JP2017099219A - 回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転電機の回転数が変化する場合であっても、大きな制振効果を発揮できるようにする。【解決手段】回転電機は、円筒状の固定支持部材10と、固定支持部材10内で回転可能に支持された回転子50と、固定支持部材10の周方向の所定位置に固定された不均一質量体11と、不均一質量体11に対して固定支持部材10の周方向に離間して配置されて固定支持部材10の半径方向の動きに対する抵抗力を生じる第1および第2のフードダンパ30と、を有する。不均一質量体11の周方向位置を原点として回転子50の回転方向に角度座標を取り、第1、第2のフードダンパ30の角度座標位置をそれぞれθ1、θ2とするとき、θ1が50〜90度の範囲内であり、Δθ=θ2−θ1が20〜60度の範囲内である。【選択図】図1

Description

この発明は、回転電機の制振技術に関し、特に、フードダンパを用いた制振技術に関する。
電動機や発電機などの回転電機の典型的な構造として、固定支持された円筒状の固定子と、固定子内で回転可能に支持された回転子と、を備えたものが広く知られている。回転電機において、固定子と回転子の間に作用している電磁力振動数が固定子の固有振動数と一致する場合に共振が発生し、固定子が振動して電磁騒音が発生することがある。
このような回転電機の振動、特に円環振動モードの振動を抑制する対策として、固定子枠の外側に回転電機の固有振動数を変更するための質量体を取り付ける技術が知られている(特許文献1、非特許文献1)。
また、粉粒体を用いた制振部材によってモータの振動を抑制する技術が知られている(特許文献2)。
特開平7−154940号公報 特開2000−46103号公報
吉武裕,野崎優,片原田浩之,田川夏湖,山崎豪,原田晃,不均一性を持つ電動機固定子の動吸振器による制振,日本機械学会論文集,Vol.81,No.821,2015(2015),14−00386
特許文献1には、回転電機の固有振動数の変更を行うために質量体を取り付ける技術が開示されているが、具体的にどの位置に質量体を取り付けると振動抑制に効果があるのかについては記載がない。また、特許文献1または非特許文献1に記載された技術では、振動減衰効果が十分に得られないこともありうる。特に、特許文献1または非特許文献1に記載された技術では、一定の定格回転数で運転する場合における共振を避ける技術として用いることはできても、インバータを用いた電動機などの、回転数を変化させて用いる回転電機において、共振を避けることはできない。
また、特許文献2には、粉粒体を用いた制振部材をモータの外周のどの位置に取り付けると効果的かということについては何ら開示されていない。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって、フードダンパを用いて、回転電機の回転数が変化する場合であっても、大きな制振効果を発揮できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る回転電機の一つの態様は、円筒状の固定支持部材と、前記固定支持部材内で回転可能に支持された回転子と、前記固定支持部材の周方向の所定位置に固定された少なくとも1個の不均一質量体と、前記不均一質量体に対して前記固定支持部材の周方向に離間して配置され前記固定支持部材に取り付けられて前記固定支持部材の半径方向の動きに対する抵抗力を生じる第1および第2のフードダンパと、を有する回転電機であって、前記少なくとも1個の不均一質量体のうちの1個の不均一質量体の周方向位置を原点として前記回転子の回転方向に角度座標を取り、前記第1のフードダンパの角度座標位置をθとし、前記第2のフードダンパの角度座標位置をθとし、Δθ=θ−θとするとき、θが、50〜90度、140〜180度、230〜270度、320〜360度、のいずれかの範囲内であり、Δθが、20〜60度、110〜150度、200〜240度、290〜330度、のいずれかの範囲内であること、を特徴とする。
本発明に係る回転電機の他の一つの態様は、円筒状の固定支持部材と、前記固定支持部材内で回転可能に支持された回転子と、前記固定支持部材の周方向の所定位置に固定された少なくとも1個の不均一質量体と、前記不均一質量体に対して前記固定支持部材の周方向に離間して配置され前記固定支持部材に取り付けられて前記固定支持部材の半径方向の動きに対する抵抗力を生じる第1および第2のフードダンパと、を有する回転電機であって、前記少なくとも1個の不均一質量体のうちの1個の不均一質量体の周方向位置を原点として前記回転子の回転方向に角度座標を取り、前記第1のフードダンパの角度座標位置をθとし、前記第2のフードダンパの角度座標位置をθとし、Δθ=θ−θとするとき、θが、35〜45度、125〜135度、215〜225度、305〜315度、のいずれかの範囲内であり、Δθが、40〜80度、130〜170度、220〜260度、310〜350度、のいずれかの範囲内であること、を特徴とする。
本発明に係る回転電機のさらに他の一つの態様は、円筒状の固定支持部材と、前記固定支持部材内で回転可能に支持された回転子と、前記固定支持部材の周方向の所定位置に固定された少なくとも1個の不均一質量体と、前記不均一質量体に対して前記固定支持部材の周方向に離間して配置され前記固定支持部材に取り付けられて前記固定支持部材の半径方向の動きに対する抵抗力を生じる第1および第2のフードダンパと、を有する回転電機であって、前記少なくとも1個の不均一質量体のうちの1個の不均一質量体の周方向位置を原点として前記回転子の回転方向に角度座標を取るとき、前記第1および第2のフードダンパのうちの少なくとも一方の角度座標位置が、10〜30度、100〜120度、190〜210度、280〜300度、の範囲の少なくとも一つにあること、を特徴とする。
本発明によれば、回転電機の回転数が変化する場合であっても、大きな制振効果を発揮することができる。
本発明の実施形態に係る回転電機の回転軸に垂直な模式的断面図である。 回転電機の固定支持部材にかかる電磁力の、回転電機の軸に垂直な断面図における周方向の分布の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る回転電機で、不均一質量体・ダンパ開き角θとダンパ開き角Δθとが振幅に及ぼす影響を示すグラフであって、不均一質量体・ダンパ開き角θが10〜30度の場合を示すグラフである。 本発明の実施形態に係る回転電機で、不均一質量体・ダンパ開き角θとダンパ開き角Δθとが振幅に及ぼす影響を示すグラフであって、不均一質量体・ダンパ開き角θが40〜90度(0度)の場合を示すグラフである。 本発明の実施形態に係る回転電機において、無次元振動数を横軸にとって無次元振幅を縦軸にとった共振曲線の例を示すグラフであって、不均一質量体・ダンパ開き角θ=30度、ダンパ開き角Δθ=50度の場合を示すグラフである。 本発明の実施形態に係る回転電機において、無次元振動数を横軸にとって無次元振幅を縦軸にとった共振曲線の例を示すグラフであって、不均一質量体・ダンパ開き角θ=70度、ダンパ開き角Δθ=41度の場合を示すグラフである。 本発明の実施形態に係る回転電機で、不均一質量体の質量比μの値とダンパ開き角Δθとが振幅に及ぼす影響を示すグラフであって、不均一質量体・ダンパ開き角θが70度の場合を示すグラフである。 本発明の実施形態に係る回転電機で、フードダンパの質量比μH1=μH2の値とダンパ開き角Δθとが振幅に及ぼす影響を示すグラフであって、不均一質量体・ダンパ開き角θが70度の場合を示すグラフである。 本発明の実施形態に係る回転電機で、フードダンパの減衰比γH1=γH2の値とダンパ開き角Δθとが振幅に及ぼす影響を示すグラフであって、不均一質量体・ダンパ開き角θが70度の場合を示すグラフである。 本発明の実施形態に係る回転電機で、ダンパ開き角Δθが振幅に及ぼす影響を示すグラフであって、2個のフードダンパの減衰比の比γH1/γH2が2の場合で、不均一質量体・ダンパ開き角θが10〜30度の場合を示すグラフである。 本発明の実施形態に係る回転電機で、ダンパ開き角Δθが振幅に及ぼす影響を示すグラフであって、2個のフードダンパの減衰比の比γH1/γH2が2の場合で、不均一質量体・ダンパ開き角θが40〜90度(0度)の場合を示すグラフである。 本発明の実施形態に係る回転電機で、ダンパ開き角Δθが振幅に及ぼす影響を示すグラフであって、2個のフードダンパの減衰比の比γH1/γH2が1/2の場合で、不均一質量体・ダンパ開き角θが10〜30度の場合を示すグラフである。 本発明の実施形態に係る回転電機で、ダンパ開き角Δθが振幅に及ぼす影響を示すグラフであって、2個のフードダンパの減衰比の比γH1/γH2が1/2の場合で、不均一質量体・ダンパ開き角θが40〜90度(0度)の場合を示すグラフである。 本発明の実施形態に係る回転電機で、ダンパ開き角Δθが振幅に及ぼす影響を示すグラフであって、2個のフードダンパの質量比の比μH1/μH2が2の場合で、不均一質量体・ダンパ開き角θが10〜30度の場合を示すグラフである。 本発明の実施形態に係る回転電機で、ダンパ開き角Δθが振幅に及ぼす影響を示すグラフであって、2個のフードダンパの質量比の比μH1/μH2が2の場合で、不均一質量体・ダンパ開き角θが40〜90度(0度)の場合を示すグラフである。 本発明の実施形態に係る回転電機で、ダンパ開き角Δθが振幅に及ぼす影響を示すグラフであって、2個のフードダンパの質量比の比μH1/μH2が1/2の場合で、不均一質量体・ダンパ開き角θが0〜30度、80〜90度(0度)の場合を示すグラフである。 本発明の実施形態に係る回転電機で、ダンパ開き角Δθが振幅に及ぼす影響を示すグラフであって、2個のフードダンパの質量比の比μH1/μH2が1/2の場合で、不均一質量体・ダンパ開き角θが40〜70度の場合を示すグラフである。
以下に、図面を参照して、本発明に係る回転電機の実施形態について説明する。
初めに、本発明に係る回転電機の実施形態の制振に係る解析手法について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る回転電機の回転軸に垂直な模式的断面図である。また、図2は、回転電機の固定支持部材にかかる電磁力の、回転電機の軸に垂直な断面図における周方向の分布の例を示す図である。
ハンマリング試験において、電磁振動が問題となる数千Hz以下の振動数範囲には軸方向に節があるモードが得られないことが知られている。そのため、簡単のために、回転電機の固定子およびその外側の固定子枠を含めた固定支持部材10を、変位の軸方向の分布を考えない図1に示すような一様な円環で近似することとする。なお、ここで、「固定支持部材」の名称は、回転せずに回転子50を支持するという意味で「固定」とされているのであって、この固定支持部材10の振動を考えるときは、固定されておらずに振動するものである。
固定支持部材10は円筒形で、厚さが周方向に一様であるとする。固定支持部材10内側に、固定支持部材10の軸と共通の軸の周りに回転する回転子50が配置されている。固定支持部材10と回転子50の間にはギャップ51が形成されている。
固定支持部材10の外側に、円周方向の角度θ=α(p=1,・・・,P)の位置にP個の不均一質量体11(質量:mIp)を設置し、また、円周方向の角度θ=θ(j=1,・・・,N)の位置にN個のフードダンパ(Houde Damper)30を設置する。図1に示す例では、不均一質量体11の個数をP=1とし、フードダンパ30の個数をN=2としている。また、図1の矢印Aに示す回転子50の回転方向に角度位置座標を取るものとする。また、不均一質量体11の角度位置座標の原点としてα=0度とする。
フードダンパ30は、一般に、抵抗要素13(減衰係数:cHj)と、その先に取り付けられたダンパ質量体14(質量:mHj)とからなる振動減衰装置を言う。ここでは、固定支持部材10は円環振動をすることを想定しているので、ダンパ質量体14は少なくとも半径方向に移動可能なものとする。ただし、フードダンパ30の構造は、図1に示すような構造に限定されるものではなく、たとえば、特許文献2に開示されたような閉鎖容器内で移動可能な粉粒体や粘性流体を用いたものであってもよい。
固定支持部材10の半径方向の変位uは、M個の振動モードを考慮するとき、次式(1)で表される。
Figure 2017099219
ここに、
θ:円周方向の座標(rad)(反時計回りが正)
i:円周方向の振動モードを表す整数
:θ=0に腹をもつcos型のモードiの変位
:θ=π/(2i)に腹をもつsin型のモードiの変位
電動機に作用する外力として一般的なものは、半径方向に作用する力が円周方向に分布するとともに円周方向に回転する電磁力であるので、それを次式(2)で表す。
Figure 2017099219
ここに
s:電磁力のモードを表す整数
Ω:モードsをもつ電磁力の角振動数
:モードsの電磁力の振幅
実際の電磁力は多くの振動数成分を含むが、簡単のためFcos(−Ωt+sθ)の成分のみが作用する場合を考える。また、不均一質量はそれほど大きくないとして、慣性力として取り扱うこととし、固定子に粘性減衰力も作用するとし、i次モードのみ採用し、i=sの場合を扱うとき、運動方程式は以下の式(3)〜式(5)のようになる。
Figure 2017099219
Figure 2017099219
Figure 2017099219
ここに
r:固定支持部材の円環の半径
E:固定支持部材の縦弾性係数
A:固定支持部材の断面積(長方形断面の場合は円環の厚さHと軸方向長さLとの積)
I:固定支持部材の円環の面に垂直な主軸に関する断面二次モーメント(長方形断面の場合はLH3/12)
ρ:固定支持部材の密度
0i:主系の粘性減衰係数(i=1,・・・,M)
:θ=θに設置したフードダンパの変位(j=1,・・・,N)
Hj:θ=θに設置したフードダンパの粘性減衰係数(CHj=2γHjHjω0i
ω0i:i次モードの固有角振動数
Hj:θ=θに設置したフードダンパの質量
Ip:θ=αに設置した不均一質量体の質量
P:不均一質量体の個数
N:フードダンパの個数
ここではi=2のモードを例に取ることとし、不均一質量体とフードダンパによる制振を考える。例えば、フードダンパ2個では式(3)〜式(5)の定常解を次の式(6)〜式(9)のようにおく。
=AcosΩt+BsinΩt (6)
=AcosΩt+BsinΩt (7)
=AcosΩt+BsinΩt (8)
=AcosΩt+BsinΩt (9)
なお、iが0の場合は、円環の形状がそのままの形状で大きくなったり小さくなったりする振動となる。また、iが1の場合は、円環の形状および大きさがそのままで、一つの周方向の位置とその反対側に交互に変位する振動となる。式(3)、(4)ではそれらを除外して考える。
iが2の場合は、半径方向の変位は、図2に示した力の分布と同様に、周方向に90度ごとに、振幅が最大となる腹と、腹と腹との中間位置にあって振幅が最小となる節とが形成される。iが3以上の場合も、周方向に等間隔に交互に腹と節が形成される。
実際の回転電機における振動現象では、通常、i=sが2の場合が最も重要である。よって、以下、i=s=2の場合について検討を進める。したがって、以下に説明する周方向の各角度位置の各現象は、その角度から180度ずれた位置で、各時刻の変位、速度、加速度などが同じで、その角度から90度、270度ずれた位置では、各時刻の変位、速度、加速度などの絶対値が同じで符号が逆の現象が生じていることを意味する。
[数値解析結果]
ここでは、不均一質量体11が角度座標位置α=0度の位置に1個だけあり(P=1)、第1および第2のフードダンパ30がそれぞれ、角度座標位置θ、θの位置にある場合(N=2)の固定支持部材10の円環振動の状況を数値解析した結果について図3〜図17を参照して説明する。ここで、第1のフードダンパ30の角度座標位置θは、不均一質量体11と第1のフードダンパ30の間の開き角であり、以下の説明において、不均一質量体・ダンパ開き角と呼ぶ。また、二つのフードダンパ30の間の開き角Δθ=θ−θをダンパ開き角と呼ぶ。
固定支持部材10のi=2のモード質量をmとし、不均一質量体11の質量比mI1/mをμとする。固定支持部材10のi=2のモード質量mは、m=(5/4)πrρAで表わされる。また、第j(j=1,2)のフードダンパ30のフードダンパ質量比mHj/mをμHjとし、フードダンパ減衰比CHj/(2mHjω02)をγHjとする。ただし、ω02 =36EI/(5ρAr)とする。
なお、比較のために、不均一質量体11もフードダンパ30も全くない場合の計算結果(Without imperfect mass and Houde damper)についても、図3〜図17中に表示する。
この発明の実施形態は、解析で得られる振幅が、できるだけ小さくなるような条件を満足するものである。
なお、図3〜図17で、縦軸Aは、次式(10)で示すように、式(1)で表される半径方向の変位uの2乗を空間と時間で平均したものを(Fπ/k02で除して無次元化したもので定義している。
Figure 2017099219
ただし、k02=9EIπ/r、T=2π/Ωとする。
また、図5および図6に示す共振曲線の横軸νは、ν=Ω/ω02として電磁力の角振動数を2次モードの固有角振動数で無次元化している。したがって、図5および図6の横軸のν=1が、主系の2次モードの無次元固有角振動数、つまり、共振点となる。さらに、図3、4、7〜17の縦軸の無次元振幅の値として、設定した各パラメータの値を用いた計算から得られた共振曲線の最大の無次元振幅の値を採用している。
(2個のフードダンパの質量比、減衰比がそれぞれ等しい場合)
はじめに、図3〜図9を参照して、2個のフードダンパ30の質量比、減衰比がそれぞれ等しい場合、すなわち、μH1=μH2、γH1=γH2の場合の解析結果について説明する。
図3は、本発明の実施形態に係る回転電機で、不均一質量体・ダンパ開き角θとダンパ開き角Δθ=θ−θとが振幅に及ぼす影響を示すグラフであって、不均一質量体・ダンパ開き角θが10〜30度の場合を示すグラフである。図4は、本発明の実施形態に係る回転電機で、不均一質量体・ダンパ開き角θとダンパ開き角Δθとが振幅に及ぼす影響を示すグラフであって、不均一質量体・ダンパ開き角θが40〜90度(0度)の場合を示すグラフである。図3および図4においては、不均一質量体11の質量比μ=0.1、フードダンパ30の質量比μH1=μH2=0.05、フードダンパ30の減衰比γH1=γH2=0.5とする。ダンパ開き角Δθは0〜90度の範囲で種々に変えて解析した。
図3および図4のいずれにおいても、不均一質量体11およびフードダンパ30のいずれもない場合に比べて、不均一質量体11および2個のフードダンパ30がある場合は無次元振幅Aが著しく低下することがわかる。
また、図3に示す不均一質量体・ダンパ開き角θが10〜30度の場合は、無次元振幅Aは、ダンパ開き角Δθへの依存性が低い。これに対して、図4に示す不均一質量体・ダンパ開き角θが50〜90度の場合は、無次元振幅Aは、ダンパ開き角Δθに依存し、ダンパ開き角Δθが20〜60度の範囲で最小値を取ることがわかる。
図4で、不均一質量体・ダンパ開き角θが40度の場合は、ダンパ開き角Δθが40〜80度の範囲で最小値を取る。なお、不均一質量体・ダンパ開き角θが30度(図3)の場合および50度(図4)の場合との対比から、不均一質量体・ダンパ開き角θが35〜45度の範囲内であれば、ダンパ開き角Δθが40〜80度の範囲で最小値を取ると推定できる。
図5は、本発明の実施形態に係る回転電機において、無次元振動数を横軸にとって無次元振幅を縦軸にとった共振曲線の例を示すグラフであって、不均一質量体・ダンパ開き角θ=30度、ダンパ開き角Δθ=50度の場合を示すグラフである。図6は、本発明の実施形態に係る回転電機において、無次元振動数を横軸にとって無次元振幅を縦軸にとった共振曲線の例を示すグラフであって、不均一質量体・ダンパ開き角θ=70度、ダンパ開き角Δθ=41度の場合を示すグラフである。図5および図6は、それぞれ、図3および図4に示す解析の条件範囲において、振幅が比較的小さい場合に相当する。
図5および図6では、図3および図4の場合と同様に、不均一質量体11の質量比μ=0.1、フードダンパ30の質量比μH1=μH2=0.05、フードダンパ30の減衰比γH1=γH2=0.5とする。
図5および図6の解析結果によれば、いずれも、サインモードとコサインモードのピークを取る無次元振動数が互いにずれており、サインモードとコサインモードの和としての無次元振幅の最大値は不均一質量体11もフードダンパ30もない場合に比べて大幅に低下している。
図7は、本発明の実施形態に係る回転電機で、不均一質量体11の質量比μの値とダンパ開き角Δθとが振幅に及ぼす影響を示すグラフであって、不均一質量体・ダンパ開き角θが70度の場合を示すグラフである。フードダンパ30の質量比μH1=μH2=0.05とし、フードダンパ30の減衰比γH1=γH2=0.5とする。不均一質量体11の質量比μの値を、0.05,0.1,0.15の3通りに変え、ダンパ開き角Δθは0〜90度の範囲で種々に変えて解析した。
図7の解析結果から、前述の図4の不均一質量体・ダンパ開き角θが50〜90度の場合におけるダンパ開き角Δθの最適範囲が、不均一質量体11の質量比μの値にかかわりなく20〜60度であることがわかる。
図8は、本発明の実施形態に係る回転電機で、フードダンパ30の質量比μH1=μH2の値とダンパ開き角Δθとが振幅に及ぼす影響を示すグラフであって、不均一質量体・ダンパ開き角θが70度の場合を示すグラフである。不均一質量体11の質量比μを0.1とし、フードダンパ30の減衰比γH1=γH2=0.5とする。フードダンパ30の質量比μH1=μH2の値を、0.025,0.0375,0.05,0.075の4通りに変え、ダンパ開き角Δθは0〜90度の範囲で種々に変えて解析した。
図8の解析結果から、前述の図4の不均一質量体・ダンパ開き角θが50〜90度の場合におけるダンパ開き角Δθの最適範囲が、フードダンパ30の質量比μH1=μH2の値にかかわりなく20〜60度であることがわかる。
図9は、本発明の実施形態に係る回転電機で、フードダンパ30の減衰比γH1=γH2の値とダンパ開き角Δθとが振幅に及ぼす影響を示すグラフであって、不均一質量体・ダンパ開き角θが70度の場合を示すグラフである。不均一質量体11の質量比μを、0.1とし、フードダンパ30の質量比μH1=μH2を0.05とし、フードダンパ30の減衰比γH1=γH2の値を、0.1,0.2,0.3,0.5の4通りに変え、ダンパ開き角Δθは0〜90度の範囲で種々に変えて解析した。
図9の解析結果から、前述の図4の不均一質量体・ダンパ開き角θが50〜90度の場合におけるダンパ開き角Δθの最適範囲が、フードダンパ30の減衰比γH1=γH2の値にかかわりなく20〜60度であることがわかる。
(2個のフードダンパ30の質量比または減衰比が相違する場合)
上記解析結果では、2個のフードダンパ30の質量比、減衰比がそれぞれ等しい、すなわち、μH1=μH2、γH1=γH2とした。ここでは、2個のフードダンパ30の質量比または減衰比が相違する場合の解析結果について、図10〜図17を参照して、説明する。
図10〜図13は、本発明の実施形態に係る回転電機で、ダンパ開き角Δθが振幅に及ぼす影響を示すグラフであって、2個のフードダンパ30の減衰比γH1、γH2が互いに異なる場合を示すグラフである。図10〜図13で、不均一質量体11の質量比μ=0.1、フードダンパ30の質量比μH1=μH2=0.05とする。これらの解析条件は図3および図4の場合と同様である。
図10および図11では、第1のフードダンパ30の減衰比γH1=0.5、第2のフードダンパ30の減衰比γH2=0.25(減衰比の比γH1/γH2=2)とする。図10は、不均一質量体・ダンパ開き角θが、10〜30度の場合を示している。これは、ダンパ開き角Δθが振幅に及ぼす影響が比較的小さい場合である。
図11は、不均一質量体・ダンパ開き角θが、40度〜90度(0度)の場合を示している。この範囲では、振幅がダンパ開き角Δθに依存する。その範囲のうち、θ=40度の場合を除いて、すなわち、不均一質量体・ダンパ開き角θが50度〜90度(0度)の範囲で、ダンパ開き角Δθが20〜60度において振幅が最小となる。これは、図4、図7〜図9に示した傾向と同様である。
また、図11で、不均一質量体・ダンパ開き角θが40度の場合は、ダンパ開き角Δθが40〜80度において振幅が最小となる。これは、図4に示した傾向と同様である。
図12および図13では、第1のフードダンパ30の減衰比γH1=0.25、第2のフードダンパ30の減衰比γH2=0.5(減衰比の比γH1/γH2=1/2)とする。
図12は、不均一質量体・ダンパ開き角θが10〜30度の場合を示している。これは、ダンパ開き角Δθが振幅に及ぼす影響が比較的小さい場合である。
図13は、不均一質量体・ダンパ開き角θが40度〜90度(0度)の場合を示している。この範囲では、振幅がダンパ開き角Δθに依存する。その範囲のうち、θ=40度の場合を除いて、すなわち、不均一質量体・ダンパ開き角θが50度〜90度(0度)の場合、ダンパ開き角Δθが20〜60度において振幅が最小となる。これは、図4、図7〜図9、図11に示した傾向と同様である。
また、図13で、不均一質量体・ダンパ開き角θが40度の場合は、ダンパ開き角Δθが40〜80度において振幅が最小となる。これは、図4に示した傾向と同様である。
図14〜図17は、本発明の実施形態に係る回転電機で、ダンパ開き角Δθが振幅に及ぼす影響を示すグラフであって、2個のフードダンパ30の質量比μH1、μH2が互いに異なる場合を示すグラフである。図14〜図17で、不均一質量体11の質量比μ=0.1、フードダンパ30の減衰比γH1=γH2=0.5とする。これらの解析条件は図3および図4の場合と同様である。
図14および図15では、第1のフードダンパ30の質量比μH1=0.07、第2のフードダンパ30の質量比μH2=0.035(質量比の比μH1/μH2=2)とする。
図14は、不均一質量体・ダンパ開き角θが10〜30度の場合を示している。これは、ダンパ開き角Δθが振幅に及ぼす影響が比較的小さい場合である。
図15は、不均一質量体・ダンパ開き角θが40度〜90度(0度)の場合を示している。この範囲では、振幅がダンパ開き角Δθに依存する。その範囲のうち、θ=40度の場合を除いて、すなわち、不均一質量体・ダンパ開き角θが50度〜90度(0度)の場合、ダンパ開き角Δθが20〜60度において振幅が最小となる。これは、図4、図7〜図9、図11、図13に示した傾向と同様である。
また、図15で、不均一質量体・ダンパ開き角θが40度の場合は、ダンパ開き角Δθが40〜80度において振幅が最小となる。これは、図4に示した傾向と同様である。
図16および図17では、第1のフードダンパ30の質量比μH1=0.035、第2のフードダンパ30の質量比μH2=0.07(質量比の比μH1/μH2=1/2)とする。
図16は、不均一質量体・ダンパ開き角θが、10〜30度、80〜90度(0度)の場合を示している。これは、ダンパ開き角Δθが振幅に及ぼす影響が比較的小さい場合である。
図17は、不均一質量体・ダンパ開き角θが、40度〜70度の場合を示している。この範囲では、振幅がダンパ開き角Δθに依存する。その範囲のうち、θ=40度の場合を除いて、すなわち、不均一質量体・ダンパ開き角θが50度〜70度の場合、ダンパ開き角Δθが20〜60度において振幅が最小となる。これは、図4、図7〜図9、図11、図13、図15に示した傾向と同様である。ただし、図16に示すように、質量比の比μH1/μH2=1/2の場合は、不均一質量体・ダンパ開き角θが80〜90度(0度)の場合には、ダンパ開き角Δθが20〜60度において振幅が最小値を取る傾向が強くない。
また、図17で、不均一質量体・ダンパ開き角θが40度の場合は、ダンパ開き角Δθが40〜80度において振幅が最小となる。これは、図4に示した傾向と同様である。
以上示した解析結果から、1個の不均一質量体11と2個のフードダンパ30を設置する場合に、不均一質量体・ダンパ開き角θを50〜90度の範囲内とし、ダンパ開き角Δθを20〜60度の範囲内とすることにより、振幅が低く抑えられることがわかる。2個のフードダンパ30の質量比が異なる場合は、質量比の比μH1/μH2が1以上であるときに、振幅抑制の効果が大きい。
また、第1および第2のフードダンパ30のうちの少なくとも一方の角度座標位置が、10〜30度範囲にある場合は、ダンパ開き角Δθの如何によらず振幅抑制の効果が大きい。
また、これらの場合に、単に共振点の振動数がずれるのではなくて、最大振幅が小さくなるので、特にインバータ駆動の電動機などの可変速運転を行う回転電機に有効である。
前述のように、ここではi=s=2の場合について検討した。すなわち、周方向の各角度位置の各現象は、その角度から180度ずれた位置で、各時刻の変位、速度、加速度などが同じであり、また、その角度から90度または270度ずれた位置では、各時刻の変位、速度、加速度などの絶対値が同じで符号が逆の現象が生じている。
したがって、たとえば、上記説明で、角度座標位置α=0度の位置に配置されるとした1個の不均一質量体11を、0度、90度、180度、270度のいずれかの位置に配置変更あるいは分割配置しても、同じ制振効果が得られる。
また、第1のフードダンパ30の角度座標位置θを50〜90度の範囲内とすることは、θを、140〜180度、230〜270度、320〜360度、のいずれかの範囲内とすることと制振効果として同等である。同様に、θを35〜45度とすることは、θを、125〜135度、215〜225度、305〜315度、のいずれかの範囲内とすることと同等である。同様に、θを10〜30度の範囲内とすることは、θを、100〜120度、190〜210度、280〜300度、のいずれかの範囲内とすることと同等である。
同様に、ダンパ開き角Δθを20〜60度の範囲内とすることは、Δθを、110〜150度、200〜240度、290〜330度、のいずれかの範囲内とすることと同等である。同様に、Δθを40〜80度とすることは、Δθを、130〜170度、220〜260度、310〜350度、のいずれかの範囲内とすることと同等である。同様に、Δθを10〜80度の範囲内とすることは、Δθを、100〜170度、190〜260度、280〜350度、のいずれかの範囲内とすることと同等である。
なお、1個の不均一質量体11の角度座標位置を0度とするとき、上記分割された他の不均一質量体11の角度座標位置は、90度、180度、270度の前後10度程度相違しても同様の制振効果が予想される。この角度座標位置の幅は、フードダンパ30の角度座標位置の許容範囲幅からの類推である。したがって、上記分割された他の不均一質量体11の角度座標位置は、80〜100度、170〜190度、260〜280度の範囲であることが好ましい。
以上説明した数値解析において、不均一質量体11の質量比μは、大きいほど制振効果があることは明らかであるが、数値計算で求めた結果の精度がある程度高い精度で保障される範囲として質量比μを0.05〜0.15とした。質量比μを0.15よりも大きくしても制振効果が得られることは言うまでもない。
フードダンパ30の質量比μHj(j=1,2)についても、これらが大きいほど制振効果が大きいことは明らかである。
フードダンパ30の減衰比γHjについては、通常の振動系では、γHj=1/√[2(2+μHj)(1+μHj)]が最適であることが知られている。たとえば、フードダンパ30の質量比μHj=0.05のとき、減衰比γHj=0.482が最適であり、質量比μHj=0.025のとき、減衰比γHj=0.491が最適である。質量比μHjが小さければ、減衰比γHjが約0.5の場合が最適となる。そのため、上記数値解析の条件としては、γHj=0.5の場合を標準とした。
上記説明において、不均一質量体11は、必ずしも制振のために特に取り付けられたものとは限らず、回転電機の固定子枠の外側に取り付けられた端子箱や冷却フィンなどが含まれる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10…固定支持部材(固定子および固定子枠)
11…不均一質量体
13…抵抗要素
14…ダンパ質量体
30…フードダンパ
50…回転子
51…ギャップ

Claims (7)

  1. 円筒状の固定支持部材と、
    前記固定支持部材内で回転可能に支持された回転子と、
    前記固定支持部材の周方向の所定位置に固定された少なくとも1個の不均一質量体と、
    前記不均一質量体に対して前記固定支持部材の周方向に離間して配置され前記固定支持部材に取り付けられて前記固定支持部材の半径方向の動きに対する抵抗力を生じる第1および第2のフードダンパと、
    を有する回転電機であって、
    前記少なくとも1個の不均一質量体のうちの1個の不均一質量体の周方向位置を原点として前記回転子の回転方向に角度座標を取り、前記第1のフードダンパの角度座標位置をθとし、前記第2のフードダンパの角度座標位置をθとし、Δθ=θ−θとするとき、
    θが、50〜90度、140〜180度、230〜270度、320〜360度、のいずれかの範囲内であり、
    Δθが、20〜60度、110〜150度、200〜240度、290〜330度、のいずれかの範囲内であること、
    を特徴とする回転電機。
  2. 円筒状の固定支持部材と、
    前記固定支持部材内で回転可能に支持された回転子と、
    前記固定支持部材の周方向の所定位置に固定された少なくとも1個の不均一質量体と、
    前記不均一質量体に対して前記固定支持部材の周方向に離間して配置され前記固定支持部材に取り付けられて前記固定支持部材の半径方向の動きに対する抵抗力を生じる第1および第2のフードダンパと、
    を有する回転電機であって、
    前記少なくとも1個の不均一質量体のうちの1個の不均一質量体の周方向位置を原点として前記回転子の回転方向に角度座標を取り、前記第1のフードダンパの角度座標位置をθとし、前記第2のフードダンパの角度座標位置をθとし、Δθ=θ−θとするとき、
    θが、35〜45度、125〜135度、215〜225度、305〜315度、のいずれかの範囲内であり、
    Δθが、40〜80度、130〜170度、220〜260度、310〜350度、のいずれかの範囲内であること、
    を特徴とする回転電機。
  3. 前記第1のフードダンパの質量比μH1と前記第2のフードダンパの質量比μH2との比μH1/μH2が1以上であること、を特徴とする請求項1または請求項2に記載の回転電機。
  4. 円筒状の固定支持部材と、
    前記固定支持部材内で回転可能に支持された回転子と、
    前記固定支持部材の周方向の所定位置に固定された少なくとも1個の不均一質量体と、
    前記不均一質量体に対して前記固定支持部材の周方向に離間して配置され前記固定支持部材に取り付けられて前記固定支持部材の半径方向の動きに対する抵抗力を生じる第1および第2のフードダンパと、
    を有する回転電機であって、
    前記少なくとも1個の不均一質量体のうちの1個の不均一質量体の周方向位置を原点として前記回転子の回転方向に角度座標を取るとき、前記第1および第2のフードダンパのうちの少なくとも一方の角度座標位置が、10〜30度、100〜120度、190〜210度、280〜300度、の範囲の少なくとも一つにあること、
    を特徴とする回転電機。
  5. 前記第1および第2のフードダンパの角度座標位置の相違が、10〜80度、100〜170度、190〜260度、280〜350度のいずれかの範囲にあること、を特徴とする請求項4に記載の回転電機。
  6. 前記不均一質量体は複数個あって、これら複数個の不均一質量体の角度座標位置が0度のほか、80〜100度、170〜190度、260〜280度、の範囲の少なくとも一つにあること、を特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の回転電機。
  7. 前記回転子の回転速度が可変に構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の回転電機。
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