JP2017100491A - テザークリップおよびピラーガーニッシュ取付構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】テザークリップ10およびピラーガーニッシュ取付構造2はぐらつき抑制弾性片60を有する。ぐらつき抑制弾性片60は、座部12への接続部66から該接続部66とクリップ軸方向に対向する位置にある相手パネル90への接地点68に向かって直線状または湾曲状に延びる軸方向部62を有する。ぐらつき抑制弾性片60は長方形の座部12の四隅に配置される。ぐらつき抑制弾性片60は、接続部66と反対側の先端部に曲がり部64を有してもよい。軸方向部62が圧縮主体で反力を発生するので、撓み量が小の領域での弾性片反力が従来に比べて高く、テザークリップ10とピラーガーニッシュ70のピラー90に対するぐらつきが抑制される。
【選択図】 図4
Description
以下において、ピラーガーニッシュ取付構造を「ピラーガーニッシュ取付装置」ともいう。
(a)クリップ取付座の必要平面を狭くすると、クリップ軸方向の弾性片撓み代を大きくできなくなる。その結果、反力/撓み特性が図7の一点鎖線Bのようになり、弾性片撓み量の変化によって弾性片反力が大きく変化するため、ピラーが薄板の場合に対応する、弾性片撓み量が小さい領域(図7のセット時領域の、撓み量が小の領域D1)で弾性片反力が小さくなり、テザークリップがピラーに対して容易に傾いてしまい、十分なぐらつき抑制ができなくなる。
ここで、「未嵌合」とは一対の係止爪の両方の爪がクリップ取付孔縁部に係合していない状態をいい、「半嵌合」とは一対の係止爪の一方の爪のみがクリップ取付孔縁部に係合している状態をいう。
弾性片が内側に傾斜する傾斜部を有しているので、テザークリップをボデーに取り付けた時に弾性片は主に曲げ変形して反力を出す。そのため、反力/撓み特性は、図7に示した本発明の実線Aの特性に近づく。しかし、弾性片が内側に傾斜するので、クリップ中心軸線から弾性片のピラーパネルへの接地点までの距離が後述する本発明の場合よりも小さくなり、ぐらつきを抑える効果が本発明の場合よりも低減する。すなわち、特許文献1および比較テザークリップの上記(a)の問題に類似する問題が生じる。
ぐらつき抑制弾性片(60)は、ぐらつき抑制弾性片(60)の自由状態で、座部(12)への接続部(66)から該接続部(66)とクリップ軸方向に対向する位置にある相手パネル(90)への接地点(68)に向かって直線状または湾曲状に延びる軸方向部(62)を有している。
座部(12)の座面に完全に垂直な方向から±15度の範囲にある所定角度で傾けられており、曲がり部(64)がぐらつき抑制弾性片(60)の自由状態で軸方向部(62)からクリップ中央側に曲げられている。
座部(12)の座面は長方形状に形成されており、
ぐらつき抑制弾性片(60)は、座部(12)の座面の四隅に配置されている。
相手パネルが薄板のときには、ぐらつき抑制弾性片は軸圧縮が主体になり、弾性片の小さな撓みでも大きな反力が得られる。また、相手パネルが厚板のときには、ぐらつき抑制弾性片は曲げ変形が主体になり、弾性片の大きな撓みに対しても反力増加を抑制できる。
これによって、反力/撓み特性が図7の実線Aのようになり、従来または比較例の一点鎖線Bに比べてセット時領域で撓み量小の領域で高い反力が得られる。その結果、相手パネルが薄板でもテザークリップの相手パネルに対するぐらつきが抑制される。また、特性Aは、特性Bに比べて撓み量変化に対する反力変化が少なくフラットになり、セット時領域の撓み量大の領域で弾性片の反力を小さくできる。その結果、相手パネルが厚板でも弾性片反力を適当に小さくでき、テザークリップのパネルへの組付時の節度感が得られ、未嵌合や半嵌合の発生を抑制できる。
ぐらつき抑制弾性片の軸方向部が直線状の場合では、上記のように、薄板パネルへの取付けにおいて薄板パネルの反力は大きいが、厚板パネルへの取付けにおいてぐらつき抑制弾性片の相手パネルへの接地点のクリップ中心軸線からの距離が変化して若干小さくなる。これに対し、ぐらつき抑制弾性片の軸方向部が湾曲状の場合には、薄板パネルへの取付けにおいて薄板パネルの反力は若干小さくなるが、厚板パネルへの取付けにおいてぐらつき抑制弾性片の相手パネルへの接地点のクリップ中心軸線からの距離がほぼ一定に保たれる。その結果、ぐらつき抑制弾性片の軸方向部が湾曲状の場合でも直線状の場合でも、ほぼ同程度のぐらつき抑制効果が得られる。
また、ぐらつき抑制弾性片の曲がり部が内側に向けられているで、相手パネルのクリップ取付座の必要平面が広くならない。
図5、図6に示すように、テザークリップ10は、ピラーガーニッシュ70をピラー90に取り付けるのに用いられる。
側の座面に接続されるテザー20および係合保持部40と、テザー20の先端に接続されるアンカー50と、座部12の、弾性片60が接続される側の座面に接続されテザー20と反対側に座部12から離れる方向に延びる脚14と、脚14に設けられクリップ中心軸線10aに対して弾性的に進退可能とされた一対の係止爪16と、を有する。
その結果、CSA展開時にピラーガーニッシュ70とピラー90との間に十分な隙間を形成し得るテザー長が確保されている。
また、根本部22と中間部24におけるテザー断面の形状は、先端部26におけるテザー断面の形状よりも幅広で薄厚の帯状とされている。ただし、先端部26におけるテザー断面の形状は、比較クリップ110の(テザー全長における)テザー断面の形状に等しいか、または、ほぼ等しい。
4は確実にガーニッシュ孔80内に突入してアンカー50がガーニッシュ孔80の縁部に係合でき、アンカー弾性片54によりアンカー50のガーニッシュ孔80に対する回転が阻止される。その結果、アンカー50の長手方向とガーニッシュ孔80の長軸の延び方向が一致した時に起こるガーニッシュ孔80の縁部のアンカー50通り抜けとピラーガーニッシュ70の飛散が抑制される。
曲がり部64は弾性片60の自由状態で軸方向部62からクリップ中央側に曲げられている。
接近、離反する方向に揺動可能である。係止爪16の先端部には、クリップ中心軸線10aに対して直交方向に、かつ、クリップ中心軸線10aから離れる方向に延びる爪操作部18が設けられている。
ュ孔80を挿通しており、アンカー50はテザー収納部開口78からテザー収納部72の外側に出ている。
パネル90に対するぐらつきを効果的に抑制することができる。すなわち、ピラーガーニッシュ長手方向と直交する面内方向の、抑えたい方向のぐらつきを効果的に抑えることができる。
10 クリップ(テザークリップ)
10a クリップ中心軸線
12 座部
20 テザー
50 アンカー
60 ぐらつき抑制弾性片(弾性片)
62 軸方向部
64 曲がり部
66 接続部
68 接地点
70 ピラーガーニッシュ
80 ガーニッシュ孔
90 相手パネル(ピラー)
L テザー長手方向
Claims (7)
- クリップ中心軸線に直交する座部と、テザークリップが取り付けられる相手パネルに対向する座部の座面に、クリップ中心軸線と直角方向にクリップ中心軸線から離れた座面部位で、一体に接続されるぐらつき抑制弾性片を有するテザークリップであって、
ぐらつき抑制弾性片が、ぐらつき抑制弾性片の自由状態で、座部の座面への接続部から該接続部とクリップ軸方向に対向する位置にある相手パネルへの接地点に向かって直線状または湾曲状に延びる軸方向部を有しているテザークリップ。 - テザークリップは、座部のぐらつき抑制弾性片が接続される側の座面と反対側の座面に、該座面に直交する面に沿って延びるテザー長手方向を有するテザーを有し、ぐらつき抑制弾性片は、テザー長手方向を含む面を間にしてテザー長手方向を含む面の両側に配置され、かつ、テザー長手方向を含む面から該面と直角方向に間隔をおいて配置されている請求項1記載のテザークリップ
- ぐらつき抑制弾性片は、軸方向部の座部への接続部と反対側の端部に、軸方向部から湾曲されてぐらつき抑制弾性片の自由状態で座部と平行に延びる端部をもつ曲がり部を有している請求項1または請求項2記載のテザークリップ。
- 座部の座面はクリップ中心軸線と直交する面に沿う方向に長方形状に形成されており、ぐらつき抑制弾性片は長方形状の座面の四隅に配置されている請求項1−請求項3の何れか1項に記載のテザークリップ。
- 軸方向部が直線状に延びており、軸方向部は、ぐらつき抑制弾性片の自由状態で、テザー長手方向が沿う面と直交方向に視た時に、座部の座面に完全に垂直か、または、座部の座面に完全に垂直な方向から±15度の範囲にある所定角度で傾けられており、曲がり部がぐらつき抑制弾性片の自由状態で軸方向部からクリップ中央側に曲げられている、請求項3または請求項4記載のテザークリップ。
- ぐらつき抑制弾性片は、座部への接続部と反対側の端部に曲がり部をもたず、軸方向部のままとされている請求項1または請求項2記載のテザークリップ。
- ピラーガーニッシュと、
相手パネルであるピラーパネルと、
請求項1−請求項6の何れか1項に記載のテザークリップと、を備え、
座部の座面は長方形状に形成されており、
ぐらつき抑制弾性片は、座部の座面の四隅に配置されている、ピラーガーニッシュ取付構造。
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