JP2017103338A - 電子機器及び電子機器の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】積層される複数の基板を容易に位置決めする。【解決手段】厚み方向に貫通する凹部が外周部に設けられた第1の基板及び第2の基板と、第1の基板の上に所定の間隔をあけて第2の基板を支持する支持部材と、を備える。支持部材は、第1の基板と第2の基板との積層方向に対して傾斜する面が設けられて第1の基板及び第2の基板の凹部内にそれぞれ接触する第1の突起及び第2の突起と、第2の基板における第1の基板側の面を支持する支持部と、を有する。【選択図】図6

Description

開示の実施形態は、電子機器及び電子機器の製造方法に関する。
電子機器は、複数の基板を積層して支持する支持構造を備えるものがある。この種の電子機器としては、ハウジングケースに第1の基板が固定されており、ハウジングケースに固定された保持ブラケット及び第1の基板に固定された取付ステーにコネクタ基板が支持される構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。この構成において、第2の基板は、コネクタ基板に接続されることで、第1の基板に積層されて取り付けられている。
特開2009−200412号公報
上述した電子機器では、組み立てに際して、複数の基板を、面内方向に対する所定の位置に位置決めすると共に、基板の積層方向に対する所定の位置に位置決めすることが必要になる。このため、基板の位置決め作業が煩雑であった。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、積層される複数の基板を容易に位置決めすることができる電子機器及び電子機器の製造方法を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る電子機器は、厚み方向に貫通する凹部が外周部に設けられた第1の基板及び第2の基板と、前記第1の基板の上に所定の間隔をあけて前記第2の基板を支持する支持部材と、を備える。前記支持部材は、前記第1の基板と前記第2の基板との積層方向に対して傾斜する面が設けられて前記第1の基板及び前記第2の基板の前記凹部内にそれぞれ接触する第1の突起及び第2の突起と、前記第2の基板における前記第1の基板側の面を支持する支持部と、を有する。
実施形態の一態様によれば、積層される複数の基板を容易に位置決めすることができる。
図1は、第1の実施形態に係る電子機器の前面側を示す斜視図である。 図2は、第1の実施形態に係る電子機器の背面側を示す斜視図である。 図3は、第1の実施形態に係る電子機器を図1のA方向から示す側面透視図である。 図4は、第1の実施形態に係る電子機器の内部に第1の回路基板及び第2の回路基板が取り付けられた状態を示す斜視図である。 図5は、第1の実施形態に係る電子機器が有する基板支持構造体を示す斜視図である。 図6は、第1の実施形態に係る電子機器が有する基板支持構造体を示す分解斜視図である。 図7は、第1の実施形態に係る電子機器が有する基板支持構造体を図5のB−B線に沿って切断して示す断面斜視図である。 図8は、第1の実施形態における基板支持構造体が有する第1の回路基板の外形形状を示す平面図である。 図9は、第1の実施形態における基板支持構造体が有する第2の回路基板の外形形状を示す平面図である。 図10は、第1の実施形態における基板支持構造体が有する支持ステーを示す斜視図である。 図11は、第1の実施形態における基板支持構造体が有する支持ステーを示す平面図である。 図12は、第1の実施形態における基板支持構造体が有する支持ステーを示す正面図である。 図13は、第1の実施形態における基板支持構造体が有する補強部材を示す斜視図である。 図14は、第1の実施形態における基板支持構造体が有する補強部材を示す正面図である。 図15は、第1の実施形態における基板支持構造体が有する補強部材を示す側面図である。 図16は、第1の実施形態における基板支持構造体が有する補強部材を説明するための模式図である。 図17は、第1の実施形態に係る電子機器の製造方法を説明するためのフローチャートである。 図18Aは、第1の実施形態に係る電子機器の製造方法において、ヒートシンクを配置した状態を示す斜視図である。 図18Bは、第1の実施形態に係る電子機器の製造方法において、ヒートシンクに補強部材が取り付けられた状態を示す斜視図である。 図18Cは、第1の実施形態に係る電子機器の製造方法において、第1の回路基板が補強部材に支持された状態を示す斜視図である。 図18Dは、第1の実施形態に係る電子機器の製造方法において、支持ステーがヒートシンクに取り付けられた状態を示す斜視図である。 図18Eは、第1の実施形態に係る電子機器の製造方法において、第2の回路基板が支持ステー上に取り付けられた状態を示す斜視図である。 図19は、第2の実施形態に係る電子機器が有する基板支持構造体を示す斜視図である。 図20は、第2の実施形態に係る電子機器が有する基板支持構造体を示す分解斜視図である。 図21は、第2の実施形態における基板支持構造体が有する第2の回路基板の外形形状を示す平面図である。 図22は、第2の実施形態における基板支持構造体が有する第3の回路基板の外形形状を示す平面図である。 図23は、第2の実施形態における基板支持構造体が有する支持ステーを示す斜視図である。 図24は、第2の実施形態における基板支持構造体が有する支持ステーを示す平面図である。 図25は、第2の実施形態における基板支持構造体が有する支持ステーを示す正面図である。 図26は、第2の実施形態における基板支持構造体が有する支持ステーを示す側面図である。 図27は、第2の実施形態に係る電子機器の製造方法において、第2の回路基板が取り付けられた支持ステーに第3の回路基板を取り付ける状態を示す斜視図である。 図28は、第2の実施形態における支持ステーの変形例を示す模式図である。
以下、添付図面を参照して、実施形態に係る電子機器及び電子機器の製造方法を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る電子機器の前面側を示す斜視図である。図2は、第1の実施形態に係る電子機器の背面側を示す斜視図である。図3は、第1の実施形態に係る電子機器を図1のA方向から示す側面透視図である。図4は、第1の実施形態に係る電子機器の内部に第1の回路基板及び第2の回路基板が取り付けられた状態を示す斜視図である。
本実施形態の電子機器1は、例えば、複数のサーボモータを制御するためのモータ制御装置として構成されている。図1、図2及び図3に示すように、第1の実施形態の電子機器1は、箱状の筐体3を有する。筐体3の内部には、第1の回路基板11及び第2の回路基板12を有する基板支持構造体10が収容されている。基板支持構造体10は、図3及び図4に示すように、筐体3の内部の支持壁6に取り付けられている。支持壁6は、筐体3の内部に、前面3aと平行に設けられている。また、筐体3の内部には、図4に示すように、第1の回路基板11及び第2の回路基板12と接続される各種のアンプ9が、基板支持構造体10の周囲に取り付けられている。
筐体3の前面3aには、図4に示すように、開口部4が設けられている。開口部4には、図示しないヒンジ部を介して蓋体5が開閉可能に設けられている。蓋体5は、図1に示すように、窓部5aを有する。窓部5aには、透光性を有するパネル5bが取り付けられている。
筐体3の背面3bの上方には、図2及び図3に示すように、複数の排気ファン7が設けられている。排気ファン7は、後述するヒートシンク16の放熱フィン16bの延在方向における一端側に対向して配置されている。排気ファン7は、筐体3に設けられた排気口8aに取り付けられている。また、複数の排気ファン7は、放熱フィン16bの配列方向において間隔をあけて配置されている。筐体3の背面3bの下方には、複数の吸気口8bが、ヒートシンク16の放熱フィン16bの延在方向における他端側に対向して配列されている。
電子機器1では、図3に示すように、排気ファン7が筐体3内の空気を排出することで、筐体3の外部の空気が吸気口8bから取り込まれる。吸気口8bから取り込まれた空気は、複数の放熱フィン16bの間に沿って流れ、排気ファン7によって排気口8aから筐体3の外部へ排出される。
図5は、第1の実施形態に係る電子機器1が有する基板支持構造体10を示す斜視図である。図6は、第1の実施形態に係る電子機器1が有する基板支持構造体10を示す分解斜視図である。図7は、第1の実施形態に係る電子機器1が有する基板支持構造体10を図5のB−B線に沿って切断して示す断面斜視図である。
図5、図6及び図7に示すように、基板支持構造体10は、第1の回路基板11及び第2の回路基板12と、第1の回路基板11の上に所定の間隔をあけて第2の回路基板12を支持する支持部材としての複数の支持ステー15と、を有する。また、基板支持構造体10は、第1の回路基板11を支持する基台としてのヒートシンク16と、支持ステー15による第1の回路基板11の支持状態を補強する補強部材17と、を有する。
本実施形態では、図5以降に示す基板支持構造体10において、第1の回路基板11及び第2の回路基板12の面内方向をX方向及びY方向とし、第1の回路基板11及び第2の回路基板12の厚み方向をZ方向とする。Z方向は、言い換えると、第1の回路基板11と第2の回路基板12との積層方向に対応する。
図5及び図6に示すように、第1の回路基板11には、ヒートシンク16側の面に、発熱素子18が実装されている。本実施形態では、発熱素子18として、例えば、パワー半導体素子を有するが、発熱素子18をパワー半導体素子に限定するものではない。発熱素子18としては、例えば、発光素子等を有する光源を有してもよい。第1の回路基板11上の発熱素子18は、ヒートシンク16に塗布された図示しない熱伝導性グリースをヒートシンク16との間に挟んだ状態で、ヒートシンク16上に固定される。また、第1の回路基板11及び第2の回路基板12上には、各種の電子部品群19がそれぞれ実装されている。電子部品群19によって、サーボモータを制御する制御部が構成されている。
図8は、第1の実施形態における基板支持構造体10が有する第1の回路基板11の外形形状を示す平面図である。図9は、第1の実施形態における基板支持構造体10が有する第2の回路基板12の外形形状を示す平面図である。
図6及び図8に示すように、第1の回路基板11の外周部の互いに平行な一組の長辺11aには、第1の回路基板11が支持ステー15に取り付けられる際に支持ステー15の脚部32を進入させる矩形状の切り欠き部21が設けられている。切り欠き部21は、第1の回路基板11の厚み方向に貫通して形成されている。この切り欠き部21における、第1の回路基板11の一組の長辺11a(Y方向)に平行な内面には、第1の回路基板11の厚み方向に貫通する円弧状の凹部22が設けられている。第1の回路基板11は、支持ステー15に対して取り付けられる際に、支持ステー15の第1の突起33に凹部22内が接触しながらヒートシンク16側へ移動することで、X−Y平面に平行な面内方向における所定の位置へ導かれる。
また、第1の回路基板11の外周部の互いに平行な一組の辺12aには、搬送機構のロボットハンド25(図18C参照)が第1の回路基板11を保持するための矩形状の複数の切り欠き部23が形成されている。ロボットハンド25は、第1の回路基板11の両側に跨って、第1の回路基板11全体を挟み込むように各切り欠き部23を保持する。
第2の回路基板12の外周部には、図6及び図9に示すように、第2の回路基板12の厚み方向に貫通する円弧状の凹部26が設けられている。第2の回路基板12は、支持ステー15に対して取り付けられる際に、支持ステー15の後述する第2の突起34に凹部26内が接触しながら第1の回路基板11側へ移動することで、X−Y平面に平行な面内方向における所定の位置へ導かれる。
第1の回路基板11と同様に、第2の回路基板12の外周部の互いに平行な一組の辺12aには、搬送機構のロボットハンド25(図18C参照)が第2の回路基板12を保持するための矩形状の複数の切り欠き部23が形成されている。ロボットハンド25は、第2の回路基板12を挟み込んだ状態で第2の回路基板12の一組の辺12aに跨って各切り欠き部23を保持する。また、第2の回路基板12は、固定ネジ30が通される複数の固定穴12bが貫通して設けられている。第2の回路基板21は、固定穴12bに通された固定ネジ30によって支持ステー15に固定される。
また、第1の回路基板11及び第2の回路基板12は、図5及び図6に示すように、第1の回路基板11と第2の回路基板12とが対向する面に、コネクタ28がそれぞれ配置されている。支持ステー15を用いてヒートシンク16に取り付けられた第1の回路基板11及び第2の回路基板12は、コネクタ28を介して電気的に接続されている。また、図5及び図6に示すように、第1の回路基板11及び第2の回路基板12には、電子部品と接続ケーブルを介して接続されるコネクタ29が設けられている。
発熱素子18は、第1の回路基板11上に設けられる構成に限定されるものではなく、第2の回路基板12上に設けられてもよい。第2の回路基板12上に発熱素子18が設けられる場合には、発熱素子18が図示しない熱伝導部材を介して、ヒートシンク16の支持部16a等と連結されてもよい。
図10は、第1の実施形態における基板支持構造体10が有する支持ステー15を示す斜視図である。図11は、第1の実施形態における基板支持構造体10が有する支持ステー15を示す平面図である。図12は、第1の実施形態における基板支持構造体10が有する支持ステー15を示す正面図である。
支持ステー15は、例えば、成形材料として樹脂材料を用いて成形されている。支持ステー15の材料は樹脂材料に限定されるものではなく、支持ステー15が金属材料等の他の材料によって形成されてもよい。図5及び図6に示すように、支持ステー15は、ブリッジ状に形成されており、第1の回路基板11の外周部の両側に跨って配置される。複数の支持ステー15は、第1の回路基板11及び第2の回路基板12の外周部に沿って所定の間隔をあけて配置される。
図10、図11及び図12に示すように、支持ステー15は、梁部31と、梁部31の両端を支持する一組の脚部32と、を有する。梁部31は、第2の回路基板12の両端部に掛け渡される。また、支持ステー15は、第1の回路基板11の凹部22内に接触する第1の突起33と、第2の回路基板12の凹部26内に接触する第2の突起34と、第2の回路基板12の第1の回路基板11側の面を支持する複数の支持部35と、を有する。
梁部31には、複数の支持部35が設けられている。図10及び図12に示すように、脚部32は、梁部31の両端に設けられている。脚部32は、ヒートシンク16の支持部16aの取付け穴20aに嵌め込まれる取付けピン32aと、ヒートシンク16の支持部16aに脚部32を固定するための固定穴32bと、を有する。図10及び図11に示すように、脚部32の固定穴32bの周囲には、図示しないねじ止め用の工具を進入させるための凹部32cが形成されている。
図10及び図12に示すように、第1の突起33は、一組の脚部32における互いに対向する側面32dにそれぞれ設けられている。第1の突起33は、図12に示すように、脚部32の側面32dからX方向へ突出する突出量が、梁部31の上端側から下端側に向かって徐々に大きくなる四角錐台状に形成されている。
言い換えると、第1の突起33は、Z方向に直交する断面積が、Z方向における上端側から下端側に向かって次第に大きくなるテーパ状に形成されている。これにより、第1の突起33は、Y方向から見たときにZ方向に対して傾斜する傾斜面33aを有する。また、脚部32の側面32dの一対の第1の突起33、33における各傾斜面33aは、Z方向において梁部31側へ近づくに従って、各傾斜面33aの対向する間隔が徐々に大きくなる傾きを有する。
第1の突起33の形状は、四角錐台状に限定されるものでない。ここでは、第1の突起33において、梁部31側を上端とし、梁部31とは反対側を下端とする。第1の突起33は、例えば、図12に示すZ方向における下端側が上端側よりも梁部31の中央側に位置する傾斜面33aを有していればよく、半円錐台状等の他の形状でもよい。半円錐台とは、円錐台をその高さ方向に平行な平面で2分割した半分の形状を指す。
第2の突起34は、梁部31の両端部の上面31aにそれぞれ設けられている。第2の突起34は、梁部31の上面31aからZ方向に突出する円錐台状に形成されている。したがって、第2の突起34は、第1の突起33と同様に、積層方向であるZ方向に直交する断面積が、積層方向における上端側から下端側に向かって次第に大きくなるテーパ状に形成されている。これにより、第2の突起34は、Y方向から見たときにZ方向に対して傾斜する傾斜面34aを有する。また、梁部31上の一対の第2の突起34、34における各傾斜面34aは、Z方向において梁部31の上面31aから離れるに従って、各傾斜面34aの対向する間隔が徐々に大きくなる傾きを有する。
また、第1の突起33及び第2の突起34の各外形寸法は、第1の回路基板11の凹部22内及び第2の回路基板12の凹部26内の各寸法よりもやや小さく形成されている。支持ステー15は、第1の回路基板11及び第2の回路基板12を位置決めした状態で、第1の突起33及び第2の突起34の各下端側と各凹部22、26内との間に所定のクリアランスが確保されている。
本実施形態では、例えば、搬送機構のロボットハンド25の、基準位置に対する搬送精度が±0.5mm以内である場合、第1の突起33及び第2の突起34の上端と下端の寸法差が0.5mm程度に設定される。この場合、各第1の突起33及び第2の突起34は、Y方向における片側の上端と下端とで、寸法差が0.25mm程度に設定される。
支持ステー15の支持部35は、図10、図11及び図12に示すように、梁部31の上面31aの両端部及び中央部にそれぞれ設けられている。梁部31の両端部の各支持部35は、第2の突起34に隣接している。支持部35の形状は、円柱状であり、第2の回路基板12を支持する支持面35aを有する。各支持部35の支持面35aは、Z方向における高さが、第2の突起34の傾斜面34aの下端と等しくされている。支持面35aの中央には、第2の回路基板12を固定するための固定穴35bが設けられている。第2の回路基板12は、各支持部35の支持面35aに支持された状態で、第2の回路基板12の固定穴12bに通された固定ネジ30が、固定穴35bに固定される。
梁部31の上面31aには、支持部35と同様に第2の回路基板12を支持する複数の支持片37が設けられている。支持片37は、上面31aにおける各支持部35の間に、支持部35に対して所定の間隔をあけて配置されている。支持片37は、第2の回路基板12を支持する支持面37aを有する。支持片37の支持面37aと、支持部35の支持面35aとは、X−Y平面に平行な同一面上に位置する。
なお、第1の実施形態における支持ステー15は、第2の回路基板12を支持する支持面35aのみを有する構成に限定されるものではない。例えば、支持ステー15の脚部32は、必要に応じて、第1の回路基板11をZ方向における所定の位置に支持する支持面が第1の突起33に隣接して設けられてもよい。
ヒートシンク16は、図3に示すように、第1の回路基板11上に実装された発熱素子18から伝わる熱を筐体3の外部へ放出する放熱部材である。ヒートシンク16は、図5、図6及び図7に示すように、支持ステー15によって支持された第1の回路基板11及び第2の回路基板12を支持する支持部16aと、一方向に所定の間隔をあけて配列された複数の放熱フィン16bと、を有する。
ヒートシンク16は、図3に示すように、支持壁6に取り付けられており、複数の放熱フィン16bが、筐体3内の支持壁6と筐体3の背面3bとの間に位置している。ヒートシンク16は、複数の放熱フィン16bが、電子機器1の筐体3における排気口8aと吸気口8bとの間に沿った姿勢で支持壁6に取り付けられている。実施形態の電子機器1が有する基台としては、ヒートシンク16に限定されるものではない。基台としては、例えば、筐体3内の支持壁6、またはヒートシンク16に固定された他の構成部材が用いられてもよい。
また、ヒートシンク16の支持部16aは、図6に示すように、支持ステー15の脚部32を固定するための取付け穴20a及びネジ穴20bと、補強部材17を固定するための取付け穴20c及びネジ穴20dと、を有する(図18A参照)。
図13は、第1の実施形態における基板支持構造体10が有する補強部材17を示す斜視図である。図14は、第1の実施形態における基板支持構造体10が有する補強部材17を示す正面図である。図15は、第1の実施形態における基板支持構造体10が有する補強部材17を示す側面図である。図16は、第1の実施形態における基板支持構造体10が有する補強部材17を説明するための模式図である。
補強部材17は、例えば、成形材料として樹脂材料を用いて成形されている。補強部材17を形成する材料を限定するものではなく、例えば、金属材料等の他の材料によって補強部材17が形成されてもよい。図5、図6及び図7に示すように、補強部材17は、基台としてのヒートシンク16の支持部16a上に固定される。以下、補強部材17について、図6に示すように、ヒートシンク16の支持部16aのY方向に平行な辺に沿って配置される補強部材17を基準として説明する。
図13、図14及び図15に示すように、補強部材17は、ヒートシンク16の支持部16a上に固定される固定部41と、第1の回路基板11におけるヒートシンク16側の面を支持する一組の支持部42と、第1の回路基板11の積層方向に対する移動を規制する規制部43と、を有する。
補強部材17の固定部41は、板状に形成されており、各支持部42の裏側に、ヒートシンク16の支持部16aの取付け穴20cに嵌め込まれる取付けピン41aが設けられている。また、固定部41は、固定ネジ30が通される固定穴41bが設けられている。固定部41は、ヒートシンク16の支持部16aのネジ穴20dに固定される固定ネジ30によってヒートシンク16に固定される。
補強部材17の一組の支持部42は、第1の回路基板11を支持する支持面42aを有する。一組の支持部42の各支持面42aは、X−Y平面に平行な同一面上に位置する。補強部材17は、一組の支持部42の両方が第1の回路基板11を支持する構成に限定されるものではない。補強部材17の取付け位置に応じて、補強部材17は、一組の支持部42のうちの一方の支持部42のみが第1の回路基板11を支持してもよい。
補強部材17の規制部43は、一組の支持部42の間に位置する。規制部43は、固定部41から支持部42の支持面42a側へ延びる支持片43aと、支持片43aの先端に設けられた規制爪43bと、を有する。支持片43aを弾性変形させることで、規制爪43bは第1の回路基板11の外周部に容易に引っ掛けられる。
規制爪43bは、Y方向から見たときにZ方向に対して傾斜するとともに、補強部材17に第1の回路基板11を取り付ける際に第1の回路基板11の外周部が接触する傾斜面43cを有する。傾斜面43cは、積層方向における支持部42の支持面42aの上方に位置しており、規制爪43bに連続して形成されている。傾斜面43cは、第1の突起33の傾斜面33a及び第2の突起34の傾斜面34aと同様に、Y方向から見たときにZ方向に対して傾斜している。図6に示すX方向に対向して配置された一対の補強部材17の各傾斜面43cに基づいて説明すれば、Z方向において支持部42側から離れるに従って、各傾斜面43cの対向する間隔が徐々に大きくなる傾きを傾斜面43cが有する。
第1の回路基板11の外周部に取り付けられた複数の補強部材17には、図6に示すように、X方向において第1の回路基板11の外周部に対向して配置された一組の補強部材17が含まれる。この一組の補強部材17の各傾斜面43cは、図16に示すように、第1の回路基板11を所定の位置へ導くための呼び込み範囲Rを構成しており、第1の回路基板11を予備的に位置決めする機能を有する。
図16に示すように、一組の補強部材17の各傾斜面43cの間の呼び込み範囲R内において、第1の回路基板11の外周部が各傾斜面43cに沿って下がることで、第1の回路基板11が呼び込み範囲Rの中心側へ予備的に位置決めされる。このように第1の回路基板11が予備的に位置決めされることで、第1の回路基板11を、支持ステー15の第1の突起33の傾斜面33aが位置決め可能な範囲内へ、各傾斜面43cによって円滑に導くことが可能になる。
図16において、規制爪43bによって規制された第1の回路基板11、つまり支持部42の支持面42a上に支持された第1の回路基板11を点線で示す。規制部43は、第1の回路基板11が規制爪43bによって規制された状態で、図16に示すように、第1の回路基板11の面内方向において、第1の回路基板11の外周部と支持片43aとの間に、所定のクリアランスC1が確保されている。また、規制部43は、第1の回路基板11が支持部42に支持された状態で、第1の回路基板11の厚み方向において、規制爪43bと第1の回路基板11との間に所定のクリアランスC2が確保されている。
クリアランスC1、C2は、例えば、0.2mm〜0.5mm程度に設定される。したがって、第1の回路基板11は、支持面42a上に支持された状態でクリアランスC1を有することで、面内方向における例えばX方向に対して±0.2mm〜0.5mm程度の範囲内で位置を微調整可能である。さらに、第1の回路基板11は、支持面42a上に支持された状態でクリアランスC2を有することで、面内方向に移動可能なので、面内方向における例えばY方向に対して位置を調整可能である。
支持部42の支持面42aに支持された第1の回路基板11は、規制部43の規制爪43bによってZ方向に対する移動が規制される。しかし、第1の回路基板11は、クリアランスC1、C2によって面内方向における例えばY方向に対する位置を調整可能な状態で支持部42に支持されている。
規制部43は、図16に示すように、傾斜面43cがX−Y平面に対してなす傾斜角θ、及びZ方向に対する傾斜面43cの寸法等を適宜調整することで、第1の回路基板11を所定の位置に導くことが可能な呼び込み範囲Rを調整することができる。このため、第1の回路基板11及び第2の回路基板12を搬送する搬送機構の搬送精度が低い場合であっても、呼び込み範囲Rを調整することで、一組の補強部材17の傾斜面43cによって、第1の回路基板11をX方向における所定の位置へ導くことが可能になる。
図16に示すように、第1の回路基板11を一組の補強部材17に取り付けるとき、第1の回路基板11は、外周部におけるヒートシンク16側の角部11bが、傾斜面43cに接触しながら、支持部42の支持面42a側へ押し込まれる。第1の回路基板11は、支持部42の支持面42a側へ押し込まれるときに、外周部の角部11bが一組の補強部材17の各傾斜面43cに沿って、傾斜面43cの上端側から下端側へ移動する。これにより、第1の回路基板11は、X方向において対向する一組の補強部材17の各傾斜面43cの間の所定の位置へ導かれる。
本実施形態における補強部材17は、第1の回路基板11のみの位置を規制するが、この構成に限定されるものではない。例えば、補強部材17は、第1の回路基板11及び第2の回路基板12の積層方向に対する位置をそれぞれ規制する第1の規制部及び第2の規制部を有してもよい。この構成の場合、例えば、第1の規制部と第2の規制部は、階段状に位置をずらして形成される。また、例えば、第2の規制部は、第1の規制部によって規制される第1の回路基板11の外周よりも外側に形成される。
(第1の実施形態の電子機器の製造方法)
図17は、第1の実施形態に係る電子機器1の製造方法を説明するためのフローチャートである。電子機器1の製造方法では、図17に示すように、搬送機構のロボットハンド25(図18C参照)によって第1の回路基板11を支持ステー15へ搬送し、第1の回路基板11の厚み方向に貫通する凹部22内を、ヒートシンク16上に設けられた支持ステー15の第1の突起33の傾斜面33aに接触させながら第1の回路基板11をヒートシンク16の上に載置する(ステップS1)。続いて、搬送機構のロボットハンド25(図18E参照)によって第2の回路基板12を支持ステー15へ搬送し、第2の回路基板12の厚み方向に貫通する凹部26内を、支持ステー15の第2の突起34の傾斜面34aに接触させながら第2の回路基板12を支持ステー15の支持部35上に載置する(ステップS2)。
ステップS1では、複数のロボットハンド25を用いて、ロボットハンド25によって第1の回路基板11をヒートシンク16の支持部16aへ搬送すると同時に、ロボットハンド25によって支持ステー15をヒートシンク16の支持部16aへ搬送してもよい。補強部材17を用いる場合には、例えば、ステップS1において、ヒートシンク16の支持部16aへ補強部材17を取り付けた後に、第1の回路基板11が補強部材17へ搬送される。この場合、補強部材17に第1の回路基板11が支持された状態で、支持ステー15がヒートシンク16の支持部16aへ搬送される。以下、補強部材17を用いる場合において、支持ステー15を介して第1の回路基板11及び第2の回路基板12をヒートシンク16に取り付ける工程を詳しく説明する。
図18Aは、第1の実施形態に係る電子機器1の製造方法において、ヒートシンク16を配置した状態を示す斜視図である。図18Bは、第1の実施形態に係る電子機器1の製造方法において、ヒートシンク16に補強部材17が取り付けられた状態を示す斜視図である。図18Cは、第1の実施形態に係る電子機器1の製造方法において、第1の回路基板11が補強部材17に支持された状態を示す斜視図である。
図18Dは、第1の実施形態に係る電子機器1の製造方法において、支持ステー15がヒートシンク16に取り付けられた状態を示す斜視図である。図18Eは、第1の実施形態に係る電子機器1の製造方法において、第2の回路基板12が支持ステー15上に取り付けられた状態を示す斜視図である。
まず、図18Aに示すように、ヒートシンク16が支持部16aを上方に向けて所定の位置に配置される。続いて、図18Bに示すように、ヒートシンク16の支持部16a上に、補強部材17が取り付けられる。補強部材17は、取付けピン41aが支持部16aの取付け穴20cに嵌め込まれるとともに、固定穴41bに通された固定ネジ30によって固定部41がヒートシンク16の支持部16a上に固定される。
つぎに、図18Cに示すように、ロボットハンド25によって保持された第1の回路基板11は、ヒートシンク16の支持部16aへ搬送される。支持部16aへ搬送された第1の回路基板11は、各補強部材17の傾斜面43c上に載せられる。続いて、第1の回路基板11は、例えば作業者によって補強部材17の傾斜面43cに沿って支持部42側へ押し込まれる。
このとき、第1の回路基板11は、図16に示すように、外周縁が補強部材17の傾斜面43cに沿って支持部42側へ下降することで、面内方向におけるX方向に対して所定の位置に導かれる。これにより、第1の回路基板11は、補強部材17の傾斜面43cによって、面内方向における所定の位置に予備的に位置決めされる。第1の回路基板11は、支持部42側へ更に押し込まれることで、規制爪43bを弾性変位させながら傾斜面43cを超えて、支持部42の支持面42a上に載置される。第1の回路基板11は、補強部材17の支持面42a上に支持されることで、Z方向に対して位置決めされるとともに、規制爪43bによってZ方向に対する位置が規制される。
実施形態は、X方向において対向して配置された一組の補強部材17の各傾斜面43cによって第1の回路基板11をX方向に対して予備的に位置決めする構成に限定されるものではない。一組の補強部材17は、Y方向において対向して配置されてもよい。一組の補強部材17がY方向において対向して配置された場合には、第1の回路基板11をY方向に対して予備的に位置決めすることができる。また、第1の回路基板11の外周部のX方向及びY方向において対向する各一組の補強部材17を配置することで、第1の回路基板11をX方向及びY方向に対してそれぞれ予備的に位置決めすることができる。
つぎに、図18Dに示すように、複数の支持ステー15がヒートシンク16の支持部16aに取り付けられる。支持ステー15は、取付けピン32aがヒートシンク16の支持部16aの取付け穴20aに嵌め込まれるとともに、支持ステー15の脚部32の固定穴32bに通した固定ネジ30が、ヒートシンク16の支持部16aのネジ穴20dに固定される。
このとき、支持ステー15の第1の突起33は、補強部材17の支持部42に支持された第1の回路基板11の凹部22内に進入する。続いて、第1の回路基板11の凹部22内に第1の突起33が接触すると、第1の回路基板11の凹部22が第1の突起33の傾斜面33aに沿って移動する。このように第1の突起33に対して凹部22が移動しながら、第1の回路基板11は、再度、支持部42の支持面42a上に載置される。これにより、第1の回路基板11は、ヒートシンク16の支持部16aに対して面内方向における所定の位置に位置決めされる。
つぎに、図18Eに示すように、搬送機構のロボットハンド25によって第2の回路基板12は、支持ステー15の梁部31へ搬送される。各支持ステー15の梁部31に搬送された第2の回路基板12は、各梁部31上に載置される。このとき、支持ステー15の第2の突起34は、第2の回路基板12の凹部26内へ進入する。
このように第2の回路基板12が梁部31に載置される際に、第2の回路基板12の凹部26内に第2の突起34が接触すると、第2の回路基板12の凹部26が第2の突起34の傾斜面34aに沿って支持部35側へ下がる。凹部26が第2の突起34の傾斜面34aのZ方向における下端まで下がったときに、第2の回路基板12は、支持部35の支持面35a上に載置される。このように第2の回路基板12は、第2の突起34の傾斜面34aのZ方向における上端側から下端側へ凹部26が移動することで、第1の回路基板11に対して面内方向における所定の位置へ位置決めされる。加えて、第2の回路基板12は、支持部35の支持面35a上に支持されることで、第1の回路基板11に対してZ方向における所定の位置へ位置決めされる。
支持ステー15の支持部35に支持された第2の回路基板12は、固定穴12bに通された固定ネジ30が支持部35の固定穴35bに固定されることで、各支持ステー15の梁部31に取り付けられる。
本実施形態の基板支持構造体10の製造工程は、搬送機構のロボットハンド25によって、第1の回路基板11及び第2の回路基板12の各切り欠き部23が保持されたが、ロボットハンド25を用いた自動組み立て工程に限定されるものではない。基板支持構造体10は、支持ステー15を用いて第1の回路基板11及び第2の回路基板12が手動で組み立てられてもよい。
第1の実施形態に係る電子機器1は、第1の回路基板11及び第2の回路基板12の積層方向に対して傾斜する傾斜面33a、34aが設けられて第1の回路基板11及び第2の回路基板12の各凹部22、26内にそれぞれ接触する第1の突起33及び第2の突起34と、第2の回路基板12を支持する支持部35と、を有する支持ステー15を備える。これによって、第1の突起33によって第1の回路基板11を面内方向に対して容易に位置決めするとともに、第2の突起34及び支持部35によって第2の回路基板12を面内方向及び積層方向に対して容易に位置決めすることができる。
例えば、第1の回路基板11に対して第2の回路基板12が適正な位置に置かれない場合でも、第2の回路基板12の凹部26内が第2の突起34の傾斜面34aに接することで第2の回路基板12が所定の位置へ導かれて支持部35上に載せられる。これにより、第2の回路基板12は、第1の回路基板11に対して面内方向と積層方向とに容易に位置決めされる。電子機器1によれば、支持ステー15によって第1の回路基板11及び第2の回路基板12が所定の位置に精度良く位置決めされて支持されるので、電子機器1の生産性を高め、製造コストを抑えることができる。
また、第1の実施形態は、第1の突起33及び第2の突起34の寸法及び各傾斜面33a、34aの角度と、凹部22、26内の寸法とを適宜調整することで、第1の回路基板11及び第2の回路基板12を所定の基準位置へ導くための呼び込み量を容易に調整することが可能になる。その結果、第1の回路基板11及び第2の回路基板12、支持ステー15は、搬送機構の搬送精度に応じて、上述の呼び込み量を調整した各突起33、34や凹部22、26が形成されることで、各第1の回路基板11及び第2の回路基板12の組み付け位置の位置決め精度を容易に高めることができる。
加えて、電子機器1の基板支持構造体10を、搬送機構のロボットハンド25を用いた自動組み立て工程で製造する場合、支持ステー15によって第1の回路基板11及び第2の回路基板12が所定の位置へ導かれて支持されるので、搬送機構に要求される回路基板の搬送位置の精度を緩めることが可能になる。その結果、電子機器1の生産性を更に高め、製造コストを抑えることができる。
また、第1の実施形態の電子機器1は、第1の回路基板11を支持する支持部42と、第1の回路基板11の積層方向に対する移動を規制する規制部43と、を有する補強部材17を備える。ヒートシンク16に固定された補強部材17によって第1の回路基板11の位置が規制されることで、支持ステー15に加わる衝撃及び振動等の外力に対する第1の回路基板11の支持状態の機械的強度を高めることができる。特に、モータ制御装置では、ヒートシンク16上に配置される第1の回路基板11にパワー半導体素子が配置されることで、第1の回路基板11全体の重量が大きくなる傾向にある。このような構成において、補強部材17を用いることで、第1の回路基板11の支持状態の安定性を高めることができる。
また、第1の実施形態の電子機器1における補強部材17は、積層方向における補強部材17の支持部42の上方で積層方向に対して傾斜するとともに第1の回路基板11の外周部が接触する傾斜面43cを有する。これにより、第1の回路基板11は、支持ステー15の第1の突起33によって面内方向における所定の位置に位置決めされる前に、例えばX方向に対して予備的に位置決めすることが可能になる。
その結果、例えば、搬送機構の搬送精度が±0.5mmを超える精度で第1の回路基板11を搬送する場合であっても、補強部材17の傾斜面43cによって、第1の突起33が第1の回路基板11を位置決め可能な範囲内へ第1の回路基板11を予備的に導くことができる。したがって、電子機器1によれば、搬送機構の搬送精度の不足を補うことが可能になるので、搬送機構の搬送精度が不十分な場合であっても、第1の突起33によって第1の回路基板11の位置決め精度を適正に確保することができる。
また、第1の実施形態の電子機器1における第1の回路基板11と第2の回路基板12は、支持ステー15によって位置決めされて支持されることで、第1の回路基板11と第2の回路基板12とが対向する面にそれぞれ配置された各コネクタ28を介して精度良く接続することができる。
また、第1の実施形態における第1の回路基板11及び第2の回路基板12の外周部には、回路基板を搬送する搬送機構が回路基板を保持するための切り欠き部23が設けられている。これにより、搬送機構のロボットハンド25によって第1の回路基板11及び第2の回路基板12を適正に保持して搬送することが可能になる。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態について図面を参照して説明する。第2の実施形態において、第1の実施形態と同一の構成部材には、第1の実施形態と同一の符号を付けて説明を省略する。第2の実施形態における第2の回路基板は、構成の一部が、第1の実施形態における第2の回路基板12と異なるが、便宜上、第2の回路基板12と同一符号を付けて説明する。第2の実施形態は、支持ステーによって3つの回路基板が支持される点が、第1の実施形態と異なる。第2の実施形態において、各図中のX、Y、Z方向は、第1の実施形態におけるX、Y、Z方向と同一である。
図19は、第2の実施形態に係る電子機器が有する基板支持構造体を示す斜視図である。図20は、第2の実施形態に係る電子機器が有する基板支持構造体を示す分解斜視図である。図19及び図20に示すように、第2の実施形態の電子機器が有する基板支持構造体50は、第1の回路基板11の上に所定の間隔をあけて第2の回路基板12及び第3の回路基板13を支持する支持ステー51を有する。
図21は、第2の実施形態における基板支持構造体50が有する第2の回路基板12の外形形状を示す平面図である。図22は、第2の実施形態における基板支持構造体50が有する第3の回路基板13の外形形状を示す平面図である。
図20及び図21に示すように、第2の回路基板12の外周部には、第2の回路基板12が支持ステー51に支持されたときに支持ステー51の後述する柱部55を進入させる切り欠き部38が形成されている。
第3の回路基板13の外周部には、図20及び図22に示すように、第3の回路基板13の厚み方向に貫通する円弧状の凹部39が設けられている。第3の回路基板13は、凹部39内に支持ステー51の後述する第3の突起58が接触することで、X−Y平面に平行な面内方向における所定の位置へ導かれる。また、第3の回路基板13は、固定ネジ30が通される複数の固定穴13bが貫通して設けられており、固定穴13bに通された固定ネジ30によって支持ステー51に固定される。
第1の回路基板11及び第2の回路基板12と同様に、第3の回路基板13の外周部の両側には、搬送機構のロボットハンド25が第3の回路基板13を保持するための矩形状の複数の切り欠き部23が形成されている。また、第3の回路基板13上には、図19及び図20に示すように、各種の電子部品群19がそれぞれ実装されるとともに、電子部品と接続ケーブルを介して接続されるコネクタ29が設けられている。
図23は、第2の実施形態における基板支持構造体50が有する支持ステー51を示す斜視図である。図24は、第2の実施形態における基板支持構造体50が有する支持ステー51を示す平面図である。図25は、第2の実施形態における基板支持構造体50が有する支持ステー51を示す正面図である。図26は、第2の実施形態における基板支持構造体50が有する支持ステー51を示す側面図である。
図23、図24及び図25に示すように、第2の実施形態における支持ステー51は、梁部53と、梁部53の両端を支持する一組の脚部54と、を有する。梁部53は、第2の回路基板12の両端部に掛け渡される。また、支持ステー51は、第1の回路基板11の凹部22内に接触する第1の突起56と、第2の回路基板12の凹部26内に接触する第2の突起57と、第3の回路基板13の凹部39内に接触する第3の突起58と、を有する。
また、支持ステー51は、第2の回路基板12の第1の回路基板11側の面、及び第3の回路基板13の第2の回路基板12側の面をそれぞれ支持する複数の支持部61を有する。支持部61は、第2の回路基板12を支持する第1の支持面61aと、第3の回路基板13を支持する第2の支持面61bと、を有する。
梁部53には、複数の支持部61が設けられている。図23及び図24に示すように、脚部54は、梁部53の両端に設けられている。脚部54は、ヒートシンク16の支持部16aの取付け穴20aに嵌め込まれる複数の取付けピン54aと、ヒートシンク16の支持部16aに脚部54を固定するための固定穴54bと、を有する。図23及び図26に示すように、脚部54の固定穴54bの周囲には、図示しないねじ止め用の工具を進入させるための凹部54cが形成されている。また、第2の実施形態におけるヒートシンク16の支持部16aには、図20に示すように、脚部54の複数の取付けピン54aがそれぞれ嵌め込まれる複数の取付け穴20aが設けられている。
図23及び図25に示すように、第1の突起56は、一組の脚部54における互いに対向する側面54dにそれぞれ設けられている。第1の突起56は、図25に示すように、脚部54の側面54dからX方向へ突出する突出量が、図25の紙面の上端側から下端側に向かって徐々に大きくなる四角錐台状に形成されている。
したがって、第1の突起56は、Z方向に直交する断面積が、Z方向における上端側から下端側に向かって次第に大きくなるテーパ状に形成されている。これにより、第1の突起56は、Y方向から見たときにZ方向に対して傾斜する傾斜面56aを有する。また、脚部54の側面54dの一対の第1の突起56、56における各傾斜面56aは、Z方向において梁部53側へ近づくに従って、各傾斜面56aの対向する間隔が徐々に大きくなる傾きを有する。
第2の突起57は、図23、図25及び図26に示すように、梁部53の両端部の上面53aにそれぞれ設けられている。第2の突起57は、梁部53の上面53aからZ方向に突出する円錐台状に形成されている。したがって、第2の突起57は、第1の突起56と同様に、積層方向であるZ方向に直交する断面積が、積層方向における上端側から下端側に向かって次第に大きくなるテーパ状に形成されている。これにより、第2の突起57は、Y方向から見たときにZ方向に対して傾斜する傾斜面57aを有する。また、梁部53上の一対の第2の突起57、57における各傾斜面57aは、Z方向において梁部53の上面53aから離れるに従って、各傾斜面57aの対向する間隔が徐々に大きくなる傾きを有する。
梁部53の上面53aには、脚部54に連続して柱部55が設けられている。第3の突起58は、柱部55の上面55aに設けられている。第3の突起58は、柱部55の上面55aからZ方向に突出する円錐台状に形成されている。したがって、第3の突起58は、第2の突起57と同様に、積層方向であるZ方向に直交する断面積が、積層方向における上端側から下端側に向かって次第に大きくなるテーパ状に形成されている。これにより、第3の突起58は、Y方向から見たときにZ方向に対して傾斜する傾斜面58aを有する。また、柱部55上の一対の第3の突起58、58における各傾斜面58aは、Z方向において柱部55の上面55aから離れるに従って、各傾斜面58aの対向する間隔が徐々に大きくなる傾きを有する。
また、第1の突起56、第2の突起57及び第3の突起58の各外形寸法は、第1の回路基板11の凹部22内、第2の回路基板12の凹部26内及び第3の回路基板13の凹部39内の各寸法よりもやや小さく形成されている。支持ステー51は、第1、第2及び第3の回路基板11、12、13を位置決めした状態で、第1、第2及び第3の突起56、57、58の各下端側と各凹部22、26、39内との間に所定のクリアランスが確保されている。
支持部61は、梁部53の上面53aに設けられた円柱状の凸部62を有する。第1の支持面61aは、凸部62の端面に設けられている。第1の支持面61aの中央には、第2の回路基板12を固定するための固定穴61cが設けられている。第2の回路基板12は、各支持部61の第1の支持面61aに支持された状態で、第2の回路基板12の固定穴12bに通された固定ネジ30が、固定穴61cに固定される。第2の支持面61bは、柱部55の上面55aに設けられている。第2の支持面61bの中央には、図23及び図24に示すように、第3の回路基板13を固定するための固定穴61dが設けられている。第3の回路基板13は、各支持部61の第2の支持面61bに支持された状態で、第3の回路基板13の固定穴13bに通された固定ネジ30が、固定穴61dに固定される。
第1の支持面61a及び第2の支持面61bは、図25及び図26に示すように、積層方向であるZ方向において階段状に形成されている。第1の支持面61aは、第2の突起57に隣接して設けられている。第2の支持面61bは、第3の突起58に隣接して設けられている。
(第2の実施形態の電子機器の製造方法)
図27は、第2の実施形態に係る電子機器の製造方法において、第2の回路基板12が取り付けられた支持ステー51に第3の回路基板13を取り付ける状態を示す斜視図である。
第2の実施形態においても、第1の回路基板11の凹部22内に第1の突起56が接触することで第1の回路基板11が位置決めされるとともに、第2の回路基板12の凹部26内に第2の突起57が接触することで第2の回路基板12が位置決めされる。第1の回路基板11及び第2の回路基板12を支持ステー51に取り付ける工程は、第1の実施形態における各工程と同様であるので説明を省略する。
支持ステー51に第2の回路基板12を取り付けた後、図27に示すように、搬送機構のロボットハンド25によって第3の回路基板13は、支持ステー51の柱部55へ搬送される。各支持ステー51の梁部53に搬送された第3の回路基板13は、各柱部55の第2の支持面61b上に載置される。このとき、支持ステー51の第3の突起58は、第3の回路基板13の凹部39内へ進入する。
このように第3の回路基板13が柱部55に載置される際に、第3の回路基板13の凹部39内に第3の突起58が接触すると、第3の回路基板13の凹部39が第3の突起58の傾斜面58aに沿って第2の支持面61b側へ下がり、第3の回路基板13は、支持部61の第2の支持面61b上に載置される。第3の回路基板13は、第3の突起58の傾斜面58aのZ方向における上端側から下端側へ凹部39が移動することで、第1の回路基板11に対して面内方向における所定の位置へ位置決めされる。また、第3の回路基板13は、支持部61の第2の支持面61b上に支持されることで、第1の回路基板11に対してZ方向における所定の位置へ位置決めされる。
上述した第2の実施形態は、第1、第2及び第3の回路基板11、12、13を位置決めする第1、第2及び第3の突起56、57、58と、第2及び第3の回路基板12、13を支持する第1及び第2の支持面61a、61bと、を有する支持ステー51を備える。これにより、第1の回路基板11に対して、第2の回路基板12及び第3の回路基板13を面内方向及び積層方向に対して容易に位置決めすることができる。
また、第2の実施形態における第1の回路基板11と第2の回路基板12は、支持ステー51によって位置決めされて支持されることで、第1の回路基板11と第2の回路基板12とが対向する面にそれぞれ配置された各コネクタ28を介して精度良く接続することができる。
第2の実施形態では、第1の回路基板11と第2の回路基板12とがコネクタ28を介して接続されたが、第1の回路基板11と第3の回路基板13とがコネクタ28を介して接続されてもよい。この場合、第1の回路基板11のコネクタ28は、支持ステー51に支持された第2の回路基板12を間に挟んで、第3の回路基板13のコネクタ28と接続される。支持ステー51によって第1の回路基板11と第3の回路基板13との相対位置が高精度に位置決めされているので、積層方向に離れて配置された第1の回路基板11と第3の回路基板13とを各コネクタ28を介して高精度に接続することが可能になる。
なお、第2の実施形態は、3つの第1、第2及び第3の回路基板11、12、13が支持ステー51に支持されたが、支持ステー51が支持する回路基板の個数を限定するものではない。積層する回路基板の個数に応じて、支持ステーは、複数の突起と、複数の支持面と、を有してよい。特に、電子機器の基板支持構造体は、複数のサーボモータにそれぞれ対応する個数の回路基板を有する。第2の実施形態は、サーボモータの個数の増加に伴って多数の回路基板を有するモータ制御装置に適用されて好ましい。実施形態によれば、多数の回路基板の相対位置を容易に位置決めできるので、特に、ロボットハンドを用いた自動組み立て工程に適用された場合に、作業者の位置決め作業を減らし、回路基板の搬送精度を緩めることが可能になる。
(変形例)
第2の実施形態では、第1の回路基板11が補強部材17の支持部42に支持されたが、第1の回路基板11が支持ステーに支持されてもよい。変形例の基板支持構造体において、第2の実施形態と同一部材には、第2の実施形態と同一の符号を付けて説明を省略する。図28は、第2の実施形態における支持ステーの変形例を示す模式図である。
図28に示すように、変形例の基板支持構造体64は、第1、第2及び第3の回路基板11、12、13を互いに間隔をあけてそれぞれ支持する支持ステー65を有する。支持ステー65は、第1の回路基板11の凹部22内に接触する第1の突起66と、第2の回路基板12の凹部26内に接触する第2の突起67と、第3の回路基板13の凹部39内に接触する第3の突起68と、を有する。第1、第2及び第3の突起66、67、68は、Y方向から見たときにZ方向に対して傾斜する傾斜面66a、67a、68aを有する。
また、支持ステー65は、第1、第2及び第3の回路基板11、12、13をそれぞれ支持する支持部70を有する。支持部70は、第1の回路基板11を支持する第1の支持面71と、第2の回路基板12を支持する第2の支持面72と、第3の回路基板13を支持する第3の支持面73と、を有する。第1の支持面71、第2の支持面72、及び第3の支持面73は、積層方向であるZ方向において階段状に形成されている。
第1、第2及び第3の突起66、67、68は、第1、第2及び第3の支持面71、72、73にそれぞれ隣接して設けられている。第2の支持面72は、Z方向において第1の突起66と第2の突起67との間に設けられている。第3の支持面73は、Z方向において第2の突起67と第3の突起68との間に設けられている。
変形例では、第1の回路基板11、第2の回路基板12、第3の回路基板13の順に外形寸法が大きくなっている。あるいは、第1、第2及び第3の回路基板11、12、13は、支持ステー65に支持される外周部の一部における面内方向に対する寸法が、第1の回路基板11、第2の回路基板12、第3の回路基板13の順に大きくなっている。これにより、第1、第2及び第3の回路基板11、12、13は、階段状に配置された第1、第2及び第3の支持面71、72、73にそれぞれ支持される。変形例の支持ステー65を用いる構成においても、必要に応じて、補強部材17が用いられてもよい。
変形例においても、第2の実施形態と同様に、支持ステー65に対して、第1の回路基板11から第3の回路基板13まで順にそれぞれ取り付けられる。変形例では、例えば、第1の回路基板11のコネクタ28と、第3の回路基板13のコネクタ28とが接続されている。第2の回路基板12は、第1及び第3の回路基板11、13の各コネクタ28に対応する位置に切り欠き部75が形成されており、各コネクタ28が第2の回路基板12を貫通して配置されている。
変形例は、第1、第2及び第3の回路基板11、12、13を位置決めする第1、第2及び第3の突起66、67、68と、第1、第2及び第3の回路基板11、12、13を支持する第1、第2及び第3の支持面71、72、73と、を有する支持ステー65を備える。これにより、第2の実施形態と同様に、第1、第2及び第3の回路基板11、12、13の相対位置をそれぞれ容易に位置決めすることができる。
また、変形例によれば、支持ステー65に支持された第2の回路基板12を挟んで離間する第1の回路基板11と第3の回路基板13とが、支持ステー65によって位置決めされて支持される。これにより、第1の回路基板11と第3の回路基板13とをコネクタ28を介して精度良く接続することができる。
なお、上述した第1及び第2の実施形態、変形例では、回路基板に凹部が設けられるとともに、支持ステーに突起が設けられたが、この構成に限定されるものではない。回路基板に突起が設けられるとともに、支持ステーに凹部が設けられてもよい。この構成を第1の実施形態に適用した場合、例えば、第1の回路基板11に第1の突起が設けられ、第2の回路基板12に第2の突起が設けられる。また、支持ステー15には、第1の突起が接触する第1の凹部と、第2の突起が接触する第2の凹部が設けられる。このように電子機器における回路基板と支持ステーとの間で、突起と凹部が逆に配置される構成においても、本実施形態と同様の効果を奏することができる。
さらなる効果及び変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細及び代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲及びその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 電子機器
11 第1の回路基板
12 第2の回路基板
15 支持ステー
16 ヒートシンク
17 補強部材
22 凹部
25 ロボットハンド
26 凹部
33 第1の突起
33a 傾斜面
34 第2の突起
35 支持部
35a 支持面
42 支持部
43 規制部
43b 規制爪
43c 傾斜面

Claims (11)

  1. 厚み方向に貫通する凹部が外周部に設けられた第1の基板及び第2の基板と、
    前記第1の基板の上に所定の間隔をあけて前記第2の基板を支持する支持部材と、を備え、
    前記支持部材は、前記第1の基板と前記第2の基板との積層方向に対して傾斜する面が設けられて前記第1の基板及び前記第2の基板の前記凹部内にそれぞれ接触する第1の突起及び第2の突起と、前記第2の基板における前記第1の基板側の面を支持する支持部と、を有する、電子機器。
  2. 前記支持部材の前記支持部は、前記第1の基板における前記第2の基板側の反対側の面を支持する第1の支持面と、前記第2の基板における前記第1の基板側の面を支持する第2の支持面と、を有し、前記第1の支持面及び前記第1の突起と、前記第2の支持面及び前記第2の突起とが、階段状に設けられている、請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記第1の基板及び前記第2の基板は、前記第1の基板と前記第2の基板とが対向する面にそれぞれ配置されたコネクタを介して接続されている、請求項1または2に記載の電子機器。
  4. 前記第1の基板及び前記第2の基板は、前記支持部材に支持された少なくとも1つの基板を間に挟む、請求項3に記載の電子機器。
  5. 前記第1の基板及び前記第2の基板の外周部には、基板を搬送する搬送機構が基板を保持するための切り欠き部が設けられている、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の電子機器。
  6. 前記支持部材が固定される基台と、
    前記第1の基板及び前記第2の基板の少なくとも1つの基板における前記基台側の面を支持する支持部と、前記少なくとも1つの基板の前記積層方向に対する移動を規制する規制部と、を有し、前記基台に固定される補強部材と、を更に備える、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の電子機器。
  7. 前記補強部材は、前記積層方向における前記補強部材の前記支持部の上方で前記積層方向に対して傾斜するとともに前記少なくとも1つの基板の外周部が接触する面を有する、請求項6に記載の電子機器。
  8. 第1の基板及び第2の基板と、
    前記第1の基板の上に所定の間隔をあけて前記第2の基板を支持する支持部材と、を備え、
    前記支持部材は、前記第1の基板と前記第2の基板の積層方向に貫通する凹部と、前記第2の基板における前記第1の基板側の面を支持する支持部と、を有し、
    前記第1の基板及び前記第2の基板の外周部には、前記積層方向に対して傾斜する面が設けられて前記支持部材の前記凹部内にそれぞれ接触する第1の突起及び第2の突起が設けられている、電子機器。
  9. 前記第1の基板及び前記第2の基板には、モータを制御する制御部が設けられている、請求項1ないし8のいずれか1項に記載の電子機器。
  10. 搬送機構によって第1の基板を、前記第1の基板の上に所定の間隔をあけて第2の基板を支持する支持部材へ搬送し、前記第1の基板の厚み方向に貫通する凹部内を、基台上に設けられた前記支持部材の第1の突起における前記第1の基板と前記第2の基板との積層方向に傾斜する面に接触させながら、前記第1の基板を前記基台上に載置することと、
    前記搬送機構によって第2の基板を搬送し、前記第2の基板の厚み方向に貫通する凹部内を、前記支持部材の第2の突起における前記積層方向に傾斜する面に接触させながら、前記第2の基板を前記支持部材の支持部上に載置することと、
    を含む、電子機器の製造方法。
  11. 搬送機構によって第1の基板を、前記第1の基板の上に所定の間隔をあけて第2の基板を支持する支持部材へ搬送し、前記第1の基板の突起における前記第1の基板と前記第2の基板との積層方向に傾斜する面を、基台上に設けられた前記支持部材の、前記積層方向に貫通する第1の凹部内に接触させながら、前記第1の基板を前記基台上に載置することと、
    前記搬送機構によって第2の基板を搬送し、前記第2の基板の突起における前記積層方向に傾斜する面を、前記支持部材の、前記積層方向に貫通する第2の凹部内に接触させながら、前記第2の基板を前記支持部材の支持部上に載置することと、
    を含む、電子機器の製造方法。
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