JP2017096512A - 空調システム - Google Patents

空調システム Download PDF

Info

Publication number
JP2017096512A
JP2017096512A JP2015225752A JP2015225752A JP2017096512A JP 2017096512 A JP2017096512 A JP 2017096512A JP 2015225752 A JP2015225752 A JP 2015225752A JP 2015225752 A JP2015225752 A JP 2015225752A JP 2017096512 A JP2017096512 A JP 2017096512A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
temperature
space
control device
humidity control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015225752A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6572106B2 (ja
Inventor
田中 宏典
Hironori Tanaka
宏典 田中
七岡 寛
Hiroshi Nanaoka
寛 七岡
洋 黒木
Hiroshi Kuroki
洋 黒木
令 熊埜御堂
Rei Kumanomido
令 熊埜御堂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiwa House Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiwa House Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiwa House Industry Co Ltd filed Critical Daiwa House Industry Co Ltd
Priority to JP2015225752A priority Critical patent/JP6572106B2/ja
Publication of JP2017096512A publication Critical patent/JP2017096512A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6572106B2 publication Critical patent/JP6572106B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】冷却装置、調湿装置及び空気攪拌装置を効率的に動作させることができる空調システムを提供する。【解決手段】地盤の冷熱を利用して1階居室空間2を冷却する床下冷熱装置110と、1階居室空間2の除湿を行う調湿装置120と、1階居室空間2の空気を攪拌する空気攪拌装置130と、1階居室空間2の温度を検出する室内温度センサ150と、床下冷熱装置110、調湿装置120及び空気攪拌装置130の動作を制御する制御装置と、を具備し、制御装置は、室内温度センサ150によって検出された1階居室空間2の温度が第一の基準値(30℃)以上であるという第一の条件が成立した場合には、床下冷熱装置110、調湿装置120及び空気攪拌装置130のうち少なくとも1つを動作させる。【選択図】図1

Description

本発明は、室内空間の体感温度を下げるための空調システムの技術に関する。
従来、室内空間の体感温度を下げるための空調システムの技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
特許文献1には、空気中の水分を吸収することで室内空間の湿度を下げる調湿材を有する調湿装置を備える空調システム(除湿システム)が記載されている。当該空調システムでは、調湿装置によって屋内を除湿すると共に、夜間には調湿材に吸収された水分を発散させて当該調湿材を再生している。このような空調システムを用いることで、室内空間の湿度を低下させ、体感温度を下げることができる。また、エアコンディショナを使用する頻度を下げることができるため、電気代の節約(省エネ)を図ることができる。
また、その他に体感温度を下げるための技術としては、室内空間の空気を攪拌するシーリングファン等の空気攪拌装置や、床下空間(地盤)の冷熱を利用して室内空間を冷却する冷却装置が一般的に知られている。これらの技術を組み合わせることで、より効果的に室内空間の体感温度を下げる効果が期待される。
特許第4372209号公報
上述のような調湿装置、空気攪拌装置及び冷却装置を組み合わせた場合、各装置をやみくもに動作させるのは省エネの観点から非効率的である。しかし、このような各装置を効率的に動作させるための技術は特許文献1に開示されておらず、また一般的に知られていない。
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、冷却装置、調湿装置及び空気攪拌装置を効率的に動作させることができる空調システムを提供することである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、空調システムは、地盤の冷熱を利用して室内空間を冷却する冷却装置と、前記室内空間の除湿を行う調湿装置と、前記室内空間の空気を攪拌する空気攪拌装置と、前記室内空間の温度を検出する室内温度検出部と、前記冷却装置、前記調湿装置及び前記空気攪拌装置の動作を制御する制御装置と、を具備し、前記制御装置は、前記室内温度検出部によって検出された前記室内空間の温度が第一の基準値以上であるという第一の条件が成立した場合には、前記冷却装置、前記調湿装置及び前記空気攪拌装置のうち少なくとも1つを動作させ、前記第一の条件が成立しない場合には、前記冷却装置、前記調湿装置及び前記空気攪拌装置を全て停止させるものである。
また空調システムは、小屋裏空間の温度を検出する小屋裏温度検出部と、外気の温度を検出する外気温度検出部と、をさらに具備し、前記調湿装置は、前記室内空間の空気中の水分を吸湿する除湿材を有し、前記小屋裏空間の空気を用いて前記除湿材を再生する再生運転が可能であり、前記制御装置は、前記第一の条件が成立し、かつ前記小屋裏温度検出部によって検出された前記小屋裏空間の温度が、前記外気温度検出部によって検出された外気の温度より高いという第二の条件が成立した場合には、前記調湿装置に前記再生運転を行わせることとしてもよい。
このような構成により、調湿装置の除湿材を効率的に再生することができる。
また前記制御装置は、前記第一の条件及び前記第二の条件が成立した場合には、前記冷却装置及び前記空気攪拌装置を動作させることとしてもよい。
このような構成により、室内空間の体感温度を効果的に低下させることができる。
また空調システムは、前記室内空間の空調を行うエアコンディショナをさらに具備し、前記制御装置は、前記第一の条件及び前記第二の条件が成立し、かつ前記室内温度検出部によって検出された前記室内空間の温度が前記第一の基準値より高い値に設定された第二の基準値より高いという第三の条件が成立した場合には、前記エアコンディショナを動作させることとしてもよい。
このような構成により、室内空間の体感温度を効果的に低下させることができる。
また前記制御装置は、前記第一の条件が成立し、前記第二の条件が成立せず、かつ前記室内温度検出部によって検出された前記室内空間の温度が前記第一の基準値より高い値に設定された第三の基準値より高いという第四の条件が成立した場合には、前記冷却装置、前記調湿装置及び前記空気攪拌装置を全て動作させることとしてもよい。
このような構成により、室内空間の体感温度を効果的に低下させることができる。
また前記制御装置は、前記第一の条件が成立し、かつ前記室内温度検出部によって検出された前記室内空間の温度が前記第一の基準値より高い値に設定された第四の基準値より高いという第五の条件が成立した場合には、前記冷却装置、前記調湿装置及び前記空気攪拌装置を全て動作させることとしてもよい。
このような構成により、室内空間の体感温度を効果的に低下させることができる。
また前記制御装置は、前記冷却装置、前記調湿装置及び前記空気攪拌装置のうち少なくとも1つを動作させる場合、前記冷却装置を必ず動作させることとしてもよい。
このような構成により、室内空間の体感温度を効果的に低下させることができる。
冷却装置、調湿装置及び空気攪拌装置を効率的に動作させることができる。
本発明の一実施形態に係る空調システム及びそれを具備する住宅の概略構成を示した側面模式図。 床下冷熱装置の構成を示した側面模式図。 調湿装置が除湿運転を行う様子を示した側面模式図。 同じく、再生運転を行う様子を示した側面模式図。 空調システムの制御に関する構成を示したブロック図。 空調システムの制御態様を示したフローチャート。 空調システムを用いた場合の体感温度の低下の様子の一例を示した図。
まず、図1を用いて、本実施形態に係る空調システム100が設けられる住宅1の概略構成について説明する。
住宅1は、人(居住者)が居住するための2階建ての建築物である。住宅1の1階部分には、リビング、ダイニング、キッチン等として利用される1階居室空間2が形成される。住宅1の2階部分には、寝室等として利用される2階居室空間3、及び収納空間4が形成される。住宅1の1階居室空間2の下方には床下空間5が形成される。2階居室空間3の上方(2階居室空間3と屋根との間)には小屋裏空間6が形成される。
次に、図1から図5までを用いて、空調システム100の構成について説明する。
図1に示す空調システム100は、住宅1の室内空間(本実施形態においては、1階居室空間2)の温度や湿度、気流を調整(空調)することによって、体感温度を調整するものである。空調システム100は、主として床下冷熱装置110、調湿装置120、空気攪拌装置130、エアコンディショナ140、室内温度センサ150、小屋裏温度センサ160、外気温度センサ170及び制御装置180(図5参照)を具備する。
図1及び図2に示す床下冷熱装置110は、地盤の冷熱を利用して、1階居室空間2の温度を調整するものである。床下冷熱装置110は、主に床下空間5(より詳細には、土間スラブ10と、1階居室空間2の床部20と、の間)に配置される。床下冷熱装置110は、主としてファン111、熱交換器112及び吹き出し口113を具備する。
ファン111は、後述する熱交換器112へと風(空気)を送る(送風する)ものである。ファン111は、床下空間5内の空気を取り込んで、所定の方向へと送風することが可能である。
熱交換器112は、ファン111から送られてきた空気を冷却するものである。熱交換器112は、適宜のダクトを介してファン111の吐出口と接続される。熱交換器112は、土間スラブ10を介して、地盤とファン111から送られてきた空気との間で熱交換を行う。地盤は床下空間5内の空気に比べて温度が低いため、当該地盤の熱(冷熱)によって、ファン111から送られてきた空気は冷却される。
吹き出し口113は、熱交換器112から送られてきた空気を1階居室空間2へと導入するものである。吹き出し口113は、1階居室空間2の床部20に形成される。吹き出し口113は、1階居室空間2と床下空間5とを連通する。吹き出し口113は、適宜のダクトを介して熱交換器112と接続される。
このように構成された床下冷熱装置110において、ファン111が作動されると、床下空間5内の空気が熱交換器112へと送られる。当該空気は、熱交換器112において地盤の冷熱を利用して冷却され、吹き出し口113から1階居室空間2へと送り込まれる。これによって1階居室空間2を冷却し、温度を低下させることができ、ひいては1階居室空間2内の人(居住者等)の体感温度を低下させることができる。
このように、床下冷熱装置110は自然エネルギー(地盤の冷熱)を利用するため、後述するエアコンディショナ140を作動させるのに比べて省エネ効果が期待できる。
図1及び図3に示す調湿装置120は、1階居室空間2の湿度を調整するものである。調湿装置120は、主に収納空間4に配置される。調湿装置120は、主として隔壁部121、調湿建材122、小屋裏側ダンパ123、小屋裏側ファン124、室内側ダンパ125、室内側ファン126及び吹き出し口127を具備する。
隔壁部121は、収納空間4を区画するものである。隔壁部121は、収納空間4を上方から覆う天井30と平行(略水平)に配置され、収納空間4を側方から囲む側壁部40に固定される。これによって、収納空間4は、上部の空間(以下、「調湿空間121a」と称する)と下部の空間とに区画される。
調湿建材122は、空気中の水分を吸収及び放出(吸放湿)可能なものである。調湿建材122は板状に形成され、調湿空間121a内に2つ配置される。調湿建材122は、空気に接する面を広く確保するために、互いに離間するように配置される。
小屋裏側ダンパ123は、小屋裏空間6と調湿空間121aとを連通するものである。小屋裏側ダンパ123は、天井30(調湿空間121aと対向する部分)に設けられる。小屋裏側ダンパ123は適宜開閉可能に構成され、小屋裏空間6と調湿空間121aとを連通する状態又は遮断する状態に切り替えることができる。
小屋裏側ファン124は、調湿空間121aの空気を小屋裏空間6へと送る(送風する)ものである。小屋裏側ファン124は、天井30(調湿空間121aと対向する部分)に設けられる。
室内側ダンパ125は、調湿空間121aとその外部とを連通するものである。室内側ダンパ125は、側壁部40(調湿空間121aと対向する部分)に設けられる。室内側ダンパ125は適宜開閉可能に構成され、調湿空間121aとその外部とを連通する状態又は遮断する状態に切り替えることができる。
室内側ファン126は、収納空間4の下部(調湿空間121aの下方の空間)の空気を調湿空間121aへと送る(送風する)ものである。室内側ファン126は、隔壁部121に設けられる。
図1に示す吹き出し口127は、室内側ダンパ125を介して送られてきた空気を1階居室空間2へと導入するものである。吹き出し口127は、1階居室空間2の上部(天井)に形成される。吹き出し口127は、適宜のダクトを介して室内側ダンパ125と接続される。
このように構成された調湿装置120において、図3に示すように、小屋裏側ダンパ123が閉塞されると共に室内側ダンパ125が開放され、また小屋裏側ファン124が停止されると共に室内側ファン126が作動されると、収納空間4の下部(調湿空間121aの下方の空間)の空気が室内側ダンパ125を介して調湿空間121aへと送られる。当該空気中の水分は調湿建材122によって吸収されるため、当該空気の湿度が下がる。調湿建材122によって吸湿された空気は、室内側ダンパ125及び吹き出し口127(図1参照)を介して1階居室空間2へと送り込まれる。これによって1階居室空間2の湿度を低下させることができ、ひいては1階居室空間2内の人(居住者等)の体感温度を低下させることができる。このような調湿装置120の動作を、以下では単に「除湿運転」と称する。
一方、図4に示すように、小屋裏側ダンパ123が開放されると共に室内側ダンパ125が閉塞され、また小屋裏側ファン124が作動されると共に室内側ファン126が停止されると、小屋裏空間6の空気が小屋裏側ダンパ123を介して調湿空間121aへと送られる。当該小屋裏空間6からの空気の温度がある程度高い場合には、当該空気からの熱によって調湿建材122の温度も上昇し、当該調湿建材122は水分を放出する。放出された水分を含んだ調湿空間121aの空気は、小屋裏側ダンパ123を介して小屋裏空間6へと排出される。このようにして、調湿建材122の水分の含有量(含水率)を低下させ、当該調湿建材122の吸湿性を向上(再生)させることができる。このような調湿装置120の動作を、以下では単に「再生運転」と称する。
このように、調湿装置120は再生可能な調湿建材122を用いて調湿を行うため、後述するエアコンディショナ140を作動させるのに比べて省エネ効果が期待できる。
図1に示す空気攪拌装置130は、1階居室空間2の空気を攪拌するものである。空気攪拌装置130は、1階居室空間2の上部(天井)に設けられた扇風機(いわゆる、シーリングファン)により構成される。
このように構成された空気攪拌装置130が作動されると、1階居室空間2の空気が攪拌され、当該1階居室空間2内に気流が生じる。当該気流によって、1階居室空間2内の人(居住者等)の体感温度を低下させることができる。
このように、空気攪拌装置130は単に気流を生じさせるものであるため、後述するエアコンディショナ140を作動させるのに比べて省エネ効果が期待できる。
エアコンディショナ140は、1階居室空間2の空調を行う(空気の温度や湿度を調整する)ものである。エアコンディショナ140(より詳細には、エアコンディショナ140の室内機)は、1階居室空間2内に設けられる。
室内温度センサ150は、1階居室空間2の温度を検出するものである。室内温度センサ150は、1階居室空間2内の適宜の位置に配置される。なお、以下では、1階居室空間2の温度を単に「室内温度」と称する。
小屋裏温度センサ160は、小屋裏空間6の温度を検出するものである。小屋裏温度センサ160は、小屋裏空間6内の適宜の位置に配置される。なお、以下では、小屋裏空間6の温度を単に「小屋裏温度」と称する。
外気温度センサ170は、屋外の空気(外気)の温度を検出するものである。外気温度センサ170は、住宅1の外部の適宜の位置に配置される。なお、以下では、外気の温度を単に「外気温度」と称する。
図5に示す制御装置180は、種々の情報に基づいて空調システム100の各部の動作を制御するものである。制御装置180は、主としてCPU等の演算処理装置、RAMやROM等の記憶装置、I/O等の入出力装置、並びにモニター等の表示装置等により構成される。制御装置180には、空調システム100の動作を制御するための種々の情報やプログラム等が予め記憶される。制御装置180は、任意の場所に適宜配置される。
制御装置180は、有線又は無線によって、室内温度センサ150、小屋裏温度センサ160及び外気温度センサ170と接続され、当該室内温度センサ150等からの信号を受信することができる。
また制御装置180は、有線又は無線によって、ファン111、小屋裏側ダンパ123、小屋裏側ファン124、室内側ダンパ125及び室内側ファン126、空気攪拌装置130及びエアコンディショナ140と接続され、当該ファン111等の動作を制御することができる。
次に、図6を用いて、上述の如く構成された空調システム100の制御態様について説明する。空調システム100は、図6に示すような制御を行うことで、極力エアコンディショナ140を用いることなく1階居室空間2の体感温度を低下させ、快適性を向上させることができる。
ステップS101において、制御装置180は、室内温度が30℃以上か否かを判定する。
当該ステップS101における「30℃」は一例であり、その値は任意に設定することができる。本実施形態においては、床下冷熱装置110等を作動させる必要があるか否かを判定するための閾値として、「30℃」という値を設定した例を示している。すなわち、制御装置180は、室内温度が30℃以上であれば(ステップS101でYes)、1階居室空間2内の人が不快に感じる温度であるため、床下冷熱装置110等を作動させる必要があると判定する。また制御装置180は、室内温度が30℃未満であれば(ステップS101でNo)、床下冷熱装置110等を作動させる必要はないと判定する。
制御装置180は、室内温度が30℃未満であると判定した場合(ステップS101でNo)、ステップS102に移行する。
制御装置180は、室内温度が30℃以上であると判定した場合(ステップS101でYes)、ステップS103に移行する。
ステップS102において、制御装置180は、床下冷熱装置110、調湿装置120、空気攪拌装置130及びエアコンディショナ140の動作を制御しないことを決定する。
すなわち制御装置180は、室内温度が30℃未満である場合には(ステップS101でNo)、1階居室空間2内の人はそれほど不快ではなく、床下冷熱装置110等を作動させる必要はないと判断し、当該床下冷熱装置110等の動作を制御しない(ステップS102)。
一方、ステップS101から移行したステップS103において、制御装置180は、小屋裏温度が外気温度よりも高いか否かを判定する。
小屋裏温度が外気温度よりも高いか否かを判定することによって、日射量がある程度多いか否かを推定することができる。具体的には、小屋裏温度が外気温度よりも高い場合、日射によって小屋裏空間6の空気が暖められ、小屋裏温度が外気温度よりも高くなっていると考えられる。このような場合には、現在の日射量がある程度多い(日中であって、かつ天気がよい)と推定される。一方、小屋裏温度が外気温度以下である場合、日射量が少ない(夜間、又は天気が悪い)と推定される。
制御装置180は、小屋裏温度が外気温度よりも高いと判定した場合(ステップS103でYes)、ステップS104に移行する。
制御装置180は、小屋裏温度が外気温度以下であると判定した場合(ステップS103でNo)、ステップS107に移行する。
ステップS104において、制御装置180は、室内温度が33℃以上か否かを判定する。
当該ステップS104における「33℃」は一例であり、その値は任意に設定することができる。本実施形態においては、床下冷熱装置110及び空気攪拌装置130によって1階居室空間2の体感温度を十分に低下させることができるか否かを判定するための閾値として、「33℃」という値を設定した例を示している。すなわち、制御装置180は、室内温度が33℃以上であれば(ステップS104でYes)、床下冷熱装置110及び空気攪拌装置130を作動させたとしても1階居室空間2の体感温度を十分に(人が快適と感じる程度まで)低下させることができないと判定する。また制御装置180は、室内温度が33℃未満であれば(ステップS104でNo)、床下冷熱装置110及び空気攪拌装置130によって1階居室空間2の体感温度を十分に低下させることができると判定する。
制御装置180は、室内温度が33℃以上であると判定した場合(ステップS104でYes)、ステップS105に移行する。
制御装置180は、室内温度が33℃未満であると判定した場合(ステップS104でNo)、ステップS106に移行する。
ステップS105において、制御装置180は、エアコンディショナ140を作動させる。これによって制御装置180は、1階居室空間2の温度や湿度を低下させ、当該1階居室空間2内の人の体感温度を下げる。
このように制御装置180は、床下冷熱装置110等を作動させても十分に体感温度を低下させることができないと思われる場合(ステップS104でYes)には、エアコンディショナ140を作動させて1階居室空間2の体感温度を低下させる(ステップS105)。すなわちこの場合、制御装置180は、床下冷熱装置110等を用いた場合の省エネ効果よりも、1階居室空間2内の快適性の向上(体感温度の低下)を優先する。なお、この場合、制御装置180は、エアコンディショナ140以外の装置(床下冷熱装置110等)は作動させない。
一方、ステップS104から移行したステップS106において、制御装置180は、床下冷熱装置110及び空気攪拌装置130を作動させると共に、調湿装置120に再生運転を行わせる。
このように制御装置180は、床下冷熱装置110等を作動させることで十分に体感温度を低下させることができると思われる場合(ステップS104でNo)には、床下冷熱装置110及び空気攪拌装置130を作動させて1階居室空間2の体感温度を低下させる(ステップS106)。
また制御装置180は、外気温度よりも高い小屋裏空間6の空気(ステップS103でYes)を利用して、調湿装置120に再生運転を行わせる(ステップS106)。このように、小屋裏温度が外気温度よりも高くなる場合に調湿建材122を再生させておくことで、調湿装置120の除湿運転に備えることができる。また小屋裏空間6の空気を利用することで、別途加熱装置等を用いる必要がなく、省エネを図ることができる。
また、ステップS103から移行したステップS107において、制御装置180は、室内温度が34℃以上か否かを判定する。
当該ステップS107における「34℃」は一例であり、その値は任意に設定することができる。本実施形態においては、床下冷熱装置110、調湿装置120及び空気攪拌装置130の全てを作動させる必要があるか否かを判定するための閾値として、「34℃」という値を設定した例を示している。すなわち、制御装置180は、室内温度が34℃以上であれば(ステップS107でYes)、室内温度が高いため、床下冷熱装置110等を全て作動させなければ体感温度を十分に低下させることができないと判定する。また制御装置180は、室内温度が34℃未満であれば(ステップS107でNo)、床下冷熱装置110等を全て作動させなくても体感温度を十分に低下させることができると判定する。
制御装置180は、室内温度が34℃以上であると判定した場合(ステップS107でYes)、ステップS108に移行する。
制御装置180は、室内温度が34℃未満であると判定した場合(ステップS107でNo)、ステップS109に移行する。
ステップS108において、制御装置180は、床下冷熱装置110、調湿装置120及び空気攪拌装置130を作動させる。より具体的には、床下冷熱装置110及び空気攪拌装置130を作動させると共に、調湿装置120に除湿運転を行わせる。
このように制御装置180は、室内温度が高い場合(ステップS107でYes)には、床下冷熱装置110、調湿装置120及び空気攪拌装置130を全て作動させて1階居室空間2の体感温度を低下させる(ステップS108)。これによって、当該床下冷熱装置110等を最大限活用して、1階居室空間2の体感温度を大きく低下させることができる。
一方、ステップS107から移行したステップS109において、制御装置180は、床下冷熱装置110と、調湿装置120又は空気攪拌装置130のうちのいずれか一方を作動させる。すなわち制御装置180は、床下冷熱装置110、調湿装置120及び空気攪拌装置130のうち2つ(床下冷熱装置110を含む2つ)だけを作動させる。
このように制御装置180は、室内温度が比較的低い場合(ステップS107でNo)には、床下冷熱装置110等のうち2つの装置だけを作動させて1階居室空間2の体感温度を低下させる(ステップS109)。これによって、必要以上に装置を作動させることがないため、省エネ効果を得ることができる。また、床下冷熱装置110は1階居室空間2の温度を直接低下させることができる。よって、当該床下冷熱装置110を必ず作動させるようにすることで、1階居室空間2の体感温度を効果的に低下させることができる。
なお、上述のステップS105及びステップS106の処理は、主に日射量が多い日中(例えば、8時から16時まで)に行うことを想定している(ステップS103でYes)。また、上述のステップS108の処理は、日射量が少なく、かつ室内温度が高い夕方に行うことを想定している(ステップS103でNo、かつステップS107でYes)。また、上述のステップS109の処理は、日射量が少なく、かつ室内温度が低い夜間や朝方に行うことを想定している(ステップS103でNo、かつステップS107でYes)。
次に、図7を用いて、上述の如く空調システム100を制御した場合の体感温度の低下の様子の一例について説明する。
図7には、ある一日における1階居室空間2の体感温度の変化の様子を示している。破線(図7中の「制御なし」)は空調システム100による制御を行わなかった場合の体感温度変化であり、実線(図7中の「制御あり」)は空調システム100による制御を行った場合の体感温度変化である。
図7に示した例では、0時から7時までの時間帯は、日射量が少なく、かつ室内温度が低いため(ステップS103でNo、かつステップS107でYes)、ステップS109の処理(床下冷熱装置110及び空気攪拌装置130の作動)を行っている。また7時から9時までの時間帯は、日射量が多いため(ステップS103でYes)、ステップS106の処理(床下冷熱装置110及び空気攪拌装置130の作動、並びに調湿装置120の再生運転)を行っている。また18時から0時までの時間帯は、日射量が少なく、かつ室内温度が高いため(ステップS103でNo、かつステップS107でYes)、ステップS108の処理(床下冷熱装置110、調湿装置120及び空気攪拌装置130の作動)を行っている。
このようにして、空調システム100においては、室内温度、小屋裏温度及び外気温度に基づいて、床下冷熱装置110、調湿装置120及び空気攪拌装置130の動作を制御することで、極力エアコンディショナ140を用いることなく、1階居室空間2の体感温度を低下させることができる。これによって、人(居住者等)の不快感を低減させることができる。また、床下冷熱装置110等の中から適宜作動させる装置を選択することで、省エネを図ることができる。
なお、図7に示した例では、日中の室内温度が高い時間帯(9時から18時まで)において、エアコンディショナ140を作動させない(ステップS105の処理を行わない)ようにしている。これは、当該時間帯は、通常、住宅1の居住者は仕事等により外出しているため、空調の必要性がないと考えられるためである。このように、ステップS105の処理を行わないようにすることで、住宅1に人がいないと考えられる時間帯においては、空調システム100による空調(制御)を行わないようにすることができる。これによって、より省エネを図ることができる。
なお、平日のみステップS105を行わないようにすることで、住宅1に人がいると考えられる休日の日中には、1階居室空間2の体感温度を下げて快適性の向上を図ることができる。また、人がいないと考えられる時間帯においては、ステップS105だけでなく空調システム100の制御自体を行わないようにすることで、省エネを図ることもできる。
以上の如く、本実施形態に係る空調システム100は、
地盤の冷熱を利用して1階居室空間2(室内空間)を冷却する床下冷熱装置110(冷却装置)と、
1階居室空間2の除湿を行う調湿装置120と、
1階居室空間2の空気を攪拌する空気攪拌装置130と、
1階居室空間2の温度を検出する室内温度センサ150(室内温度検出部)と、
床下冷熱装置110、調湿装置120及び空気攪拌装置130の動作を制御する制御装置180と、
を具備し、
制御装置180は、
室内温度センサ150によって検出された1階居室空間2の温度が第一の基準値(30℃)以上であるという第一の条件が成立した場合には(ステップS101でYes)、床下冷熱装置110、調湿装置120及び空気攪拌装置130のうち少なくとも1つを動作させ(ステップS106、ステップS108又はステップS109)、
前記第一の条件が成立しない場合には(ステップS101でNo)、床下冷熱装置110、調湿装置120及び空気攪拌装置130を全て停止させる(ステップS102)ものである。
このように構成することにより、床下冷熱装置110、調湿装置120及び空気攪拌装置130を効率的に動作させることができる。
すなわち、1階居室空間2の温度(室内温度)に基づいて、床下冷熱装置110、調湿装置120及び空気攪拌装置130から選択した1以上の装置を動作させることで、全ての装置を同時に動作させる場合と比較して無駄な装置の動作の抑制を図ることができる。これによって、省エネの観点から効率的な空調が可能となる。
また、空調システム100は、
小屋裏空間6の温度を検出する小屋裏温度センサ160(小屋裏温度検出部)と、
外気の温度を検出する外気温度センサ170(外気温度検出部)と、
をさらに具備し、
調湿装置120は、
1階居室空間2の空気中の水分を吸湿する調湿建材122(除湿材)を有し、小屋裏空間6の空気を用いて調湿建材122を再生する再生運転が可能であり、
制御装置180は、
前記第一の条件が成立し、かつ小屋裏温度センサ160によって検出された小屋裏空間6の温度が、外気温度センサ170によって検出された外気の温度より高いという第二の条件が成立した場合には(ステップS103でYes)、調湿装置120に前記再生運転を行わせる(ステップS106)ものである。
このように構成することにより、調湿装置120の調湿建材122を効率的に再生することができる。
すなわち、日射により小屋裏空間6の温度(小屋裏温度)がある程度(外気の温度(外気温度)より高く)上昇した場合には、当該小屋裏空間6の空気を用いて調湿建材122を再生させることで、別途加熱装置等を用いて調湿建材122を再生させる必要がなくなる。これによって、省エネの観点から効率的に調湿建材122を再生させることができる。また設備コストの削減を図ることもできる。
また、制御装置180は、
前記第一の条件及び前記第二の条件が成立した場合には、床下冷熱装置110及び空気攪拌装置130を動作させる(ステップS106)ものである。
このように構成することにより、1階居室空間2の体感温度を効果的に低下させることができる。
すなわち、前記第一の条件及び前記第二の条件が成立した場合には、現在日中であり(日射量がある程度多く)、1階居室空間2が不快になり易い(体感温度が高くなり易い)と考えられるため、2つの装置(床下冷熱装置110及び空気攪拌装置130)を動作させ、体感温度の低減を図ることができる。特に調湿装置120が再生運転を行っている場合には、その他の2つの装置を動作させることで、1階居室空間2の体感温度を効果的に低下させることができる。
また、空調システム100は、
1階居室空間2の空調を行うエアコンディショナ140をさらに具備し、
制御装置180は、
前記第一の条件及び前記第二の条件が成立し、かつ室内温度センサ150によって検出された1階居室空間2の温度が前記第一の基準値より高い値に設定された第二の基準値(33℃)より高いという第三の条件が成立した場合には(ステップS104でYes)、エアコンディショナ140を動作させる(ステップS105)ものである。
このように構成することにより、1階居室空間2の体感温度を効果的に低下させることができる。
すなわち、小屋裏温度が外気温度より高く(日中等)、かつ室内温度がある程度高くなった場合には、体感温度を大きく低下させる必要があるため、エアコンディショナ140を動作させる。これによって、1階居室空間2の体感温度を効果的に低下させることができる。この場合、省エネ効果よりも1階居室空間2の快適性の向上が優先させることになる。
特に本実施形態においては、エアコンディショナ140を動作させる場合には、床下冷熱装置110等を動作させないようにしている。これによって、無駄な装置の動作の抑制を図ることができ、ひいては省エネを図ることができる。
また、制御装置180は、
前記第一の条件が成立し、前記第二の条件が成立せず、かつ室内温度センサ150によって検出された1階居室空間2の温度が前記第一の基準値より高い値に設定された第三の基準値(34℃)より高いという第四の条件が成立した場合には(ステップS107でYes)、床下冷熱装置110、調湿装置120及び空気攪拌装置130を全て動作させる(ステップS108)ものである。
このように構成することにより、1階居室空間2の体感温度を効果的に低下させることができる。
すなわち、小屋裏温度が外気温度よりも低く、調湿装置120の再生運転を行わない場合に、室内温度がある程度高くなった場合には、当該調湿装置120を含む3つの装置(床下冷熱装置110等)を全て動作させることで、1階居室空間2の体感温度を効果的に低下させることができる。
また、制御装置180は、
床下冷熱装置110、調湿装置120及び空気攪拌装置130のうち少なくとも1つを動作させる場合、床下冷熱装置110を必ず動作させるものである。
このように構成することにより、1階居室空間2の体感温度を効果的に低下させることができる。
すなわち、1階居室空間2の温度を低下させることが可能な床下冷熱装置110を優先的に動作させることで、1階居室空間2の体感温度を効果的に低下させることができる。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明は上記構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能である。
例えば、空調システム100は住宅1に設けられるものとしたが、その他種々の建物に適用することが可能である。
また、空調システム100は、1階居室空間2の空調を行うものとしたが、その他の空間(2階居室空間3等)の空調を行うことも可能である。
また、床下冷熱装置110は、除湿運転を行う際に、床下空間5内の空気を冷却して1階居室空間2へと送り込むものとしたが、その他の空気を冷却することも可能である。例えば、外気(住宅1の外部の空気)を冷却して1階居室空間2へ送り込んだり、1階居室空間2の空気を冷却した後に当該1階居室空間2へと再度送り込む構成とすることも可能である。
また、調湿装置120は、収納空間4の空気を除湿して1階居室空間2へと送り込むものとしたが、その他の空気を除湿することも可能である。例えば、1階居室空間2の空気を除湿して当該1階居室空間2へと再度送り込む構成とすることも可能である。
また、調湿装置120は、再生運転を行う際に、調湿建材122から放出された水分を含んだ空気を小屋裏空間6へと排出するものとしたが、その他の空間へと排出することも可能である。例えば、当該空気を直接住宅1の外部へと排出する構成とすることも可能である。
また、本実施形態において、空気攪拌装置130の一例として天井に設けられたシーリングファンを例示したが、空気攪拌装置130の構成や配置はこれに限らず、1階居室空間2の空気を攪拌することで体感温度を低下させるものであればよい。
また、本実施形態においては、ステップS105においてエアコンディショナ140を作動させるものとしたが、当該処理を行わず、エアコンディショナ140の作動は居住者等の操作に基づいて制御する構成とすることも可能である。
また、本実施形態においては、ステップS105においてエアコンディショナ140を作動させる際には、その他の装置(床下冷熱装置110等)は作動させないものとしたが、エアコンディショナ140と共に当該床下冷熱装置110等を作動させる構成とすることも可能である。これによって、室内温度が高い場合には、より効果的に体感温度を低下させることができる。
また、本実施形態に係る制御において例示した具体的な数値(ステップS101、ステップS104及びステップS107参照)は一例であり、その値は任意に変更することが可能である。
また、本実施形態においては、ステップS103において小屋裏温度と外気温度を比較することで、間接的に日射量の程度を推定するものとしたが、その他の方法で日射量を測定(推定)してもよい。例えば、日射量センサを用いて日射量を検出することや、外気温度や小屋裏温度のみから日射量を推定することも可能である。また、季節や時間帯から日射量を推定することも可能である。
また、本実施形態においては、小屋裏温度が外気温度よりも高いと判定された場合(ステップS103でYes)、室内温度に応じて調湿装置120に再生運転を行わせるものとしたが(ステップS104でNo、ステップS106)、空調システム100の制御はこれに限るものではない。例えば本実施形態の変形例として、別途設けられた加熱装置等を用いて調湿装置120の調湿建材122の再生を行う場合には、ステップS103からステップS106までの処理を省略することも可能である。
例えばこの場合、制御装置180は、室内温度が30℃以上であると判定した場合(ステップS101でYes)、ステップS107へと移行する。さらに制御装置180は、室内温度が34℃以上であると判定した場合(ステップS107でYes)、ステップS108に移行する。また制御装置180は、室内温度が34℃未満であると判定した場合(ステップS107でNo)、ステップS109に移行する。
このように、制御装置180は、小屋裏空間6の空気(熱)を用いることなく調湿建材122の再生を行う場合には、単に室内温度に応じて作動させる装置の個数を適宜変更する。これによって、室内温度が高い場合には1階居室空間2の体感温度を効果的に低下させることができ、また室内温度が低い場合には無駄な装置の動作の抑制を図り、ひいては効率的な空調が可能となる。
このように、変形例に係る制御装置180は、
前記第一の条件が成立し、かつ室内温度センサ150によって検出された1階居室空間2の温度が前記第一の基準値より高い値に設定された第四の基準値(34℃)より高いという第五の条件が成立した場合には(ステップS107でYes)、床下冷熱装置110、調湿装置120及び空気攪拌装置130を全て動作させる(ステップS108)ものである。
このように構成することにより、1階居室空間2の体感温度を効果的に低下させることができる。
なお、変形例において例示した具体的な数値(ステップS101及びステップS107参照)も一例であり、その値は任意に変更することが可能である。
1 住宅
2 1階居室空間
100 空調システム
110 床下冷熱装置
120 調湿装置
122 調湿建材
130 空気攪拌装置
140 エアコンディショナ
150 室内温度センサ
160 小屋裏温度センサ
170 外気温度センサ
180 制御装置

Claims (7)

  1. 地盤の冷熱を利用して室内空間を冷却する冷却装置と、
    前記室内空間の除湿を行う調湿装置と、
    前記室内空間の空気を攪拌する空気攪拌装置と、
    前記室内空間の温度を検出する室内温度検出部と、
    前記冷却装置、前記調湿装置及び前記空気攪拌装置の動作を制御する制御装置と、
    を具備し、
    前記制御装置は、
    前記室内温度検出部によって検出された前記室内空間の温度が第一の基準値以上であるという第一の条件が成立した場合には、前記冷却装置、前記調湿装置及び前記空気攪拌装置のうち少なくとも1つを動作させ、
    前記第一の条件が成立しない場合には、前記冷却装置、前記調湿装置及び前記空気攪拌装置を全て停止させる、
    空調システム。
  2. 小屋裏空間の温度を検出する小屋裏温度検出部と、
    外気の温度を検出する外気温度検出部と、
    をさらに具備し、
    前記調湿装置は、
    前記室内空間の空気中の水分を吸湿する除湿材を有し、前記小屋裏空間の空気を用いて前記除湿材を再生する再生運転が可能であり、
    前記制御装置は、
    前記第一の条件が成立し、かつ前記小屋裏温度検出部によって検出された前記小屋裏空間の温度が、前記外気温度検出部によって検出された外気の温度より高いという第二の条件が成立した場合には、前記調湿装置に前記再生運転を行わせる、
    請求項1に記載の空調システム。
  3. 前記制御装置は、
    前記第一の条件及び前記第二の条件が成立した場合には、前記冷却装置及び前記空気攪拌装置を動作させる、
    請求項2に記載の空調システム。
  4. 前記室内空間の空調を行うエアコンディショナをさらに具備し、
    前記制御装置は、
    前記第一の条件及び前記第二の条件が成立し、かつ前記室内温度検出部によって検出された前記室内空間の温度が前記第一の基準値より高い値に設定された第二の基準値より高いという第三の条件が成立した場合には、前記エアコンディショナを動作させる、
    請求項2又は請求項3に記載の空調システム。
  5. 前記制御装置は、
    前記第一の条件が成立し、前記第二の条件が成立せず、かつ前記室内温度検出部によって検出された前記室内空間の温度が前記第一の基準値より高い値に設定された第三の基準値より高いという第四の条件が成立した場合には、前記冷却装置、前記調湿装置及び前記空気攪拌装置を全て動作させる、
    請求項2から請求項4までのいずれか一項に記載の空調システム。
  6. 前記制御装置は、
    前記第一の条件が成立し、かつ前記室内温度検出部によって検出された前記室内空間の温度が前記第一の基準値より高い値に設定された第四の基準値より高いという第五の条件が成立した場合には、前記冷却装置、前記調湿装置及び前記空気攪拌装置を全て動作させる、
    請求項1に記載の空調システム。
  7. 前記制御装置は、
    前記冷却装置、前記調湿装置及び前記空気攪拌装置のうち少なくとも1つを動作させる場合、前記冷却装置を必ず動作させる、
    請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の空調システム。
JP2015225752A 2015-11-18 2015-11-18 空調システム Active JP6572106B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015225752A JP6572106B2 (ja) 2015-11-18 2015-11-18 空調システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015225752A JP6572106B2 (ja) 2015-11-18 2015-11-18 空調システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017096512A true JP2017096512A (ja) 2017-06-01
JP6572106B2 JP6572106B2 (ja) 2019-09-04

Family

ID=58816645

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015225752A Active JP6572106B2 (ja) 2015-11-18 2015-11-18 空調システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6572106B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015068585A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 パナホーム株式会社 建物の空調システム
JP2015081688A (ja) * 2013-10-21 2015-04-27 ミサワホーム株式会社 室内空調システム

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015068585A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 パナホーム株式会社 建物の空調システム
JP2015081688A (ja) * 2013-10-21 2015-04-27 ミサワホーム株式会社 室内空調システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6572106B2 (ja) 2019-09-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8973845B2 (en) Air conditioning apparatus with a controller that utilizes two set temperature ranges
JP6091655B2 (ja) 空調システム
KR101280661B1 (ko) 하이브리드 공조 방식을 갖는 실내기, 그리고 이를 구비한 하이브리드 공조 시스템
JP6200409B2 (ja) 空調システム及び建物
JP2008151458A (ja) デシカント空調機及びその防露装置
CN104676811B (zh) 一种自调温热回收型通风系统
JP2017146038A (ja) 放射空調システム及び放射冷暖房方法
JP2009041856A (ja) 空調制御システム
JP2015206519A (ja) 空調システム
JP5755500B2 (ja) 住宅の冷暖換気システム及びそのミキシングボックス
JP4524348B1 (ja) 省エネルギー換気システム
JP2010181096A (ja) 換気空調システム及びユニット建物
JP6572106B2 (ja) 空調システム
JP2009168371A (ja) 建物の換気システム
JP2013113502A (ja) 建物の換気システム
JP2010091243A (ja) 省エネルギー換気システム及びそれを備えた省エネ建築物
JP2006132823A (ja) 建物の室内空調システム
JP2006284132A (ja) 空気調和機
JP3101104B2 (ja) 空気調和システム
JP3164069U (ja) 壁体内循環通路を有する建物構造
JP6763702B2 (ja) 換気システム
JP2020051673A (ja) 空気循環システム及び空気循環方法
JP7449178B2 (ja) 住宅用空調設備
JP2015010741A (ja) 換気制御装置、換気システムおよび建物
JP6286796B2 (ja) 建物換気システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180927

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190718

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190806

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190809

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6572106

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250