JP2017099209A - 振動アクチュエータ、レンズ鏡筒及び電子機器 - Google Patents
振動アクチュエータ、レンズ鏡筒及び電子機器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017099209A JP2017099209A JP2015231408A JP2015231408A JP2017099209A JP 2017099209 A JP2017099209 A JP 2017099209A JP 2015231408 A JP2015231408 A JP 2015231408A JP 2015231408 A JP2015231408 A JP 2015231408A JP 2017099209 A JP2017099209 A JP 2017099209A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibrator
- vibration actuator
- contact surface
- vibration
- ultrasonic motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
Abstract
Description
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係るカメラ1の構成を示す図である。
本実施形態では、振動アクチュエータとして、超音波の振動域を利用する超音波モータ10を一例に挙げて説明する。また、本実施形態では、電子機器として、カメラを一例に挙げて説明する。
本実施形態の超音波モータ10は、圧電体11及び弾性体12を備える振動子13と、移動体15と、フレキシブルプリント基板14と、振動吸収材16と、支持体17等とを備えている。
移動体15の弾性体12との接触面15cには、硬質アルマイト皮膜19が設けられている。従って、振動子13と移動体15とが摩擦接触する面は、樹脂硬化膜18と硬質アルマイト皮膜19とが接触する形態となっている。
まず、ステンレス合金SUS304製の弾性体12における櫛歯部12aの先端面12cに、樹脂を含む塗料をスプレーにて塗布する。この塗料はポリアミドイミドとPTFEを含むものである。
この仮焼成により、樹脂硬化膜18はある程度硬化するが、完全に硬化した状態ではない。この状態で樹脂硬化膜18に金属製の型を押し当てて、表面を平滑化するとともに凹部18aを成形する。
図5、図6及び図7は第1実施形態の変形形態を示した図である。
第1実施形態の弾性体12は、ベース部12bと櫛歯部12aとを有し、櫛歯部12aの先端面12cに樹脂硬化膜18を形成する形態を説明した。しかし、本実施形態はこれに限定されない。
さらに、図6に示す変形形態2の弾性体12は、変形形態1に加えてさらに溝部12dの表面も樹脂硬化膜18で覆う構成としてもよい。図6の場合も、櫛歯部12aは樹脂硬化膜18で製造され、その先端面12cに凹部18aが形成されている。
最低起動電圧とは、駆動可能な最低電圧であり、この値が小さいほど小電力で駆動が可能となる。
なお、変形形態1及び変形形態2では、櫛歯部12a,12Aも熱硬化製樹脂で製造されているため、弾性体12で製造されている場合に比べて振動効率が若干低下するためと考えられる。
摺動音圧も、本実施形態及び変形形態において、比較形態よりも良好であった。
膜の磨耗量も、本実施形態及び変形形態において、比較形態よりも良好であった。
以上、本実施形態及び変形形態の超音波モータ10を測定した結果、最大トルク、最低起動電圧、消費電力、異音発生回転数、摺動音圧、摩耗量は良好であった。
図4は、第2実施形態に係る超音波モータ20を示す断面図である。
第2実施形態に係る超音波モータ20は、上記第1実施形態の超音波モータ10と同様のカメラ1のレンズ鏡筒3に設けられ、フォーカス動作を行なう際のレンズ4を駆動する駆動源として用いられている。
この超音波モータ20は、不図示のギアを介して駆動力を不図示のカム筒に伝え、このカム筒に保持されるレンズ4を駆動する形態となっている点が第1実施形態とは異なる。
弾性体22は、その内周側の径方向に伸ばして形成された鍔状のフランジ部22bを有し、このフランジ部22bにより支持体26に支持されている。
本実施形態の移動体25は、ステンレス合金によって形成され、移動体25の振動子23との接触面に硬質アルマイト皮膜32が形成されている。
従って、移動体25と振動子23とが摩擦接触する面は、硬質アルマイト皮膜32と型押し加工を施した樹脂硬化膜31とが接する形態となっている。
しかし、本実施形態によれば、樹脂硬化膜31は熱伝導性が良好で、硬質アルマイト皮膜32も熱伝導性に優れる。
技術範囲は上記実施形態及び変形形態に限定されるものではなく、上記実施形態及び変形形態の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。
圧電体11については、単層の例を示したが、これに限らず積層を使用してもよい。
型押し材も、金属に限らず、樹脂・セラミックス等であってもよい。
エンボスは摩擦接触部の一部だけに形成してもよい。
また、硬質アルマイト皮膜以外でも、樹脂硬化膜18を著しく攻撃しない材料であれば用いても構わない。
振動子と移動体の両方に型押しした樹脂硬化膜18を施してもよい。
移動体側接触面が樹脂硬化膜18、振動子側の接触面が金属または表面処理膜と入れ替わってもよい。
さらに、弾性体12を使用せずに、圧電体11と移動体とが摩擦接触する形態の振動アクチュエータに適用してもよい。
なお、各実施形態では、移動体15,25が回転駆動される回転型(円環型)の超音波モータ10を例としてあげたが、これは、この型の超音波モータ10では凝着が問題になることが多く、上記実施形態及び変形形態を適用することにより大きな効果が得られるからである。
Claims (9)
- 振動を発生する振動子と、
前記振動子に接触し、前記振動によって前記振動子に対して相対移動する相対移動部材と、を備え、
前記振動子の前記相対移動部材に対する接触面と、前記相対移動部材の前記振動子に対する接触面との少なくとも一方に、凹凸が形成されている、
振動アクチュエータ。 - 請求項1に記載の振動アクチュエータにおいて、
前記振動子は、溝部と前記相対移動部材に接触する櫛歯部とを備え、
前記凹凸は、前記櫛歯部の前記相対移動部材に対する接触面と、前記相対移動部材の前記振動子に対する接触面との少なくとも一方に形成されている振動アクチュエータ。 - 請求項1または2に記載の振動アクチュエータにおいて、
前記凹凸は、型押し加工により形成される、
振動アクチュエータ。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の振動アクチュエータにおいて、
前記接触面には、液状の樹脂材料が塗布された後、硬化することにより形成された樹脂膜が設けられ、
前記凹凸は、前記樹脂膜が硬化する際に前記樹脂膜に型押し加工されて形成されたものである、
振動アクチュエータ。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の振動アクチュエータにおいて、
前記凹凸は、前記振動子の接触面側に形成され、振動拡大をさせる振動アクチュエータ。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の振動アクチュエータにおいて、
前記凹凸は、前記相対移動部材の接触面側に形成され、振動を伝達させる振動アクチュエータ。 - 請求項3から6のいずれか1項に記載の振動アクチュエータにおいて、
前記型押し加工は、平面度調整機能を有することを特徴とする振動アクチュエータ。 - 請求項1から請求項7のうちいずれか1項に記載の振動アクチュエータを備えるレンズ鏡筒。
- 請求項1から請求項7のうちいずれか1項に記載の振動アクチュエータを備える電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015231408A JP2017099209A (ja) | 2015-11-27 | 2015-11-27 | 振動アクチュエータ、レンズ鏡筒及び電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015231408A JP2017099209A (ja) | 2015-11-27 | 2015-11-27 | 振動アクチュエータ、レンズ鏡筒及び電子機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017099209A true JP2017099209A (ja) | 2017-06-01 |
Family
ID=58817567
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015231408A Pending JP2017099209A (ja) | 2015-11-27 | 2015-11-27 | 振動アクチュエータ、レンズ鏡筒及び電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017099209A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024105930A1 (ja) * | 2022-11-18 | 2024-05-23 | 株式会社村田製作所 | ロータ及び超音波モータ |
-
2015
- 2015-11-27 JP JP2015231408A patent/JP2017099209A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024105930A1 (ja) * | 2022-11-18 | 2024-05-23 | 株式会社村田製作所 | ロータ及び超音波モータ |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10527815B2 (en) | Vibration actuator, and lens barrel and camera provided with same | |
JP5433991B2 (ja) | 振動アクチュエータ、レンズ鏡筒及びカメラ | |
JP6229461B2 (ja) | 振動アクチュエータ、振動アクチュエータの制御装置、レンズ鏡筒及び電子機器 | |
JP2017099209A (ja) | 振動アクチュエータ、レンズ鏡筒及び電子機器 | |
JP2009201322A (ja) | 振動アクチュエータ、レンズ鏡筒、カメラ、振動アクチュエータの製造方法 | |
JP2012203085A (ja) | 振動アクチュエータ、レンズ鏡筒及び電子機器 | |
JP6589960B2 (ja) | 振動アクチュエータ、振動アクチュエータの制御装置、レンズ鏡筒及び電子機器 | |
US11658587B2 (en) | Vibration actuator, camera platform, and electronic device | |
JP2018050467A (ja) | 振動アクチュエータ、レンズ鏡筒及び電子機器 | |
JP2018014883A (ja) | 振動アクチュエータ、レンズ鏡筒及び電子機器 | |
JP5453781B2 (ja) | 振動波アクチュエータ、それを備えるレンズ鏡筒及びカメラ | |
JP2014233175A (ja) | 振動アクチュエータ、レンズ鏡筒及び電子機器 | |
JP2009273235A (ja) | 振動アクチュエータ、光学機器 | |
US20110001366A1 (en) | Vibration actuator, lens barrel, and camera | |
CN109698637A (zh) | 振动致动器和包括该振动致动器的电子设备 | |
JP5541281B2 (ja) | 振動アクチュエータ、レンズ鏡筒及びカメラ | |
JP4924726B2 (ja) | 振動波モータ、レンズ鏡筒及びカメラ | |
JP2018170952A (ja) | 振動アクチュエータ及び光学機器 | |
JP2008228453A (ja) | 振動体、振動アクチュエータ、振動体の製造方法 | |
JP2003348862A (ja) | 振動波モ−タ | |
JP2022073581A (ja) | 振動型アクチュエータ及びその製造方法 | |
JP2000166266A (ja) | 振動型駆動装置およびこれを備えた機器 | |
JP5966430B2 (ja) | 振動アクチュエータ、レンズ鏡筒、カメラ及び電気機械変換部材の製造方法 | |
JP2010246272A (ja) | 振動アクチュエータ、レンズ鏡筒、カメラ及び振動アクチュエータの製造方法 | |
JP2008180909A (ja) | 動力伝達機構、レンズ鏡筒、光学機器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20161003 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20161003 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20181029 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190807 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190820 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20191021 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20200303 |