JP2017095251A - エレベーター保守装置及びエレベーター保守システム - Google Patents

エレベーター保守装置及びエレベーター保守システム Download PDF

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Abstract

【課題】保守ツールが無線ターミナルに無線接続すると、保守員が乗りかごに乗車しているにも拘らず、かご内操作禁止処理を実行することがあった。【解決手段】エレベーター保守装置が備える無負荷検知部は、送受信部が受信したエレベーターの状態情報を記録する記録部から読み出したエレベーターの状態情報に基づいて、乗りかご内が無負荷状態であるか否かを検知する。制御部は、無負荷検知部によって乗りかご内が無負荷状態であると検知された場合に、乗りかごに負荷をかけたままでの操作が禁止されるかご内操作禁止処理の実行を許可に設定する。一方、無負荷検知部によって乗りかご内が無負荷状態でないと検知された場合に、かご内操作禁止処理の実行を不許可に設定する。【選択図】図6

Description

本発明は、例えば、無線通信を用いてエレベーターの点検や調整を行うためのエレベーター保守装置及びエレベーター保守システムに関する。
ビル等の建物にエレベーターを設置した時、又はエレベーターの稼動後の保守時にエレベーターを円滑に動作させるために、電動機の磁極調整や荷重センサーの調整等を行う必要がある。これらの調整に際し、保守員はエレベーターの点検や調整に用いられる保守ツールを、エレベーターを制御するエレベーター制御装置に接続し、エレベーターの操作を行う。機械室のないエレベーターでは、昇降路内にエレベーター制御装置があるため、保守員が昇降路内に入り込んで、保守ツールをエレベーター制御装置に接続することは困難である。そのため、乗場ボタンとかご内操作盤には、保守ツール用の接続口が設けられている。この接続口はエレベーター制御装置に通信線を介して接続されている。接続口に接続された保守ツールは、接続口を通じてエレベーター制御装置から各種の情報を取得し、エレベーター制御装置に所定の指示を与えることが可能である。
乗場ボタンの接続口に保守ツールを有線接続するためには、乗場表示器を取り外す必要があるが、いたずら防止のために乗場表示器は容易に取り外せない構造となっている。このため、保守員が保守ツールを接続口に接続する作業に時間を要したり、乗場表示器の取り外しに際して乗場ボタン周辺の壁を傷つけたりする恐れがある。このため、近年では乗場ボタンの周辺に無線ターミナルを設置し、保守ツールが無線ターミナルと無線接続することを可能としたエレベーターが提供されている。
特許文献1には、乗場にエレベーター制御装置と保守ツールを無線通信させるための無線ターミナルを設置することにより、乗場ボタンを取り外すことなく、無線通信によりエレベーター制御装置と保守ツールを接続する方法が開示されている。
特開2003−306277号公報
ところで、保守員が保守ツールを用いてエレベーターの点検や調整を行う際、エレベーターから正確なデータを読み込むために、保守員が乗りかごに乗った状態での操作が禁止される項目(以下、「かご内操作禁止処理」と呼ぶ。)がある。例えば、保守ツールは、エレベーターが無負荷状態であるときに、乗りかごに取り付けられている荷重センサーを調整する機能を有する。この荷重センサーを調整する機能が、かご内操作禁止処理に該当する。
保守員が乗りかごに乗っている状態は、無負荷状態ではないため、無負荷状態における荷重センサーの正確な調整を行うことができない。例えば、保守員が乗りかご内に乗った状態で、荷重センサーに誤った設定を行うと、荷重センサーが乗りかご内の荷重を正確に検知できない。例えば、エレベーターが出発する際に、実際に乗りかごに乗った利用者や積載された荷物等の積載量と、荷重センサーが検知した乗りかご内の荷重の情報が異なると、乗りかごが出発する時のトルクを適切に設定できなくなる。乗りかごが出発する時のトルクが適切に設定されなければ、出発時に乗りかごが急に飛び出してしまったり、進行方向とは逆に乗りかごが動いてしまったりする可能性がある。
従来は、保守員が保守ツールを持ったまま、乗場ボタン又は乗りかご内操作盤のいずれかの接続口に保守ツールを有線接続するため、保守ツール自身が乗場ボタン又は乗りかご内操作盤のいずれに接続されているかを判別することが可能であった。そして、保守ツールが乗りかご内操作盤の接続口に有線接続されていると判別した場合には、保守員が荷重センサーを調整する操作が行えないように保守ツールに設定されていた。
しかし、保守ツールが無線ターミナルに無線接続されるようになると、保守員が乗りかご内にいる状態であっても、保守ツールを無線ターミナルに接続することが可能となる。このため、保守ツール自身は、保守員が乗りかご内で操作しているのか、乗場で操作しているのかを判別することができない。この結果、乗りかご内に保守員がいても、保守ツールの操作により、かご内操作禁止処理を実行することが可能となり、保守員が誤った調整を行う可能性があった。また、特許文献1に開示された方法では、保守員が乗りかご内にいるのか否かを判定することができなかった。
本発明はこのような状況に鑑みて成されたものであり、保守員がかご内操作禁止処理を含むエレベーターの保守を適切に行えるようにすることを目的とする。
本発明に係るエレベーター保守システムは、エレベーターの動作を制御するエレベーター制御装置と、エレベーターの保守を行うエレベーター保守装置とを備える。
そして、本発明に係るエレベーター保守装置は、送受信部と、記録部と、無負荷検知部と、制御部と、を備える。
送受信部は、エレベーターの動作を制御するエレベーター制御装置と無線通信部を通じて無線接続し、エレベーター制御装置からエレベーターの状態情報を受信し、エレベーターの動作指令をエレベーター制御装置に送信する。
記録部は、送受信部が受信したエレベーターの状態情報を記録する。
無負荷検知部は、記録部から読み出したエレベーターの状態情報に基づいて、エレベーターの乗りかご内が無負荷状態であるか否かを検知する。
制御部は、無負荷検知部によって乗りかご内が無負荷状態であると検知された場合に、乗りかごに負荷をかけたままでの操作が禁止されるかご内操作禁止処理の実行を許可に設定する。一方、無負荷検知部によって乗りかご内が無負荷状態でないと検知された場合に、かご内操作禁止処理の実行を不許可に設定する。
本発明によれば、エレベーターの状態情報に基づいて、乗りかご内が無負荷状態であることを検知した場合には、かご内操作禁止処理の実行を不許可に設定することで、保守員による誤操作を防止する。このため、保守員は、かご内操作禁止処理を含むエレベーターの保守作業を適切に行える。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施の形態例の説明により明らかにされる。
本発明の第1の実施の形態例に係るエレベーターの全体構成図である。 本発明の第1の実施の形態例に係る乗場から見たドア周辺の詳細な構成図である。 本発明の第1の実施の形態例に係る保守ツールの要部の構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態例に係る計算機のハードウェア構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態例に係るエレベーター制御装置の処理手順を示すフローチャートである。 図5のステップS4におけるかご内無人検知処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態例に係るエレベーターの部分構成図である。
以下、本発明を実施するための形態例について、添付図面を参照して説明する。本明細書及び図面において、実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。
[第1の実施の形態例]
まず、図1及び図2を参照して、本発明の第1の実施の形態例に係るエレベーター1の全体構成を説明する。
図1は、エレベーター1の全体構成図である。
エレベーター1を保守するためのエレベーター保守システム100は、エレベーター1と保守ツール2(エレベーター保守装置の一例)を備える。
エレベーター1は、ビル、マンション等の建物に1台又は複数台設置される。このエレベーター1は、昇降路3、エレベーター制御装置4、乗りかご5、かご内ボタン6、荷重センサー7、プーリー8、電動機9、ロープ10、釣合錘11、乗場ボタン12、無線ターミナル13を備える。
エレベーター制御装置4は、昇降路3の下部に設けられる。ただし、昇降路3の上部にエレベーター制御装置4が設けられてもよい。
乗りかご5は、ロープ10に連結され、電動機9によって昇降路3を昇降する。
ロープ10の一端には、プーリー8を介して乗りかご5が取り付けられ、ロープ10の他端には、釣合錘11が取り付けられる。釣合錘11は、ロープ10に連結された乗りかご5とバランスを取るために用いられる。
電動機9は、エレベーター制御装置4により駆動し、ロープ10を移動させる。そして、ロープ10の移動に伴って乗りかご5が昇降し、所定の階にて乗りかご5が停止する。
乗りかご5内には、かご内ボタン6が設置される。利用者は、かご内ボタン6を操作して行先階を登録する。かご内ボタン6により登録された行先階は、不図示の通信線を介してエレベーター制御装置4に送信される。そして、エレベーター制御装置4は、電動機9を制御して、乗りかご5を目的階まで移動させる。
乗りかご5の下部には、荷重センサー7が設置される。荷重センサー7は、乗りかご5に積載された負荷(利用者、荷物等)の荷重を検知する。荷重センサー7が検知した負荷の荷重は、不図示の通信線を介してエレベーター制御装置4に送信される。
建物の各階の乗場には、乗場ボタン12が設置される。乗場ボタン12は、利用者によって操作された乗場ボタン12が設置される乗り場まで乗りかご5を呼ぶために用いられる。乗場ボタン12は、エレベーター制御装置4と不図示の通信線を介して接続されており、乗場ボタン12が操作されると、エレベーター制御装置4は、電動機9を制御して、かご呼びが行われた乗場まで乗りかご5を移動させる。そして、乗場に乗りかご5が到着してドア14(後述する図2を参照)が開くと、利用者が乗場ボタン12を押下している間、ドア14が開き続ける。
建物の最下階には、無線ターミナル13(無線通信部の一例)が設置される。無線ターミナル13は、通信線Nを介してエレベーター制御装置4に接続される。この無線ターミナル13は、保守ツール2が無線接続するために用いられる。本実施の形態例では、無線ターミナル13の設置場所を建物の最下階としているが、他の階としてもよい。
保守ツール2は、無線通信機能を有しており、無線ターミナル13を通じてエレベーター制御装置4と通信可能である。この保守ツール2として、例えば、PC(Personal Computer)、タブレット端末等が用いられる。保守ツール2がエレベーター制御装置4と無線接続する際、保守ツール2は、無線ターミナル13及び通信線Nを通じて保守ツールID、パスワードをエレベーター制御装置4に送信する。そして、エレベーター制御装置4にて保守ツールID、パスワードの認証が行われた後、エレベーター制御装置4は保守ツール2の制御コマンド等を受け入れる保守モードに切り替わる。
保守モードのエレベーター制御装置4は、通信線N及び無線ターミナル13を通じてエレベーター1の状態情報を保守ツール2に送信する。エレベーター1の状態情報には、例えば、光電装置15の出力情報、荷重センサー7が検知した負荷の荷重、後述するドア14の開閉状態、かご内ボタン6及び乗場ボタン12の登録情報等がある。そして、保守ツール2は、無線ターミナル13及び通信線Nを通じて、エレベーター1の制御コマンド等をエレベーター制御装置4に送信する。
図2は、乗場から見たドア14周辺の詳細な構成図である。
乗りかご5に設置されるドア14には、開状態のドア14を通過する利用者を検知する光電装置15が設けられる。
光電装置15は、ドア14の左右に不図示の受光部と発光部を有する。発光部が発光する光線は図中に一点鎖線B1として示されている。この光電装置15は、エレベーター1の通常運転中は、利用者がドア14に挟まれないように、ドア14を通過する利用者を検知するために用いられる。乗りかご5を乗降する利用者は、受光部と発光部の間を通過する。光電装置15は、利用者により発光部が発光した光が遮られ、受光部が光を検知できないときには、利用者が乗降中であると検知する。例えば、光電装置15は、利用者を検知したときにオン信号の出力情報を出力し、利用者を検知していないときにはオフ信号の出力情報を出力する。ドア14が閉まる途中で光電装置15が利用者を検知すると、ドア14が反転するのでドア14に利用者が挟まれない。このため、エレベーター1の通常運転時ではエレベーター制御装置4が光電装置15の出力情報を利用している。
一方、エレベーター1の保守作業中に光電装置15は、利用者が乗りかご5内にいるか否かを保守ツール2が判定するために用いられる。このため、エレベーター1の保守作業中では保守ツール2が無線ターミナル13に無線接続されたことを契機として、保守ツール2が光電装置15の出力情報を利用することとなる。そして、保守ツール2と無線ターミナル13の無線接続が遮断されると、直ちにエレベーター1の通常運転が行われる。
次に、図3を参照して保守ツール2の構成について説明する。
図3は、保守ツール2の要部の構成例を示すブロック図である。
保守ツール2は、送受信部21、記録部22、無人検知部23、保守ツール制御部24、表示部25を備える。
送受信部21は、エレベーター制御装置4に接続される無線ターミナル13との間で通信可能に無線接続し、エレベーター制御装置4から送信されたエレベーター1の状態情報を、無線ターミナル13を通じて無線通信により受信する。また、送受信部21は、エレベーター1に対する動作指令を、無線ターミナル13を通じて無線通信によりエレベーター制御装置4に送信する。
記録部22は、送受信部21が無線ターミナル13から受信した各種の情報を格納する。記録部22に格納される各種の情報には、例えば、上述したエレベーター1の状態情報がある。本実施の形態例に係るエレベーター1の状態情報には、乗りかご5のドア14に設置される光電装置15が物体を検知したときの出力情報が含まれる。
無人検知部23(無負荷検知部の一例)は、記録部22から読み出したエレベーター1の状態情報(光電装置15が物体を検知したときの出力情報)に基づいて、エレベーター1の乗りかご5内が無人状態(無負荷状態の一例)であるか否かを検知する。この乗りかご5は、保守員によって押下された乗場ボタン12が設置されている乗場に着床したものである。本実施の形態例において、無人検知部23は、光電装置15の出力情報に基づいて乗りかご5内が無人であるか否かを判定する。そして、無人検知部23は、乗りかご5が無人状態であるか否かを判定した判定結果を保守ツール制御部24へ伝送する。
保守ツール制御部24(制御部の一例)は、無人検知部23から伝送された判定結果に基づいて、表示部25に表示する項目を選択する。このとき、保守ツール制御部24は、無人検知部23によって乗りかご5内が無人状態であると検知された場合に、乗りかご5に負荷をかけたままでの乗りかご5内での操作が禁止される、かご内操作禁止処理の実行を許可に設定する。一方、保守ツール制御部24は、無人検知部23によって乗りかご5内が無人状態でないと検知された場合に、かご内操作禁止処理の実行を不許可に設定する。かご内操作禁止処理の実行を許可又は不許可とする設定は、保守ツール制御部24によって記録部22の所定領域に書き込まれる。
そして、保守ツール制御部24は、かご内操作禁止処理を実行するための項目(アイコン等)の表示指令又は非表示指令を選択し、表示部25へ該当項目の表示指令又は非表示指令を伝送する。表示指令とは、かご内操作禁止処理を実行するための項目を表示部25に表示することを許可する指令であり、非表示指令とは、この項目を表示部25に表示することを不許可とする指令である。
表示部25は、保守ツール制御部24から項目の表示指令を受信した場合に、かご内操作禁止処理を実行するための項目を表示する。一方、表示部25は、保守ツール制御部24から項目の非表示指令を受信した場合に、かご内操作禁止処理を実行するための項目を表示しない。このため、保守員は誤操作等によりかご内操作禁止処理を実施することができなくなる。
次に、保守ツール2を構成する計算機Cのハードウェア構成を説明する。
図4は、計算機Cのハードウェア構成例を示すブロック図である。
計算機Cは、いわゆるコンピュータとして用いられるハードウェアである。計算機Cは、バスC4にそれぞれ接続されたCPU(Central Processing Unit:中央処理装置)C1、ROM(Read Only Memory)C2、RAM(Random Access Memory)C3を備える。さらに、計算機Cは、ディスプレイC5、操作部C6、不揮発性ストレージC7、ネットワークインタフェースC8とを備える。
CPU C1は、本実施の形態例に係る各機能を実現するソフトウェアのプログラムコードをROM C2から読み出して実行する。CPU C1にて実行される各機能は、図3の無人検知部23、保守ツール制御部24に示される。
RAM C3には、演算処理の途中に発生した変数やパラメータ等が一時的に書き込まれる。ディスプレイC5は、例えば、液晶ディスプレイであり、計算機Cで行われる処理の結果等を保守員に表示する。ディスプレイC5は、図3に示した表示部25に該当する。操作部C6には、例えば、キーボード、マウス、スタイラスペン等が用いられ、保守員が所定の操作入力、指示を行うことが可能である。
不揮発性ストレージC7としては、例えば、HDD(Hard disk drive)、SSD(Solid State Drive)、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリ等が用いられる。この不揮発性ストレージC7には、OS(Operating System)、各種のパラメータの他に、計算機Cを機能させるためのプログラムが記録されている。ROM C2、RAM C3、不揮発性ストレージC7は、図3に示した記録部22に該当する。
ネットワークインタフェースC8には、例えば、NIC(Network Interface Card)等が用いられ、端子が接続されたLAN(Local Area Network)、専用線等を介して各種のデータを送受信することが可能である。ネットワークインタフェースC8は、図3に示した送受信部21に該当する。
次に、保守員が保守ツール2を使用してエレベーター1を保守する際の処理手順について、図5及び図6を参照して説明する。
図5は、エレベーター制御装置4の処理手順を示すフローチャートである。
エレベーター1は、電源投入又はリスタートにより起動する。そして、エレベーター制御装置4は、エレベーター1のイニシャル処理としてデータの初期化等の処理を行う(S1)。以降のステップS2〜S7の処理は、エレベーター1の電源が遮断されるまで繰り返し実行される。なお、エレベーター1の電源が遮断されたときには、本処理から抜け、エレベーター制御装置4が遮断時処理を行うことによりエレベーター1の動作が安全に停止する。
ステップS1にてイニシャル処理を実行した後、エレベーター制御装置4は、通常運転処理を開始する(S2)。通常運転処理では、利用者が乗りかご5内でかご内ボタン6を操作したり、乗場ボタン12を操作したりすることでエレベーター1が運転するために必要な情報が登録されると、エレベーター1が利用者にサービスを提供する。
次に、エレベーター制御装置4は、保守員がエレベーター1の保守作業(エレベーター1の検査を含む)を行うために、保守ツール2が無線ターミナル13に接続されたか否かを判定する(S3)。エレベーター制御装置4は、保守ツール2が無線ターミナル13に接続されていないと判定した場合(S3のNO)、ステップS2に戻り、通常運転処理を続ける。
一方、エレベーター制御装置4は、保守ツール2の専用操作又は自動操作により保守ツール2が無線ターミナル13に接続されたと判定すると(S3のYES)、保守員は、保守ツール2を操作する。そして、保守員は、エレベーター1の状態を確認したり、各機器を調整したりすることができる。なお、エレベーター制御装置4は、不要な操作が行われることを防ぐため、保守ツール2と無線ターミナル13との接続が一定時間経過した後、この接続を遮断してもよい。
次に、保守ツール2は、かご内無人検知処理を行う(S4)。かご内無人検知処理では、かご内操作禁止処理の許可又は不許可が設定される。ステップS4における処理の詳細は後述する。ステップS4にて、保守ツール2がかご内無人を検知すると、保守ツール2の制限項目を解除し、保守作業の実施が可能となる(S5)。このとき、保守ツール2は、無線ターミナル13を通じてエレベーター制御装置4に対して、かご内操作禁止処理を実施するための制御コマンド等を送信し、保守作業を行う。
その後、エレベーター制御装置4は、保守ツール2を用いた保守作業が完了したか否かを判定する(S6)。例えば、保守ツール2と無線ターミナル13との無線接続が切断されたこと、又は表示部25に表示される保守作業完了アイコンが押下されることにより、保守作業が完了する。エレベーター制御装置4は、保守作業が完了していないと判定すると(S6のNO)、再びステップS5に戻り、かご内無人検知処理を続ける。一方、エレベーター制御装置4は、保守作業が完了したと判定すると(S6のYES)、ステップS2に戻り、通常運転処理を再開する。
次に、ステップS4におけるかご内無人検知処理の詳細を説明する。
図6は、かご内無人検知処理の手順を示すフローチャートである。上述したように、かご内無人検知処理は、保守ツール2が無線ターミナル13に接続された状態で、保守作業が完了するまで繰り返し実行される処理である。
始めに、保守ツール制御部24は、かご内操作禁止処理が許可又は不許可のいずれに設定されているかを判定する(S11)。保守ツール制御部24は、かご内操作禁止処理が不許可に設定されていると判定した場合(S11のNO)、無人検知部23にて、ステップS12〜S17に示す処理を実施する。この処理は、乗りかご5内に利用者がいる状態で、保守員が誤ってかご内操作禁止処理を実行しないようにするために行われる。
通常は、保守員による誤操作を防止するためにかご内操作禁止処理が不許可に設定されている。かご内操作禁止処理が不許可に設定されていれば、保守ツール制御部24は、非表示指令を表示部25に伝送するため、表示部25には、かご内操作禁止処理の項目は表示されない。例えば、荷重センサー7の調整を行うためのアイコン等は表示部25に表示されないので、保守員は荷重センサー7の調整を行うことがない。
まず、エレベーター制御装置4は、利用者がかご内ボタン6を操作したことによりかご予備が登録され、又は利用者が乗場ボタン12を操作したことにより乗場呼びが登録されているか否かを判定する(S12)。エレベーター制御装置4は、利用者により、かご呼び又は乗場呼びが登録されていると判定した場合(S12のYES)、かご呼び又は乗場呼びが登録された階まで乗りかご5を移動させる。この場合、利用者がエレベーター1を利用しているため、保守員は、利用者によるエレベーター1の利用が終わるまで保守作業を止める。そして、エレベーター制御装置4は、一定時間後、再びステップS12の判定を行う。
一方、エレベーター制御装置4は、利用者により、かご呼び及び乗場呼びのいずれも登録されていないと判定した場合(S12のNO)、保守員が乗場ボタン12を押下したか否かを判定する(S13)。このとき、保守員は、最下階の乗場にて保守ツール2を無線ターミナル13に無線接続している。このため、保守員が乗場ボタン12を押下すると、乗りかご5が最下階まで移動する。エレベーター制御装置4は、保守員により乗場ボタン12が押下されたことを検知しなければ(S13のNO)、保守員がいる乗場まで乗りかご5を呼ぶため、一定時間後、再びステップS13の判定を行う。
一方、エレベーター制御装置4は、保守員により、乗場ボタン12が押下されたことを検知すると(S13のYES)、保守員により乗場ボタン12が押下された階(最下階)まで乗りかご5を走行させる(S14)。上述したようにエレベーター制御装置4が制御するエレベーター1の状態情報は、保守ツール2が備える記録部22に格納される。このため、以降の処理は、保守ツール2によって行われる処理となる。
ステップS14にて走行する乗りかご5が最下階に到着した後、無人検知部23は、記録部22からエレベーター1の状態情報を読み出して、ドア14の開閉時に光電装置15が利用者を検知したか否かを判定する(S15)。無人検知部23は、ドア14の開閉時に光電装置15が利用者を検知したと判定した場合(S15のYES)、かご5内に利用者がいることを検知する。この場合、保守ツール制御部24は、かご内操作禁止処理を不許可に設定する(S16)。これは、乗りかご5内に利用者が乗り込んだ可能性があるため、利用者が乗り込んだ状態の乗りかご5に対してかご内操作禁止処理を実施すると、例えば、荷重センサー7に対して適切な調整を行うことができないからである。
一方、無人検知部23は、光電装置15が利用者を検知していないと判定した場合(S15のNO)、乗場からの呼びにも拘らず、乗場ボタン12が押下された階に乗りかご5が到着した後に利用者の乗り降りがないと言える。この場合、無人検知部23は、乗りかご5内は無人であると判定し、保守ツール制御部24は、かご内操作禁止処理を許可に設定し(S17)、本処理を終了する。保守ツール制御部24が、かご内操作禁止処理を許可に設定したことにより、保守ツール2の表示部25には、かご内操作禁止処理の項目が表示される。そして、保守員は、乗りかご5内が確実に無人であるときに、保守ツール2を用いて、かご内操作禁止処理を実施することが可能となる。
図5のステップS6に示したように保守作業が完了していなければ、再び保守ツール制御部24は、かご内操作禁止処理が許可又は不許可のいずれに設定されているかを判定する(S11)。そして、保守ツール制御部24は、かご内操作禁止処理が許可に設定されていると判定した場合(S11のYES)、かご内操作禁止処理を許可に設定した状態が所定の時間経過したか否かを判定する(S18)。所定の時間とは、例えば30分であり、保守ツール制御部24が不図示のタイマを参照して計時する。この所定の時間は、保守ツール制御部24が、かご内操作禁止処理を許可に設定する度にリセットされる。
保守ツール制御部24は、所定の時間を経過していないと判定した場合(S18のNO)、ステップS15に進み、再び光電装置15の動作を監視して以降の処理を続ける。
一方、保守ツール制御部24は、所定の時間を経過したと判定した場合(S18のYES)、保守員が、かご内操作禁止処理の作業を実施中であるか否かを判定する(S19)。かご内操作禁止処理の作業が実施中であることは、例えば、保守ツール2からエレベーター制御装置4に対して、かご内操作禁止処理に用いる制御コマンド等を送信していることによって判定される。
保守ツール制御部24は、保守員が、かご内操作禁止処理の作業を実施中であると判定した場合(S19のYES)、作業が終了するまでかご内操作禁止処理許可を継続し、本処理を終了する。一方、保守ツール制御部24は、保守員が、かご内操作禁止処理の作業を実施していないと判定した場合(S19のNO)、かご内操作禁止処理を不許可に設定し(S16)、本処理を終了する。
以上説明した第1の実施の形態例に係る保守ツール2は、保守作業を開始する際に、エレベーター1のかご内ボタン6又は乗場ボタン12の操作情報と、光電装置15の出力情報とに基づいて、乗りかご5内が確実に無人であることを確認する。このとき、エレベーター制御装置4は、乗場ボタン12の呼びにより乗りかご5を走行させる。乗りかご5が目的階に到着した後、無人検知部23は、光電装置15の出力情報に基づいて、乗りかご5内が無人であることを検知すると、保守ツール制御部24がかご内操作禁止処理を許可に設定する。一方、無人検知部23は、乗りかご5内に利用者がいることを検知すると、保守ツール制御部24がかご内操作禁止処理を不許可に設定する。このように保守ツール制御部24は、乗場での操作と乗りかご5内での操作を見分けて、乗りかご5内で禁止されるかご内操作禁止処理の実行を許可又は不許可に設定することが可能である。
保守ツール制御部24が、かご内操作禁止処理の実行を不許可に設定すると、かご内操作禁止処理の項目は表示部25に表示されなくなる。このため、保守員が誤ってかご内操作禁止処理を実行する操作を防止することができるため、保守作業の安全性を向上することができる。
[第2の実施の形態例]
次に、本発明の第2の実施の形態例に係るエレベーター1Aについて、図7を参照して説明する。
図7は、エレベーター1Aの部分構成図である。
エレベーター1Aが備える乗りかご5には、第1の実施の形態例で説明した無線ターミナル13、光電装置15の他に、アンテナ31、乗り込み検知部32、カメラ33が設けられている。
無線ターミナル13は、アンテナ31を備える。このアンテナ31は、不図示の乗場表示器の近くに設置されており、乗りかご5外に指向性電波を発信している。
乗り込み検知部32は、乗りかご5への利用者の乗り込みを検知する。乗り込み検知部32が利用者の乗り込みを検知する範囲は、図中の一点鎖線B2の範囲内であり、乗りかご5の外にある。
カメラ33は、乗りかご5内の様子を撮影し、画像をエレベーター制御装置4に送信する。
乗り込み検知部32が検知した利用者の情報と、カメラ33が撮影した画像は、いずれも不図示の通信線を介してエレベーター制御装置4に取り込まれる。エレベーター制御装置4に保守ツール2が無線接続されると、保守ツール2の記録部22にエレベーター1Aの状態情報として記録される。そして、無人検知部23は、図6のステップS15に示した光電装置15の出力情報の代わりに、これら各機器の出力情報に基づいて、乗りかご5内が無人状態であるか否かを判定することができる。
例えば、送受信部21は、アンテナ31が乗りかご5外に発する指向性電波の電界強度を計測し、計測した電界強度をエレベーター1Aの状態情報として記録部22に記録する。そして、無人検知部23は、記録部22から読み出した電界強度が所定値以上であるときに乗りかご5内が無人状態であることを検知する。保守員が乗りかご5の外で保守作業を実施していれば、アンテナ31が発する指向性電波の電界強度が所定値以上になるため、電界強度を無人状態の判定に用いることは有効である。なお、保守ツール2は、送受信部21が計測した電界強度が所定値以上でなければ、無人検知部23、保守ツール制御部24の処理を行わなくてもよい。これにより保守ツール2の電力消費を抑えることができる。
また、エレベーター1Aの状態情報は、乗りかご5のドア14が開いた状態で、乗りかご5への利用者の乗り込みを検知する乗り込み検知部32が利用者の乗り込みを検知したときの出力情報とする。そして、無人検知部23は、乗りかご5のドア14が開いた状態で乗り込み検知部32が保守員を検知し続けていれば、乗りかご5内が無人状態であること、乗りかご5外に保守員がいることを検知する。保守員が乗りかご5の外で保守作業を実施していれば、乗り込み検知部32が利用者の乗り込みを検知し続けていると考えられるためである。
また、エレベーター1Aの状態情報は、乗りかご5内を撮影するカメラ33によって撮影された画像とする。そして、無人検知部23は、乗りかご5内が無人状態であるときにカメラ33によって撮影された参照画像と、保守時にカメラ33によって撮影された画像とを比較し、差分が生じていない場合に、乗りかご5内が無人状態であることを検知する。乗りかご5内に利用者が乗り込んでいれば、必ず差分が生じるため、無人検知部23は乗りかご内が無人状態ではないことを確実に検知することができる。
また、無人検知部23が行う無人検知処理は、上述した各機器の出力情報を組み合わせて行ってもよい。例えば、無人検知部23は、送受信部21が計測した電界強度が所定値以上であること、乗り込み検知部32の出力情報、光電装置15の出力情報を組み合わせて、乗りかご5内が無人状態であるかを判定してもよい。
[変形例]
なお、かご内操作禁止処理が荷重センサー7の調整以外の処理であれば、無人検知部23は、既に調整が完了した荷重センサー7が検知する情報に基づいて乗りかご内が無人状態であるかを判定することも可能である。この場合、わずかな負荷であっても荷重センサー7が検知した値に基づいて、無人検知部23はかご内が無人状態でないことを確実に把握できるため、保守作業を効率化することができる。
また、エレベーター1、1Aの状態情報は、保守ツール2の送受信部21が無線ターミナル13に無線接続する乗場の乗場ボタン12が押下されているときの出力情報としてもよい。上述したように保守ツール2が無線ターミナル13に無線接続しているのであれば、保守ツール2を操作する保守員は最下階にいると考えられる。このため、無人検知部23は、無線ターミナル13が設けられる乗場の乗場ボタン12が押下されているときの出力情報に基づいて、乗りかご5内が無人状態であることを検知してもよい。保守員がいる乗場に乗りかご5が到着した後、保守員が乗場ボタン12を押下していると、乗りかご5のドア14が開状態であり、乗りかご5内に利用者がいないと判定できるからである。
また、無人検知部23は、ドア14に設けられたセーフティーシューや非接触センサーからのオン信号の出力が継続している場合に、乗りかご5内に利用者がいると判定してもよい。
また、無人検知部23は、例えば、光電装置15が故障してオン信号を数分間にわたって出力し続ける場合には光電装置15が動作異常であると判定し、エレベーター制御装置4に対して強制的にドア14を閉める制御を行ってもよい。
また、図6のステップS14、S15の間に光電装置15が正常に動作するか否かを確認するために、光電装置15を一旦オフした後オンするテスト起動を行ってもよい。これにより保守員は、光電装置15が確実に動作することを確認した後、乗りかご5内が無人状態であるか否かを判定するために光電装置15の出力情報を用いることができる。
また、無人検知部23は、利用者以外に乗りかご5内に積載された荷物の有無を検知してもよい。これによりエレベーター1、1Aが荷物専用であっても、保守ツール2がかご内操作禁止処理を適切に許可又は不許可に設定することが可能となる。
また、本発明は上述した実施の形態例に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りその他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。
例えば、上述した実施の形態例は本発明を分かりやすく説明するために装置及びシステムの構成を詳細かつ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されない。また、ここで説明した実施の形態例の構成の一部を他の実施の形態例の構成に置き換えることは可能であり、さらにはある実施の形態例の構成に他の実施の形態例の構成を加えることも可能である。また、各実施の形態例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることも可能である。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1…エレベーター、2…保守ツール、4…エレベーター制御装置、12…乗場ボタン、13…無線ターミナル、14…ドア、15…光電装置、21…送受信部、22…記録部、23…無人検知部、24…保守ツール制御部、100…エレベーター保守システム

Claims (7)

  1. エレベーターの動作を制御するエレベーター制御装置と無線通信部を通じて無線接続し、前記エレベーター制御装置から前記エレベーターの状態情報を受信し、前記エレベーターの動作指令を前記エレベーター制御装置に送信する送受信部と、
    前記送受信部が受信した前記エレベーターの状態情報を記録する記録部と、
    前記記録部から読み出した前記エレベーターの状態情報に基づいて、前記エレベーターの乗りかご内が無負荷状態であるか否かを検知する無負荷検知部と、
    前記無負荷検知部によって前記乗りかご内が無負荷状態であると検知された場合に、前記乗りかごに負荷をかけたままでの操作が禁止されるかご内操作禁止処理の実行を許可に設定し、前記無負荷検知部によって前記乗りかご内が無負荷状態でないと検知された場合に、前記かご内操作禁止処理の実行を不許可に設定する制御部と、を備えた
    エレベーター保守装置。
  2. 前記エレベーターの状態情報は、前記乗りかごのドアに設置される光電装置が物体を検知したときの出力情報であって、
    前記無負荷検知部は、前記光電装置が物体を検知したときの前記出力情報に基づいて、前記乗りかご内が無負荷状態であることを検知する
    請求項1に記載のエレベーター保守装置。
  3. 前記送受信部は、前記無線通信部に設けられるアンテナが前記乗りかご外に発信する指向性電波の電界強度を計測し、計測した前記電界強度を前記エレベーターの状態情報として前記記録部に記録し、
    前記無負荷検知部は、前記記録部から読み出した前記電界強度が所定値以上である場合に前記乗りかご内が無負荷状態であることを検知する
    請求項1に記載のエレベーター保守装置。
  4. 前記エレベーターの状態情報は、前記乗りかごのドアが開いた状態で、前記乗りかごへの利用者の乗り込みを検知する乗り込み検知部が前記利用者の乗り込みを検知したときの出力情報であって、
    前記無負荷検知部は、前記乗り込み検知部が前記利用者の乗り込みを検知したときの前記出力情報に基づいて、前記乗りかご内が無負荷状態であることを検知する
    請求項1に記載のエレベーター保守装置。
  5. 前記エレベーターの状態情報は、前記乗りかご内を撮影するカメラによって撮影された画像であって、
    前記無負荷検知部は、前記乗りかご内が無負荷状態であるときに前記カメラによって撮影された参照画像と、保守時に前記カメラによって撮影された画像とを比較し、差分が生じていない場合に、前記乗りかご内が無負荷状態であることを検知する
    請求項1に記載のエレベーター保守装置。
  6. 前記エレベーターの状態情報は、前記送受信部が前記無線通信部に無線接続する乗場の乗場ボタンが押下されているときの出力情報であって、
    前記無負荷検知部は、前記無線通信部が設けられる前記乗場の前記乗場ボタンが押下されているときの前記出力情報に基づいて、前記乗りかご内が無負荷状態であることを検知する
    請求項1に記載のエレベーター保守装置。
  7. エレベーターの動作を制御するエレベーター制御装置と、前記エレベーターの保守を行うエレベーター保守装置とを備え、
    前記エレベーター保守装置は、
    前記エレベーター制御装置と無線通信部を通じて無線接続し、前記エレベーター制御装置から前記エレベーターの状態情報を受信し、前記エレベーターの動作指令を前記エレベーター制御装置に送信する送受信部と、
    前記送受信部が受信した前記エレベーターの状態情報を記録する記録部と、
    前記記録部から読み出した前記エレベーターの状態情報に基づいて、前記エレベーターの乗りかご内が無負荷状態であるか否かを検知する無負荷検知部と、
    前記無負荷検知部によって前記乗りかご内が無負荷状態であると検知された場合に、前記乗りかごに負荷をかけたままでの操作が禁止されるかご内操作禁止処理の実行を許可に設定し、前記無負荷検知部によって前記乗りかご内が無負荷状態でないと検知された場合に、前記かご内操作禁止処理の実行を不許可に設定する制御部と、を備えた
    エレベーター保守システム。
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