JP2017101747A - シンクロ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構造や制御により、シンクロ時間を短縮して、回転軸同士の締結作業を迅速に完了することのできるシンクロ装置を提供すること。【解決手段】内燃機関型のエンジン110のクランクシャフト111と、自動変速機130の入力回転軸138とを、回転動力を授受可能に締結するCクラッチ121の締結動作時に作動するシンクロ装置であって、ECM10は、クランクシャフトの端部に設置されたSクラッチ122を作動させて車両100側の固定シャフト109に、そのクランクシャフトを半クラッチ状態で連結させることにより制動トルクを伝達してエンジンを減速させる。【選択図】図1

Description

本発明は、異なる回転速度で回転可能な回転軸同士をスムーズに連結させるシンクロ装置に関する。
動力を伝達する装置では、回転数(回転速度)の異なる回転軸を動力伝達可能に連結させ、また、その連結状態を解除することが頻繁に行われている。
例えば、内燃機関型のエンジンを搭載する車両においては、エンジンの回転軸を変速機の回転軸にクラッチを介して解放状態から締結状態に連結させることにより、連結する変速段に応じた回転数に変速しつつエンジンで発生する動力をドライブシャフト側に伝達して走行するようになっている。この車両では、クラッチを連結状態から解放することにより変速段を切り換えるようになっている。
このような変速機を搭載する車両において、変速操作を自動化したAMT(Automated Manual Transmission)を備える場合、例えば、加速中に変速段をアップさせるときには、クラッチを解放状態にした後に、クラッチを連結状態にしてもショックが生じない程度にエンジンの回転数が低下するのを待ってから、クラッチの連結動作を開始するようになっている。
このように、AMTを搭載する車両では、クラッチの連結動作でショックが発生しないようにシンクロ時間を考慮した制御をすることにより、ドライバビリティが低下してしまうことを回避することができる。なお、反対に、そのシンクロ時間を待つことなく、変速機とエンジンの回転軸を連結させると、締結状態になるとともに、エンジンの動力が変速機以降に伝達されてショックとなってドライバビリティが低下してしまうことになる。
また、このように、AMTを搭載する車両では、エンジンの回転数が所定の回転数まで低下してからクラッチの連結動作を開始することから、このシンクロ時間中に乗員は加速を感じることができず、ドライバビリティに欠けることになる。特に、フライホイールを備える場合には、慣性により回転速度の低下に時間が掛かって、シンクロ時間が長くなってしまう。
このため、変速機を備える車両では、変速機の入力回転軸(インプットシャフト)に回転速度を低下させるシンクロナイザを設けることが多用されている。しかしながら、このシンクロナイザでは、シンクロ時間を短縮するために、制動トルクを大きくしようとすると、磨耗も大きくなり、耐久性が低下する。また、そのようなシンクロナイザでは、装置自体が大型化するとともに、部品コストが増加してしまう。
ところで、エンジンを搭載する車両では、エンジンの回転軸の回転に連動するオルタネータを備えることにより、バッテリに逐次充電することが行われている。
このことから、特許文献1に記載の車両(制御装置)では、オルタネータの負荷を調整することにより、変速機のシフトアップやシフトダウンを行う際のシンクロ時間を短縮することが行われている。しかしながら、オルタネータの本来の役目は、エンジンに過大な負荷を付与することなくバッテリに充電することであり、他の要素に応じて負荷が調整されてしまうと、オルタネータの制御が煩雑になるとともに、バッテリの充電に時間が掛かってしまい、また、その充電が不十分になってしまう可能性がある。
特開2001−193515号公報
そこで、本発明は、簡易な構造制御により、シンクロ時間を短縮して、回転軸同士の連結作業を迅速に完了することのできるシンクロ装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するシンクロ装置の発明の一態様は、第1回転装置の第1回転軸と第2回転装置の第2回転軸とを回転動力を授受可能に締結するメインクラッチの当該締結動作時に作動するシンクロ装置であって、前記第1回転軸および前記第2回転軸の少なくとも一方に当該回転速度の減速を目的に設けられる減速機能部と、前記減速機能部の作動または非作動を切り換えるように制御する作動制御部と、を備えている。
このように本発明の一態様によれば、回転軸の回転速度の減速させる目的の簡易な構造制御により、シンクロ時間を短縮することができ、回転軸同士の連結作業を迅速に完了することのできるシンクロ装置を提供することができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係るシンクロ装置を備える車両の一例を示す図であり、その概略全体構成を示す概念図である。 図2は、そのシンクロ装置に関わる制御ブロック図である。 図3は、そのシンクロ装置によるシンクロ制御処理を説明するフローチャートである。 図4は、そのシンクロ制御処理におけるトルクの伝達の時間変化を説明するグラフである。 図5は、そのシンクロ制御処理による作用効果を説明する図であり、(a)は従来のままシンクロ回転数まで低下するのを待機するシンクロ時間を示すグラフ、(b)はシンクロ制御処理により短縮されたシンクロ時間を示すグラフである。 図6は、その他の態様に係るシンクロ装置を備える車両の一例を示す図であり、その概略全体構成を示す概念図である。 図7は、本発明の第2実施形態に係るシンクロ装置を備える車両の一例を示す図であり、その概略全体構成を示す概念図である。 図8は、そのシンクロ装置に関わる制御ブロック図である。 図9は、そのシンクロ装置によるシンクロ制御処理を説明するフローチャートである。 図10は、そのシンクロ制御処理におけるトルクの伝達の時間変化を説明するグラフである。 図11は、その第1の他の態様に係るシンクロ装置を備える車両の一例を示す図であり、その概略全体構成を示す概念図である。 図12は、その第2の他の態様に係るシンクロ装置を備える車両の一例を示す図であり、その概略全体構成を示す概念図である。 図13は、本発明の第3実施形態に係るシンクロ装置を備える車両の一例を示す図であり、その概略全体構成を示す概念図である。 図14は、そのシンクロ装置に関わる制御ブロック図である。 図15は、そのシンクロ装置によるシンクロ制御処理を説明するフローチャートである。 図16は、そのシンクロ制御処理におけるトルクの伝達の時間変化を説明するグラフである。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1〜図5は本発明の第1実施形態に係るシンクロ装置を備える車両の一例を示す図である。
図1において、車両100は、走行用の動力を発生する動力源として、内燃機関型のエンジン110を搭載している。車両100は、エンジン110の駆動トルク(回転動力)をドライブシャフト102にデファレンシャルギヤ101を介して伝達し駆動輪103を回転させることにより走行するようになっている。
エンジン110は、Cクラッチ121と自動変速機(AMT:Automated Manual Transmission)130とを介してデファレンシャルギヤ101に連結されている。言い換えると、Cクラッチ121と自動変速機130は、エンジン110からドライブシャフト102(駆動輪103)にエンジン110の動力を伝達する経路の途中に配置されている。
Cクラッチ121は、エンジン110のクランクシャフト111と自動変速機130の入力回転軸138との間に、変速制御時に機能するように設置されている。Cクラッチ121は、そのクランクシャフト111と入力回転軸138との間を相対回転不能な締結状態にすることにより、エンジン110とドライブシャフト102との間の動力伝達経路を接続状態にする。また、Cクラッチ121は、そのクランクシャフト111と入力回転軸138との間の締結状態を相対回転可能な解放状態にすることにより、エンジン110とドライブシャフト102との間の動力伝達経路を切断状態にする。
このCクラッチ121は、クランクシャフト111と入力回転軸138との間の締結部材間を摺動状態で接触する、所謂、半クラッチ状態にして相対回転を許容しつつ回転負荷を与えることにより、互いの回転速度を徐々に一致させて締結状態にスムーズに移行することを可能にしている。すなわち、エンジン110が第1回転装置を、クランクシャフト111が第1回転軸を、自動変速機130が第2回転装置を、入力回転軸138が第2回転軸を構成し、Cクラッチ121がメインクラッチを構成している。
自動変速機130は、入力回転軸138がCクラッチ121に接続されているのに対して、出力回転軸139はデファレンシャルギヤ101に連結されている。自動変速機130は、入力回転軸138と出力回転軸139との間に複数種の変速段、例えば、1速ギヤ列131、2速ギヤ列132、3速ギヤ列133、および後退ギヤ列134が収納されている。
1速ギヤ列131、2速ギヤ列132、および3速ギヤ列133は、エンジン110のトルクを受けて駆動回転するドライブギヤDrvが入力回転軸138側に相対回転自在に設置されており、このドライブギヤDrvに噛み合って従動回転するドリブンギヤDrnが出力回転軸139側に相対回転不能に固定されて構築されている。
この構造により、1速ギヤ列131、2速ギヤ列132、および3速ギヤ列133は、エンジン110から出力される回転トルクを、入力回転軸138側のドライブギヤDrvと出力回転軸139側のドリブンギヤDrnとを介して、それぞれの変速比で変速させつつ伝達することができる。
後退ギヤ列134は、入力回転軸138側に設定されるドライブギヤDrvと、出力回転軸139側に固定されるドリブンギヤDrnとの間に、その双方に噛み合うリバースアイドラギヤRidが設置されている。
この構造により、後退ギヤ列134は、ドライブギヤDrvとドリブンギヤDrnとの間にリバースアイドラギヤRidが介在することにより、1速ギヤ列131などにおけるドライブギヤDrvに対するドリブンギヤDrnの回転方向を逆方向にして、エンジン110から出力される回転トルクを入力回転軸138側から出力回転軸139側に特定の変速比で変速させつつ伝達することができる。
この自動変速機130は、1速ギヤ列131と2速ギヤ列132の間と、3速ギヤ列133と後退ギヤ列134との間のそれぞれの入力回転軸138側に、ドライブギヤDrvを入力回転軸138に相対回転不能に固定するスリーブSlvが設置されている。
この構造により、自動変速機130は、シフト操作により選択された1速ギヤ列131などのいずれかのドライブギヤDrvにスリーブSlvを連結固定することにより、エンジン110の動力を入力回転軸138から出力回転軸139に伝達する動力伝達経路を形成する。また、この自動変速機130は、所謂、ニュートラルレンジにシフトされたときには、そのスリーブSlvのドライブギヤDrvとの連結固定を解除して、入力回転軸138の自由回転を許容して、出力回転軸139との間の動力伝達経路を切断状態にすることができる。
この車両100は、エンジン110のクランクシャフト111の一端側端部111aに自動変速機130の入力回転軸138との間を締結状態または解放状態にするCクラッチ121が配置されているのに対して、そのクランクシャフト111の反対側端部111bには、車両100側に締結し、また、その締結を解除するSクラッチ122がシンクロ制御時に機能させるように設置されている。
Sクラッチ122は、エンジン110のクランクシャフト111の反対側端部111bと、例えば、エンジン110を支持するフレーム108に固定されている固定シャフト(不動部材)109との間に設置されている。Sクラッチ122は、クランクシャフト111と固定シャフト109との間を摺動状態に連結する半クラッチ状態にすることにより、クランクシャフト111の回転を許容しつつその回転を制限する負荷を与えるようになっている。また、Sクラッチ122は、締結状態を解消してクランクシャフト111の固定シャフト109に対する自由回転を確保することによりエンジン110の稼動を許容するようになっている。すなわち、Sクラッチ122がサブクラッチを構成し、固定シャフト109と共に減速機能部を構成している。なお、Sクラッチ122は、クランクシャフト111と固定シャフト109との間を相対回転不能な締結状態にすることにより、エンジン110のクランクシャフト111を回転不能に固定することができる。
また、車両100は、図2に示すように、ECM(Engine Control Module)10と、TCM(Transmission Control Module)20とがCAN(Controller Area Network)通信により各種情報をやり取りして、エンジン110や自動変速機130を統括制御するようになっている。
ECM10は、予め格納されているメモリ内の制御プログラムに従って各種検出情報や各種パラメータに基づく制御処理を実行するようになっており、エンジン回転検出部(回転数検出部)11と、車速センサ12と、アクセルセンサ13と、シフト位置検出部14とから検出情報を受け取って、エンジン110等の駆動を制御するようになっている。
エンジン回転検出部11は、エンジン110のクランクシャフト111の回転速度(回転数)を検出してECM10に送信する。車速センサ12は、例えば、ドライブシャフト102の回転数を検出してECM10に送信する。アクセルセンサ13は、ドライバによる図示しないアクセルペダルの踏み込み量を検出してECM10に送信する。シフト位置検出部14は、ドライバの図示しないシフトノブのシフト操作により選択されたシフト位置(ECM10の自動選択するシフト位置を含んでも良い)を検出してECM10に送信する。
TCM20は、予め格納されているメモリ内の制御プログラムに従って各種検出情報や各種パラメータに基づく制御処理を実行するようになっており、自動変速機130のギヤ位置検出部21と、Cクラッチ121のクラッチ位置検出部22とから検出情報を受け取って、自動変速機130やCクラッチ121の駆動を制御するようになっている。
このTCM20は、ドライバによるシフト操作に従って、あるいはECM10と連携する制御処理による自動のシフト操作に従って、Cクラッチ121のアクチュエータによる駆動(締結または解放)を制御する。このとき、TCM20は、Cクラッチ121の駆動を制御しつつ、自動変速機130の入力回転軸138と出力回転軸139とを1速ギヤ列131などの変速段のいずれかに相対回転不能に締結する制御処理や、その入力回転軸138および出力回転軸139の変速段との締結を解除して相対回転自在のN(ニュートラル)ポジションを選択(設定)する制御処理を実行するようになっている。
ギヤ位置検出部21は、自動変速機130のスリーブSlvが不図示のアクチュエータにより稼動されて入力回転軸138と出力回転軸139との間で固定した変速段を検出してTCM20に送信する。クラッチ位置検出部22は、不図示のアクチュエータにより動作されるCクラッチ121の締結状態(接続状態)、解放状態(切断状態)あるいは摺動状態(半クラッチ状態)に応じた締結部材の位置(間隔)を検出してTCM20に送信する。
また、ECM10は、Sクラッチ122のクラッチ位置検出部25と、自動変速機130の入力回転数検出部26とから検出情報を受け取ってSクラッチ122の駆動を制御しつつ、TCM20と連携するようになっている。
クラッチ位置検出部25は、不図示のアクチュエータにより動作されるSクラッチ122の締結状態(接続状態)、解放状態(切断状態)あるいは摺動状態(半クラッチ状態)に応じた締結部材の位置(間隔)を検出してECM10に送信する。入力回転数検出部26は、自動変速機130の入力回転軸138の回転数を検出してTCM20(ECM10)に送信する。
このECM10は、エンジン回転検出部11が検出するエンジン110の回転速度やアクセルセンサ13が検出するアクセルペダルの踏み込み量などに応じてエンジン110を稼動させる制御処理を実行し、また、TCM20と連携して、自動変速機130の変速制御と共にCクラッチ121の締結または解放の切換制御を実行することにより、車両100を効率よく走行させるようになっている。
このとき、ECM10は、TCM20と連携して、エンジン回転検出部11が検出するクランクシャフト111の回転速度や入力回転数検出部26が検出する自動変速機130の入力回転軸138の回転数がCクラッチ121の締結動作によりショックが発生しない程度に同調(シンクロ)したことを確認するようになっている。このECM10は、その同調を確認できたときに、クラッチ位置検出部22が検出するCクラッチ121の締結部材間の間隔を調整し、そのCクラッチ121を解放状態から半クラッチ状態を経て締結状態にする切換制御処理を実行するようになっている。
また、ECM10は、この自動変速機130の変速制御と並行して、Sクラッチ122の締結または解放の切換制御を実行することにより、エンジン110のクランクシャフト111の回転を自動変速機130の入力回転軸138の回転速度に積極的に同調(シンクロ)させるようになっている。すなわち、ECM10が作動制御部を構成し、Sクラッチ122の作動または非作動を切り換えるように制御することにより、自動変速機130の変速に掛かる切換制御時間(シンクロ時間)を調整するようになっている。
具体的に、ECM10およびTCM20は、それぞれメモリ内の制御プログラムに従って連携動作することにより、Cクラッチ121の駆動を制御しつつ、自動変速機130の変速段を切り換える変速制御処理を実行するようになっている。このとき、ECM10は、Sクラッチ122の駆動(締結や解放)を制御してエンジン110のクランクシャフト111に固定シャフト109を半クラッチ状態で連結して制動トルク(制動力)を付与することにより、そのクランクシャフト111の回転を自動変速機130の入力回転軸138と同調(シンクロ)させつつCクラッチ121の解放状態から締結状態への切換制御を実行するようになっている。
例えば、図3のフローチャートに示すように、自動変速機130の変速段をシフトアップさせる変速制御処理を実行する際に、ECM10は、TCM20と連携しつつ、Sクラッチ122の駆動を制御することにより、エンジン110のクランクシャフト111と自動変速機130の入力回転軸138との回転速度を同調(シンクロ)させつつ、Cクラッチ121の解放状態から締結状態への切換制御を実行するようになっている。
まず、自動変速機130の変速段のシフトアップ制御処理が開始されると、図3に示すように、ECM10とTCM20が連携してCクラッチ121を解放状態に制御した後に(ステップS111)、ECM10は、エンジン110の駆動制御条件から求めるエンジントルクが予め設定されている閾値以下になっているか否かを繰り返し確認する(ステップS121)。
このように、エンジン110のトルクが閾値以下であることを確認することにより、図4に実線で示すように、走行トルクを出力するための燃焼制御が継続してCクラッチ121がトルクを伝達する状態のまま、以下のステップにおいて、Sクラッチ122を半クラッチ状態にしてしまうことを回避することができ、積極的に回転させる制御中のエンジン110に無用なブレーキを掛けて燃料を無駄に浪費してしまうことを防止することができる。
ステップS121において、エンジン110の出力トルクが設定閾値以下になっていることを確認したECM10は、Sクラッチ122を解放状態から半クラッチ状態にしてクランクシャフト111に制動トルクを付与することにより(ステップS131)、エンジン110の回転数がCクラッチ121によるクランクシャフト111と入力回転軸138との締結状態への切換制御によって問題となる程度のショックが発生しないシンクロ回転範囲内まで低下しているか否かを繰り返し確認する(ステップS141)。
このように、図4に一点鎖線で示すように、Sクラッチ122を半クラッチ状態にしてエンジン110の回転を制限する制動トルクを伝達することによりクランクシャフト111の回転速度を積極的に低下させることができる。このため、エンジン110の回転速度がCクラッチ121をスムーズに締結状態にすることのできるシンクロ回転数まで低下するまで長期間待機しなければならなかった図5(a)に示す待ち時間T1を、図5(b)に示す待ち時間T2のように、大きく短縮することができる。
ステップS141において、エンジン110の回転がシンクロ回転数まで低下したことを確認したECM10は、Sクラッチ122を半クラッチ状態から解放状態にした後に(ステップS151)、TCM20と連携して、Cクラッチ121を締結状態に制御してエンジン110の出力トルクの増加を可能な状態にし(ステップS161)、この自動変速機130のシフトアップ制御処理を終了する。
これにより、Cクラッチ121の解放状態がシンクロ待ち時間T1の間で続いて、エンジン110のトルクが伝達されない抜け期間をドライバが感じてしまうことを回避することができ、Sクラッチ122によりエンジン110の回転を積極的に減速させて短縮したシンクロ待ち時間T2でショックが発生することなくCクラッチ121を締結状態にすることができる。
このように、本実施形態においては、Sクラッチ122を設置してECM10により適宜制御するだけの簡易な構造と制御で、Cクラッチ121を締結させる動作を開始するまでのシンクロ待ち時間(トルクの抜け期間)を積極的に短縮することができ、エンジン110のクランクシャフト111と自動変速機130の入力回転軸138との連結作業を迅速に完了することができる。したがって、車両100のドライバビリティが欠けることになることを回避することができる。
ここで、本実施形態の他の態様としては、本実施形態ではSクラッチ122をエンジン110側に設置してクランクシャフト111の回転数を積極的に低下させる構成を採用するが、これに限るものではない。例えば、図6に示すように、Sクラッチ122は、自動変速機130の入力回転軸138のCクラッチ121の反対側に、エンジン110用のフレーム108の固定シャフト109と共に設置するようにしても良い。この場合には、自動変速機130の入力回転軸138の回転数を積極的に低下させて変速段の切換制御を迅速に行い得るようにすることができる。
また、図示することは省略するが、Sクラッチ122は、固定シャフト109を廃して、フレーム108に接するように設置しても良い。
(第2実施形態)
次に、図7〜図10は本発明の第2実施形態に係るシンクロ装置を備える車両の一例を示す図である。ここで、本実施形態は、上述の第1実施形態と略同様に構成されていることから、図面を流用し、同様の構成には同一の符号を付して特徴部分を説明する(以下の実施形態においても同様)。
図7および図8において、車両100は、上述の第1実施形態におけるエンジン110用のフレーム108に設置する固定シャフト109に代えて、ジェネレータ(回転機)210が設置されており、ジェネレータ210の回転軸211がシンクロ制御用のSクラッチ122に連結されている。
Sクラッチ122は、半クラッチ状態から締結状態になってクランクシャフト111とジェネレータ210の回転軸211との間を連結することにより、そのジェネレータ210を発電機として機能させることができるようになっている。ジェネレータ210は、図示しないインバータを介してバッテリ219に接続されており、発電機として機能した際の発電電力をバッテリ219に充電することができるようになっている。
ECM10は、上述の第1実施形態と同様に、自動変速機130の変速制御と並行して、Sクラッチ122の締結または解放の切換制御を実行することにより、エンジン110のクランクシャフト111の回転を自動変速機130の入力回転軸138の回転速度に積極的に同調(シンクロ)させるようになっている。
具体的に、ECM10およびTCM20は、それぞれメモリ内の制御プログラムに従って連携動作することにより、自動変速機130の変速段を切り換える変速制御処理を実行するようになっている。このとき、ECM10は、Sクラッチ122の駆動(締結や解放)を制御してエンジン110のクランクシャフト111にジェネレータ210の回転軸211に締結して発電機として機能する際の回生トルクを制動トルクとして付与することにより、そのクランクシャフト111の回転を自動変速機130の入力回転軸138と同調(シンクロ)させつつCクラッチ121の解放状態から締結状態への切換制御を実行するようになっている。
例えば、自動変速機130の変速段をシフトアップさせる変速制御処理を実行する際に、図9のフローチャートに示すように、ECM10は、TCM20と連携しつつ、Sクラッチ122の駆動を制御して、上述の第1実施形態と同様の制御処理を実行することにより、エンジン110のクランクシャフト111と自動変速機130の入力回転軸138との回転速度を同調(シンクロ)させつつCクラッチ121の解放状態から締結状態への切換制御を実行するようになっている。
まず、自動変速機130の変速段のシフトアップ制御処理が開始されると、図9に示すように、ECM10は、Cクラッチ121を解放状態に制御して(ステップS111)、エンジントルクの設定閾値以下を確認した後に(ステップS121)、Sクラッチ122を解放状態から半クラッチ状態を経て締結状態にしてクランクシャフト111にジェネレータ210で発生する回生トルクを付与する(ステップS132)。
次いで、ECM10は、エンジン110のクランクシャフト111の回転数が自動変速機130の入力回転軸138とCクラッチ121を介して締結する際のシンクロ回転範囲内まで低下しているか否かを繰り返し確認する(ステップS141)。
このように、図10に一点鎖線で示すように、Sクラッチ122を締結状態にしてエンジン110の回転を制限する回生(制動)トルクを伝達することによりクランクシャフト111の回転速度を低下させることができる。このとき、ジェネレータ210は、エンジン110に回生トルクを伝達しつつ回生電力を発生してバッテリ219に充電することができる。このため、上述の第1実施形態と同様に、図5(a)に示すシンクロ回転数まで低下する待ち時間T1を、図5(b)に示す待ち時間T2まで大きく短縮することができる。
以降、上述の第1実施形態と同様に、ECM10は、ステップS141において、エンジン110の回転がシンクロ回転数まで低下したことを確認した後に、Sクラッチ122を半クラッチ状態から解放状態にする(ステップS152)。この後に、ECM10は、TCM20と連携して、Cクラッチ121を締結状態にしてエンジン110の出力トルクの増加を可能な状態にし(ステップS161)、この自動変速機130のシフトアップ制御処理を終了する。
このように、本実施形態においては、上述の第1実施形態による作用効果に加えて、エンジン110を自動変速機130とスムーズに締結するシンクロ回転まで低下させる際に、上述の第1実施形態のように、Sクラッチ122において固定シャフト109側との摺動接触により発生する熱として消費させるのではなく、ジェネレータ210に発電させてバッテリ219を充電することができ、エンジン110のトルクを有効利用することができる。
ここで、本実施形態の第1の他の態様としては、本実施形態ではSクラッチ122をエンジン110側に設置してクランクシャフト111の回転数を積極的に低下させる構成を採用するが、これに限るものではない。例えば、図11に示すように、ジェネレータ210は、自由回転可能であることから、自動変速機130の入力回転軸138のCクラッチ121の反対側に直結して設置するようにしても良い。
また、第2の他の態様としては、自動変速機130の入力回転軸138のCクラッチ121の反対側にSクラッチ122を配置するとともに、ジェネレータ210に代えて、オイルポンプ220を設置するようにしても良い。このように、オイルポンプ220を設置する場合には、自動変速機130の入力回転軸138の回転数を積極的に低下させて変速段の切換制御を迅速に行い得るようにするのに加えて、オイルポンプ220により圧力上昇させたオイルを送って蓄圧することができる。
さらに、第3の他の態様としては、図示することは省略するが、本実施形態のジェネレータ210はSクラッチ122により任意のタイミングで接断することができることから、ECM10は、TCM20と連携して、クランクシャフト111を自動変速機130の入力回転軸138に締結してエンジン110の制動トルクをドライブシャフト102に伝達する際にも、Sクラッチ122の駆動(締結や解放)を制御して、エンジン110のクランクシャフト111にジェネレータ210の回転軸211を締結して発電機として機能させ回生トルクを付与するようにしても良い。
例えば、ECM10は、自動変速機130の変速段を積極的に落として車両100を減速させる、所謂、キックダウン時、あるいは、自動変速機130の変速段を車両100の慣性走行の車速に応じて落とす、所謂、コーストダウン時、または、カーブを通り抜け前に自動変速機130の変速段を落として減速させた後に加速する、所謂、ブリッピング時に、エンジン110のクランクシャフト111を自動変速機130の入力回転軸138に締結して、ジェネレータ210を発電機として機能させて回生トルクをエンジン110のクランクシャフト111に付与しつつ回生電力をバッテリ219に充電することができるようにしても良い。
また、第4の他の態様としては、図示することは省略するが、ジェネレータ210がバッテリ219に接続されてモータとしても機能させることができることから、ECM10は、車両100の走行用の駆動源として、エンジン110をアシストするためにジェネレータ210にバッテリ219から電力供給して駆動トルクを出力するようにしても良い。また、ECM10は、ジェネレータ210をエンジン110の始動時におけるクランキングさせるスタータモータとしても利用するようにしても良い。
(第3実施形態)
次に、図13〜図16は本発明の第3実施形態に係るシンクロ装置を備える車両の一例を示す図である。
図13および図14において、車両100は、上述の第1実施形態におけるエンジン110用のフレーム108に設置する固定シャフト109に代えて、変速機330が設置されている。この車両100では、自動変速機130を接続するデファレンシャルギヤ101が設置されるドライブシャフト102と同様に、反対側のドライブシャフト106にもデファレンシャルギヤ105が設置されて、変速機330の入力回転軸338がシンクロ制御用のSクラッチ122に連結されるとともに、その変速機330の出力回転軸339がデファレンシャルギヤ105に接続されている。
Sクラッチ122は、半クラッチ状態から締結状態になってクランクシャフト111と変速機330の入力回転軸338との間を連結することにより、変速機330とデファレンシャルギヤ105を介してドライブシャフト106にエンジン110の回転力を伝達するようになっている。このとき、Sクラッチ122は、変速機330の変速段に応じた変速比でドライブシャフト106の両端側のタイヤをも駆動輪107として回転させるように回転動力を伝達することができ、車両100の走行をアシストすることができるようになっている。
変速機330は、入力回転軸338と出力回転軸339の間に1つの変速段として機能する変速ギヤ列331を備えており、入力回転軸338にはドライブギヤDrvが固定され、出力回転軸339にはドリブンギヤDrnが固定されて構築されている。
この構造により、変速ギヤ列331は、エンジン110のクランクシャフト111の回転トルクをSクラッチ122を介して固定の変速比で変速しつつ伝達することができ、デファレンシャルギヤ105を介してドライブシャフト106(駆動輪107)を回転させて車両100を走行させることができる。すなわち、変速機330が第3回転装置を構成している。なお、変速機330は、車両100の車速等に応じて変速比を選択可能に複数種の変速段を備える自動変速機や無段変速機に構築しても良い。
ECM10は、Sクラッチ122のクラッチ位置検出部25と、自動変速機130の第1入力回転数検出部26とに加えて、変速機330の第2入力回転数検出部27からも検出情報を受け取ってSクラッチ122の駆動を制御しつつTCM20と連携するようになっている。第2入力回転数検出部27は、第1入力回転数検出部26と同様に、変速機330の入力回転軸338の回転数を検出してECM10に送信する。
このECM10は、上述の第1実施形態と同様に、自動変速機130の変速制御と並行して、Sクラッチ122の締結または解放の切換制御を実行することにより、エンジン110のクランクシャフト111の回転を自動変速機130の入力回転軸138の回転速度に積極的に同調(シンクロ)させつつ、エンジン110の回転トルクを変速機330を介してドライブシャフト106側に伝達するようになっている。
具体的に、ECM10およびTCM20は、それぞれメモリ内の制御プログラムに従って連携動作することにより、自動変速機130の変速段を切り換える変速制御処理を実行するようになっている。このとき、ECM10は、第2入力回転数検出部27の変速機330の入力回転軸338の回転数(回転速度)に応じてSクラッチ122の駆動(締結や解放)を制御して半クラッチ状態や締結状態にする。このようにして、ECM10は、エンジン110のクランクシャフト111にドライブシャフト106(駆動輪107)を連れ回り回転させる負荷を制動トルクとして付与することにより、そのクランクシャフト111の回転を自動変速機130の入力回転軸138と同調(シンクロ)させつつCクラッチ121の解放状態から締結状態への切換制御を実行するようになっている。
また、ECM10は、ドライブシャフト106を連れ回り回転させる制動トルクをエンジン110側に付与するだけでなく、自動変速機130の変速制御が終了した後に、Cクラッチ121を解放状態から締結状態に切り換える制御中に、エンジン110をトルク出力する状態に駆動制御するようにしてもよい。詳細には、ECM10は、Cクラッチ121の解放状態から締結状態への切換制御中に、Sクラッチ122を締結状態や半クラッチ状態にすることにより、Cクラッチ121とSクラッチ122との双方からエンジン110の駆動トルクを自動変速機130と変速機330とを介して伝達して車両100を走行させる切換制御を実行することもできるようになっている。なお、変速機330側は、固定シャフト109による制動トルクの付与と同様に、連れ回り回転に伴う制動トルクの付与だけに利用するようにして、エンジン110から駆動トルクを出力する際にはSクラッチ122を解放状態にする切換制御処理を実行するようにしても良い。
例えば、自動変速機130の変速段をシフトアップさせる変速制御処理を実行する際に、図15のフローチャートに示すように、ECM10は、TCM20と連携しつつ、Sクラッチ122の駆動を制御して、シンクロ回転まで、上述の第1実施形態と同様の制御処理を実行することにより、エンジン110のクランクシャフト111と自動変速機130の入力回転軸138との回転速度を同調(シンクロ)させつつCクラッチ121の解放状態から締結状態への切換制御を実行するのに加え、並行してSクラッチ122の解放状態への切換制御処理を実行するようになっている。
まず、自動変速機130の変速段のシフトアップ制御処理が開始されると、図15に示すように、ECM10は、Cクラッチ121を解放状態に制御して(ステップS111)、エンジントルクの設定閾値以下を確認した後に(ステップS121)、Sクラッチ122を解放状態から半クラッチ状態にして(車速によっては締結状態にしてよい)クランクシャフト111に変速機330からドライブシャフト106側で発生する制動トルクを付与する(ステップS133)。
次いで、ECM10は、エンジン110のクランクシャフト111の回転数が自動変速機130の入力回転軸138とCクラッチ121を介して締結する際のシンクロ回転範囲内まで低下しているか否かを繰り返し確認する(ステップS141)。
このように、図16に一点鎖線で示すように、Sクラッチ122を半クラッチ状態(車速によっては締結状態)にしてエンジン110の回転を制限する制動トルクを伝達することによりクランクシャフト111の回転速度を低下させることができる。このため、上述の第1実施形態と同様に、図5(a)に示すシンクロ回転数まで低下する待ち時間T1を、図5(b)に示す待ち時間T2まで大きく短縮することができる。
次いで、ECM10は、ステップS141において、エンジン110の回転がシンクロ回転数まで低下したことを確認した後に、Cクラッチ121を解放状態から半クラッチ状態を経て締結状態にする切換制御処理を実行しつつ、Sクラッチ122を締結状態から半クラッチ状態を経て解放状態にする切換制御処理を実行するとともに、エンジン110からの駆動トルクの出力を開始する(ステップS153)。この後に、ECM10は、Sクラッチ122の伝達するエンジン110のトルクが予め設定されている閾値以下になっているか否かを繰り返し確認する(ステップS154)。
ステップS154において、Sクラッチ122が完全に解放状態になって伝達するエンジントルクが設定閾値以下になっていることを確認したECM10は、TCM20と連携して、Cクラッチ121を締結状態にしてエンジン110の出力トルクの増加を可能な状態にし(ステップS161)、この自動変速機130のシフトアップ制御処理を終了する。
このように、本実施形態においては、上述の第1実施形態による作用効果に加えて、自動変速機130の切換制御の後半に、変速機330を介してドライブシャフト106(駆動輪107)にもエンジン110の駆動トルクをSクラッチ122を介して伝達して車両100の走行をアシストすることができ、自動変速機130の切換制御に伴う抜け感をより小さくすることができる。
本発明の実施形態を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正及び等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
10 ECM(作動制御部)
11 エンジン回転検出部
12 車速センサ
13 アクセルセンサ
14 シフト位置検出部
20 TCM
21 ギヤ位置検出部
22、25 クラッチ位置検出部
26、27 入力回転数検出部
100 車両
109 固定シャフト(不動部材)
110 エンジン(第1回転装置)
111 クランクシャフト(第1回転軸)
121 Cクラッチ(メインクラッチ)
122 Sクラッチ(サブクラッチ)
130 自動変速機(第1回転装置)
138 入力回転軸(第2回転軸)
210 ジェネレータ(回転機)
220 オイルポンプ
330 変速機(第3回転装置)
338 入力回転軸

Claims (7)

  1. 第1回転装置の第1回転軸と第2回転装置の第2回転軸とを回転動力を授受可能に締結するメインクラッチの当該締結動作時に作動するシンクロ装置であって、
    前記第1回転軸および前記第2回転軸の少なくとも一方に当該回転速度の減速を目的に設けられる減速機能部と、
    前記減速機能部の作動または非作動を切り換えるように制御する作動制御部と、
    を備える、シンクロ装置。
  2. 前記減速機能部は、前記第1回転軸および前記第2回転軸の少なくとも一方に設けられる前記メインクラッチに対して反対側の端部に位置するように配置されている、請求項1に記載のシンクロ装置。
  3. 前記減速機能部は、不動部材に所望の制動力が発生するように接離するサブクラッチにより構成されている、請求項1または請求項2に記載のシンクロ装置。
  4. 前記減速機能部は、前記第1回転軸および前記第2回転軸の少なくとも一方の当該回転軸が一体に回転するように設けられている回転機を含んで構成されている、請求項1または請求項2に記載のシンクロ装置。
  5. 前記減速機能部は、前記第1回転軸および前記第2回転軸の少なくとも一方の当該回転軸が一体に回転するように設けられているポンプを含んで構成されている、請求項1または請求項2に記載のシンクロ装置。
  6. 前記減速機能部は、前記第1回転軸および前記第2回転軸の少なくとも一方の当該回転軸が一体に回転するように設けられて前記回転動力を伝達して出力する第3回転装置を含んで構成されている、請求項1または請求項2に記載のシンクロ装置。
  7. 前記第1回転装置を構成して前記回転動力を発生する内燃機関型のエンジンと、前記第2回転装置を構成して前記エンジンの回転動力を変速する変速機と、を備える車両に搭載されて、
    前記作動制御部は、前記回転動力が予め設定されている閾値以下のときに前記減速機能部を作動させる、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のシンクロ装置。
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