JP2016052135A - 電力変換装置 - Google Patents

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均 清水
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Ryuji Kikuchi
菊池  竜治
義明 石澤
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義明 石澤
秀和 布野
Hidekazu Funo
布野  秀和
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Takanori Shintani
貴範 新谷
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Abstract

【課題】冷却性能を向上させるとともに製造コストの低減化を図り、かつ組立作業の作業効率の向上を図ること。【解決手段】第1基板10に実装された第1半導体素子11を放熱させるためのフィンユニット30と、第1半導体素子11を収容する装置本体を構成し、かつフィンユニット30と第1半導体素子11とが熱的に接続することを許容するサポート40とを備え、サポート40は、基板配設領域Sを囲繞する態様で形成され、かつ第1基板10が相対的に近接する場合に、第1基板10を基板配設領域Sに案内して固定する固定ガイド部材47を有するフレーム部41と、フレーム部41における互いに対向する部位どうし、あるいは互いに隣接する部位どうしを連結する梁部42とを備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、例えば昇降機や空調機等の制御において用いられる電力変換装置に関するものである。
従来、例えば昇降機や空調機等の制御において電力変換装置が用いられており、この種の電力変換装置は、例えばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)素子等を備えたパワー半導体モジュールが基板に実装された状態で装置本体に収納されている。
このような電力変換装置では、パワー半導体モジュールが発する高熱を放出させるためのヒートシンクが設けられており、パワー半導体モジュールは、サポートに形成された開口を進入してヒートシンクに締結部材により締結されることで熱的に接続されている。
サポートは、装置本体を構成するものであって、組立作業の際に基板を所定の領域に配設する際のガイドとしての機能を有するものであり、組立作業の作業効率を向上させるために必要な部材である。このようなサポートは、上記開口のみが形成された直方体状の形状を成していた(例えば、特許文献1参照)。
特許第4548619号公報
ところが、上述した特許文献1に提案されている電力変換装置では、サポートは、パワー半導体モジュールの通過を許容する開口のみが形成された直方体状の形態を成すものであったので、次のような問題があった。
すなわち、ヒートシンクにおけるパワー半導体モジュールが取り付けられる面は、上記開口に対応する部分以外はサポートに覆われることとなり、冷却性能が十分に良好とはいえなかった。しかもサポートにおけるヒートシンクを覆う部分は、サポートの機能を発揮する部分ではないにも関わらず、当該部分を製造するための材料が必要とされ、結果的に製造コストの増大化を招来していた。
本発明は、上記実情に鑑みて、冷却性能を向上させるとともに製造コストの低減化を図り、かつ組立作業の作業効率の向上を図ることができる電力変換装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る電力変換装置は、基板に実装されたパワー半導体モジュールを放熱させるためのヒートシンクと、前記パワー半導体モジュールを収容する装置本体を構成し、かつ前記ヒートシンクと前記パワー半導体モジュールとが熱的に接続することを許容するサポートとを備えた電力変換装置であって、前記サポートは、予め決められた基板配設領域を囲繞する態様で形成され、かつ前記基板が相対的に近接する場合に、該基板を前記基板配設領域に案内して固定する固定ガイド部材を有するフレーム部と、前記フレーム部における互いに対向する部位どうし、あるいは互いに隣接する部位どうしを連結する梁部とを備えたことを特徴とする。
また本発明は、上記電力変換装置において、前記固定ガイド部材は、前記フレーム部の所定個所において先端部が前記ヒートシンクから離隔する方向に向けて延在する態様で形成されるものであり、前記先端部に形成され、かつ前記ヒートシンクに近接するに連れて前記基板配設領域に漸次近接するよう傾斜する固定傾斜部と、基端部から前記固定傾斜部に至る所定箇所に形成され、かつ前記基板配設領域に向けて突出する固定爪部とを備えたことを特徴とする。
また本発明は、上記電力変換装置において、前記サポートは、前記ヒートシンクに熱的に接続された半導体素子の端子を、該半導体素子の本体部に近接離反する態様で揺動することを規制して保持する溝形状の保持部を有することを特徴とする。
また本発明は、上記電力変換装置において、前記サポートは、前記フレーム部の所定個所において、前記基板配設領域と外部との間で空気の通過を許容するスリットが形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、サポートは、予め決められた基板配設領域を囲繞する態様で形成されたフレーム部と、フレーム部における互いに対向する部位どうし、あるいは互いに隣接する部位どうしを連結する梁部とで構成されているので、ヒートシンクにおけるパワー半導体モジュールの取付面を必要以上に覆うことがなく、ヒートシンクの取付面の露出面積を拡大させることができる。これにより、かかるヒートシンクを通じての冷却性能の向上を図ることができる。また、フレーム部と梁部とで構成することで、従来のように、ヒートシンクの取付面を覆う部分を形成していないので、かかる部分に要する材料を低減させることができ、製造コストの低減化を図ることができる。更に、フレーム部の固定ガイド部材が、基板が相対的に近接する場合に、該基板を基板配設領域に案内して固定するので、従来のように専用の治具や位置合わせ機構等を必要とせずに、サポートに対する基板の位置合わせを容易なものとすることができ、これにより組立作業の作業効率を向上させることができる。従って、冷却性能を向上させるとともに製造コストの低減化を図り、かつ組立作業の作業効率の向上を図ることができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態である電力変換装置の要部を示す斜視図である。 図2は、図1に示した電力変換装置の要部の分解斜視図である。 図3は、図2に示したフィンユニット、サポート及び第2半導体素子を示す分解斜視図である。 図4は、本発明の実施の形態である電力変換装置の組立作業の工程を前方から見た場合を示す説明図である。 図5は、本発明の実施の形態である電力変換装置の組立作業の工程を前方から見た場合を示す説明図である。 図6は、本発明の実施の形態である電力変換装置の組立作業の工程を前方から見た場合を示す説明図である。 図7は、本発明の実施の形態である電力変換装置の要部を前方から見た場合を示す縦断面図である。 図8は、本発明の実施の形態である電力変換装置に適用されるサポートの変形例を示す斜視図である。 図9は、図8に示したサポートを用いた例を示す斜視図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る電力変換装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態である電力変換装置の要部を示す斜視図であり、図2は、図1に示した電力変換装置の要部の分解斜視図である。ここで例示する電力変換装置は、例えば昇降機や空調機等の制御に用いられるものであり、第1基板10、第2基板20、フィンユニット30及びサポート40を備えて構成されている。
第1基板10は、略矩形状の板状体であり、種々の回路や素子が実装されるものである。この第1基板10の下面には、例えばIGBT素子等のパワー半導体モジュールを構成する第1半導体素子11が実装されている。
かかる第1基板10においては、前端部に第1ガイド孔12が形成されているとともに、前端部の左右両端部分、左端部の中央部分及び後端部の右端部分には第1切欠部13が形成されている。また、第1基板10において第1半導体素子11が実装される領域には、該第1半導体素子11に形成された締結孔(図示せず)に一致する態様で複数(図示の例では2つ)の締結孔14が形成されており、これら締結孔14の左側には、複数(図示の例では2つ)の固定孔15が形成されている。
第2基板20は、略矩形状の板状体であり、種々の回路や素子が実装されるものである。この第2基板20は、第1基板10よりも上方に配置されるものである。かかる第2基板20においては、前端部の左右両端部に第2ガイド孔21が形成されているとともに、前端部の中央部分、後端部の左右両端部分には第2切欠部22が形成されている。また第2基板20の後端部には取付用孔23が形成されている。
フィンユニット30は、例えばアルミニウム(又はアルミニウム合金)等の良好な熱伝導性を有する高熱伝導性材料から形成されたものでヒートシンクを構成するものである。このフィンユニット30は、図3にも示すように、ベース部31と複数のフィン39とを備えて構成されている。
ベース部31は、略平板状の形態を成している。このベース部31の上面には、前後方向が長手方向となる態様で上方に突出する2つの突部32,33が形成されている。これら突部32,33のうち、右方側の突部32(以下、第1突部32ともいう)の中央領域には、複数(図示の例では2つ)の締結孔34が形成されている。この第1突部32には、伝熱性に優れたサーマルグリスが塗布されている。左方側の突部33(以下、第2突部33ともいう)には、複数(図示の例では2つ)の固定孔35が形成されている。
また、ベース部31には、係止片36が設けられている。係止片36は、ベース部31の右側部及び左側部に前後2つずつ形成されている。係止片36は、上面及び下面が開口した筒状のカバー60に形成された係止孔61に進入してフィンユニット30とカバー60とを係止させるものである。このカバー60は、フィンユニット30及びサポート40とともに電力変換装置の装置本体を構成するものである。
複数のフィン39は、それぞれ薄板状の形態を成している。これらフィン39は、ベース部31の下面において個々が前後方向に沿って延在する態様で左右方向に並ぶよう起立姿勢にて配設されている。
サポート40は、図3にも示すように、例えば樹脂材料や金属材料により形成される略矩形状のフレーム部41を形成する各壁部41a〜41dの内側に補強用の梁部42を形成したものである。つまり、フレーム部41のうち互いに対向する壁部41a〜41dどうし、あるいは互いに隣接する壁部41a〜41dどうしを梁部42で連結したものであり、フィンユニット30の上側に配設されるものである。このサポート40の前端部の左右両端部分及び後端部の右端部分には切欠部43が形成されている。このサポート40のフレーム部41(壁部41a〜41d)は上方に向けて延在する態様で形成されており、かかるフレーム部41に囲繞される領域が基板配設領域Sとされている。
かかるサポート40は、取付孔44、第1開口45、第2開口46、固定ガイド部材47、ガイドロッド48及びスリット49を備えて構成されている。
取付孔44は、複数(図示の例では2つ)設けられており、一方は、前端部における切欠部43の近傍に形成され、他方は、後端部における切欠部43の近傍に形成されている。
第1開口45は、サポート40の左側の中央領域において梁部42aにより前後に区画されて形成されている。これら第1開口45は、上記第1半導体素子11とは異なる他のパワー半導体モジュールを構成する2つの第2半導体素子70のうち対応するものの進入を許容するものである。ここで各第2半導体素子70には、本体部71に固定孔71aが形成されている。
各第1開口45の左縁部となる壁部41b(以下、左方壁部41bともいう)の内壁面には、複数(図示の例では4つ)の保持部50が形成されている。これら保持部50は、上方から見た場合にコ字状を成す態様で上方に向けて突出している。つまり、保持部50は、上下方向に沿って延在する溝部50aを備えた溝形状を有するものである。保持部50の溝部50aは、前方若しくは後方に開放した状態で形成されている。
また、上記左方壁部41bのうち各第1開口45に対応する部位には、右方に向けて突出する係止アーム51が形成されている。これら係止アーム51の先端部は、上記梁部42aに向けて突出する形態を成しており、係止アーム51の先端部と梁部42aとの離間距離は第2半導体素子70の本体部71の前後幅よりも僅かに小さいものである。更に、各第1開口45の右縁部となる梁部42bには、左方に向けて突出する押え片52が形成されている。
第2開口46は、矩形状を成すもので、第1開口45の右側に形成されている。この第2開口46は、上記第1半導体素子11が進入することを許容するものである。
固定ガイド部材47は、複数(図示の例では3つ)あり、サポート40のフレーム部41を構成する各壁部41a〜41dのうち右方側の壁部41d(以下、右方壁部41dともいう)、左方壁部41b並びに前方側の壁部41a(以下、前方壁部41aともいう)に1つずつ設けられている。
右方壁部41dに設けられている固定ガイド部材47(以下、右側固定ガイド471ともいう)は、右方壁部41dを切り欠いた部分において該壁部41dよりも上方に向けて突出する態様で先端部が上方に向けて延在するよう形成されている。より詳細に説明すると、右側固定ガイド471は、第2開口46の右側において、先端部がフィンユニット30から離隔する方向に向けて延在する態様で形成されている。この右側固定ガイド471は、図4に示すように、右側固定傾斜部471a及び右側固定爪部471bを有している。
右側固定傾斜部471aは、右側固定ガイド471の先端部(上端部)において、下方に向かうに連れて漸次左方に傾斜する態様で形成されている。つまり、右側固定傾斜部471aは、右側固定ガイド471の先端部において、フィンユニット30に近接するに連れて基板配設領域Sに漸次近接するよう傾斜する態様で形成されている。
右側固定爪部471bは、右側固定傾斜部471aの下方域において左方に向けて突出する態様で形成されている。つまり、右側固定爪部471bは、右側固定ガイド471の基端部から右側固定傾斜部471aに至る所定箇所において、基板配設領域Sに向けて突出する態様で形成されている。
左方壁部41bに設けられている固定ガイド部材47(以下、左側固定ガイド472ともいう)は、左方壁部41bを切り欠いた部分において該壁部41bよりも上方に向けて突出する態様で先端部が上方に向けて延在するよう形成されている。より詳細に説明すると、左側固定ガイド472は、第1開口45よりも後方側において、先端部がフィンユニット30から離隔する方向に向けて延在する態様で形成されている。この左側固定ガイド472は、上記右側固定ガイド471と延在長さが一致している。かかる左側固定ガイド472は、図4に示すように、左側固定傾斜部472a及び左側固定爪部472bを有している。
左側固定傾斜部472aは、上記右側固定傾斜部471aと同等の高さレベルに形成されるもので、左側固定ガイド472の先端部(上端部)において、下方に向かうに連れて漸次右方に傾斜する態様で形成されている。つまり、左側固定傾斜部472aは、左側固定ガイド472の先端部において、フィンユニット30に近接するに連れて基板配設領域Sに漸次近接するよう傾斜する態様で形成されている。
左側固定爪部472bは、上記右側固定爪部471bと同等の高さレベルに形成されるもので、左側固定傾斜部472aの下方域において左方に向けて突出する態様で形成されている。つまり、左側固定爪部472bは、左側固定ガイド472の基端部から左側固定傾斜部472aに至る所定箇所において、基板配設領域Sに向けて突出する態様で形成されている。
前方壁部41aに設けられている固定ガイド部材47(以下、前側固定ガイド473ともいう)は、前方壁部41aの切り欠いた部分において該壁部41aよりも上方に向けて突出する態様で先端部が上方に向けて延在するよう形成されている。より詳細に説明すると、前側固定ガイド473は、先端部がフィンユニット30から離隔する方向に向けて延在する態様で形成されている。この前側固定ガイド473は、上記右側固定ガイド471及び上記左側固定ガイド472と延在長さが一致している。かかる前側固定ガイド473は、前側固定傾斜部473a及び前側固定爪部473bを有している。
前側固定傾斜部473aは、上記右側固定傾斜部471a及び上記左側固定傾斜部472aと同等の高さレベルに形成されるもので、前側固定ガイド473の先端部(上端部)において、下方に向かうに連れて漸次後方に傾斜する態様で形成されている。つまり、前側固定傾斜部473aは、前側固定ガイド473の先端部において、フィンユニット30に近接するに連れて基板配設領域Sに漸次近接するよう傾斜する態様で形成されている。
前側固定爪部473bは、上記右側固定爪部471b及び上記左側固定爪部472bと同等の高さレベルに形成されるもので、前側固定傾斜部473aの下方域において後方に向けて突出する態様で形成されている。つまり、前側固定爪部473bは、前側固定ガイド473の基端部から前側固定傾斜部473aに至る所定箇所において、基板配設領域Sに向けて突出する態様で形成されている。
ガイドロッド48は、複数(図示の例では2つ)あり、サポート40の前端部における左右の切欠部43の近傍に1つずつ設けられている。これらガイドロッド48は、上方に向けて延在するものであり、先端に向かうにつれて外径が漸次小さくなるテーパー形状を成している。これらガイドロッド48は、第1基板10に形成された第1ガイド孔12及び第2基板20に形成された第2ガイド孔21の内径よりも外径が小さいものである。
スリット49は、サポート40の前方壁部41a及び後方側の壁部41cの下方側において左右に分離して形成されている。このスリット49は、基板配設領域Sと外部との間で空気の通過を許容するものである。
尚、図2中の符号80は、第1基板10と第2基板20との間に配設される絶縁板である。この絶縁板80の前端部の左右両端部に上記第2ガイド孔21と同一の径を有する第3ガイド孔81が形成されている。
このような構成を有するサポート40を用いて次のようにして電力変換装置を組み立てることができる。
まず、サポート40の第1開口45に下方側から第2半導体素子70を相対的に進入させてサポート40に第2半導体素子70を仮保持させる。この場合、第2半導体素子70の本体部71は、係止アーム51の弾性復元力により梁部42aと係止アーム51とに挟まれるとともに押え片52に当接される。また、第2半導体素子70の各端子72は、保持部50の溝部50aを下方より挿通することとなる。
このように第2半導体素子70を仮保持させたサポート40をフィンユニット30のベース部31の上面に載置させる。より詳細には、サポート40の取付孔44をベース部31の取付孔31aにそれぞれ一致させるとともに、第2半導体素子70の固定孔71aをベース部31の固定孔35にそれぞれ一致させる。更に、サポート40の第2開口46にベース部31の第1突部32が進入して締結孔34が該第2開口46を通じて露出した状態となる。
次に、下面に第1半導体素子11が実装された第1基板10を上方よりサポート40に近接させる。この場合において、サポート40に形成された2つのテーパー形状を有するガイドロッド48のうち左方側のガイドロッド48が対応する第1基板10の第1ガイド孔12に挿通することで、第1基板10が基板配設領域Sよりも僅かに前側あるいは後側に位置している場合でも、ガイドロッド48の挿通量が増大することで、サポート40に対して第1基板10を相対的に後方あるいは前方に移動させることができる。
また、第1基板10を上方よりサポート40に近接させる場合に、図4に示すように、サポート40の右方壁部41d及び左方壁部41bには右側固定ガイド471及び左側固定ガイド472がそれぞれ形成されているとともに、前方壁部41aには前側固定ガイド473が形成されていることから、第1基板10が基板配設領域Sよりも僅かに右側に位置している場合でも、第1基板10の右端部が右側固定ガイド471の右側固定傾斜部471aに摺接することで、サポート40に対して第1基板10を相対的に左側に移動させることができる。その一方、第1基板10が基板配設領域Sよりも僅かに左側に位置している場合でも、第1基板10の左端部が左側固定ガイド472の左側固定傾斜部472aに摺接することで、サポート40に対して第1基板10を相対的に右側に移動させることができる。また、第1基板10が基板配設領域Sよりも僅かに前側に位置している場合でも、第1基板10の前端部が前側固定ガイド473の前側固定傾斜部473aに摺接することで、サポート40に対して第1基板10を相対的に後方側に移動させることができる。
そして、右側固定ガイド471、左側固定ガイド472及び前側固定ガイド473には、右側固定爪部471b、左側固定爪部472b及び前側固定爪部473bが形成されていることから、図5に示すように、右側固定ガイド471は近接する第1基板10に押圧されることで右側に弾性変形し、左側固定ガイド472は該第1基板10に押圧されることで左側に弾性変形する。また、図には明示しないが、前側固定ガイド473は近接する第1基板10に押圧されることで前側に弾性変形する。
その後に、第1基板10が右側固定爪部471b、左側固定爪部472b及び前側固定爪部473bを乗り越えてフレーム部41(各壁部41a〜41d)の上面に載置されると、図6に示すように、右側固定ガイド471及び左側固定ガイド472は弾性復元力により元の状態に戻るとともに、図には明示しないが前側固定ガイド473も弾性復元力により元の状態に戻り、右側固定爪部471b、左側固定爪部472b及び前側固定爪部473bが第1基板10の上面に接して、第1基板10の上下方向に移動を規制する。
このようにガイドロッド48及び固定ガイド部材47(右側固定ガイド471、左側固定ガイド472及び前側固定ガイド473)により、サポート40に対する第1基板10の左右方向及び前後方向のずれを修正して基板配設領域Sに案内しつつ該基板配設領域Sに第1基板10を固定させることができる。このように基板配設領域Sに固定された第1基板10に実装される第1半導体素子11は、サポート40の第2開口46に進入し、第1基板10に形成された締結孔14はベース部31の第1突部32の締結孔34に一致する。また、第1基板10の固定孔15は第2半導体素子70の固定孔71aに一致する。
そして、図示せぬ締結ネジを第1基板10の締結孔14及び第1半導体素子11の締結孔の順に貫通させてから該締結ネジの先端部をベース部31の締結孔34に挿入させて螺合させ、図示せぬ固定ネジを第1基板10の固定孔15及び第2半導体素子70の固定孔71aの順に貫通させてから該固定ネジの先端部をベース部31の固定孔35に挿入させて螺合させることで、第1基板10を基板配設領域Sに配設するとともに、第1半導体素子11及び第2半導体素子70と、フィンユニット30とを熱的に接続させることができる。
次に、ガイドロッド48が絶縁板80の第3ガイド孔81を相対的に挿通するよう絶縁板80を上方よりサポート40に近接させて第1基板10の上方に配設した後に、上記ガイドロッド48が第2基板20の第2ガイド孔21を相対的に挿通するよう第2基板20を上方よりサポート40に近接させる。そして、取付ネジ85(図1,図7参照)を第2基板20の取付用孔23及びサポート40の取付孔44に貫通させてから該取付ネジ85の先端部をベース部31の取付孔31aに挿入させて螺合させることで、第2基板20を第1基板10の上方に配設することができる。この場合において、第2基板20に形成された貫通孔24には第2半導体素子70の端子72が下方より貫通し、半田付けにより第2半導体素子70が第2基板20に実装された回路と電気的に接続される。
このようにして第1基板10及び第2基板20を配設させた後に、サポート40に対してカバー60を上方より近接させ、図7に示すように、フィンユニット30の係止片36がカバー60の係止孔61に進入してフィンユニット30に対してカバー60を係止させる。その後に表示部等を有する正面カバー(図示せず)をカバー60に取り付けてカバー60の上面開口を閉塞することで電力変換装置を組み立てることができる。
以上説明したように、本発明の実施の形態である電力変換装置によれば、サポート40に形成された固定ガイド部材47が、第1基板10が相対的に近接する場合に、該第1基板10を基板配設領域Sに案内して固定するので、従来のように専用の治具や位置合わせ機構等を必要とせずに、サポート40に対する第1基板10の位置合わせを容易なものとすることができる。これにより組立作業の作業効率の向上を図ることができる。特に、組立作業を自動化させる場合には、作業効率の向上がより顕著なものとなる。
しかも、サポート40は、フレーム部41と、このフレーム部41のうち互いに対向する壁部41a〜41dどうし、あるいは互いに隣接する壁部41a〜41dどうしを連結する梁部42とで構成したので、ヒートシンクであるフィンユニット30のベース部31の上面を必要以上に覆うことがなく、フィンユニット30の上面の露出面積を拡大させることができる。これにより、かかるフィンユニット30を通じての冷却性能の向上を図ることができる。また、フレーム部41と梁部42とで構成することで、従来のように、フィンユニット30の上面を覆う部分を形成していないので、かかる部分に要する材料を低減させることができ、製造コストの低減化を図ることができる。従って、冷却性能を向上させるとともに製造コストの低減化を図り、かつ組立作業の作業効率の向上を図ることができる。
上記電力変換装置においては、サポート40の保持部50が上下方向に沿って延在する溝部50aを備え、該溝部50aが前方若しくは後方に開放した状態で形成されているので、フィンユニット30に熱的に接続された第2半導体素子70の端子72を、本体部71に近接離反する態様で揺動することを規制して保持することができる。これにより、第2半導体素子70の端子72はその形状的特性から本体部71に近接離反する態様で揺動しやすいが、その揺動を規制することができ、結果的に、第2半導体素子70を良好に保持することができる。
上記電力変換装置によれば、サポート40に形成されたスリット49が、基板配設領域Sと外部との間で空気の通過を許容するので、基板配設領域Sで生じた熱をフィンユニット30だけでなく、スリット49を通じて外部に放出することができ、冷却性能の更なる向上を図ることができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
上述した実施の形態では、サポート40は、第1開口45に下方側から第2半導体素子70を相対的に進入させて第2半導体素子70を仮保持するものであったが、本発明においては、図8に示すようなサポート40′を用いても良い。尚、上述したサポート40と同一の構成、あるいは形態は異なるが同一の機能を有する構成には同一の符号を付すこととする。
ここで図8に示すサポート40′は、第1開口45の左縁部を構成する左方壁部41bの内壁面に保持部50′を有するとともに、右方に向けて突出する複数の支持片53を有している。これら複数の支持片53を有していることにより、図9に示すように、第1開口45に上方側から第2半導体素子70を相対的に進入させて該第2半導体素子70を仮保持することができる。このようなサポート40′を有する電力変換装置であっても、サポート40′がフレーム部41と梁部42とで構成されていることにより、冷却性能を向上させるとともに製造コストの低減化を図ることができる。そして、フレーム部41に固定ガイド部材47が形成されていることで、本実施の形態と同様に、組立作業の作業効率の向上を図ることができる。
10 第1基板
11 第1半導体素子
20 第2基板
30 フィンユニット
31 ベース部
39 フィン
40 サポート
41 フレーム部
42 梁部
45 第1開口
46 第2開口
47 固定ガイド部材
48 ガイドロッド
49 スリット
50 保持部
50a 溝部
51 係止アーム
52 押え片
60 カバー
70 第2半導体素子
71 本体部
72 端子
80 絶縁板
S 基板配設領域

Claims (4)

  1. 基板に実装されたパワー半導体モジュールを放熱させるためのヒートシンクと、
    前記パワー半導体モジュールを収容する装置本体を構成し、かつ前記ヒートシンクと前記パワー半導体モジュールとが熱的に接続することを許容するサポートと
    を備えた電力変換装置であって、
    前記サポートは、
    予め決められた基板配設領域を囲繞する態様で形成され、かつ前記基板が相対的に近接する場合に、該基板を前記基板配設領域に案内して固定する固定ガイド部材を有するフレーム部と、
    前記フレーム部における互いに対向する部位どうし、あるいは互いに隣接する部位どうしを連結する梁部と
    を備えたことを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記固定ガイド部材は、前記フレーム部の所定個所において先端部が前記ヒートシンクから離隔する方向に向けて延在する態様で形成されるものであり、
    前記先端部に形成され、かつ前記ヒートシンクに近接するに連れて前記基板配設領域に漸次近接するよう傾斜する固定傾斜部と、
    基端部から前記固定傾斜部に至る所定箇所に形成され、かつ前記基板配設領域に向けて突出する固定爪部と
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記サポートは、前記ヒートシンクに熱的に接続された半導体素子の端子を、該半導体素子の本体部に近接離反する態様で揺動することを規制して保持する溝形状の保持部を有することを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  4. 前記サポートは、前記フレーム部の所定個所において、前記基板配設領域と外部との間で空気の通過を許容するスリットが形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
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