JP2017102991A - 制振装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】オーディオラックに載置されるオーディオ機器の不要振動をより確実且つ効果的に抑え、オーディオ再生に悪影響を及ぼすことを防止できる制振装置を提供せんとする。
【解決手段】オーディオラック9に載置されるオーディオ機器8の筐体80の天板81又は側板と、前記天板81又は側板に対面するオーディオラック9の上方又は側方の棚板91との隙間に設置され、天板81に当接するように長手方向一端側に設けられる第1の当接部11と、棚板91に当接するように長手方向他端側に設けられる第2の当接部12と、これら第1の当接部11及び第2の当接部12の間に設けられ、第1の当接部11及び第2の当接部12をそれぞれ筐体80又は棚板91に当接した状態に保持する支持本体部13とより構成した。
【選択図】図3
【解決手段】オーディオラック9に載置されるオーディオ機器8の筐体80の天板81又は側板と、前記天板81又は側板に対面するオーディオラック9の上方又は側方の棚板91との隙間に設置され、天板81に当接するように長手方向一端側に設けられる第1の当接部11と、棚板91に当接するように長手方向他端側に設けられる第2の当接部12と、これら第1の当接部11及び第2の当接部12の間に設けられ、第1の当接部11及び第2の当接部12をそれぞれ筐体80又は棚板91に当接した状態に保持する支持本体部13とより構成した。
【選択図】図3
Description
本発明は、オーディオ再生に有害な不要振動を抑えることのできる制振装置に関する。
この種の制振装置としては、従来、オーディオスピーカやプレイヤー、アンプなどのオーディオ機器の底面と、これが載置される床板やオーディオラックの棚板との間に、ゴムやスプリング、木片、スパイクなどのインシュレータを制振装置として介装し、オーディオ機器の不要な振動を吸収するとともに振動の伝播も抑制ないし遮断し、床面や棚板を通じて他の機器へ悪影響を及ぼしたり他の機器から振動を受けて共振することを防止することが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、特にオーディオ機器は、放熱性を維持するために薄い金属製の筐体で覆われており、この筐体に生じる振動を上記した従来の制振装置で十分に吸収することはできず、他の機器との間の振動の伝播についても十分に防止できるものではなかった。
さらに、通常、オーディオラックのオーディオ機器が載置される棚板(横板)は、オーディオ機器を前方からボタン操作したり後方にケーブルを延ばして他の機器と接続したりする関係上、左右の棚板(側板)又は四隅のポールでのみ支持された振動しやすい構造であり、載置しているオーディオ機器またはラック内の他の機器からの振動を受けやすい。また、棚板の下面はラック外のスピーカからの音圧による影響も受けやすく、このような棚板とこれに載置されるオーディオ機器との間の振動の伝播を従来からの制振装置で抑制ないし遮断するには一定の限界があった。
そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、オーディオラックに載置されるオーディオ機器の不要振動をより確実且つ効果的に抑え、オーディオ再生に悪影響を及ぼすことを防止できる制振装置を提供する点にある。
すなわち本発明は、オーディオ機器の筐体の天板又は側板と、該オーディオ機器が載置されるオーディオラックの前記天板又は側板に対面する上方又は側方の棚板との隙間に設置される制振装置であって、前記天板又は側板に当接するように長手方向一端側に設けられる第1の当接部と、前記上方又は側方の棚板に当接するように長手方向他端側に設けられる第2の当接部と、前記第1の当接部及び前記第2の当接部の間に設けられ、これら第1の当接部及び第2の当接部をそれぞれ前記筐体又は棚板に当接した状態に保持する支持本体部とよりなることを特徴とする制振装置を構成した。
ここで、前記支持本体部が、前記第1の当接部及び第2の当接部の双方の当接部間の距離を調整可能に保持するものが好ましい。
また、前記第1の当接部、前記第2の当接部及び前記支持本体部のうち少なくとも1つにインシュレータを設けたものが好ましい。インシュレータ自体は、スピーカなどの底面と床板との間に従来から用いられている振動を吸収、伝達抑制、あるいは遮断するための公知の構造を広く採用できる。
特に、前記第1の当接部又は第2の当接部を、点で当接するスパイクより構成し、該スパイクを前記インシュレータとしたものが好ましい。
また、前記第1の当接部又は第2の当接部を、当接面及びこれと反対側にスパイク受け面を有するスパイク受けより構成し、該スパイク受けとこれに点接触する支持本体側のスパイクとを前記インシュレータとしたものも好ましい。
また、前記第1の当接部又は第2の当接部の当接面に軟質シートを設け、該軟質シートを前記インシュレータとしたものが好ましい。
さらに、前記第1の当接部及び第2の当接部の少なくとも一方を構成する部材の当接面と反対側の面にネジ孔を設け、前記支持本体部が、前記ネジ孔に螺合する雄ネジ部を有する支柱より構成されるものが好ましい。
以上にしてなる本願発明に係る制振装置によれば、第1の当接部、第2の当接部及び支持本体部を通じて、オーディオ機器の筐体の天板又は側板と、これに対面する上方又は側方のオーディオラックの棚板とが連結一体化され、本来振動しやすい筐体の不要振動の発生が抑えられると同時に、オーディオラック自体がオーディオ機器及び本制振装置を介して構造的に補強されるため、本来振動の影響を受けやすい棚板が安定化し、載置しているオーディオ機器やラック内の他の機器、ラック外のスピーカなどからの振動や音圧の影響が低減し、載置されているオーディオ機器が不要な振動を受けることも低減する。そして、本制振装置によって低減される、これらオーディオ機器自体から発する筐体の振動とオーディオ機器が棚板を通じて他から受ける振動とは、互いに異なる振動モードをもっており、本制振装置を通じてこれら低減された振動同士も互いに打ち消し合い、より高い制振効果を実現し、オーディオ機器本来の性能を発揮し、ハイレスポンスで透明感が高く、ストレートな音楽表現、さらに優れた音像定位と音場感を得ることができる。
また、前記支持本体部が、前記第1の当接部及び第2の当接部の双方の当接部間の距離を調整可能に保持するので、本制振装置を設置するオーディオ機器の筐体とオーディオラックの棚板との間の隙間サイズの違いに対応できるとともに、前記第1の当接部及び第2の当接部の前記筐体又は棚板に対する当接状態、すなわち圧着力を変更し、筐体や棚板の強度を考慮しつつ制振効果が得られるように調整することができる。
また、前記第1の当接部、前記第2の当接部及び前記支持本体部のうち、少なくとも1つにインシュレータを設けてなるので、本制振装置を通じて連結されるオーディオ機器の筐体と棚板との間の不要な振動の受け渡しを抑制ないし遮断し、より高い制振効果が得られ、上記したオーディオ機器本来の性能をより確実に発揮させることができる。
また、前記第1の当接部又は第2の当接部を点で当接するスパイクより構成し、該スパイクを前記インシュレータとしてなるので、上記振動の抑制ないし遮断をより確実なものとすることができる。
また、前記第1の当接部又は第2の当接部を、当接面及びこれと反対側にスパイク受け面を有するスパイク受けより構成し、該スパイク受けとこれに点接触する支持本体側のスパイクとを前記インシュレータとしたので、先尖なスパイクによってオーディオ機器の筐体や棚板が損傷すること防止しつつ、支持本体部により第1の当接部と第2の当接部の間の距離を広げて第1の当接部と筐体との密着力、第2の当接部と棚板との密着力を高め、強固な連結状態を実現して筐体や棚板をより安定化させ、上記制振効果をより高めることが可能となる。
また、前記第1の当接部又は第2の当接部の当接面に軟質シートを設け、該軟質シートを前記インシュレータとしたので、簡易で低コストな構造でオーディオ機器の筐体と棚板との間の不要な振動の受け渡しを抑制ないし遮断でき、上記したオーディオ機器本来の性能を発揮させることができるとともに、オーディオ機器の筐体や棚板の破損も防止できる。
また、前記第1の当接部及び第2の当接部の少なくとも一方を構成する部材の当接面と反対側の面にネジ孔を設け、前記支持本体部が、前記ネジ孔に螺合する雄ネジ部を有する支柱より構成されるので、簡易で低コストな構造で支持強度と距離調整機能を有する本発明の制振装置を実現できる。
次に、本発明の実施形態を添付図面に基づき詳細に説明する。
本発明の制振装置1は、図3に示すように、オーディオラック9に載置されるオーディオ機器8の筐体80の天板81又は側板と、前記天板81又は側板に対面するオーディオラック9の上方又は側方の棚板91との隙間に設置され、これら筐体天板又は側板とオーディオラックの棚板とを連結一体化し、オーディオ機器8自体による筐体80の不要振動の発生を抑えるとともに、オーディオラック9を構造的に補強して棚板90、91を安定化させ、オーディオ機器8が棚板90、91を通じて不要な振動を受けることも低減させるものである。
なお、オーディオ機器8は、一般にオーディオラックに載置される各種プレーヤーやコントロールアンプ、パワーアンプ、D/Aコンバータ、スピーカなど公知のオーディオ機器に本発明の制振装置を広く適用できる。また、オーディオラック9についても、本例では棚板90(横板(底板))と棚板91(横板(天板))とが四隅のポール92で連結された構造であるが、このようなものに何ら限定されず、さらに複数の横板を設けたものや、ポールの代わりに左右に棚板(側板)を設けたものなど、従来から公知の種々のオーディオラックに本発明の制振装置を広く適用できる。
まず、図1〜図4に基づき、本発明の第1実施形態を説明する。
第1実施形態に係る制振装置1は、図1及び図2に示すように、長手方向一端側に設けられる第1の当接部11と、他端側に設けられる第2の当接部12と、これら第1の当接部11及び前記第2の当接部12の間に設けられ、双方の当接部11、12間の距離を調整可能に保持する支持本体部13とより構成されている。
第1の当接部11は、前記長手方向を軸方向とする円柱部材2より構成されており、第2の当接部12に対向する側(図では上側)の面20の中央部に開口する有底又は貫通の雌ネジ孔11aが軸方向に沿って形成されている。第1の当接部11を構成する当該円柱部材の素材は、振動吸収の観点や支持強度の観点から、比較的柔らかいが剛性を有する素材、たとえば真鍮などが好適であるが、これに限定されず、その他の金属や他の素材、例えば硬質樹脂や木材、セラミックス、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)、これらの組み合わせなど、種々の素材を適宜選択できる。
円柱部材2のオーディオ機器の筐体に当接する側(図では下側)の面21には、さらにインシュレータ3が設けられている。インシュレータ3は、両面テープなどで当該面21に接着される軟質シート30であり、例えばフェルトなどの布、厚紙、ゴム、エラストマ、軟質樹脂などの各種シートを採用でき、インシュレータとして公知のシートを広く採用できる。本例ではオーディオ機器の筐体面に圧着されるため、該筐体面を保護する機能も有する。
なお、第1の当接部11に設けるインシュレータは、本例のように軟質シート30以外に、スパイクやコイルスプリングなど、公知のインシュレータを広く採用できる。また、インシュレータは必須ではなく省略することも勿論できる。
第2の当接部12は、前記長手方向を軸方向とする円柱状の本体40と、同軸に円錐状に延びる先尖のスパイク部41とが一体的に形成された当接部材4より構成されている。この当接部材4には、第1の当接部11に対向する側(図では下側)の本体40の面42の中央部に開口する有底の雌ネジ孔12aが軸方向に沿って形成されている。
このように本例の第2の当接部12は、スパイク部41からなるインシュレータ5が設けられている。ただし、第2の当接部12に設けるインシュレータ5は、本例のようにスパイク部41以外に、上記軟質シートやコイルスプリングなど、公知のインシュレータを広く採用できる。また、第1の当接部11と同様、インシュレータは必須ではなく省略、例えば本例では当接部材4からスパイク部41の先尖の形状をなくし、単なる円柱部材とすることも勿論できる。
第2の当接部12を構成する当該当接部材4の素材は、上述の第1の当接部11の円柱部材2と同様、振動吸収の観点や支持強度の観点から、比較的柔らかいが剛性を有する素材、たとえば真鍮などが好適である。ただし、これに限定されず、その他の金属や他の素材、例えば硬質樹脂や木材、セラミックス、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)、これらの組み合わせなど、種々の素材を適宜選択できる。スパイク部41を設ける本例の場合は、金属製が好ましい。
支持本体部13は、図2にも示すように、上記した第1の当接部11の雌ネジ孔11a、第2の当接部12の雌ネジ孔12aにそれぞれ螺合する雄ネジ部61a、62aが長手方向両端部に設けられた支柱6より構成されている。したがって、例えば第2の当接部12を当該支柱6に対して相対回転させることにより第2の当接部12と第1の当接部11の間の距離が支柱6を介して調整される。オーディオ装置筐体の上面又は側面とこれに対面するオーディオラックの棚板との間の隙間は種々ありえるので、図2に示すように支持本体部13を構成する支柱6は複数の長さのものを準備しておくことが好ましい。
第1の当接部11を支柱6に対して相対回転させることで同様に距離調整できるが、スパイク部41によって棚板に点接触する第2の当接部12を回転させることで、位置がずれてしまうことなく安定かつ容易に回転させることができる。いずれか一方のみ回転操作可能に螺合し、他方は接着剤等で硬く固定してしまってもよい。例えば本例では、第1の当接部11に硬く固定して、第2の当接部12側を回転させて調整するように構成してもよい。
また、本例では軸方向全長にネジ山が形成されているが、端部の所定範囲のみに形成して同じく調整可能に螺合させることもできる。また、この場合、両端部の所定範囲に互いに逆ネジの関係にあるネジ山を形成するとともに、第1の当接部、第2の当接部にもそれぞれ各ネジ山に螺合する同じく互いに逆ネジの関係にある雌ネジ溝を形成し、このような支持本体部のネジ山の形成されない中央部を回転させることで第1の当接部と第2の当接部の間の距離を調整可能とするものも好ましい。このような例は、双方にスパイク部がなくそれぞれ筐体や棚板に面接触するような当接部とする場合に好ましい。
さらに、両端をそれぞれネジ山で第1の当接部11、第2の当接部12に螺合する代わりに、一端側はネジ山ではなく相手側と相対回転不能に固定または係止される構造とし、他方側でのみネジ山を螺合して相対回転させるように構成することもできる。例えば、第1の当接部11側の端部をネジ山のない丸棒形状とし、第1の当接部11には雌ネジ孔11aの代わりに丸孔を形成し、前記端部をこれに圧入するような構成でもよい。
また、一端側は相対回転可能に遊嵌する構造とし、他方側でのみネジ山を螺合して相対回転させるように構成することもできる。この場合、他方側の第1の当接部又は第2の当接部を相対回転させる際に支持本体部が回転してしまわないように係止する手段を設ければよい。また、支持本体部13の一部にインシュレータを設けたものも好ましい。例えば、支柱6を分割構成し、間にコイルスプリングを内装した筒体を介装したり、間にゴムや軟質樹脂の弾性部材を介装し、軸方向長さが伸縮できるように構成することなどが可能である。
支持本体部13の素材はステンレス等の金属製が好ましいが、合成樹脂など他の素材でも可能である。また、本実施形態では支持本体部13により第1の当接部11と第2の当接部12との間の距離を調整可能に支持しているが、例えばコイルスプリングなどの弾性部材で構成し、調整の機構は特に有さない構造としてもよい。
また、本例の支持本体部13は、第1の当接部11の円柱部材2や第2の当接部12の当接部材4とは別体の支柱6で構成されているが、図4に示すように第1の当接部11から軸方向に一体的に延設され、外周面に雄ネジ部21aが形成された棒状部21と、第2の当接部12から軸方向に一体的に延設され、内周面に前記ネジ山に螺合する雌ネジ部43aが形成された筒状部43とより構成することもできる。これによれば、全体を2部材で構成することができる。
尚、本実施形態では棚板に当接する第2の当接部12にスパイク部41を設けたが、第2の当接部12ではなく第1の当接部11にオーディオ機器筐体に当接する同様のスパイク部を設けることや、双方の当接部11、12に同様のスパイク部を設けること、さらにはスパイク部を無くすることもできる。
また、当接部材4を省略し、支柱6の先端を第2の当接部とすることもできる。円柱部材2についても同様である。この場合、第1又は第2の当接部としての支柱6の先端をフラットにしてもよいし、先尖に構成すれば、スパイク部とすることができる。この場合、支柱6に回転操作できる操作部を設けることが好ましい。
次に、図5及び図6に基づき、本発明の第2実施形態を説明する。
本実施形態の制振装置1Aは、図5に示すように、第1の当接部11が、当接面70及びこれと反対側にスパイク受け面71を有するスパイク受け7より構成され、支持本体部13側に、前記スパイク受け面71に受け入れられて点接触するスパイク63が設けられている。また、第2の当接部12はスパイク部が省略され、円柱部材2と当接面に介装されるインシュレータ5としての軟質シート30とより構成されている。
すなわち、本例では第2の当接部12のスパイク部を省略し、第1の当接部11及び支持本体部13にそれぞれインシュレータ3Aとしてのスパイク受け7及びスパイク63が設けられている。オーディオ機器の筐体の天板などは強度が低いのでスパイクで直接点接触させると損傷が生じやすく、圧着力を高めることができないが、本例のようにスパイク受け7を当接部材とすることで損傷を防止しつつ圧着力を高めることができ、インシュレータ3Aとしての機能も付与することができるのである。スパイク受け7の当接面には、好ましくはインシュレータ3Bとしての軟質シートが介装される。
スパイク63は、第1実施形態と同様の雄ネジ部61a,62aが少なくとも両端部に形成された支柱6の当該雄ネジ部61aに螺合されており、その構造は、第1実施形態の当接部材4と同様、前記雄ネジ部61aが螺合される有底の雌ネジ孔が軸方向に沿って形成される円柱状の本体40と先尖のスパイク部41とより構成されている。
図面からも分かるように、本実施形態の制振装置1Aは、上述の第1実施形態の制振装置1の第1の当接部と第2の当接部の構成を逆にし、オーディオ機器の筐体に当接する第1の当接部11に近い側の支持本体部13にスパイク63を設け、第1の当接部11自体はこのスパイク63を受けるスパイク受け7としたものである。本実施形態においても、スパイク63を省略し、支持本体部13を構成している支柱6の端部を先尖のスパイクとして構成しることもでき、その他、支持本体部13の途中部に弾性部材を介在させたりしてインシュレータとして機能させるなど、上記第1実施形態で説明したことと同様の変形例が可能である。
また、第2の当接部12に第1実施形態と同様のスパイク部を設けることや、本実施形態の第1の当接部11と第2の当接部12の構成を逆にし、棚板に当接する第2の当接部に近い側の支持本体部に同様のスパイクを設け、第2の当接部自体をこのスパイクを受けるスパイク受けとしたものでもよい。その他、基本的な構成は上記第1実施形態と同じであり、同一構造については同一符号を付してその説明は省略する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこうした実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
1 制振装置
1A 制振装置
2 円柱部材
3,3A インシュレータ
4 当接部材
5 インシュレータ
6 支柱
8 オーディオ機器
9 オーディオラック
11 第1の当接部
11a 雌ネジ孔
12 第2の当接部
12a 雌ネジ孔
13 支持本体部
20 面
21 面
21 棒状部
21a 雄ネジ部
30 軟質シート
40 本体
41 スパイク部
42 面
43 筒状部
43a 雌ネジ部
61a,62a 雄ネジ部
63 スパイク
70 当接面
71 スパイク受け面
80 筐体
81 天板
90 棚板
91 棚板
92 ポール
1A 制振装置
2 円柱部材
3,3A インシュレータ
4 当接部材
5 インシュレータ
6 支柱
8 オーディオ機器
9 オーディオラック
11 第1の当接部
11a 雌ネジ孔
12 第2の当接部
12a 雌ネジ孔
13 支持本体部
20 面
21 面
21 棒状部
21a 雄ネジ部
30 軟質シート
40 本体
41 スパイク部
42 面
43 筒状部
43a 雌ネジ部
61a,62a 雄ネジ部
63 スパイク
70 当接面
71 スパイク受け面
80 筐体
81 天板
90 棚板
91 棚板
92 ポール
Claims (7)
- オーディオ機器の筐体の天板又は側板と、該オーディオ機器が載置されるオーディオラックの前記天板又は側板に対面する上方又は側方の棚板との隙間に設置される制振装置であって、
前記天板又は側板に当接するように長手方向一端側に設けられる第1の当接部と、
前記上方又は側方の棚板に当接するように長手方向他端側に設けられる第2の当接部と、
前記第1の当接部及び前記第2の当接部の間に設けられ、これら第1の当接部及び第2の当接部をそれぞれ前記筐体又は棚板に当接した状態に保持する支持本体部と、
よりなることを特徴とする制振装置。 - 前記支持本体部が、前記第1の当接部及び第2の当接部の双方の当接部間の距離を調整可能に保持する請求項1記載の制振装置。
- 前記第1の当接部、前記第2の当接部及び前記支持本体部のうち、少なくとも1つにインシュレータを設けてなる請求項1又は2記載の制振装置。
- 前記第1の当接部又は第2の当接部を点で当接するスパイクより構成し、該スパイクを前記インシュレータとしてなる請求項3記載の制振装置。
- 前記第1の当接部又は第2の当接部を、当接面及びこれと反対側にスパイク受け面を有するスパイク受けより構成し、該スパイク受けとこれに点接触する支持本体側のスパイクとを前記インシュレータとした請求項3記載の制振装置。
- 前記第1の当接部又は第2の当接部の当接面に軟質シートを設け、該軟質シートを前記インシュレータとした請求項3〜5の何れか1項に記載の制振装置。
- 前記第1の当接部及び第2の当接部の少なくとも一方を構成する部材の当接面と反対側の面にネジ孔を設け、前記支持本体部が、前記ネジ孔に螺合する雄ネジ部を有する支柱より構成される請求項2〜6の何れか1項に記載の制振装置。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022104033A (ja) * | 2020-12-28 | 2022-07-08 | 有限会社飯田ピアノ | スパイク構造体および該構造体を用いたラック |
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- 2015-12-03 JP JP2015236704A patent/JP2017102991A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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