JP2017096762A - 自動分析装置 - Google Patents

自動分析装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017096762A
JP2017096762A JP2015229013A JP2015229013A JP2017096762A JP 2017096762 A JP2017096762 A JP 2017096762A JP 2015229013 A JP2015229013 A JP 2015229013A JP 2015229013 A JP2015229013 A JP 2015229013A JP 2017096762 A JP2017096762 A JP 2017096762A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
cleaning
contact
reagent
automatic analyzer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015229013A
Other languages
English (en)
Inventor
究 児玉
Kiwamu Kodama
究 児玉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Medical Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Medical Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Medical Systems Corp filed Critical Toshiba Medical Systems Corp
Priority to JP2015229013A priority Critical patent/JP2017096762A/ja
Publication of JP2017096762A publication Critical patent/JP2017096762A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】繰り返し使用するユニットに付着した洗浄水を除去することができる自動分析装置を提供する。
【解決手段】分析部で繰り返し用いられ、反応部内の混合液と接触するユニットである第1撹拌子60と、混合液と接触した第1撹拌子60を、この第1撹拌子60の混合液と接触した部分に洗浄水を接触させて洗浄する洗浄部66と、洗浄部66により洗浄が行われた第1撹拌子60の洗浄水と接触した部分の近傍の空気を流動させる流動部67と、第1撹拌子60の混合液との非接触部分に配置された振動子と、振動子を駆動する駆動部とを備え、駆動部は、流動部67が流動させているとき、振動子を所定の周波数で駆動して第1撹拌子60を振動させ、第1撹拌子60に付着した洗浄水を霧状に飛散させる。
【選択図】図5

Description

本発明の実施形態は、試料及び試薬を反応容器に分注し、反応容器に分注された試料及び試薬の混合液を撹拌して測定する自動分析装置に関する。
自動分析装置は生化学検査項目や免疫検査項目等を対象とし、被検体から採取された試料と各検査項目の試薬との混合液の反応によって生ずる色調や濁りの変化を光学的に測定する。そして、その測定結果に基づいて、試料に含まれる各検査項目成分の濃度や酵素の活性等で表される分析データを生成する。
この自動分析装置では、試料や試薬をそれぞれの分注プローブで反応容器に分注し、反応容器内の試料及び試薬の混合液を撹拌子で撹拌してから測定する。その後、各分注プローブ、反応容器及び撹拌子の各種ユニットは、洗浄水で洗浄されてから繰り返し用いられる。
近年、自動分析装置においては、被検体への負担やランニングコストの低減を考慮した試料及び試薬の微量化が進められている。また、日常の検査では多数の試料及びこの試料に設定された多数の検査項目の処理を必要とするため、高速処理化が進められている。そして、高速処理に対応する撹拌方法の1つとして、撹拌子を振動させて反応容器内の混合液を短時間で撹拌することができる方法が知られている。
特開平11−64189号公報
しかしながら、各種ユニットのうち、混合液と接触する撹拌子等のユニットは、混合液と接触する面積が広いため、洗浄が行われた後に液滴状の洗浄水が表面に残る問題がある。また、繰り返し使用したユニットの混合液と接触した面はぬれやすくなり、小さい接触角で付着した洗浄水が残る問題がある。
実施形態は、上記問題点を解決するためになされたもので、繰り返し使用するユニットに付着した洗浄水を除去することができる自動分析装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、実施形態の自動分析装置は、試料及び試薬を分注し、分注された前記試料及び試薬の混合液を撹拌してから測定する各種ユニットを備えた自動分析装置において、前記混合液と接触する前記ユニットを、このユニットの前記混合液と接触した部分に洗浄水を接触させて洗浄を行う洗浄部と、前記洗浄部により洗浄が行われた前記ユニットの前記洗浄水と接触した部分の近傍の空気を流動させる流動部と、前記ユニットの前記混合液との非接触部分に配置された振動子と、前記流動部が流動させているとき、前記振動子を所定の周波数で駆動して前記ユニットを振動させ、前記ユニットに付着した前記洗浄水を霧状に飛散させる駆動部とを備える。
実施形態に係る自動分析装置の構成を示すブロック図。 実施形態に係る分析部の構成を示す斜視図。 実施形態に係る第1撹拌部の構成の一例を示す図。 実施形態に係る第1撹拌子の撹拌動作を示す図。 実施形態に係る第1撹拌洗浄部の構成の一例を示す図。 図5のA−A線の矢視断面図。 実施形態に係る反応部の構成の一例を示す図。 実施形態に係る反応洗浄部の構成の一例を示す図。 実施形態に係る第5洗浄ノズルの構成の一例を示す図。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
図1は、実施形態に係る自動分析装置の構成を示したブロック図である。この自動分析装置100は、各検査項目の標準試料や被検試料等の試料と各検査項目の試薬とを分注し、試料及び試薬の混合液を測定して標準データや被検データを生成する分析部24を備えている。また、分析部24の各種ユニットを駆動する駆動部25を備えている。また、駆動部25を制御して、分析部24の各種ユニットを作動させる分析制御部26を備えている。
また、自動分析装置100は、分析部24で生成された標準データや被検データを処理して、各検査項目の検量データや分析データを生成するデータ処理部30を備えている。また、データ処理部30で生成された検量データや分析データを出力する出力部40を備えている。また、各検査項目の分析パラメータを設定するための入力等を行う操作部50と、分析制御部26、データ処理部30及び出力部40を統括して制御するシステム制御部51とを備えている。
図2は、分析部24の構成を示した斜視図である。この分析部24は、標準試料や被検試料等の試料を収容する試料容器17と、試料容器17を保持するサンプルディスク5とを備えている。また、試料に含まれる各検査項目の成分と反応する成分を含有する試薬である例えば1試薬系及び2試薬系の第1試薬を収容する試薬容器6と、この試薬容器6を回動可能に保持する試薬ラック1aとを備えている。
また、分析部24は、試薬ラック1aに保持された試薬容器6を保冷する試薬庫1を備えている。また、2試薬系の第1試薬と対をなす第2試薬を収容する試薬容器7と、試薬容器7を回動可能に保持する試薬ラック2aとを備えている。また、試薬ラック2aに保持された試薬容器7を保冷する試薬庫2を備えている。また、円周上に配置された複数の反応部3と、この反応部3を回転可能に保持する反応ディスク4とを備えている。
また、分析部24は、サンプルディスク5に保持された試料容器17内の試料を検査項目毎に吸引して反応部3内へ吐出する分注を行うサンプル分注プローブ16と、このサンプル分注プローブ16を回動及び上下移動可能に支持するサンプル分注アーム10とを備えている。
また、分析部24は、試薬ラック1aに保持された試薬容器6内の第1試薬を吸引して試料が分注された反応部3内に吐出する分注を行う第1試薬分注プローブ14と、この第1試薬分注プローブ14を回動及び上下移動可能に支持する第1試薬分注アーム8とを備えている。
また、分析部24は、反応部3内に吐出された試料と第1試薬の混合液を撹拌する第1撹拌部18と、反応部3内の混合液の撹拌終了毎に第1撹拌部18の洗浄を行う第1撹拌洗浄部20とを備えている。また、第1撹拌部18を回動及び上下移動可能に支持する第1撹拌アーム19を備えている。
また、分析部24は、試薬ラック2aに保持された試薬容器7内の第2試薬を吸引して第1試薬が分注された反応部3内に吐出する分注を行う第2試薬分注プローブ15と、この第2試薬分注プローブ15を回動及び上下移動可能に支持する第2試薬分注アーム9とを備えている。
また、分析部24は、反応部3内に吐出された試料、第1試薬及び第2試薬の混合液を撹拌する第2撹拌部21と、反応部3内の混合液の撹拌終了毎に第2撹拌部21の洗浄を行う第2撹拌洗浄部23とを備えている。また、第2撹拌部21を回動及び上下移動可能に支持する第2撹拌アーム22を備えている。また、混合液を収容する反応部3に光を照射して測定する測定部13と、測定部13で測定を終了した反応部3内を洗浄する反応洗浄部12とを備えている。
そして、測定部13は、回転移動している反応部3に光を照射し、その照射により反応部3内の標準試料を含む混合液や、被検試料を含む混合液を透過した光を検出する。そして、検出した信号に基づいて吸光度で表される標準データや被検データを生成してデータ処理部30に出力する。
なお、図示はしないが、同一試料の分注終了毎にサンプル分注プローブ16の洗浄を行う洗浄部、第1試薬の分注終了毎に第1試薬分注プローブ14の洗浄を行う洗浄部、及び第2試薬の分注終了毎に第2試薬分注プローブ15の洗浄を行う洗浄部を備えている。
図1の駆動部25は、分析部24のサンプルディスク5を駆動して試料容器17を回動移動させる。また、試薬ラック1aを駆動して試薬容器6を回動移動させる。また、試薬ラック2aを駆動して試薬容器7を回動移動させる。また、反応ディスク4を駆動して各反応部3を回転移動させる。
また、駆動部25は、サンプル分注アーム10を駆動して、サンプル分注プローブ16をサンプルディスク5に保持された試料容器17と反応ディスク4に保持された反応部3との間で移動させる。また、第1試薬分注アーム8を駆動して、第1試薬分注プローブ14を試薬ラック1aに保持された試薬容器6と反応ディスク4に保持された反応部3との間で移動させる。
また、駆動部25は、第1撹拌アーム19を駆動して、第1撹拌部18を反応ディスク4に保持された反応部3と第1撹拌洗浄部20との間で移動させる。また、第2試薬分注アーム9を駆動して、第2試薬分注プローブ15を試薬ラック2aに保持された試薬容器7と反応ディスク4に保持された反応部3との間で移動させる。また、第2撹拌アーム22を駆動して、第2撹拌部21を反応ディスク4に保持された反応部3と第2撹拌洗浄部23との間で移動させる。
分析制御部26は、各検査項目の分析パラメータ等に基づいて、駆動部25を制御する。そして、分析部24で試料の分注、試薬の分注、混合液の撹拌及び測定を行わせる。また、試料と接触するサンプル分注プローブ16の洗浄を行わせる。また、第1試薬と接触する第1試薬分注プローブ14及び第2試薬と接触する第2試薬分注プローブ15の洗浄を行わせる。また、混合液と接触するユニットである反応部3、第1撹拌部18及び第2撹拌部21の洗浄を行わせる。
データ処理部30は、演算部31及びデータ記憶部32を備えている。そして、演算部31は、測定部13で生成された標準データ及びこの標準データの標準試料に設定された標準値から、標準値と標準データの関係を表す検量データを生成する。また、測定部13で生成された被検データから、この被検データに対応する検査項目の検量データを用いて濃度値や活性値として表される分析データを生成する。また、データ記憶部32は、ハードディスク等のメモリデバイスを備え、演算部31で生成された検量データを検査項目毎に保存する。また、演算部31で生成された各検査項目の分析データを被検試料毎に保存する。
出力部50は、データ処理部40で生成された標準データや分析データを印刷出力する印刷部51及び表示出力する表示部52を備えている。そして、印刷部51は、プリンタなどを備え、検量データや分析データを予め設定されたフォーマットに従って、プリンタ用紙などに印刷出力する。
表示部42は、CRTや液晶パネルなどのモニタを備え、検量データや分析データを表示する。また、検査項目毎に反応部3へ分注させる試料の量、第1試薬の量及び第2試薬の量等の分析パラメータを設定するための分析パラメータ設定画面を表示する。また、被検試料毎にこの被検試料を識別する氏名やID等の識別情報及び検査項目を設定するための検査項目設定画面を表示する。
操作部50は、キーボード、マウス、ボタン、タッチキーパネルなどの入力デバイスを備え、検査項目毎に分析パラメータを設定するための入力を行う。また、被検試料毎に識別情報及び検査項目を設定するための入力を行う。
システム制御部51は、CPU及び記憶回路を備え、操作部50からの操作により入力された各検査項目の分析パラメータの情報、被検試料毎の識別情報及び検査項目の情報等の入力情報を記憶回路に記憶した後、これらの入力情報に基づいて、分析制御部26、データ処理部30及び出力部40を統括してシステム全体を制御する。
次に、図1乃至図4を参照して、分析部24で繰り返し用いられる第1撹拌部18の構成及び撹拌動作について詳細に説明する。なお、第2撹拌部21は、第1撹拌部18と同様に構成され、第1撹拌部18と同様に撹拌動作するのでその説明を省略する。
図3は、第1撹拌部18の構成の一例を示した図である。そして、図3(a)は第1撹拌部18の正面図を示し、図3(b)は第1撹拌部18の側面図を示している。この第1撹拌部18は、第1撹拌子60及びこの第1撹拌子60に配置された2つの振動子61により構成される。
第1撹拌子60は、上端部が第1撹拌アーム19に支持され、例えば鋼弾性板から形成された長方形をなす平板状のプレート601を備えている。また、プレート601の下側に配置され、プレート601と同じ材料から形成された上下方向に細長い平板状のブレード602を備えている。また、プレート601の下端部に固定された錘603を備えている。
2つの振動子61は例えば圧電素子により構成され、第1撹拌子60の混合液との非接触面であるプレート601の両面に配置される。そして、駆動部25による交流電圧の印加により駆動され、同期して交互に同じ方向に伸縮してプレート601を矢印L1方向及び矢印L2方向へ振動させる。この振動により、ブレード602が振動する。
そして、駆動部25は、第1撹拌子60のブレード602が反応部3内の混合液と接触しているとき、第1の周波数で振動子61を駆動する。第1撹拌子60は、図4に示すように、ブレード602を下端部が矢印R1方向及び矢印R2方向に屈曲するように振動させて、反応部3内の混合液を撹拌する。
次に、図1乃至図6を参照して、分析部24の第1撹拌洗浄部20の構成及び洗浄動作について詳細に説明する。なお、第2撹拌洗浄部23は、第1撹拌洗浄部20と同様に構成され、第1撹拌洗浄部20と同様に動作するのでその説明を省略する。
図5は、第1撹拌洗浄部20の構成の一例を示した図である。また、図6は、図5のA−A線の矢視断面図である。この第1撹拌洗浄部20は、第1撹拌部18における第1撹拌子60の洗浄が行われる洗浄槽65を備えている。また、洗浄槽65に洗浄水を送給して第1撹拌子60の洗浄を行う洗浄部66を備えている。また、洗浄槽65内の空気を流動させる流動部67を備えている。また、一端が洗浄槽65に接続され、他端が洗浄部66に接続された2つのチューブ68と、一端が洗浄槽65に接続され、他端が流動部67に接続されたチューブ69とを備えている。
洗浄槽65は、第1撹拌子60の洗浄が行われる洗浄槽本体651を備えている。また、洗浄部66より送給される洗浄水を洗浄槽本体651内に吐出する2つの吐出管652を備えている。また、吐出管652から吐出された洗浄水を洗浄槽本体651内から排出する排出管653を備えている。また、流動部67により洗浄槽本体651内の空気を流動させるための流動管654を備えている。
洗浄槽本体651は、開口部を上部に備え、2つの吐出管652、排出管653及び流動管654を保持している。そして、混合液の撹拌を終えた第1撹拌子60が洗浄槽本体651の上方から下降して、ブレード602が開口部から洗浄槽本体651内に進入した洗浄位置P1で停止する。
各吐出管652は、洗浄槽本体651内の洗浄位置P1に停止した第1撹拌子60から離間する位置に一端が配置され、洗浄槽本体651外に配置された他端がチューブ68の一端に接続されている。また、洗浄位置P1に停止した第1撹拌子60のブレード602の混合液と接触した部分の近傍に、一端が位置するように配置されている。また、図6(a)に示すように、洗浄位置P1のブレード602の平板状の両面に対して、内部の流路の中心軸が垂直になるように配置されている。
排出管653は、各吐出管652の一端から吐出された洗浄水を洗浄槽本体651外に排出可能なように、一端が洗浄槽本体651内の下端部に配置され、他端が洗浄槽本体651の下方に配置されている。
流動管654は、洗浄槽本体651内の洗浄位置P1に停止した第1撹拌子60から離間する位置であり、且つ、洗浄槽本体651内の下端部近傍の位置に一端が配置され、洗浄槽本体651外に配置された他端がチューブ69の一端に接続されている。また、洗浄位置P1に停止した第1撹拌子60のブレード602の混合液と接触した部分の近傍に一端が位置するように配置されている。また、図6(b)に示すように、洗浄位置P1のブレード602の平板状の両面に対して、内部の流路の中心軸が平行になるように配置されている。
洗浄部66は、2つのチューブ68の他端に接続された、駆動部25の駆動により吸引動作及び吐出動作を行う例えばシリンジポンプを備えている。そして、シリンジポンプの吸引動作により純水装置110から純水を吸引し、シリンジポンプの吐出動作により吸引した純水を洗浄水としてチューブ68を経由して洗浄槽65の吐出管652に送給する送給動作を行う。この送給動作により吐出管652から洗浄槽本体651内に吐出させることにより、洗浄位置P1のブレード602の混合液と接触した部分に洗浄水を接触させて洗浄を行う。吐出管652から吐出された洗浄水は、図6(a)に矢印で示すように、洗浄位置P1のブレード602の両面に垂直に当たり、混合液と共に下方に落下して排出管653から排出される。
このように、ブレード602の混合液と接触した両面に垂直に当たるように洗浄水を吐出管652から吐出させ、ブレード602と接触した洗浄水を下方に落下させることにより、ブレード602に付着した混合液を除去することができる。
流動部67は、駆動部25の駆動により回転するファンを備えている。そして、チューブ69を介して流動管654内を負圧にしようとするファンの回転により、洗浄槽65の洗浄槽本体651内の空気を一端から流動管654内に吸引させる。この吸引により、外部の空気を上部の開口部から洗浄槽本体651内に流入させ、流入した空気を洗浄槽本体651内の下方に流動させる流動動作を行う。
洗浄部66により洗浄水を用いて洗浄が行われた第1撹拌子60が洗浄位置P1で停止しているとき、流動部67は、流動動作により、洗浄位置P1に停止している第1撹拌子60のブレード602の両面近傍の空気を下方に流動させる。そして、下方に流動した空気を、図6(b)に矢印で示すように、流動管654内に吸引させる。
流動部67により洗浄槽65内のブレード602近傍の空気が流動されているとき、駆動部25は第1の周波数よりも高い第2の周波数で振動子61を駆動してブレード602を混合液の撹拌時よりも高い振動数で振動させて、ブレード602に付着している洗浄水を霧状に飛散させる。そして、流動部67の流動動作及び駆動部25の駆動が所定の時間経過後に停止すると、第1撹拌子60の洗浄が終了する。
なお、流動管654内を正圧にしようとするファンの回転により、流動管654の一端から空気を洗浄槽本体651内に噴射させることにより、洗浄槽本体651内における洗浄位置P1のブレード602の両面近傍の空気を上方に流動させるように実施してもよい。
このように、混合液の撹拌を行わせるときの周波数よりも高い周波数で振動子61を駆動して第1撹拌子60を振動させることにより、ブレード602に付着した洗浄水を霧状に飛散させることができる。また、ブレード602近傍の空気を流動させることにより、飛散した洗浄水のブレード602への再付着を防ぐことができる。これにより、洗浄水で洗浄が行われた後、ブレード602に付着して残留する洗浄水を除去することができる。
次に、図1、図2、及び図7乃至図9を参照して、分析部24で繰り返し用いられる反応部3の構成並びに反応洗浄部12の構成及び洗浄動作について詳細に説明する。
図7は、反応部3の構成の一例を示した図である。この反応部3は、サンプル分注プローブ16により分注された試料、第1試薬分注プローブ14により分注された第1試薬、及び第2試薬分注プローブ15により分注された第2試薬を収容する反応容器301と、この反応容器301に配置された振動子302とにより構成される。
反応容器301は、上部に開口が形成された中空の四角柱状をなし、分析部24の測定部13から混合液に向けて照射される光のうちの可視光領域を含む所定の波長領域の光を透過するガラス又は合成樹脂等の部材により構成されている。また、振動子302は、圧電素子により構成され、反応容器301の混合液との非接触面である外面のうち、反応容器301の光が入射及び出射する面以外の例えば底面に配置されている。
図8は、反応洗浄部12の構成の一例を示した図である。この反応洗浄部12は、分析部24における各反応部3の反応容器301に対して洗浄水の吐出や吸引等を行う洗浄ノズル部70を備えている。また、洗浄ノズル部70に洗浄水等を送給する洗浄部80を備えている。また、反応容器301内の混合液や洗浄水等を排出させる吸引動作を行う排出部86を備えている。また、反応容器301内の空気を流動させる流動動作を行う流動部90を備えている。
洗浄ノズル部70は、第1乃至第5洗浄ノズル71乃至75により構成され、駆動部25の駆動により下降及び上昇可能に配置されている。そして、下降して停止しているとき、第1乃至第5洗浄位置W1乃至W5の反応容器301に対して洗浄水の吐出や吸引等を行う。
第1洗浄ノズル71は、排出部86の吸引動作により、分析部24で測定を終了して第1洗浄位置W1に停止した反応容器301内の混合液を吸引する。また、第2洗浄ノズル72は吐出ノズル及び吸引ノズルを有し、第1洗浄位置W1で停止した後、第2洗浄位置W2に停止した反応容器301内に、洗浄部80から送給される例えばアルカリ性洗浄液等の第1の洗浄液を吐出する。また、反応容器301内に吐出した第1の洗浄液を、排出部86の吸引動作により吸引する。
第3洗浄ノズル73は吐出ノズル及び吸引ノズルを有し、第2洗浄位置W2で停止した後、第3洗浄位置W3に停止した反応容器301内に、洗浄部80から送給される例えば酸性洗浄液等の第2の洗浄液を吐出する。また、反応容器301内に吐出した第2の洗浄液を、排出部86の吸引動作により吸引する。
第4洗浄ノズル74は吐出ノズル及び吸引ノズルを有し、第3洗浄位置W3で停止した後、第4洗浄位置W4に停止した反応容器301内に、洗浄部80から送給される洗浄水を吐出する。また、反応容器301内に吐出した洗浄水を、排出部86の吸引動作により吸引する。
図9は、第5洗浄ノズル75の構成の一例を示した図である。この第5洗浄ノズル75は、流動部90が第5洗浄位置W5の反応容器301内の空気を流動させるために設けられ、反応容器301内に進入する部分の内部の中空に貫通する複数の孔751を有する。そして、第4洗浄位置W4で停止した後、第5洗浄位置W5に停止する反応容器301内に進入し、その反応容器301から離間した洗浄位置P2に停止する。そして、流動部90の流動動作により、第5洗浄位置W5の反応容器301内の、第4洗浄位置W4で洗浄水と接触した部分の近傍の空気を吸引する。
図8の洗浄部80は、洗浄ノズル部70の第2洗浄ノズル72に第1の洗浄液を送給する第1洗浄ポンプ81、第3洗浄ノズル73に第2の洗浄液を送給する第2洗浄ポンプ82、及び第4洗浄ノズル74の吐出ノズルに洗浄水を送給する第3洗浄ポンプ83を備えている。また、第1の洗剤を収容する第1の容器84及び第2の洗剤を収容する第2の容器85を備えている。
第1洗浄ポンプ81は、純水装置110から洗浄水を吸引すると共に第1の容器84から第1の洗剤を吸引する。そして、吸引により第1の洗剤が洗浄水で希釈された第1の洗浄液を第2洗浄ノズル72に送給する送給動作を行う。この送給動作により第2洗浄ノズル72から反応容器301内に第1の洗浄液を吐出させることにより、反応容器301内の混合液と接触した部分に第1の洗浄液を接触させて洗浄を行う。
第2洗浄ポンプ82は、純水装置110から洗浄水を吸引すると共に第2の容器85から第2の洗剤を吸引する。そして、吸引により第2の洗剤が洗浄水で希釈された第2の洗浄液を第3洗浄ノズル73に送給する送給動作を行う。この送給動作により第3洗浄ノズル73から反応容器301内に第2の洗浄液を吐出させることにより、反応容器301内の混合液と接触した部分に第2の洗浄液を接触させて洗浄を行う。
第3洗浄ポンプ83は、純水装置110から洗浄水を吸引して第4洗浄ノズル74に送給する送給動作を行う。この送給動作により第4洗浄ノズル74から反応容器301内に洗浄水を吐出させることにより、反応容器301内の混合液と接触した部分に洗浄水を接触させて洗浄を行う。
排出部86は、吸引ポンプを備えている。そして、駆動部25による吸引ポンプの吸引駆動により、第1洗浄位置W1の反応容器301内の混合液を洗浄ノズル部70の第1洗浄ノズル71により吸引させる。また、第2洗浄位置W2の反応容器301内に吐出された第1の洗浄液を第2洗浄ノズル72に吸引させる。また、第3洗浄位置W3の反応容器301内に吐出された第2の洗浄液を第3洗浄ノズル73に吸引させる。また、第4洗浄位置W4の反応容器301内に吐出された洗浄水を第4洗浄ノズル74に吸引させる。
流動部90は、駆動部25の駆動により回転するファンを備えている。そして、第5洗浄ノズル75内を負圧にしようとするファンの回転により、洗浄位置P2に停止している第5洗浄ノズル75内に孔751から空気を吸引させることにより、第5洗浄位置W5の反応容器301の洗浄水と接触した内面近傍の空気を流動させる。
流動部90により第5洗浄位置W5の反応容器301の洗浄水と接触した内面近傍の空気が流動されているとき、駆動部25は第3の周波数で第5洗浄位置W5の反応容器301に配置された振動子302を駆動して反応容器301を振動させ、反応容器301内面に付着している洗浄水を霧状に飛散させる。そして、流動部90の流動動作及び駆動部25の駆動が停止すると、第5洗浄位置W5の反応容器301の洗浄が終了する。
このように、振動子302を駆動して反応容器301を振動させることにより、反応容器301内に付着した洗浄水を霧状に飛散させることができる。また、洗浄水と接触した反応容器301内面近傍の空気を流動部90により吸引させることにより、飛散した洗浄水の反応容器301内への再付着を防ぐことができる。これにより、反応容器301内面に付着して残留する洗浄水を除去することができる。
以上述べた実施形態によれば、洗浄水を用いて洗浄が行われた第1撹拌子60のブレード602近傍の空気を流動させ、ブレード602近傍の空気が流動しているとき、混合液の撹拌を行わせるときの周波数よりも高い周波数で振動子61を駆動して第1撹拌子60のブレード602を振動させることができる。これにより、第1撹拌子60のブレード602に付着した洗浄水を霧状に飛散させ、飛散した洗浄水のブレード602への再付着を防ぐことができるため、ブレード602に付着して残留する洗浄水を除去することができる。
また、洗浄水を用いて洗浄が行われた反応容器301内面近傍の空気を流動させ、反応容器301内面近傍の空気が流動しているとき、振動子302を駆動して反応容器301を振動させることができる。これにより、反応容器301内に付着した洗浄水を霧状に飛散させ、飛散した洗浄水の反応容器301内への再付着を防ぐことができるため、反応容器301内面に付着して残留する洗浄水を除去することができる。
以上により、第1撹拌子60や反応容器301を介しての混合液への洗浄水の持ち込みを防ぐことができるため、分析データの悪化を防ぐことができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
3 反応部
25 駆動部
60 第1撹拌子
61,302 振動子
66,80 洗浄部
67,90 流動部
301 反応容器

Claims (7)

  1. 試料及び試薬を分注し、分注された前記試料及び試薬の混合液を撹拌してから測定する各種ユニットを備えた自動分析装置において、
    前記混合液と接触する前記ユニットを、このユニットの前記混合液と接触した部分に洗浄水を接触させて洗浄を行う洗浄部と、
    前記洗浄部により洗浄が行われた前記ユニットの前記洗浄水と接触した部分の近傍の空気を流動させる流動部と、
    前記ユニットの前記混合液との非接触部分に配置された振動子と、
    前記流動部が流動させているとき、前記振動子を所定の周波数で駆動して前記ユニットを振動させ、前記ユニットに付着した前記洗浄水を霧状に飛散させる駆動部とを
    備える自動分析装置。
  2. 前記ユニットは、前記振動子が配置されたプレート及びこのプレートの下側に配置された前記混合液と接触するブレードを有する撹拌子であり、
    前記撹拌子は、前記ブレードが前記混合液と接触しているとき、前記駆動部が前記所定の周波数よりも低い周波数で前記振動子を駆動することにより、前記ブレードを振動させて前記混合液を撹拌することを特徴とする請求項1に記載の自動分析装置。
  3. 前記撹拌子が進入して所定の位置で停止する洗浄槽本体及びこの洗浄槽本体内の前記所定の位置に停止した前記撹拌子から離間する位置に一端が配置された流動管を有し、
    前記流動部は、前記洗浄槽本体内の空気を前記一端から前記管内に吸引させることにより、前記所定の位置で停止した前記ブレードの前記洗浄水と接触した部分の近傍の空気を流動させることを特徴とする請求項2に記載の自動分析装置。
  4. 前記撹拌子が進入して所定の位置で停止する洗浄槽本体及びこの洗浄槽本体内の前記所定の位置に停止した前記撹拌子から離間する位置に一端が配置された流動管を有し、
    前記流動部は、前記一端から前記洗浄槽本体内に空気を噴射させることにより、前記所定の位置で停止した前記ブレードの前記洗浄水と接触した部分の近傍の空気を流動させることを特徴とする請求項2に記載の自動分析装置。
  5. 前記洗浄槽本体内に一端が配置された吐出管を有し、
    前記洗浄部は、前記一端から前記洗浄槽本体内に前記洗浄水を吐出させることにより、前記所定の位置で停止した前記ブレードの前記混合液と接触した部分に洗浄水を接触させて洗浄を行うことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の自動分析装置。
  6. 前記ユニットは、分注された前記試料及び試薬を収容し、収容した前記試料及び試薬の混合液に向けて照射される光を透過する部材により構成される反応容器であり、
    前記反応容器は、前記光が入射及び出射する面以外の外面に前記振動子が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の自動分析装置。
  7. 前記反応容器内に進入して前記反応容器から離間した所定の位置で停止する、前記反応容器内に進入する部分の内部の中空に貫通する複数の孔が形成されたノズルを有し、
    前記流動部は、前記孔から前記ノズル内に空気を吸引させることにより、前記反応容器内の前記洗浄水と接触した部分の近傍の空気を流動させることを特徴とする請求項6に記載の自動分析装置。
JP2015229013A 2015-11-24 2015-11-24 自動分析装置 Pending JP2017096762A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015229013A JP2017096762A (ja) 2015-11-24 2015-11-24 自動分析装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015229013A JP2017096762A (ja) 2015-11-24 2015-11-24 自動分析装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017096762A true JP2017096762A (ja) 2017-06-01

Family

ID=58818092

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015229013A Pending JP2017096762A (ja) 2015-11-24 2015-11-24 自動分析装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017096762A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020084696A1 (ja) * 2018-10-23 2020-04-30 株式会社島津製作所 オートサンプラ

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020084696A1 (ja) * 2018-10-23 2020-04-30 株式会社島津製作所 オートサンプラ
CN112867926A (zh) * 2018-10-23 2021-05-28 株式会社岛津制作所 自动进样器
JPWO2020084696A1 (ja) * 2018-10-23 2021-09-02 株式会社島津製作所 オートサンプラ
CN112867926B (zh) * 2018-10-23 2024-02-27 株式会社岛津制作所 自动进样器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9423347B2 (en) Automatic analyzing apparatus
US20110293474A1 (en) Automatic analysis apparatus
JP6068536B2 (ja) 自動分析装置
JP2009025248A (ja) 自動分析装置及び分注方法
US11879904B2 (en) Method of washing an aspiration probe of an in-vitro diagnostic system, in-vitro diagnostic method, and in-vitro diagnostic system
JP6462844B2 (ja) 自動分析装置
JP2014070900A (ja) 自動分析装置
JP2017096762A (ja) 自動分析装置
JP6462256B2 (ja) 自動分析装置
JP2017194325A (ja) 自動分析装置
JP2015158410A (ja) 自動分析装置
JP6176842B2 (ja) 自動分析装置
JP2014066730A (ja) 自動分析装置
JP5216621B2 (ja) 自動分析装置
JP5216634B2 (ja) 自動分析装置
JP2011021953A (ja) 自動分析装置及びその洗浄方法
JP6165432B2 (ja) 自動分析装置
JP6537895B2 (ja) 自動分析装置
JP7475953B2 (ja) 自動分析装置
JP2017096763A (ja) 自動分析装置
JP2010139484A (ja) 自動分析装置及び撹拌子
JP2022126439A (ja) 自動分析装置
JP2023014644A (ja) 自動分析装置
JP2008032412A (ja) 自動分析装置
JP2007047085A (ja) 反応容器、攪拌装置及び攪拌装置を備えた分析装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20160620

RD07 Notification of extinguishment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7427

Effective date: 20160627

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180913

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190819

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190827

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191028

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191119

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200623