滑コンデンサ、前記直流電源の直流電力を交流電力に変換して出力するインバータ回路、前記インバータ回路からの交流電力を出力する出力端子、前記インバータ回路と前記出力端子との間に設けられたモータリレー用スイッチング素子、前記モータリレー用スイッチング素子における電圧降下を検出する電圧検出部、および前記電圧検出部にて検出した電圧検出値に補正を加えて出力電流を推定して前記インバータ回路の動作を制御するインバータ駆動制御回路を備えたものである。
この発明に係る電力変換装置によれば、インバータ回路にシャント抵抗を設ける必要が無いため、シャント抵抗による電力損失を低減することができ、インバータ回路における低損失化を図ることができる。
本発明によるインバータ装置の概略的な構成を示す構成図である。 本発明の実施の形態1のインバータ装置の具体的な構成を示す構成図である。 MOSFETのジャンクション温度とオン抵抗の関係を示した特性図である。 三角波比較を用いた三相変調を説明するための説明図である。 電圧ベクトルと各スイッチング素子のスイッチング状態と母線電流検出部で検出可能な相電流との関係を示す図である。 本発明の実施の形態2による電力変換装置の構成を示す構成図である。
以下、本発明のインバータ装置を、図1を用いて説明する。
図1は、本発明の実施の形態を説明するためのインバータ装置の概略的な構成図である。図に示すように、インバータ装置100は、直流電源10とモータ20との間に接続される。電動式パワーステアリング駆動制御装置の場合には、直流電源10としては、車載用のバッテリなどの直流電力を供給する電源が使用され、モータ20として、ブラシレスモータが使用される。インバータ装置100においては、直流電源10が接続される入力端子1に平滑コンデンサ2が接続され、直流電流が平滑化される。平滑コンデンサ2によって平滑化された直流電流は、次に設けられたインバータ回路3によって三相交流電力に変換され出力端子4からモータ20に供給される。
インバータ回路3と出力端子4との間には電圧検出部5が設けられ、出力の電圧値が検出されるように構成されている。また、電圧検出部にて検出された電圧検出値はインバータ駆動制御回路7に入力されるように構成され、また、検出された電圧検出値に補正を加えるための補正手段51が設けられ、この補正手段51から補正信号がインバータ駆動制御回路7に入力されるように構成されている。インバータ回路3は、インバータ駆動制御回路7によってインバータの出力を制御されるように構成されており、このインバータ駆動制御回路7は、電圧検出部5からの電圧検出値と補正手段51からの補正信号に基づいて三相各相の電流値を推定し、各相の電流値が所定値になるようにインバータ回路3の動作を制御するように構成されている。
実施の形態1.
具体的な実施の形態1の構成を図2に基づいて詳細に説明する。なお、図1に示した構成と同じのものには同じ符号を付けている。
図1において説明したように、直流電源10から出力された直流電力を入力端子1で受け、平滑コンデンサ2で平滑し、インバータ回路3で三相交流電力に変換してモータ20に供給する。このとき、インバータ駆動制御回路7は、モータ20の回転数やトルクを制御するためにインバータ回路3の動作を制御する。
この図2では、スイッチング素子としてn型MOSFET(Metal−Oxide−Semiconductor Field−Effect−Transistor)を用いた場合の構成例を示している。ここで、並列接続された還流ダイオードは、ボディーダイオードを示しているが、これに限定されるものではない。なお、以下の説明においては、スイッチング素子をFETとして説明する。
図2において、インバータ回路3は、次のように構成されている。すなわち、インバータ回路3は、UVWの各相に対応して配置され、インバータ回路3の高電位側と相線間をスイッチングするU相高電位側FET31u、V相高電位側FET31v、W相高電位側FET31wと、低電位側と相線間をスイッチングするU相低電位側FET32u、V相低電位側FET32v、W相低電位側FET32w、さらに、U相高電位側FET31u、V相高電位側FET31v、W相高電位側FET31wのそれぞれに対応するU相高電位側駆動回路33u、V相高電位側駆動回路33v、W相高電位側駆動回路33w、およびU相低電位側FET32u、V相低電位側FET32v、W相低電位側FET32wのそれぞれに対応するU相低電位側駆動回路34u、V相低電位側駆動回路34v、W相低電位側駆動回路34wで構成されている。
U相高電位側FET31uの負極側とU相低電位側FET32uの正極側が接続され、その接続端がU相モータリレー用FET8uの基準電位側に接続されており、その他端は、モータ20のステータに接続されている。
V相高電位側FET31vの負極側とV相低電位側FET32vの正極側が接続され、その接続端がV相モータリレー用FET8vの基準電位側に接続されており、その他端は、モータ20のステータに接続されている。
また、W相高電位側FET31wの負極側とW相低電位側FET32wの正極側が接続され、その接続端がW相モータリレー用FET8wの基準電位側に接続されており、その他端は、モータ20のステータに接続されている。
なお、図2においては、モータ20のステータは図示していない。
U相モータリレー用FET8u、V相モータリレー用FET8v、W相モータリレー用FET8wは、常時オンしている。そして、インバータ回路3に異常が発生すると、U相モータリレー用FET8u、V相モータリレー用FET8v、およびW相モータリレー用FET8wを全てオフにしてインバータ回路3とモータ20を開放状態にする。U相モータリレー用FET8u、V相モータリレー用FET8v、およびW相モータリレー用FET8wについてもオン−オフを制御する駆動回路が接続されているが図2には示していない。
U相モータリレー用FET8u、V相モータリレー用FET8v、およびW相モータリレー用FET8wの両端の電位差を検出する電圧検出部5について、U相を例にして説明する。
U相モータリレー用FET8uのドレイン・ソース間に電流が流れると、電流値とFETのオン抵抗との積によって電圧降下Vmo_8uが発生する。その両端電圧をU相モータリレー用FET8uの電圧検出部5によって検出している。検出した電圧値は、インバータ駆動制御回路7の出力電流検出値補正部71へ入力される。V相モータリレー用FET6v、W相モータリレー用FET6wについても同様に行う。図3に示すように、通常FETのオン抵抗は、ジャンクション温度の上昇に伴って増加する特性を有すため、同じ電流値であっても、モータリレー用FETのジャンクション温度の上昇に伴って、モータリレー用FETの電圧検出部5において検出する電圧値は、高くなる。
次に、母線電流検出部6について説明する。母線電流検出部6は、シャント抵抗61と検出部62によって構成されている。シャント抵抗61に流れる電流によって発生する電圧を検出部62で検出し、母線電流検出値idcを検出部62からインバータ駆動制御回路7の出力電流検出値補正部71に入力する。このシャント抵抗61は、一般的に温度による変化が小さい抵抗器を使用している。
ここで、インバータ駆動制御回路7は、モータ20の回転数やトルクを制御するためにインバータ回路3の動作を制御する。このインバータ駆動制御回路7は、出力電流検出値補正部71と指令値生成部72と、電圧制御部73と、PWM生成部74から構成されている。出力電流検出値補正部71は、モータリレー用FETの電圧検出部5からの電圧検出値と母線電流検出値idcの情報をもとに、出力電流iu、iv、iwを推定してPWM生成部74へ入力する。
指令値生成部72は、モータ20の目標回転数や目標トルクの情報とドライバの制御情報とに基づいて指令値C1を生成する。そして、その指令値C1は、電圧制御部73に入力される。なお、負荷によっては、速度ωおよび磁極位置θの値、母線電圧値を検出する場合もあるが、ここでは説明を省略している。
電圧制御部73は、出力電流検出値補正部71で推定した出力電流iu、iv、iwと、指令値生成部72からの指令値C1の情報に基づいて、指令値C2をPWM生成部74に出力する。PWM生成部74は、指令値C2に基づいて、PWM制御により駆動信号を生成し、生成された駆動信号がU相高電位側駆動回路33u、V相高電位側駆動回路33v、およびW相高電位側駆動回路33wとU相低電位側駆動回路34u、V相低電位側駆動回路34v、およびW相低電位側駆動回路34wに入力される。
次に、出力電流検出値補正部71の出力電流値を推定する方法について、図4に示した三角波比較を用いた三相変調時を例に取り上げて説明する。この図4には、三角波比較による三相変調時にブリッジ回路の、U相、V相、W相の各相の出力電圧指令値がU>V>Wとなる時刻の、PWM生成部74から出力されるスイッチングパターンを示す。U、V、Wは、位相差がそれぞれ120[deg]ある交流波形である。なお、Caは搬送波を示している。搬送波Caの周波数と出力電圧指令値の周波数とは、搬送波Caの周波数の方が圧倒的に高い。図5は、ブリッジ回路における電圧ベクトルと各スイッチング素子のスイッチング状態と母線電流検出部で検出可能な相電流との関係を示すテーブルである。
図5において、PWM信号Gu1がHレベルのときは、U相高電位側FET31uがオン、U相低電位側FET32uがオフ、PWM信号Gu1がLベルのときはU相高電位側FET31uがオフ、U相低電位側FET32uがオンである。実際には高電位側アームと低電位側アームが短絡しないようデッドタイムが設けられるが、ここでは説明の簡略化のため省略している。PWM信号Gv1、PWM信号Gw1ついても同様である。
図4の時刻t0では、電圧ベクトルは、V10(0、0、0)となり直流側電流idcが流れない。時刻t1では、電圧ベクトルは、V11(0、0、1)となり、idc=iwとなり、W相モータリレー用FET8wに流れる電流と等しくなる。このとき、W相モータリレー用FET8wでの電圧降下と母線電流検出部のシャント抵抗61で検出された値idcからW相モータリレー用FET8wのオン抵抗値Ron_8wを次式から算出する。
(Ron_8w)=(Vmo_8w)/(idc)
Vmo_8wは、電圧検出部5で検出したW相モータリレー用FET8Wの電圧であり、idcは母線電流検出部6で検出した電流値である。
ここで、時刻t2では電圧ベクトルはV13(0、1、1)となり、idc=−iuとなり、U相モータリレー用FET6uに流れる電流と等しくなる。このとき、モータリレーでの電圧降下とシャント抵抗81で検出された値idcからオン抵抗Ron_8uを次式から求める。
(Ron_8u)=(Vmo_8u)/(idc)
Vmo_8uは、電圧検出部5で検出したU相モータリレー用FET8uの電圧である。
モータリレー用FETの電圧降下とシャント抵抗の電流を使用してMOSFETのオン抵抗Ronを算出することから、モータリレーの温度上昇によるオン抵抗の変化を把握することが可能となり、電流検出値の精度が向上する。
図4で示す期間では、V相のオン抵抗を算出することはできないが、FETの温度変化はキャリア一周期と比較して十分に遅いため、V相の電流が母線電流検出部6に流れる期間にオン抵抗Ron_8vを算出すれば良い。モータリレー用FETのオン抵抗値を更新する期間は、使用するMOSFETの面積、冷却性能、負荷の状態を考慮して決定すれば良い。
また、出力側で電流を検出することから、従来の母線電流検出部のみで電流を検出する方式に比べ変調方法に制約が無くなる。
本実施の形態によれば、電動式パワーステアリングに使用されるインバータ装置において、シャント抵抗を1つで構成することができるため装置の小型化や製造コストを低減することが可能である。また、出力側で電流検出を行うために、変調方法に制約がなくなり、相電流を確実に検出することができる。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2におけるインバータ装置について図を用いて説明する。
なお、実施の形態1と同一または同等である構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
この実施の形態2では、出力電流値の補正に温度センサを用いる点が実施の形態1と異なる。
図6は、本発明の実施の形態2を説明するためのインバータ装置の構成図である。
U相モータリレー用FET8u、V相モータリレー用FET8v、およびW相モータリレー用FET8wの近傍に、各相に対応して、U相温度センサ9u、V相温度センサ9v、W相温度センサ9wが配置されている。
U相モータリレー用FET8u、V相モータリレー用FET8v、W相モータリレー用FET8wの両端の電圧は、電圧検出部5によって検出され、インバータ駆動制御回路7の出力電流検出値補正部711へ入力される。
また、U相温度センサ9u、V相温度センサ9v、およびW相温度センサ9wの温度検出値もインバータ駆動制御回路7の出力電流検出値補正部711へ入力される。出力電流検出値補正部711から電圧制御部73にU相検出電流推定値iu、V相検出電流推定値iv、W相検出電流推定値iwが入力される。
出力電流検出値補正部711には、図3において説明したオン抵抗とジャンクション温度の関係をマップとして保有しており、電圧検出部5にて検出された電圧値が、ジャンクション温度とオン抵抗の関係から出力電流検出値補正部711において補正される。
すなわち、U相について説明すると、電圧検出部5からのU相モータリレー用FET8uの電圧降下の情報と、U相温度センサ9uからの温度情報に基づいてU相における負荷電流を次式より算出する。
Iu=(Vmo_8u)/(Ron_8u*)
他のV相とW相についても同様に算出する。
なお、Ron_8u*は、U相モータリレー用FET8uのオン抵抗値に温度情報に基づいて補正を行った後の値を表している。
この実施の形態によれば、インバータ装置において、シャント抵抗を使用することなく電流を検出できるため装置の小型化や製造コストを低減することが可能である。また、出力側で電流検出を行うために、変調方法に制約がなくなり、相電流を確実に検出することができる。
この発明は、その発明の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素を適宜、変更または省略することが可能である。
1 入力端子、2 平滑コンデンサ、3 インバータ回路、
4 出力端子、5 電圧検出部、51 補正手段、6 母線電流検出部、
61 シャント抵抗、 62 検出部、
7 インバータ駆動制御回路、71、711 出力電流検出値補正部、
72 指令値生成部、73 電圧制御部、74 PWM生成部、
8u、8v、8w モータリレー用FET、
9u、9v、9w 温度センサ、10 直流電源、
20 モータ、100 インバータ装置

Claims (3)

  1. 直流電源が接続される入力端子、前記入力端子に接続される直流母線間に接続され前記直流電源からの直流電力を平滑する平滑コンデンサ、前記直流電源の直流電力を交流電力に変換して出力するインバータ回路、前記インバータ回路からの交流電力を出力する出力端子、前記インバータ回路と前記出力端子との間に設けられたモータリレー用スイッチング素子、前記モータリレー用スイッチング素子における電圧降下を検出する電圧検出部、および前記電圧検出部にて検出した電圧検出値に補正を加えて出力電流を推定して前記インバータ回路の動作を制御するインバータ駆動制御回路を備えたことを特徴とするインバータ装置。
  2. 前記平滑コンデンサと前記インバータ回路との間にシャント抵抗器が接続された母線電流検出部を備え、前記インバータ駆動制御回路において、前記母線電流検出部の検出電流によって前記電圧検出部による電圧検出値に補正を加えるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のインバータ装置。
  3. 前記モータリレー用スイッチング素子における温度を検出する温度センサを備え、前記インバータ駆動制御回路において、前記温度センサによる温度情報によって前記電圧検出部による電圧検出値に補正を加えるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のインバータ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113933671A (zh) * 2021-09-01 2022-01-14 郑州嘉晨电器有限公司 一种mos器件温度检测装置

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