JP2017095866A - スペーサ - Google Patents

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松岡 重吉
Shigekichi Matsuoka
重吉 松岡
大義 笹井
Hiroyoshi Sasai
大義 笹井
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Abstract

【課題】
コンクリート製品に必要なかぶりを確保でき、かつ、交差鉄筋を取り扱う際の作業性の向上にも資するスペーサを提供する。
【解決手段】
コンクリート製品の鉄筋に嵌着され、鉄筋と型枠とのかぶりを規定するスペーサであって、コンクリート製品の長さ方向のかぶりを規定する第1の突起部と、コンクリート製品の厚さ方向の一方の側のかぶりを規定する第2の突起部と、コンクリート製品の厚さ方向の他方の側のかぶりを規定する第3の突起部と備え、第2の突起部は柱状であり、第3の突起部はコンクリート製品の深さ方向に延在する部材であって、その下縁及び上縁が深さ方向と交差するように傾斜している、スペーサである。
【選択図】 図3

Description

本発明は、交差鉄筋に装着して、鉄筋と型枠との間隔を正確に保ち、必要なかぶりを確保するために用いられる鉄筋コンクリート用スペーサに関する。
従来のスペーサの例として、図8に示すような、交差鉄筋の一方の鉄筋アを嵌挿保持する筒状の第1の鉄筋保持部101と、鉄筋アに対し直交配置した他方の鉄筋イを嵌着保持する第2の鉄筋保持部102と、第1および第2の鉄筋保持部101、102の交差部付近から、第1および第2の鉄筋ア、イと交差する方向に、互いに反対向きに延びる2本の腕部103を有するスペーサ100が知られている(特許文献1の図27参照)。
実用新案登録第2567253号公報
例えば、コンクリート製品の一つである断面U字状の鉄筋コンクリート製側溝(U字側溝)の製造に上記スペーサ100を用いる場合、図9に示すように、縦鉄筋201と横鉄筋202からなる交差鉄筋200の端部にスペーサ100を装着した状態で、複数の交差鉄筋200を、運搬や一時保管等のために互いに被せるようにして重ねる場合がある。図9は、2つの交差鉄筋200を重ねた状態を示す。このように下側に伏せて置いた一つの交差鉄筋200に対して、上から別の一つの交差鉄筋200を被せて重ねるときに、被せる側(上側、外側)の交差鉄筋200に装着したスペーサ100の腕部103のうち、内側に突出する腕部103が、被せられる側(下側、内側)の交差鉄筋200の横鉄筋202に引っ掛かりやすく、それにより作業効率が低下したり、場合によってはスペーサ100が破損したり、外れたりするという問題があった。また、上から被せた側の交差鉄筋200をコンクリート製品の型枠にセットするために持ち上げる際にも、上記内側へ突出する腕部103が、下側、内側の交差鉄筋200の横鉄筋202に引っ掛かりやすく、作業効率の低下やスペーサ100の破損、外れといった同様の問題を引き起こす原因となっていた。
本発明は上記課題に鑑み、コンクリート製品に必要なかぶりを確保でき、かつ、交差鉄筋を取り扱う際の作業性の向上にも資するスペーサを提供することをその目的の一つとする。
本発明者らは上記課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、下記のように本発明の各局面に想到した。
すなわち、本発明の第1の局面によるスペーサは、コンクリート製品(例えばU字側溝)の鉄筋に嵌着され、鉄筋と型枠とのかぶりを規定するスペーサであって、コンクリート製品の長さ方向のかぶりを規定する第1の突起部と、コンクリート製品の厚さ方向の一方の側(例えば、外側)のかぶりを規定する第2の突起部と、コンクリート製品の前記厚さ方向の他方の側(例えば、内側)のかぶりを規定する第3の突起部と備え、第2の突起部は柱状であり、第3の突起部はコンクリート製品の深さ方向に延在する部材であって、その下縁及び上縁が深さ方向と交差するように傾斜している、スペーサである。
上記構成のスペーサによれば、第1、第2、第3の突起部により、U字側溝等のコンクリート製品の長さ方向、厚さ方向の両側(例えば、外側および内側)のかぶりを適切に確保できる。また、第3の突起部の下縁及び上縁が深さ方向と交差するように傾斜しているため、例えばU字側溝のようなコンクリート製品の製造に際しては、第3の突起部が内側となるようにスペーサの装着を行えば、運搬や一時保管等のために複数の交差鉄筋を重ねる際、一つの交差鉄筋に装着したスペーサの第3の突起部が、内側に重ねられた別の交差鉄筋の鉄筋に引っ掛かることを防止できる。よって、交差鉄筋を取り扱う際の作業性が向上する。
本発明の別の局面によれば、上記スペーサにおいて、第3の突起部は、弧状、曲線状および直線状のうちの一つまたは複数の態様で傾斜する。
これらのいずれの態様でも、第3の突起部が別の交差鉄筋の鉄筋に引っ掛かることを防止でき、交差鉄筋を取り扱う際の作業性の向上に資するという本発明の目的を達することができる。
図1は、実施形態に係るスペーサの正面図である。 図2は、実施形態に係るスペーサの背面図である。 図3は、図1のスペーサを矢印IIIの方向に見た図である。 図4は、図1のスペーサを矢印IVの方向に見た図である。 図5は、図1のスペーサを矢印Vの方向に見た図である。 図6は、実施形態に係るスペーサの使用例である。 図7Aは、実施形態の変形例によるスペーサを示す図である。 図7Bは、実施形態の別の変形例によるスペーサを示す図である。 図7Cは、実施形態の更に別の変形例によるスペーサを示す図である。 図8は、従来例のスペーサを示す斜視図である。 図9は、従来例のスペーサの使用例である。
以下、本発明の実施形態に係るスペーサ1について添付図を参照しながら説明する。図1、2はそれぞれ本発明の実施形態に係るスペーサ1を示す正面図、背面図であり、図3、4、5はそれぞれ、図1のスペーサ1を矢印III、IV、Vの方向に見た図である。
本発明の実施形態に係るスペーサ1は、U字側溝等のコンクリート製品の鉄筋に嵌着され、鉄筋と型枠とのかぶりを規定するスペーサである。例えば、スペーサ1は合成樹脂などで一体成形してもよい。図1〜5に例示するスペーサ1は、長手方向に延在する孔11を有する第1の突起部10と、第1の突起部10の長手方向と交差する方向に延在する溝21を有する嵌着部20と、第1の突起部10から、第1の突起部10の長手方向および溝21の延在する方向に交差する方向に突出する柱状の第2の突起部30と、第2の突起部30とは反対側に突出する突出部41と、溝21の延在する方向における突出部41の両側にそれぞれ隣接して設けられる左右の傾斜部42と、を有する。第2の突起部30は補強リブ31を有する。
図3、4に示すように、左右の傾斜部42はそれぞれ、突出部41の両側から、突出部41が突出する方向とは反対側へ弧状に傾斜する。図中の符号43は、左右の傾斜部42のそれぞれの縁部(すなわち、突出部41とは反対側のそれぞれ端縁部)を示す。突出部41と左右の傾斜部42(縁部43を含む)は第3の突起部40を構成する。スペーサ1は更に、第1の突起部10から縁部43のそれぞれまで延在する2つの腕部60を備える。腕部60は補強リブ61を有する。
上記構成のスペーサ1によれば、交差鉄筋の一方の鉄筋を第1の突起部10の孔11に嵌挿し、他方の鉄筋を嵌着部20の溝21に嵌着することができ、これにより、交差鉄筋の交差部分に対してスペーサ1を堅固に取り付けられる。他方の鉄筋を嵌着部20に嵌着する際、腕部60の途中から突出する当接部22に対して他方の鉄筋を当接させることができる。U字側溝の製造においてスペーサ1を交差鉄筋に適用することで、第1の突起部10はU字側溝の長さ方向のかぶりを規定し、第2の突起部30はU字側溝の外側のかぶりを規定し、第3の突起部40(特に突出部41)はU字側溝の内側のかぶりを規定する。スペーサ1をU字側溝の交差鉄筋に適用した場合、第3の突起部40はU字側溝の深さ方向に延在する。そのため、第3の突起部40の両端である縁部43のいずれかを、U字側溝の端部(すなわち、U字側溝の使用状態における上端部)の深さ方向のかぶりを規定するために用いることができる。
図6は、本実施形態に係るスペーサ1を、コンクリート製品の一例であるU字側溝の製造に使用する場合を例示するものであり、交差鉄筋80の端部に突出する横鉄筋82の先端に第1の突起部10を嵌挿し、交差する縦鉄筋81に嵌着部20を嵌着する。このとき、第3の突出部40が交差鉄筋80の内側となるようにスペーサ1を装着する。図6は特に、複数の交差鉄筋80を運搬や一時保管等のために互いに被せるようにして重ね合わせた状態を示している。本実施形態のスペーサ1の第3の突起部40は、突出部41に隣接する傾斜部42を有し、かつ、傾斜部42が深さ方向と交差するように傾斜しているため、図6のように交差鉄筋80を重ねる際、被せる側(上側、外側)の交差鉄筋80に装着したスペーサ1の第3の突起部40が、被せられる側(下側、内側)の交差鉄筋80の横鉄筋82に引っ掛かることを防止できる。更に、突出部41の両側に傾斜部42を有することで、交差鉄筋80を被せるときだけでなく、上側、外側に被せた交差鉄筋80を持ち上げるときにも、第3の突起部40が横鉄筋82に引っ掛かることを防止できる。よって、交差鉄筋80を取り扱う際の作業性の向上に資することができる。
更に、第2の突起部30が外側に向かって柱状に突出していることにより、被せる側(上側、外側)の交差鉄筋80の横鉄筋82が、被せられる側(下側、内側)の交差鉄筋80に装着したスペーサ1の第2の突起部30に当接し、両方の交差鉄筋80がそれ以上接近することを防止できる。これにより、両方の交差鉄筋80が接近し過ぎることによって却って交差鉄筋80が取り出しにくくなる、ということを防止できる。図示するように、U字側溝の厚さ方向における第2の突起部30の突出長さは、第3の突起部の突出長さ(すなわち、突出部41の突出長さ)よりも大としてもよい。そのような構成は、第3の突起部40の引っ掛かりを防止しながら、複数の交差鉄筋が過密に重なることを第2の突起部30により防止するという、二つの効果を同時に奏するための構成として好適である。
本実施形態のスペーサ1においては、左右の傾斜部42と腕部60とのそれぞれの間に凹部70が形成されている。これにより、スペーサ1の製造に使用する材料の量を削減できる。凹部70に代えて、貫通孔としてもよい。あるいは、凹部70や貫通孔を形成しなくてもよい。
(変形例)
上記実施形態においては、左右の傾斜部42はそれぞれ、突出部41の両側から、突出部41が突出する方向とは反対側へ弧状に傾斜するものとした。本発明はこれに限らず、例えば図7Aに示すスペーサ1’のように、左右の傾斜部42’が直線状に傾斜するものとしたり、図7Bに示すスペーサ1”のように、左右の傾斜部42”が突出部41の両側から真横に直線状に延びた後、直線状に傾斜するものとしたり、図7Cに示すスペーサ1’”のように、左右の傾斜部42’”が突出部41の両側から真横に直線状に延びた後、曲線状に傾斜するものとしてもよく、更にはこれらに限られない。これらの変形例を示す図7A〜図7Cは、実施形態の図3に対応するものである。このように、左右の傾斜部42は、弧状、曲線状および直線状のうちの一つまたは複数の態様で傾斜するものとしてよく、一方の交差鉄筋に装着したスペーサ1の第3の突起部40が、重ね合わせた他方の交差鉄筋の鉄筋に引っ掛かることを防止できる形状であれば、任意の形状とすることができる。
以上の説明において、縦鉄筋、横鉄筋という場合の「縦」、「横」は単に説明の便宜上用いたものであり、両鉄筋が交差していることを意味するに過ぎない。本発明に係るスペーサを交差鉄筋に取り付ける方法は、上述したような第1の突起部10の孔11および嵌着部20の溝21を用いるものに限られない。本発明に係るスペーサは、U字側溝以外の鉄筋コンクリート製品に対しても広く用いることができる。
本発明は上記発明の実施の態様及び実施例の説明に何ら限定されるものではない。特許請求の範囲を逸脱せず、当業者が容易に想到できる範囲で種々の変形態様もこの発明に含まれる。
1、1’、1”、1’” スペーサ
10 第1の突起部
20 嵌着部
30 第2の突起部
40 第3の突起部
41 突出部(第3の突起部)
42、42’、42”、42’” 傾斜部(第3の突起部)
43 縁部(第3の突起部)
60 腕部
70 凹部
80 交差鉄筋
81 縦鉄筋
82 横鉄筋

Claims (3)

  1. コンクリート製品の鉄筋に嵌着され、該鉄筋と型枠とのかぶりを規定するスペーサであって、該コンクリート製品の長さ方向のかぶりを規定する第1の突起部と、前記コンクリート製品の厚さ方向の一方の側のかぶりを規定する第2の突起部と、前記コンクリート製品の前記厚さ方向の他方の側のかぶりを規定する第3の突起部と備え、
    前記第2の突起部は柱状であり、
    前記第3の突起部は前記コンクリート製品の深さ方向に延在する部材であって、その下縁及び上縁が前記深さ方向と交差するように傾斜している、スペーサ。
  2. 前記第3の突起部は、弧状、曲線状および直線状のうちの一つまたは複数の態様で傾斜する、請求項1に記載のスペーサ。
  3. 前記コンクリート製品の前記厚さ方向における前記第2の突起部の突出長さは、前記第3の突起部の突出長さよりも大である、請求項1または請求項2に記載のスペーサ。

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