JP2017094622A - 画像形成装置および制御プログラム - Google Patents

画像形成装置および制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2017094622A
JP2017094622A JP2015230047A JP2015230047A JP2017094622A JP 2017094622 A JP2017094622 A JP 2017094622A JP 2015230047 A JP2015230047 A JP 2015230047A JP 2015230047 A JP2015230047 A JP 2015230047A JP 2017094622 A JP2017094622 A JP 2017094622A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control unit
pattern
unit
user
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015230047A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6292213B2 (ja
Inventor
秀太 齋藤
Shuta Saito
秀太 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2015230047A priority Critical patent/JP6292213B2/ja
Priority to US15/292,413 priority patent/US10069988B2/en
Priority to CN201611043187.9A priority patent/CN106803862B/zh
Publication of JP2017094622A publication Critical patent/JP2017094622A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6292213B2 publication Critical patent/JP6292213B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00832Recording use, e.g. counting number of pages copied
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00885Power supply means, e.g. arrangements for the control of power supply to the apparatus or components thereof
    • H04N1/00888Control thereof
    • H04N1/00891Switching on or off, e.g. for saving power when not in use
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/0035User-machine interface; Control console
    • H04N1/00352Input means
    • H04N1/00384Key input means, e.g. buttons or keypads
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/0035User-machine interface; Control console
    • H04N1/00405Output means
    • H04N1/00408Display of information to the user, e.g. menus
    • H04N1/00411Display of information to the user, e.g. menus the display also being used for user input, e.g. touch screen
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/0035User-machine interface; Control console
    • H04N1/00501Tailoring a user interface [UI] to specific requirements
    • H04N1/00509Personalising for a particular user or group of users, e.g. a workgroup or company
    • H04N1/00514Personalising for a particular user or group of users, e.g. a workgroup or company for individual users
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/44Secrecy systems
    • H04N1/4406Restricting access, e.g. according to user identity
    • H04N1/4433Restricting access, e.g. according to user identity to an apparatus, part of an apparatus or an apparatus function
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N2201/00Indexing scheme relating to scanning, transmission or reproduction of documents or the like, and to details thereof
    • H04N2201/0077Types of the still picture apparatus
    • H04N2201/0094Multifunctional device, i.e. a device capable of all of reading, reproducing, copying, facsimile transception, file transception

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Abstract

【課題】自身の動作パフォーマンスに影響を与えることなく、操作パネルにおいて不具合が発生した場合にログを確保できる画像形成装置および画像形成装置の制御プログラムを提供する。【解決手段】画像形成装置100は、揮発記憶部125と、操作部152と、制御部110、160と、を有する。揮発記憶部125は、各部の動作に関するログを蓄積し、揮発性を有する。操作部152は、ユーザーによる操作であるユーザー操作を受け付ける。制御部110、160は、操作部152において受け付けられた一定時間内の一連のユーザー操作に基づくユーザー操作パターンが、所定の条件を満たすか否かを判断する。そして、制御部110、160は、ユーザー操作パターンが所定の条件を満たす場合に、揮発記憶部125に蓄積されているログを、不揮発性を有する不揮発記憶部に記憶させる。【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置および制御プログラムに関する。
従来から、ユーザーが各種装置を使用する際に発生した不具合の内容を後から確認するために、装置の動作に関する履歴データ(ログ)を記憶する種々の技術が提案されてきた。たとえば、特許文献1に記載の発明は、ボタンスイッチなどの操作入力手段の不具合を確認するために、操作入力手段における操作入力についての履歴データを記憶するゲーム装置を開示している。特許文献1のゲーム装置は、操作入力の履歴データに基づいて、操作入力信号の欠落を検出し、操作入力手段の異常を判定する。操作入力の履歴データは、異常を判定するために繰り返し取得され、ICメモリなどに時系列に蓄積される。装置の電源が切断されても、後から不具合を確認できるように、ICメモリなどは不揮発性のメモリである必要がある。
特開2007−267876号公報
しかし、上記特許文献1に記載されているような、データを不揮発性のメモリに随時蓄積する処理は、処理負荷が大きいため、装置の動作パフォーマンスに悪影響を与える場合がある。一方で、動作パフォーマンスに影響を与えることなくデータを記憶するための方法として、RAMなどの揮発性のメモリにデータを蓄積する方法もある。しかし、揮発性のメモリは、装置の電源が切断されると、蓄積されたデータを保持できないという問題がある。
上述したような問題がある中で、画像形成装置などは、ユーザーによる操作に基づく動作のログを、動作パフォーマンスに悪影響を与えることなく記憶することを優先し、揮発性のメモリをしばしば使用している。当該ログは、画像形成装置の使用中に発生する不具合の内容を、開発者などが後から確認するために蓄積される。
ここで、画像形成装置の使用中に、画像形成装置の操作パネルにおいて、フリーズ(何らかの原因によって動作を停止し、操作を受け付けなくなる状態)などの不具合が発生した場合を想定する。画像形成装置のユーザーが、不具合についての問い合わせをサービス窓口に行うと、サービス担当者がユーザーを訪問して、不具合に直接対応する場合がある。サービス担当者は、自身が不具合の原因を特定できない場合、画像形成装置の揮発性のメモリに蓄積されたログを入手して、画像形成装置の開発者などに提供する。そして、開発者などは、当該ログに基づいて、不具合を後から解析できる。しかし、フリーズの不具合が発生してから、サービス担当者がユーザーを訪問するまでの間に、ユーザーが画像形成装置の電源を切断してしまうと、揮発性のメモリに蓄積されたログは失われてしまう。そのため、ユーザーが画像形成装置の電源を切断した場合には、開発者などがログに基づいて不具合を解析できず、不具合が発生した原因を特定できないという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、自身の動作パフォーマンスに影響を与えることなく、操作パネルにおいて不具合が発生した場合にログを確保できる画像形成装置および画像形成装置の制御プログラムを提供することを目的とする。
上記の目的は、下記の手段によって達成される。
(1)各部の動作に関するログを蓄積し、揮発性を有する揮発記憶部と、ユーザーによる操作であるユーザー操作を受け付ける操作部と、前記操作部において受け付けられた一定時間内の一連の前記ユーザー操作に基づくユーザー操作パターンが、所定の条件を満たすか否かを判断し、前記所定の条件を満たす場合に、前記揮発記憶部に蓄積されている前記ログを、不揮発性を有する不揮発記憶部に記憶させる制御部と、を有する画像形成装置。
(2)ユーザーインターフェースを表示可能な表示部と、前記表示部における表示を制御する表示制御部と、をさらに有し、前記制御部は、前記ユーザー操作パターンが前記所定の条件を満たす場合に、前記表示制御部に対して生存確認を行い、前記表示制御部から生存の旨を示す生存信号を受信したか否かを判断し、当該生存信号を受信しなかった場合に、前記ログを前記不揮発記憶部に記憶させる上記(1)に記載の画像形成装置。
(3)前記表示制御部は、前記表示部を含む操作パネルの各部を制御するパネル制御部と、前記表示部に表示される前記ユーザーインターフェースを制御するUI制御部と、を含み、前記制御部は、前記ユーザー操作パターンが前記所定の条件を満たす場合に、前記パネル制御部および前記UI制御部に対して前記生存確認を行い、前記パネル制御部および前記UI制御部の少なくとも一方から前記生存信号を受信しなかった場合に、前記ログを前記不揮発記憶部に記憶させる上記(2)に記載の画像形成装置。
(4)前記制御部は、前記パネル制御部および前記UI制御部の両方から前記生存信号を受信した場合、さらに、前記パネル制御部を介して前記表示部の不具合の有無を確認し、前記表示部の不具合がある場合には、前記ログを前記不揮発記憶部に記憶させる上記(3)に記載の画像形成装置。
(5)前記所定の条件は、前記ユーザー操作パターンにおける前記一連のユーザー操作の回数が、基準回数以上であることを含む上記(2)〜(4)のいずれか一つに記載の画像形成装置。
(6)前記ユーザー操作によって発生する振動を検知可能なセンサーをさらに有し、前記制御部は、前記センサーが検知した前記一定時間内の振動の回数を、前記一連のユーザー操作の回数とみなして、前記振動の回数が、前記基準回数以上であるか否かを判断する上記(5)に記載の画像形成装置。
(7)前記制御部は、前記一連のユーザー操作の回数が前記基準回数以上であり、かつ、前記生存信号を受信しなかった場合に、前記一連のユーザー操作の回数に基づいて、前記基準回数を補正する上記(5)または上記(6)に記載の画像形成装置。
(8)前記制御部は、前記一連のユーザー操作の回数が前記基準回数以上であり、かつ、前記生存信号を受信した場合に、前記ユーザー操作パターンを不正解パターンとして、前記揮発記憶部に一旦記憶させ、前記揮発記憶部に対する電源の供給が停止される際に、前記揮発記憶部において前記不正解パターンの記憶が残存していれば、前記不正解パターンにおける前記一連のユーザー操作の回数に基づいて、前記基準回数を補正する上記(5)または上記(6)に記載の画像形成装置。
(9)前記所定の条件は、前記ユーザー操作パターンが、基準となる操作パターンである基準パターンに対して、基準値以上の整合率で整合することを含む上記(2)〜(4)のいずれか一つに記載の画像形成装置。
(10)前記制御部は、前記ユーザー操作パターンが前記基準パターンに対して前記基準値以上の整合率で整合し、かつ、前記生存信号を受信しなかった場合に、前記ユーザー操作パターンの前記基準パターンに対する前記整合率に基づいて、前記基準値および前記基準パターンの少なくとも一方を補正する上記(9)に記載の画像形成装置。
(11)前記制御部は、前記ユーザー操作パターンが前記基準パターンに対して前記基準値以上の整合率で整合し、かつ、前記生存信号を受信した場合に、前記ユーザー操作パターンを不正解パターンとして、前記揮発記憶部に一旦記憶させ、前記揮発記憶部に対する電源の供給が停止される際に、前記揮発記憶部において前記不正解パターンの記憶が残存していれば、前記不正解パターンの前記基準パターンに対する前記整合率に基づいて、前記基準値および前記基準パターンの少なくとも一方を補正する上記(9)に記載の画像形成装置。
(12)前記制御部は、前記ログを前記不揮発記憶部に記憶させた後に、前記表示制御部における不具合を解消するための再起動の処理を実行する上記(2)〜(11)のいずれか一つに記載の画像形成装置。
(13)前記制御部は、各部を制御するメイン制御部と、前記メイン制御部が休止状態であっても、前記操作部に含まれる物理的なキーであるハードキーを介して、前記ユーザー操作を受け付け可能なサブ制御部と、を有し、前記サブ制御部は、前記ハードキーを介して受け付けられた一定時間内の前記一連のユーザー操作に基づく前記ユーザー操作パターンが、前記所定の条件を満たすか否かを判断し、前記所定の条件を満たす場合に、前記所定の条件を満たす旨の通知を前記メイン制御部に送信し、前記メイン制御部は、前記通知を前記サブ制御部から受信した場合に、前記ログを前記不揮発記憶部に記憶させる上記(1)〜(12)のいずれか一つに記載の画像形成装置。
(14)前記ユーザーを認証可能なユーザー認証部をさらに有し、前記所定の条件は、認証した前記ユーザー毎に個別に設定されている上記(1)〜(13)のいずれか一つに記載の画像形成装置。
(15)前記制御部は、ユーザー操作を受け付け、一定時間内の一連の前記ユーザー操作に基づくユーザー操作パターンが、前記所定の条件を満たすか否かを判断する外部の携帯端末から、前記所定の条件を満たす旨の通知を受信した場合に、前記ログを前記不揮発記憶部に記憶させる上記(1)〜(14)のいずれか一つに記載の画像形成装置。
(16)前記制御部は、前記通知を受信した場合に、前記携帯端末に設けられた表示部である端末表示部を制御する端末制御部と、前記端末表示部に表示されるユーザーインターフェースを制御するUI制御部と、に対して生存確認を行い、前記端末制御部および前記UI制御部の少なくとも一方から生存信号を受信しなかった場合に、前記ログを前記不揮発記憶部に記憶させる上記(15)に記載の画像形成装置。
(17)各部の動作に関するログを蓄積し、揮発性を有する揮発記憶部と、ユーザーによる操作であるユーザー操作を受け付ける操作部と、を有する画像形成装置の制御プログラムであって、前記操作部を介して、前記ユーザー操作を受け付けるステップ(a)と、前記ステップ(a)において受け付けられた一定時間内の一連の前記ユーザー操作に基づくユーザー操作パターンが、所定の条件を満たすか否かを判断するステップ(b)と、前記ステップ(b)において前記ユーザー操作パターンが前記所定の条件を満たす場合に、前記揮発記憶部に蓄積されている前記ログを、不揮発性を有する不揮発記憶部に記憶させるステップ(c)と、をコンピューターに実行させるための制御プログラム。
(18)前記ステップ(b)において前記ユーザー操作パターンが前記所定の条件を満たす場合に、ユーザーインターフェースを表示可能な表示部における表示を制御する表示制御部に対して生存確認を行い、前記表示制御部から生存の旨を示す生存信号を受信したか否かを判断するステップ(d)を、前記ステップ(c)の前にさらに含み、前記ステップ(c)においては、前記ステップ(d)において前記生存信号を受信しなかった場合に、前記ログを前記不揮発記憶部に記憶させる上記(17)に記載の制御プログラム。
(19)前記ステップ(d)においては、前記表示制御部に含まれる、前記表示部を含む操作パネルの各部を制御するパネル制御部と、前記表示部に表示される前記ユーザーインターフェースを制御するUI制御部と、に対して前記生存確認を行い、前記ステップ(c)においては、前記ステップ(d)において前記パネル制御部および前記UI制御部の少なくとも一方から前記生存信号を受信しなかった場合に、前記ログを前記不揮発記憶部に記憶させる上記(18)に記載の制御プログラム。
(20)前記ステップ(d)において前記パネル制御部および前記UI制御部の両方から前記生存信号を受信した場合に、前記表示部の不具合の有無を確認するステップ(e)を、前記ステップ(c)の前にさらに含み、前記ステップ(e)において前記表示部の不具合があると判断した場合には、前記ステップ(d)において前記パネル制御部および前記UI制御部の両方から前記生存信号を受信した場合であっても、前記ステップ(c)においては、前記ログを前記不揮発記憶部に記憶させる上記(19)に記載の制御プログラム。
(21)前記所定の条件は、前記ユーザー操作パターンにおける前記一連のユーザー操作の回数が、基準回数以上であることを含む上記(18)〜(20)のいずれか一つに記載の制御プログラム。
(22)前記ステップ(b)においては、前記ユーザー操作によって発生する振動を検知可能なセンサーが検知した前記一定時間内の振動の回数を、前記一連のユーザー操作の回数とみなして、前記振動の回数が、前記基準回数以上であるか否かを判断する上記(21)に記載の制御プログラム。
(23)前記ステップ(b)において前記一連のユーザー操作の回数が前記基準回数以上であり、かつ、前記ステップ(d)において前記生存信号を受信しなかった場合に、前記一連のユーザー操作の回数に基づいて、前記基準回数を補正するステップ(f)を、前記ステップ(c)の後にさらに含む上記(21)または上記(22)に記載の制御プログラム。
(24)前記ステップ(b)において前記一連のユーザー操作の回数が前記基準回数以上であり、かつ、前記ステップ(d)において前記生存信号を受信した場合に、前記ユーザー操作パターンを不正解パターンとして、前記揮発記憶部に一旦記憶させるステップ(g)と、前記揮発記憶部に対する電源の供給が停止される際に、前記揮発記憶部において前記不正解パターンの記憶が残存していれば、前記不正解パターンにおける前記一連のユーザー操作の回数に基づいて、前記基準回数を補正するステップ(h)と、をさらに含む上記(21)または上記(22)に記載の制御プログラム。
(25)前記所定の条件は、前記ユーザー操作パターンが、基準となる操作パターンである基準パターンに対して、基準値以上の整合率で整合することを含む上記(18)〜(20)のいずれか一つに記載の制御プログラム。
(26)前記ステップ(b)において前記ユーザー操作パターンが前記基準パターンに対して前記基準値以上の整合率で整合し、かつ、前記ステップ(d)において前記生存信号を受信しなかった場合に、前記ユーザー操作パターンの前記基準パターンに対する前記整合率に基づいて、前記基準値および前記基準パターンの少なくとも一方を補正するステップ(f)を、前記ステップ(c)の後にさらに含む上記(25)に記載の制御プログラム。
(27)前記ステップ(b)において前記ユーザー操作パターンが前記基準パターンに対して前記基準値以上の整合率で整合し、かつ、前記ステップ(d)において前記生存信号を受信した場合に、前記ユーザー操作パターンを不正解パターンとして、前記揮発記憶部に一旦記憶させるステップ(g)と、前記揮発記憶部に対する電源の供給が停止される際に、前記揮発記憶部において前記不正解パターンの記憶が残存していれば、前記不正解パターンの前記基準パターンに対する前記整合率に基づいて、前記基準値および前記基準パターンの少なくとも一方を補正するステップ(h)と、をさらに含む上記(25)に記載の制御プログラム。
(28)前記ステップ(c)において前記ログを前記不揮発記憶部に記憶させた後に、前記表示制御部における不具合を解消するための再起動の処理を実行するステップ(i)をさらに含む上記(18)〜(27)のいずれか一つに記載の制御プログラム。
(29)前記所定の条件は、ユーザー認証部が認証した前記ユーザー毎に個別に設定されている上記(17)〜(28)のいずれか一つに記載の制御プログラム。
(30)ユーザー操作を受け付け、一定時間内の一連の前記ユーザー操作に基づくユーザー操作パターンが、前記所定の条件を満たすか否かを判断する外部の携帯端末から、前記所定の条件を満たす旨の通知を受信するステップ(j)を、前記ステップ(c)の前にさらに含み、前記ステップ(c)においては、前記ステップ(j)において前記通知を受信した場合に、前記ログを前記不揮発記憶部に記憶させる上記(17)〜(29)のいずれか一つに記載の制御プログラム。
(31)前記ステップ(j)において前記通知を受信した場合に、前記携帯端末に設けられた表示部である端末表示部を制御する端末制御部と、前記端末表示部に表示されるユーザーインターフェースを制御するUI制御部と、に対して生存確認を行うステップ(k)をさらに含み、前記ステップ(c)においては、前記ステップ(k)において前記端末制御部および前記UI制御部の少なくとも一方から生存信号を受信しなかった場合に、前記ログを前記不揮発記憶部に記憶させる上記(30)に記載の制御プログラム。
本発明の画像形成装置および制御プログラムによれば、操作部において受け付けられた一定時間内の一連のユーザー操作に基づくユーザー操作パターンが、所定の条件を満たすか否かを判断する。そして、ユーザー操作パターンが所定の条件を満たす場合に、RAM(揮発記憶部)に蓄積されているログを、不揮発記憶部に記憶させる。ユーザー操作パターンが所定の条件を満たす場合は、操作パネルにおいて不具合が発生した可能性がある場合に該当する。この場合、ユーザーが操作パネルを復旧させようとして、画像形成装置の電源を入れ直す前に、画像形成装置はログを確保できる。画像形成装置は、ユーザーが画像形成装置の電源を切断する前に、ログを確保できるため、一定時間毎にログを不揮発記憶部に記憶させる必要はなく、自身の動作パフォーマンスを低下させることがない。結果として、画像形成装置は、自身の動作パフォーマンスに影響を与えることなく、不具合が発生した場合にログを確保でき、不具合を後から解析する開発者などに提供できる。
本実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。 操作パネルの外観の一例を示す図である。 画像形成装置のメイン制御部の機能構成を示すブロック図である。 画像形成装置のサブ制御部の機能構成を示すブロック図である。 メイン制御部およびサブ制御部の処理の関係性を示す図である。 サブ制御部の処理の手順の一例を示すフローチャートである。 メイン制御部の処理の手順を示すフローチャートである。 変形例1の画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。 サブ制御部の処理の手順の他の例を示すフローチャートである。 サブ制御部の処理の手順のさらに別の例を示すフローチャートである。 画像形成システムの概略構成を示す図である。 携帯端末の概略構成を示すブロック図である。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、図面の説明において、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示すブロック図であり、図2は、操作パネル150の外観の一例を示す図である。
画像形成装置100は、プリンターや複合機(MFP:Multi−Function Peripheral)などである。以下、画像形成装置100の構成について説明する。
画像形成装置100は、メイン制御部(制御部)110、ROM(Read Only Memory)120、RAM(Random Access Memory、揮発記憶部)125、不揮発記憶部130、電源制御部140、操作パネル150、サブ制御部(制御部)160、画像形成部170、ユーザー認証部175および通信I/F(Interface)180を有する。各構成は、バス190を介して、相互に通信可能に接続されている。
メイン制御部110は、CPU(Central Processing Unit)であり、プログラムにしたがって、上記の各構成を制御し、各種の演算処理を実行する。メイン制御部110は、印刷やコピーなどの、画像形成処装置の主な制御を実行する。
ROM120は、各種プログラムや各種データを記憶し、メイン制御部110に使用されるメモリである。ROM120は、電源が供給されていなくてもプログラムやデータの記憶を保持できる、不揮発性を有するメモリである。
RAM125は、作業領域として一時的にプログラムやデータを記憶し、メイン制御部110に使用されるメモリである。RAM125は、電源が供給されていなければプログラムやデータの記憶を保持できない、揮発性を有するメモリである。つまり、画像形成装置100の電源が切断されると、RAM125は、プログラムやデータの記憶を失う。一方で、RAM125におけるデータの読み書きの処理は、ROM120や不揮発記憶部130におけるデータの読み書きの処理よりも、処理負荷が軽く、処理時間も短いことが多い。そのため、RAM125は、サイズが大きいデータなどを一時的に記憶するような場合に使用される。本実施形態では、RAM125は、画像形成装置100の各構成の動作に関するログ(以下では、単に「ログ」と呼ぶ)を蓄積する。ログの詳細については、後述する。
不揮発記憶部130は、フラッシュメモリやハードディスク、USBメモリなどを含み、メイン制御部110に使用される記憶装置である。不揮発記憶部130は、ROM120と同様に、電源が供給されていなくてもデータなどの記憶を保持できる、不揮発性を有する記憶装置である。本実施形態において、ROM120および不揮発記憶部130は、ROM120が基本的に書き換え不可能なメモリである一方で、不揮発記憶部130がデータの書き換えを可能とする点で、区別される。また、不揮発記憶部130は、画像形成装置100の外部に設けられてもよい。
電源制御部140は、各構成に対する電源の供給を制御する。電源制御部140は、各構成に対して電源を供給するか否かを制御でき、たとえば、サブ制御部160のみに電源を供給するなどの制御ができる。
操作パネル150は、パネル制御部(表示制御部)151、ハードキー(操作部)152、表示部153を含み、ユーザーによる操作(以下では、「ユーザー操作」と呼ぶ)を受け付けたり、各種情報を表示したりする。
パネル制御部151は、自身の内部の記憶領域などに記憶されているプログラムや、メイン制御部110からの指示などにしたがって、操作パネル150の各構成を制御する。パネル制御部151は、たとえば、ハードキー152からユーザー操作を示す信号を受信したり、表示部153にユーザーインターフェース(UI)を表示させたりする。
ハードキー152は、操作パネル150に含まれる物理的なキーであり、ユーザー操作を受け付ける。ハードキー152は、図2の例では、たとえばスタートキーやストップキー、メニューキーなどのキーである。ユーザーは、ハードキー152を押下することによって、画像形成装置100を操作する。なお、ハードキー152は、パネル制御部151だけでなく、後述するサブ制御部160にも直接接続されている。そして、ハードキー152は、ユーザー操作を受け付けた場合、受け付けたユーザー操作を示す信号を、パネル制御部151およびサブ制御部160の両方に送信できる。
表示部153は、たとえばタッチパネルや液晶画面などである。表示部153は、パネル制御部151に制御されることによって、ユーザーインターフェースを表示できる。表示部153は、図2の例では、コピーの際に使用されるカラー選択のためのキーや、用紙選択のためのキーなどのユーザーインターフェースを表示している。なお、表示部153がタッチパネルである場合、ユーザーはこれらのキーに直接タッチすることによって、画像形成装置100を操作できる。このように、パネル制御部151に制御されることによって、表示部153に表示される入力手段(キー)を、「ソフトキー」と呼ぶ。つまり、ソフトキーは、ハードキー152と同様に操作部を構成する。
なお、本実施形態では、ハードキー152は、操作パネル150に含まれ、表示部153と一体に形成されているが、本発明はこれに限定されない。ハードキー152は、操作パネル150に含まれず、表示部153と別体に形成されてもよい。
サブ制御部160は、画像形成装置100において省電力モードを実現するために使用される制御部であり、ハードキー152が受け付けたユーザー操作を示す信号を受信できる。
省電力モードは、ユーザーが画像形成装置100を使用していない場合に、メイン制御部110やRAM125、操作パネル150などに対する電源の供給を停止することによって、画像形成装置100の待機電力を抑えるための機能である。画像形成装置100は、稼働しないまま一定時間以上が経過することや、操作パネル150などにおいて省電力モードを設定するためのユーザー操作がなされることなどによって、通常動作状態から、省電力モードに移行する。
画像形成装置100が省電力モードに移行する際、電源制御部140がメイン制御部110および操作パネル150などに対する電源の供給を停止するため、メイン制御部110などは休止状態になる。つまり、メイン制御部110は、パネル制御部151を介して、ユーザー操作を受け付けできなくなる。一方で、電源制御部140は、サブ制御部160には電源を供給し続ける。上述したように、ハードキー152は、ユーザー操作を示す信号をサブ制御部160にも直接送信できるため、サブ制御部160は、メイン制御部110が休止状態であっても、当該信号を受信できる。そして、サブ制御部160は、省電力モード中に当該信号を受け付けると、画像形成装置100を省電力モードから復帰させるための処理を開始する。そして、電源制御部140が、メイン制御部110などに対する電源の供給を再開すると、画像形成装置100は、通常動作を再開できる。
画像形成部170は、帯電、露光、現像、転写および定着などの各工程を含む電子写真式プロセスなどの周知の作像プロセスを用いて、各種データに基づく画像を、記録媒体である用紙などに形成する。
ユーザー認証部175は、たとえばICカードリーダーなどを含み、画像形成装置100を使用するユーザーを認証できる。ユーザー認証部175は、自身とユーザーのICカードとの間で無線通信を行い、ICカードに記憶されているユーザー情報を読み取ることによって、ユーザーを認証する。また、ユーザー認証部175は、操作パネル150におけるパスワード入力などのユーザー操作によって、ユーザーを認証してもよい。
通信I/F180は、他の機器と通信するためのインターフェースであり、イーサネット(登録商標)、FDDI、Wi−Fiなどの規格が用いられる。
次に、画像形成装置100の機能構成について説明する。
図3は、画像形成装置100のメイン制御部110の機能構成を示すブロック図である。メイン制御部110は、プログラムを読み込んで処理を実行することにより、通知受信部111、UI制御部(表示制御部)112、生存確認部113、記憶管理部114、補正要求送信部115および省電力モード設定部116として機能する。
通知受信部111は、所定の条件を満たす旨の通知などを、サブ制御部160から受信する。所定の条件については、サブ制御部160の機能構成の説明において、説明する。
UI制御部112は、操作パネル150の表示部153に表示されるユーザーインターフェースの、描画および画面遷移などを制御する。UI制御部112が制御するユーザーインターフェースは、パネル制御部151を介して、パネル制御部151が制御する表示部153に表示される。つまり、UI制御部112は、パネル制御部151とともに、操作パネル150の表示部153における表示を制御する。
生存確認部113は、パネル制御部151およびUI制御部112に対して生存確認を行い、当該生存確認に対して、パネル制御部151およびUI制御部112から生存の旨を示す信号(以下では、「生存信号」と呼ぶ)を受信したか否かを判断する。「生存」とは、画像形成装置100の各構成が、正常に動作していることを意味する。本実施形態において、生存確認は、パネル制御部151およびUI制御部112が正常に動作していること(フリーズなどの不具合が発生していないこと)を確認するために行われる。生存信号は、パネル制御部151およびUI制御部112が生存している場合に、パネル制御部151およびUI制御部112によって生成される信号である。生存確認を行った結果は、生存確認部113が、パネル制御部151およびUI制御部112から、生存信号を受信するか、自身に不具合が発生している旨を示す信号などの生存信号以外の信号を受信するか、あるいは、信号を全く受信しないかとなる。生存確認部113は、生存信号以外の信号を受信したか、あるいは、一定時間以上信号を全く受信しなかった場合に、生存信号を受信しなかったと判断する。また、生存確認部113は、パネル制御部151を介して、表示部153の不具合の有無も確認できる。
記憶管理部114は、必要に応じて、RAM125に蓄積されている画像形成装置100の各構成の動作に関するログを、不揮発記憶部130に記憶させる。また、記憶管理部114は、必要に応じて、各種データなどをRAM125に一時的に記憶させる。
ここで、本実施形態における「ログ」は、画像形成装置100に不具合が発生した場合に、画像形成装置100のユーザーを訪問したサービス担当者によって、取得可能なログを指す。当該ログは、開発者などが不具合を後から解析するために、取得される。当該ログは、画像形成装置100に接続されたPCなどを使用して、取得される。当該ログは、不具合が発生した際に記憶されるログではなく、各構成の動作や状態などの情報を一定時間蓄積したログである。つまり、当該ログは、表示部153における画面遷移の情報、ハードキー152におけるユーザー操作の情報、ならびに、メイン制御部110、パネル制御部151およびサブ制御部160の間の通信ログなど、各構成の動作に関する詳細な情報を含む。開発者などは、当該ログを解析することによって、不具合が発生する前に行われたユーザー操作および内部処理などを把握できるため、不具合の原因を特定できる。
補正要求送信部115は、必要に応じて、サブ制御部160に記憶されている所定の条件を補正する要求を、サブ制御部160に送信する。所定の条件については、サブ制御部160の機能構成の説明において、説明する。
省電力モード設定部116は、画像形成装置100が稼働しないまま一定時間以上が経過することや、操作パネル150などにおいて省電力モードを設定するためのユーザー操作がなされることなどによって、省電力モードを設定する。省電力モード設定部116は、電源制御部140に、メイン制御部110やRAM125、操作パネル150などに対する電源の供給を停止させる。
続いて、図4は、画像形成装置100のサブ制御部160の機能構成を示すブロック図である。サブ制御部160は、プログラムを読み込んで処理を実行することにより、操作受付部161、操作パターン判断部162、通知部163、補正要求受信部164および基準パターン補正部165として機能する。
操作受付部161は、ユーザー操作を示す信号を受信し、当該信号に基づいて、ユーザー操作を受け付ける。操作受付部161は、たとえば、ハードキー152に含まれるスタートキーの押下を示す信号を、ハードキー152から受信し、スタートキーの押下をユーザー操作として受け付ける。
操作パターン判断部162は、一連のユーザー操作に基づく操作パターン(以下では、「ユーザー操作パターン」と呼ぶ)を特定し、当該ユーザー操作パターンが、所定の条件を満たすか否かを判断する。一連のユーザー操作は、ハードキー152などが受け付ける、連続したユーザー操作である。ユーザー操作パターンは、一連のユーザー操作の回数、たとえば、ユーザーがハードキー152などを操作(押下)した回数(以下では、「ユーザー操作回数」と呼ぶ)を含む。また、ユーザー操作パターンは、ユーザーがハードキー152のうち、どの種類のハードキーをどのような順番で操作したかによって、特定されてもよい。
また、所定の条件は、ユーザー操作パターンに対して適用される条件であり、操作パネル150において不具合が発生した可能性を検出するための条件である。所定の条件は、サブ制御部160の内部の不揮発記憶領域(図示なし)などに記憶されている。所定の条件は、ユーザーによって予め設定され、任意に変更されてもよい。
通知部163は、ユーザー操作パターンが所定の条件を満たす場合に、所定の条件を満たす旨の通知などを、メイン制御部110に送信する。
補正要求受信部164は、所定の条件を補正する要求を、メイン制御部110から受信する。
基準パターン補正部165は、上記の所定の条件を補正する要求に基づいて、所定の条件を補正する。
続いて、本実施形態に係る画像形成装置100の処理の手順を説明する。図5は、メイン制御部110およびサブ制御部160の処理の関係性を示す図である。図6〜図7は、画像形成装置100の処理の手順を示すフローチャートである。画像形成装置100のプログラムは、画像形成装置100の動作パフォーマンスに影響を与えることなく、操作パネル150において不具合が発生した場合にログを確保するように制御するものである。
図5に示すように、メイン制御部110およびサブ制御部160は、時間の進行に伴って、相互に通信し合いながら処理を進める。簡単には、まず、サブ制御部160は、ユーザー操作パターンが所定の条件を満たすか否かを判断し、所定の条件を満たす場合に、メイン制御部110に通知する。メイン制御部110は、所定の条件を満たす旨の通知を受信すると、ログを不揮発記憶部130に記憶させるか否かを判断する。さらに、メイン制御部110は、必要があれば、所定の条件を補正するようにサブ制御部160に要求する。サブ制御部160は、所定の条件の補正が完了すると、補正が完了した旨の通知をメイン制御部110に送信する。図5における時間の進行に伴って処理の手順を説明するため、まず、サブ制御部160の処理から説明する。
図6は、サブ制御部160の処理の手順の一例を示すフローチャートである。図6のフローチャートに示す処理は、サブ制御部160の内部の不揮発記憶領域に、プログラムとして記憶されている。
まず、ユーザー操作が入力可能な状態において、サブ制御部160は、操作受付部161として、ハードキー152を介して、ユーザー操作を受け付けたか否かを判断する(ステップS101)。
ユーザー操作を受け付けていない場合(ステップS101:NO)、サブ制御部160は、ユーザー操作を受け付けるまで待機する。
ユーザー操作を受け付けた場合(ステップS101:YES)、サブ制御部160は、操作パターン判断部162として、一定時間内の一連のユーザー操作に基づくユーザー操作パターンを特定する(ステップS102)。
続いて、サブ制御部160は、特定されたユーザー操作パターンが、所定の条件を満たすか否かを判断する。本実施形態では、所定の条件は、ユーザー操作パターンにおけるユーザー操作回数が、基準となる所定の回数(以下では、「基準回数」と呼ぶ)以上であることをいう。つまり、サブ制御部160は、操作パターン判断部162として、ユーザー操作パターンにおけるユーザー操作回数が、基準回数以上であるか否かを判断する(ステップS103)。
ステップS103において、ユーザー操作回数が、基準回数以上であるか否かを判断する理由は、次の通りである。ステップS103の処理は、操作パネル150において不具合が発生した可能性を検出するための処理である。操作パネル150においてフリーズなどの不具合が発生すると、故障かどうかを確認するために、ユーザーが操作パネル150のハードキー152を連打するという状況が想定される。一方で、画像形成装置100の通常動作中に、ユーザーがハードキー152を連打し続けるという状況は、想定され難い。不具合が発生した場合と通常動作中とでは、このような状況の違いがあるため、サブ制御部160は、ユーザーがハードキー152を連打した場合に、不具合が発生した可能性があると特定できる。そのため、ステップS103では、上記の判断を行う。
ユーザー操作回数が、基準回数以上でない場合(ステップS103:NO)、サブ制御部160は、操作パネル150において不具合は発生していないと判断し、ステップS101の処理に戻る。そして、サブ制御部160は、新たなユーザー操作を受け付けるまで待機する。
ユーザー操作回数が、基準回数以上である場合(ステップS103:YES)、サブ制御部160は、ステップS104の処理に進む。そして、サブ制御部160は、通知部163として、所定の条件を満たす旨の通知、および、ステップS102において特定されていたユーザー操作パターンを、メイン制御部110に送信する(ステップS104)。つまり、サブ制御部160は、ユーザー操作回数に基づいて、操作パネル150において不具合が発生した可能性を検出したことになる。
続いて、図5における時間の進行に伴って処理の手順を説明するため、ステップS104において送信された通知を受信する、メイン制御部110の処理について説明する。メイン制御部110の処理は、操作パネル150において不具合が発生した可能性に基づいて、不具合が発生しているか否かを確認し、不具合が実際に発生していた場合に、ログを確保するための処理である。
図7は、メイン制御部110の処理の手順を示すフローチャートである。図7のフローチャートに示す処理は、ROM120または不揮発記憶部130に、プログラムとして記憶されている。
メイン制御部110は、通知受信部111として、所定の条件を満たす旨の通知を、サブ制御部160から受信したか否かを判断する(ステップS201)。
所定の条件を満たす旨の通知を受信していない場合(ステップS201:NO)、メイン制御部110は、当該通知を受信するまで待機する。
所定の条件を満たす旨の通知を受信した場合(ステップS201:YES)、メイン制御部110は、生存確認部113として、パネル制御部151およびUI制御部112に対して生存確認を行う(ステップS202)。そして、メイン制御部110は、パネル制御部151およびUI制御部112の両方から、生存信号を受信したか否かを判断する(ステップS203)。
ステップS203の生存確認は、操作パネル150において不具合が発生しているか否かを確認するために行われる。操作パネル150におけるフリーズなどの不具合は、操作パネル150の各構成を制御する、パネル制御部151に起因する場合がある。パネル制御部151に起因する場合として、たとえば、パネル制御部151が表示部153に対して描画などを制御する信号を送信する際に、通信エラーが発生することによって、パネル制御部151の処理がフリーズする場合などが含まれる。また、操作パネル150における不具合は、操作パネル150の表示部153に表示されるユーザーインターフェースを制御する、メイン制御部110のUI制御部112にも起因する場合がある。そのため、ステップS203では、メイン制御部110が、パネル制御部151およびUI制御部112の両方に対して生存確認を行う。
パネル制御部151およびUI制御部112の少なくとも一方から、生存信号を受信しなかった場合(ステップS203:NO)、メイン制御部110は、ステップS204の処理に進む。この場合、操作パネル150において不具合が実際に発生していることになる。以下では、ステップS203がNOである場合に、ステップS104においてサブ制御部160から送信されていたユーザー操作パターンを、「正解パターン」と呼ぶ。つまり、正解パターンは、不具合が実際に発生している場合に操作されていたユーザー操作パターンとなる。
続いて、メイン制御部110は、記憶管理部114として、RAM125に蓄積されているログを、不揮発記憶部130に記憶させる(ステップS204)。
ステップS204において、メイン制御部110が、RAM125に蓄積されているログを不揮発記憶部130に記憶させる理由は、画像形成装置100の電源が切断される前に、当該ログを確保するためである。上述したように、RAM125に蓄積されているログは、電源が切断されると失われてしまう。そのため、メイン制御部110は、電源が切断されても記憶を保持できる不揮発記憶部130に、ログを記憶させる。
続いて、メイン制御部110は、補正要求送信部115として、上記の正解パターンに基づいて所定の条件を補正する要求、および当該正解パターンを、サブ制御部160に送信する(ステップS205)。当該要求の送信は、いわば所定の条件の精度を向上させるためのフィードバックである。
一方で、パネル制御部151およびUI制御部112の両方から、生存信号を受信した場合(ステップS203:YES)、メイン制御部110は、ステップS206の処理に進む。この場合、操作パネル150において不具合が発生していなかったことになる。以下では、ステップS203がYESである場合に、ステップS104においてサブ制御部160から送信されていたユーザー操作パターンを、「不正解パターン」と呼ぶ。つまり、不正解パターンは、不具合が発生していない場合に操作されていたユーザー操作パターンとなる。
続いて、メイン制御部110は、生存確認部113として、パネル制御部151を介して、表示部153の不具合の有無を確認する(ステップS206)。具体的には、パネル制御部151から生存信号を受信した場合に、生存信号とともに、表示部153の不具合を示す情報を受信したか否かを判断する。
本実施形態では、パネル制御部151には不具合が発生していないが、パネル制御部151に制御される表示部153に不具合が発生している場合も考慮する。表示部153の不具合は、たとえば、表示部153の一部が腐食することなどに起因する。表示部153がタッチパネルであり、当該タッチパネルの一部が腐食している場合には、表示部153は、常にタッチされ続けている状態に陥ることがある。パネル制御部151は、表示部153がタッチされ続けている状態を検出できるため、表示部153の不具合を検出できる。パネル制御部151は、表示部153の不具合を検出すると、表示部153の不具合を示す情報を、メイン制御部110に送信する。
表示部153の不具合がある場合(ステップS206:YES)、メイン制御部110は、ステップS204の処理に進む。そして、メイン制御部110は、パネル制御部151およびUI制御部112の少なくとも一方から、生存信号を受信しなかった場合(ステップS203:NO)と同様の処理を行う。つまり、ステップS206がYESである場合に、ステップS104においてサブ制御部160から送信されていたユーザー操作パターンも、正解パターンとなる。
表示部153の不具合がない場合(ステップS206:NO)、メイン制御部110は、記憶管理部114として、上記の不正解パターンをRAM125に一旦記憶させる(ステップS207)。そして、メイン制御部110は、省電力モード設定部116として、省電力モードを設定するか否かを判断する(ステップS208)。
省電力モードを設定しない場合(ステップS208:NO)、メイン制御部110は、省電力モードを設定するまで待機する。つまり、メイン制御部110は、画像形成装置100が稼働しないまま一定時間以上が経過するか、操作パネル150などにおいて省電力モードを設定するためのユーザー操作がなされるまで、待機する。なお、メイン制御部110が、省電力モードを設定するまで待機している間でも、サブ制御部160が、別の一連のユーザー操作を受け付けることは可能である。この場合、新たに図6の処理が開始される。
省電力モードを設定する場合(ステップS208:YES)、メイン制御部110は、省電力モードを設定する前に、ステップS209、S210およびS212の処理を行う。
メイン制御部110は、RAM125において、不正解パターンの記憶が残存しているか否かを判断する(ステップS209)。RAM125は、画像形成装置100の電源が切断された場合だけでなく、時間が経過することによって新しいデータを蓄積した場合にも、不正解パターンの記憶を失う。そのため、メイン制御部110は、省電力モードに入る際に、ステップS209の判断を行う必要がある。
不正解パターンの記憶が残存していない場合(ステップS209:NO)、メイン制御部110は、省電力モード設定部116として、そのまま省電力モードを設定する(ステップS214)。そして、メイン制御部110は、処理を終了する。
不正解パターンの記憶が残存している場合(ステップS209:YES)、メイン制御部110は、補正要求送信部115として、不正解パターンに基づいて所定の条件を補正する要求、および不正解パターンを、サブ制御部160に送信する(ステップS210)。
続いて、図5における時間の進行に伴って処理の手順を説明するため、一旦図6のステップS105に戻って説明する。以下で説明するサブ制御部160の処理は、正解パターンおよび不正解パターンに基づいて、所定の条件を補正するための処理である。
サブ制御部160は、補正要求受信部164として、所定の条件を補正する要求を、メイン制御部110から受信したか否かを判断する(ステップS105)。
所定の条件を補正する要求を受信していない場合(ステップS105:NO)、サブ制御部160は、当該要求を受信するまで待機する。
所定の条件を補正する要求を受信した場合(ステップS105:YES)、サブ制御部160は、基準パターン補正部165として、正解パターンまたは不正解パターンにおけるユーザー操作回数に基づいて、基準回数を補正する(ステップS106)。当該正解パターンまたは不正解パターンは、ステップS205またはS210において、メイン制御部110から送信されたパターンである。
たとえば、所定の条件において、一定時間内のユーザー操作回数である基準回数が、5回に設定されており、不具合が実際に発生している場合の正解パターンにおけるユーザー操作回数が、6回であったとする。この場合、サブ制御部160は、基準パターン補正部165として、より実用に即した基準回数を設定するために、基準回数を5回から6回などに補正できる。また、たとえば、基準回数が5回に設定されており、正解パターンにおけるユーザー操作回数も5回であったとする。この場合、サブ制御部160は、基準回数をより少なく設定することによって、不具合が発生した可能性をより早く検出できたかもしれないと予測し、基準回数を5回から4回などに補正してもよい。このように、サブ制御部160は、正解パターンにおけるユーザー操作回数に基づいて、基準回数を補正できる。
また、たとえば、基準回数が5回に設定されており、不具合が発生していない場合の不正解パターンにおけるユーザー操作回数も、5回であったとする。この場合、サブ制御部160は、画像形成装置100の通常動作中に受け付けるユーザー操作を、不具合が発生した可能性を示すユーザー操作として、誤検出してしまったことを認識する。そのため、サブ制御部160は、誤検出しない基準回数を設定するために、基準回数を5回から6回などに補正してもよい。このように、サブ制御部160は、不正解パターンにおけるユーザー操作回数にも基づいて、基準回数を補正できる。
続いて、サブ制御部160は、ステップS106の補正を完了すると、通知部163として、補正が完了した旨の通知を、メイン制御部110に送信する(ステップS107)。そして、サブ制御部160は、処理を終了する。
図5における時間の進行に伴って処理の手順を説明するため、再び、図7のステップS211およびS212に戻って説明する。
メイン制御部110は、通知受信部111として、補正が完了した旨の通知を、サブ制御部160から受信したか否かを判断する(ステップS211、S212)。ステップS211は、正解パターンに基づいて所定の条件を補正した後、ステップS212は、不正解パターンに基づいて所定の条件を補正した後に、それぞれ行われる。
ステップS211およびS212において、補正が完了した旨の通知を受信していない場合(ステップS211:NO、ステップS212:NO)、メイン制御部110は、当該通知を受信するまで待機する。
ステップS211において、補正が完了した旨の通知を受信した場合(ステップS211:YES)、メイン制御部110は、ステップS213の処理に進む。そして、メイン制御部110は、操作パネル150における不具合を解消するための、画像形成装置100のリブート(再起動)処理を実行し(ステップS213)、処理を終了する。上述したように、操作パネル150における不具合は、パネル制御部151およびUI制御部112の不具合に起因する。
ステップS212において、補正が完了した旨の通知を受信した場合(ステップS212:YES)、メイン制御部110は、ステップS214の処理に進む。そして、メイン制御部110は、省電力モード設定部116として、省電力モードを設定し(ステップS214)、処理を終了する。
ステップS211およびS212において、メイン制御部110が通知を受信するまで待機する理由は、所定の条件の補正を完了させるためである。つまり、ステップS106において、サブ制御部160が所定の条件の補正を完了する前に、リブート処理または省電力モードの設定が行われてしまい、サブ制御部160の補正が途中で終了させられてしまうことを避けるためである。
以上のように、本実施形態によれば、画像形成装置100は、ハードキー152を含む操作部において受け付けられた一定時間内の一連のユーザー操作に基づくユーザー操作パターンが、所定の条件を満たすか否かを判断する。そして、画像形成装置100は、ユーザー操作パターンが所定の条件を満たす場合に、RAM125に蓄積されているログを、不揮発記憶部130に記憶させる。ユーザー操作パターンが所定の条件を満たす場合は、操作パネル150において不具合が発生した可能性がある場合に該当する。この場合、ユーザーが操作パネル150を復旧させようとして、画像形成装置100の電源を入れ直す前に、画像形成装置100はログを確保できる。画像形成装置100は、ユーザーが画像形成装置100の電源を切断する前に、ログを確保できるため、一定時間毎にログを不揮発記憶部130に記憶させる必要はなく、自身の動作パフォーマンスを低下させることがない。結果として、画像形成装置100は、自身の動作パフォーマンスに影響を与えることなく、不具合が発生した場合にログを確保でき、不具合を後から解析する開発者などに提供できる。
また、画像形成装置100は、ユーザー操作パターンが所定の条件を満たす場合に、パネル制御部151およびUI制御部112を含む表示制御部に対して、生存確認を行う。そして、画像形成装置100は、表示制御部から生存信号を受信しなかった場合に、操作パネル150において不具合が実際に発生していると判断し、ログを不揮発記憶部130に記憶させる。画像形成装置100は、不具合が発生した可能性を検出した場合、直ちにログを確保するわけではない。画像形成装置100は、通常動作中に受け付けるユーザー操作を、不具合が発生した可能性を示すユーザー操作として誤検出する場合を考慮して、ログを確保する前に、表示制御部に対して生存確認を行う。結果として、画像形成装置100は、通常動作中に誤ってログ確保を行う状況を回避でき、自身の動作パフォーマンスに影響を与えることなく、不具合が発生した場合にログを確保できる。
また、画像形成装置100は、ユーザー操作パターンが所定の条件を満たす場合に、パネル制御部151およびUI制御部112に対して生存確認を行う。そして、画像形成装置100は、パネル制御部151およびUI制御部112の少なくとも一方から、生存信号を受信しなかった場合に、ログを不揮発記憶部130に記憶させる。画像形成装置100は、操作パネル150において発生する不具合が、一つの構成のみに起因するわけではないことを考慮して、パネル制御部151およびUI制御部112の両方に対して生存確認を行う。結果として、画像形成装置100は、操作パネル150において発生する様々な不具合に対して、ログを確保できる。
また、画像形成装置100は、パネル制御部151およびUI制御部112の両方から生存信号を受信した場合であっても、表示部153の不具合がある場合には、ログを不揮発記憶部130に記憶させる。画像形成装置100は、パネル制御部151およびUI制御部112に起因する不具合に留まらず、表示部153の不具合も検出できる。画像形成装置100は、表示部153の不具合についての情報を含んだログを、不揮発記憶部130に記憶できる。したがって、開発者などは、当該情報を確認することによって、表示部153の不具合を早急に特定でき、サービス担当者に直ちにフィードバックすることによって、表示部153の不具合を早急に解決できる。結果として、画像形成装置100は、開発者などが不具合を早急に確認するための、効率を改善できる。
また、画像形成装置100は、一定時間内のユーザー操作回数が、基準回数以上である場合に、ログを不揮発記憶部130に記憶させる。操作パネル150において不具合が発生した場合と通常動作中とでは、一定時間内のユーザー操作回数に違いがある。したがって、画像形成装置100は、ハードキー152におけるユーザー操作回数さえ監視していれば、不具合が発生した可能性がある場合を特定できるため、一定時間毎にログを不揮発記憶部130に記憶させる必要がない。結果として、画像形成装置100は、自身の動作パフォーマンスに影響を与えることなく、ユーザー操作回数に基づいてログを確保できる。
また、画像形成装置100は、正解パターンにおけるユーザー操作回数に基づいて、基準回数を補正する。画像形成装置100は、予め設定され、任意に変更されうる基準回数だけでなく、実際のユーザー操作に基づいた、より実用に即した基準回数を使用できる。また、画像形成装置100は、ユーザー操作回数が基準回数以上となる度に、基準回数の精度を調節できる。結果として、画像形成装置100は、不具合が発生した可能性をより確実に検出できる。
また、画像形成装置100は、不正解パターンをRAM125に一旦記憶させる。そして、画像形成装置100は、省電力モードに入る際に、RAM125において不正解パターンの記憶が残存していれば、当該不正解パターンにおけるユーザー操作回数に基づいて、基準回数を補正する。画像形成装置100は、予め設定され、任意に変更されうる基準回数だけでなく、実際のユーザー操作に基づいた、誤検出しない基準回数を使用できる。さらに、画像形成装置100は、不正解パターンが通常動作中に操作されていたユーザー操作パターンであることを考慮して、基準回数を直ちに補正しない。画像形成装置100は、通常動作中に基準回数を補正すると、自身の動作パフォーマンスを低下させるからである。そのため、画像形成装置100は、省電力モードに入る際に限定して、基準回数を補正する。結果として、画像形成装置100は、自身の動作パフォーマンスに影響を与えることなく、基準回数の精度を調節でき、不具合が発生した可能性をより確実に検出できる。
また、画像形成装置100は、ログを不揮発記憶部130に記憶させた後に、操作パネル150における不具合、つまりパネル制御部151およびUI制御部112における不具合を解消するための、リブート処理を実行する。不具合が発生すると、ユーザーが、操作パネル150を復旧させようとして、画像形成装置100の電源を入れ直すことが想定される。画像形成装置100は、不具合が発生した場合に自身を再起動させることによって、電源を入れ直そうとするユーザーの手間を省くことができる。
また、画像形成装置100は、メイン制御部110およびサブ制御部160を有し、メイン制御部110が、所定の条件を満たす旨の通知をサブ制御部160から受信した場合に、ログを不揮発記憶部130に記憶させる。サブ制御部160は、上述したように、省電力モードのために元々使用されていた構成である。したがって、画像形成装置100は、追加の構成を必要とせずに、本実施形態を実現できる。
なお、上記実施形態では、画像形成装置100の処理の手順の一例を説明した。しかし、本発明はこれに限定されない。以下のような、種々の変更、改良などが可能である。
上記実施形態では、画像形成装置100は、メイン制御部110およびサブ制御部160を有する。しかし、本発明はこれに限定されない。画像形成装置100は、メイン制御部110にサブ制御部160の機能構成を実現することによって、サブ制御部160を省略してもよい。この場合、メイン制御部110が、全ての処理(ステップS101〜S107およびステップS201〜S214)を行う。メイン制御部110は、サブ制御部160との間で、通知および要求を送受信する必要がなく、自身の内部で処理を完結できる。したがって、画像形成装置100は、処理時間を短縮できる。ただし、この場合、図1に示すハードキー152は、メイン制御部110に直接接続される必要がある。画像形成装置100は、サブ制御部160を必須の構成としないため、サブ制御部160を有しない場合であっても、追加の構成を必要とせずに、本実施形態を実現できる。
また、上記実施形態のステップS101において、画像形成装置100は、ハードキー152を介して、操作パネル150において不具合が発生した可能性を示すユーザー操作を受け付ける。しかし、本発明はこれに限定されない。画像形成装置100は、表示部153に表示されるソフトキーを介して、不具合が発生した可能性を示すユーザー操作を受け付けてもよい。この場合、ソフトキーも、上記のハードキー152と同様に操作部を構成する。ただし、ソフトキーを表示する表示部153は、通常、パネル制御部151にしか接続されない。そのため、ソフトキーの監視は、パネル制御部151側で行われる必要がある。つまり、パネル制御部151が生存している場合のみ、ソフトキーの監視が実現される。また、パネル制御部151は、サブ制御部160の操作パターン判断部162と同様の機能構成を含む必要がある。これらの条件を満たす場合、画像形成装置100は、ハードキー152だけでなくソフトキーも監視でき、不具合が発生した可能性をより確実に検出できる。
また、上記実施形態のステップS103において、画像形成装置100のサブ制御部160は、一定時間内のユーザー操作回数が、基準回数以上であるか否かを判断する。しかし、本発明はこれに限定されない。サブ制御部160は、ステップS101の処理のみを行い、以降の処理をメイン制御部110で行ってもよい。
また、上記実施形態のステップS103において、画像形成装置100のサブ制御部160は、ユーザー操作回数について判断する際に、ユーザー毎に個別に設定されている基準回数を参照してもよい。具体的には、サブ制御部160は、自身の不揮発記憶領域に、ユーザー毎に個別に設定されている基準回数を記憶していてもよい。この場合、ユーザーが画像形成装置100の使用を開始する際に、画像形成装置100は、ユーザー認証部175において、ユーザーを認証する必要がある。ユーザーを認証できれば、ステップS103において、サブ制御部160は、認証したユーザー毎に個別に設定されている基準回数を参照して、ユーザー操作回数を判断できる。当然、ステップS106においても、サブ制御部160は、ユーザー毎に設定されている基準回数を補正してもよい。結果として、画像形成装置100は、基準回数の精度をユーザー毎に改善でき、操作パネル150において不具合が発生した可能性を、より確実に検出できる。
また、上記実施形態のステップS202において、画像形成装置100のメイン制御部110は、パネル制御部151およびUI制御部112に対して生存確認を行う。しかし、本発明はこれに限定されない。メイン制御部110は、パネル制御部151およびUI制御部112以外の任意の構成に対しても、生存確認を行ってもよい。そして、ステップS203において、メイン制御部110は、生存確認を行った構成の全てから、生存信号を受信したか否かを判断してもよい。画像形成装置100は、他の任意の構成に対しても生存確認を行うことによって、不具合をより確実に検出できる。あるいは、メイン制御部110は、生存確認を全く行わなくてもよい。この場合、メイン制御部110は、ステップS201において所定の条件を満たす旨の通知を受信すると、ステップS202およびS203を省略し、ステップS204に進む。画像形成装置100は、処理を省略できるため、より早急にログを確保できる。
また、上記実施形態のステップS204において、画像形成装置100のメイン制御部110は、外部のサーバーに設けられた不揮発記憶部に、ログを記憶させてもよい。この場合、開発者などは、ログをサーバー経由で取得できるため、画像形成装置100のユーザーを訪問したサービス担当者が、ログを開発者などに送る時間および手間を省くことができる。画像形成装置100は、開発者などが不具合を早急に確認するための、効率を改善できる。
また、上記実施形態のステップS208において、画像形成装置100のメイン制御部110は、省電力モードを設定しない場合、設定するまで待機する。しかし、本発明はこれに限定されない。メイン制御部110は、省電力モードを設定するまで待機する時間に制限を設けてもよい。この場合、メイン制御部110は、ステップS207において、不正解パターンをRAM125に一旦記憶させた時点から、時間の測定を開始する。そして、ステップS208において、メイン制御部110が省電力モードを設定しないまま経過した時間が、所定のタイムアウト時間を超えた場合、メイン制御部110は、画像形成装置100の処理負荷の監視を開始する。そして、メイン制御部110は、画像形成装置100の処理負荷が所定の閾値より小さい場合に、省電力モードの設定を待たずに、ステップS209およびS210の処理に進む。省電力モードを設定するまで待機する時間に制限を設ける理由は、時間が経過することによって、RAM125における不正解パターンの記憶が失われる前に、不正解パターンに基づいて基準回数を補正するためである。画像形成装置100は、通常動作中に補正すると、自身の動作パフォーマンスを低下させることになるため、処理負荷が所定の閾値より小さい場合に限定して、基準回数を補正すればよい。画像形成装置100は、不正解パターンの記憶を失うことなく、基準回数を補正できる。
以下、図面を参照して、更なる変形例を説明する。
(変形例1)
上記実施形態では、画像形成装置100が、一定時間内のユーザー操作回数が、基準回数以上であるか否かを判断することについて説明した。一方で、変形例1では、画像形成装置100は、ユーザー操作回数に代えて、操作パネル150における振動に基づく一定時間内の振動回数が、基準回数以上であるか否かを判断する。
図8は、変形例1の画像形成装置100の概略構成を示すブロック図である。図1に対して、操作パネル150において、センサー154が追加されている。
センサー154は、加速度センサー、振動センサー、衝撃センサーなどの、振動を検知するセンサーである。センサー154は、操作パネル150上または操作パネル150の内部に設けられる。センサー154は、ハードキー152の押下などのユーザー操作によって、操作パネル150において発生する振動を検知できる。なお、センサー154は、ハードキー152と同様に、サブ制御部160に直接接続されている。
変形例1の画像形成装置100における処理の手順を、図9より説明する。
図9は、サブ制御部160の処理の手順の他の例を示すフローチャートである。図9のフローチャートに示す処理は、サブ制御部160の内部の不揮発記憶領域に、プログラムとして記憶されている。なお、図9のステップのうち、ステップS104〜107は、図6のステップと同様であるため、説明を省略する。
まず、サブ制御部160は、センサー154を介して、操作パネル150における振動を検知したか否かを判断する(ステップS301)。この場合、サブ制御部160は、プログラムを読み込んで処理を実行することにより、振動検知部として機能する。
振動を検知していない場合(ステップS301:NO)、サブ制御部160は、振動を検知するまで待機する。
振動を検知した場合(ステップS301:YES)、サブ制御部160は、操作パターン判断部162として、センサー154が検知した振動に基づく、一定時間内の振動回数を、ユーザー操作パターンにおけるユーザー操作回数とみなして特定する(ステップS302)。
続いて、サブ制御部160は、特定された一定時間内の振動回数が、所定の条件を満たすか否かを判断する。変形例1では、サブ制御部160は、操作パターン判断部162として、一定時間内の振動回数が、基準回数以上であるか否かを判断する(ステップS303)。
ステップS303において、振動回数が、基準回数以上であるか否かを判断する理由は、次の通りである。操作パネル150において不具合が発生すると、故障かどうかを確認するために、ユーザーが操作パネル150のハードキー152、または表示部153に表示されるソフトキーなどを連打するという状況が想定される。ユーザーが連打することによって、操作パネル150において振動が発生すると、センサー154は当該振動を検知する。一方で、画像形成装置100の通常動作中に、ユーザーがハードキー152などを連打し続けるという状況は、想定され難いため、センサー154は、連打による振動を検知しない。不具合が発生した場合と通常動作中とでは、このような状況の違いがあるため、ステップS303では、上記の判断を行う。
振動回数が、基準回数以上でない場合(ステップS303:NO)、サブ制御部160は、操作パネル150において不具合は発生していないと判断し、ステップS301の処理に戻る。そして、サブ制御部160は、新たな振動を受け付けるまで待機する。
振動回数が、基準回数以上である場合(ステップS303:YES)、サブ制御部160は、ステップS104以降の処理に進む。なお、ステップS104以降においても、サブ制御部160は、一定時間内の振動回数を、ユーザー操作パターンにおけるユーザー操作回数とみなして、処理を継続する。
以上のように、変形例1によれば、画像形成装置100は、ユーザー操作によって発生する振動を検知可能なセンサー154をさらに有する。そして、画像形成装置100のサブ制御部160は、センサー154が検知した一定時間内の振動回数を、ユーザー操作回数とみなして、振動回数が基準回数以上であるか否かを判断する。変形例1では、画像形成装置100は、ハードキー152だけでなく、ソフトキーにおけるユーザー操作によって発生する振動も検知できる。したがって、画像形成装置100は、パネル制御部151が生存していない場合であっても、ソフトキーにおけるユーザー操作を監視できる。結果として、画像形成装置100は、ハードキー152およびソフトキーの両方におけるユーザー操作を監視できるため、操作パネル150において不具合が発生した可能性を、より確実に検出できる。さらに、画像形成装置100は、ハードキー152を有さなくとも、本実施形態を実現できる。
また、変形例1においても、ステップS303において、画像形成装置100のサブ制御部160は、振動回数について判断する際に、ユーザー毎に個別に設定されている基準回数を参照してもよい。認証したユーザー毎に個別に設定されている基準回数を参照することによって、画像形成装置100は、操作パネル150において不具合が発生した可能性を、より確実に検出できる。
(変形例2)
上記実施形態では、画像形成装置100が、基準回数に基づいて判断することについて説明した。一方で、変形例2では、画像形成装置100は、基準パターンに対する整合率に基づいて判断する。
変形例2の画像形成装置100における処理の手順を、図10より説明する。なお、変形例2の画像形成装置100の概略構成は、図1と同様である。
図10は、サブ制御部160の処理の手順のさらに別の例を示すフローチャートである。図10のフローチャートに示す処理は、サブ制御部160の内部の不揮発記憶領域に、プログラムとして記憶されている。なお、図10のステップのうち、ステップS403、S406以外は、図6のステップと同様であるため、説明を省略する。
ステップS403において、サブ制御部160は、一定時間内の一連のユーザー操作に基づくユーザー操作パターンが、所定の条件を満たすか否かを判断する。変形例2では、所定の条件は、ユーザー操作パターンが、基準となる所定の操作パターン(以下では、「基準パターン」と呼ぶ)に対して、所定の基準値以上の整合率で整合することをいう。つまり、サブ制御部160は、操作パターン判断部162として、ユーザー操作パターンが、基準パターンに対して、基準値以上の整合率で整合するか否かを判断する(ステップS403)。
ステップS403において、ユーザー操作パターンが、基準パターンに対して、基準値以上の整合率で整合するか否かを判断する理由は、次の通りである。操作パネル150において不具合が発生すると、故障かどうかを確認するために、ユーザーが、ハードキー152のうち、複数のハードキーを順番に操作し、操作可能なキーがあるかどうかを確認するという状況が想定される。一方で、画像形成装置100の通常動作中に、操作可能なキーがあるかどうかを確認するために、ユーザーが複数のハードキーを順番に操作し続けるという状況は、想定され難い。そのため、ステップS403では、上記の判断を行う。ステップS403におけるユーザー操作パターンは、ユーザー操作回数ではなく、ユーザーがどの種類のハードキーをどのような順番で操作したかによって、特定されるパターンを意味する。
ステップS403の判断について、例を挙げて説明する。たとえば、ハードキー152が、図2に示すように配置されていたとする。そして、基準パターンは「電源キー以外の10個の異なるハードキーの各々を、一定時間内に少なくとも一回ずつ押下するパターン」に設定され、基準値は70%に設定されていたとする。そして、ユーザー操作パターンが「電源キー以外の8個の異なるハードキーの各々を、一定時間内に少なくとも一回ずつ押下したパターン」であった場合、基準パターンに対する整合率は、80%となる。この場合、ユーザー操作パターンが、基準パターンに対して、基準値(70%)以上の整合率(80%)で整合したことになる。上記の例では、ユーザー操作パターンが、ハードキー152の種類について設定されている場合を示したが、ハードキー152を操作する順番(たとえば、スタートキーから操作を開始して、時計回りに操作するなど)についても、ともに設定されてもよい。
ユーザー操作パターンが、基準パターンに対して、基準値以上の整合率で整合しない場合(ステップS403:NO)、サブ制御部160は、操作パネル150において不具合は発生していないと判断し、ステップS101の処理に戻る。そして、サブ制御部160は、新たなユーザー操作を受け付けるまで待機する。
ユーザー操作パターンが、基準パターンに対して、基準値以上の整合率で整合する場合(ステップS403:YES)、サブ制御部160は、ステップS104以降の処理に進む。つまり、サブ制御部160は、ユーザー操作パターンに基づいて、操作パネル150において不具合が発生した可能性を検出したことになる。
さらに、ステップS406について、サブ制御部160は、基準パターンに対する正解パターンまたは不正解パターンの整合率に基づいて、所定の条件を補正する。上述したように、正解パターンは、不具合が実際に発生している場合に操作されていたユーザー操作パターンであり、不正解パターンは、不具合が発生していない場合に操作されていたユーザー操作パターンである。サブ制御部160は、基準パターン補正部165として、基準パターンに対する正解パターンまたは不正解パターンの整合率に基づいて、基準値および基準パターンの少なくとも一方を補正する(ステップS406)。
たとえば、ハードキー152が、図2に示すように配置されていたとする。そして、基準パターンは「電源キー以外の10個の異なるハードキーの各々を、一定時間内に少なくとも一回ずつ押下するパターン」に設定され、基準値は70%に設定されていたとする。そして、正解パターンが、「電源キー以外の8個の異なるハードキーの各々を、一定時間内に少なくとも一回ずつ押下したパターン」であった場合、基準パターンに対する整合率は、80%となる。この場合、サブ制御部160は、基準パターン補正部165として、より実用に即した条件を設定するために、基準値を70%から80%などに補正できる。あるいは、サブ制御部160は、基準値ではなく、基準パターンを補正してもよい。つまり、サブ制御部160は、基準パターンを「電源キー以外の8個の異なるハードキーの各々を、一定時間内に少なくとも一回ずつ押下するパターン」などに補正してもよい。また、サブ制御部160は、基準値および基準パターンの両方を補正してもよい。
また、たとえば、基準パターンは「電源キー以外の10個の異なるハードキーの各々を、一定時間内に少なくとも一回ずつ押下するパターン」に設定され、基準値は70%に設定され、基準パターンに対する正解パターンの整合率も70%であったとする。この場合、サブ制御部160は、基準値をより小さい値に設定することによって、不具合が発生した可能性をより早く検出できたかもしれないと予測し、基準値を70%から60%などに補正してもよい。この場合も、サブ制御部160は、基準値ではなく、基準パターンを補正してもよい。また、サブ制御部160は、基準値および基準パターンの両方を補正してもよい。このように、サブ制御部160は、正解パターンに基づいて、基準値および基準パターンを補正できる。
また、たとえば、基準パターンは「電源キー以外の10個の異なるハードキーの各々を、一定時間内に少なくとも一回ずつ押下するパターン」に設定され、基準値は70%に設定され、基準パターンに対する不正解パターンの整合率も70%であったとする。この場合、サブ制御部160は、画像形成装置100の通常動作中に受け付けるユーザー操作を、不具合が発生した可能性を示すユーザー操作として、誤検出してしまったことを認識する。そのため、サブ制御部160は、誤検出しない条件を設定するために、基準値をを70%から80%などに補正してもよい。このように、サブ制御部160は、不正解パターンにも基づいて、基準値および基準パターンを補正できる。
以上のように、変形例2によれば、画像形成装置100は、ユーザー操作パターンが、基準パターンに対して基準値以上の整合率で整合する場合に、ログを不揮発記憶部130に記憶させる。操作パネル150において不具合が発生した場合と通常動作中とでは、ユーザー操作パターンに違いがある。したがって、画像形成装置100は、ハードキー152におけるユーザー操作パターンさえ監視していれば、不具合が発生した可能性がある場合を特定できる。また、基準値および基準パターンの設定は、基準回数の設定よりも自由度があるため、より実用に即した条件を設定できる。結果として、画像形成装置100は、自身の動作パフォーマンスに影響を与えることなく、ユーザー操作パターンに基づいてログを確保できる。
また、画像形成装置100は、基準パターンに対する正解パターンの整合率に基づいて、基準値および基準パターンの少なくとも一方を補正する。画像形成装置100は、予め設定され、任意に変更されうる基準値および基準パターンだけでなく、実際のユーザー操作に基づいた、より実用に即した基準値および基準パターンを使用できる。また、画像形成装置100は、ユーザー操作パターンが、基準パターンに対して基準値以上の整合率で整合する度に、基準値および基準パターンの少なくとも一方の精度を調節できる。結果として、画像形成装置100は、不具合が発生した可能性をより確実に検出できる。
また、画像形成装置100は、不正解パターンをRAM125に一旦記憶させる。そして、画像形成装置100は、省電力モードに入る際に、RAM125において不正解パターンの記憶が残存していれば、基準パターンに対する不正解パターンの整合率に基づいて、基準値および基準パターンの少なくとも一方を補正する。画像形成装置100は、予め設定され、任意に変更されうる基準値および基準パターンだけでなく、実際のユーザー操作に基づいた、誤検出しない基準値および基準パターンを使用できる。さらに、画像形成装置100は、不正解パターンが通常動作中に操作されていたユーザー操作パターンであることを考慮して、基準値および基準パターンの少なくとも一方を直ちに補正しない。画像形成装置100は、通常動作中に基準値および基準パターンの少なくとも一方を補正すると、自身の動作パフォーマンスを低下させるからである。そのため、画像形成装置100は、省電力モードに入る際に限定して、基準値および基準パターンの少なくとも一方を補正する。結果として、画像形成装置100は、自身の動作パフォーマンスに影響を与えることなく、操作パネル150において不具合が発生した可能性を、より確実に検出できる。
また、変形例2においても、ステップS403において、画像形成装置100のサブ制御部160は、ユーザー操作パターンについて判断する際に、ユーザー毎に個別に設定されている基準パターンを参照してもよい。また、ステップS406においても、サブ制御部160は、ユーザー毎に設定されている基準値および基準パターンの少なくとも一方を補正してもよい。結果として、画像形成装置100は、基準値および基準パターンの精度をユーザー毎に改善でき、操作パネル150において不具合が発生した可能性を、より確実に検出できる。
なお、変形例2におけるステップS403の処理は、一定時間内のユーザー操作回数が、基準回数以上であるか否かを判断するステップS103の処理と、組み合わせて用いられてもよい。つまり、画像形成装置100のサブ制御部160は、一定時間内のユーザー操作回数が基準回数以上であり、かつ、ユーザー操作パターンが基準パターンに対して基準値以上の整合率で整合する場合に、所定の条件を満たすと判断してもよい。この場合、ステップS406の処理も、ステップS106の処理と組み合わせて用いられてもよく、サブ制御部160は、基準回数、ならびに、基準値および基準パターンの少なくとも一方を補正してもよい。
(変形例3)
上記実施形態では、画像形成装置100が、単体で使用される場合について説明した。一方で、変形例3では、画像形成装置100が、携帯端末によって接続され、操作される場合について説明する。
図11は、画像形成システムの概略構成を示す図である。
画像形成システムは、上記実施形態において説明した画像形成装置100と、携帯端末200とを有する。各構成は、ネットワーク300を介して、相互に通信可能に接続されている。
携帯端末200は、タブレット端末やスマートフォンなどの、ユーザーが携帯可能な端末である。携帯端末200は、ネットワーク300を介して、画像形成装置100を遠隔で操作したり、印刷ジョブなどを画像形成装置100に送信したりする。
ネットワーク300は、イーサネット(登録商標)、FDDI(Fiber Distributed Data Interface)、Wi−Fi(Wireless Fidelity)などの規格によるLAN(Local Area Network)や、LAN同士を専用線で接続したWAN(Wide Area Network)などから構成される。なお、ネットワーク300に接続される各構成の種類および台数は、図11に示す例に限定されない。
図12は、携帯端末200の概略構成を示すブロック図である。携帯端末200は、端末制御部210、ROM220、RAM225、不揮発記憶部230、電源制御部240、ハードキー252、端末表示部253、センサー254、ユーザー認証部275および通信I/F280を有する。各構成は、バス290を介して、相互に通信可能に接続されている。携帯端末200の構成のうち、画像形成装置100の構成と同様の構成については、説明を省略する。
端末制御部210は、上記実施形態における、画像形成装置100のサブ制御部160と同様の機能構成を含み、図6、図9および図10に示すサブ制御部160と同様の処理を行う。つまり、端末制御部210は、ユーザー操作パターンが所定の条件を満たすか否かを判断したり、要求に応じて所定の条件を補正したりする。さらに、変形例3では、端末制御部210は、画像形成装置100のパネル制御部151と同様の機能も含む。つまり、端末制御部210は、プログラムを読み込んで処理を実行することにより、端末表示部253を制御する表示制御部として機能することになる。
また、端末制御部210は、画像形成装置100のメイン制御部110から、ユーザーインターフェースなどの情報を受信して、端末表示部253に表示させる。つまり、UI制御部112が制御するユーザーインターフェースは、端末制御部210を介して、端末制御部210が制御する端末表示部253に表示される。
変形例3では、端末制御部210が、図6、図9および図10に示す処理を行う。端末制御部210は、ハードキー252などを介して受け付けた、一定時間内の一連のユーザー操作に基づくユーザー操作パターンが、所定の条件を満たすか否かを判断する。所定の条件は、不揮発記憶部230などに記憶されている。そして、端末制御部210は、所定の条件を満たす旨の通知、および、ユーザー操作パターンを、画像形成装置100のメイン制御部110に送信する。
そして、メイン制御部が、図7に示す処理を行う。メイン制御部110は、所定の条件を満たす旨の通知を携帯端末200から受信すると、端末制御部210およびUI制御部112に対して生存確認を行う。メイン制御部110が端末制御部210に対して生存確認を行うと、端末制御部210は、自身の内部の表示制御部などの生存を確認する。そして、端末制御部210およびUI制御部112の少なくとも一方から、生存信号を受信しなかった場合に、メイン制御部110は、ログを不揮発記憶部130に記憶させる。ステップS205およびS210では、メイン制御部110は、所定の条件を補正する要求、および、正解または不正解パターンを、端末制御部210に送信する。
端末制御部210は、所定の条件を補正する要求をメイン制御部110から受信すると、正解パターンまたは不正解パターンに基づいて、所定の条件を補正する。そして、画像形成装置100は、リブート処理または省電力モードの設定を行う。変形例3では、メイン制御部110は、ステップS211およびS212において、端末制御部210から補正が完了した旨の通知を受信するまで、待機してもよいし、しなくてもよい。画像形成装置100のリブート処理または省電力モードの設定が行われても、端末制御部210の補正の処理には、何ら影響しないからである。
以上のように、変形例3によれば、外部の携帯端末200において受け付けられた一定時間内の一連のユーザー操作に基づくユーザー操作パターンが、所定の条件を満たす場合、画像形成装置100は、外部の携帯端末200から、所定の条件を満たす旨の通知を受信する。そして、画像形成装置100は、所定の条件を満たす旨の通知を受信した場合に、ログを不揮発記憶部130に記憶させる。画像形成装置100を遠隔で操作している携帯端末200のユーザーは、携帯端末200の端末表示部253の表示がフリーズすると、まずは、携帯端末200の不具合を疑うことが想定される。ユーザーは、携帯端末200の不具合がないことを知ると、次に画像形成装置100の不具合を疑い、画像形成装置100の電源を入れ直すことが想定される。画像形成装置100は、ユーザーが画像形成装置100の電源を入れ直す前に、ログを確保できる。
また、画像形成装置100は、所定の条件を満たす旨の通知を受信した場合に、携帯端末200の端末制御部210、およびUI制御部112に対して生存確認を行う。そして、端末制御部210およびUI制御部112の少なくとも一方から、生存信号を受信しなかった場合に、ログを不揮発記憶部130に記憶させる。画像形成装置100は、携帯端末200の端末表示部253においてフリーズなどの不具合が発生すると、不具合が画像形成装置100のみに起因するわけではないことを考慮して、端末制御部210およびUI制御部112の両方に対して生存確認を行う。結果として、画像形成装置100は、通常動作中に誤ってログ確保を行う状況を回避できる。
なお、変形例3においても、画像形成装置100は、端末制御部210およびUI制御部112の両方から生存信号を受信した場合であっても、端末表示部253の不具合がある場合には、ログを不揮発記憶部130に記憶させてもよい。
また、変形例3では、携帯端末200の端末制御部210が、所定の条件を満たすか否かを判断する。しかし、本発明はこれに限定されない。携帯端末200は、ユーザー操作を受け付けた場合、ユーザー操作を示す信号を画像形成装置100に送信し、画像形成装置100が、当該ユーザー操作に基づくユーザー操作パターンについて判断してもよい。
また、変形例3は、変形例1および変形例2と、組み合わせて用いられてもよい。つまり、携帯端末200は、ユーザー操作回数についてではなく、振動回数(変形例1)、あるいは、ユーザー操作パターンの基準パターンに対する整合率(変形例2)について判断してもよい。変形例1と組み合わせる場合には、携帯端末200は、センサー254が検知する振動に基づく振動回数について判断すればよい。
上記実施形態では、画像形成装置100を一つの装置として説明した。しかし、本発明はこれに限定されない。ユーザー操作パターンが所定の条件を満たすか否かを判断したり、パネル制御部151およびUI制御部112に対して生存確認を行ったりなどする情報処理装置と、印刷処理を行う装置とが、別々に構成されてもよい。この場合、情報処理装置と、印刷処理を行う装置とは、バスを介して接続される。
本発明による画像形成装置100による処理は、上記各手順を実行するための専用のハードウエア回路によっても、また、上記各手順を記述したプログラムをCPUが実行することによっても実現できる。後者により本発明を実現する場合、画像形成装置100を動作させる上記プログラムは、USBメモリ、フロッピー(登録商標)ディスクやCD−ROMなどのコンピューター読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネットなどのネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、メモリやハードディスクなどに転送され記憶される。また、このプログラムは、たとえば、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、画像形成装置100の一機能としてその装置のソフトウエアに組み込んでもよい。
100 画像形成装置、
110 メイン制御部、
111 通知受信部、
112 UI制御部、
113 生存確認部、
114 記憶管理部、
115 補正要求送信部、
116 省電力モード設定部、
120 ROM、
125 RAM、
130 不揮発記憶部、
140 電源制御部、
150 操作パネル、
151 パネル制御部、
152 ハードキー、
153 表示部、
154 センサー、
160 サブ制御部、
161 操作受付部、
162 操作パターン判断部、
163 通知部、
164 補正要求受信部、
165 基準パターン補正部、
170 画像形成部、
175 ユーザー認証部、
180 通信I/F、
190 バス、
200 携帯端末、
210 端末制御部、
220 ROM、
225 RAM、
230 不揮発記憶部、
240 電源制御部、
252 ハードキー、
253 端末表示部、
254 センサー、
275 ユーザー認証部、
280 通信I/F、
290 バス、
300 ネットワーク。

Claims (31)

  1. 各部の動作に関するログを蓄積し、揮発性を有する揮発記憶部と、
    ユーザーによる操作であるユーザー操作を受け付ける操作部と、
    前記操作部において受け付けられた一定時間内の一連の前記ユーザー操作に基づくユーザー操作パターンが、所定の条件を満たすか否かを判断し、前記所定の条件を満たす場合に、前記揮発記憶部に蓄積されている前記ログを、不揮発性を有する不揮発記憶部に記憶させる制御部と、
    を有する画像形成装置。
  2. ユーザーインターフェースを表示可能な表示部と、
    前記表示部における表示を制御する表示制御部と、
    をさらに有し、
    前記制御部は、前記ユーザー操作パターンが前記所定の条件を満たす場合に、前記表示制御部に対して生存確認を行い、前記表示制御部から生存の旨を示す生存信号を受信したか否かを判断し、当該生存信号を受信しなかった場合に、前記ログを前記不揮発記憶部に記憶させる請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記表示制御部は、
    前記表示部を含む操作パネルの各部を制御するパネル制御部と、
    前記表示部に表示される前記ユーザーインターフェースを制御するUI制御部と、
    を含み、
    前記制御部は、前記ユーザー操作パターンが前記所定の条件を満たす場合に、前記パネル制御部および前記UI制御部に対して前記生存確認を行い、前記パネル制御部および前記UI制御部の少なくとも一方から前記生存信号を受信しなかった場合に、前記ログを前記不揮発記憶部に記憶させる請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記パネル制御部および前記UI制御部の両方から前記生存信号を受信した場合、さらに、前記パネル制御部を介して前記表示部の不具合の有無を確認し、前記表示部の不具合がある場合には、前記ログを前記不揮発記憶部に記憶させる請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記所定の条件は、前記ユーザー操作パターンにおける前記一連のユーザー操作の回数が、基準回数以上であることを含む請求項2〜4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記ユーザー操作によって発生する振動を検知可能なセンサーをさらに有し、
    前記制御部は、前記センサーが検知した前記一定時間内の振動の回数を、前記一連のユーザー操作の回数とみなして、前記振動の回数が、前記基準回数以上であるか否かを判断する請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記一連のユーザー操作の回数が前記基準回数以上であり、かつ、前記生存信号を受信しなかった場合に、前記一連のユーザー操作の回数に基づいて、前記基準回数を補正する請求項5または請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、前記一連のユーザー操作の回数が前記基準回数以上であり、かつ、前記生存信号を受信した場合に、前記ユーザー操作パターンを不正解パターンとして、前記揮発記憶部に一旦記憶させ、前記揮発記憶部に対する電源の供給が停止される際に、前記揮発記憶部において前記不正解パターンの記憶が残存していれば、前記不正解パターンにおける前記一連のユーザー操作の回数に基づいて、前記基準回数を補正する請求項5または請求項6に記載の画像形成装置。
  9. 前記所定の条件は、前記ユーザー操作パターンが、基準となる操作パターンである基準パターンに対して、基準値以上の整合率で整合することを含む請求項2〜4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御部は、前記ユーザー操作パターンが前記基準パターンに対して前記基準値以上の整合率で整合し、かつ、前記生存信号を受信しなかった場合に、前記ユーザー操作パターンの前記基準パターンに対する前記整合率に基づいて、前記基準値および前記基準パターンの少なくとも一方を補正する請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記制御部は、前記ユーザー操作パターンが前記基準パターンに対して前記基準値以上の整合率で整合し、かつ、前記生存信号を受信した場合に、前記ユーザー操作パターンを不正解パターンとして、前記揮発記憶部に一旦記憶させ、前記揮発記憶部に対する電源の供給が停止される際に、前記揮発記憶部において前記不正解パターンの記憶が残存していれば、前記不正解パターンの前記基準パターンに対する前記整合率に基づいて、前記基準値および前記基準パターンの少なくとも一方を補正する請求項9に記載の画像形成装置。
  12. 前記制御部は、前記ログを前記不揮発記憶部に記憶させた後に、前記表示制御部における不具合を解消するための再起動の処理を実行する請求項2〜11のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  13. 前記制御部は、
    各部を制御するメイン制御部と、
    前記メイン制御部が休止状態であっても、前記操作部に含まれる物理的なキーであるハードキーを介して、前記ユーザー操作を受け付け可能なサブ制御部と、
    を有し、
    前記サブ制御部は、前記ハードキーを介して受け付けられた一定時間内の前記一連のユーザー操作に基づく前記ユーザー操作パターンが、前記所定の条件を満たすか否かを判断し、前記所定の条件を満たす場合に、前記所定の条件を満たす旨の通知を前記メイン制御部に送信し、
    前記メイン制御部は、前記通知を前記サブ制御部から受信した場合に、前記ログを前記不揮発記憶部に記憶させる請求項1〜12のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  14. 前記ユーザーを認証可能なユーザー認証部をさらに有し、
    前記所定の条件は、認証した前記ユーザー毎に個別に設定されている請求項1〜13のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  15. 前記制御部は、ユーザー操作を受け付け、一定時間内の一連の前記ユーザー操作に基づくユーザー操作パターンが、前記所定の条件を満たすか否かを判断する外部の携帯端末から、前記所定の条件を満たす旨の通知を受信した場合に、前記ログを前記不揮発記憶部に記憶させる請求項1〜14のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  16. 前記制御部は、前記通知を受信した場合に、前記携帯端末に設けられた表示部である端末表示部を制御する端末制御部と、前記端末表示部に表示されるユーザーインターフェースを制御するUI制御部と、に対して生存確認を行い、前記端末制御部および前記UI制御部の少なくとも一方から生存信号を受信しなかった場合に、前記ログを前記不揮発記憶部に記憶させる請求項15に記載の画像形成装置。
  17. 各部の動作に関するログを蓄積し、揮発性を有する揮発記憶部と、ユーザーによる操作であるユーザー操作を受け付ける操作部と、を有する画像形成装置の制御プログラムであって、
    前記操作部を介して、前記ユーザー操作を受け付けるステップ(a)と、
    前記ステップ(a)において受け付けられた一定時間内の一連の前記ユーザー操作に基づくユーザー操作パターンが、所定の条件を満たすか否かを判断するステップ(b)と、
    前記ステップ(b)において前記ユーザー操作パターンが前記所定の条件を満たす場合に、前記揮発記憶部に蓄積されている前記ログを、不揮発性を有する不揮発記憶部に記憶させるステップ(c)と、
    をコンピューターに実行させるための制御プログラム。
  18. 前記ステップ(b)において前記ユーザー操作パターンが前記所定の条件を満たす場合に、ユーザーインターフェースを表示可能な表示部における表示を制御する表示制御部に対して生存確認を行い、前記表示制御部から生存の旨を示す生存信号を受信したか否かを判断するステップ(d)を、前記ステップ(c)の前にさらに含み、
    前記ステップ(c)においては、前記ステップ(d)において前記生存信号を受信しなかった場合に、前記ログを前記不揮発記憶部に記憶させる請求項17に記載の制御プログラム。
  19. 前記ステップ(d)においては、前記表示制御部に含まれる、前記表示部を含む操作パネルの各部を制御するパネル制御部と、前記表示部に表示される前記ユーザーインターフェースを制御するUI制御部と、に対して前記生存確認を行い、
    前記ステップ(c)においては、前記ステップ(d)において前記パネル制御部および前記UI制御部の少なくとも一方から前記生存信号を受信しなかった場合に、前記ログを前記不揮発記憶部に記憶させる請求項18に記載の制御プログラム。
  20. 前記ステップ(d)において前記パネル制御部および前記UI制御部の両方から前記生存信号を受信した場合に、前記表示部の不具合の有無を確認するステップ(e)を、前記ステップ(c)の前にさらに含み、
    前記ステップ(e)において前記表示部の不具合があると判断した場合には、前記ステップ(d)において前記パネル制御部および前記UI制御部の両方から前記生存信号を受信した場合であっても、前記ステップ(c)においては、前記ログを前記不揮発記憶部に記憶させる請求項19に記載の制御プログラム。
  21. 前記所定の条件は、前記ユーザー操作パターンにおける前記一連のユーザー操作の回数が、基準回数以上であることを含む請求項18〜20のいずれか一項に記載の制御プログラム。
  22. 前記ステップ(b)においては、前記ユーザー操作によって発生する振動を検知可能なセンサーが検知した前記一定時間内の振動の回数を、前記一連のユーザー操作の回数とみなして、前記振動の回数が、前記基準回数以上であるか否かを判断する請求項21に記載の制御プログラム。
  23. 前記ステップ(b)において前記一連のユーザー操作の回数が前記基準回数以上であり、かつ、前記ステップ(d)において前記生存信号を受信しなかった場合に、前記一連のユーザー操作の回数に基づいて、前記基準回数を補正するステップ(f)を、前記ステップ(c)の後にさらに含む請求項21または請求項22に記載の制御プログラム。
  24. 前記ステップ(b)において前記一連のユーザー操作の回数が前記基準回数以上であり、かつ、前記ステップ(d)において前記生存信号を受信した場合に、前記ユーザー操作パターンを不正解パターンとして、前記揮発記憶部に一旦記憶させるステップ(g)と、
    前記揮発記憶部に対する電源の供給が停止される際に、前記揮発記憶部において前記不正解パターンの記憶が残存していれば、前記不正解パターンにおける前記一連のユーザー操作の回数に基づいて、前記基準回数を補正するステップ(h)と、
    をさらに含む請求項21または請求項22に記載の制御プログラム。
  25. 前記所定の条件は、前記ユーザー操作パターンが、基準となる操作パターンである基準パターンに対して、基準値以上の整合率で整合することを含む請求項18〜20のいずれか一項に記載の制御プログラム。
  26. 前記ステップ(b)において前記ユーザー操作パターンが前記基準パターンに対して前記基準値以上の整合率で整合し、かつ、前記ステップ(d)において前記生存信号を受信しなかった場合に、前記ユーザー操作パターンの前記基準パターンに対する前記整合率に基づいて、前記基準値および前記基準パターンの少なくとも一方を補正するステップ(f)を、前記ステップ(c)の後にさらに含む請求項25に記載の制御プログラム。
  27. 前記ステップ(b)において前記ユーザー操作パターンが前記基準パターンに対して前記基準値以上の整合率で整合し、かつ、前記ステップ(d)において前記生存信号を受信した場合に、前記ユーザー操作パターンを不正解パターンとして、前記揮発記憶部に一旦記憶させるステップ(g)と、
    前記揮発記憶部に対する電源の供給が停止される際に、前記揮発記憶部において前記不正解パターンの記憶が残存していれば、前記不正解パターンの前記基準パターンに対する前記整合率に基づいて、前記基準値および前記基準パターンの少なくとも一方を補正するステップ(h)と、
    をさらに含む請求項25に記載の制御プログラム。
  28. 前記ステップ(c)において前記ログを前記不揮発記憶部に記憶させた後に、前記表示制御部における不具合を解消するための再起動の処理を実行するステップ(i)をさらに含む請求項18〜27のいずれか一項に記載の制御プログラム。
  29. 前記所定の条件は、ユーザー認証部が認証した前記ユーザー毎に個別に設定されている請求項17〜28のいずれか一項に記載の制御プログラム。
  30. ユーザー操作を受け付け、一定時間内の一連の前記ユーザー操作に基づくユーザー操作パターンが、前記所定の条件を満たすか否かを判断する外部の携帯端末から、前記所定の条件を満たす旨の通知を受信するステップ(j)を、前記ステップ(c)の前にさらに含み、
    前記ステップ(c)においては、前記ステップ(j)において前記通知を受信した場合に、前記ログを前記不揮発記憶部に記憶させる請求項17〜29のいずれか一項に記載の制御プログラム。
  31. 前記ステップ(j)において前記通知を受信した場合に、前記携帯端末に設けられた表示部である端末表示部を制御する端末制御部と、前記端末表示部に表示されるユーザーインターフェースを制御するUI制御部と、に対して生存確認を行うステップ(k)をさらに含み、
    前記ステップ(c)においては、前記ステップ(k)において前記端末制御部および前記UI制御部の少なくとも一方から生存信号を受信しなかった場合に、前記ログを前記不揮発記憶部に記憶させる請求項30に記載の制御プログラム。
JP2015230047A 2015-11-25 2015-11-25 画像形成装置および制御プログラム Active JP6292213B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015230047A JP6292213B2 (ja) 2015-11-25 2015-11-25 画像形成装置および制御プログラム
US15/292,413 US10069988B2 (en) 2015-11-25 2016-10-13 Image forming apparatus, computer readable recording medium stored with computer program for controlling image forming apparatus, and method for controlling image forming apparatus
CN201611043187.9A CN106803862B (zh) 2015-11-25 2016-11-22 图像形成装置和控制方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015230047A JP6292213B2 (ja) 2015-11-25 2015-11-25 画像形成装置および制御プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017094622A true JP2017094622A (ja) 2017-06-01
JP6292213B2 JP6292213B2 (ja) 2018-03-14

Family

ID=58721409

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015230047A Active JP6292213B2 (ja) 2015-11-25 2015-11-25 画像形成装置および制御プログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10069988B2 (ja)
JP (1) JP6292213B2 (ja)
CN (1) CN106803862B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020067557A (ja) * 2018-10-24 2020-04-30 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、画像形成システム、および制御プログラム

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7027974B2 (ja) * 2018-03-12 2022-03-02 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP7183613B2 (ja) * 2018-07-30 2022-12-06 株式会社リコー 操作情報提供装置、操作情報提供システム、およびプログラム
CN109614042B (zh) * 2018-11-30 2022-09-02 维沃移动通信有限公司 一种存储日志信息的方法及终端设备
JP7161396B2 (ja) * 2018-12-26 2022-10-26 キヤノン株式会社 情報処理装置及びその制御方法、並びにプログラム

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04195626A (ja) * 1990-11-28 1992-07-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd ガイダンス表示装置
JP2001007971A (ja) * 1999-05-13 2001-01-12 Ricoh Co Ltd アプリケーションユニットのモニタシステム,その方法およびコンピュータプログラム製品
JP2002207399A (ja) * 2001-01-05 2002-07-26 Ricoh Co Ltd 画像出力装置
JP2006093824A (ja) * 2004-09-21 2006-04-06 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2013159029A (ja) * 2012-02-06 2013-08-19 Canon Inc 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラム

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005088466A (ja) * 2003-09-19 2005-04-07 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2006309511A (ja) 2005-04-28 2006-11-09 Denso Corp 自動車用ダイアグデータ管理システム
JP4980638B2 (ja) 2006-03-30 2012-07-18 株式会社バンダイナムコゲームス プログラム、情報記憶媒体、ゲーム装置およびゲーム装置管理装置
JP2008009854A (ja) 2006-06-30 2008-01-17 Fuji Xerox Co Ltd ログ制御装置、画像形成装置、ログ制御方法及びプログラム
KR20110104088A (ko) * 2009-02-23 2011-09-21 후지쯔 가부시끼가이샤 정보 처리 장치, 표시 제어 방법 및 표시 제어 프로그램을 기록한 컴퓨터 판독 가능한 매체
JP5293467B2 (ja) * 2009-07-10 2013-09-18 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
JP2012106454A (ja) * 2010-11-18 2012-06-07 Konica Minolta Business Technologies Inc 操作パネルおよび画像形成装置
JP5972253B2 (ja) * 2013-12-27 2016-08-17 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 表示入力装置、情報処理装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04195626A (ja) * 1990-11-28 1992-07-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd ガイダンス表示装置
JP2001007971A (ja) * 1999-05-13 2001-01-12 Ricoh Co Ltd アプリケーションユニットのモニタシステム,その方法およびコンピュータプログラム製品
JP2002207399A (ja) * 2001-01-05 2002-07-26 Ricoh Co Ltd 画像出力装置
JP2006093824A (ja) * 2004-09-21 2006-04-06 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2013159029A (ja) * 2012-02-06 2013-08-19 Canon Inc 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020067557A (ja) * 2018-10-24 2020-04-30 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、画像形成システム、および制御プログラム
JP7192391B2 (ja) 2018-10-24 2022-12-20 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、画像形成システム、および制御プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US20170149990A1 (en) 2017-05-25
CN106803862A (zh) 2017-06-06
JP6292213B2 (ja) 2018-03-14
US10069988B2 (en) 2018-09-04
CN106803862B (zh) 2019-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6292213B2 (ja) 画像形成装置および制御プログラム
JP4980809B2 (ja) 画像形成装置、画像形成装置の起動方法、およびプログラム
US9449262B2 (en) Image processing apparatus and method for controlling image processing apparatus
US9319294B2 (en) Wake-up processing by network apparatus in response to remotely-transmitted wake-up instruction
US20090276847A1 (en) Multi-Function Apparatus and Method of Restricting Use of Multi-Function Apparatus
JP2016110642A (ja) 情報処理装置、再起動実行方法及び再起動実行プログラム
US8717590B2 (en) Image forming apparatus, method for controlling the same, and computer-readable recording medium
JP2015170107A (ja) 情報機器、情報処理方法、及びプログラム
JP7006151B2 (ja) リブートシステム及び情報処理装置
US11520545B2 (en) Printing system, printing system control method, non-transitory computer-readable storage medium storing program, electronic device system, and printing apparatus for performing initial setting of printing apparatus
US9648209B2 (en) Information processing apparatus, image forming system, and computer-readable medium therefor
JP2015032103A (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラム
JP6358036B2 (ja) 通信システム、省電力モード移行方法、ゲートウェイ機能付きデバイス及びプログラム
US9319550B2 (en) Apparatus, use limiting method, and storage medium
JP5234430B2 (ja) 被管理装置及び管理プログラム並びに管理方法
JP2007318697A (ja) 画像形成システム
US11700340B2 (en) Method for registering a terminal in an image forming apparatus
US8797577B2 (en) Terminal device configured to control the transmission of data according to the data type
US20220261236A1 (en) Communication device and control method
JP6398858B2 (ja) 電子機器およびリブートプログラム
JP5625374B2 (ja) 装置、異常表示方法及びプログラム
US20220239691A1 (en) Electronic device and method for controlling electronic device
JP2019193195A (ja) 印刷装置、印刷装置の制御方法、及び、プログラム
US8964226B2 (en) Information processing apparatus, method for controlling the same, and program
JP2016163205A (ja) 画像処理装置およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171114

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180116

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180129

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6292213

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150