JP2017095037A - 荷物運搬用台車 - Google Patents

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Abstract

【課題】 台車に積んだ荷物を安定した状態で運び、一体的に降ろすことが容易にできる荷物運搬用台車を提供すること。
【解決手段】 複数の車輪を下部に有する台車本体と、前記台車本体の後部に取り付けられるハンドルと、を備えた荷物運搬用台車であって、台車本体は、荷物の運搬時に該荷物の載置状態を保つ載置部と、荷物の送出時に該荷物の下面に接して送り出す送出部と、車輪による前記台車本体の移動を止めるロック装置と、を備え、送出部は、荷物の送出時に荷物を前方に送出するために必要な力を低減させる抵抗低減部を荷物との接触部に有し、ロック装置と送出部との間には、ロック装置のロック操作で送出部の上端が載置部の上端よりも上昇して荷物を送出部に載せる昇降機構を備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、荷物を載せて目的地まで運搬する荷物運搬用台車に関する。
従来、建屋内などで荷物を運搬する場合は、手押し台車などの荷物運搬用台車が用いられている。一般的な荷物運搬用台車として、下部の4隅に車輪を設けた台車本体の上面に荷物の載置面を形成し、台車本体の一端に上方に延びるハンドルを設けたものがある。
しかし、このような荷物運搬用台車では、台車本体の載置面に積んだ荷物を降ろす際に、荷物を持ち上げて降ろす必要があり、作業に時間と労力を要する。また、台車に縦方向に積んだ複数の荷物を別の台車に載せ替える場合など、最初の台車の上部に積んだ荷物を別の台車に積み、最初の台車の下部に積んだ荷物を別の台車の荷物の上に積むことになる。この場合、最初の台車に下方から積んだ荷物の順番が、別の台車では異なった順番になってしまい、台車に積んだ荷物の一部を別々の場所で降ろす場合などには困る。また、荷物の順番を戻す場合には、さらに荷物の載せ替えが必要になり、労力を要するとともに効率が悪化する。
この種の先行技術として、台車の上面部にローラコンベアを配置したものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この台車では、荷物を積み降ろしするときに、ローラコンベア上を滑らせて全ての荷物を簡単に積み降ろしできる。
一方、この運搬用台車では、床面と台車の上面との間に段差が生じるので、床面などとの間で荷物を積み降ろしをする場合は荷物を持ち上げる作業が残る。そこで、台車と同じ高さの場所以外でも荷物の積み降ろしができるように、手押し杆を手元に引くことで、荷台の後部が上方に上がって荷台が前方に傾斜して、荷物を荷台上から滑り降ろすものがある(例えば、特許文献2参照)。
特開昭62−203780号公報 実用新案登録第3038927号公報
しかし、上記いずれの先行技術でも、台車本体の上部に載せた荷物は常にローラの上部に載った状態で運搬される。そのため、運搬時には荷物が不安定になり、運搬時に安定した状態を保ちたい荷物(例えば、洋菓子などの崩れやすい物)の運搬には適さない場合がある。
そこで、本発明は、台車に積んだ荷物を安定した状態で運び、一体的に降ろすことが容易にできる荷物運搬用台車を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、複数の車輪を下部に有する台車本体と、前記台車本体の後部に取り付けられるハンドルと、を備えた荷物運搬用台車であって、前記台車本体は、荷物の運搬時に該荷物の載置状態を保つ載置部と、前記荷物の送出時に該荷物の下面に接して送り出す送出部と、前記車輪による前記台車本体の移動を止めるロック装置と、を備え、前記送出部は、前記荷物の送出時に該荷物を前方に送出するために必要な力を低減させる抵抗低減部を前記荷物との接触部に有し、前記ロック装置と前記送出部との間には、前記ロック装置のロック操作で該送出部の上端が前記載置部の上端よりも上昇して前記荷物を該送出部に載せる昇降機構を備えている。
この構成により、荷物を載置部に載せた状態では安定した状態で運ぶことができる。荷物を降ろすときには、ロック装置のロック操作によって送出部の上端が載置部の上端よりも上昇して荷物が送出部の抵抗低減部上に載る。送出部の上端が載置部の上端よりも上昇する動作は相対的な動作であればよく、送出部の上昇、載置部の下降を含む。そして、送出部の抵抗低減部上に載せた荷物は、この抵抗低減部上を滑らせるようにして降ろすことができる。
また、前記抵抗低減部は、前記荷物の送出方向と直交する軸心周りで回転するローラ部材で構成されていてもよい。このように構成すれば、荷物をローラ部材の回転によって小さい抵抗で移動させることができる。
また、前記載置部は、前記荷物の載置部分に滑り止め部材を有していてもよい。このように構成すれば、載置部に積んだ荷物を定位置でより安定して保持することができる。
また、前記載置部は、前記台車本体の後端部から前後方向長さの中間部分までの範囲に前記荷物の下面に接する保持部材を有し、前記送出部は、前記台車本体の前部に設けた水平軸を支点として後部が上下方向に揺動する揺動枠をさらに備え、前記ロック装置は、前記揺動枠の後部に位置して上下方向に進退する接触部材を有し、該ロック装置のロック操作で床面に向けて前記接触部材が進出し、該接触部材の床面接触により、前記揺動枠の後部を前記水平軸を中心に上方へ揺動させて前記送出部の上端を前記保持部材の上端よりも上昇させるように構成されていてもよい。このように構成すれば、ロック装置のロック操作によって接触部材が床面に接触して、揺動枠の後部を上昇させる。この揺動枠の上昇により、載置部の上端よりも下方に位置している送出部の上端が載置部の上端よりも上昇して、荷物を送出部の抵抗低減部上で送り出すことができる。
また、前記台車本体は、該台車本体の前後方向の中間部分を支点として後部を上下方向に揺動させる昇降枠を有し、前記昇降枠は、前記揺動枠の後部を昇降させる連結部材を有し、前記ロック装置は、前記昇降枠の後部に取り付けられ、前記ロック装置のロック操作で床面に向けて前記接触部材が進出し、該接触部材の床面接触により前記昇降枠の前記連結部材が前記揺動枠の後部を、前記水平軸を中心に上方へ揺動させるように構成されていてもよい。このように構成すれば、ロック装置のロック操作で台車本体の前後方向中間部分に支点を有する昇降枠の後部を上昇させるので、接触部材の床面接触による昇降枠の上昇によって荷物を載せている揺動枠の後部を上昇させることができる。
本発明によれば、台車に積んだ荷物を安定した状態で運ぶことができ、所望の位置で一体的に降ろすことが容易に可能となる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る荷物運搬用台車を示す斜視図である。 図2は、図1に示す荷物運搬用台車の平面図である。 図3は、図2に示すIII−III矢視の断面図である。 図4は、図1に示すロック装置の非ロック状態における昇降枠と揺動枠の関係を後方から見た図面である。 図5は、図4に示すロック装置のロック状態を後方から見た図面である。 図6は、図1に示す荷物運搬用台車による荷物運搬時の断面図である。 図7は、図6に示す荷物運搬用台車による荷物送出時の断面図である。 図8は、本発明の第2実施形態に係る荷物運搬用台車における荷物を送出するときの断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。以下の実施形態では、荷物運搬用台車1として手押し台車を例に説明し、台車本体2を枠組み構造とした例で説明する。この明細書及び特許請求の範囲の書類中における前後左右方向の概念は、図1に示す荷物運搬用台車1のハンドル4側から送出方向Dを見た状態における前後左右方向の概念と一致するものとする。
(荷物運搬用台車1の全体構成)
図1に示すように、第1実施形態の荷物運搬用台車1は、下部の4隅に車輪3を有する台車本体2と、この台車本体2の後部に取り付けられたハンドル4とを備えた手押し台車である。この荷物運搬用台車1は、台車本体2の下部に設けられた複数の車輪3によって移動可能となっている。台車本体2は、荷物Bの運搬時に、荷物Bの載置状態を保つ載置部10と、荷物Bを前方の送出方向Dに送り出す送出時に荷物Bの下面に接する送出部20と、上記車輪3による移動を止めるロック装置30とを備えている。
(台車本体2の構成)
図1及び図2に示すように、上記台車本体2は、幅方向両端部に2本と、その間の前後方向に2本が設けられた第1枠体5と、上記第1枠体5の前端部を左右方向に連結する第2枠体6と、上記第1枠体5の後端部を左右方向に連結する第3枠体7とを有する枠組み構造となっている。
(送出部20の構成)
図1及び図2に示すように、上記送出部20は、台車本体2の幅方向両端部から少し内側の位置と、その間の前後方向に1本が設けられた前後方向枠体21と、この前後方向枠体21の前端部の間を左右方向に連結する前部左右枠体22と、前後方向枠体21の後端部左右方向に連結する後部左右枠体23とを有する枠組み構造となっている。
この実施形態では、送出部20を、送出方向Dの前部である台車本体2の前端部に設けた前部水平軸25を支点として、送出方向Dの後部である揺動枠24の後部左右枠体23を上下方向に揺動させる揺動枠24としている。送出部20をこのような揺動枠24とすることで、荷物Bを送出方向Dに送り出すときに送出部20で荷物Bを持ち上げる力を小さくしている。つまり、前部水平軸25で荷物Bの一部荷重を支持した状態で、後部左右枠体23側に作用している荷重分を上昇させている。さらに、上記後部左右枠体23には、荷物Bが台車本体2の後方へ落ちないようにするストッパ27が設けられている。
上記送出部20の前後方向枠体21の上部には、荷物Bの送出時に、荷物Bを前方に送出するために必要となる力を低減させる抵抗低減部たるローラ部材26が設けられている。この実施形態のローラ部材26は、荷物Bの送出方向Dと直交する軸心周りで回転する。抵抗低減部をローラ部材26とすることで、荷物Bは回転するローラ部材26の上部を小さい抵抗で移動させることができる。抵抗低減部としては、ローラ部材26の他、摩擦抵抗が小さい樹脂材などを用いることができる。
(載置部10の構成)
上記載置部10は、上記送出部20の前後方向枠体21の間で前後方向に延びるように設けられた2本の第1保持部材11と、この第1保持部材11の後部に設けられた第2保持部材12とを有している。第1保持部材11は、台車本体2の第1枠体5に設けられた脚材8で所定高さに固定されている(図3)。この実施形態の載置部10は、上記台車本体2の後端部から前後方向長さの中間部分までの範囲に、荷物Bの下面に接する第1保持部材11が設けられている。第1保持部材11は、前後方向に延びる棒状の部材となっている。この実施形態では、第1保持部材11が、台車本体2の後端部から台車本体2の前後方向長さの約2/3程度の位置まで設けられている。
また、これらの保持部材11,12には、荷物Bの載置部分に、滑り止め部材13が設けられている。この実施形態では、棒状の保持部材11,12の周囲に滑り止め部材13を被せているため、一体的な図となっている。滑り止め部材13としては、例えば、柔軟性を有する樹脂材、ゴム材などを用いることができる。この滑り止め部材13を設けることにより、載置部10に積んだ荷物Bを定位置でより安定して保持することができる。
図3に示すように、荷物Bを運搬するときには、上記送出部20のローラ部材26の上端よりも、載置部10の第1保持部材11の上端が上方に位置した状態となり、ローラ部材26は第1保持部材11の上端よりも下がっている。
さらに、この実施形態では、上記送出部20を上記台車本体2の前後方向の中間部分を支点として後部を上下方向に揺動させる昇降枠40を有している。この昇降枠40は、上記揺動枠24の後部左右枠体23を昇降させる連結部材43を有している。
(昇降枠40の構成)
図2,3に示すように、昇降枠40は、台車本体2の第1枠体5に設けられた水平方向の支持軸42を支点として、後方に延びる昇降枠体41を有しており、後端部が上下方向に昇降(揺動)するようになっている。この昇降枠体41の後端部に上記連結部材43が設けられており、この連結部材43が上記揺動枠24の後部左右枠体23と連結されている。従って、昇降枠40の後端部が昇降(揺動)することで、揺動枠24の後端部を昇降(揺動)させる。この昇降枠40の後部に、ロック装置30が取り付けられている。
図3に示す状態は荷物Bの運搬時であり、この状態では、昇降枠40に設けた支持部材44が、台車本体2の第1枠体5の上面に支持された状態となっている。このような昇降枠40を設けて、後述するロック装置30のロック操作で上記揺動枠24の後部を上方へ揺動させるようにしている。図示する二点鎖線の揺動枠24が上昇させた状態を示している(図7の状態)。
(ロック装置30の構成)
図4は、上記ロック装置30の非ロック状態における昇降枠40と揺動枠24の関係を後方から見た図面であり、図5は、図4に示すロック装置30のロック状態を後方から見た図面である。上記ロック装置30は、上記昇降枠40の後部に設けられている。このロック装置30は、上記揺動枠24の後部で上下方向に進退する接触部材31を有している。接触部材31は、ロック装置30の本体部分から進退する筒状のガイド部材32によって進退させられる。この接触部材31は、ロック装置30のロック操作で床面Fに向けて進出して、接触部材31の下面が床面Fに接触する。この接触部材31の床面接触により、台車本体2を定位置で止めることができる。接触部材31としては、ゴム材や樹脂材等の接触状態を保てる部材を用いることができる。
このロック装置30には、ロック操作を行う第1ペダル33と、ロック状態を解除する第2ペダル34とが設けられている。第1ペダル33を踏むと接触部材31が床面Fに向けて突出し、第2ペダル34を踏むと接触部材31が後退して格納される。接触部材31の突出と後退は、例えば、バネ部材などの力を利用することができる。接触部材31を進退させる構成は、公知の技術を利用することができるため、詳細な説明は省略する。
このロック装置30と上記送出部20との間には、ロック装置30のロック操作で、送出部20の上端を上記載置部10の上端よりも上昇させて荷物Bを送出部20に載せる昇降機構50が備えられている。この昇降機構50は、ロック装置30のロック操作により、床面Fに向けて進出させた接触部材31が床面Fに接触し、この接触部材31が床面Fに接触した後は、ロック装置30が昇降枠40の後部を上記支持軸42を中心に上昇させて、この昇降枠40の連結部材43で上記揺動枠24の後部を上方へ揺動させる機構である。すなわち、ロック装置30の接触部材31が床面Fに向けて進出して床面Fに接触すると、ロック装置30の部分は接触部材31の伸長量により、ロック操作前の位置よりも上昇する。ロック装置30の上昇により、図5に示すように、支持部材44が第1枠体5の上面から浮いた状態となる。
このような昇降機構50により、ロック装置30のロック操作によって接触部材31が床面Fに接触して、昇降枠40の後部を上昇させる。この昇降枠40の後部が上昇することで連結部材43で揺動枠24の後部を上昇させ、載置部10の上端よりも下方に位置している送出部20の上端を、載置部10の上端よりも上昇させる。すなわち、ロック装置30のロック操作によって、揺動枠24は、前端の前部水平軸25を中心に後部が上方へ揺動し、ローラ部材26の上端が保持部材11,12の上端よりも上昇させられて、保持部材11,12に載っていた荷物Bは、送出部20のローラ部材26の上部に載せられるので、このローラ部材26上で送り出すことができる。
従って、荷物Bを載置部10に載せた状態では安定した状態で運ぶことができ、荷物Bを降ろすときにはロック装置30のロック操作によって送出部20の上端が載置部10の上端よりも上昇して、荷物Bが送出部20のローラ部材26上に載った状態にでき、全ての荷物Bを一体的に容易に降ろすことができる。
(荷物運搬用台車1の動作)
図6は、図1に示す荷物運搬用台車による荷物運搬時の断面図であり、図7は、図6に示す荷物運搬用台車による荷物送出時の断面図である。これらの図面では、いずれも図3と同じ断面における主要な構成のみを示している。これらの図面に基づいて、上記荷物運搬用台車1による荷物Bの運搬と送出を説明する。
図6に示すように、上記荷物運搬用台車1は、ロック装置30をロック操作していない状態では、台車本体2は4隅の車輪3によって移動可能な状態となる。この状態では、荷物Bは載置部10の保持部材11,12に載せられた状態で安定して移動させることができる。
そして、図7に示すように、荷物Bを降ろす位置でロック装置30をロック操作する。このロック操作により、ロック装置30の接触部材31が下方に進出して床面Fに接触する。この接触部材31の床面接触により、上記昇降枠40の後部が支持軸42を中心に上昇させられる。この昇降枠40の上昇により、連結部材43で揺動枠24の後部左右枠体23を上昇させる。
これにより、送出部20のローラ部材26が載置部10の保持部材11,12よりも上方へ突出し、このローラ部材26に荷物Bが載った状態となる。従って、ローラ部材26に載った荷物Bは、ローラ部材26上で滑らせるように送出することができる。しかも、載置部10に載せた全ての荷物Bを一体的に送出することができるので、載置部10に積んだ荷物Bをその積んだ順番のままで一体的に降ろすことができる。
(総括)
以上のように、上記荷物運搬用台車1によれば、台車本体2に積んだ荷物Bは載置部10の滑り止め部材13の上部に載置される。この載置部10に積んだ荷物Bは、安定した状態で運搬することができる。そして、ロック装置30のロック操作によって、台車本体2は移動が制限されるように停止させられ、同時に、送出部20のローラ部材26が載置部10の滑り止め部材13よりも上方へ突出する。これにより、荷物Bは載置部10の保持部材11,12上から送出部20のローラ部材26に載った状態となる。
従って、荷物Bを台車本体2から降ろすときには、荷物Bはローラ部材26に載った状態で、全てを一体的に前方へ送出して降ろすことが可能であり、荷物Bを降ろすときの労力を低減することができる。
また、複数の荷物Bを上下方向に積んだ場合でも、全ての荷物Bをその積まれた状態のままで降ろすことができ、荷物Bの順番が上下で入れ替わるようなこともない。
(その他の実施形態)
図8に示す第2実施形態の荷物運搬用台車60のように、上記した送出部20を全体的に昇降させるように構成してもよい。各構成には上記第1実施形態と同一の符号を付している。この実施形態の荷物運搬用台車60によれば、荷物Bを降ろすときには、送出部20の全体を上昇させ、ローラ部材26の上端を載置部10の上端よりも上方へ上昇させる。従って、載置部10に積んだ荷物Bは、安定して運搬することができる。荷物を降ろすときには、ローラ部材26上に載せた状態にして、一体的に降ろすことが容易にできる。なお、送出部20の全体を昇降させる機構としては、リンク機構などを用いて実現すればよい。上記送出部20の上端を載置部10の上端よりも上昇させて荷物Bを送出部20に載せる構成は、これらの実施形態に限定されるものではない。
また、上記した実施形態では荷物運搬用台車1として手押し台車を例にして説明したが、電動の台車など、上記した手押し台車以外でも、車輪3によって移動させる構成の台車であれば適用でき、台車の形式は上記実施形態に限定されるものではない。
さらに、上記した実施形態におけるローラ部材26の構成や保持部材の構成などは一例であり、配置例の異なる構成や、大きさの異なる構成でもよく、本発明の要旨を損なわない範囲でこれらの構成を変更してもよく、本発明は上記した実施形態に限定されるものではない。
1 荷物運搬用台車
2 台車本体
3 車輪
8 脚材
10 載置部
11 第1保持部材
12 第2保持部材
13 滑り止め部材
20 送出部
21 前後方向枠体
22 前部左右枠体
23 後部左右枠体
24 揺動枠
25 前部水平軸
26 ローラ部材(抵抗低減部)
30 ロック装置
31 接触部材
33 第1ペダル
34 第2ペダル
40 昇降枠
41 昇降枠体
42 支持軸
43 連結部材
44 支持部材
50 昇降機構
60 荷物運搬用台車
B 荷物
F 床面

Claims (5)

  1. 複数の車輪を下部に有する台車本体と、前記台車本体の後部に取り付けられるハンドルと、を備えた荷物運搬用台車であって、
    前記台車本体は、荷物の運搬時に該荷物の載置状態を保つ載置部と、前記荷物の送出時に該荷物の下面に接して送り出す送出部と、前記車輪による前記台車本体の移動を止めるロック装置と、を備え、
    前記送出部は、前記荷物の送出時に該荷物を前方に送出するために必要な力を低減させる抵抗低減部を前記荷物との接触部に有し、
    前記ロック装置と前記送出部との間には、前記ロック装置のロック操作で該送出部の上端が前記載置部の上端よりも上昇して前記荷物を該送出部に載せる昇降機構を備えている、ことを特徴とする荷物運搬用台車。
  2. 前記抵抗低減部は、前記荷物の送出方向と直交する軸心周りで回転するローラ部材で構成されている、請求項1に記載の荷物運搬用台車。
  3. 前記載置部は、前記荷物の載置部分に滑り止め部材を有している、請求項1又は2に記載の荷物運搬用台車。
  4. 前記載置部は、前記台車本体の後端部から前後方向長さの中間部分までの範囲に前記荷物の下面に接する保持部材を有し、
    前記送出部は、前記台車本体の前部に設けた水平軸を支点として後部が上下方向に揺動する揺動枠をさらに備え、
    前記ロック装置は、前記揺動枠の後部に位置して上下方向に進退する接触部材を有し、該ロック装置のロック操作で床面に向けて前記接触部材が進出し、該接触部材の床面接触により、前記揺動枠の後部を前記水平軸を中心に上方へ揺動させて前記送出部の上端を前記保持部材の上端よりも上昇させるように構成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の荷物運搬用台車。
  5. 前記台車本体は、該台車本体の前後方向の中間部分を支点として後部を上下方向に揺動させる昇降枠を有し、
    前記昇降枠は、前記揺動枠の後部を昇降させる連結部材を有し、
    前記ロック装置は、前記昇降枠の後部に取り付けられ、
    前記ロック装置のロック操作で床面に向けて前記接触部材が進出し、該接触部材の床面接触により前記昇降枠の前記連結部材が前記揺動枠の後部を、前記水平軸を中心に上方へ揺動させるように構成されている、請求項4に記載の荷物運搬用台車。
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