JP2017100477A - 車両制御装置 - Google Patents

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【課題】トルク伝達機構を保護しつつ、燃費の悪化を防止する。【解決手段】車両制御装置132は、モータ102からのトルクが前輪120および後輪130の一方にトルク伝達機構を介して入力されるとともに、モータ102からのトルクを、前輪120および後輪130の他方に分配可能な電子制御カップリング122を有する車両100の車両制御装置132であって、前輪120および後輪130の一方に接する路面の摩擦係数が変化したかを判定する路面変化判定部152と、路面変化判定部152により路面の摩擦係数が変化したと判定された場合に、電子制御カップリング122を制御して、前輪120および後輪130の他方にトルクを偏重分配するトルク分配部と156、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、前輪および後輪にトルクの配分が可能な車両制御装置に関する。
従来、摩擦係数の低い路面から摩擦係数の高い路面に車両が移動した場合、駆動輪の回転数が急激に低下することで、エンジンおよびモータ(駆動源)から駆動輪までのトルク伝達機構に過大なイナーシャトルクが作用し、トルク伝達機構が破損してしまうおそれがある。
そこで、摩擦係数の低い路面から摩擦係数の高い路面に車両が移動した場合、動力源から出力される動力(トルク)を制限することで、トルク伝達機構を保護する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2013−193566号公報
ところで、上記の技術では、動力源の動力を急に低下させることは困難であるため、動力源から出力される動力(トルク)を制限するためにはある程度の時間がかかってしまい、十分にトルク伝達機構を保護することができないといった問題があった。
一方で、トルク伝達機構の剛性を高めることで、過大なイナーシャトルクが作用した場合でも、トルク伝達機構が破損しないようにすることも可能であるが、トルク伝達機構の重量が増加し、それに伴い燃費効率が悪化してしまうといった問題がある。
そこで、本発明は、トルク伝達機構を保護しつつ、燃費の悪化を防止することが可能な車両制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の車両制御装置は、駆動源からのトルクが前輪および後輪の一方にトルク伝達機構を介して伝達されるとともに、該駆動源からのトルクを該前輪および該後輪の他方に分配可能なトルク分配機構を有する車両の車両制御装置であって、前記前輪および前記後輪の一方に接する路面の摩擦係数が変化したかを判定する路面変化判定部と、前記路面変化判定部により前記路面の摩擦係数が変化したと判定された場合に、前記トルク分配機構を制御して、前記前輪および前記後輪の他方にトルクを偏重分配するトルク分配部と、を備える。
また、前記路面変化判定部により前記路面の摩擦係数が変化したと判定された場合に、前記駆動源から前記トルク伝達機構に作用するトルクを導出するトルク導出部をさらに備え、前記トルク分配部は、前記トルク導出部により導出されたトルクが、前記トルク伝達機構の許容トルク以上であった場合に、該トルク伝達機構に作用するトルクが該許容トルク未満となるように、前記前輪および前記後輪にトルクを分配するとよい。
また、前記路面変化判定部は、前記路面の摩擦係数が、相対的に摩擦係数が低い路面から、相対的に摩擦係数が高い路面に変化したかを判定するとよい。
本発明によれば、トルク伝達機構を保護しつつ、燃費の悪化を防止することができる。
車両の構成を示す図である。 低摩擦路面から高摩擦路面に車両が移動する様子を説明する図である。 車両制御処理の流れを示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易にするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、車両100の構成を示す図である。図1に示すように、車両100は、モータ102を有する所謂電気自動車である。なお、ここでは、駆動源をモータ102とする電気自動車を例に挙げて説明するが、駆動源をエンジンとする自動車や、駆動源をエンジンおよびモータとするハイブリッド自動車を適用してもよい。
モータ102は、インバータ104を介してバッテリ106に接続され、バッテリ106からの電力を受けて回転軸108にトルク(駆動力)を伝達する。また、モータ102は、車両100の減速時、ブレーキ110の代わりに、または、ブレーキ110とともに車両100に制動力を作用させ、回生によって発電する発電機として機能する。
回転軸108は、ギア機構112を介して前輪側プロペラシャフト114に接続されている。前輪側プロペラシャフト114は、一端にフロントディファレンシャルギア116を介して前輪側ドライブシャフト118が接続されており、他端に電子制御カップリング122を介して後輪側プロペラシャフト124が接続されている。前輪側ドライブシャフト118の両端には、前輪120が接続されている。
後輪側プロペラシャフト124は、電子制御カップリング122とは反対側の後端にリアディファレンシャルギア126を介して後輪側ドライブシャフト128が接続されている。後輪側ドライブシャフト128の両端には、後輪130が接続されている。
したがって、車両100では、回転軸108、ギア機構112、前輪側プロペラシャフト114、フロントディファレンシャルギア116および前輪側ドライブシャフト118を介して、モータ102から出力されるトルクが前輪120に伝達される。
また、車両100では、回転軸108、ギア機構112、前輪側プロペラシャフト114、電子制御カップリング122、後輪側プロペラシャフト124、リアディファレンシャルギア126、および、後輪側ドライブシャフト128を介して、モータ102から出力されるトルクが後輪130に伝達される。
電子制御カップリング122は、走行状態や運転者からの指示に応じて、前輪120に伝達されるトルク(駆動力)と、後輪130に伝達されるトルク(駆動力)との比を、100%:0%〜50%:50%の範囲で調整可能となっている。つまり、前輪120に可能な限り最大限のトルクを偏重配分した場合には、前輪120に伝達されるトルクと、後輪130に伝達されるトルクとの比が100%:0%となり、後輪130に可能な限り最大限のトルクを偏重配分した場合には、前輪120に伝達されるトルクと、後輪130に伝達されるトルクとの比が50%:50%となる。このように、車両100は、前輪120のみ、または、前輪120および後輪130で駆動するAWD(All Wheel Drive)車である。
また、車両100には、車両制御装置132が設けられており、車両制御装置132は、中央処理装置(CPU)、プログラム等が格納されたROM、ワークエリアとしてのRAM等を含む半導体集積回路で構成され、車両100の各部を統括制御する。
車両制御装置132は、アクセルペダルセンサ134、ブレーキペダルセンサ136、車速センサ138、角速度センサ140および角速度センサ142とそれぞれ接続され、各センサで検出された値を示す信号が所定間隔毎に入力される。
アクセルペダルセンサ134は、アクセルペダルの踏込み量(アクセル踏込み量)を検出し、アクセル踏込み量を示すアクセル踏込み量信号を車両制御装置132に送信する。ブレーキペダルセンサ136は、ブレーキペダルの踏込み量(ブレーキ踏込み量)を検出し、ブレーキ踏込み量を示すブレーキ踏込み量信号を車両制御装置132に送信する。車速センサ138は、車両100の車速を検出し、車速を示す車速信号を車両制御装置132に送信する。角速度センサ140は、モータ102の角速度を検出し、角速度を示す角速度信号を車両制御装置132に送信する。角速度センサ142は、前輪120の角速度を検出し、角速度を示す角速度信号を車両制御装置132に送信する。
また、車両制御装置132は、インバータ104と接続され、各センサから入力される信号に基づいて、インバータ104を介してモータ102の駆動または発電を制御する。
さらに、車両制御装置132は、電子制御カップリング122と接続され、電子制御カップリング122を制御することにより、モータ102からのトルクを、前輪120および後輪130に配分する。
車両制御装置132は、車両制御処理を行う際、駆動制御部150、路面変化判定部152、トルク導出部154、トルク分配部156および終了判定部158として機能する。
駆動制御部150は、アクセルペダルセンサ134から送信されるアクセル踏込み量信号、および、車速センサ138から送信される車速信号に基づいて、予め記憶されたマップを参照してモータ102の目標トルクおよび目標エンジン回転数を導出する。そして、駆動制御部150は、導出した目標トルクおよび目標エンジン回転数となるようにモータ102を駆動させる。
また、駆動制御部150は、ブレーキペダルセンサ136からブレーキ踏込み量信号が送信されると、ブレーキ踏込み量信号に基づいて、ブレーキ110を制御して車両100を制動させる。
さらに、駆動制御部150は、走行状態や運転者からの指示に応じて、前輪120に伝達されるトルク(駆動力)と、後輪130に伝達されるトルク(駆動力)との比を設定する。なお、駆動制御部150は、初期状態として、例えば、前輪120に伝達されるトルクと、後輪130に伝達されるトルクとの比を80%:20%に設定する。
図2は、低摩擦路面200から高摩擦路面202に車両100が移動する様子を説明する図である。ところで、図2(a)に示すように、摩擦係数が低い路面200(以下、低摩擦路面と呼ぶ)を車両100が走行すると、前輪120および後輪130がスリップしてしまうため、前輪120および後輪130の回転数が高くなるとともに、モータ102の回転数が高くなる。
そして、図2(b)に示すように、前輪120が、低摩擦路面200から、相対的に摩擦係数が高い路面202(以下、高摩擦路面と呼ぶ)に移動すると、高摩擦路面202に前輪120がグリップし、前輪120の回転数が急激に低下する一方で、モータ102の回転数は急激に低下することができない。したがって、このような場合には、モータ102のイナーシャトルク(慣性トルク)および出力トルクが、回転軸108、ギア機構112、前輪側プロペラシャフト114、フロントディファレンシャルギア116および前輪側ドライブシャフト118を含むフロントアクスル(トルク伝達機構)上に作用してしまうことになる。そして、モータ102のイナーシャトルクおよび出力トルクによって、フロントアクスル上で最も破損しやすい例えばフロントディファレンシャルギア116が破損してしまうおそれがある。
そこで、本実施形態においては、上記のように、前輪120が低摩擦路面200から高摩擦路面202に移動し、フロントアクスルの部品が破損するおそれがある場合に、電子制御カップリング122を制御することにより、モータ102からのトルクを後輪130側に伝達させ、フロントアクスル上へ作用するトルクを減少させて、フロントアクスルが破損しないようにしている。
具体的には、路面変化判定部152は、角速度センサ142から送信される角速度信号に基づいて、モータ102の角運動量を導出する。そして、路面変化判定部152は、モータ102の角速度が、所定の角速度閾値以上であり、かつ、モータ102の角運動量の変化量(例えば、角速度信号の取得間隔での変化量)が所定の変化量閾値以上であるかを判定する。ここでは、モータ102が角速度閾値以上で回転しており、かつ、モータ102の角運動量の変化量が変化量閾値以上である、つまり、モータ102の角運動量が急に変化(減少)したことによって、前輪120が低摩擦路面200から高摩擦路面202に移動したかを判定する。なお、角運動量は、モータ102のロータ質量等の諸条件により予め決められる慣性モーメントと角速度との積により導出することができる。
また、路面変化判定部152は、電子制御カップリング122よる前輪120に伝達されるトルクの割合が、前輪120にトルクが偏重されているとされる割合閾値(例えば、80%)以上であるかを判定する。
そして、前輪120が低摩擦路面200から高摩擦路面202に移動したと判定され、かつ、電子制御カップリング122よる前輪120に伝達されるトルクの割合が80%以上であると判定した場合には、トルク導出部154は、フロントアクスル上に作用するトルクを導出する。
具体的には、トルク導出部154は、モータ102のイナーシャトルクおよび出力トルクを導出する。イナーシャトルクは、角運動量を時間で微分することにより導出することができ、出力トルクは、モータ102の回転数(角速度)と、モータの出力とにより導出することができる。
そして、トルク導出部154は、モータ102のイナーシャトルクと出力トルクとの和に電子制御カップリング122による前輪120に伝達されるトルクの割合を乗算することにより、フロントアクスル上に作用するトルクを導出する。
続いて、トルク分配部156は、フロントアクスル上にかかるトルクと、フロントアクスル上における最も破損しやすい部品(ここでは、フロントディファレンシャルギア116)の許容トルクとを比較する。
そして、トルク分配部156は、フロントアクスル上に作用するトルクが、フロントディファレンシャルギア116の許容トルク以上である場合に、フロントアクスル上に作用するトルクが、フロントディファレンシャルギア116の許容トルク未満となるように、電子制御カップリング122を制御する。つまり、トルク分配部156は、後輪130側にトルクを偏重分配することにより、前輪120に伝達されるトルクを減少させるとともに、後輪130に伝達されるトルクを増加させる。
その後、終了判定部158は、角速度センサ142から送信される角速度信号に基づいて、モータ102の角速度が所定値以下となり、かつ、トルク分配してから所定時間経過した場合に終了条件が成立したとして、後輪130側への偏重分配を終了させる。
このように、前輪120が低摩擦路面200から高摩擦路面202へ移動し、モータ102のイナーシャトルクおよび出力トルクがフロントアクスル上に作用する場合に、電子制御カップリング122により後輪130側にトルクを偏重分配する。これにより、フロントアクスル上に作用するトルクを減少させることで、フロントアクスルの各部(例えば、フロントディファレンシャルギア116)の破損を防止し、保護することができる。
また、前輪120が低摩擦路面200から高摩擦路面202へ移動した場合を想定して、フロントディファレンシャルギア116の剛性を高めることも可能であるが、このようにすると、フロントディファレンシャルギア116の質量が増加し、ひいては、燃費が悪化してしまうことになる。
一方、本実施形態の車両100では、フロントディファレンシャルギア116の質量を増加させることなく、つまり、燃費を悪化させることなく、フロントディファレンシャルギア116の破損を防止することができる。
また、電子制御カップリング122では100ms未満でトルク分配を切り替えることができるため、フロントアクスル上に作用するトルクを、モータ102の出力を低下させる場合よりも早く低下させることが可能であり、フロントディファレンシャルギア116の保護観点から観ても、より有効である。
続いて、上述した車両制御処理の流れについて、フローチャートを用いて詳述する。
図3は、車両制御処理の流れを示すフローチャートである。図3に示すように、車両制御処理が実行されると、路面変化判定部152は、角速度センサ142から送信される角速度信号に基づいて、モータ102の角運動量を導出し、モータ102の角速度が角速度閾値以上であり、かつ、モータ102の角運動量の変化量が変化量閾値以上であるかを判定する路面変化判定処理を行う(S300)。そして、路面変化判定部152は、路面変化判定処理により、前輪120が低摩擦路面200から高摩擦路面202に移動したかを判定する(S302)。
そして、前輪120が低摩擦路面200から高摩擦路面202に移動したと判定した場合には(S302におけるYES)、路面変化判定部152は、電子制御カップリング122よる前輪120に伝達されるトルクの割合が、割合閾値以上であるかを判定する(S304)。
その結果、電子制御カップリング122による前輪120に伝達されるトルクの割合が閾値以上である場合には(S304におけるYES)、トルク導出部154は、モータ102のイナーシャトルクおよび出力トルクを導出する。また、トルク導出部154は、モータ102のイナーシャトルクと出力トルクとの和に電子制御カップリング122による前輪120に伝達されるトルクの割合を乗算することで、フロントアクスル上に作用するトルクを導出する(S306)。
続いて、トルク分配部156は、フロントアクスル上に作用するトルクと、フロントディファレンシャルギア116の許容トルクとを比較し、フロントアクスル上に作用するトルクが、フロントディファレンシャルギア116の許容トルク以上であるかを判定する(S308)。
その結果、フロントアクスル上に作用するトルクが、フロントディファレンシャルギア116の許容トルク以上である場合には(S308におけるYES)、トルク分配部156は、フロントアクスル上にかかるトルクが、フロントディファレンシャルギア116の許容トルク未満となるように、電子制御カップリング122を制御する。つまり、トルク分配部156は、後輪130側にトルクを偏重分配することにより、前輪120に伝達されるトルクを減少させるとともに、後輪130に伝達されるトルクを増加させる(S310)。
その後、終了判定部158は、角速度センサ142から送信される角速度信号に基づいて、モータ102の角速度が所定値以下となり、かつ、トルクを偏重分配してから所定時間経過したかを判定する終了条件判定処理を行う(S312)。そして、終了判定部158は、終了条件判定処理により終了条件が成立したかを判定し(S314)、終了条件が成立していない場合には(S314におけるNO)、ステップS312に処理を戻す。一方、終了条件が成立した場合には(S314におけるYES)、トルク分配部156は、トルクの偏重分配を終了させ(S316)、当該車両制御処理を終了する。
また、前輪120が低摩擦路面200から高摩擦路面202に移動したと判定されていない場合(S302におけるNO)、および、電子制御カップリング122よる前輪120に伝達されるトルクの割合が閾値以上でないと判定された場合(S304におけるNO)、当該車両制御処理を終了する。さらに、フロントアクスル上に作用するトルクが、フロントディファレンシャルギア116の許容トルク未満である場合にも(S308におけるNO)、当該車両制御処理を終了する。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上述した実施形態では、トルク分配機構として電子制御カップリング122を適用するようにしたが、これに限らず、前輪120および後輪130にトルクの分配が可能な他のトルク分配機構を適用してもよい。
また、上述した実施形態では、前輪120に接する路面の摩擦係数が高くなった場合に、電子制御カップリング122を制御して、トルク分配をするようにした。しかしながら、これに限らず、例えば、モータ102からのトルクが後輪130に伝達されるとともに、前輪120に電子制御カップリング122を介してモータ102からのトルクが伝達される車両の場合には、後輪130に接する路面の摩擦係数が高くなった場合に、電子制御カップリング122を制御して、トルク分配をするようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、モータ102の角速度が、角速度閾値以上であり、かつ、モータ102の角運動量の変化量が変化量閾値以上である場合に、前輪120が低摩擦路面200から高摩擦路面202に移動したと判定するようにした。しかしながら、これに限らず、角速度センサ142から送信される角速度信号に基づいて、前輪120の角速度の変化量が、前輪120が低摩擦路面200から高摩擦路面202に移動したとされる変化量閾値以上であった場合に、前輪120が低摩擦路面200から高摩擦路面202に移動したと判定するようにしてもよい。つまり、前輪120が低摩擦路面200から高摩擦路面202に移動したことを判定できるのであれば、どのようにして判定してもよい。
本発明は、前輪および後輪にトルクの配分が可能な車両制御装置に利用できる。
100 車両
102 モータ(駆動源)
108 回転軸(トルク伝達機構)
112 ギア機構(トルク伝達機構)
114 前輪側プロペラシャフト(トルク伝達機構)
116 フロントディファレンシャルギア(トルク伝達機構)
118 前輪側ドライブシャフト(トルク伝達機構)
120 前輪
122 電子制御カップリング(トルク分配機構)
130 後輪
132 車両制御装置
152 路面変化判定部
154 トルク導出部
156 トルク分配部
158 終了判定部

Claims (3)

  1. 駆動源からのトルクが前輪および後輪の一方にトルク伝達機構を介して伝達されるとともに、該駆動源からのトルクを該前輪および該後輪の他方に分配可能なトルク分配機構を有する車両の車両制御装置であって、
    前記前輪および前記後輪の一方に接する路面の摩擦係数が変化したかを判定する路面変化判定部と、
    前記路面変化判定部により前記路面の摩擦係数が変化したと判定された場合に、前記トルク分配機構を制御して、前記前輪および前記後輪の他方にトルクを偏重分配するトルク分配部と、
    を備えることを特徴とする車両制御装置。
  2. 前記路面変化判定部により前記路面の摩擦係数が変化したと判定された場合に、前記駆動源から前記トルク伝達機構に作用するトルクを導出するトルク導出部をさらに備え、
    前記トルク分配部は、
    前記トルク導出部により導出されたトルクが、前記トルク伝達機構の許容トルク以上であった場合に、該トルク伝達機構に作用するトルクが該許容トルク未満となるように、前記前輪および前記後輪にトルクを分配することを特徴とする請求項1に記載の車両制御装置。
  3. 前記路面変化判定部は、
    前記路面の摩擦係数が、相対的に摩擦係数が低い路面から、相対的に摩擦係数が高い路面に変化したかを判定することを特徴とする請求項1または2に記載の車両制御装置。
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