JP2017099380A - インフルエンザ菌のスクリーニング方法およびスクリーニング用培地 - Google Patents
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Abstract
Description
初代分離培養後は、発育したコロニーの中からインフルエンザ菌を疑うコロニーを釣菌して確認試験を行うことにより、細菌が同定される。確認試験としては、被験菌を普通寒天培地に塗布し、X・V因子要求試験用ディスクを置いて培養する方法、被験菌を4分画培地(それぞれX因子、V因子、XV因子、ウマ血液を含有している培地)に塗布して培養する方法、被験菌のポルフィリン合成能を調べる方法等がある(非特許文献2および3、特許文献1、2および3)。
(1)少なくとも以下の(a)、(b)、(c)および(d)を含有する、インフルエンザ菌が発育可能な培地に検体を接種して培養後、細菌のコロニー色および溶血の有無を確認することを特徴とするインフルエンザ菌のスクリーニング方法。
(a)ウマ血液、
(b)β−NADまたはそのリン酸塩、
(c)抗菌剤、
(d)発色成分であって、インフルエンザ菌のコロニーの呈色とパラインフルエンザ菌のコロニーの呈色を異なる色にする特性を有する発色成分。
(2)前記発色成分が、以下の(d1)および/または(d2)であることを特徴とする、(1)に記載のインフルエンザ菌のスクリーニング方法。
(d1)インフルエンザ菌によっては分解されないが、パラインフルエンザ菌によって分解されて酸を生成する糖およびpH指示薬、
(d2)インフルエンザ菌によっては分解されないが、パラインフルエンザ菌によって分解されて発色する酵素発色基質。
(3)前記抗菌剤がグラム陽性菌の増殖を抑制する抗菌剤であり、
前記インフルエンザ菌によっては分解されないが、パラインフルエンザ菌によって分解されて酸を生成する糖が、白糖であり、
前記pH指示薬が、アニリンブルー、ブロモクレゾールパープル、ブロモチモールブルー、フェノールレッド、ニュートラルレッドおよびメチルレッドから選択され、
前記インフルエンザ菌によっては分解されないが、パラインフルエンザ菌によって分解されて発色する酵素発色基質が、ガラクトピラノシド誘導体であること
を特徴とする、(2)に記載のインフルエンザ菌のスクリーニング方法。
(4)少なくとも以下の(a)、(b)、(c)および(d)を含有する、インフルエンザ菌が発育可能な培地に検体を接種して培養後、細菌のコロニー色および溶血の有無を確認することを特徴とするインフルエンザ菌、ヘモフィルス・ヘモリティカス、パラインフルエンザ菌およびヘモフィルス・パラヘモリティカスの識別方法。
(a)ウマ血液、
(b)β−NADまたはそのリン酸塩、
(c)抗菌剤、
(d)発色成分であって、インフルエンザ菌のコロニーの呈色とパラインフルエンザ菌のコロニーの呈色を異なる色にし、インフルエンザ菌およびヘモフィルス・ヘモリティカスのコロニーの呈色を同じ色にし、かつ、パラインフルエンザ菌およびヘモフィルス・パラヘモリティカスのコロニーの呈色を同じ色にする特性を有する発色成分。
(5)前記発色成分が、以下の(d1)および/または(d2)であることを特徴とする、(4)に記載のインフルエンザ菌、ヘモフィルス・ヘモリティカス、パラインフルエンザ菌およびヘモフィルス・パラヘモリティカスの識別方法。
(d1)インフルエンザ菌およびヘモフィルス・ヘモリティカスによっては分解されないが、パラインフルエンザ菌およびヘモフィルス・パラヘモリティカスによって分解されて酸を生成する糖およびpH指示薬、
(d2)インフルエンザ菌およびヘモフィルス・ヘモリティカスによっては分解されないが、パラインフルエンザ菌およびヘモフィルス・パラヘモリティカスによって分解されて発色する酵素発色基質。
(6)前記抗菌剤がグラム陽性菌の増殖を抑制する抗菌剤であり、
前記インフルエンザ菌およびヘモフィルス・ヘモリティカスによっては分解されないが、パラインフルエンザ菌およびヘモフィルス・パラヘモリティカスによって分解されて酸を生成する糖が、白糖であり、
前記pH指示薬が、アニリンブルー、ブロモクレゾールパープル、ブロモチモールブルー、フェノールレッド、ニュートラルレッドおよびメチルレッドから選択され、
前記インフルエンザ菌およびヘモフィルス・ヘモリティカスによっては分解されないが、パラインフルエンザ菌およびヘモフィルス・パラヘモリティカスによって分解されて発色する酵素発色基質が、ガラクトピラノシド誘導体であること
を特徴とする、(5)に記載のインフルエンザ菌、ヘモフィルス・ヘモリティカス、パラインフルエンザ菌およびヘモフィルス・パラヘモリティカスの識別方法。
(7)インフルエンザ菌が発育可能な培地に、以下の(a)、(b)、(c)および(d)を含むことを特徴とするインフルエンザ菌スクリーニング用培地。
(a)ウマ血液、
(b)β−NADまたはそのリン酸塩、
(c)抗菌剤、
(d)発色成分であって、インフルエンザ菌のコロニーの呈色とパラインフルエンザ菌のコロニーの呈色を異なる色にする特性を有する発色成分。
(8)前記発色成分が、以下の(d1)および/または(d2)であることを特徴とする、(7)に記載のインフルエンザ菌スクリーニング用培地。
(d1)インフルエンザ菌によっては分解されないが、パラインフルエンザ菌によって分解されて酸を生成する糖およびpH指示薬、
(d2)インフルエンザ菌によっては分解されないが、パラインフルエンザ菌によって分解されて発色する酵素発色基質。
(9)前記抗菌剤がグラム陽性菌の増殖を抑制する抗菌剤であり、
前記インフルエンザ菌によっては分解されないが、パラインフルエンザ菌によって分解されて酸を生成する糖が、白糖であり、
前記pH指示薬が、アニリンブルー、ブロモクレゾールパープル、ブロモチモールブルー、フェノールレッド、ニュートラルレッドおよびメチルレッドから選択され、
前記インフルエンザ菌によっては分解されないが、パラインフルエンザ菌によって分解されて発色する酵素発色基質が、ガラクトピラノシド誘導体であること
を特徴とする、(8)に記載のインフルエンザ菌スクリーニング用培地。
(10)培地1Lあたり以下の成分を少なくとも含有することを特徴とするインフルエンザ菌スクリーニング用培地。
(a)ウマ血液 10〜100mL、
(b)β−NAD 1〜100mg、
(c)バシトラシン 1〜800mg および/または バンコマイシン 0.5〜40mg、
(d)白糖 1〜40g および アニリンブルー 40〜400mg、並びに/または 5−ブロモ−4−クロロ−3−インドリル−β−D−ガラクトピラノシド 40〜300mg。
(11)インフルエンザ菌が発育可能な培地に、以下の(a)、(b)、(c)および(d)を含むことを特徴とするインフルエンザ菌、ヘモフィルス・ヘモリティカス、パラインフルエンザ菌およびヘモフィルス・パラヘモリティカスの識別用培地。
(a)ウマ血液、
(b)β−NADまたはそのリン酸塩、
(c)抗菌剤、
(d)発色成分であって、インフルエンザ菌のコロニーの呈色とパラインフルエンザ菌のコロニーの呈色を異なる色にし、インフルエンザ菌およびヘモフィルス・ヘモリティカスのコロニーの呈色を同じ色にし、かつ、パラインフルエンザ菌およびヘモフィルス・パラヘモリティカスのコロニーの呈色を同じ色にする特性を有する発色成分。
(12)前記発色成分が、以下の(d1)および/または(d2)であることを特徴とする、(11)に記載のインフルエンザ菌、ヘモフィルス・ヘモリティカス、パラインフルエンザ菌およびヘモフィルス・パラヘモリティカスの識別用培地。
(d1)インフルエンザ菌およびヘモフィルス・ヘモリティカスによっては分解されないが、パラインフルエンザ菌およびヘモフィルス・パラヘモリティカスによって分解されて酸を生成する糖およびpH指示薬、
(d2)インフルエンザ菌およびヘモフィルス・ヘモリティカスによっては分解されないが、パラインフルエンザ菌およびヘモフィルス・パラヘモリティカスによって分解されて発色する酵素発色基質。
(13)前記抗菌剤がグラム陽性菌の増殖を抑制する抗菌剤であり、
前記インフルエンザ菌およびヘモフィルス・ヘモリティカスによっては分解されないが、パラインフルエンザ菌およびヘモフィルス・パラヘモリティカスによって分解されて酸を生成する糖が、白糖であり、
前記pH指示薬が、アニリンブルー、ブロモクレゾールパープル、ブロモチモールブルー、フェノールレッド、ニュートラルレッドおよびメチルレッドから選択され、
前記インフルエンザ菌およびヘモフィルス・ヘモリティカスによっては分解されないが、パラインフルエンザ菌およびヘモフィルス・パラヘモリティカスによって分解されて発色する酵素発色基質が、ガラクトピラノシド誘導体であること
を特徴とする、(12)に記載のインフルエンザ菌、ヘモフィルス・ヘモリティカス、パラインフルエンザ菌およびヘモフィルス・パラヘモリティカスの識別用培地。
(14)培地1Lあたり以下の成分を少なくとも含有することを特徴とするインフルエンザ菌、ヘモフィルス・ヘモリティカス、パラインフルエンザ菌およびヘモフィルス・パラヘモリティカスの識別用培地。
(a)ウマ血液 10〜100mL、
(b)β−NAD 1〜100mg、
(c)バシトラシン 1〜2.5mg および/または バンコマイシン 0.5〜10mg、
(d)白糖 1〜40g および アニリンブルー 40〜400mg、並びに/または 5−ブロモ−4−クロロ−3−インドリル−β−D−ガラクトピラノシド 40〜300mg。
さらに、本発明の培地が含有する発色成分は、インフルエンザ菌のコロニーの呈色とパラインフルエンザ菌のコロニーの呈色を異なる色にし、インフルエンザ菌およびヘモフィルス・ヘモリティカスのコロニーの呈色を同じ色にし、かつ、パラインフルエンザ菌およびヘモフィルス・パラヘモリティカスのコロニーの呈色を同じ色にする特性を有するものでもある。そのような発色成分として具体的には、(1)インフルエンザ菌およびヘモフィルス・ヘモリティカスによっては分解されないが、パラインフルエンザ菌およびヘモフィルス・パラヘモリティカスによって分解されて酸を生成する糖およびpH指示薬、並びに/または(2)インフルエンザ菌およびヘモフィルス・ヘモリティカスによっては分解されないが、パラインフルエンザ菌およびヘモフィルス・パラヘモリティカスによって分解されて発色する酵素発色基質、を使用することができる。
固形培地の固化剤としては、寒天、アガロース等通常使用されているものが挙げられる。
発色成分として白糖およびアニリンブルーを含有する培地にインフルエンザ菌、パラインフルエンザ菌および大腸菌を接種し、培地のインフルエンザ菌検出性能を調べた。なお、使用した菌株名は表11に記載した。
以下の表7に示した培地成分1を秤量し、以下の(2)でβ−NAD、ウマ血液および抗菌剤を添加した後の培地量が1Lとなるように精製水に懸濁後、121℃で15分間高圧滅菌した。
高圧滅菌後、培地を50℃に冷却した後、予め濾過滅菌したβ−NAD、ウマ脱繊維素血液、バシトラシンおよびバンコマイシンを以下の表8に示す濃度となるように添加した。その後、培地を20mLずつシャーレに分注して固化した。
前培養した各菌株を滅菌生理食塩水に懸濁し、McFarland No. 1の菌液を作製した。その後、前記菌液を(1)、(2)で調製した培地に画線し、35℃で20時間、5%炭酸ガス環境下で培養を行い、細菌のコロニー色および溶血の有無を調べた。
結果を表11に示す。溶血有りを+、溶血無しを−と表し、コロニー色とともに表示している。
発色成分として5−ブロモ−4−クロロ−3−インドリル−β−D−ガラクトピラノシドを含有する培地にインフルエンザ菌、パラインフルエンザ菌および大腸菌を接種し、培地のインフルエンザ菌検出性能を調べた。なお、使用した菌株名は表11に記載した。
以下の表9に示した培地成分2を秤量し、以下の(2)でβ−NAD、ウマ血液および抗菌剤を添加した後の培地量が1Lとなるように精製水に懸濁後、121℃で15分間高圧滅菌した。
実施例1と同様とした。
実施例1と同様とした。
結果を表11に示す。溶血有りを+、溶血無しを−と表し、コロニー色とともに表示している。
発色成分として白糖、アニリンブルーおよび5−ブロモ−4−クロロ−3−インドリル−β−D−ガラクトピラノシドを含有する培地にインフルエンザ菌、パラインフルエンザ菌および大腸菌を接種し、培地のインフルエンザ菌検出性能を調べた。なお、使用した菌株名は表11に記載した。
以下の表10に示した培地成分3を秤量し、以下の(2)でβ−NAD、ウマ血液および抗菌剤を添加した後の培地量が1Lとなるように精製水に懸濁後、121℃で15分間高圧滅菌した。
実施例1と同様とした。
実施例1と同様とした。
結果を以下の表11に示す。溶血有りを+、溶血無しを−と表し、コロニー色とともに表示している。
発色成分として白糖、アニリンブルーおよび5−ブロモ−4−クロロ−3−インドリル−β−D−ガラクトピラノシドを含有する培地にインフルエンザ菌、ヘモフィルス・ヘモリティカス、パラインフルエンザ菌およびヘモフィルス・パラヘモリティカスを接種し、培地の性能を調べた。なお、使用した菌株名は表14に記載した。
以下の表12に示した培地成分4を秤量し、以下の(2)でβ−NAD、ウマ血液および抗菌剤を添加した後の培地量が1Lとなるように精製水に懸濁後、121℃で15分間高圧滅菌した。
高圧滅菌後、培地を50℃に冷却した後、予め濾過滅菌したβ−NAD、ウマ脱繊維素血液、バシトラシン(BC)およびバンコマイシン(VCM)を以下の表13に示す濃度となるように添加した。その後、培地を20mLずつシャーレに分注して固化した。
前培養した各菌株を滅菌生理食塩水に懸濁し、McFarland No. 1の菌液を作製した。その後、前記菌液を(1)、(2)で調製した培地に画線し、35℃で20時間、5%炭酸ガス環境下で培養を行い、細菌のコロニー色および溶血の有無を調べた。
結果を以下の表14に示す。溶血有りを+、溶血無しを−と表し、コロニー色とともに表示している。
発色成分として白糖およびpH指示薬のみを含有する培地において、pH指示薬をアニリンブルーまたはフェノールレッドとし、インフルエンザ菌、ヘモフィルス・ヘモリティカス、パラインフルエンザ菌およびヘモフィルス・パラヘモリティカスを接種し、培地の性能を調べた。なお、使用した菌株名は表16に記載した。
pH指示薬をアニリンブルー100mg/Lまたはフェノールレッド120mg/Lとする以外は実施例1と同様とした。
高圧滅菌後、培地を50℃に冷却した後、予め濾過滅菌したβ−NAD、ウマ脱繊維素血液、バシトラシンおよびバンコマイシンを以下の表15に示す濃度となるように添加した。その後、培地を20mLずつシャーレに分注して固化した。
前培養した各菌株を滅菌生理食塩水に懸濁し、McFarland No. 1の菌液を作製した。その後、前記菌液を(1)、(2)で調製した培地に画線し、35℃で20時間、5%炭酸ガス環境下で培養を行い、細菌のコロニー色および溶血の有無を調べた。
結果を以下の表16に示す。溶血有りを+、溶血無しを−と表し、コロニー色とともに表示している。
発色成分として白糖、アニリンブルーおよび5−ブロモ−4−クロロ−3−インドリル−β−D−ガラクトピラノシドを含有する培地において、抗菌剤の種類を変えて、インフルエンザ菌、ヘモフィルス・ヘモリティカス、パラインフルエンザ菌、ヘモフィルス・パラヘモリティカスおよびその他の社内保存菌を接種し、培地の性能を調べた。さらに、ポアメディア(登録商標)羊血液寒天培地(栄研化学製培地)、従来のヘモフィルス属分離培養用の培地である従来法A培地(栄研化学製培地)および従来法B培地(ベクトン・ディキンソン社製バシトラシン添加培地)を用意し、同様の細菌を接種して比較した。なお、使用した菌株名は表18に記載した。
実施例4と同様とした。
高圧滅菌後、培地を50℃に冷却した後、予め濾過滅菌したβ−NAD、ウマ脱繊維素血液、バシトラシン(BC)およびバンコマイシン(VCM)を以下の表17に示す濃度となるように添加した。その後、培地を20mLずつシャーレに分注して固化した。
前培養した各菌株を滅菌生理食塩水に懸濁し、McFarland No. 1の菌液を作製した。その後、前記菌液を(1)、(2)で調製した培地および比較用の各培地(羊血液寒天培地、従来法A培地、従来法B培地)に画線し、35℃で20時間、5%炭酸ガス環境下で培養を行い、細菌のコロニー色および溶血の有無を調べた。
結果を以下の表18に示す。本発明の培地による結果は、溶血有りを+、溶血無しを−と表し、コロニー色とともに表示し、従来法A培地、B培地およびポアメディア羊血液寒天培地の結果は、コロニー色により表示している。
また、本発明の培地では、抗菌剤として、バシトラシン単独を用いた場合、バンコマイシン単独を用いた場合、バシトラシンおよびバンコマイシンを共に添加した場合のいずれにおいても、ヘモフィルス属以外の夾雑菌に対する一定の抑制効果が認められ、試験した培地の中では、特に、バシトラシン300mg/Lおよびバンコマイシン10mg/Lを添加した本発明の培地が最も良好に夾雑菌の発育を抑制し、極めて簡易に精度良くインフルエンザ菌を検出可能であることが示された。なお、本発明の培地においても一部の夾雑菌の発育が認められたが、夾雑菌は、羊血液寒天培地にも発育したため、ヘモフィルス属菌でないことが容易に判断可能であった。
健常者5名の咽頭を綿棒で擦過し、発色成分として白糖、アニリンブルーおよび5−ブロモ−4−クロロ−3−インドリル−β−D−ガラクトピラノシドを含有する本発明の培地に接種して培養後、発育したコロニーを釣菌して栄研化学製XVマルチディスク‘栄研’(登録商標)、シスメックス・ビオメリュー社製アピ(登録商標)NHにより細菌の同定を行った。なお、同定試験の方法はそれぞれの添付文書に従った。
実施例4と同様とした。
実施例1と同様とした。
健常者5名の咽頭を綿棒で擦過した後、(1)、(2)で調製した培地に接種し、35℃で20時間、5%炭酸ガス環境下で培養を行い、細菌のコロニー色および溶血の有無を調べた。
栄研化学製XVマルチディスクによる同定結果を以下の表19、シスメックス・ビオメリュー社製アピNHによる同定結果を表20に示す。
発色成分として白糖およびアニリンブルーを含有する培地にインフルエンザ菌、パラインフルエンザ菌およびヘモフィルス・ヘモリティカスを接種し、これらの菌種を識別可能な白糖濃度を調べた。なお、使用した菌株名は表23に記載した。
以下の表21に示した培地成分5を秤量し、以下の(2)でβ−NAD、ウマ血液および抗菌剤を添加した後の培地量が1Lとなるように精製水に懸濁後、121℃で15分間高圧滅菌した。
高圧滅菌後、培地を50℃に冷却した後、予め濾過滅菌したβ−NAD、ウマ脱繊維素血液、バシトラシンおよびバンコマイシンを以下の表22に示す濃度となるように添加した。その後、培地を20mLずつシャーレに分注して固化した。
前培養した各菌株を滅菌生理食塩水に懸濁し、McFarland No. 1の菌液を作製した。その後、前記菌液を(1)、(2)で調製した培地に画線し、35℃で20時間、5%炭酸ガス環境下で培養を行い、細菌のコロニー色および溶血の有無を調べた。
結果を表23に示す。溶血有りを+、溶血無しを−と表し、コロニー色とともに表示している。
発色成分として白糖およびアニリンブルーを含有する培地にインフルエンザ菌、パラインフルエンザ菌およびヘモフィルス・ヘモリティカスを接種し、これらの菌種を識別可能なアニリンブルー濃度を調べた。なお、使用した菌株名は表25に記載した。
以下の表24に示した培地成分6を秤量し、以下の(2)でβ−NAD、ウマ血液および抗菌剤を添加した後の培地量が1Lとなるように精製水に懸濁後、121℃で15分間高圧滅菌した。
実施例8と同様とした。
前培養した各菌株を滅菌生理食塩水に懸濁し、McFarland No. 1の菌液を作製した。その後、前記菌液を(1)、(2)で調製した培地に画線し、35℃で20時間、5%炭酸ガス環境下で培養を行い、細菌のコロニー色および溶血の有無を調べた。
結果を表25に示す。溶血有りを+、溶血無しを−と表し、コロニー色とともに表示している。
発色成分として白糖、アニリンブルーおよび5−ブロモ−4−クロロ−3−インドリル−β−D−ガラクトピラノシドを含有する培地において、緩衝成分をリン酸緩衝液、HEPES、MOPSまたはACESとし、インフルエンザ菌、パラインフルエンザ菌およびヘモフィルス・ヘモリティカスを接種し、培地の性能を調べた。なお、使用した菌株名は表26に記載した。
緩衝成分をリン酸二水素カリウム1g/Lおよびリン酸水素二カリウム4g/L、HEPES 5g/L、MOPS 5g/LまたはACES 5g/Lとする以外は実施例4と同様とした。
実施例1と同様とした。
前培養した各菌株を滅菌生理食塩水に懸濁し、McFarland No. 1の菌液を作製した。その後、前記菌液を(1)、(2)で調製した培地に画線し、35℃で20時間、5%炭酸ガス環境下で培養を行い、細菌のコロニー色および溶血の有無を調べた。
結果を表26に示す。溶血有りを+、溶血無しを−と表し、コロニー色とともに表示している。
Claims (14)
- 少なくとも以下の(a)、(b)、(c)および(d)を含有する、インフルエンザ菌(Haemophilus influenzae)が発育可能な培地に検体を接種して培養後、細菌のコロニー色および溶血の有無を確認することを特徴とするインフルエンザ菌のスクリーニング方法。
(a)ウマ血液、
(b)β−NADまたはそのリン酸塩、
(c)抗菌剤、
(d)発色成分であって、インフルエンザ菌のコロニーの呈色とパラインフルエンザ菌(Haemophilus parainfluenzae)のコロニーの呈色を異なる色にする特性を有する発色成分。 - 前記発色成分が、以下の(d1)および/または(d2)であることを特徴とする請求項1に記載のインフルエンザ菌のスクリーニング方法。
(d1)インフルエンザ菌によっては分解されないが、パラインフルエンザ菌によって分解されて酸を生成する糖およびpH指示薬、
(d2)インフルエンザ菌によっては分解されないが、パラインフルエンザ菌によって分解されて発色する酵素発色基質。 - 前記抗菌剤がグラム陽性菌の増殖を抑制する抗菌剤であり、
前記インフルエンザ菌によっては分解されないが、パラインフルエンザ菌によって分解されて酸を生成する糖が、白糖であり、
前記pH指示薬が、アニリンブルー、ブロモクレゾールパープル、ブロモチモールブルー、フェノールレッド、ニュートラルレッドおよびメチルレッドから選択され、
前記インフルエンザ菌によっては分解されないが、パラインフルエンザ菌によって分解されて発色する酵素発色基質が、ガラクトピラノシド誘導体であること
を特徴とする請求項2に記載のインフルエンザ菌のスクリーニング方法。 - 少なくとも以下の(a)、(b)、(c)および(d)を含有する、インフルエンザ菌が発育可能な培地に検体を接種して培養後、細菌のコロニー色および溶血の有無を確認することを特徴とするインフルエンザ菌、ヘモフィルス・ヘモリティカス(Haemophilus haemolyticus)、パラインフルエンザ菌およびヘモフィルス・パラヘモリティカス(Haemophilus parahaemolyticus)の識別方法。
(a)ウマ血液、
(b)β−NADまたはそのリン酸塩、
(c)抗菌剤、
(d)発色成分であって、インフルエンザ菌のコロニーの呈色とパラインフルエンザ菌のコロニーの呈色を異なる色にし、インフルエンザ菌およびヘモフィルス・ヘモリティカスのコロニーの呈色を同じ色にし、かつ、パラインフルエンザ菌およびヘモフィルス・パラヘモリティカスのコロニーの呈色を同じ色にする特性を有する発色成分。 - 前記発色成分が、以下の(d1)および/または(d2)であることを特徴とする請求項4に記載のインフルエンザ菌、ヘモフィルス・ヘモリティカス、パラインフルエンザ菌およびヘモフィルス・パラヘモリティカスの識別方法。
(d1)インフルエンザ菌およびヘモフィルス・ヘモリティカスによっては分解されないが、パラインフルエンザ菌およびヘモフィルス・パラヘモリティカスによって分解されて酸を生成する糖およびpH指示薬、
(d2)インフルエンザ菌およびヘモフィルス・ヘモリティカスによっては分解されないが、パラインフルエンザ菌およびヘモフィルス・パラヘモリティカスによって分解されて発色する酵素発色基質。 - 前記抗菌剤がグラム陽性菌の増殖を抑制する抗菌剤であり、
前記インフルエンザ菌およびヘモフィルス・ヘモリティカスによっては分解されないが、パラインフルエンザ菌およびヘモフィルス・パラヘモリティカスによって分解されて酸を生成する糖が、白糖であり、
前記pH指示薬が、アニリンブルー、ブロモクレゾールパープル、ブロモチモールブルー、フェノールレッド、ニュートラルレッドおよびメチルレッドから選択され、
前記インフルエンザ菌およびヘモフィルス・ヘモリティカスによっては分解されないが、パラインフルエンザ菌およびヘモフィルス・パラヘモリティカスによって分解されて発色する酵素発色基質が、ガラクトピラノシド誘導体であること
を特徴とする請求項5に記載のインフルエンザ菌、ヘモフィルス・ヘモリティカス、パラインフルエンザ菌およびヘモフィルス・パラヘモリティカスの識別方法。 - インフルエンザ菌が発育可能な培地に、以下の(a)、(b)、(c)および(d)を含むことを特徴とするインフルエンザ菌スクリーニング用培地。
(a)ウマ血液、
(b)β−NADまたはそのリン酸塩、
(c)抗菌剤、
(d)発色成分であって、インフルエンザ菌のコロニーの呈色とパラインフルエンザ菌のコロニーの呈色を異なる色にする特性を有する発色成分。 - 前記発色成分が、以下の(d1)および/または(d2)であることを特徴とする請求項7に記載のインフルエンザ菌スクリーニング用培地。
(d1)インフルエンザ菌によっては分解されないが、パラインフルエンザ菌によって分解されて酸を生成する糖およびpH指示薬、
(d2)インフルエンザ菌によっては分解されないが、パラインフルエンザ菌によって分解されて発色する酵素発色基質。 - 前記抗菌剤がグラム陽性菌の増殖を抑制する抗菌剤であり、
前記インフルエンザ菌によっては分解されないが、パラインフルエンザ菌によって分解されて酸を生成する糖が、白糖であり、
前記pH指示薬が、アニリンブルー、ブロモクレゾールパープル、ブロモチモールブルー、フェノールレッド、ニュートラルレッドおよびメチルレッドから選択され、
前記インフルエンザ菌によっては分解されないが、パラインフルエンザ菌によって分解されて発色する酵素発色基質が、ガラクトピラノシド誘導体であること
を特徴とする請求項8に記載のインフルエンザ菌スクリーニング用培地。 - 培地1Lあたり以下の成分を少なくとも含有することを特徴とするインフルエンザ菌スクリーニング用培地。
(a)ウマ血液 10〜100mL、
(b)β−NAD 1〜100mg、
(c)バシトラシン 1〜800mg および/または バンコマイシン 0.5〜40mg、
(d)白糖 1〜40g および アニリンブルー 40〜400mg、並びに/または 5−ブロモ−4−クロロ−3−インドリル−β−D−ガラクトピラノシド 40〜300mg。 - インフルエンザ菌が発育可能な培地に、以下の(a)、(b)、(c)および(d)を含むことを特徴とするインフルエンザ菌、ヘモフィルス・ヘモリティカス、パラインフルエンザ菌およびヘモフィルス・パラヘモリティカスの識別用培地。
(a)ウマ血液、
(b)β−NADまたはそのリン酸塩、
(c)抗菌剤、
(d)発色成分であって、インフルエンザ菌のコロニーの呈色とパラインフルエンザ菌のコロニーの呈色を異なる色にし、インフルエンザ菌およびヘモフィルス・ヘモリティカスのコロニーの呈色を同じ色にし、かつ、パラインフルエンザ菌およびヘモフィルス・パラヘモリティカスのコロニーの呈色を同じ色にする特性を有する発色成分。 - 前記発色成分が、以下の(d1)および/または(d2)であることを特徴とする請求項11に記載のインフルエンザ菌、ヘモフィルス・ヘモリティカス、パラインフルエンザ菌およびヘモフィルス・パラヘモリティカスの識別用培地。
(d1)インフルエンザ菌およびヘモフィルス・ヘモリティカスによっては分解されないが、パラインフルエンザ菌およびヘモフィルス・パラヘモリティカスによって分解されて酸を生成する糖およびpH指示薬、
(d2)インフルエンザ菌およびヘモフィルス・ヘモリティカスによっては分解されないが、パラインフルエンザ菌およびヘモフィルス・パラヘモリティカスによって分解されて発色する酵素発色基質。 - 前記抗菌剤がグラム陽性菌の増殖を抑制する抗菌剤であり、
前記インフルエンザ菌およびヘモフィルス・ヘモリティカスによっては分解されないが、パラインフルエンザ菌およびヘモフィルス・パラヘモリティカスによって分解されて酸を生成する糖が、白糖であり、
前記pH指示薬が、アニリンブルー、ブロモクレゾールパープル、ブロモチモールブルー、フェノールレッド、ニュートラルレッドおよびメチルレッドから選択され、
前記インフルエンザ菌およびヘモフィルス・ヘモリティカスによっては分解されないが、パラインフルエンザ菌およびヘモフィルス・パラヘモリティカスによって分解されて発色する酵素発色基質が、ガラクトピラノシド誘導体であること
を特徴とする請求項12に記載のインフルエンザ菌、ヘモフィルス・ヘモリティカス、パラインフルエンザ菌およびヘモフィルス・パラヘモリティカスの識別用培地。 - 培地1Lあたり以下の成分を少なくとも含有することを特徴とするインフルエンザ菌、ヘモフィルス・ヘモリティカス、パラインフルエンザ菌およびヘモフィルス・パラヘモリティカスの識別用培地。
(a)ウマ血液 10〜100mL、
(b)β−NAD 1〜100mg、
(c)バシトラシン 1〜2.5mg および/または バンコマイシン 0.5〜10mg、
(d)白糖 1〜40g および アニリンブルー 40〜400mg、並びに/または 5−ブロモ−4−クロロ−3−インドリル−β−D−ガラクトピラノシド 40〜300mg。
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