JP2017096346A - 水中ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】弁体と弁体ガイドとの接触面の摩耗を抑制した水中ポンプを提供する。【解決手段】水中ポンプに用いられる逆止弁122の弁体120を水中ポンプの軸方向に案内する弁体ガイド122は、弁体120と接触して弁体120を水中ポンプの軸方向に案内する複数のガイド部122aを有する。弁体ガイド122を水中ポンプに取り付けるための複数の取付部122bをさらに有する。ガイド部122aの弁体120との接触部分122dにおいて、水中ポンプの軸方向に垂直なガイド部122aの断面が弁体120に向かう方向に突出して湾曲している。複数のガイド部122aと複数の取付部122bは一体化している。【選択図】図8

Description

本発明は、水中ポンプに係り、井戸水等の液体を吸い上げるために液体中に沈められる水中ポンプ、例えば深井戸用水中ポンプに関する。
深井戸用水中ポンプなどの水中ポンプは、ポンプを停止する際に、ポンプ部に連結された揚水管内の水が一気に落水することがある。落水した水は、ポンプ部の吐出口からポンプ部内に勢いよく浸入してポンプ部品を破損する可能性がある。破損を防止するため、ポンプ部の吐出口近傍に、弁体及び弁体ガイドを有する逆止弁が内蔵されている。実開昭62-117363号には、シリンダ状の弁体ガイドの内側を、弁体が弁体ガイドによりガイドされながら移動する逆止弁が開示されている。
深井戸用水中ポンプは飲料水の圧送などに用いられることも多いため、液体と接触する接液部の材料は耐食性のあるステンレスが用いられる。更に、比較的小型の深井戸用水中ポンプは、製品販売台数も多いため、大量生産による製造原価抑制を目的としてプレス成型部品が多く用いられている。従って、弁体、及び弁体の上下動をガイドする弁体ガイドは、ステンレス鋼板をプレス成型することにより製造されることが多い。
そのような背景の中で、弁体ガイドと弁体の接触部分において、弁体ガイドと弁体のうちの一方の部品がプレス打ち抜き破断面を有する場合、他方の部品は一方の部品の打ち抜き破断面のエッジと摺動する。このため、弁体または弁体ガイドのうちの当該他方が摩耗し、破損するという問題があった。
また、弁体ガイドが水中ポンプの回転軸の回転方向に(すなわち、円周方向に)複数個の部品に分割された構造の場合、次のような問題もあった。すなわち、弁体ガイドは、その外周にあるポンプケーシングに組付けられるが、複数個の部品のそれぞれを個別にポンプケーシングに溶接等により、固定することが必要であった。溶接等による固定は、コストが掛かり、大量生産による製造原価抑制という目的に適合していなかった。
実開昭62-117363号
本発明は、前述のような問題点を解消すべくなされたもので、その目的は、弁体と弁体ガイドとの接触面の摩耗を抑制した水中ポンプを提供することである。
本発明の他の目的は、ポンプ製造原価を抑制し、安価な水中ポンプを提供することである。
上記課題を解決するために、第1の形態では、水中ポンプに用いられる逆止弁の弁体を前記水中ポンプの軸方向に案内する弁体ガイドであって、前記弁体ガイドは、前記弁体と接触して前記弁体を前記水中ポンプの軸方向に案内する複数のガイド部と、前記弁体ガイドを前記水中ポンプに取り付けるための複数の取付部とを有し、前記ガイド部の前記弁体との接触部分において、前記水中ポンプの軸方向に垂直な前記ガイド部の断面が前記弁体に向かう方向に突出して湾曲しており、前記複数のガイド部と前記複数の取付部は一体化
している、という構成を採っている。
このような構成を採ることにより、水中ポンプに内蔵されている逆止弁の案内部品(すなわち、弁体ガイド)について、弁体ガイドと弁体との接触部分の形状を湾曲形状(すなわち、丸みを帯びた形状)とすることができる。弁体ガイドのプレス打ち抜き破断面が弁体と接触する場合と比較して、本形態によればポンプ運転中及びポンプ始動/停止時の弁体の上下動又は横移動による弁体の摩耗を抑制することができる。
また、前記複数のガイド部と前記複数の取付部は一体化しているため、弁体ガイドを一体部品で成形可能である。また水中ポンプの軸方向に垂直なガイド部の断面が弁体に向かう方向に突出して湾曲しているため、湾曲している部分を水中ポンプの軸方向に工具等により押して、弁体ガイドの外形寸法を一時的に小さくすることができる。弁体ガイドの外形寸法をポンプケーシングの内径寸法より大きく製作しておき、ケーシングに弁体ガイドを嵌め込むときに、弁体ガイドの外形寸法を一時的に小さくして、ケーシングに弁体ガイドを嵌め込むことができる。嵌め込み後は、弁体ガイドの弾性により、ケーシングに弁体ガイドを固定できる。
すなわち、一体部品であること、及び湾曲部分を有することにより、溶接等を用いることなくケーシングへの弁体ガイドの組付けが可能である。この結果、ポンプケーシングへの弁体ガイドの組付けを容易にし、結果的にポンプ製造原価を抑制し、安価なポンプの提供を可能とする。
第2の形態では、前記水中ポンプの回転軸の回転方向において、前記ガイド部の各々の両側に前記取付部が配置されている、という構成を採っている。
このような構成を採ることにより、1個のガイド部をその両側から、2個の取付部で保持することができる。2個の取付部は、ケーシングに取り付けられ、2個の取付部はケーシングに確実に保持される。2個の取付部が確実に保持されるため、結果として、ガイド部が確実に保持される。ガイド部が確実に保持されるため、弁体をその正しい位置に確実に保持することができ、長期間にわたるポンプ運転中に弁体を確実にガイドすることができる。
第3の形態では、前記弁体ガイドは、前記弁体と接触して前記弁体の、前記水中ポンプの軸方向の移動を制限する制限部を有し、前記制限部の前記弁体との接触部分において、前記水中ポンプの回転軸の回転方向における前記制限部の断面が前記弁体に向かう方向に突出して湾曲している、という構成を採っている。
このような構成を採ることにより、水中ポンプに内蔵されている逆止弁の弁体ガイドについて、弁体ガイドと弁体との接触部分の形状を湾曲形状とすることができる。弁体ガイドのプレス打ち抜き破断面が弁体と接触する場合と比較して、本形態によればポンプ運転中及びポンプ始動/停止時の弁体の上下動又は横移動による弁体の摩耗を抑制することができる。
なお、前記弁体ガイドは、3個以上の前記ガイド部を有する、という構成を採ることができる。また、前記弁体ガイドは、3個以上の前記制限部を有する、という構成を採ることができる。これらの場合、弁体ガイドと弁体が3か所以上で接触するため、弁体ガイドは安定的に弁体をガイドすることができる。
第4の形態では、水中ポンプに用いられる逆止弁の弁体の、前記水中ポンプの軸方向の移動を制限する弁体ガイドであって、前記弁体ガイドは、前記弁体と接触して前記弁体の、前記水中ポンプの軸方向の移動を制限する制限部と、前記弁体ガイドを前記水中ポンプ
に取り付けるための取付部とを有し、前記制限部の前記弁体との接触部分において、前記水中ポンプの回転軸の回転方向における前記制限部の断面が前記弁体に向かう方向に突出して湾曲している、という構成を採っている。本形態によれば、一体化していない弁体ガイドにおいて、第3の形態と同様な効果が得られる。
第5の形態では、複数個の前記制限部と、複数個の取付部とを有し、前記複数の制限部と前記複数の取付部は、一体化している、という構成を採っている。
第6の形態では、形態1から5までのいずれか一項に記載の弁体ガイドと、前記弁体ガイドと組み合わせて用いられる前記弁体と、羽根車と、前記弁体ガイド、前記弁体、及び前記羽根車を収容する中間ケーシングと、液体を吸い込む吸込みケーシングと、液体を送出する吐出しケーシングとを有するポンプ部、という構成を採っている。
第7の形態では、形態6に記載のポンプ部と、前記羽根車を駆動するモータ部とを有する水中ポンプ、という構成を採っている。第8の形態では、形態7に記載の水中ポンプと、前記吐出しケーシングに接続されて、前記吐出しケーシングが送出する液体が流れる配管と、前記モータ部を制御する制御部とを有する水中ポンプユニット、という構成を採っている。
深井戸用水中ポンプユニットの全体構成図である。 深井戸用水中ポンプのポンプ部の全体図である。 図2の中間ケーシング114の一部である中間ケーシング114aの部分断面図を示す図である。 図4は、本実施形態における逆止弁126を示し、図2のA部を拡大して示す図である。 図5は、図4に示す弁体ガイド122を、図4の上方から見た図である。 図6は弁体120の斜視図である。図6は、図4の上方斜めから見た斜視図である。 図7は、図4、5に示す弁体ガイド122を、図4の上方斜めから見た斜視図である。 弁体ガイド122の6面図である。 図8(c)に示す弁体ガイド122を、図8(c)のG方向斜め上から見た斜視図である。 弁体120と弁体ガイド122とが組み立てられたときの斜視図である。 制限部122cの湾曲形状を示す図である。 比較例の弁体220の斜視図である。 比較例の弁体ガイド222を、上方斜めから見た斜視図である。 弁体ガイド222を、図13とは反対に、下方斜めから見た斜視図である。 弁体220と弁体ガイド222とが組み立てられたときの斜視図である。
以下に、添付図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係る水中ポンプについて、深井戸用水中ポンプを例として説明する。
図1及び図2を参照しながら、本発明の一実施形態に係る深井戸用水中ポンプユニットの全体概要を説明する。なお、本発明は水中ポンプの逆止弁に特徴を有するものであり、逆止弁以外の水中ポンプの構成要素や水中ポンプユニットの構成要素は、従来技術と共通している。また、以下の説明では井戸水を使って詳述するが、扱う対象物としては井戸水に限定されるものではなく、あらゆる種類の液体を対象にすることができる。
図1に基づいて、深井戸用水中ポンプを用いた水中ポンプユニットについて説明する。この図1は、井戸に深井戸用水中ポンプ107が設置されている場合を、地面を断面として表現した図である。井戸内には井戸水103が所定の水位で存在している。そして、この井戸水103内に、深井戸用水中ポンプ107が全体的に水没する形態で設置されている。深井戸用水中ポンプ107は、下部に水中モータ(モータ部)101が取り付けられ、水中モータ101の上側にポンプ本体(ポンプ部)102が取り付けられている。井戸水103を吸い込むための吸込ケーシング108は、水中モータ101の側に設けられている。そして、吸込ケーシング108の反対側に、羽根車(図示略)で昇圧した井戸水を給水するための吐出ケーシング109が備えられている。
吐出ケーシング109には吐出配管104が接続され、吐出しケーシング109が送出する水が流れる吐出配管104が地上まで延びている。地上における吐出配管104の途中には、所定の制御装置(制御部)105が設けられている。この制御装置105には、吐出配管104から分岐した圧力タンク、吐出配管104内の圧力を検出する圧力センサ、給水の開始及び停止を制御する制御部(何れも図示略)が設けられている。そして、制御装置105の下流側には末端部106が設けられ、この末端部106から井戸水が排水されるようになっている。
次に、図2に基づいて、ポンプ本体102の詳細な構成について説明する。吸込ケーシング108の下方部は吸込口110となっている。一方、吐出ケーシング109の上端部は吐出口111となっている。これら吸込ケーシング108と吐出ケーシング109の間には、下方から順に中間ケーシング114、上部ケーシング116が設けられ、更にその外側には、ベルト状の締付バンド124が設けられている。本図の場合、中間ケーシング114は、図示するように8個(8段)ある。
吸込ケーシング108について説明する。吸込ケーシング108は、ポンプ本体102の下端部に設けられ、水中モータ101と接続されている。吸込ケーシング108には吸込口110が形成され、この吸込口110から水を吸い込むようになっている。
中間ケーシング114の内部を図3に示す。図3は、図2の中間ケーシング114の一部である中間ケーシング114aの部分断面図を示す。図3においては、ポンプの中心軸線Lの左側はポンプの外表面を示し、中心軸線Lの右側はポンプの内部を示す。中間ケーシング114の内部には、羽根車113とディフューザ117が配置され、羽根車113は水中モータ101の駆動力を伝えるポンプ軸112に固定されている。このため、ポンプ軸112の回転と共に羽根車113が回転するようになっている。なお、図2の例は多段ポンプであり、羽根車113とディフューザ117が複数組(8組)設けられている。ポンプ軸112は、中間ケーシング114内に設置された軸受(図示しない)により、回転自在に支持されている。
中間ケーシング114は、羽根車(インペラ)113およびディフューザ117を収容し、井戸水を昇圧するためのものである。すなわち、羽根車113がポンプ軸112の回転に伴って回転することで、井戸水に半径方向外方に向かう速度エネルギを付与する。この速度エネルギが与えられた井戸水はディフューザ117によって昇圧され、次段の羽根車113に供給されるようになっている。中間ケーシング114は、これら羽根車113とディフューザ117と共に井戸水のための昇圧通路を形成する。なお、本実施形態に係るポンプ本体102は多段ポンプであり、羽根車113とディフューザ117が複数組設けられている。本実施形態の中間ケーシング114は、それぞれの羽根車113とディフューザ117の組毎に一つ設けられているため、段数に対応した数の中間ケーシング114が中心軸線Lに沿って並んで連結されている。
吸込ケーシング108と吐出ケーシング109とは、締付バンド124によって締結されている。また、上部ケーシング116の内部には、逆止弁の弁体120と、これに接触する逆止弁座121と、弁体ガイド122が設けられている。運転を停止した後の深井戸用水中ポンプでは、弁体120の上から吐出配管104内の井戸水の重さがかかって逆止弁が閉鎖する。これによって井戸水が弁体120から下方に逆流しないようになっている。一方、深井戸用水中ポンプの運転が再開されると、羽根車113によって加圧された井戸水が弁体120を下方から押圧することにより、逆止弁が開くようになっている。
本実施形態における逆止弁の構造を説明する前に、比較例の逆止弁226の構造を、図12〜15により説明する。比較例は、弁体ガイドがプレス打ち抜き破断面を有し、弁体は弁体ガイドの打ち抜き破断面のエッジと摺動するものである。このため、弁体が摩耗し、破損するという問題があった。
図12に比較例の弁体220を斜視図で示す。弁体220は、金属製の部材であり、下側からの押圧で逆止弁座121から浮き、井戸水や空気を上方に流すことができる。比較例の弁体ガイド222を、上方斜めから見た斜視図を図13に示す。図14は、弁体ガイド222を、図13とは反対に、下方斜めから見た斜視図である。すなわち図14は、弁体ガイド222の下面を示す。さらに、図15に、弁体220と弁体ガイド222とが組み立てられたときの斜視図を示す。図15は、弁体ガイド222を、斜め上から見た斜視図を示す。すなわち図15は、弁体220と弁体ガイド222とが組み立てられたときの上面を示す。
図12〜15を参照して、特に図13,14を参照して、弁体ガイド222を説明する。弁体ガイド222は、逆止弁の弁体220を水中ポンプの軸112の軸方向に案内するものである。そのために、弁体ガイド222は、弁体220と接触して弁体220を水中ポンプの軸112の軸方向Lに案内する複数(6個)のガイド部222aと、弁体ガイド222を水中ポンプに取り付けるための複数(3個)の取付部222bとを有する。ガイド部222aの弁体220との接触部分は、弁体ガイド220の打ち抜き破断面である。弁体220は弁体ガイド222の打ち抜き破断面のエッジと摺動して、摩耗する。
弁体ガイド222は、弁体220と接触して弁体220の、水中ポンプの軸方向の移動を制限する6個の制限部222cを有する。制限部222cの弁体220との接触部分は、弁体ガイド220の打ち抜き破断面である。弁体220は弁体ガイド222の打ち抜き破断面のエッジと摺動して、摩耗する。
次に、図4、5に、本実施形態における逆止弁126を示す。図4は、図2のA部を拡大して示す図である。図5は、図4に示す弁体ガイド122を、図4の上方から見た図である。図4は、図5のAOA断面図である。上部ケーシング116の内部には、弁体120とこれに当接する逆止弁座121が設けられている。弁体120は、平面形状が略円形状で、縦断面形状は台形状の中央部と略L字状の外周部とからなる。図5における円形の点線120aは、弁体120と弁体ガイド122とを組み合わせたときの弁体120の外周部を示す。なお、図4において、弁体ガイド122はハッチングで示す。
この逆止弁126は、後述するように弁体ガイド122自体が有する弾性力によって、上部ケーシング116に固定されている。一方、逆止弁座121は、略S字状の断面形状を有するリング状の部材である。この逆止弁座121の最外周部が上部ケーシング116の内面に嵌合され、逆止弁座121が上部ケーシング116に支持される。弁体120は、弁体ガイド122と逆止弁座121によって、上下方向及び横方向にその移動が制限される。すなわち、弁体120は、弁体ガイド122によって、上方向及び横方向への移動
が制限され、逆止弁座121によって、下方向及び横方向への移動が制限される。ここで横方向とは、ポンプの回転軸の軸方向に垂直な方向である。
図6に弁体120を斜視図で示す。図6は、図4の上方斜めから見た斜視図である。弁体120は、金属製の部材、もしくは、当該金属製の部材をゴムで被覆したものであり、下側からの押圧で逆止弁座121から浮き、井戸水や空気を上方に流すことができる。図6に示す弁体120は、金属製の部材をゴムで被覆したものである。
図4、5に示す弁体ガイド122を、図4の上方斜めから見た斜視図を図7に示す。また、弁体ガイド122の6面図を図8に示す。図8(a)は、図5と同一であり、図4に示す弁体ガイド122を、図4の上方から見た図である。図8(c)は、図4に示す弁体ガイド122を、図4の下方から見た図である。図8(b)、図8(d)、図8(e)、図8(f)はそれぞれ、図8(c)に示す弁体ガイド122を、図8(c)のB、D,E,F方向から見た図である。図8(g)は、図8(c)に示す弁体ガイド122を、図8(c)のG方向斜め上から見た斜視図である。すなわち図8(g)は、弁体ガイド122の下面を示す。
図7は、図8(a)に示す弁体ガイド122を、図8(a)のH方向斜め上から見た斜視図を示す。すなわち図7は、弁体ガイド122の上面を示す。図9は、図8(g)と同様に、図8(c)に示す弁体ガイド122を、図8(c)のG方向斜め上から見た斜視図であるが、図8(g)よりさらに高い位置から見た図である。すなわち図9は、弁体ガイド122の下面を示す。
さらに、図10に、弁体120と弁体ガイド122とが組み立てられたときの斜視図を示す。図10は、図8(a)に示す弁体ガイド122を、図8(a)のH方向斜め上から見た斜視図を示す。すなわち図10は、弁体120と弁体ガイド122とが組み立てられたときの上面を示す。
図7〜10を参照して、特に図8を参照して、弁体ガイド122を説明する。弁体ガイド122は、水中ポンプに用いられる逆止弁126の弁体120を水中ポンプの軸112の軸方向に案内するものである。そのために、弁体ガイド122は、弁体120と接触して弁体120を水中ポンプの軸112の軸方向に案内する複数(3個)のガイド部122aと、弁体ガイド122を水中ポンプに取り付けるための複数(6個)の取付部122bとを有する。
ガイド部122aの弁体120との接触部分において、水中ポンプの軸方向に垂直なガイド部122aの断面が弁体120に向かう方向に突出して湾曲している。複数のガイド部122aと複数の取付部122bは一体化している。水中ポンプの回転軸112の回転方向において、ガイド部122aの各々の両側に取付部122bが配置されている。
水中ポンプの軸方向に垂直なガイド部122aの断面が弁体120に向かう方向に突出して湾曲しているため、湾曲している部分を水中ポンプの軸方向に工具等により押して、弁体ガイド122の外形寸法L1(図5を参照)を一時的に小さくすることができる。弁体ガイド122の外形寸法L1をポンプケーシング116の内径寸法より大きく製作しておき、ケーシング116に弁体ガイド122を嵌め込むときに、弁体ガイド122の外形寸法L1を一時的に小さくして、ケーシング116に弁体ガイド122を嵌め込むことができる。嵌め込み後は、弁体ガイド122の弾性により、ケーシング116に弁体ガイドを固定できる。
すなわち、一体部品であること、及び湾曲部分を有することにより、溶接等を用いるこ
となくケーシング116への弁体ガイド122の組付けが可能である。この結果、ポンプケーシング116への弁体ガイド122の組付けを容易にし、結果的にポンプ製造原価を抑制し、安価なポンプの提供を可能とする。なお、図5に示す外形寸法L1は、ポンプの回転軸112の軸心Oから弁体ガイド122の外周までの長さを示す。
弁体ガイド122は、弁体120と接触して弁体120の、水中ポンプの軸方向の移動を制限する6個の制限部122cを有する。制限部122cの弁体120との接触部分において、水中ポンプの回転軸112の回転方向における制限部122cの断面が弁体120に向かう方向に突出して湾曲している。制限部122cの弁体120との接触部分122dの拡大図を図11に示す。図11は、水中ポンプの回転軸112の回転方向における制限部122cの断面図である。この断面図は、水中ポンプの回転軸112の軸方向に平行な方向おける制限部122cの断面図でもある。
図11(a)は、図8(a)のI−I断面図である。図11(a)では、制限部122cは、ステンレス板材を折り曲げることにより制限部122cの一部に湾曲部122dを形成する。湾曲部122dが接触部分122dである。図11(b)は、制限部122cの別の実施形態における形状を示す。図11(b)では、ステンレス板材を湾曲させることにより制限部122cの一部に湾曲部122dを形成し、湾曲部122dが接触部分122dである。
図8(e)におけるガイド部122aの頂部と、湾曲部122dの頂部との距離H1が、弁体120のポンプ軸方向の移動可能範囲である。すなわち、距離H1は、弁体120をポンプ軸方向にどの程度移動させる必要があるかということから決定される。なお、図8(e)に示すように、取付部122bの頂部122eは、ガイド部122aの頂部122fより低くなっている。その理由は、材料の節約によるコストの低減、及び重量の軽減である。
弁体ガイド122は以下のようにして製造することができる。弁体ガイド122は、ステンレスの薄くて長い板材料から製造する。板材料の厚さは、図8(a)に示す厚さT1と同一であり、板材料の幅は、図8(f)に示す高さH2と同一である。この板材料からプレス打ち抜きにより、ガイド部122aと、取付部122bと、制限部122cの展開形状を有する1枚の平面状の板を形成する。平面状の板を、折り曲げ加工及び湾曲加工し、板の長手方向の両端部同士を溶接する。最後に制限部122cを形成するために湾曲又は折り曲げ加工を行う。
なお、既述の弁体ガイドは一体化しているが、弁体ガイドは一体化していなくてもよい、すなわち、図8(a)における部分122gがない弁体ガイドでもよい。このとき、弁体120の、水中ポンプの軸方向の移動を制限する弁体ガイドは、弁体120と接触して弁体の、水中ポンプの軸方向の移動を制限する制限部122cと、弁体ガイドを水中ポンプに取り付けるための取付部122bとを有する。制限部122cの弁体120との接触部分122dにおいて、水中ポンプの回転軸の回転方向における制限部122cの断面が弁体に向かう方向に突出して湾曲している。この弁体ガイドを3個以上用いることにより、弁体120の移動を制限することができる。また弁体ガイドは、既述の形状を有するガイド部122aにより弁体120を軸方向にガイドすることができる。この弁体ガイドにおいても、弁体120との接触部分が湾曲しているため、弁体120の摩耗を低減することができるという利点がある。一体化していない場合、弁体ガイドをケーシングに取り付ける場合、溶接等の方法が必要となる。
101 水中モータ
102 ポンプ本体
107 深井戸用水中ポンプ
120 弁体
122 弁体ガイド
122a ガイド部
122b 取付部
122c 制限部
126 逆止弁

Claims (8)

  1. 水中ポンプに用いられる逆止弁の弁体を前記水中ポンプの軸方向に案内する弁体ガイドであって、前記弁体ガイドは、
    前記弁体と接触して前記弁体を前記水中ポンプの軸方向に案内する複数のガイド部と、
    前記弁体ガイドを前記水中ポンプに取り付けるための複数の取付部とを有し、
    前記ガイド部の前記弁体との接触部分において、前記水中ポンプの軸方向に垂直な前記ガイド部の断面が前記弁体に向かう方向に突出して湾曲しており、
    前記複数のガイド部と前記複数の取付部は一体化している弁体ガイド。
  2. 前記水中ポンプの回転軸の回転方向において、前記ガイド部の各々の両側に前記取付部が配置されている、請求項1記載の弁体ガイド。
  3. 前記弁体ガイドは、
    前記弁体と接触して前記弁体の、前記水中ポンプの軸方向の移動を制限する制限部を有し、
    前記制限部の前記弁体との接触部分において、前記水中ポンプの回転軸の回転方向における前記制限部の断面が前記弁体に向かう方向に突出して湾曲している請求項1又は2に記載の弁体ガイド。
  4. 水中ポンプに用いられる逆止弁の弁体の、前記水中ポンプの軸方向の移動を制限する弁体ガイドであって、前記弁体ガイドは、
    前記弁体と接触して前記弁体の、前記水中ポンプの軸方向の移動を制限する制限部と、
    前記弁体ガイドを前記水中ポンプに取り付けるための取付部とを有し、
    前記制限部の前記弁体との接触部分において、前記水中ポンプの回転軸の回転方向における前記制限部の断面が前記弁体に向かう方向に突出して湾曲している弁体ガイド。
  5. 複数個の前記制限部と、複数個の取付部とを有し、
    前記複数の制限部と前記複数の取付部は、一体化している請求項4記載の弁体ガイド。
  6. 請求項1から5までのいずれか一項に記載の弁体ガイドと、
    前記弁体ガイドと組み合わせて用いられる前記弁体と、
    羽根車と、
    前記弁体ガイド、前記弁体、及び前記羽根車を収容する中間ケーシングと、
    液体を吸い込む吸込みケーシングと、
    液体を送出する吐出しケーシングとを有するポンプ部。
  7. 請求項6に記載のポンプ部と、
    前記羽根車を駆動するモータ部とを有する水中ポンプ。
  8. 請求項7に記載の水中ポンプと、
    前記吐出しケーシングに接続されて、前記吐出しケーシングが送出する液体が流れる配管と、
    前記モータ部を制御する制御部とを有する水中ポンプユニット。
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