JP2017100632A - 車両用制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アイドリングストップ機能に関する制御を実行する一の制御装置と、他の車載機能に関する他の制御装置との間で通信異常が発生した場合に、車両の燃費を悪化させず且つ運転者への違和感を抑制することが可能な車両用制御システムを提供すること。
【解決手段】アイドリングストップ機能を制御する第1制御装置と、バッテリ電力で作動するアクチュエータを作動制御することで、対象機能(駐車支援機能、車高調整機能、又は減衰力調整機能)を実現すると共に、対象機能の作動状況を第1制御装置に送信する第2制御装置を備え、制御装置間の通信状態が異常である場合、第1制御装置は、対象機能の作動状況に関わらずエンジンの自動停止を許可すると共に、始動条件が成立しない限り、自動停止されているエンジンの自動停止を継続させ、第2制御装置は、対象機能の作動を禁止する。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両用制御装置に関する。
従来、予め規定された停止条件が成立すると、エンジンを自動的に停止させ、予め規定された始動条件が成立するとエンジンを自動的に始動させるエンジン自動停止及び自動始動機能(以下、便宜的に「アイドリングストップ機能」と称する)を有する車両が知られている(例えば、特許文献1等参照)。
特開2015−40485号公報
ところで、アイドリングストップ機能は、エンジンを自動停止及び自動始動させるため、車両に搭載される他の車載機能の動作に影響を与える可能性がある。例えば、アイドリングストップ機能との干渉が懸念される他の車載機能としては、車両の後退駐車時に操舵操作を支援する駐車支援機能、車両の車高を調整する車高調整機能、車両の各車輪における減衰力を調整する減衰力調整機能等がある。他の車載機能は、それぞれ、エンジンを始動させるスタータと同じ電源(バッテリ)からの電力供給で作動するアクチュエータの作動制御により実現されるため、エンジンの自動始動時にスタータが作動すると、バッテリの電圧低下により他の車載機能の動作に影響を与える可能性がある。そのため、他の車載機能が作動する状況では、アイドリングストップ機能を禁止することが考えられる。
しかしながら、アイドリングストップ機能に関する制御を実行する一の制御装置と、他の車載機能に関する制御を実行する他の制御装置との間で通信異常が発生した場合、一の制御装置は、他の制御装置による他の車載機能の作動状況を確認できる場合とできない場合とが生じてしまう。そのため、他の車載機能が作動していても、アイドリングストップ機能が禁止される場合と禁止されない場合とが生じてしまい、運転者に違和感を与える可能性がある。
また、一の制御装置は、通信異常が発生した場合、他の車載機能の作動状況に依らず、アイドリングストップ機能を禁止してしまうことも可能であるが、車両の燃費が悪化してしまうという問題が生じる。
そこで、上記課題に鑑み、アイドリングストップ機能に関する制御を実行する一の制御装置と、他の車載機能に関する制御を実行する他の制御装置との間で通信異常が発生した場合に、車両の燃費を悪化させず且つ運転者への違和感を抑制することが可能な車両用制御システムを提供することを目的とする。
車両の駆動力源であるエンジンと、
前記エンジンを始動させるスタータと、
前記スタータに駆動電力を供給するバッテリと、
所定の停止条件が成立した場合、前記エンジンを自動停止させ、所定の始動条件が成立した場合、前記スタータを駆動して前記エンジンを自動始動させる第1制御装置と、
前記バッテリからの電力で作動するアクチュエータであって、パワーステアリング装置のアシストモータであるアクチュエータ、アブソーバのシリンダ内の圧力を調整するアクチュエータ、又はアブソーバのシリンダ内のピストンロッドにより隔離される2つの油室間での作動油の移動流量を調整するアクチュエータを作動制御することにより、前記車両の目標駐車位置への操舵操作を支援する駐車支援機能、前記車両の車高を調整する車高調整機能、又は前記アブソーバの減衰力を調整する減衰力調整機能を実現すると共に、前記駐車支援機能、前記車高調整機能、又は前記減衰力調整機能の作動状況を前記第1制御装置に送信する第2制御装置を備え、
前記第1制御装置は、前記第2制御装置との間の通信状態が正常である場合、前記駐車支援機能、前記車高調整機能、又は前記減衰力調整機能が作動しているとき、前記エンジンの自動停止を禁止すると共に、自動停止されている前記エンジンを自動始動させ、前記第2制御装置との間の通信状態が異常である場合、前記駐車支援機能、前記車高調整機能、又は前記減衰力調整機能の作動状況に関わらず、前記エンジンの自動停止を許可すると共に、前記始動条件が成立しない限り、自動停止されている前記エンジンの自動停止を継続させ、
前記第2制御装置は、前記第1制御装置との間の通信状態が異常である場合、前記駐車支援機能、前記車高調整機能、又は前記減衰力調整機能の作動を禁止する、
車両用制御システムが提供される。
本発明の一実施形態によれば、車両用制御システムは、車両の駆動力源であるエンジンと、エンジンを始動させるスタータと、スタータに駆動電力を供給するバッテリと、所定の停止条件が成立した場合、エンジンを自動停止させ、所定の始動条件が成立した場合、スタータを駆動してエンジンを自動始動させる(即ち、アイドリングストップ機能に関する制御を実行する)第1制御装置と、バッテリからの電力で作動するアクチュエータであって、パワーステアリング装置のアシストモータであるアクチュエータ、アブソーバのシリンダ内の圧力を調整するアクチュエータ、又はアブソーバのシリンダ内のピストンロッドにより隔離される2つの油室間で移動流量を調整するアクチュエータを作動制御することにより、車両の目標駐車位置への操舵操作を支援する駐車支援機能、車両の車高を調整する車高調整機能、又はアブソーバの減衰力を調整する減衰力調整機能(以下、「対象機能」と称する)を実現すると共に、対象機能の作動状況を第1制御装置に送信する第2制御装置を備える。そして、第1制御装置は、第2制御装置との間の通信状態が正常である場合、対象機能が作動しているとき、エンジンの自動停止を禁止すると共に、自動停止されているエンジンを自動始動させ、第2制御装置との間の通信状態が異常である場合、対象機能の作動状況に関わらず、エンジンの自動停止を許可すると共に、始動条件が成立しない限り、自動停止されているエンジンの自動停止を継続させ、第2制御装置は、第1制御装置との間の通信状態が異常である場合、対象機能の作動を禁止する。そのため、第1制御装置と第2制御装置との間の通信状態が正常である場合、対象機能が作動すると、アイドリングストップ機能の作動が禁止される。従って、対象機能を実現するアクチュエータの動作中に、エンジンの自動停止後、エンジンが自動始動され、スタータへの電力供給によりバッテリの電力が低下して、かかるアクチュエータの動作に影響を与えることを防止することができる。また、第1制御装置と第2制御装置との間の通信状態が正常である場合、対象機能が作動すると、アイドリングストップ中のエンジンが強制的に自動始動される。従って、強制的に自動始動される場合のアクチュエータの動作を制限すれば、それ以降、アイドリングストップ機能の作動が禁止されるため、同様に、かかるアクチュエータの動作に影響を与えることを防止することができる。一方、第1制御装置と第2制御装置との間の通信状態が異常である場合、対象機能の作動状況に関わらず、アイドリングストップ機能の作動が許可されると共に、始動条件が成立しない限り、アイドリングストップが継続され、対象機能の作動が禁止される。従って、第1制御装置と第2制御装置との通信状態が異常の際、アイドリングストップ機能の作動が許可されると共に、始動条件が成立しない限り、作動中のアイドリングストップが継続され、対象機能の作動が禁止されるため、通信異常に起因して、第2制御装置から逐次送信される対象機能の作動状況に関する情報を第1制御装置が毎回取得できない等により、対象機能が作動しているにも関わらず、アイドリングストップ機能が禁止される場合と禁止されない場合とが生じて運転者に違和感を与える事態の発生を防止することができる。また、第1制御装置と第2制御装置との通信状態が異常の際、アイドリングストップ機能ではなく、対象機能の作動が禁止されるため、アイドリングストップ機能の作動禁止による車両の燃費悪化を防止することができる。
本実施の形態によれば、アイドリングストップ機能に関する制御を実行する一の制御装置と、他の車載機能に関する制御を実行する他の制御装置との間で通信異常が発生した場合に、車両の燃費を悪化させず且つ運転者への違和感を抑制することが可能な車両用制御システムを提供することができる。
車両用制御システムの構成の一例を概略的に示すブロック図である。 エコランECUによる処理の一例を表すフローチャートである。 エコランECUによる処理の一例を表すフローチャートである。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る車両用制御システム1の構成の一例を概略的に示すブロック図である。以下、「車両」は、特に断わらない限り、車両用制御システム1が搭載される車両を指す。
尚、図中、太い実線(矢印)は、機械的動力系統を表し、細い実線は、電力系統を表し、点線(矢印)は、制御系統を表す。
車両用制御システム1は、エンジン10、スタータ20、バッテリ30、エンジンECU(Electrical Control Unit)40、エコランECU50、ECU60、アクチュエータ70を含む。
尚、エンジンECU40、エコランECU50、ECU60は、例えば、CAN(Controller Area Network)等の通信プロトコルに基づく車載ネットワークのバス80に接続され、双方向通信が可能である。また、エンジンECU40、エコランECU50、及びECU60は、例えば、マイクロコンピュータ等により構成され、ROMに格納される各種プログラムをCPU上で実行することにより後述する各種制御処理を実現することができる。
エンジン10は、車両の駆動力源としての内燃機関である。
スタータ20は、エンジン10を始動させる既知の始動装置である。スタータ20は、バッテリ30から供給される電力で作動し、バッテリ30からスタータ20への電力経路に設けられる常開型のスタータリレー20rがエンジンECU40からの制御指令によりON(閉成)されると通電する。
バッテリ30は、スタータ20、アクチュエータ70を含む車載電気負荷に電力を供給する電源である。バッテリ30は、例えば、鉛バッテリ、リチウムイオンバッテリ等の二次電池であり、通常、12Vの定格電圧を有し、その充電状態に応じて、約12V〜約15Vの電圧を出力する。バッテリ30は、エンジン10の動力で作動する発電機であるオルタネータ(不図示)の発電電力で充電される。
尚、図示しないが、エンジンECU40、エコランECU50、及びECU60についても、バッテリ30から供給される電力で作動する。
エンジンECU40は、エンジン10の作動制御を実行する電子制御ユニットである。エンジンECU40は、エコランECU50からバス80を通じて受信するエンジン停止要求に応じて、所定のタイミングで燃料供給をカットし、エンジン10を停止させる。また、エンジンECU40は、エコランECU50からバス80を通じて受信するエンジン始動要求に応じて、スタータリレー20rに制御指令(ON指令)を出力すると共に、エンジン10のシリンダ内における燃料噴射や点火等を適宜実行することにより、自動停止されたエンジン10を始動させる。
エコランECU50(第1制御装置の一例)は、エンジン10の自動停止及び自動始動(アイドリングストップ機能)に関する制御を実行する電子制御ユニットである。
エコランECU50は、所定のエンジン停止条件が成立した場合、エンジン10を自動的に停止させるためのエンジン停止要求をバス80に出力する。エンジン停止条件は、例えば、"車両の車速が所定速度(例えば、8km/h、停車に対応する0km/h等)以下であること"、"所定以上のブレーキペダルの踏み込みがあること(マスタシリンダ圧が所定の第1圧力以上であること)"、"バッテリ30の電圧が所定の第1電圧以上であること"等を含み、かかる複数の条件の全てを満足すると成立する。
また、エコランECU50は、エンジン停止要求を出力した後、所定のエンジン始動条件が成立した場合、エンジン10を自動的に始動させるためのエンジン始動要求をバス80に出力する。エンジン始動条件は、例えば、"ブレーキペダルの踏み込みが解除されたこと(マスタシリンダ圧が上記第1圧力より低い所定の第2圧力以下になったこと)"、"バッテリ30の電圧が上記第1電圧より低い所定の第2電圧以下に低下したこと"等を含み、かかる複数の条件の何れか一つを満足すると成立する。
尚、エコランECU50の機能の一部又は全部は、エンジンECU40により実現されてもよい。
ECU60(第2制御装置の一例)は、所定の車載機能(以下、「対象機能」と称する)に関する制御を実行する電子制御ユニットである。本実施形態において、ECU60は、対象機能としての駐車支援機能(Intelligennt Parking Assist System:IPA)、車両の車高調整機能、又は車両の各車輪に設けられるアブソーバの減衰力調整機能(AVS:Adaptive Variable Suspension system)に関する制御を実行する。
IPAは、ユーザによる作動要求(例えば、IPAスイッチのON操作)に応じて、目標駐車位置への後退駐車する際に操舵操作をアシストする既知の駐車支援機能である。例えば、ECU60は、車載カメラからの画像情報と車両の前部及び後部等に搭載される超音波センサの受信波情報等に基づき、目標駐車位置に対する車両の位置、方向、周囲の障害物等を認識すると共に、目標駐車位置までの駐車経路を算出する。そして、ECU60は、かかる駐車経路に応じて、電動パワーステアリング装置(Electrical Power Steering System:EPS)のアシストモータを作動させて自動的に操舵を行う。具体的には、特開2008−52670号公報等に開示される構成や制御手法により実現することができる。
車高調整機能は、ユーザの操作(例えば、車高調整スイッチのON操作)に応じて、サスペンション装置におけるアブソーバ内の流体圧(空気圧、油圧)を調整することにより、アブソーバを伸縮させて、車両の車高を調整する既知の機能である。例えば、ECU60は、コンプレッサ等を作動させることで、エアサスペンション装置のアブソーバ内(チャンバ)における空気の出し入れを行い、アブソーバを伸縮させる。また、ECU60は、油圧ポンプ等を作動させることで、油圧サスペンション装置のアブソーバ(シリンダ)内における作動油の給排を行い、アブソーバを伸縮させる。これにより、車両の車高調整を行うことができる。具体的には、特開2009−234397号公報、特開2009−1193号公報等に開示される構成や制御手法により実現することができる。
AVSは、車両の走行状況(前後方向、左右方向、上下方向の加速度、ロール角、ロールレート、ヨー角、ヨーレート、ピッチ角、ピッチレート等)に応じて、各輪(に設けられるアブソーバ)の減衰力を独立して制御し、乗り心地性能と操縦安定性能の向上を図る機能である。例えば、ECU60は、車両の走行状況に関する各種情報に基づき、各車輪の減衰力を決定すると共に、決定した減衰力に基づき、ステッピングモータ等を作動制御しバルブ開度を調整することで、アブソーバ内のピストンロッドにより隔離される2つの油室間の作動油の流量を調整する。これにより、各輪の減衰力が調整される。具体的には、特開平9−4667号公報、特開2010−112479号公報等に開示される構成や制御手法により実現することができる。また、ECU60は、AVSに関する制御を行う場合、予め規定された条件(例えば、"車両が前回から所定距離以上走行していること"等)を満足する車両の停車時に、閉ループ制御によるステッピングモータの位置合わせ制御を行う。
また、ECU60は、対象機能の作動状況に関する情報(対象機能作動情報)をバス80に逐次(所定周期毎に)出力する、即ち、バス80を通じて、エコランECU50に送信する。
尚、AVSの場合、減衰力を調整する制御が実行されている場合でも、ステッピングモータ等のアクチュエータ70が作動しない状況(例えば、決定された減衰力が現在の設定値から変更が無い場合等)では、AVSは作動していない旨の対象機能作動情報が生成される。また、AVSの場合、ステッピングモータの位置合わせ制御が実行されている際は、AVSは作動している旨の対象機能作動情報が生成される。
アクチュエータ70は、IPA(駐車支援機能)におけるEPSのアシストモータであり、車高調整機能におけるコンプレッサや油圧ポンプ等であり、AVS(減衰力調整機能)におけるステッピングモータ等である。
次に、図2、図3を参照して、本実施形態に係るエコランECU50による制御処理について説明する。
図2、図3は、本実施形態に係るエコランECU50による制御処理の一例を概略的に示すフローチャートである。図2に示すフローチャートは、車両のイグニッションオン(IG−ON)後の初期処理完了からイグニッションオフ(IG−OFF)までの間で、所定時間毎に繰り返し実行される。また、図3に示すフローチャートは、エンジン10の自動停止中、即ち、エンジン停止要求を出力してからエンジン始動要求を出力するまでの間で、所定時間毎に繰り返し実行される。
図2を参照するに、ステップS102にて、エコランECU50は、対象機能に関する制御を行うECU60との間の通信状態が正常であるか否かを判定する。エコランECU50は、ECU60からバス80に逐次出力される対象機能作動情報が正常に受信できているか否かにより、通信状態が正常であるか異常であるかを判定する。より具体的には、例えば、直近の一定時間内で受信した対象機能作動情報の回数が予め規定された基準値以上であれば、正常とし、基準値を下回れば、異常としてよい。エコランECU50は、ECU60との間の通信状態が正常である場合、ステップS104に進み、ECU60との間の通信状態が異常である場合、ステップS108に進む。
ステップS104にて、エコランECU50は、ECU60から受信した対象機能作動情報に基づき、対象機能(IPA(駐車支援機能)、車高調整機能、或いはAVS(減衰力調整機能))が作動しているか否かを判定する。エコランECU50は、対象機能が作動している場合、ステップS106に進み、対象機能が作動していない場合、ステップS110に進む。
ステップS106にて、エコランECU50は、アイドリングストップ機能の作動を禁止(禁止フラグを"ON"に設定)し、今回の処理を終了する。即ち、エコランECU50は、禁止フラグが"ON"の場合、エンジン停止条件が成立しても、エンジン停止要求をバス80に出力しない(エンジン10の自動停止を禁止する)。
一方、ステップS102にて、エコランECU50とECU60との間の通信状態が異常であると判定された場合、ステップS108にて、エコランECU50は、対象機能の作動禁止を要求する作動禁止要求をバス80に出力する、即ち、バス80を通じて、ECU60に作動禁止要求を出力する。これにより、ECU60は、バス80を通じて作動禁止要求を受信し、対象機能が作動している場合は、対象機能の作動を停止させると共に、対象機能の作動を禁止する。
尚、ECU60は、作動禁止要求を受信した場合、バス80を通じて受信通知をエコランECU50に送信する。また、通信異常により、1回の作動禁止要求の出力では、ECU60が受信できない可能性があるため、エコランECU50は、ECU60からの受信通知があるまで、作動禁止要求を複数回送信してもよい。また、ステップS108を省略し、ECU60が、エコランECU50とECU60との間の通信状態が異常か否かを判定し、異常があると判定すると、対象機能が作動している場合は、対象機能の作動を停止させると共に、対象機能の作動を禁止する構成を採用してもよい。かかる場合、例えば、エコランECU50は、アイドリングストップ機能の作動状況(エンジン10が自動停止中か否か)に関する情報(アイドリングストップ作動情報)を、逐次、バス80に出力し、ECU60がバス80からかかる情報を受信する構成を採用する。そして、ECU60は、エコランECU50からバス80に逐次出力されるアイドリングストップ作動情報が正常に受信できているか否かにより、通信状態が正常であるか異常であるかを判定する。より具体的には、例えば、直近の一定時間内で受信したアイドリングストップ作動情報の回数が予め規定された基準値以上であれば、正常とし、基準値を下回れば、異常としてよい。
ステップS110にて、エコランECU50は、アイドリングストップ機能の作動を許可(禁止フラグを"OFF"に設定)し、今回の処理を終了する。即ち、エコランECU50は、禁止フラグが"OFF"の場合、エンジン停止条件が成立すると、エンジン停止要求をバス80に出力する(エンジン10の自動停止を許可する)。
また、図3を参照するに、ステップS202にて、エコランECU50は、対象機能に関する制御を行うECU60との間の通信状態が正常であるか否かを判定する。エコランECU50は、ECU60との間の通信状態が正常である場合、ステップS204に進み、ECU60との間の通信状態が異常である場合、ステップS208に進む。
ステップS204にて、エコランECU50は、ECU60から受信した対象機能作動情報に基づき、対象機能(IPA(駐車支援機能)、車高調整機能、或いはAVS(減衰力調整機能))が作動しているか否かを判定する。エコランECU50は、対象機能が作動している場合、ステップS206に進み、対象機能が作動していない場合、ステップS208に進む。
ステップS206にて、エコランECU50は、エンジン始動条件の成立の有無に関わらず、エンジン始動要求をバス80に出力し、今回の処理を終了する。即ち、エコランECU50は、自動停止されているエンジン10を強制的に再始動させる。
一方、ステップS208にて、エコランECU50は、エンジン10の自動停止状態を継続させる判断をし、今回の処理を終了する。
尚、図3に示すの処理フローは、図2に示す処理フローに統合されてもよい。例えば、ステップS106の後に、エンジン10が自動停止中であるか否かを判定する処理を設けて、エンジン10が自動停止中である場合、ステップS206の処理を実行して、今回の処理を終了する態様であってもよい。
このように、エコランECU50は、ECU60との間の通信状態が正常である場合、駐車支援機能(IPA)、車高調整機能、又は減衰力調整機能(AVS)が作動しているとき、エンジン10の自動停止を禁止すると共に、自動停止されているエンジン10を自動始動させ、ECU60との間の通信状態が異常である場合、駐車支援機能(IPA)、車高調整機能、又は減衰力調整機能(AVS)の作動状況に関わらず、エンジン10の自動停止を許可すると共に、エンジン始動条件が成立しない限り、自動停止されているエンジン10の自動停止を継続させる。そして、ECU60は、エコランECU50との間の通信状態が異常である場合、駐車支援機能(IPA)、車高調整機能、又は減衰力調整機能(AVS)の作動を禁止する。そのため、エコランECU50とECU60との間の通信状態が正常である場合、対象機能が作動すると、アイドリングストップ機能の作動が禁止される。従って、対象機能を実現するアクチュエータ70の動作中に、エンジン10の自動停止後、エンジン10が自動始動され、スタータ20への電力供給によりバッテリ30の電力が低下して、かかるアクチュエータ70の動作に影響を与えることを防止できる。また、エコランECU50とECU60との間の通信状態が正常である場合、対象機能が作動すると、アイドリングストップ中のエンジン10が強制的に自動始動される。従って、強制的にエンジン10が自動始動される場合のアクチュエータ70の動作を制限すれば、それ以降、アイドリングストップ機能の作動が禁止されるため、同様に、かかるアクチュエータ70の動作に影響を与えることを防止できる。一方、エコランECU50とECU60との間の通信状態が異常である場合、対象機能の作動状況に関わらず、アイドリングストップ機能の作動が許可されると共に、始動条件が成立しない限り、アイドリングストップが継続され、対象機能の作動が禁止される。従って、エコランECU50とECU60との通信状態が異常の際、アイドリングストップ機能の作動が許可されると共に、始動条件が成立しない限り、作動中のアイドリングストップが継続され、対象機能の作動が禁止されるため、通信異常に起因して、ECU60から逐次送信される対象機能作動情報をエコランECU50が毎回取得できない等により、対象機能が作動しているにも関わらず、アイドリングストップ機能が禁止される場合と禁止されない場合とが生じて運転者に違和感を与える事態の発生を防止することができる。また、エコランECU50とECU60との通信状態が異常の際、アイドリングストップ機能ではなく、対象機能の作動が禁止されるため、アイドリングストップ機能の作動禁止による車両の燃費悪化を防止することができる。
以上、本発明を実施するための形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
例えば、駐車支援機能(IPA)、車高調整機能、及び減衰力調整機能(AVS)のうち、複数の対象機能を車両が搭載する場合、ECU60は、複数の対象機能のそれぞれに関する制御を行う複数のECUに置換される。このとき、図2のステップS102、図2のステップS104は、対象機能に対応するECUの全てとの間での通信状態が正常であるか否かを判定する処理に置換される。また、図2のステップS104、ステップS204は、複数の対象機能の少なくとも1つが作動中であるか否かを判定する処理に置換される。
1 車両用制御システム
10 エンジン
20 スタータ
20r スタータリレー
30 バッテリ
40 エンジンECU
50 エコランECU(第1制御装置)
60 ECU(第2制御装置)
70 アクチュエータ
80 バス

Claims (1)

  1. 車両の駆動力源であるエンジンと、
    前記エンジンを始動させるスタータと、
    前記スタータに駆動電力を供給するバッテリと、
    所定の停止条件が成立した場合、前記エンジンを自動停止させ、所定の始動条件が成立した場合、前記スタータを駆動して前記エンジンを自動始動させる第1制御装置と、
    前記バッテリからの電力で作動するアクチュエータであって、パワーステアリング装置のアシストモータであるアクチュエータ、アブソーバのシリンダ内の圧力を調整するアクチュエータ、又はアブソーバのシリンダ内のピストンロッドにより隔離される2つの油室間での作動油の移動流量を調整するアクチュエータを作動制御することにより、前記車両の目標駐車位置への操舵操作を支援する駐車支援機能、前記車両の車高を調整する車高調整機能、又は前記アブソーバの減衰力を調整する減衰力調整機能を実現すると共に、前記駐車支援機能、前記車高調整機能、又は前記減衰力調整機能の作動状況を前記第1制御装置に送信する第2制御装置を備え、
    前記第1制御装置は、前記第2制御装置との間の通信状態が正常である場合、前記駐車支援機能、前記車高調整機能、又は前記減衰力調整機能が作動しているとき、前記エンジンの自動停止を禁止すると共に、自動停止されている前記エンジンを自動始動させ、前記第2制御装置との間の通信状態が異常である場合、前記駐車支援機能、前記車高調整機能、又は前記減衰力調整機能の作動状況に関わらず、前記エンジンの自動停止を許可すると共に、前記始動条件が成立しない限り、自動停止されている前記エンジンの自動停止を継続させ、
    前記第2制御装置は、前記第1制御装置との間の通信状態が異常である場合、前記駐車支援機能、前記車高調整機能、又は前記減衰力調整機能の作動を禁止する、
    車両用制御システム。
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