JP6305914B2 - 回転電機制振方法および回転電機 - Google Patents

回転電機制振方法および回転電機 Download PDF

Info

Publication number
JP6305914B2
JP6305914B2 JP2014256781A JP2014256781A JP6305914B2 JP 6305914 B2 JP6305914 B2 JP 6305914B2 JP 2014256781 A JP2014256781 A JP 2014256781A JP 2014256781 A JP2014256781 A JP 2014256781A JP 6305914 B2 JP6305914 B2 JP 6305914B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
damping
group
angle
weights
vibration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014256781A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016119743A (ja
Inventor
山崎 豪
豪 山崎
浩之 片原田
浩之 片原田
吉武 裕
裕 吉武
優 野崎
優 野崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nagasaki University
Toshiba Mitsubishi Electric Industrial Systems Corp
Original Assignee
Nagasaki University
Toshiba Mitsubishi Electric Industrial Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nagasaki University, Toshiba Mitsubishi Electric Industrial Systems Corp filed Critical Nagasaki University
Priority to JP2014256781A priority Critical patent/JP6305914B2/ja
Publication of JP2016119743A publication Critical patent/JP2016119743A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6305914B2 publication Critical patent/JP6305914B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Description

この発明は、回転電機の振動を抑制する方法およびかかる振動抑制の対策が施された回転電機に関する。
電動機および発電機を含む回転電機の典型的な構造として、固定支持された円筒状の固定子と、固定子内で回転可能に支持された回転子と、を備えたものが広く知られている。
回転電機において、固定子と回転子の間に作用している電磁力振動数が固定子の固有振動数と一致する場合に共振が発生し、固定子が振動して電磁騒音が発生することがある。
このような回転電機の振動、特に円環振動モードの振動を抑制する対策として、固定子枠の外側に回転電機の固有振動数の変更を行うための質量体を取り付ける技術が知られている(特許文献1)。
そのほかに、動吸振器を用いた制振技術が知られている(非特許文献1、3、4)。
特開平7−154940号公報
吉武裕,片原田浩之,原田晃,山崎豪,田中秀樹,近藤良平,動吸振器による電動機固定子の制振,日本機械学会論文集(C編),Vol.79, No.803(2013), pp.2286-2297 堀康郎,田中基八郎,電磁振動&騒音設計(2010) ,pp.1-2,丸善 一文字正幸,平野俊夫,池田和憲,見村勇樹,片山仁,村田大輔,動吸振器を利用したタービン発電機の電磁振動低減法の検討,日本機械学会,Dynamics and Design Conference 2010(2010),講演番号528 吉武裕,近藤良平,片原田浩之,山崎豪,野崎優,田中秀樹,複数の動吸振器による電動機固定子の制振,日本機械学会,Dynamics and Design Conference 2013(2013),講演番号132
特許文献1には、回転電機の固有振動数の変更を行うための質量体を取り付ける技術が開示されているが、具体的にどの位置に質量体を取り付けると振動抑制に効果があるのかについては記載がない。
また、動吸振器を用いる制振技術では、制振おもりやばね等の設計や製造が容易ではなく、コスト高の要因となる。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、回転電機の円環振動モードの振動を抑制する方法およびかかる対策が施された回転電機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る回転電機制振方法は、固定支持された円筒状の固定子と、前記固定子内で回転可能に支持された回転子と、を備えた回転電機の前記固定子の円環振動モードの振動を抑制する方法であって、互いに周方向位置の異なる複数の位置で前記固定子の外側にそれぞれが前記固定子と一体で振動するように第1群および第2群の制振おもりを固定するものであって、前記第1群および第2群の制振おもりはそれぞれが1個以上の制振おもりからなり、前記第1群の制振おもりが複数ある場合は、その第1群の制振おもりを構成する各制振おもりは、互いに前記円環振動モードの振動における周方向の互いに隣接する腹と腹の間隔に近似する角度、あるいはその角度に腹と腹の間隔の任意の整数倍の角度を加えた開き角だけ周方向に互いに間隔をあけて配置され、前記第2群の制振おもりが複数ある場合は、その第2群の制振おもりを構成する各制振おもりは、互いに前記円環振動モードの振動における周方向の互いに隣接する腹と腹の間隔に近似する角度、あるいはその角度に腹と腹の間隔の任意の整数倍の角度を加えた開き角だけ周方向に互いに間隔をあけて配置され、前記第1群の制振おもりそれぞれと前記第2群の制振おもりそれぞれとが、互いに前記円環振動モードの振動における周方向の互いに隣接する腹と節の間隔に近似する角度、あるいはその角度に腹と腹の間隔の任意の整数倍の角度を加えた開き角だけ周方向に互いに間隔をあけて配置されていること、を特徴とする。
また、本発明に係る回転電機は、固定支持された円筒状の固定子と、前記固定子内で回転可能に支持された回転子と、互いに周方向位置の異なる複数の位置で前記固定子の外側にそれぞれが前記固定子と一体で振動するように固定された第1群および第2群の制振おもりと、を有する回転電機であって、前記第1群および第2群の制振おもりはそれぞれが1個以上の制振おもりからなり、前記第1群の制振おもりが複数ある場合は、その第1群の制振おもりを構成する各制振おもりは、互いに円環振動モードの振動における周方向の互いに隣接する腹と腹の間隔に近似する角度、あるいはその角度に腹と腹の間隔の任意の整数倍の角度を加えた開き角だけ周方向に互いに間隔をあけて配置され、前記第2群の制振おもりが複数ある場合は、その第2群の制振おもりを構成する各制振おもりは、互いに円環振動モードの振動における周方向の互いに隣接する腹と腹の間隔に近似する角度、あるいはその角度に腹と腹の間隔の任意の整数倍の角度を加えた開き角だけ周方向に互いに間隔をあけて配置され、前記第1群の制振おもりそれぞれと前記第2群の制振おもりそれぞれとが、互いに前記円環振動モードの振動における周方向の互いに隣接する腹と節の間隔に近似する角度、あるいはその角度に腹と腹の間隔の任意の整数倍の角度を加えた開き角だけ周方向に互いに間隔をあけて配置されていること、を特徴とする。
本発明によれば、回転電機の円環振動モードの振動を抑制することができる。
回転電機の制振方法の実施形態の原理を説明するためのモデル図であって、回転電機の軸に垂直な断面図である。 回転電機の固定子にかかる電磁力の分布の例を示す図である。 回転電機の有限要素モデルを示す図であって、1個の不均一性があるタイプAの場合を示す図である。 回転電機の有限要素モデルを示す図であって、1個の不均一性があるタイプBの場合を示す図である。 回転電機の有限要素モデルを示す図であって、1個の不均一性があるタイプCの場合を示す図である。 タイプA、B、Cの各モデルによる解析結果によって求まった固有振動数の減少率を示すグラフである。 回転電機の円環振動モードモデルによる解析結果の例を示す図であって、不均一性(質量比μ=0.05)が1個の場合のcosモード振動、sinモード振動およびそれらの合計と、不均一性がない場合の振動の、各振幅を示す図である。 回転電機の円環振動モードモデルによる解析結果の例を示す図であって、不均一性(質量比μ=0.1)が1個の場合のcosモード振動、sinモード振動およびそれらの合計と、不均一性がない場合の振動の、各振幅を示す図である。 回転電機の円環振動モードモデルによる解析結果の例を示す図であって、不均一性(質量比μ=0.025)が2個でそれらの開き角Δαが22.5度の場合のcosモード振動、sinモード振動およびそれらの合計と、不均一性がない場合の振動の、各振幅を示す図である。 回転電機の円環振動モードモデルによる解析結果の例を示す図であって、不均一性(質量比μ=0.025)が2個でそれらの開き角Δαが45度の場合のcosモード振動、sinモード振動およびそれらの合計と、不均一性がない場合の振動の、各振幅を示す図である。 回転電機の円環振動モードモデルによる解析結果の例を示す図であって、不均一性(質量比μ=0.05)が2個でそれらの開き角Δαが22.5度の場合のcosモード振動、sinモード振動およびそれらの合計と、不均一性がない場合の振動の、各振幅を示す図である。 回転電機の円環振動モードモデルによる解析結果の例を示す図であって、不均一性(質量比μ=0.05)が2個でそれらの開き角Δαが45度の場合のcosモード振動、sinモード振動およびそれらの合計と、不均一性がない場合の振動の、各振幅を示す図である。 回転電機の円環振動モードモデルによる解析結果の例を示す図であって、2個の不均一性(質量比μ=0.025)の開き角Δαと振幅との関係を示す図である。 回転電機の円環振動モードモデルによる解析結果の例を示す図であって、2個の不均一性(質量比μ=0.05)の開き角Δαと振幅との関係を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る回転電機を模式的に示す図であって、軸に垂直な断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る回転電機を模式的に示す図であって、軸に垂直な断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る回転電機を模式的に示す図であって、軸に垂直な断面図である。 本発明の第4の実施形態に係る回転電機を模式的に示す図であって、軸に垂直な断面図である。 本発明の第5の実施形態に係る回転電機を模式的に示す図であって、軸に垂直な断面図である。
以下に、図面を参照して、本発明に係る回転電機およびその制振方法の実施形態について説明する。
初めに、本発明に係る回転電機およびその制振方法の実施形態の原理について説明する。
簡単のために、回転電機の固定子を変位の軸方向の分布を考えない図1に示すような一様な円環で近似することとする。ここに、図1は、回転電機の制振方法の実施形態の原理を説明するためのモデル図であって、回転電機の軸に垂直な断面図である。図1に示すように、回転電機の固定子(固定子枠を含む)10を周方向に完全な均一の円環状とし、固定子10の外周上に不均一性(imperfection、制振おもり)11が固定されているものとする。
なお、非特許文献1に記載されているように、ハンマリング試験において電磁振動が問題となる数千Hz以下の振動数範囲には軸方向に節があるモードは得られなかった。
また、不均一性11が、円環振動のモードには影響を及ぼさず、不均一性11は単に慣性力として作用すると仮定する。回転電機の固定子10には円周方向のα=α(p=1,2,・・・,P)の位置にP個の不均一性11が存在している。このとき、回転電機の固定子10に発生する電磁振動を制振する問題を考える。図1では不均一性11が1個だけ固定されている状況を示している。
図2は、回転電機の固定子10にかかる電磁力の分布の例を示す図である。このような電磁力分布が回転する。
固定子10の半径方向の変位uは、M個の振動モードを考慮するとき、次の式(1)で表わされる。
Figure 0006305914
ここに、
θ:円周方向の座標(rad)(反時計回りが正)
i:円周方向の振動モードを表わす整数 (i=(1,・・・,M))
:θ=0に腹をもつcos型のモードiの変位
:θ=π/(2i)に腹をもつsin型のモードiの変位
とする。
回転電機に作用する外力として一般的なものは半径方向に作用する力が円周方向に分布するとともに円周方向に回転するものであるので、それを次の式(2)で表わす(非特許文献2、3)。
Figure 0006305914
ここに、
Ω:モードsをもつ電磁力の角振動数
:モードsの電磁力の振幅
とする。
実際の電磁力は多くの振動数成分を含むが、簡単のためFcos(Ωst+sθ)の成分のみ作用する場合を考える。また、不均一性はそれほど大きくないとして、慣性力として取り扱うこととすると、固定子のcosiθモードの変位a、siniθモードの変位bは次の式(3)および式(4)となる(非特許文献1)。
Figure 0006305914
ここに、
r:円環の半径
E:縦弾性係数
A:断面積(長方形断面の場合は円環の厚さhと軸方向長さLの積)
I:環の面に垂直な主軸に関する断面二次モーメント(長方形断面の場合は、I=
Lh/12)
ρ:密度
P:不均一性の個数
とする。
式(3)および式(4)を解くことにより定常解を求めることができる。
主系として、i次モードのみ採用し、i=sの場合を扱う。また、粘性減衰力も追加する。
このとき、運動方程式は次の式(5)および式(6)のようになる。
Figure 0006305914
ここに、C0i(i=1,・・・,M)は粘性減衰係数である。
ここでは、非特許文献1、4と同様にi=2のモードを例に取ることとし、不均一性が存在する場合の制振を考える。
例えば、式(5)および式(6)の定常解を次の式(7)〜式(10)のようにおく。
Figure 0006305914
式(7)〜式(10)を式(5)および式(6)に代入し、各式のcosΩt、
sinΩtの係数を両辺比較することにより、A〜A、B〜Bに関する連立方程式を求める。その連立方程式を解いてA〜A、B〜Bを求め、これにより定常解を得ることができる。
つぎに、上述の理論解析において「不均一性はそれほど大きくなく、単に慣性力として作用する」と仮定して得た式(3)および式(4)の近似の精度を確認するために、この円環理論とFEM(有限要素モデル)による結果を比較検討する。すなわち、前述の円環理論において円環の外周上に不均一性が存在する場合を考え、不均一性があるときの式(3)および式(4)から求まる固有振動数と有限要素法から求まる固有振動数を比較することで式(3)と式(4)の近似の精度を調べる。
図3、図4、図5は、回転電機の有限要素モデルを示す図であって、1個の不均一性11がある場合を示している。図3は不均一性11がタイプAの場合、図4は不均一性11がタイプBの場合、図5は不均一性11がタイプCの場合を示している。
固定子10は非特許文献1と同様に円周方向72分割、半径方向3分割の216要素とした。不均一性11については、固定子10の質量の2.5%の質量(質量比μ=0.025)とし、その形状として、円周方向の長さが異なるA、B、C、3つのタイプを考える。タイプAは不均一性11が外周にやや広く分布している形状、タイプBは3つのタイプの中では不均一性11の円周方向分布長さが中間であり、タイプCは固定子10と不均一性11の接触長さが最も短い形状である。
図6は、タイプA、B、Cの各モデルによる解析結果によって求まった固有振動数の減少率を示すグラフである。図6の縦軸は固有振動数の減少率であり、横軸は不均一性の各タイプである。図6の点線20は円環理論による式(3)から求めた固有振動数の減少率である。また、図6の黒丸21は、有限要素解析から求めた減少率である。
前提条件として、有限要素解析の要素数による収束精度を調べるために、円周方向分割数を増やした計算も行ったが、それらによる固有振動数の減少率は円周方向72分割の場合とほぼ一致しており、図6に示した有限要素解析の結果はほぼ収束していると考えられる。図6から、有限要素解析から求まった固有振動数の減少率は、不均一性と円環の円周方向接触長さの最も短いタイプCの場合、円環理論による減少率とおおよそ90%一致していることがわかる。よって、不均一性が円環の外周方向にこの程度の長さ以下で分布しているのならば、不均一性は少なくともi=2のモードにはほとんど影響を及ぼさず、単に慣性力として作用するとする近似的な取り扱いは許されると考えられる。ただし、タイプAやBのように、不均一性が円周方向にある程度広く分布するようになると、この取り扱いは精度が悪くなると考えられる。
ここで、不均一性が存在する場合、回転電機の固定子の振動にどのような影響があるかを調べる。
図7および図8は、回転電機の円環振動モードモデルによる解析結果の例を示す図であって、不均一性が1個の場合のcosモード振動、sinモード振動およびそれらの合計と、不均一性がない場合の振動の、各振幅を示す図(共振曲線)である。図7は不均一性と固定子の質量比μ=0.05の場合を示し、図8は不均一性と固定子の質量比μ=0.1の場合を示している。
なお、ここに示す共振曲線では、縦軸は次の式(11)で示すように、式(1)で表わされる半径方向の変位uの2乗(u)を空間と時間で平均したものを(Fπ/k02で除して無次元化したもので定義している。以下の共振曲線でも同様である。ここで、
02=9EIπ/r、T=2π/Ωである。
Figure 0006305914
また、横軸も、ν=Ω/ω02として、電磁力の角振動数を2次モードの固有角振動数で無次元化している(ω02 =36EI/5ρAr)。よって、横軸のν=1が主系の2次モードの無次元固有角振動数、つまり、共振点となる。
図7および図8において、細い実線30は不均一性が無い場合(Without Imperfection)を示し、破線31は不均一性が1個の場合の解からcosモードのみ抽出したときの値を示し、一点鎖線32は不均一性が1個の場合の解からsinモードのみを抽出したときの値を示し、太い実線33は、不均一性が1個の場合のcosモードとsinモードの和を示している。
図7および図8からもわかるように、不均一性がα=0度の角度にあるので、θ=0度に振動の腹をもつcosモード成分の共振曲線(破線31)のピークの振動数は低くなるが、α=0度に振動の節をもつsinモード成分の共振曲線(一点鎖線32)は全く変わっていない。これより、不均一性はその位置が振動の腹となるモードに対しては共振曲線のピークの振動数を下げる効果があるが、振動の節となるモードに対しては影響しないことがわかる。また、図7と図8とを比較すると、不均一性の質量比μが大きくなる図8では、ピークが2つになるとともに、その値が低くなることがわかる。
次に、固定子の外周上に2個の不均一性がある場合を考える。
図9〜図12は、回転電機の円環振動モードモデルによる解析結果の例を示す図であって、不均一性が2個の場合のcosモード振動、sinモード振動およびそれらの合計と、不均一性がない場合の振動の、各振幅(共振曲線)を示す図である。2個の不均一性の質量は互いに等しいとする。図9は不均一性の質量比μが0.025で開き角Δαが22.5度の場合、図10は不均一性の質量比μが0.025で開き角Δαが45度の場合、図11は不均一性の質量比μが0.05で開き角Δαが22.5度の場合、図12は不均一性の質量比μが0.05で開き角Δαが45度の場合をそれぞれ示している。
図9〜図12に示す各曲線の種類は、図7および図8の場合と同様であって、細い実線30は不均一性が無い場合を示し、破線31は不均一性が2個の場合の解からcosモードのみ抽出したときの値を示し、一点鎖線32は不均一性が2個の場合の解からsinモードのみ抽出したときの値を示し、太い実線33は、不均一性が2個の場合のcosモードとsinモードの和を示している。
図10および図12に示されるように、2個の不均一性の位置が制振したい振動モードの腹と節の間隔(45度)のとき、cosモードとsinモード成分の応答振幅は同じ値となるので振動モードは空間に固定されず回転する。共振曲線のピークの振動数が低くなるが、ピークの値はやや大きくなっている。しかしながら、不均一性がない時の元々の共振点であるν=1における振幅は、不均一性が大きいほど小さくなっている。これに対して、図9および図11に示されるように、2個の不均一性の位置が制振したい振動モードの腹と節の間隔以外のとき、cosモード成分とsinモード成分の大きさが異なることがわかる。このとき、振動モードは完全な形では回転しない。また、図9および図11の場合の共振ピークの値は不均一性の位置が制振したい振動モードの腹と節の間隔の図10および図12の場合よりも小さいが、ν=1における振幅は、図12の場合ほど小さくないことがわかる。
そこで、不均一性による共振の制振の可能性を調べるために、2つの不均一性の開き角(Δα=α−α)と共振点の振幅の関係を示したものが図13および図14である。図13および図14は、回転電機の円環振動モードモデルによる解析結果の例を示す図であって、2個の不均一性の開き角Δαと振幅との関係を示す図である。図13は不均一性と固定子の質量比μ=0.025の場合、図14は不均一性と固定子の質量比μ=0.05の場合を示している。これらの図13および図14で、実線40は不均一性がない場合を示し、黒丸41は不均一性がある場合を示す。
図13で、2個の不均一性の質量比μが0.05より小さいと、共振振幅を低減する効果(制振効果)が見られないことがわかる。また、図13と図14との対比から、共振振幅を低減する効果を得るためには、2個の不均一性の質量比μが0.05以上であることが望ましいことがわかる。
また、図14で、開き角Δαが振動モードの腹と節の間隔(45度)に近いほど制振効果があること、開き角Δαが22.5〜45度の範囲内ではある程度の制振効果があることがわかる。
なお、もっとも重要な共振モードである2次モード(s=2)において、互いに隣接する腹と節の間隔は45度であり、互いに隣接しない腹と節の間隔を含めると、それらの開き角は、45度および135度となる。
図14では開き角Δαが0〜45度の範囲を示していて、そのうちの開き角Δαが22.5〜45度の範囲内ではある程度の制振効果があることがわかる。したがって、実際には、開き角Δαが45±22.5度、すなわち22.5〜67.5度の範囲で制振効果があると考えられる。
さらに、振動モードの腹と節の間隔が135度の場合を考えると、開き角Δαを135±22.5度、すなわち112.5〜157.5度としても同様の効果が得られることがわかる。
さらに一般的には、2個の制振おもり11の間の開き角Δαを、円環振動モードの振動における周方向の互いに隣接する腹と節の間隔に近似する角度、あるいはその角度に腹と腹の間隔の任意の整数倍の角度を加えた角度だけ周方向に互いに間隔をあけることにより、振動を抑制することができる。
つぎに、本発明の実施形態に係る回転電機について説明する。ここで、互いに同一または類似の部分には共通の符号を付して、重複説明は省略する。
図15は、本発明の第1の実施形態に係る回転電機を模式的に示す図であって、軸に垂直な断面図である。円筒状の固定子(固定子枠を含む)10の半径方向内側に円筒状の回転子50が配置されている。固定子10は環状のギャップ51を介して回転子50を取り囲んでいる。回転子50は図示しない軸受により、回転可能に支持されている。固定子10は、図示しない脚等により基礎に固定されている。
この実施形態では、固定子10の外側に、第1の制振おもり11と第2の制振おもり12との各1個が取り付けられ固定されている。第1の制振おもり(基準制振おもり)11の周方向位置の角度を0度とする。この実施形態では、第2の制振おもり12の周方向位置の角度を45度とする。すなわち、この場合は第1の制振おもり11と第2の制振おもり12の間の開き角Δαが45度となる。第1の制振おもり11と第2の制振おもり12の質量は互いにほぼ等しい。各制振おもり11、12と固定子10の質量比μは、0.05倍以上、0.5未満であることが望ましい。質量比μが0.5以上の場合は、2個の制振おもり11の質量の合計が固定子10の質量以上となるので、あまりに大きくて実用的ではない。
この実施形態によれば、前述の説明からわかるように、固定子10の振動を抑制することができる。なお、実際の回転電機の固定子10は完全な円環状ではなく、不均一性を持っている。しかし、回転電機を使用する現場に設置した後に、その現場で共振が生じることがわかった場合に、この実施形態の2個の制振おもり11を固定子10の外側に取り付けることにより、制振効果を得ることができる。
第1の制振おもり11と第2の制振おもり12の間の開き角Δαは、45度とする場合に最も制振効果があるが、45度±22.5度、すなわち、Δαが22.5〜67.5度の範囲であれば一定の効果がある。
なお、第1の制振おもり11と第2の制振おもり12の質量は、完全に等しくなくとも一定の制振効果があるが、互いに等しい場合が最も制振効果が大きいことが解析結果からわかっている。
図16は、本発明の第2の実施形態に係る回転電機を模式的に示す図であって、軸に垂直な断面図である。この実施形態では第1の制振おもり11と第2の制振おもり12の間の開き角Δαを約135度とする。その他の構成は第1の実施形態と同様である。この実施形態でも、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、この実施形態でも、第1の実施形態と同様に第1の制振おもり11と第2の制振おもり12の間の開き角Δαの幅として±22.5度の幅を持たせて、Δαを112.5〜157.5度の範囲とすれば一定程度の制振効果を得ることができる。
図17は、本発明の第3の実施形態に係る回転電機を模式的に示す図であって、軸に垂直な断面図である。この実施形態では第1の実施形態における第2の制振おもり12(図15)を、2個の制振おもり12a、12bに分割して、それぞれ、45度と135度の角度位置に配置する。2個の制振おもり12a、12bの質量は互いに等しく、これらの質量の合計が第1の制振おもり11の質量に等しくなるようにする。その他の構成は第1の実施形態と同様である。
2個の制振おもり12a、12bの間の開き角が90度、すなわち、互いに隣接する腹と腹の間隔に等しいことから、これら2個の制振おもり12a、12bが振動に及ぼす効果は等価であり、これら2個の制振おもり12a、12bが振動に及ぼす効果が合わさって、第1または第2の実施形態の第2の制振おもり12と同等の効果を得ることができる。
この実施形態によれば、制振おもりを分割して取り付けることができるので、制振おもりの取り付け位置に自由度が増し、実際の回転電機の外面に取り付けられる冷却フィンや端子箱(図示せず)を利用したり回避したりして、適当な制振効果を得ることができる。
なお、上記説明では2個の制振おもり12a、12bの質量が互いに等しいとしたが、これらは互いに等しくなくても構わない。
図18は、本発明の第4の実施形態に係る回転電機を模式的に示す図であって、軸に垂直な断面図である。この実施形態は第3の実施形態の変形であって、第2の制振おもり12(図15、図16)を、3個の制振おもり12a、12b、12cに分割して、それぞれ、45度、135度、315度の角度位置に配置する。3個の制振おもり12a、12b、12cの質量は互いに等しく、これらの質量の合計が第1の制振おもり11の質量に等しくなるようにする。その他の構成は第1の実施形態と同様である。
3個の制振おもり12a、12b、12cの間の開き角が90度(すなわち、互いに隣接する腹と腹の間隔)またはその整数倍に等しいことから、これら3個の制振おもり12a、12b、12cが振動に及ぼす効果は等価であり、これら3個の制振おもり12a、12b、12cが振動に及ぼす効果が合わさって、第1または第2の実施形態の第2の制振おもり12と同等の効果を得ることができる。
この実施形態によれば、第3の実施形態と同様に、制振おもりを分割して取り付けることができるので、制振おもりの取り付け位置に自由度が増し、実際の回転電機の外面に取り付けられる冷却フィンや端子箱(図示せず)を利用したり避けたりして、適当な制振効果を得ることができる。
なお、この場合、3個の制振おもり12a、12b、12cの質量が互いに等しくなくても構わない。
図19は、本発明の第5の実施形態に係る回転電機を模式的に示す図であって、軸に垂直な断面図である。この実施形態は第3の実施形態における第1の制振おもり11(図17)を、2個の制振おもり11a、11bに分割して、それぞれ、0度と90度の角度位置に配置する。2個の制振おもり11a、11bの質量は互いに等しく、これらの質量の合計が第2の制振おもり12a、12bの質量の合計に等しくなるようにする。その他の構成は第1の実施形態と同様である。
2個の制振おもり11a、11bの間の開き角が90度、すなわち、互いに隣接する腹と腹の間隔に等しいことから、これら2個の制振おもり11a、11bが振動に及ぼす効果は等価であり、これら2個の制振おもり11a、11bが振動に及ぼす効果が合わさって、第3の実施形態の第1の制振おもり11と同等の効果を得ることができる。
この実施形態によれば、第3・第4の実施形態と同様に、制振おもりを分割して取り付けることができるので、制振おもりの取り付け位置に自由度が増し、実際の回転電機の外面に取り付けられる冷却フィンや端子箱(図示せず)を利用したり避けたりして、適当な制振効果を得ることができる。
なお、この場合、2個の制振おもり11a、11bの質量が互いに等しくなくても構わない。
以上の実施形態の説明では、もっとも重要な振動モードである2次モード(s=2。図2に示す振動モード)の振動を抑制する場合を例にとって説明した。さらに一般的には、任意の振動モードを抑制するために本発明を利用することができる。
一般的には、制振おもりは、第1群と第2群の制振おもりからなり、第1群と第2群の制振おもりはそれぞれが少なくとも1個の制振おもりからなる。一つの群のおもりが複数のおもりからなる場合、当該群のおもりを構成する複数の制振おもり同士の間の角度は、当該振動モードにおける互いに隣接する腹と腹の間隔の角度(節と節の間隔でも同じ。たとえば2次振動モードの場合は90度)またはその整数倍の角度である。これにより、当該群を構成する複数の制振おもりが制振に対して同様の作用をなす。
また、第1群と第2群の制振おもり同士の間隔は、当該振動モードにおける互いに隣接する腹と節の間隔の角度(互いに隣接する腹と腹の間隔の角度の1/2、すなわち、互いに隣接する節と節の間隔の角度の1/2。2次振動モードの場合は45度)、または、その角度に、互いに隣接する腹と腹の間隔の角度(2次振動モードの場合は90度)の整数倍の角度を加えた角度である。これにより、第1群の制振おもりと第2群の制振おもりの働きによって制振効果が生じる。
また、上記各角度は、当該振動モードにおける互いに隣接する腹と節の間隔の角度の半分の範囲でずれていてもある程度の制振効果が期待できる。
すなわち、一般的に、第1群の制振おもりと第2群の制振おもりの周方向の間隔を円環振動モードの隣接する腹と節の間隔の(n−0.5)倍から(n+0.5)倍(nは正の奇数)の角度とすればよい。
また、同様に、同じ群内の複数の制振おもり同士の間隔については、周方向の間隔を円環振動モードの隣接する腹と節の間隔の(n−0.5)倍から(n+0.5)倍(nは正の偶数)の角度とすればよい。
たとえば、2次モード(s=2)の振動を抑制する場合、第1群の制振おもりの一つを基準制振おもりとしてその基準角度位置を0度とするとき、第1群の制振おもりのうちの基準制振おもりの制振おもりの位置は、67.5〜112.5度の範囲、157.5〜202.5度の範囲、247.5〜292.5度の範囲のいずれかに配置する。また、第2群の制振おもりは、22.5〜67.5度の範囲、112.5〜157.5度の範囲、202.5〜247.5度の範囲、292.5〜337.5度の範囲のいずれかに配置する。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10 固定子
11,11a,11b,12,12a,12b,12c 制振おもり(不均一性)
50 回転子
51 ギャップ

Claims (7)

  1. 固定支持された円筒状の固定子と、前記固定子内で回転可能に支持された回転子と、を備えた回転電機の前記固定子の円環振動モードの振動を抑制する方法であって、
    互いに周方向位置の異なる複数の位置で前記固定子の外側にそれぞれが前記固定子と一体で振動するように第1群および第2群の制振おもりを固定するものであって、
    前記第1群および第2群の制振おもりはそれぞれが1個以上の制振おもりからなり、
    前記第1群の制振おもりが複数ある場合は、その第1群の制振おもりを構成する各制振おもりは、互いに前記円環振動モードの振動における周方向の互いに隣接する腹と腹の間隔に近似する角度、あるいはその角度に腹と腹の間隔の任意の整数倍の角度を加えた開き角だけ周方向に互いに間隔をあけて配置され、
    前記第2群の制振おもりが複数ある場合は、その第2群の制振おもりを構成する各制振おもりは、互いに前記円環振動モードの振動における周方向の互いに隣接する腹と腹の間隔に近似する角度、あるいはその角度に腹と腹の間隔の任意の整数倍の角度を加えた開き角だけ周方向に互いに間隔をあけて配置され、
    前記第1群の制振おもりそれぞれと前記第2群の制振おもりそれぞれとが、互いに前記円環振動モードの振動における周方向の互いに隣接する腹と節の間隔に近似する角度、あるいはその角度に腹と腹の間隔の任意の整数倍の角度を加えた開き角だけ周方向に互いに間隔をあけて配置されていること、
    を特徴とする回転電機制振方法。
  2. 前記第1群の制振おもりと前記第2群の制振おもりの周方向の間隔を円環振動モードの隣接する腹と節の間隔の(n−0.5)倍から(n+0.5)倍(nは正の奇数)の角度とすること、を特徴とする請求項1に記載の回転電機制振方法。
  3. 前記第1群および第2群の制振おもりの少なくとも一方が複数の制振おもりからなる場合において、一つの群内の複数の制振おもりの周方向の間隔を、円環振動モードの隣接する腹と節の間隔の(n−0.5)倍から(n+0.5)倍(nは正の偶数)の角度とすること、を特徴とする請求項1または請求項2に記載の回転電機制振方法。
  4. 前記第1群の制振おもりの質量の合計および第2群の制振おもりの質量の合計はそれぞれが前記固定子の質量の5%以上で50%未満であること、を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の回転電機制振方法。
  5. 前記第1群の制振おもりの質量の合計と前記第2群の制振おもりの質量の合計は互いにほぼ等しいこと、を特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の回転電機制振方法。
  6. 前記第1群の制振おもりは、0度の基準角度位置にある1個の基準制振おもりを含み、前記第1群の制振おもりが複数個の制振おもりを含む場合は、前記第1群の制振おもりのうちの前記基準制振おもり以外の制振おもりは前記基準角度位置に対して、67.5〜112.5度の範囲、157.5〜202.5度の範囲、247.5〜292.5度の範囲のいずれかに配置され、
    前記第2群の制振おもりは、前記基準角度位置に対して、22.5〜67.5度の範囲、112.5〜157.5度の範囲、202.5〜247.5度の範囲、292.5〜337.5度の範囲のいずれかに配置されていること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の回転電機制振方法。
  7. 固定支持された円筒状の固定子と、
    前記固定子内で回転可能に支持された回転子と、
    互いに周方向位置の異なる複数の位置で前記固定子の外側にそれぞれが前記固定子と一体で振動するように固定された第1群および第2群の制振おもりと、
    を有する回転電機であって、
    前記第1群および第2群の制振おもりはそれぞれが1個以上の制振おもりからなり、
    前記第1群の制振おもりが複数ある場合は、その第1群の制振おもりを構成する各制振おもりは、互いに円環振動モードの振動における周方向の互いに隣接する腹と腹の間隔に近似する角度、あるいはその角度に腹と腹の間隔の任意の整数倍の角度を加えた開き角だけ周方向に互いに間隔をあけて配置され、
    前記第2群の制振おもりが複数ある場合は、その第2群の制振おもりを構成する各制振おもりは、互いに円環振動モードの振動における周方向の互いに隣接する腹と腹の間隔に近似する角度、あるいはその角度に腹と腹の間隔の任意の整数倍の角度を加えた開き角だけ周方向に互いに間隔をあけて配置され、
    前記第1群の制振おもりそれぞれと前記第2群の制振おもりそれぞれとが、互いに前記円環振動モードの振動における周方向の互いに隣接する腹と節の間隔に近似する角度、あるいはその角度に腹と腹の間隔の任意の整数倍の角度を加えた開き角だけ周方向に互いに間隔をあけて配置されていること、
    を特徴とする回転電機。
JP2014256781A 2014-12-19 2014-12-19 回転電機制振方法および回転電機 Active JP6305914B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014256781A JP6305914B2 (ja) 2014-12-19 2014-12-19 回転電機制振方法および回転電機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014256781A JP6305914B2 (ja) 2014-12-19 2014-12-19 回転電機制振方法および回転電機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016119743A JP2016119743A (ja) 2016-06-30
JP6305914B2 true JP6305914B2 (ja) 2018-04-04

Family

ID=56244525

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014256781A Active JP6305914B2 (ja) 2014-12-19 2014-12-19 回転電機制振方法および回転電機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6305914B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116829370A (zh) * 2021-02-02 2023-09-29 三菱电机株式会社 车轮装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5259350B2 (ja) * 2008-11-19 2013-08-07 株式会社東芝 回転電機
JP5806057B2 (ja) * 2011-09-15 2015-11-10 国立大学法人 長崎大学 制振ユニット
JP5921417B2 (ja) * 2012-11-12 2016-05-24 三菱電機株式会社 回転電機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016119743A (ja) 2016-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5062561B2 (ja) 振動低減機構およびその諸元設定方法
Rafieipour et al. A novel semi-active TMD with folding variable stiffness spring
JP6305914B2 (ja) 回転電機制振方法および回転電機
Sève et al. Balancing of machinery with a flexible variable-speed rotor
CN105550395B (zh) 透平机械单支撑轴系几何对中安装方法
JP6581017B2 (ja) 回転電機
JP6346575B2 (ja) 回転電機とその制振方法
Zhang et al. Research on lateral nonlinear vibration behavior of composite shaft-disk rotor system
US3278773A (en) Dynamoelectric machine having vibration damped frame and vibration damping apparatusfor use therein
JP6613118B2 (ja) 回転電機
JP2014132201A (ja) 振動低減機構およびその諸元設定方法
JP6581035B2 (ja) 回転電機
Nikhil et al. Design and development of a test-rig for determining vibration characteristics of a beam
JP6613119B2 (ja) 回転電機
JP6666169B2 (ja) 回転電機
Senko et al. Dynamic and control of a rotor system based on passage through critical speeds with incorporation of smart actuators in flexible bearing device
Ishida Review of research on nonlinear rotordynamics in Japan
Mihir et al. Critical Speed Analysis of Rotor Shafts Using Campbell Diagrams
Zhang et al. Research on transient vibration response of rotor system using supporting stiffness active control
Goel et al. An experimental study on impact dampers
JP2015151785A (ja) 構造物の制振装置及びその諸元設定方法
Rosso et al. On the Implementation of Metastructures in Rotordynamics
KR102444175B1 (ko) 고유 진동수 조정 장치 및 이를 포함하는 고속 회전 장치
RU2766945C1 (ru) Способ обеспечения автоматической балансировки статически неуравновешенного ротора
CN108843723B (zh) 一种主动/半主动隔振/减振平台的分组控制方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170123

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171121

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180227

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180307

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6305914

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250