JP2017100308A - 電子機器及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示パネルを用いずに、操作キーと報知用の例えば点灯部を用いて、スリープ移行時間等の装置の動作に必要な各種設定時間を設定可能にする。【解決手段】ランプ31は20桁目、ランプ32は21桁目、ランプ33は22桁目、ランプ34は23桁目、ランプ35は24桁目、ランプ36は25桁目とする。そして、スリープ移行時間制御部がランプ31のみ点灯させた場合、2進数で表すと「000001」となるため、スリープ移行時間は1分であることを示している。ランプ32のみを点灯させた場合、2進数で表すと「000010」となるため、スリープ移行時間は2分であることを示している。他の操作キーを用いて、各ランプの点灯、消灯を設定することで、各桁の0、1を設定し、スリープ移行時間を決定する。【選択図】図5

Description

本発明は、表示パネルを持たず報知用のLEDを用いて各種数値を表示する電子機器とその電子機器を備えた画像形成装置に関する。
画像形成装置の中には、装置の小型化やコスト削減の為に、操作部に表示パネルを設けておらず、装置に操作指示を出す操作キーと、装置の異常を報知するLEDのみを有するものがある。このような画像形成装置において、通常の電力供給状態から、装置の電源オフまたは装置の主要駆動部に電力を供給しないスリープ状態とするまでのスリープ移行時間を設定する際、外部のコンピューター等から設定を行っていた。特許文献1及び2には、少ない数のキーで簡単にスリープ動作に関する時間設定を行う装置の技術について記載されている。
特開2005−280296号公報 特開2011−11400号公報
しかしながら、特許文献1にはスリープ移行時間の設定方法の記載はあるが、LED等を用いてスリープ移行時間を表示する方法は記載されていない。また特許文献2に記載された技術には表示パネルが含まれており、表示パネルを持たない装置には適応できない。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、表示パネルを用いずに、操作キーと報知用の例えば点灯部を用いて、スリープ移行時間等の装置の動作に必要な各種設定時間を設定可能にすることを目的とする。
本発明の一局面に係る電子機器は、報知部以外の表示部を持たない電子機器であって、前記電子機器に対する各種操作の指示入力を受け付ける複数の入力受付部と、前記電子機器の状態を点灯又は消灯によって報知するN個(Nは2以上の自然数)の前記報知部と、前記入力受付部が予め定められた第1の操作を受け付けると、前記電子機器の設定を変更するための設定モードに移行する制御部とを備え、前記設定モード時において、前記報知部は、予め設定された底x(xは2以上の自然数)と指数nの累乗(nは0以上であって前記Nより1つ少ない数以下の自然数)を用いて報知する必要のある数字を表すものであり、前記制御部は、前記各報知部に対して前記指数nである0からN−1の各自然数を割り当て、前記報知する必要のある数字をn進法に従って報知させる報知制御を行い、前記制御部は、前記入力受付部が予め定められた第2の操作を受け付けると、前記報知制御により前記報知部に報知させている前記数字を、前記電子機器の設定として受け付ける。
本発明によれば、表示パネル等の表示部がなくても、複数の報知部(例えばLED)を用いてn進法を用いることで設定中の数値を報知し、ユーザーに視認させることができ、このように報知している数値を電子機器の設定として受け付けることができる。例えばスリープモードが内蔵された電子機器において、その通常モードからスリープモードへの移行時間(スリープ移行時間)を設定する際に、複数の報知部を用いてスリープ移行時間を表現することによって、表示部がなくても入力受付部からスリープ移行時間を設定することができる。
画像形成装置の外観斜視図である。 操作部の正面図の一例である。 画像形成装置の主要内部構成を示す機能ブロック図である。 各ランプに割り当てられた2進数の桁の一例を表にして示した図である。 LEDを用いたスリープ移行時間の表現方法の一例を示した図である。 LEDを用いたスリープ移行時間の表現方法の一例を示した図である。 LEDを用いたスリープ移行時間の表現方法の一例を示した図である。 LEDを用いたスリープ移行時間の表現方法の一例を示した図である。 LEDを用いたスリープ移行時間の表現方法の一例を示した図である。 スリープ移行時間設定処理の流れを示したフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態に係る電子機器及び画像形成装置について図面を参照して説明する。本実施の形態においては、画像形成装置1としてプリンターを例に挙げて説明する。
図1は、画像形成装置1の外観斜視図である。図2は、操作部14の正面図の一例である。画像形成装置1は、用紙にトナーやインク等を用いて画像を形成するものであって、略直方体形状の筐体構造を有する本体ハウジング2と、この本体ハウジング2内に収容される給紙部3、本体ハウジング2の内部に画像形成部(不図示)等を含む。
給紙部3から送り出された用紙は、画像形成部に搬送され、トナーやインク等によって画像が形成される。その後、用紙排出口12から本体ハウジング2の上面に設けられた用紙排出部13に排出される。尚、手差しトレイ5を前方に引き出して任意の用紙を載置すれば、その用紙が画像形成部に搬送される。
操作部14は、各種メッセージを表示する表示パネルは持たず、操作キーや報知用のLEDを備える。図2に示すように、操作部14は、複数のハードキーで構成される操作キー141(入力受付部)と、複数の報知用LEDで構成されるLED142(報知部)を備える。
操作キー141は、各種動作や処理の実行指示を受け付けるためのGoキー21と、各種動作や処理の実行中止の指示を受け付けるためのCancelキー22と、省エネモードの指示を受け付けるためのQuiet Modeキー23を有する。
LED142は、用紙切れを報知するPaperランプ31、トナー切れを報知するTonerランプ32、用紙詰まりを報知するJamランプ33、装置内で発生した諸注意を報知するAttentionランプ34、スリープ状態であることを報知するSleepランプ35及び待機状態であることを報知するReadyランプ36を有する。
図3は、画像形成装置1の主要内部構成を示す機能ブロック図である。尚、図1にて説明した構成要素と同じ要素については同じ符号を付し、説明を省略する。
画像形成装置1は、主に、操作部14、制御部91、画像形成部92及びネットワークI/F93を備える。画像形成部92は、パソコン等の外部装置から送信された画像データに基づいて用紙に画像を形成する。ネットワークI/F93は、外部装置とデータの送受信を行うインターフェース回路である。
制御部91は、CPU(Central Processing Unit)、RAM、ROM及び専用のハードウェア回路等から構成され、画像形成装置1の全体的な動作制御を司るものであり、スリープ移行時間制御部911を有する。
スリープ移行時間制御部911は、画像形成装置1に供給される電力の供給状態が、通常の供給状態から、電源オフ状態または画像形成装置1の主要駆動部に電力を供給しない状態を示すスリープ状態に切り替わるまでの時間(スリープ移行時間)を設定する。更に、スリープ移行時間制御部911は、スリープ移行時間を設定するためのスリープ移行時間設定モード中にLED142の点灯を制御することで、LED142を用いて設定中のスリープ移行時間を表現する。
具体的に説明する。スリープ移行時間制御部911は、LED142が有する6つの各LEDに2進数の1桁目から6桁目を割り当て、点灯状態を1、消灯状態を0として、スリープ移行時間を二進数で表現させる。図4は、各ランプに割り当てられた2進数の桁の一例を表にして示した図である。Paperランプ31は20桁目、Tonerランプ32は21桁目、Jamランプ33は22桁目、Attentionランプ34は23桁目、Sleepランプ35は24桁目、Readyランプ36は25桁目とする。
図5〜図9は、LED142を用いたスリープ移行時間の表現方法の一例を示した図である。図5の<例1>に示すように、スリープ移行時間制御部911が、Paperランプ31のみ点灯させ、他のランプを消灯させた場合、2進数で表すと「000001」となるため、スリープ移行時間は1分であることを示している。
図6の<例2>に示すように、スリープ移行時間制御部911が、Tonerランプ32のみ点灯させた場合、2進数で表すと「000010」となるため、スリープ移行時間は2分であることを示している。
図7の<例3>に示すように、スリープ移行時間制御部911が、Tonerランプ32とAttentionランプ34を点灯させた場合、2進数で表すと「001010」となるため、スリープ移行時間は10分であることを示している。
図8の<例4>に示すように、スリープ移行時間制御部911が、Tonerランプ32、Jamランプ33、Attentionランプ34及びSleepランプ35を点灯させた場合、2進数で表すと「011110」となるため、スリープ移行時間は30分であることを示している。
図9の<例5>に示すように、スリープ移行時間制御部911が、Jamランプ33、Attentionランプ34、Sleepランプ35及びReadyランプ36を点灯させた場合、2進数で表すと「111100」となるため、スリープ移行時間は60分であることを示している。
このように、複数の各LEDに対してそれぞれ2進数の桁を割り当てることで、表示パネルがなくてもスリープ移行時間を表現することができる。尚、LED142の配列の仕方は、図2に示した一例に限らず、LED同士が隣接して配置されており、1列または2列に配設されていることが望ましい。更に、二進法を知らないユーザーの為に、画像形成装置1の説明書等に各LED142の表示パターンとスリープ移行時間を記した対応表があるとよい。
なお、上記では、スリープ移行時間制御部911は、LED142をなす各ランプの点灯を1及び消灯を0として表しているが、これに代えて、LED142をなす各ランプの点灯を0及び消灯を1として表すようにしてもよい。
次に、スリープ移行時間制御部911が実行するスリープ移行時間設定処理の流れについて説明する。図10はその処理の流れを示したフローチャートである。
まず、Quiet Modeキー23が予め定められた時間(例えば2秒)以上、予め定められた第1の操作としての長押し操作がされると(ステップS11;YES)、スリープ移行時間制御部911はスリープ移行時間設定モードに移行する(ステップS12)。尚、本実施の形態では、Quite Modeキー23の長押しによってスリープ移行時間設定モードへ移行することとして説明するが、上記第1の操作はこの限りではない。
スリープ移行時間制御部911は、全てのLED142を所定時間点灯させ(ステップS13)、その後全てのLED142を消灯させる(ステップS14)。この動作は、画像形成装置1がスリープ移行時間設定モードに移行したことを示すためのものである。
尚、ステップS14において、スリープ移行時間制御部911が、現在設定されているスリープ移行時間を、LED142を用いて表示させるようにしてもよい。こうすることで、ユーザーは現在のスリープ移行時間を確認することができる。
そして、スリープ移行時間制御部911は、変数tに0を代入する(ステップS15)。変数tは点灯させるLED142を決定するために用いる変数であり0以上の自然数である。
次に、スリープ移行時間制御部911は、Cancelキー22が押下されたか否か判断する(ステップS16)。押下された場合(ステップS16;YES)、スリープ移行時間制御部911は変数tに1を加算し(ステップS17)、2t-1桁目のランプを点滅させる(ステップS18)。
例えば、ステップS17において変数tの値が0から1になったとき、スリープ移行時間制御部911は、ステップS18において図5の<例1>に示すように20桁目であるPaperランプ31を点滅させる。点滅状態とすることで、ユーザーに対してその桁は設定中であることを示している。
次に、Goキー21が押下された場合(ステップS19;YES)、スリープ移行時間制御部911は、2t-1桁目のランプが点滅していたら消灯させ、消灯していたら点滅させる(ステップS20)。つまりGoキー21が押下される毎に、スリープ移行時間制御部911は、2t-1桁目のランプの点滅と消灯を切り替える。そして、ユーザーはGoキー21を操作することで、20桁目を'1'としたい場合は点滅状態に、'0'としたい場合は消灯状態とする。
その後、再びCancelキー22が押下されると(ステップS19及びS21;NOの後、ステップS16;YES)、スリープ移行時間制御部911は変数tに1を加算すると共に、点滅状態にあるランプを点灯状態にする(ステップS17)。
つまり、Cancelキー22を押すことで、設定中の桁が20桁目から21桁目へ移動する。そして、この時点で20桁目のランプ、即ちPaperランプ31が点滅状態にある場合、スリープ移行時間制御部911がPaperランプ31を点灯状態に切り替えることで、20桁目の設定内容を確定すると共に、次の桁、即ち21桁目のランプ(Tonerランプ32)を点滅状態とする(ステップS18)。そしてユーザーは、21桁目を0又は1の何れにするかを、Goキー21を押下することで設定する(ステップS19、S20)。
次に、スリープ移行時間制御部911は、Quiet Modeキー23が予め定められた時間以上押下されるという予め定められた第2の操作が行われたか否かを判断する(ステップS21)。押下された場合(ステップS21;YES)、スリープ移行時間制御部911は、各LED142の点灯状態からスリープ移行時間を算出して設定する(ステップS22)。
例えば、図7の<例3>に示すように、Tonerランプ32とAttentionランプ34のみ点灯している場合、スリープ移行時間制御部911は、(001010)2=10分を導き出し、スリープ移行時間を10分に設定する。そして、スリープ移行時間制御部911は、スリープ移行時間設定モードを終了し(ステップS23)、処理を終了する。
以上、説明したように、複数の各LED142に対してそれぞれ2進数の桁を割り当て、スリープ移行時間制御部911がLED142を用いてスリープ移行時間を2進法で表現することで、ユーザーは表示パネルがなくてもスリープ移行時間を設定することができる。
尚、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形態では、スリープ移行時間制御部911は、各ランプを2進数の各桁に割り当てて、スリープ移行時間を表現することとしたが、2進数に限らず、3進数、4進数等でもよい。
例えば3進数で表現する場合、各桁は「0,1,2」の3種類の数を持ちうることになり、各LED142に対して3通りの表現方法を持たせる必要がある。
そこで、スリープ移行時間制御部911は、各LED142の表現方法を明るさ、色、点滅の仕方等で表現するようにしてもよい。明るさで3種類の違いを表現する場合、各LED142に対して「0」を表現させたいときは消灯、「1」を表現させたいときは50%の明るさでの点灯、「2」を表現させたいときは100%の明るさでの点灯とする。
また色で3種類の違いを表現する場合は、各LED142に対して「0」は赤色、「1」は黄色、「2」は青色で点灯させることとする。点滅の仕方で表現する場合は、「0」は遅い点滅、「1」は通常の点滅、「2」は早い点滅とし、すなわち、一定時間内における点滅の回数の違いにより「0」「1」「2」の別を表現する。
すなわち、この場合、スリープ移行時間制御部911は、LED142に割り当てられた指数nを用いて3のn乗を算出し、それらを全て足し合わせた数をスリープ移行時間として報知することになる。
このように、各LED142の明るさ、色、点滅の仕方等を用いることで、2進数以上の進法であっても、LED142を用いて表現することができる。
また、実施形態として画像形成装置に限られず、スリープモードを持つ電子機器であればよい。
1 画像形成装置
14 操作部
141 操作キー
142 LED
91 制御部
911 スリープ移行時間制御部
92 画像形成部
93 ネットワークI/F

Claims (8)

  1. 報知部以外の表示部を持たない電子機器であって、
    前記電子機器に対する各種操作の指示入力を受け付ける複数の入力受付部と、
    前記電子機器の状態を点灯又は消灯によって報知するN個(Nは2以上の自然数)の前記報知部と、
    前記入力受付部が予め定められた第1の操作を受け付けると、前記電子機器の設定を変更するための設定モードに移行する制御部とを備え、
    前記設定モード時において、前記報知部は、予め設定された底x(xは2以上の自然数)と指数nの累乗(nは0以上であって前記Nより1つ少ない数以下の自然数)を用いて報知する必要のある数字を表すものであり、前記制御部は、前記各報知部に対して前記指数nである0からN−1の各自然数を割り当て、前記報知する必要のある数字をn進法に従って報知させる報知制御を行い、
    前記制御部は、前記入力受付部が予め定められた第2の操作を受け付けると、前記報知制御により前記報知部に報知させている前記数字を、前記電子機器の設定として受け付ける電子機器。
  2. 前記制御部は、前記電子機器に対する通常の電力供給状態から、当該電子機器を電源オフ状態または当該電子機器の主要駆動部に電力を供給しないスリープ状態とするまでのスリープ移行時間を設定するスリープ移行時間制御部を有し、
    前記入力受付部が前記第1の操作を受け付けると、前記スリープ移行時間制御部は、スリープ移行時間設定モードに移行し、前記スリープ移行時間を、前記n進法を使って前記報知部に報知させる制御を行い、
    前記制御部は、前記入力受付部が前記第2の操作を受け付けると、前記報知制御により前記報知部に報知させている前記数字を、前記電子機器の設定としての前記スリープ移行時間を受け付ける請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記底xは2であり、前記スリープ移行時間制御部は、前記報知部の点灯を1及び消灯を0として表し、又は、前記報知部の点灯を0及び消灯を1として表し、点灯している前記報知部に割り当てられた指数nを用いて2のn乗を算出し、それらを全て足し合わせた数を前記スリープ移行時間として報知する請求項1又は請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記底xは3であり、前記スリープ移行時間制御部は、前記報知部の点灯、消灯、消滅を表し、報知部の状態を、前記報知部に割り当てられた指数nを用いて3のn乗を算出し、それらを全て足し合わせた数を前記スリープ移行時間として報知する請求項1又は請求項2に記載の電子機器。
  5. 前記底xが3以上であるとき、前記スリープ移行時間制御部は、前記報知部が示す0からx−1の範囲の自然数の区別を明るさの違いで表す制御を行う請求項1又は請求項2に記載の電子機器。
  6. 前記底xが3以上であるとき、前記スリープ移行時間制御部は、前記報知部が示す0からx−1の範囲の自然数の区別を色の違いで表す制御を行う請求項1又は請求項2に記載の電子機器。
  7. 前記底xが3以上であるとき、前記スリープ移行時間制御部は、前記報知部が示す0からx−1までの自然数の区別を点滅の仕方の違いで表す制御を行う請求項1又は請求項2に記載の電子機器。
  8. 前記スリープ移行時間制御部は、前記報知部が示す0からx−1までの自然数の区別を点滅の回数の違いで表す制御を行う請求項7に記載の電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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