JP2017096535A - 暖房システム - Google Patents
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Abstract
【課題】浴室暖房機等の高温温水端末使用時の快適性を損なうことなくランニングコストを低減させることができる暖房システムを提供する。
【解決手段】予め設定された優先順位に従って複数の温度の温水を選択的に生成する熱源機1と、熱源機1から供給される温水により暖房を行う複数の暖房端末2,3と、各暖房端末2,3に設けられ、所望する温度の温水を熱源機1に要求する温水要求部25,34と、夫々の温水要求部25,34から同時に要求された温水の温度が互いに異なるとき、最も優先度の高い温度の温水を生成するように熱源機1を制御する熱源制御部6とを備える。熱源機1から供給された温水の温度が要求した温度よりも低いとき、熱源機1に対する要求を、熱源機1が供給している温水の温度よりも優先順位が高く且つ供給されている温水の温度よりも高い温度の温水に変更する要求温度変更部27を設ける。
【選択図】図1
【解決手段】予め設定された優先順位に従って複数の温度の温水を選択的に生成する熱源機1と、熱源機1から供給される温水により暖房を行う複数の暖房端末2,3と、各暖房端末2,3に設けられ、所望する温度の温水を熱源機1に要求する温水要求部25,34と、夫々の温水要求部25,34から同時に要求された温水の温度が互いに異なるとき、最も優先度の高い温度の温水を生成するように熱源機1を制御する熱源制御部6とを備える。熱源機1から供給された温水の温度が要求した温度よりも低いとき、熱源機1に対する要求を、熱源機1が供給している温水の温度よりも優先順位が高く且つ供給されている温水の温度よりも高い温度の温水に変更する要求温度変更部27を設ける。
【選択図】図1
Description
本発明は、熱源機に複数の暖房端末を接続してなる暖房システムに関する。
従来より、単一の熱源機に複数の暖房端末を接続して熱源機から供給される温水によって暖房を行う暖房システムが知られている(例えば下記特許文献1参照)。暖房端末としては、浴室暖房機等の高温温水端末や、床暖房等の低温温水端末が挙げられる。
熱源機は、比較的高い温度の温水を供給する高温温水供給管と、比較的低い温度の温水を供給する低温温水供給管とを備えている。そして、高温温水供給管には高温温水端末が接続され、低温温水供給管には低温温水端末が接続される。
熱源機は、高温温水端末である浴室暖房機からの要求に応じて、高温の温水(例えば高温80℃)を生成して高温温水供給管から供給する。また、低温温水端末である床暖房から要求があると、熱源機は、低温の温水(例えば低温40℃)を生成して低温温水供給管から供給する。更に、熱源機では配管の凍結防止を行うために各暖房端末が停止しているときに温水を生成して、各暖房端末を介して循環させることが行われる。このときには、通常の運転より少し低い温水(例えば高温60℃)を生成して高温温水供給管から供給するが、凍結防止運転は使用者の操作によらず自動で行われる。
また、このように構成された暖房システムにおいては、複数の温水端末が同時に動作することがある。そこで、熱源機に対して要求される温水の温度が温水端末毎に異なっていても、円滑に温水が供給できるように、温水の各温度毎に優先順位が設定されている。なお、熱源機において温水の各温度毎に設定されている優先順位は、温度の高低だけでなく使用頻度も考慮される。このため、凍結防止運転が使用頻度の低い運転であるため、凍結防止運転で用いる湯水の温度(高温60℃)は、床暖房に供給する湯水の温度(低温40℃)よりも低い優先順位に設定されている。
ところで、近年、熱源機で消費されるエネルギーを抑えてランニングコストを低減させることが望まれている。そこで、通常の高温温水端末の作動の際に通常の高温温水(高温80℃)だけでなく、凍結防止運転のために用意されていた通常高温よりも少し低い温水(高温60℃)も選択できるようにすることが考えられる。
これによれば、使用者の所望により浴室暖房機等の高温温水端末で凍結防止運転用の温水(高温60℃)用いることができるようになり、熱源機で消費されるエネルギーを抑えてランニングコストを低減させることができる。
しかし、例えば、凍結防止運転のために用意されていた優先順位の低い温水(高温60℃)を高温温水端末である浴室暖房機から熱源機に要求したとき、同時に、低温温水端末である床暖房から低温の温水(低温40℃)が熱源機に要求されると、熱源機は、予め設定された優先順位に従い、低温温水供給管から低温の温水(低温40℃)を供給するように作動する。この場合、熱源機は、浴室暖房機が接続された高温温水供給管からは、暖房に必要な温度(60℃)の温水を供給することができない。このため、浴室暖房機から十分に暖められていない風が出てしまい、浴室暖房機においては、使用者に対する暖房の快適性が損なわれる。
上記の点に鑑み、本発明は、浴室暖房機等の高温温水端末使用時の快適性を損なうことなくランニングコストを低減させることができる暖房システムを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明は、予め設定された優先順位に従って複数の温度の温水を選択的に生成する熱源機と、該熱源機から供給される温水により暖房を行う複数の暖房端末と、各暖房端末に設けられ、所望する温度の温水を前記熱源機に要求する温水要求部と、夫々の前記温水要求部から同時に要求された温水の温度が互いに異なるとき、最も優先度の高い温度の温水を生成するように前記熱源機を制御する熱源制御部とを備える暖房システムにおいて、前記温水要求部は、前記熱源機から供給された温水の温度が要求した温度よりも低いとき、前記熱源機に対する要求を、前記熱源機が供給している温水の温度よりも優先順位が高く且つ供給されている温水の温度よりも高い温度の温水に変更する要求温度変更部を備えることを特徴とする。
本発明によれば、使用者が優先させたい暖房端末から熱源機への要求が、同時に作動する他の暖房端末からの要求より優先順位が低いとき、前記要求温度変更部により、他の暖房端末より優先順位が高い温水の温度に変更される。これにより、使用者が所望する暖房に支障が出るような温度の温水が暖房端末に供給されることがなく、暖房の快適性が損なわれることを防止することができる。そして、このことから、優先順位を気にせずに、暖房の快適性が損なわれることもなく、暖房端末に供給される温水の温度を比較的低くして熱源機で消費されるエネルギーを抑えることができ、ランニングコストを低減させることができる。
また、本発明においては、前記暖房端末のうちの少なくとも一つは、熱源機から当該暖房端末に供給された温水の温度を検出する湯温センサと、当該暖房端末が設置された室内の温度を検出する室温センサと、該室温センサの検出温度が予め設定された室温設定温度となるように、前記熱源機からの温水の供給を制御する温調制御部とを備え、前記温調制御部は、設定温度変更部を備えることが好ましい。
設定温度変更部は、前記湯温センサの検出温度が上昇したとき、前記室温設定温度を、予め設定されていた温度よりも低い所定の変更温度に変更する。或いは、設定温度変更部は、前記室温センサの検出温度が上昇したとき、前記室温設定温度を、予め設定されていた温度よりも低い所定の変更温度に変更する。
設定温度変更部を備える温調制御部により、不必要に高い温度の温水が熱源機から供給されたときに、熱源機からの温水の供給を制限して暖房に用いられるエネルギーを抑えることができ、ランニングコストを確実に低減させることができる。
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態の暖房システムは、図1に示すように、熱源機1と、熱源機1から供給された温水により浴室の暖房を行う浴室暖房機2(暖房端末)と、熱源機1から供給された温水により居間等の床暖房を行う床暖房パネル3(暖房端末)とを備えることにより構成されている。
熱源機1は、熱交換器4と、熱交換器4を加熱するバーナ5と、バーナ5の燃焼量(熱交換器4の加熱量)を制御する熱源機コントローラ6(熱源制御部)とを備えている。熱交換器4の上流側にはポンプ7が接続されており、ポンプ7の上流側には管内を流れる温水の膨張と収縮を吸収するタンク8(大気開放型のシスターン、又は、密閉式の膨張タンク等)が接続されている。熱交換器4の下流側には、高温往き管接続部9が設けられている。ポンプ7と熱交換器4の入り口側との間から分岐部10を介して分岐された下流側には、低温往き管接続部11が設けられている。タンク8の上流側には戻り管接続部12が設けられている。熱交換器4の下流側とタンク8の上流側とは、バイパス通路13により連通している。
熱交換器4の出口側(下流側)には、高温往き管接続部9に向かう温水の温度を検出する熱源高温サーミスタ14が設けられている。ポンプ7と熱交換器4との間から分岐する分岐部10の下流側には、低温往き管接続部11に向かう温水の温度を検出する熱源低温サーミスタ15が設けられている。熱源低温サーミスタ15で検出される温度は、タンク8から導出した温水の温度であり、タンク8から導出される温水は、戻り管接続部12からタンク8に向かう途中の温水に熱交換器4で加熱された温水がバイパス通路13を介して混合されたものである。従って、熱源低温サーミスタ15の検出温度は、熱源高温サーミスタ14の検出温度よりも常に低い。
熱源機1の高温往き管接続部9と戻り管接続部12とには、夫々、浴室暖房機2の高温往き管16と戻り管17とが接続されている。これにより、高温往き管接続部9と戻り管接続部12との間には浴室暖房機2を介して高温温水循環路18が形成される。この構成によって、高温温水循環路18の浴室暖房機2には、熱交換器4から出湯される高温の温水がそのまま供給される。
浴室暖房機2は、暖房熱交換器19、温風ファン20、暖房熱交換器19に供給される温水の温度を検出する浴室湯温サーミスタ21(湯温センサ)、室温(温風ファン20の作動により浴室暖房機2内部に吸入された室内の空気の温度)を検出する浴室暖房サーミスタ22(室温センサ)、暖房熱交換器19への温水の供給/停止を切替える端末熱動弁23、及び浴室暖房機2の全体的な作動を制御する浴室暖房コントローラ24を備えている。浴室暖房コントローラ24は、熱源機コントローラ6と通信可能に接続されており、熱源機コントローラ6に対して所望の温度の温水を要求する温水要求部25と、使用者が設定した浴室温度(室温設定温度)になるように温風ファン20の回転数や端末熱動弁23の開閉を制御する温調制御部26とを機能として備えている。更に、浴室暖房コントローラ24の温水要求部25は、後述する要求温度変更部27を機能として備えており、温調制御部26は、後述する所定の条件に従い、使用者が設定した浴室温度(室温設定温度)よりも低い所定の変更温度に変更する設定温度変更部28を機能として備えている。浴室暖房コントローラ24は、浴室暖房の開始が使用者から指示されたときに、端末熱動弁23を開弁して、熱源機コントローラ6に対して温水要求部25から所望の温度の温水を要求する信号を送信する。
浴室暖房機2の暖房運転が開始されると、熱源機1から浴室暖房機2への温水供給が開始される。熱源機コントローラ6は、浴室暖房コントローラ24の温水要求部25から要求された温度の温水を浴室暖房機2へ供給する。そして、浴室暖房コントローラ24は、温調制御部26浴室暖房サーミスタ22の検出温度が使用者によって設定された浴室設定温度を目標温度として、温風ファン20の回転数の調節や端末熱動弁23の開閉を行って、温風により放出される熱量を制御する。
また、熱源機1の低温往き管接続部11と戻り管接続部12とには、夫々、床暖房パネル3の低温往き管29と戻り管30とが接続されている。これにより、低温往き管接続部11と戻り管接続部12との間には床暖房パネル3を介して低温温水循環路31が形成される。この構成によって、低温温水循環路31の床暖房パネル3には、タンク8内から導出される低温の温水が供給される。
床暖房パネル3は、その近傍に設置された床暖房リモコン32が備える床暖房コントローラ33により暖房運転が制御される。床暖房コントローラ33は、熱源機コントローラ6と通信可能に接続されており、熱源機コントローラ6に対して所望の温度の温水を要求する温水要求部34を機能として備えている。床暖房コントローラ33は、床暖房の開始が使用者から指示されたときに、熱源機コントローラ6に対して温水要求部34から所望の温度の温水を要求する信号を送信する。
熱源機コントローラ6は、浴室暖房機2のみに温水を供給するとき(浴室暖房機2の単独暖房運転時)、熱源高温サーミスタ14の検出温度が浴室暖房機2から要求された温度となるようにバーナ5の燃焼量を制御する。
また、熱源機コントローラ6は、床暖房パネル3のみに温水を供給するとき(床暖房パネル3の単独運転時)、熱源低温サーミスタ15の検出温度が床暖房パネル3から要求された温度となるようにバーナ5の燃焼量を制御する。
熱源機1は、熱源機コントローラ6の制御により、複数の温度の温水を選択的に生成する。本実施形態の熱源機1においては、高温往き管接続部9から出湯する温水の温度は、80℃と60℃とから選択可能となっている。低温往き管接続部11から出湯する温水の温度は、60℃と40℃とから選択可能となっている。
なお、以下の説明においては、熱源機コントローラ6において、高温往き管接続部9からの温水温度(熱源高温サーミスタ14の検出温度)が80℃になるように制御するとき「高温80℃」、高温往き管接続部9からの温水温度(熱源高温サーミスタ14の検出温度)が60℃になるように制御するとき「高温60℃」、低温往き管接続部11からの温水温度(熱源低温サーミスタ15の検出温度)が60℃になるように制御するとき「低温60℃」、低温往き管接続部11からの温水温度(熱源低温サーミスタ15の検出温度)が40℃になるように制御するとき「低温40℃」と記載する。
また、熱源機コントローラ6は、各温度の温水について、予め優先順位が設定されている。本実施形態の熱源機コントローラ6における優先順位は、高い順に、「高温80℃」、「低温60℃」、「低温40℃」、「高温60℃」とされている。
そして、熱源機コントローラ6は、浴室暖房機2と床暖房パネル3との双方に温水を供給するとき(並列暖房運転時)には、上記の優先順位に従って、浴室暖房機2と床暖房パネル3との何れか一方から要求された温度を選択する。
最も優先度の高い「高温80℃」は、通常は、浴室暖房機2による暖房時に要求される。次いで、優先度が中間部の「低温60℃」や「低温40℃」は、床暖房パネル3による暖房時に要求される。それよりも優先度の低い「高温60℃」は、熱源機コントローラ6が凍結防止運転の必要性を認めた場合に行う制御であり、「高温60℃」による制御が行われるのは極めて稀である。
一方、熱源機1においては、「高温80℃」よりも「高温60℃」を採用した方がエネルギーの消費が抑えられて好ましい。そこで、本実施形態の暖房システムにおいては、使用者が、「高温80℃」を用いる通常運転モードと、「高温60℃」を用いる省エネ運転モードとの何れかを適宜選択できるようになっている浴室暖房機2を熱源機1の高温往き管接続部9に接続した。
しかし、熱源機コントローラ6においては「高温60℃」の制御は、「低温60℃」や「低温40℃」の制御よりも優先度が低い。このため、並列暖房運転時には、浴室暖房機2からの要求が「高温60℃」となる省エネ運転モードであるとき、床暖房パネル3からの要求が「低温40℃」であった場合には、熱源機コントローラ6は床暖房パネル3からの要求を優先させる。このため、十分な温度の温水が浴室暖房機2に供給されず、浴室の室温が低下して快適な暖房が得られなくなる。
本実施形態においては、これを考慮して、浴室暖房コントローラ24の温水要求部25が要求温度変更部27を備えている。要求温度変更部27は、熱源機1から供給された温水の温度が要求した温度よりも低いとき、熱源機コントローラ6に対する要求を、熱源機1が供給している温水の温度よりも優先順位が高く且つ供給されている温水の温度よりも高い温度の温水に変更する。
具体的には、浴室暖房機2が省エネ運転モードで並列暖房運転を行ったとき、床暖房パネル3からの要求が「低温40℃」であった場合には、それよりも優先度の低い「高温60℃」の温水が熱源機1から供給されないから、浴室暖房機2の暖房熱交換器19に供給される温水の温度が60℃よりも低くなる。この温度を浴室湯温サーミスタ21が検出すると、要求温度変更部27は、温水要求部25が要求している省エネ運転モードの「高温60℃」をキャンセルし、熱源機コントローラ6に対して、「低温40℃」よりも優先度も温度も高い「高温80℃」を要求する。これにより、浴室の暖房が不十分になることを防止できる。
浴室暖房コントローラ24の作動を更に詳細に説明すれば、図2に示すように、浴室暖房機2が運転を開始すると、浴室暖房コントローラ24は、STEP1で省エネ運転モードが選択されているか否かを判断する。ここで、省エネ運転モードが選択されていない場合には、STEP2へ進んで通常運転モードによる運転(通常運転)を行う。
一方、STEP1で省エネ運転モードが選択されているとき、浴室暖房コントローラ24はSTEP3へ進み、温水要求部25が熱源機コントローラ6に対して「高温60℃」を要求する。
次いで、浴室暖房コントローラ24は、STEP4へ進み、熱源機コントローラ6との通信により熱源機1が60℃の温水を供給する運転をしているか否かを判断する。ここで熱源機1が60℃の温水を供給する運転をしていれば、浴室暖房コントローラ24の要求通りなので、STEP7へ進んで省エネ運転モードによる運転(省エネ運転)を行う。
STEP4で、熱源機1が60℃の温水を供給する運転をしていないときには、浴室暖房コントローラ24は、STEP5へ進み、熱源機コントローラ6との通信により熱源機1が40℃の温水を供給する運転をしているか否かを判断する。STEP5で、熱源機1が40℃の温水を供給する運転をしていなければ、浴室暖房コントローラ24は、STEP7へ進んで省エネ運転モードによる運転(省エネ運転)を行う。
熱源機1が40℃の温水を供給する運転をしている場合には、浴室の暖房が不十分になるおそれがある。そこで、浴室暖房コントローラ24は、STEP6へ進んで、熱源機コントローラ6に対して、「低温40℃」よりも優先度も温度も高い「高温80℃」を要求し、その後STEP7へ進む。
これにより、熱源機1は80℃の温水を供給する運転を行うので、熱源機1から浴室暖房機2の暖房熱交換器19に十分に高い温度の温水が供給され、浴室温度の不用意な低下を防止して快適な浴室暖房を得ることができる。
また、図1に示すように、浴室暖房機2の温調制御部26が設定温度変更部28を備えていることにより、確実に省エネ運転モードによる暖房運転が行えるようになっている。
設定温度変更部28は、浴室湯温サーミスタ21(湯温センサ)の検出温度(検出湯温)が上昇したとき、又は、浴室暖房サーミスタ22(室温センサ)の検出温度(検出室温)が上昇したとき、室温設定温度を所定の変更温度まで低下させる。当該変更温度は、検出湯温の上昇度合に対応して予め記憶された複数の温度、及び検出室温の上昇度合に対応して予め記憶された複数の温度が適用される。
そして、室温設定温度が低い温度に変更されたことにより、浴室暖房機2の温調制御部26は、端末熱動弁23を頻繁に閉じて暖房熱交換器19における放熱量を制限し、確実に省エネ運転を実行することができる。
なお、本実施形態では、熱源機1として熱交換器4とバーナ5とを備えたものを示したが、バーナ5に替えて、電気ヒータ等の他の加熱手段を備えるものを用いてもよい。
また、本実施形態で用いた温度の数値は説明の便宜上示したものであって、これに限らない。
1…熱源機、2,3…暖房端末、6…熱源機コントローラ(熱源制御部)、21…浴室湯温サーミスタ(湯温センサ)、22…浴室暖房サーミスタ(室温センサ)、25,34…温水要求部、26…温調制御部、27…要求温度変更部、28…設定温度変更部。
Claims (3)
- 予め設定された優先順位に従って複数の温度の温水を選択的に生成する熱源機と、該熱源機から供給される温水により暖房を行う複数の暖房端末と、各暖房端末に設けられ、所望する温度の温水を前記熱源機に要求する温水要求部と、夫々の前記温水要求部から同時に要求された温水の温度が互いに異なるとき、最も優先度の高い温度の温水を生成するように前記熱源機を制御する熱源制御部とを備える暖房システムにおいて、
前記温水要求部は、前記熱源機から供給された温水の温度が要求した温度よりも低いとき、前記熱源機に対する要求を、前記熱源機が供給している温水の温度よりも優先順位が高く且つ供給されている温水の温度よりも高い温度の温水に変更する要求温度変更部を備えることを特徴とする暖房システム。 - 請求項1記載の暖房システムにおいて、
前記暖房端末のうちの少なくとも一つは、熱源機から当該暖房端末に供給された温水の温度を検出する湯温センサと、当該暖房端末が設置された室内の温度を検出する室温センサと、該室温センサの検出温度が予め設定された室温設定温度となるように、前記熱源機からの温水の供給を制御する温調制御部とを備え、
前記温調制御部は、前記湯温センサの検出温度が上昇したとき、前記室温設定温度を、予め設定されていた温度よりも低い所定の変更温度に変更する設定温度変更部を備えることを特徴とする暖房システム。 - 請求項1記載の暖房システムにおいて、
前記暖房端末のうちの少なくとも一つは、熱源機から当該暖房端末に供給された温水の温度を検出する湯温センサと、当該暖房端末が設置された室内の温度を検出する室温センサと、該室温センサの検出温度が予め設定された室温設定温度となるように、前記熱源機からの温水の供給を制御する温調制御部とを備え、
前記温調制御部は、前記室温センサの検出温度が上昇したとき、前記室温設定温度を、予め設定されていた温度よりも低い所定の変更温度に変更する設定温度変更部を備えることを特徴とする暖房システム。
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