JP2017096812A - 熱分析装置 - Google Patents

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進 北川
亮太郎 松田
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亮太郎 松田
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惟史 大場
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宣弘 田中
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Abstract

【課題】試料の温度に応じて供給ガスの切り替えを行うことができる、熱天秤装置を用いた熱分析装置を提供する。
【解決手段】熱天秤装置10は、支点12に支持された天秤ビーム11を有し、天秤ビーム11の一端に試料を搭載して、試料の温度が変化したときの天秤ビーム11の振れから、温度変化による試料の重量の変化を検出する。温度調節装置20は、加熱機構及び冷却機構を有し、保護管15の周囲に設けられ、保護管15内に収容された試料の温度を調節する。ガス切替供給装置40は、第1のガスと第2のガスとを切り替えて、保護管15内へ供給する。主制御装置60は、温度制御装置30及びガス切替供給装置40を制御して、試料の温度を変化させながら、第1のガスを保護管15内へ供給する第1の工程と、第2のガスを保護管15内へ供給する第2の工程とを行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、熱天秤装置を用いて試料の重量の変化を測定する熱分析装置に関する。
従来、熱天秤装置を用いた熱分析装置として、TG(Thermogravimetry:熱重量測定)装置と、TG−DTA(Thermogravimetry−Differential Thermal Analysis:熱重量測定−示差熱分析)装置とが知られている。TG装置は、温度変化に伴う試料の重量の変化を測定する装置である。TG−DTA装置は、TG装置の機能と、熱的に安定な基準物質と試料とを同時に加熱して、試料が熱に反応した際に両者の間に現れた温度差を測定し、その温度差から試料に発生した熱変化を知るDTA装置の機能とを、合わせて有する装置である。熱天秤装置を用いた熱分析装置は、極めて少量の試料で、温度変化に伴う試料の重量の変化を高精度に測定することができる。特許文献1には、分割構造の天秤ビームを用いた熱分析装置が開示されている。
TG装置やTG−DTA装置等の熱分析装置は、試料を加熱するための加熱炉を備えている。特許文献2には、熱分析装置等に利用される赤外線加熱炉が開示されている。
特開2008−82861号公報 特開2001−242109号公報
熱天秤装置は、本来、加熱時に生じる試料の熱分解、相転移、融解等による重量の変化、あるいはガス成分の蒸発・揮発・昇華等による重量の変化を検出するための装置である。そのため、熱天秤装置を用いた従来の熱分析装置は、加熱により試料から脱離したガスを排気又は回収するために、不活性ガス等の特定のガスを供給する機能しか備えていなかった。例えば、多孔性材料のガス吸着測定では、試料を加熱して、測定前から試料に吸着されていた残留成分(ガスを含む:以下同様)を除去する工程と、試料を冷却しながら、試験ガスを試料に吸着させる工程とで、供給ガスの切り替えを行いたいという要求がある。しかしながら、熱天秤装置を用いた従来の熱分析装置は、この様な、試料の温度に応じて供給ガスの切り替えを行う測定を、実施することができなかった。
また、特許文献2に記載の赤外線加熱炉は、赤外線を反射する反射部材の歪み等を防止するための冷却空間を備えているが、従来の熱分析装置に用いられる加熱炉は、試料の温度を、室温(周囲の温度)より低い温度にまで冷却する必要がなく、その様な機能を備えていなかった。例えば、多孔性材料のガス吸着測定では、多孔性材料の種類に応じ、試料を室温より低い温度にまで冷却した状態で測定を行う必要があるが、従来の熱分析装置は、その様な要求に対応することができなかった。
本発明の課題は、試料の温度に応じて供給ガスの切り替えを行うことができる、熱天秤装置を用いた熱分析装置を提供することである。また、本発明の他の課題は、室温より低い温度を含む広い温度範囲で測定を行うことができる、熱天秤装置を用いた熱分析装置を提供することである。
本発明の熱分析装置は、支点に支持された天秤ビームを有し、天秤ビームの一端に試料を搭載して、試料の温度が変化したときの天秤ビームの振れから、温度変化による試料の重量の変化を検出する熱天秤装置と、天秤ビームの一端に搭載された試料を、試料を搭載した天秤ビームの一端と共に収容する保護管と、天秤ビームの保護管内に収容されない部分を収容する天秤ケースと、加熱機構及び冷却機構を有し、保護管の周囲に設けられ、保護管内に収容された試料の温度を調節する温度調節装置と、試料の温度を検出する温度センサと、温度センサの検出結果に基づいて、加熱機構及び冷却機構を駆動する温度制御装置と、第1のガスと第2のガスとを切り替えて、保護管内へ供給するガス切替供給装置と、温度制御装置及びガス切替供給装置を制御して、試料の温度を変化させながら、第1のガスを保護管内へ供給する第1の工程と、第2のガスを保護管内へ供給する第2の工程とを行う主制御装置と、保護管内の第1のガス又は第2のガスを排気する排気管とを備えたことを特徴とする。
本発明の熱分析装置は、第1のガスと第2のガスとを切り替えて、保護管内へ供給するガス切替供給装置という、熱天秤装置を用いた従来の熱分析装置には無かった新たな構成を備えている。そして、主制御装置は、温度制御装置及びガス切替供給装置を制御して、試料の温度を変化させながら、第1のガスを保護管内へ供給する第1の工程と、第2のガスを保護管内へ供給する第2の工程とを実施する新たな機能を有する。これらの特徴により、試料の温度に応じて供給ガスの切り替えを行うことが可能となる。
さらに、本発明の熱分析装置は、ガス切替供給装置が、第1のガスとして、試料の重量に影響を与えない不反応ガスを、第2のガスとして、試料の重量を変化させる試験ガスをそれぞれ供給し、主制御装置が、第1の工程において、温度調節装置により試料の温度を変化させて、試料から残留成分を放出させながら、不反応ガスをガス切替供給装置から保護管内へ供給して、不反応ガスの流れにより、試料から放出された残留成分を保護管内から排気することを特徴とする。
測定対象の試料が、その温度変化に応じ、特定の種類のガスを吸着し、あるいは特定の種類のガスと化学反応等を起こして、重量が変化するものであるとき、本明細書では、その特定の種類のガスを試験ガスと呼ぶ。そして、試料の温度が変化しても、その試料に吸着されず、あるいはその試料と化学反応等を起こさず、試料の重量に影響を与えないガスを、不反応ガスと呼ぶ。例えば、吸着現象の場合、測定を行う試料の表面又は内部には、測定前の状態でも、その時点で既に吸着されている残留成分が存在している場合がある。本発明では、主制御装置が、第1の工程において、温度調節装置により試料の温度を変化させて、試料から残留成分を放出させながら、不反応ガスをガス切替供給装置から保護管内へ供給して、不反応ガスの流れにより、試料から放出された残留成分を保護管内から排気するので、真空引き等の手間と時間の掛かる作業を行うことなく、試料から放出された残留成分の除去が効果的に行われる。ここで重要な点は、本発明では、高精度な熱天秤装置を用いるため、必要な試料がミリグラム単位の少量で済み、試料から放出される残留成分の量が少ないので、保護管内へ供給された不反応ガスの流れにより、試料から放出された残留成分の除去が十分に可能なことである。また、不反応ガス及び試験ガスは、供給口から排気口まで屈曲なく直線的に流れているため、乱流が減り、試料から放出された残留成分と不反応ガスとの置換が速やかに行われ、また試験ガスの試料への吸着が速やかに行われる。
さらに、本発明の熱分析装置は、主制御装置が、第1の工程後に、温度調節装置により試料の温度を変化させながら、温度センサの検出結果に基づいて、第2の工程への切り替えを制御することを特徴とする。供給ガスの切り替えが、試料の温度に応じて高精度に行われる。
さらに、本発明の熱分析装置は、主制御装置が、第2の工程後に、不反応ガスをガス切替供給装置から保護管内へ再び供給して、不反応ガスの流れにより、試験ガスを保護管内から排気することを特徴とする。試験ガスとして、例えば一酸化炭素(CO)等の人体に有害なガスを使用する場合に、試料の交換時における保護管からの有害ガスの漏れが防止される。
さらに、本発明の熱分析装置は、温度調節装置が、加熱機構及び冷却機構を有する温度調節炉と、温度調節炉の周りを覆う断熱材とを有し、冷却機構が、試料を室温より低い温度に冷却する機能を有することを特徴とする。温度調節炉の冷却機構が、試料を室温より低い温度に冷却する機能を有するので、室温より低い温度を含む広い温度範囲で精度良く測定を行うことが可能となる。また、降温時の冷却速度の追従性及び温度保持の精度が向上する。そして、温度調節炉の周りを覆う断熱材の働きにより、試料の温度調節が精度良く行われ、特に、室温より低い温度への冷却が効率良く行われる。
さらに、本発明の熱分析装置は、保護管と天秤ケースとの間に、天秤ビームが通る大きさの開口を有し、天秤ケース内の空気が開口を通って保護管内へ侵入するのを防止するため、天秤ケース内の空気を吸引して天秤ケース内を負圧にする負圧装置を備えたことを特徴とする。
試料及び試料を搭載した天秤ビームの一端を収容する保護管は、試料の出し入れを行うために、天秤ケースから着脱可能に構成される。そして、保護管と天秤ケースとの間には、天秤ビームが通る大きさの開口が設けられる。天秤ケース内の空気がこの開口を通って保護管内へ侵入すると、特に試料を室温より低い温度に冷却したとき、侵入した空気中の水分が結露して試料に付着する。本発明の熱分析装置は、天秤ケース内の空気が開口を通って保護管内へ侵入するのを防止するため、天秤ケース内の空気を吸引して天秤ケース内を負圧にする負圧装置を備えているので、試料を室温より低い温度に冷却するとき、侵入した空気中の水分が結露して試料に付着することがない。
本発明によれば、試料の温度に応じて供給ガスの切り替えを行うことができる、熱天秤装置を用いた熱分析装置を提供することができる。
さらに、本発明によれば、室温より低い温度を含む広い温度範囲で測定を行うことができる、熱天秤装置を用いた熱分析装置を提供することができる。
本発明の一実施の形態による熱分析装置の概略構成を示す図である。 図2(a)は温度調節装置の断面を示す斜視図、図2(b)は同平面図である。 本発明の一実施の形態による熱分析装置の動作を説明するフローチャートである。 試料の温度変化と重量変化との一例を示す図である。 温度制御の各工程を示す図である。 図6(a)は残留成分除去工程及び試験ガス吸着工程を示す図、図6(b)は不反応ガスの供給時間を示すタイミングチャート、図6(c)は試験ガスの供給時間を示すタイミングチャートである。
[装置構成]
図1は、本発明の一実施の形態による熱分析装置の概略構成を示す図である。本実施の形態は、本発明を、TG−DTA装置を含むシステムに適用した例を示している。本実施の形態の熱分析装置は、TG−DTA装置1、冷媒供給路25、冷媒回収路26、サーキュレータ27、温度制御装置30、ガス切替供給装置40、排気管46、負圧装置50、及び主制御装置60を含んで構成されている。
(TG−DTA装置)
TG−DTA装置1は、熱天秤装置10、保護管15、天秤ケース16、温度センサ17、TG−DTA制御装置18、及び温度調節装置20を含んで構成されている。熱天秤装置10の天秤ビーム11は、その中央付近が支点12に支持されている。なお、TG−DTA装置1の熱天秤装置10には、基準物質用と試料用の2本の天秤ビーム11が設けられているが、両者は図1の図面奥行方向に並列して設置されており、図1では、試料用の天秤ビーム11のみが示されている。各天秤ビーム11の一端(図面左側)のホルダ部には、試料を入れた試料容器13、または基準物質を入れた容器が搭載される。各天秤ビーム11の他端(図面右側)は、振れ検知装置14内に挿入されている。振れ検知装置14内には、各天秤ビーム11の他端を挟んで光源と受光素子とがそれぞれ設けられており、振れ検知装置14は、各受光素子の受光量の変化から、各天秤ビーム11の振れを検出する。
保護管15及び天秤ケース16は、TG−DTA装置1のケーシングである。試料容器13及び試料容器13を搭載した天秤ビーム11の一端は、保護管15内に収容されている。基準物質を入れた容器及び当該容器を搭載した天秤ビーム11の一端も同様である。各天秤ビーム11の保護管15内に収容されない部分と、振れ検知装置14とは、天秤ケース16内に収容されている。保護管15は、後述する加熱装置23からの赤外線が透過する様に、石英ガラス等の透明な材料から成り、試料の出し入れを行うために、天秤ケース16から着脱可能に構成されている。そして、保護管15と天秤ケース16との間には、各天秤ビーム11が通る大きさの開口19が、各天秤ビーム11に対応して設けられている。
試料容器13を搭載した天秤ビーム11の一端の裏面には、温度センサ17が取り付けられている。基準物質を入れた容器を搭載した天秤ビーム11の一端の裏面にも、同様に温度センサ17が取り付けられている。各温度センサ17は、例えば熱電対から成り、試料又は基準物質の温度を検出して、検出結果をTG−DTA制御装置18及び温度制御装置30へ出力する。TG−DTA制御装置18は、コンピュータ、シーケンサ、専用回路等により構成されており、主制御装置60の制御により動作し、振れ検知装置14が検出した各天秤ビーム11の振れから、試料の重量の変化を検出する。
(温度調節装置)
保護管15の周囲には、温度調節装置20が設けられている。温度調節装置20は、温度調節炉21、断熱材22、加熱装置23、及び冷媒通路24を含んで構成されている。図2(a)は温度調節装置の断面を示す斜視図、図2(b)は同平面図である。温度調節炉21は、アルミニウム等の熱伝導率の高い材料で形成され、外形はほぼ円柱状である。温度調節炉21の側面は、ポリウレタン等から成る断熱材22で覆われている。温度調節炉21の内部には、断面が略十字状の温度調節空間28が、円柱の軸方向に沿って形成されている。温度調節空間28の中央部には、保護管15が設置されている。温度調節空間28の四隅の近傍には、赤外線ランプ等から成る加熱装置23が設けられている。
図2(b)において、温度調節空間28を形成する温度調節炉21の内壁29には、金メッキ等の鏡面処理が施されており、内壁29は、温度調節空間28の中央部を焦点とする4つの反射面を組み合わせた反射鏡となっている。各加熱装置23から発生した熱は、内壁29に反射されて、保護管15内に収容された試料及び基準物質を加熱する。即ち、温度調節炉21内には、加熱装置23及び反射鏡としての内壁29により、加熱機構が構成されている。
温度調節炉21の温度調節空間28が設けられていない肉厚部分には、冷媒通路24が、円柱の軸方向に沿って設けられている。図1において、温度制御された冷却媒体が、サーキュレータ27から冷媒供給路25を通って、冷媒通路24へ供給される。冷却媒体は、冷却温度によって、例えば、シリコンオイル、アルコール、水等から成る。冷媒通路24を流れる冷却媒体により、保護管15内に収容された試料及び基準物質が冷却される。即ち、温度調節炉21内には、温度調節炉21本体及び冷媒通路24により、冷却機構が構成されている。冷媒通路24を流れた冷却媒体は、冷媒回収路26を通って、サーキュレータ27に回収される。
(温度制御装置)
温度制御装置30は、コンピュータ、シーケンサ、専用回路等により構成されており、主制御装置60の制御により動作し、温度センサ17の検出結果に基づいて、加熱装置23及びサーキュレータ27を駆動して、温度調節装置20の温度調節炉21内の温度を制御する。温度制御装置30が制御可能な温度範囲は、主に温度センサ17の性能に依存し、例えば、温度センサ17として高温用のR熱電対を用いる場合、−25℃から1500℃程度の温度範囲で、温度制御が可能である。
(ガス切替供給装置)
ガス切替供給装置40は、ガス切替装置41、流量制御装置42、及びガス供給管43を含んで構成されている。不反応ガス供給源44からガス切替装置41へ、第1のガスとして、試料の重量に影響を与えない不反応ガスが供給される。試験ガス供給源45からガス切替装置41へ、第2のガスとして、試料の重量を変化させる試験ガスが供給される。ガス切替装置41は、電磁バルブ等の切替装置を有し、主制御装置60の制御により、不反応ガスと試験ガスとを切り替えて供給する。流量制御装置42は、主制御装置60の制御により、ガス切替装置41から供給された不反応ガス又は試験ガスの流量を制御する。なお、流量制御装置42の流量は、装置の操作者が人手で調整してもよい。ガス供給管43は、流量制御装置42により流量が制御された不反応ガス又は試験ガスを、保護管15内へ供給する。なお、ガス供給管43は、不要なガスの外部からの混入や、不反応ガス又は試験ガスの管内面への付着又は浸透等による残留を防止し、不純物を含まない不反応ガス又は試験ガスを供給するため、金属材料で構成されている。
(排気管)
保護管15には、保護管15内の第1のガス又は第2のガスを排気する排気管46が取り付けられている。排気管46は、排気設備47へ接続されている。排気設備47は、排気用ファン等を備えて強制排気を行う設備であってもよく、また排気用ファン等を備えず自然排気を行う設備であってもよい。ガス供給管43が保護管15内へ第1のガス又は第2のガスを供給する位置と、排気管46が保護管15内から第1のガス又は第2のガスを排気する位置とを異ならせることにより、保護管15内には、第1のガスの流れ、または第2のガスの流れが形成される。
(負圧装置)
負圧装置50は、流量制御装置51及びポンプ52を含んで構成されている。ポンプ52は、天秤ケース16内の空気を吸引して、天秤ケース16内の空気の圧力を負圧にする。流量制御装置51は、ポンプ52に吸引される空気の流量を制御する。なお、流量制御装置51と、ガス切替供給装置40の流量制御装置42とが、装置として一体となっているものであってもよい。負圧装置50の働きにより、天秤ケース16内の空気が開口19を通って保護管15内へ侵入するのが防止される。
(主制御装置)
主制御装置60は、所定のプログラムを実行するコンピュータとしての機能を有し、インストールされたプログラムに基づいて、TG−DTA制御装置18、温度制御装置30、及びガス切替供給装置40を制御する。主制御装置60は、キーボードやマウス等の入力装置と、ディスプレイ等の表示装置とを有し、あるいは、入出力インターフェイスを介してそれらの装置に接続されている。後述する第1の設定温度及び所定時間、第2の設定温度、第3の設定温度、並びに吸着時間は、主制御装置の60の入力装置、または主制御装置60に接続された入力装置により、入力される。
[熱分析装置の動作]
図3は、本発明の一実施の形態による熱分析装置の動作を説明するフローチャートである。本実施の形態では、ゼオライトやシリカゲル、活性炭、多孔性配位高分子(PCP:Porous Coordination Polymer)等から成る多孔性材料を試料とし、多孔性材料のガス吸着測定を例にして、熱分析装置の動作を説明する。多孔性材料のガス吸着測定では、不反応ガスとして、例えば、ヘリウムガス(He)や窒素ガス(N2)等が使用される。また、試験ガスとして、例えば、酸素ガス(O2)、一酸化炭素ガス(CO)、二酸化炭素ガス(CO2)等が使用される。多孔性材料のガス吸着測定には、大きく分けて、残留成分除去工程と試験ガス吸着工程との2つの工程がある。
(残留成分除去工程)
残留成分除去工程は、多孔性材料の細孔内に存在している残留成分を除去する工程である。この残留成分除去工程は、主制御装置60が、試料の温度変化に応じて実施する第1の工程となる。図3において、まず、主制御装置60は、温度制御装置30を制御して、試料の加熱を開始する(ステップ301)。同時に、主制御装置60は、ガス切替供給装置40を制御して、保護管15内への不反応ガスの供給を開始する(ステップ302)。
図4は、試料の温度変化と重量変化との一例を示す図である。図4において、符号Aを付したグラフは、試料の温度変化を示し、縦軸は温度(℃)、横軸は時間(分)である。また、符号Bを付したグラフは、試料の重量変化を示し、縦軸は測定開始時の重量をゼロとした重量%、横軸は時間(分)である。本例では、試料の温度が室温と同じ約25℃の状態で、測定が開始されている(グラフA)。試料が加熱されると、試料の細孔内に存在していた残留成分が試料から放出されて、試料の重量が減少する(グラフB)。図1において、試料から放出された残留成分は、保護管15内において、不反応ガスの流れにより、試料の周囲から排気され、保護管15内から排気管46を通って排気設備47へと排出される。
多孔性材料のガス吸着測定における残留成分除去工程で、温度制御装置30が主制御装置60の制御に基づいて行う試料の温度制御には、昇温工程と高温保持工程とがある。
(昇温工程)
昇温工程は、試料の温度を、試料の種類に応じて設定した第1の設定温度まで上昇させる工程である。図3において、温度制御装置30は、温度センサ17の検出結果から、試料の温度が、試料の種類に応じて設定した第1の設定温度に達したか否かを判断する(ステップ303)。試料の温度が第1の設定温度に達していない場合は、ステップ301へ戻って試料の加熱を継続する。
図5は、温度制御の各工程を示す図である。図5は、温度制御の各工程を、図4の各グラフに重ねて表示したものである。本例では、昇温工程において、試料の温度が一定の割合で増加する様に、温度制御装置30による温度制御が行われている(グラフA)。そして、本例では、第1の設定温度T1が、250℃に設定されており、時刻t1において、試料の温度が第1の設定温度T1に達している。試料の温度が第1の設定温度に達したときは、高温保持工程へ移行する。
(高温保持工程)
高温保持工程は、昇温工程後に、試料の温度を、試料の種類に応じて設定した第1の設定温度に保つ工程である。図3において、温度制御装置30は、ステップ303で試料の温度が第1の設定温度に達したとき、試料の温度を第1の設定温度に保持する(ステップ304)。その後、温度制御装置30は、試料の種類に応じて決定した所定時間が、温度の保持を開始してから経過したか否かを判断する(ステップ305)。所定時間が経過していない場合は、ステップ304へ戻って、第1の設定温度の保持を継続する。図5の例では、時刻t2において所定時間が経過しており、試料の種類に応じて決定した所定時間は、時刻t2と時刻t1との差(t2−t1)だけの長さを有する時間である。所定時間が経過したときは、降温工程へ移行する。
残留成分の分子が多孔性材料の細孔から脱着されるのに適した温度と、残留成分が多孔質性材料から完全に放出されるのに要する時間とは、多孔性材料の種類に応じて異なる。高温保持工程において、試料の種類に応じて決定した所定時間、試料の温度を、試料の種類に応じて設定した第1の設定温度に保つので、残留成分の除去が適切な温度及び時間で効果的に行われる。なお、本装置では、これらの変化の状態をリアルタイムで確認することが可能であるため、適切な温度及び時間の設定条件を決めることができる。
(降温工程)
降温工程は、高温保持工程後に、試料の温度を降下させる工程である。図3において、温度制御装置30は、ステップ305で所定時間が経過したとき、試料の冷却を開始する(ステップ306)。図5の例では、降温工程において、試料の温度が一定の割合で減少する様に、温度制御装置30による温度制御が行われている(グラフA)。なお、本装置では、冷却機能を施しているため、降温時の温度制御を高精度で行うことが可能である。
図3において、降温工程中に、温度制御装置30は、温度センサ17の検出結果から、試料の温度が、試料の種類及び試験ガスの種類に応じて設定した第2の設定温度に達したか否かを判断する(ステップ307)。試料の温度が第2の設定温度に達したとき、温度制御装置30は、主制御装置60へその旨を通知する。試料の温度が第2の設定温度に達していない場合は、ステップ302へ戻って不反応ガスの供給が継続される。
(試験ガス吸着工程)
試験ガス吸着工程は、試験ガスを多孔性材料に吸着させる工程である。この試験ガス吸着工程は、主制御装置60が、試料の温度変化に応じて実施する第2の工程となる。図3において、ステップ307で試料の温度が第2の設定温度に達した旨の通知を受けたとき、主制御装置60は、ガス切替供給装置40を制御して、保護管15内への不反応ガスの供給を停止し、試験ガスの供給を開始する(ステップ308)。保護管15内では、試料による試験ガスの吸着が開始される。
図6(a)は残留成分除去工程及び試験ガス吸着工程を示す図である。図6(a)は、残留成分除去工程及び試験ガス吸着工程を、図4の各グラフに重ねて表示したものである。本例では、第2の設定温度T2が、測定開始時の試料の温度より低い15℃に設定されており、時刻t3において、試料の温度が第2の設定温度T2に達している。
図6(b)は不反応ガスの供給時間を示すタイミングチャート、図6(c)は試験ガスの供給時間を示すタイミングチャートである。主制御装置60は、試料の温度が第2の設定温度T2に達した時刻t3において、不反応ガスの供給を停止し、試験ガスの供給を開始する。試験ガスの供給を開始すると、図6(a)において、試料の重量が急激に増加する(グラフB)。試料の重量の変化は、時間の経過と伴に緩やかになり、やがては変化しなくなる。この変化しない状態は、「吸着平衡状態」と呼ばれており、試験ガスを供給する前の試料の重量と、「吸着平衡状態」における試料の重量との差mが、試験ガスの吸着量となる。
試験ガスの分子が多孔性材料の細孔に吸着されるのに適した温度は、多孔性材料の種類及び試験ガスの種類に応じて異なる。降温工程中に、多孔性材料の温度が、多孔性材料の種類及び試験ガスの種類に応じて設定した第2の設定温度に達したとき、試験ガス吸着工程を開始するので、試験ガスの吸着が適切な温度で効果的に行われる。
なお、図3及び図6(a)では、昇温工程から高温保持工程までを残留成分除去工程としているが、降温工程中も、試験ガス吸着工程を開始する以前は、試料の重量がわずかながら減少しているので(図6(a)のグラフB)、試験ガス吸着工程を開始するまでを残留成分除去工程として理解してもよい。一方、本実施の形態における試験ガス吸着工程の温度制御には、降温工程の他に、低温保持工程がある。
(低温保持工程)
低温保持工程は、降温工程後に、試料の温度を、第2の設定温度よりも低い第3の設定温度に保つ工程である。図3において、降温工程中に、温度制御装置30は、温度センサ17の検出結果から、試料の温度が、第2の設定温度よりも低い第3の設定温度に達したか否かを判断する(ステップ309)。試料の温度が第3の設定温度に達していない場合は、ステップ306へ戻って試料の冷却を継続する。試料の温度が第3の設定温度に達したとき、温度制御装置30は、試料の温度を第3の設定温度に保持する(ステップ310)。図5の例では、第3の設定温度T3が、0℃に設定されており、時刻t4において、試料の温度が第3の設定温度T3に達している。
低温保持工程において、試料の温度を、第2の設定温度よりも低い第3の設定温度に保つことで、多孔性材料が短い時間で「吸着平衡状態」に達すると共に、第3の設定温度より低い温度まで冷却する必要が無くなる。
図3の試験ガス吸着工程において、主制御装置60は、試験ガスの供給を開始してから、試料が「吸着平衡状態」に達するのに要する吸着時間が経過したか否かを判断する(ステップ311)。吸着時間が経過していない場合は、ステップ308へ戻って試験ガスの供給を継続する。吸着時間が経過したら、保護管15内への試験ガスの供給を停止して(ステップ312)、一回の測定を終了する。通常、ガス吸着測定では、以上の測定を複数回繰り返して、累計のガスの吸着量を求める。
1つの試料の測定が終了したら、主制御装置60は、ガス切替供給装置40を制御して、不反応ガスの供給を再開する。これにより、保護管15内の試験ガスが、排気管46を通って排気される。そして、主制御装置60は、保護管15内の試験ガスが排気されるのに十分な時間が経過してから、不反応ガスの供給を停止する。試験ガスとして、例えば一酸化炭素(CO)等の人体に有害なガスを使用する場合に、試料の交換時における保護管15からの有害ガスの漏れを防止することができる。
[本実施の形態の効果]
(1)本実施の形態の熱分析装置は、第1のガス(不反応ガス)と第2のガス(試験ガス)とを切り替えて、保護管15内へ供給するガス切替供給装置40という、熱天秤装置を用いた従来の熱分析装置には無かった新たな構成を備えている。そして、主制御装置60は、温度制御装置30及びガス切替供給装置40を制御して、試料の温度を変化させながら、第1のガスを保護管15内へ供給する第1の工程(残留成分除去工程)と、第2のガスを保護管15内へ供給する第2の工程(試験ガス吸着工程)とを実施する新たな機能を有する。これらの特徴により、試料の温度に応じて供給ガスの切り替えを行うことが可能となる。
(2)主制御装置60が、第1の工程(残留成分除去工程)において、温度調節装置20により試料の温度を変化させて、試料から残留成分を放出させながら、不反応ガスをガス切替供給装置40から保護管15内へ供給して、不反応ガスの流れにより、試料から放出された残留成分を保護管15内から排気するので、真空引き等の手間と時間の掛かる作業を行うことなく、試料から放出された残留成分の除去を効果的に行うことができる。
(3)主制御装置60が、第1の工程(残留成分除去工程)後に、温度調節装置20により試料の温度を変化させながら、温度センサ17の検出結果に基づいて、第2の工程(試験ガス吸着工程)への切り替えを制御することにより、供給ガスの切り替えを、試料の温度に応じて高精度に行うことができる。
(4)主制御装置60が、第2の工程後に、不反応ガスをガス切替供給装置40から保護管15内へ再び供給して、不反応ガスの流れにより、試験ガスを保護管15内から排気することにより、試験ガスとして、例えば一酸化炭素(CO)等の人体に有害なガスを使用する場合に、試料の交換時における保護管15からの有害ガスの漏れを防止することができる。
(5)温度調節炉21の冷却機構が、試料を室温より低い温度に冷却する機能を有するので、室温より低い温度を含む広い温度範囲で測定を行うことが可能となる。そして、温度調節炉21の周りを覆う断熱材22の働きにより、試料の温度調節が精度良く行われ、特に、室温より低い温度への冷却を効率良く行うことができる。
(6)天秤ケース16内の空気が開口19を通って保護管15内へ侵入するのを防止するため、天秤ケース16内の空気を吸引して天秤ケース16内を負圧にする負圧装置50を備えているので、試料を室温より低い温度に冷却するとき、侵入した空気中の水分が結露して試料に付着するのを防止することができる。また、試験ガスの純度を保つことができる。
なお、以上説明した実施の形態では、温度制御装置30による温度制御として、昇温工程、高温保持工程、降温工程、及び低温保持工程が含まれていたが、本発明を用いて行われる熱分析は、これらの工程をすべて含むものとは限らない。本発明の熱分析装置は、温度制御装置30が制御可能な温度範囲内で、試料の温度を任意に変化させることができる。そして、温度調節装置20の加熱機構及び冷却機構は、以上説明した実施の形態に限らず、種々の加熱機構及び冷却機構を採用することができる。
本発明は、TG−DTA装置を含む熱分析装置に限らず、熱天秤装置を有するものであれば、TG装置等の他の熱分析装置にも適用することができる。また、本発明は、多孔性材料のガス吸着測定に限らず、供給ガスの切り替えを行う、様々な試料の熱分析に使用することができる。例えば、上記した多孔性材料のガス吸着測定では、試料の温度を降下させながら試験ガスを供給すると、試料の重量が増加していたが、逆に、試料の温度を上昇させながら試験ガスを供給すると、化学反応等が促進されて試料の重量が増加する場合にも、適用することができる。供給の切り替えを行うガスは、不反応ガス及び試験ガスに限るものではない。さらに、三種類以上のガスの切り替えを行うものであってもよい。
1 TG−DTA装置
10 熱天秤装置
11 天秤ビーム
12 支点
13 試料容器
14 振れ検知装置
15 保護管
16 天秤ケース
17 温度センサ
18 TG−DTA制御装置
19 開口
20 温度調節装置
21 温度調節炉
22 断熱材
23 加熱装置
24 冷媒通路
25 冷媒供給路
26 冷媒回収路
27 サーキュレータ
28 温度調節空間
29 内壁
30 温度制御装置
40 ガス切替供給装置
41 ガス切替装置
42 流量制御装置
43 ガス供給管
44 不反応ガス供給源
45 試験ガス供給源
46 排気管
47 排気設備
50 負圧装置
51 流量制御装置
52 ポンプ
60 主制御装置

Claims (6)

  1. 支点に支持された天秤ビームを有し、前記天秤ビームの一端に試料を搭載して、前記試料の温度が変化したときの前記天秤ビームの振れから、温度変化による前記試料の重量の変化を検出する熱天秤装置と、
    前記天秤ビームの一端に搭載された前記試料を、前記試料を搭載した前記天秤ビームの一端と共に収容する保護管と、
    前記天秤ビームの前記保護管内に収容されない部分を収容する天秤ケースと、
    加熱機構及び冷却機構を有し、前記保護管の周囲に設けられ、前記保護管内に収容された前記試料の温度を調節する温度調節装置と、
    前記試料の温度を検出する温度センサと、
    前記温度センサの検出結果に基づいて、前記加熱機構及び前記冷却機構を駆動する温度制御装置と、
    第1のガスと第2のガスとを切り替えて、前記保護管内へ供給するガス切替供給装置と、
    前記温度制御装置及び前記ガス切替供給装置を制御して、前記試料の温度を変化させながら、前記第1のガスを前記保護管内へ供給する第1の工程と、前記第2のガスを前記保護管内へ供給する第2の工程とを行う主制御装置と、
    前記保護管内の前記第1のガス又は前記第2のガスを排気する排気管と
    を備えたことを特徴とする熱分析装置。
  2. 前記ガス切替供給装置は、前記第1のガスとして、前記試料の重量に影響を与えない不反応ガスを、前記第2のガスとして、前記試料の重量を変化させる試験ガスをそれぞれ供給し、
    前記主制御装置は、前記第1の工程において、
    前記温度調節装置により前記試料の温度を変化させて、前記試料から残留成分を放出させながら、
    前記不反応ガスを前記ガス切替供給装置から前記保護管内へ供給して、前記不反応ガスの流れにより、前記試料から放出された残留成分を前記保護管内から排気する
    ことを特徴とする請求項1に記載の熱分析装置。
  3. 前記主制御装置は、前記第1の工程後に、
    前記温度調節装置により前記試料の温度を変化させながら、
    前記温度センサの検出結果に基づいて、前記第2の工程への切り替えを制御する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の熱分析装置。
  4. 前記主制御装置は、前記第2の工程後に、
    前記不反応ガスを前記ガス切替供給装置から前記保護管内へ再び供給して、前記不反応ガスの流れにより、前記試験ガスを前記保護管内から排気する
    ことを特徴とする請求項2に記載の熱分析装置。
  5. 前記温度調節装置は、前記加熱機構及び前記冷却機構を有する温度調節炉と、
    前記温度調節炉の周りを覆う断熱材とを有し、
    前記冷却機構は、前記試料を室温より低い温度に冷却する機能を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の熱分析装置。
  6. 前記保護管と前記天秤ケースとの間に、前記天秤ビームが通る大きさの開口を有し、
    前記天秤ケース内の空気が前記開口を通って前記保護管内へ侵入するのを防止するため、前記天秤ケース内の空気を吸引して前記天秤ケース内を負圧にする負圧装置を備えた
    ことを特徴とする請求項5に記載の熱分析装置。
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