JP2017102610A - サーバーの制御方法、サーバー、出力システム、プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】複数のクライアント端末と出力装置との間にサーバーを介する構成において、クライアント端末によるサーバー実行環境の設定変更の手間を省く。【解決手段】サーバー3は、クライアント端末1および印刷装置2を対応付けたテーブル6を記憶する記憶部31と、任意のクライアント端末から実行環境の設定指令を受信する設定指令受信部32と、任意のクライアント端末に対応する記憶領域に実行環境を保持する実行環境保持部33と、任意のクライアント端末から出力指令を受信する出力指令受信部34と、任意のクライアント端末に対応する記憶領域に保持された実行環境に基づいて印刷データを生成する出力データ生成部35と、任意のクライアント端末1に対応付けられた印刷装置2に印刷データを送信する出力データ送信部36と、を備える。【選択図】図4
Description
本発明は、出力装置の環境設定を行うサーバーの制御方法、サーバー、出力システム、プログラムに関する。
従来、この種の技術として特許文献1が知られている。特許文献1にはクライアント端末から出力装置(印刷装置)に対して出力データを出力しようとしたとき、サーバーからユーザー識別情報に対応付けられている出力装置設定情報を取得し、当該出力装置設定情報に基づいて、クライアント端末が出力データを生成・出力することが開示されている。また、出力装置設定情報としては、出力装置のIPアドレス、出力装置の種類など出力装置の設置環境に関する情報が挙げられている。なお、特許文献1には記載されていないが、出力装置の設定としては、出力装置が印刷装置の場合、解像度設定、余白設定、画像登録などの実行環境に関する設定が知られている。
一方、特許文献1のように、クライアント端末と出力装置がネットワーク接続されている場合、複数台のクライアント端末が、1台の出力装置を共用する場合がある。また、複数台のクライアント端末と複数台の出力装置とをネットワーク接続した場合に、サーバー(プリントサーバー)を設置し、当該サーバーに実行環境を設定することも知られている。
ところで、例えばクライアント端末「A」、クライアント端末「B」および印刷装置「α」がネットワーク接続されている状況で、サーバーに、解像度の設定「600dpi」が設定されている場合、クライアント端末「A」とクライアント端末「B」から出力された印刷データは、いずれも600dpiで印刷される。ところが、場合によっては、クライアント端末「A」は「600dpi」で印刷したいが、クライアント端末「B」は「1200dpi」で印刷したい、といった要望も考えられる。しかしながら、従来の構成では、このように異なる実行環境で印刷を行いたい場合、各クライアント端末が印刷データを送信する度に、サーバーの実行環境を変更する方法しかなく、非常に面倒である。
本発明は、上記の問題点に鑑み、複数のクライアント端末と出力装置との間にサーバーを介する構成において、クライアント端末がサーバーの実行環境の設定変更を行うことなく、所望の出力結果を得ることが可能なサーバーの制御方法、サーバー、出力システム、プログラムを提供することを目的とする。
本発明のサーバーの制御方法は、複数のクライアント端末および出力装置と通信するサーバーの制御方法であって、サーバーは、通信対象となるクライアント端末と出力装置を対応付けたテーブルと、各クライアント端末に対応する記憶領域と、を有しており、任意のクライアント端末から、実行環境の設定指令を受信する設定指令受信ステップと、任意のクライアント端末に対応する記憶領域に、受信した実行環境を保持する実行環境保持ステップと、任意のクライアント端末から、出力装置に対する出力指令を受信する出力指令受信ステップと、任意のクライアント端末に対応する記憶領域に保持された実行環境に基づいて、出力データを生成する出力データ生成ステップと、テーブルを参照し、任意のクライアント端末に対応付けられた出力装置に対して、生成した出力データを送信する出力データ送信ステップと、を実行することを特徴とする。
本発明のサーバーは、複数のクライアント端末および出力装置と通信するサーバーであって、通信対象となるクライアント端末と出力装置を対応付けたテーブルを記憶すると共に、各クライアント端末に対応する記憶領域を有する記憶部と、任意のクライアント端末から、実行環境の設定指令を受信する設定指令受信部と、任意のクライアント端末に対応する記憶領域に、受信した実行環境を保持する実行環境保持部と、任意のクライアント端末から、出力装置に対する出力指令を受信する出力指令受信部と、任意のクライアント端末に対応する記憶領域に保持された実行環境に基づいて、出力データを生成する出力データ生成部と、テーブルを参照し、任意のクライアント端末に対応付けられた出力装置に対して、生成した出力データを送信する出力データ送信部と、を備えることを特徴とする。
本発明の構成によれば、各クライアント端末に対応する記憶領域に各クライアント端末の実行環境を保持し、出力指令の送信元となるクライアント端末の実行環境に基づいて出力データを生成するため、クライアント端末は、出力データを出力する前に、サーバーの実行環境の設定変更を行う必要がない。つまり、クライアント端末は、サーバーに設けられた自端末用の記憶領域に所望の実行環境を設定しておくだけで、出力データの送信ごとに実行環境の設定変更を行うことなく、所望の出力結果を得ることができる。
上記のサーバーの制御方法において、テーブルは、通信対象となるクライアント端末および出力装置に対応付けて、出力指令の変換方法を示す変換情報を記憶しており、出力データ生成ステップは、テーブルを参照し、任意のクライアント端末に対応付けられた変換情報に基づいて、出力指令を出力データに変換することを特徴とする。
本発明の構成によれば、出力指令の送信元となるクライアント端末の仕様、および、出力データの送信先となる出力装置の仕様、に応じて、適切な変換処理を行うことができる。
上記のサーバーの制御方法において、変換情報は、コマンド変換規則を示すものであることを特徴とする。
本発明の構成によれば、クライアント端末および/または出力装置のコマンド体系に合わせて、変換処理を行うことができる。つまり、一つのネットワーク内で、コマンド体系の異なるクライアント端末および/または出力装置を混在させて用いることができる。
上記のサーバーの制御方法において、出力指令が、画像の出力指令である場合、変換情報は、画像ファイル形式を示すものであることを特徴とする。
本発明の構成によれば、出力装置の画像ファイル形式に合わせて、変換処理を行うことができる。
上記のサーバーの制御方法において、実行環境は、変換パラメータを含み、出力データは、変換パラメータを反映したデータであることを特徴とする。
本発明の構成によれば、実行環境として変換パラメータを設定しておき、当該変換パラメータを反映した出力データを出力装置に送信することができる。
上記のサーバーの制御方法において、出力指令が、画像の出力指令である場合、変換パラメータは、画像の解像度、および、画像に付加する余白量、の少なくとも一方を指定するものであることを特徴とする。
本発明の構成によれば、画像の解像度、および/または、画像に付加する余白量を出力データに反映させることができる。
上記のサーバーの制御方法において、実行環境は、画像データを含み、出力データは、画像データの少なくとも一部を含むことを特徴とする。
本発明の構成によれば、実行環境として画像データを設定しておき、当該画像データの少なくとも一部を含む出力データを出力装置に送信することができる。
上記のサーバーの制御方法において、実行環境保持ステップは、出力データ生成ステップによる出力データの生成に伴い、当該出力データを、新たな実行環境として上書き保持することを特徴とする。
本発明の構成によれば、クライアント端末から実行環境の設定指令を受信しなくても、印刷指令の受信ごとに、そのクライアント端末用の実行環境を書き換えることができる。
上記のサーバーの制御方法において、任意のクライアント端末から、ステータス要求を受信するステータス要求受信ステップと、ステータス要求が実行環境に関する要求であるか否かを判定するステータス要求判定ステップと、ステータス要求が実行環境に関する要求であると判定した場合、任意のクライアント端末に対応する記憶領域に保持された実行環境を参照して、任意のクライアント端末に返答する第1ステータス返答ステップと、ステータス要求が実行環境に関する要求でないと判定した場合、任意のクライアント端末に対応付けられた出力装置からステータス情報を取得し、当該ステータス情報に基づいて、任意のクライアント端末に返答する第2ステータス返答ステップと、を実行することを特徴とする。
本発明の構成によれば、クライアント端末から要求されたステータスの内容に応じて、実行環境を参照するか、出力装置に問い合わせるかの適切な処理を行うため、適切なステータス返答を行うことができる。
上記のサーバーの制御方法において、出力装置は、印刷物を出力する印刷装置であることを特徴とする。
本発明の構成によれば、クライアント端末と印刷装置がサーバーを介して接続された印刷システムにおいて、本発明の効果を奏することができる。
本発明の出力システムは、上記のサーバーと、複数のクライアント端末と、出力装置と、を備えることを特徴とする。
本発明の構成によれば、複数のクライアント端末と出力装置との間にサーバーを介する構成において、クライアント端末がサーバーの実行環境の設定変更を行うことなく、所望の出力結果を得ることが可能な出力システムを実現できる。
本発明のプログラムは、複数のクライアント端末および出力装置と通信するサーバーに特定の処理を実行させるプログラムであって、サーバーは、クライアント端末および出力装置を対応付けたテーブルと、各クライアント端末に対応する記憶領域と、を有しており、サーバーに、任意のクライアント端末から、実行環境の設定指令を受信する設定指令受信ステップと、任意のクライアント端末に対応する記憶領域に、受信した実行環境を保持する実行環境保持ステップと、任意のクライアント端末から、出力装置に対する出力指令を受信する出力指令受信ステップと、任意のクライアント端末に対応する記憶領域に保持された実行環境に基づいて、出力データを生成する出力データ生成ステップと、テーブルを参照し、任意のクライアント端末に対応付けられた出力装置に対して、生成した出力データを送信する出力データ送信ステップと、を実行させることを特徴とする。
このプログラムをサーバーが実行することにより、複数のクライアント端末と出力装置との間にサーバーを介する構成において、クライアント端末がサーバーの実行環境の設定変更を行うことなく、所望の出力結果を得ることができる。
以下、本発明のサーバーの制御方法、サーバー、出力システム、プログラムについて、添付図面を参照しながら詳細に説明する。本実施形態では、出力装置として、印刷物を出力する印刷装置を例示する。
図1は、出力システムSYのシステム構成を示す図である。出力システムSYは、複数台のクライアント端末1(同図では、3台を図示)と、1台以上の印刷装置2(同図では、3台を図示)と、サーバー3と、管理用端末4と、これらを接続するインターネット等のネットワークNWと、を備える。
サーバー3は、クライアント端末1と印刷装置2との間に介在してコマンド変換および実行環境の提供を行うものであり、出力システムSYの中枢をなす。また、サーバー3は、テーブル6および実行環境記憶領域7を有する。テーブル6は、通信対象となるクライアント端末1と印刷装置2を対応付けた通信先情報と、データの変換方法としてのコマンド変換規則を示す変換情報と、を含む(図3参照)。また、実行環境記憶領域7は、クライアント端末1別に設けられた記憶領域8に、各クライアント端末1用の実行環境を保持する(図5参照)。
クライアント端末1は、サーバー3に対し印刷指令を送信する。サーバー3は、当該印刷指令に基づいて印刷データを生成し、対応する印刷装置2に送信する。印刷装置2は、サーバー3から送信された印刷データに基づいて印刷を行う。一方、管理用端末4は、Webブラウザーを用いてWebサーバーとして機能するサーバー3にアクセスし、テーブル6の設定・編集を行う。なお、管理用端末4の機能を、クライアント端末1に搭載し、クライアント端末1からテーブル6の設定・編集を行う構成としても良い。
なお、特に図示しないが、印刷装置2は、例えば長尺状の印刷媒体に印刷を行うレシートプリンターであり、サーバー3との通信を行う通信手段、印刷装置2全体を制御する制御手段、および印刷機構を備える。印刷機構は、印刷媒体に印刷を行う印刷ヘッド、印刷媒体を搬送する搬送機構、印刷媒体を切断する切断機構を含む。一方、クライアント端末1、サーバー3および管理用端末4は、一般的な情報処理装置(パーソナルコンピューターまたはタブレット端末など)と同等の構成であり、情報を入力する入力手段、情報を表示する表示手段、情報を記憶する記憶手段、通信手段、および制御手段を備える。
次に、図2を参照し、管理用端末4によるテーブル6の設定について説明する。同図は、管理用端末4の表示手段に表示されるテーブル設定画面Dの一例を示す図である。テーブル設定画面Dは、通信先情報を設定する第1領域E1と、変換情報を設定する第2領域E2を含む。第1領域E1は、クライアント端末1のIP(Internet Protocol)アドレスを入力する送信元アドレス入力欄51と、印刷装置2のIPアドレスを入力する送信先アドレス入力欄52と、を有する。また、第2領域E2は、送信元アドレス入力欄51に入力されたクライアント端末1のコマンド体系を選択する送信元コマンド選択欄53と、送信先アドレス入力欄52に入力された印刷装置2のコマンド体系を選択する送信先コマンド選択欄54と、を有する。
図3は、上記のテーブル設定画面Dにて設定されたテーブル6の一例を示す図である。同図に示すように、テーブル6は、印刷指令の送信元となるクライアント端末1のIPアドレスと、印刷データの送信先となる印刷装置2のIPアドレスと、上記クライアント端末1のコマンド体系を示すクライアント端末コマンドと、上記印刷装置2のコマンド体系を示す印刷装置コマンドと、が関連付けられる。
例えば、同図最上段に示すレコードは、IPアドレス「xxx.xxx.xxx.9」のクライアント端末1から印刷指令を受信した場合、「コマンドA」から「コマンドB」にコマンド変換を行って印刷データを生成し、当該印刷データをIPアドレス「xxx.xxx.xxx.12」の印刷装置2に送信することを意味する。例えば、クライアント端末1がZPL(登録商標)コマンドに対応し、印刷装置2がESC/P−Raster(登録商標)コマンドに対応している場合、サーバー3は、ZPLコマンドからイメージデータを生成し、ESC/P−Rasterコマンドに変換する。
次に、図4を参照し、サーバー3の機能構成について説明する。サーバー3は、主な機能構成として、記憶部31、設定指令受信部32、実行環境保持部33、出力指令受信部34、出力データ生成部35、出力データ送信部36、ステータス要求受信部37、ステータス要求判定部38、第1返答データ生成部39、第1返答データ送信部40、第2返答データ生成部41および第2返答データ送信部42を備える。
記憶部31は、不揮発性の記憶手段により実現され、テーブル6および実行環境記憶領域7を有する。上記のとおり、テーブル6は、通信先情報および変換情報を含む(図3参照)。また、図5に示すとおり、実行環境記憶領域7は、クライアント端末1別に設けられた記憶領域8a〜8cを含む。本実施形態では、実行環境として、変換パラメータ(変数)を記憶する。また、変換パラメータは、画像の解像度や、画像に付加する余白量を含む。なお、余白量とは、印刷媒体がレシートの場合、幅方向およびレシート長手方向の余白量を含む。また、余白量の設定は、大・中・小など抽象的な設定でも良いし、数値設定でも良い。その他、変換パラメータとして、カラー/モノクロ、色変換、用紙サイズ、両面印刷/片面印刷、集約印刷、などに関するパラメータを記憶しても良い。また、各記憶領域8は、各クライアント端末1からの指令に基づいて、実行環境の追加および書き換えが可能である。
設定指令受信部32は、ネットワークNWを介してサーバー3と接続されたクライアント端末1のうち、任意のクライアント端末1から、実行環境の設定指令を受信する(設定指令受信ステップ)。実行環境保持部33は、受信した実行環境を、実行環境記憶領域7内の任意のクライアント端末1用の記憶領域8に保持する(実行環境保持ステップ)。なお、各記憶領域8のアドレスと、対応する各クライアント端末1のIPアドレスは、不図示の対応表(またはテーブル6)によって対応付けられる。
出力指令受信部34は、ネットワークNWを介してサーバー3と接続されたクライアント端末1のうち、任意のクライアント端末1から、印刷装置2に対する印刷指令(出力指令)を受信する(出力指令受信ステップ)。出力データ生成部35は、任意のクライアント端末1に対応付けられた変換情報と、任意のクライアント端末1用の記憶領域8に保持された実行環境に基づいて、印刷指令から印刷データ(出力データ)を生成する(出力データ生成ステップ)。つまり、テーブル6に記憶された変換情報に基づいて、印刷指令を印刷データに変換し(コマンド体系を変換し)、さらに、任意のクライアント端末1用の記憶領域8に保持された変換パラメータを印刷データに反映する。なお、コマンド体系の変換と変換パラメータの反映は、逆の順序でも良い。出力データ送信部36は、テーブル6の通信先情報を参照し、任意のクライアント端末1に対応付けられた印刷装置2に対して、生成した印刷データを送信する(出力データ送信ステップ)。
ステータス要求受信部37は、ネットワークNWを介してサーバー3と接続されたクライアント端末1のうち、任意のクライアント端末1から、ステータス要求を受信する(ステータス要求受信ステップ)。ステータス要求判定部38は、受信したステータス要求が、実行環境に関する要求であるか否かを判定する(ステータス要求判定ステップ)。第1返答データ生成部39は、ステータス要求判定部38によりステータス要求が実行環境に関する要求であると判定された場合、任意のクライアント端末1用の記憶領域8に保持された実行環境を参照して、第1返答データを生成する。「ステータス要求が実行環境に関する要求である」とは、例えば、実行環境に設定されている解像度や余白量を問い合わせるステータス要求が考えられる。また、第1返答データ生成部39は、テーブル6の変換情報に基づき、任意のクライアント端末1のコマンド体系に合わせて第1返答データを生成する。第1返答データ送信部40は、生成した第1返答データを、任意のクライアント端末1に送信する。なお、第1返答データ生成部39および第1返答データ送信部40は、第1ステータス返答ステップに対応する。
一方、第2返答データ生成部41は、ステータス要求判定部38によりステータス要求が実行環境に関する要求でないと判定された場合、任意のクライアント端末1に対応付けられた印刷装置2に対してステータスを要求し、その返答として取得したステータス情報に基づいて第2返答データを生成する。なお、「ステータス要求が実行環境に関する要求でない」とは、例えば、印刷装置2の状態(各種エラー、用紙ニアエンド、カバーオープン、印刷実行中、電源ON/OFF状態など)を問い合わせるステータス要求が考えられる。この場合、第2返答データ生成部41は、任意のクライアント端末1に対応付けられた印刷装置2のコマンド体系に合わせてステータス要求コマンドを生成し、その返答を任意のクライアント端末1のコマンド体系に合わせてコマンド変換することにより、第2返答データを生成する。第2返答データ送信部42は、生成した第2返答データを、任意のクライアント端末1に送信する。なお、第2返答データ生成部41および第2返答データ送信部42は、第2ステータス返答ステップに対応する。
次に、図6のフローチャートを参照し、実行環境設定処理の流れを説明する。まず、クライアント端末1が、サーバー3に対し接続要求を行うと(S01)、サーバー3が、これを受理する(S02)。続いて、クライアント端末1は、サーバー3に対し、自端末用の実行環境を設定するための設定指令を送信する(S03)。サーバー3は、当該設定指令を受信すると(S04)、設定指令の送信元となるクライアント端末1用の記憶領域8を特定する(S05)。また、サーバー3は、特定した記憶領域8に、設定指令に基づく実行環境を保持し(S06)、接続を終了する(S07)。
次に、図7のフローチャートを参照し、印刷処理の流れを説明する。まず、クライアント端末1が、サーバー3に対し接続要求を行うと(S11)、サーバー3が、これを受理する(S12)。また、クライアント端末1が、サーバー3に対し印刷指令を送信すると(S13)、サーバー3が、これを受信する(S14)。続いて、サーバー3は、テーブル6を参照して送信先と変換情報を特定し(S15)、さらに送信元となるクライアント端末1の記憶領域8を特定して、当該クライアント端末1用の実行環境を呼び出す(S16)。サーバー3は、特定した変換情報および呼び出した実行環境に基づいて、印刷データを生成する(S17)。その後、サーバー3が、送信先となる印刷装置2に対し接続要求を行うと(S18)、印刷装置2が、これを受理する(S19)。また、クライアント端末1は、印刷装置2に対し印刷データを送信すると(S20)、印刷装置2は、当該印刷データを受信し(S21)、印刷を実行する(S22)。また、サーバー3は、印刷データの送信後、接続を終了する(S23)。
次に、図8,図9のフローチャートを参照し、ステータス処理の流れを説明する。クライアント端末1が、サーバー3に対し接続要求を行うと(S31)、サーバー3が、これを受理する(S32)。また、クライアント端末1が、サーバー3に対しステータス要求を送信すると(S33)、サーバー3が、これを受信する(S34)。続いて、サーバー3は、受信したステータス要求が実行環境に関するものであるか否かを判定し(S35)、実行環境に関するものであると判定した場合は(S36:Yes)、送信元となるクライアント端末1用の記憶領域8内にある実行環境を参照する(S37)。また、実行環境の参照結果と、送信元となるクライアント端末1のコマンド体系と、に基づいて、第1返答データを生成する(S38)。その後、サーバー3が、クライアント端末1に対し接続要求を行うと(S39)、クライアント端末1が、これを受理する(S40)。また、サーバー3が、クライアント端末1に対し生成した第1返答データを送信すると(S41)、クライアント端末1が、これを受信する(S42)。また、サーバー3は、第1返答データの送信後、接続を終了する(S43)。
一方、S36にて、受信したステータス要求が実行環境に関するものでないと判定した場合は(S36:No)、図9に示すように、サーバー3が、テーブル6を参照して送信先と変換情報を特定する(S51)。そして、サーバー3が、送信先となる印刷装置2に対し接続要求を行うと(S52)、印刷装置2が、これを受理する(S53)。また、サーバー3は、受信したステータス要求を印刷装置2のコマンド体系に合わせてコマンド変換した変換済みのステータス要求を印刷装置2に対して送信し(S54)、印刷装置2が、これを受信する(S55)。また、印刷装置2が、ステータス要求に基づいて、自装置のステータスを示すステータス情報をサーバー3に対して送信すると(S56)、サーバー3が、これを保持する(S57)。ここでの「保持」とは、揮発性の記憶手段に記憶するものでも良いし、不揮発性の記憶手段に記憶するものでも良い。サーバー3は、印刷装置2からステータス情報を取得すると、テーブル6を参照して送信元と変換情報を特定する(S58)。そして、ステータス情報を、ステータス要求の送信元となるクライアント端末1のコマンド体系に合わせてコマンド変換することにより、第2返答データを生成する(S59)。その後、サーバー3が、クライアント端末1に対し接続要求を行うと(S60)、クライアント端末1が、これを受理する(S61)。また、サーバー3が、クライアント端末1に対し生成した第2返答データを送信すると(S62)、クライアント端末1が、これを受信する(S63)。また、サーバー3は、第2返答データの送信後、接続を終了する(S64)。
以上説明したとおり、本実施形態の出力システムSYによれば、サーバー3が、クライアント端末1別に実行環境を保持するため、各クライアント端末1は、印刷データを送信する前に、サーバー3の実行環境の設定変更を行う必要がない。つまり、クライアント端末1は、実行環境設定処理(図6参照)により、サーバー3に設けられた自端末用の記憶領域8に所望の実行環境を設定しておくだけで、印刷データの送信ごとに実行環境の設定変更を行う手間を省略できる。
また、サーバー3では、印刷指令の送信元となるクライアント端末1のコマンド体系、および、印刷データの送信先となる印刷装置2のコマンド体系に合わせて、印刷指令、ステータス要求およびその返答のコマンド変換を行うため、一つのネットワークNW内で、コマンド体系の異なるクライアント端末1および印刷装置2を混在させて用いることができる。
なお、上記実施形態に依らず、以下の変形例を採用可能である。
[変形例1]
上記の実施形態のテーブル6は、印刷指令の変換方法を示す変換情報としてコマンド変換規則を記憶したが(図3参照)、印刷指令が、画像の出力指令である場合、変換情報として画像ファイル形式(BMP形式、JPEG形式など)を記憶しても良い。この場合、出力データ生成部35は、印刷データの送信先となる印刷装置2に対応した画像ファイル形式で印刷データを生成する。つまり、印刷指令に基づき、印刷装置2に対応した画像ファイル形式に合わせて画像を描画する。
[変形例1]
上記の実施形態のテーブル6は、印刷指令の変換方法を示す変換情報としてコマンド変換規則を記憶したが(図3参照)、印刷指令が、画像の出力指令である場合、変換情報として画像ファイル形式(BMP形式、JPEG形式など)を記憶しても良い。この場合、出力データ生成部35は、印刷データの送信先となる印刷装置2に対応した画像ファイル形式で印刷データを生成する。つまり、印刷指令に基づき、印刷装置2に対応した画像ファイル形式に合わせて画像を描画する。
[変形例2]
上記の実施形態では、実行環境として変換パラメータを保持したが(図5参照)、実行環境として画像データを保持しても良い。図10は、本変形例に係る説明図である。同図は、通信対象として、クライアント端末(A)と印刷装置(α)、クライアント端末(B)と印刷装置(β)、クライアント端末(C)と印刷装置(γ)が対応付けられている場合を示す。また、全てのクライアント端末1から、ファイル名「BG.PNG」の画像データ60a,60b,60cの設定指令を行い、サーバー3は、各クライアント端末1用の記憶領域8(ディレクトリ)に、各画像データを保持するものとする。但し、同図に示すように、各画像データは異なる画像データである。この状態で、クライアント端末(A)から印刷指令(同図の例では、文字「P」の印刷指令)を受信すると、サーバー3は、同図61aに示す印刷データを生成して、印刷装置(α)に送信する。同様に、クライアント端末(B)から印刷指令を受信すると、同図61bに示す印刷データを生成して印刷装置(β)に送信し、クライアント端末(C)から印刷指令を受信すると、同図61cに示す印刷データを生成して印刷装置(γ)に送信する。このように、各クライアント端末1から同じファイル名で画像データが登録された場合も、各ユーザーが所望する画像印刷結果を得ることができる。なお、サーバー3から印刷装置2に送信される印刷データは、各記憶領域8に保持された画像データの全てではなく一部を含むものであっても良い。
上記の実施形態では、実行環境として変換パラメータを保持したが(図5参照)、実行環境として画像データを保持しても良い。図10は、本変形例に係る説明図である。同図は、通信対象として、クライアント端末(A)と印刷装置(α)、クライアント端末(B)と印刷装置(β)、クライアント端末(C)と印刷装置(γ)が対応付けられている場合を示す。また、全てのクライアント端末1から、ファイル名「BG.PNG」の画像データ60a,60b,60cの設定指令を行い、サーバー3は、各クライアント端末1用の記憶領域8(ディレクトリ)に、各画像データを保持するものとする。但し、同図に示すように、各画像データは異なる画像データである。この状態で、クライアント端末(A)から印刷指令(同図の例では、文字「P」の印刷指令)を受信すると、サーバー3は、同図61aに示す印刷データを生成して、印刷装置(α)に送信する。同様に、クライアント端末(B)から印刷指令を受信すると、同図61bに示す印刷データを生成して印刷装置(β)に送信し、クライアント端末(C)から印刷指令を受信すると、同図61cに示す印刷データを生成して印刷装置(γ)に送信する。このように、各クライアント端末1から同じファイル名で画像データが登録された場合も、各ユーザーが所望する画像印刷結果を得ることができる。なお、サーバー3から印刷装置2に送信される印刷データは、各記憶領域8に保持された画像データの全てではなく一部を含むものであっても良い。
[変形例3]
上記の実施形態では、クライアント端末1からの設定指令にしたがって実行環境を保持したが、他の方法で、実行環境(画像データ)を保持する(書き換えを行う)構成としても良い。例えば、実行環境保持部33が、出力データ生成部35による印刷データの生成に伴って、当該印刷データを新たな実行環境として上書き保持する構成でも良い。図11は、本変形例に係る説明図である。例えば、実行環境保持部33が、クライアント端末1から画像81の印刷指令を受信すると、これを実行環境(画像データ71(レイヤー))として保持する。このとき、出力データ生成部35は、当該印刷指令に伴って印刷データを生成する(以下同様)。次に、同じクライアント端末1から画像82の印刷指令を受信すると、これを画像データ71と組み合わせた(透過性を有する状態で上書きした)画像データ72を、新たな実行環境として保持する。さらに、同じクライアント端末1から画像83の印刷指令を受信すると、これを画像データ72と組み合わせた画像データ73を、新たな実行環境として保持する。
上記の実施形態では、クライアント端末1からの設定指令にしたがって実行環境を保持したが、他の方法で、実行環境(画像データ)を保持する(書き換えを行う)構成としても良い。例えば、実行環境保持部33が、出力データ生成部35による印刷データの生成に伴って、当該印刷データを新たな実行環境として上書き保持する構成でも良い。図11は、本変形例に係る説明図である。例えば、実行環境保持部33が、クライアント端末1から画像81の印刷指令を受信すると、これを実行環境(画像データ71(レイヤー))として保持する。このとき、出力データ生成部35は、当該印刷指令に伴って印刷データを生成する(以下同様)。次に、同じクライアント端末1から画像82の印刷指令を受信すると、これを画像データ71と組み合わせた(透過性を有する状態で上書きした)画像データ72を、新たな実行環境として保持する。さらに、同じクライアント端末1から画像83の印刷指令を受信すると、これを画像データ72と組み合わせた画像データ73を、新たな実行環境として保持する。
[変形例3´]
また、さらなる変形例として、図12に示すような実行環境(画像データ)の書き換えを行っても良い。例えば、実行環境保持部33は、クライアント端末1から画像要素101aと画像要素101bを含む画像101の印刷指令を受信すると、これを実行環境(画像データ91(レイヤー))として保持する。次に、同じクライアント端末1から画像102の印刷指令を受信すると、これを画像データ91に重畳した(透過性を有しない状態で上書きした)画像データ92を、新たな実行環境として保持する。さらに、同じクライアント端末1から画像103の印刷指令を受信すると、これを画像データ92に重畳した画像データ93を、新たな実行環境として保持する。なお、図11,図12に示したように、生成した印刷データを新たな実行環境として上書き保持するか否かについても、実行環境の一部として、各クライアント端末1から設定指令できる構成としても良い。
また、さらなる変形例として、図12に示すような実行環境(画像データ)の書き換えを行っても良い。例えば、実行環境保持部33は、クライアント端末1から画像要素101aと画像要素101bを含む画像101の印刷指令を受信すると、これを実行環境(画像データ91(レイヤー))として保持する。次に、同じクライアント端末1から画像102の印刷指令を受信すると、これを画像データ91に重畳した(透過性を有しない状態で上書きした)画像データ92を、新たな実行環境として保持する。さらに、同じクライアント端末1から画像103の印刷指令を受信すると、これを画像データ92に重畳した画像データ93を、新たな実行環境として保持する。なお、図11,図12に示したように、生成した印刷データを新たな実行環境として上書き保持するか否かについても、実行環境の一部として、各クライアント端末1から設定指令できる構成としても良い。
[変形例4]
上記の実施形態では、実行環境を不揮発性の記憶領手段に保持(保存)したが、揮発性の記憶領域に一時的に保持する構成でも良い。また、1つのクライアント端末1に対して複数の実行環境を保持しておき、印刷指令の内容に応じて使用する実行環境を切り替えたり、所定のアルゴリズムにしたがって使用する実行環境を切り替えたりしても良い。
上記の実施形態では、実行環境を不揮発性の記憶領手段に保持(保存)したが、揮発性の記憶領域に一時的に保持する構成でも良い。また、1つのクライアント端末1に対して複数の実行環境を保持しておき、印刷指令の内容に応じて使用する実行環境を切り替えたり、所定のアルゴリズムにしたがって使用する実行環境を切り替えたりしても良い。
[変形例5]
上記の実施形態および変形例1では、テーブル6に設定された変換情報に基づく変換処理の一例として、コマンド変換処理および画像データの描画を例示したが、これ以外に、カラー変換処理(カラーとモノクロの変換など)、切断指令変換処理(カットコマンドの付加/削除/他コマンドへの変換など)などを行っても良い。
上記の実施形態および変形例1では、テーブル6に設定された変換情報に基づく変換処理の一例として、コマンド変換処理および画像データの描画を例示したが、これ以外に、カラー変換処理(カラーとモノクロの変換など)、切断指令変換処理(カットコマンドの付加/削除/他コマンドへの変換など)などを行っても良い。
[変形例6]
上記の実施形態では、出力装置として印刷装置2を例示したが、表示装置(ディスプレイ、プロジェクターなど)や、音響装置(エフェクター、ミキサー、AVアンプなど)など、他の出力装置(何らかの情報を出力する装置)に、本発明を適用可能である。なお、音響装置の場合、実行環境としては、音響効果パラメータや音声データ(音声波形)を保持することが考えられる。
上記の実施形態では、出力装置として印刷装置2を例示したが、表示装置(ディスプレイ、プロジェクターなど)や、音響装置(エフェクター、ミキサー、AVアンプなど)など、他の出力装置(何らかの情報を出力する装置)に、本発明を適用可能である。なお、音響装置の場合、実行環境としては、音響効果パラメータや音声データ(音声波形)を保持することが考えられる。
[その他の変形例]
上記の実施形態および各変形例に示した出力システムSY(特にサーバー3)の各構成要素をプログラムとして提供しても良い。また、そのプログラムを各種記録媒体(CD−ROM、フラッシュメモリー等)に格納して提供しても良い。すなわち、コンピューターを出力システムSYの各構成要素として機能させるためのプログラム、およびそれを記録した記録媒体も、本発明の権利範囲に含まれる。
上記の実施形態および各変形例に示した出力システムSY(特にサーバー3)の各構成要素をプログラムとして提供しても良い。また、そのプログラムを各種記録媒体(CD−ROM、フラッシュメモリー等)に格納して提供しても良い。すなわち、コンピューターを出力システムSYの各構成要素として機能させるためのプログラム、およびそれを記録した記録媒体も、本発明の権利範囲に含まれる。
また、上記の実施形態では、クライアント端末1と印刷装置2がネットワーク接続されていることを前提としたが、複数台のクライアント端末1と1台の印刷装置2が接続され、当該印刷装置2に、上記のサーバー3の各機能を搭載する構成でも良い。また、ネットワークNWを、インターネットではなくローカルネットワークとしても良い。また、印刷データの送信元および送信先を、MAC(Media Access Control)アドレスなど、IPアドレス以外のアドレスでテーブル6に登録しても良い。さらに、設定指令、印刷指令、印刷データ、ステータス要求および返答データを、コマンド形式ではなく、マークアップ言語等で記述しても良い。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更が可能である。
1…クライアント端末、2…印刷装置、3…サーバー、6…テーブル、7…実行環境記憶領域、31…記憶部、32…設定指令受信部、33…実行環境保持部、34…出力指令受信部、35…出力データ生成部、36…出力データ送信部、37…ステータス要求受信部、38…ステータス要求判定部、39…第1返答データ生成部、40…第1返答データ送信部、41…第2返答データ生成部、42…第2返答データ送信部
Claims (13)
- 複数のクライアント端末および出力装置と通信するサーバーの制御方法であって、
前記サーバーは、前記クライアント端末および前記出力装置を対応付けたテーブルと、各クライアント端末に対応する記憶領域と、を有しており、
任意のクライアント端末から、実行環境の設定指令を受信する設定指令受信ステップと、
前記任意のクライアント端末に対応する記憶領域に、受信した前記実行環境を保持する実行環境保持ステップと、
前記任意のクライアント端末から、前記出力装置に対する出力指令を受信する出力指令受信ステップと、
前記任意のクライアント端末に対応する記憶領域に保持された前記実行環境に基づいて、出力データを生成する出力データ生成ステップと、
前記テーブルを参照し、前記任意のクライアント端末に対応付けられた前記出力装置に対して、生成した前記出力データを送信する出力データ送信ステップと、を実行することを特徴とするサーバーの制御方法。 - 前記テーブルは、通信対象となる前記クライアント端末および前記出力装置に対応付けて、前記出力指令の変換方法を示す変換情報を記憶しており、
前記出力データ生成ステップは、前記テーブルを参照し、前記任意のクライアント端末に対応付けられた前記変換情報に基づいて、前記出力指令を前記出力データに変換することを特徴とする請求項1に記載のサーバーの制御方法。 - 前記変換情報は、コマンド変換規則を示すものであることを特徴とする請求項2に記載のサーバーの制御方法。
- 前記出力指令が、画像の出力指令である場合、
前記変換情報は、画像ファイル形式を示すものであることを特徴とする請求項2に記載のサーバーの制御方法。 - 前記実行環境は、変換パラメータを含み、
前記出力データは、前記変換パラメータを反映したデータであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のサーバーの制御方法。 - 前記出力指令が、画像の出力指令である場合、
前記変換パラメータは、前記画像の解像度、および、前記画像に付加する余白量、の少なくとも一方を指定するものであることを特徴とする請求項5に記載のサーバーの制御方法。 - 前記実行環境は、画像データを含み、
前記出力データは、前記画像データの少なくとも一部を含むことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のサーバーの制御方法。 - 前記実行環境保持ステップは、前記出力データ生成ステップによる前記出力データの生成に伴い、当該出力データを、新たな前記実行環境として上書き保持することを特徴とする請求項7に記載のサーバーの制御方法。
- 前記任意のクライアント端末から、ステータス要求を受信するステータス要求受信ステップと、
前記ステータス要求が前記実行環境に関する要求であるか否かを判定するステータス要求判定ステップと、
前記ステータス要求が前記実行環境に関する要求であると判定した場合、前記任意のクライアント端末に対応する記憶領域に保持された前記実行環境を参照して、前記任意のクライアント端末に返答する第1ステータス返答ステップと、
前記ステータス要求が前記実行環境に関する要求でないと判定した場合、前記任意のクライアント端末に対応付けられた前記出力装置からステータス情報を取得し、当該ステータス情報に基づいて、前記任意のクライアント端末に返答する第2ステータス返答ステップと、を実行することを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載のサーバーの制御方法。 - 前記出力装置は、印刷物を出力する印刷装置であることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載のサーバーの制御方法。
- 複数のクライアント端末および出力装置と通信するサーバーであって、
前記クライアント端末および前記出力装置を対応付けたテーブルを記憶すると共に、各クライアント端末に対応する記憶領域を有する記憶部と、
任意のクライアント端末から、実行環境の設定指令を受信する設定指令受信部と、
前記任意のクライアント端末に対応する記憶領域に、受信した前記実行環境を保持する実行環境保持部と、
前記任意のクライアント端末から、前記出力装置に対する出力指令を受信する出力指令受信部と、
前記任意のクライアント端末に対応する記憶領域に保持された前記実行環境に基づいて、出力データを生成する出力データ生成部と、
前記テーブルを参照し、前記任意のクライアント端末に対応付けられた前記出力装置に対して、生成した前記出力データを送信する出力データ送信部と、を備えることを特徴とするサーバー。 - 請求項11に記載のサーバーと、前記複数のクライアント端末と、前記出力装置と、を備えることを特徴とする出力システム。
- 複数のクライアント端末および出力装置と通信するサーバーに特定の処理を実行させるプログラムであって、
前記サーバーは、前記クライアント端末および前記出力装置を対応付けたテーブルと、各クライアント端末に対応する記憶領域と、を有しており、
前記サーバーに、
任意のクライアント端末から、実行環境の設定指令を受信する設定指令受信ステップと、
前記任意のクライアント端末に対応する記憶領域に、受信した前記実行環境を保持する実行環境保持ステップと、
前記任意のクライアント端末から、前記出力装置に対する出力指令を受信する出力指令受信ステップと、
前記任意のクライアント端末に対応する記憶領域に保持された前記実行環境に基づいて、出力データを生成する出力データ生成ステップと、
前記テーブルを参照し、前記任意のクライアント端末に対応付けられた前記出力装置に対して、生成した前記出力データを送信する出力データ送信ステップと、を実行させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015234009A JP2017102610A (ja) | 2015-11-30 | 2015-11-30 | サーバーの制御方法、サーバー、出力システム、プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015234009A JP2017102610A (ja) | 2015-11-30 | 2015-11-30 | サーバーの制御方法、サーバー、出力システム、プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017102610A true JP2017102610A (ja) | 2017-06-08 |
Family
ID=59017446
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015234009A Pending JP2017102610A (ja) | 2015-11-30 | 2015-11-30 | サーバーの制御方法、サーバー、出力システム、プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017102610A (ja) |
-
2015
- 2015-11-30 JP JP2015234009A patent/JP2017102610A/ja active Pending
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