JP2017093991A - 血圧測定用カフ - Google Patents

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隆 鳥濱
Takashi Torihama
隆 鳥濱
智則 湯浅
Tomonori Yuasa
智則 湯浅
角田 亘
Wataru Tsunoda
角田  亘
寛子 吉野
Hiroko Yoshino
寛子 吉野
翔太 梅田
Shota Umeda
翔太 梅田
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Abstract

【課題】被測定部位に対する装着が容易で、かつ、血圧測定時に一対のアーム部材の間に被測定部位を保持し続けることができる血圧測定用カフを提供する。【解決手段】支軸21,22の周りに互いに回動可能に交差して連結された第1アーム部材30と第2アーム部材40とを備える。第1アーム部材30は、被測定部位の外周面のうち第1の半面の側に配される第1作用部分33,35を含む。第2アーム部材40は、被測定部位の外周面のうち第2の半面の側に配される第2作用部分43,45を含む。ロック部50は、第1作用部分33,35と第2作用部分43,45とが支軸21,22の周りで開くのを許容する開放許容モードと、第1作用部分33,35と第2作用部分43,45とが支軸21,22の周りで開くのを禁止する開放規制モードとをとり得る。【選択図】図2

Description

この発明は血圧測定用カフに関し、より詳しくは、一対のアーム部材の間に被測定部位を保持する血圧測定用カフに関する。
従来、血圧測定用カフとしては、例えば特許文献1(特開2015−36041号公報)に開示された「腕部位圧迫装置」のように、上腕の外周面に沿って配される一対のアーム部材(第1の押圧部材と第2の押圧部材)を備え、上記一対のアーム部材が接続部(第1の接続部と第2の接続部)で互いに回動して開閉するものが知られている。上記一対のアーム部材は、付勢部材によって、被測定部位を挟持するように互いに接近する向きに付勢されている。上記一対のアーム部材の互いの対向面には、被測定部位を圧迫するための空気袋が設けられている。
特開2015−36041号公報
しかしながら、特許文献1に記載のものでは、血圧測定時に上記空気袋が加圧されて膨張したとき、付勢部材の付勢力に抗して上記一対のアーム部材が互いに開いてしまい、上記一対のアーム部材の間から被測定部位が押し出されてしまう(測定ができない)という問題がある。
なお、仮に付勢部材の付勢力を流体袋の到達圧力(通常は、200mmHg〜300mmHg程度)よりも大きくすると、被測定部位に対する装着時に、上記一対のアーム部材が開き難くなり、支障が生ずる。
そこで、この発明の課題は、被測定部位に対する装着が容易で、かつ、血圧測定時に一対のアーム部材の間に被測定部位を保持し続けることができるものを提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の血圧測定用カフは、
実質的に棒状の被測定部位を圧迫する血圧測定用カフであって、
支軸の周りに互いに回動可能に交差して連結された第1アーム部材と第2アーム部材とを備え、
上記第1アーム部材は、上記被測定部位の外周面のうち第1の半面の側に配される第1作用部分と、上記支軸を介して上記第1作用部分に一体に連なる第1操作部分とを含み、
上記第2アーム部材は、上記被測定部位の外周面のうち上記第1の半面と反対の第2の半面の側に配される第2作用部分と、上記支軸を介して上記第2作用部分に一体に連なる第2操作部分とを含み、
上記被測定部位を取り巻くように上記第1作用部分の内面と上記第2作用部分の内面とにまたがって取り付けられ、血圧測定時に上記被測定部位を圧迫するように加圧される圧迫部材と、
上記第1作用部分と上記第2作用部分とが上記支軸の周りで開くのを許容する開放許容モードと、上記第1作用部分と上記第2作用部分とが上記支軸の周りで開くのを禁止する開放規制モードとをとり得るロック部とを備えたことを特徴とする。
本明細書で、上記第1作用部分、上記第2作用部分の「内面」とは、上記被測定部位に対向する側の面を指す。
また、「圧迫部材」は、流体袋、カーラその他の要素を含んでいてもよい。
この発明の血圧測定用カフは、ユーザ(被測定者、および、医師・看護師などの医療従事者を含む。)によって、被測定部位に対して次のような操作で装着される。なお、最初に、上記第1操作部分と上記第2操作部分とが上記支軸の周りで互いに接近し、それに伴って上記第1作用部分と上記第2作用部分とが上記支軸の周りで互いに接近した閉状態(最小サイズの状態)にあるものとする。また、ロック部は開放許容モードにあるものとする。
(a) まず、上記ロック部が開放許容モードにある状態で、上記第1操作部分と上記第2操作部分とを上記支軸の周りで互いに開く。これにより、上記第1作用部分と上記第2作用部分とが上記支軸の周りで互いに開かれ、開状態になる。
(b) 次に、上記第1作用部分と上記第2作用部分との間で、上記第1作用部分の内面と上記第2作用部分の内面とにまたがって取り付けられた圧迫部材に接するように、被測定部位を配置する。
(c) 次に、ロック部を開放許容モードから開放規制モードに切り替える。これにより、第1作用部分33,35と第2作用部分43,45とが上記支軸の周りで開くのが禁止される。なお、この段階での切り替えは、上記ロック部が、開放規制モードにおいて、上記第1操作部分と上記第2操作部分とを上記支軸の周りで互いに接近させることを許容している場合に限って行われる。上記ロック部が、開放規制モードにおいて、上記第1操作部分と上記第2操作部分とを上記支軸の周りで互いに接近させることをも禁止している場合は、この切り替えは、次の操作(d)の後に行われる。
(d) この後、上記第1操作部分と上記第2操作部分とを上記支軸の周りで互いに接近させる。これにより、上記第1作用部分と上記第2作用部分とが上記支軸の周りで互いに接近した閉状態になる。上記被測定部位は、上記圧迫部材に取り巻かれるとともに、上記第1作用部分と上記第2作用部分との間に保持される。
この血圧測定用カフは、このように簡単な操作(a)〜(d)で装着され得る。これを「装着状態」と呼ぶ。
上記装着状態では、血圧測定のために上記圧迫部材が加圧されて上記第1作用部分の内面と上記第2作用部分の内面との間に開く向きの力が加わったとしても、ロック部(開放規制モードにある)は上記第1作用部分と上記第2作用部分とが上記支軸の周りで互いに開くのを禁止する。したがって、上記装着状態が維持され、一対のアーム部材の間に被測定部位を保持し続けることができる。これにより、上記被測定部位を通る動脈が圧迫されて、血圧測定が円滑に実行される。
この血圧測定用カフは、上記装着状態から、血圧測定の後、次のような操作(e)〜(h)で取り外される。
(e) 上記ロック部を開放規制モードから開放許容モードに切り替える。
(f) 次に、上記ロック部が開放許容モードにある状態で、上記第1操作部分と上記第2操作部分とを上記支軸の周りで互いに開く。これにより、上記第1作用部分と上記第2作用部分とが上記支軸の周りで互いに開かれ、開状態になる。
(g) 次に、上記第1作用部分と上記第2作用部分との間から被測定部位を取り外す。
(h) この後、上記第1操作部分と上記第2操作部分とを上記支軸の周りで互いに閉じる。これにより、上記第1作用部分と上記第2作用部分とが上記支軸の周りで互いに閉じられ、閉状態になる。この閉状態(最小サイズの状態)で、この血圧測定用カフを保管する。
なお、上記第1作用部分と上記第2作用部分との間が開かれた状態(開状態)で、この血圧測定用カフを保管してもよい。その場合、上記開く操作(a)と上記閉じる操作(h)とが省略され得る。
なお、第1アーム部材、第2アーム部材は、それぞれ実質的に剛性を有するのが望ましい。本明細書で、「実質的に」剛性を有するとは、血圧測定用カフとしての実用上、撓みが無視できることを意味する。
一実施形態の血圧測定用カフでは、上記ロック部は、上記支軸に関して上記第1作用部分、上記第2作用部分の側ではなく上記第1操作部分、上記第2操作部分の側に配置され、上記開放許容モードでは、上記第1操作部分と上記第2操作部分とが上記支軸の周りで互いに開くのを許容することによって、上記第1作用部分と上記第2作用部分とが上記支軸の周りで互いに開くのを許容する一方、上記開放規制モードでは、上記第1操作部分と上記第2操作部分とが上記支軸の周りで互いに開くのを禁止することによって、上記第1作用部分と上記第2作用部分とが上記支軸の周りで互いに開くのを規制することを特徴とする。
この一実施形態の血圧測定用カフでは、上記ロック部は、上記支軸に関して上記第1作用部分、上記第2作用部分の側ではなく上記第1操作部分、上記第2操作部分の側に配置されている。そして、上記ロック部は、上記開放許容モードでは、上記第1操作部分と上記第2操作部分とが上記支軸の周りで互いに開くのを許容することによって、上記第1作用部分と上記第2作用部分とが上記支軸の周りで互いに開くのを許容する一方、上記開放規制モードでは、上記第1操作部分と上記第2操作部分とが上記支軸の周りで互いに開くのを禁止することによって、上記第1作用部分と上記第2作用部分とが上記支軸の周りで互いに開くのを規制する。この場合、上記第1作用部分と上記第2作用部分との間に被測定部位を配置する操作(上記(b))の際に、上記ロック部の構成要素が障害になるのを避け得る。
一実施形態の血圧測定用カフでは、
上記ロック部は、
上記第1操作部分と上記第2操作部分との一方に回動可能に取り付けられた係合アームと、
上記第1操作部分と上記第2操作部分との他方に設けられ、上記係合アームと係合し得る係合受け部とを含むことを特徴とする。
この一実施形態の血圧測定用カフでは、上記ロック部は、上記第1操作部分と上記第2操作部分との一方に回動可能に取り付けられた係合アームと、上記第1操作部分と上記第2操作部分との他方に設けられた係合受け部とによって、簡単に構成される。また、上記開放許容モードと上記開放規制モードとの切り替えは、上記係合アームと上記係合受け部との離間、係合によって簡単に行われる。
一実施形態の血圧測定用カフでは、
上記係合アームは、上記係合受け部と接すべき部位に鋸歯状の突起を有し、この突起は、この係合アームの長手方向に対して実質的に垂直に立ち上がっている係止面と、この係止面に対してこの係合アームの根元から遠ざかる側に連なる斜面とを有し、
上記係合受け部は、上記係合アームと接すべき部位に、上記係合アームの上記鋸歯状の突起に対応して噛み合う鋸歯状の突起を有することを特徴とする。
この一実施形態の血圧測定用カフでは、上記係合アームは、上記係合受け部と接すべき部位に鋸歯状の突起を有する。一方、上記係合受け部は、上記係合アームと接すべき部位に、上記係合アームの上記鋸歯状の突起に対応して噛み合う鋸歯状の突起を有する。したがって、上記開放規制モードでは、上記係合アームの長手方向に対して実質的に垂直に立ち上がっている係止面と、上記係合受け部の対応する係止面とが、互いに当接して、上記第1操作部分と上記第2操作部分とが互いに開くのを禁止する。
また、このロック部の構成によれば、上記開放規制モードにおいて、上記第1操作部分と上記第2操作部分とを上記支軸の周りで互いに接近させることが許容される。その理由は、上記第1操作部分と上記第2操作部分とを上記支軸の周りで互いに接近させようとすると、上記係合アームの突起の斜面と上記係合受け部の突起の斜面とが互いに滑って、上記係合アームの突起の斜面と上記係合受け部の突起とが互いに乗り越えるからである。この結果、上記開放規制モードにおいて、上記第1操作部分と上記第2操作部分とが上記支軸の周りで互いに閉じられ、それに伴って、上記第1作用部分と上記第2作用部分とが上記支軸の周りで互いに接近し得る(上記(d))。
一実施形態の血圧測定用カフでは、
上記圧迫部材は、
上記第1作用部分の内面と上記第2作用部分の内面とにまたがって、上記被測定部位を取り巻く周方向に沿って配置されたカーラと、
上記カーラの内周面に沿って配置され、血圧測定時に加圧されて膨張する流体袋とを含むことを特徴とする。
本明細書で、「カーラ」とは、加圧された流体袋が被測定部位を圧迫できるように、上記被測定部位を取り巻くとともに、上記流体袋の厚さ方向に関して外向きの膨張を規制する部材を指す。このカーラは、典型的には樹脂板からなり、被測定部位を取り巻く周方向に沿って湾曲する或る程度の可撓性、および、上記流体袋の厚さ方向に関して外向きの膨張を規制する或る程度の硬さを有する。
この一実施形態の血圧測定用カフでは、上記装着状態で、血圧測定時に上記流体袋が加圧されて膨張する。カーラは、上記流体袋の厚さ方向に関して外向きの膨張を規制する。したがって、上記流体袋は、厚さ方向に関して、主に上記被測定部位へ向かって内向きに膨張する。これにより、上記被測定部位を通る動脈が有効に圧迫されて、血圧測定が円滑に実行される。
一実施形態の血圧測定用カフでは、上記流体袋は、厚さ方向に関して、上記第1作用部分の先端部に対応する第1袋先端部、および、上記第2作用部分の先端部に対応する第2袋先端部の膨張ストロークが、上記第1袋先端部と上記第2袋先端部との間の袋中央部の膨張ストロークよりも大きくなるように設定されていることを特徴とする。
本明細書で、「膨張ストローク」とは、上記流体袋が加圧されたとき、厚さ方向に関して膨張するストロークを指す。
この一実施形態の血圧測定用カフでは、上記流体袋は、厚さ方向に関して、上記第1作用部分の先端部に対応する第1袋先端部、および、上記第2作用部分の先端部に対応する第2袋先端部の膨張ストロークが、上記第1袋先端部と上記第2袋先端部との間の袋中央部の膨張ストロークよりも大きくなるように設定されている。したがって、血圧測定時に上記流体袋が加圧されたとき、上記第1袋先端部および上記第2袋先端部が、上記袋中央部よりも、上記被測定部位へ向かって大きく膨張する。この結果、従来例のように一対のアーム部材の間から被測定部位が押し出されるというよりも、むしろ、上記被測定部位が、上記第1作用部分と上記第2作用部分との間で奥へ(上記支軸の側へ)押し込まれるという傾向が生ずる。したがって、上記装着状態が安定して維持される。
一実施形態の血圧測定用カフでは、
上記第1作用部分は、上記第1操作部分に上記支軸を介して一体に連なる第1主動部分と、この第1主動部分に対して第1関節を介して回動可能に連結された第1連動部分とを有し、
上記第2作用部分は、上記第2操作部分に上記支軸を介して一体に連なる第2主動部分と、この第2主動部分に対して第2関節を介して回動可能に連結された第2連動部分とを有し、
上記第1操作部分と上記第2操作部分とが上記支軸の周りで互いに接近するように操作されたことに伴って、上記第1主動部分と上記第2主動部分とが上記支軸の周りで互いに接近するとき、上記第1主動部分に対して相対的に、上記第1関節を介して上記第1連動部分を閉じる向きに回転させるとともに、上記第2主動部分に対して相対的に、上記第2関節を介して上記第2連動部分を閉じる向きに回転させるリンク機構を備えたことを特徴とする。
本明細書で、上記第1主動部分に対して相対的に上記第1連動部分を「閉じる向き」、上記第2主動部分に対して相対的に上記第2連動部分を「閉じる向き」とは、それぞれ上記被測定部位を包む向きを意味する。
この一実施形態の血圧測定用カフでは、上記第1操作部分と上記第2操作部分とが上記支軸の周りで互いに接近するように操作されたとき(上記(d))、上記第1主動部分と上記第2主動部分とが上記支軸の周りで互いに接近する。このとき、リンク機構は、上記第1主動部分に対して相対的に、上記第1関節を介して上記第1連動部分を閉じる向きに回転させるとともに、上記第2主動部分に対して相対的に、上記第2関節を介して上記第2連動部分を閉じる向きに回転させる。これにより、上記第1作用部分と上記第2作用部分とが上記支軸の周りで互いに接近した閉状態では、上記被測定部位の外周面を、上記第1主動部分と上記第1連動部分とが包むとともに、上記第2主動部分と上記第2連動部分とが包む状態になる。したがって、血圧測定時に上記圧迫部材が加圧されたとき、上記装着状態が安定して維持される。
一実施形態の血圧測定用カフでは、上記リンク機構は、上記第1主動部分に対する上記第1連動部分の開く向きの回転、および、上記第2主動部分に対する上記第2連動部分の開く向きの回転を規制することを特徴とする。
この一実施形態の血圧測定用カフでは、上記リンク機構は、上記第1主動部分に対する上記第1連動部分の開く向きの回転、および、上記第2主動部分に対する上記第2連動部分の開く向きの回転を規制する。したがって、血圧測定時に上記圧迫部材が加圧されたとき、上記装着状態がさらに安定して維持される。
一実施形態の血圧測定用カフでは、このカフが上記被測定部位に装着された装着状態で、上記第1作用部分と上記第2作用部分は、上記被測定部位の外周面のうち周方向に関して半分を超える領域を包むことを特徴とする。
この一実施形態の血圧測定用カフでは、このカフが上記被測定部位に装着された装着状態で、上記第1作用部分と上記第2作用部分は、上記被測定部位の外周面のうち周方向に関して半分を超える領域を包む。したがって、血圧測定時に上記圧迫部材が加圧されたとき、上記装着状態がさらに安定して維持される。
以上より明らかなように、この発明の血圧測定用カフは、被測定部位に対する装着が容易で、かつ、血圧測定時に一対のアーム部材の間に被測定部位を保持し続けることができる。
この発明の一実施形態の血圧測定用カフの外観を示す斜視図である。 上記カフを実質的に棒状の被測定部位が配置される方向(Y方向)に沿って見たところを示す図である。 上記カフのロック部を拡大して示す図である。 開状態にある上記カフに対して被測定部位としての左上腕が配置された態様を示す図である。 図4Aにおける開状態から上記カフが閉じられてゆく態様を示す図である。 上記カフが閉状態になり、左上腕に装着された態様を示す図である。 上記カフが、図4A〜図4C中に示した左上腕よりも太い左上腕に装着された態様を示す図である。 図6(A)、図6(B)は、それぞれ一対のアーム部材の変形例を説明する図である。
以下、この発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、この発明の一実施形態の血圧測定用カフ1の外観を斜めから見たところを示している。また、図2は、カフ1を実質的に棒状の被測定部位が配置される方向(Y方向)に沿って見たところを示している。なお、図1、図2および後述の図3には、理解の容易のために、XYZ直交座標系を併せて示している。例えば図4Aに示すように、このカフ1は、実質的に棒状の被測定部位としての左上腕90に装着されることを予定している。左上腕90の外周面は、体幹側の半面である第1の半面90aと、その反対側に相当する第2の半面90bとを含む。体幹側の半面90aの近傍には、血圧測定の際に圧迫されるべき動脈90vが通っている。
図1に示すように、カフ1は、基体部材10と、この基体部材10に取り付けられた第1アーム部材30,30′および第2アーム部材40,40′と、ロック部50と、圧迫部材60と、リンク機構70とを備えている。
基体部材10は、実質的に平坦な形状をもつ平板部11と、この平板部11のY方向に関して互いに反対側の端部から下方(−Z方向)へ延在する端板部12,12′と、平板部11と端板部12との間のコーナー部、平板部11と端板部12′との間との間のコーナー部をそれぞれ切り欠いて形成された貫通穴13,13′とを有している。
なお、カフ1の構成についての「下」、後述の「上」、「右」、「左」という用語は、専ら構成要素の配置を説明する便宜のために用いられる。実際には、カフ1は如何なる方向へ向けられた姿勢をとってもよい。
第1アーム部材30は、上から順に、第1操作部分31、支軸21を取り囲む第1軸受部分32、および、左上腕90の外周面のうち第1の半面90aの側に配される第1作用部分33,35を含んでいる。第1アーム部材30′は、平板部11のY方向に関して中央を通る鉛直平面(図1中の直線Y1を含む、ZX面と平行な平面を指す。以下「鉛直平面Y1」と呼ぶ。)に関して、第1アーム部材30と対称に構成されている(図1において、第1アーム部材30の構成要素と対応する第1アーム部材30′の構成要素には、同じ符号に′を付して示している。)。概して言って、第1アーム部材30,30′は、図1において左上から右下へ向かってそれぞれ基体部材10の貫通穴13,13′を通して配置され、第1軸受部分32に相当する箇所で、端板部12,12′の間をY方向に延在する支軸21によって、基体部材10に対してZX面に沿って回動可能に取り付けられている。第1アーム部材30と第1アーム部材30′とは、第1操作部分31、第1操作部分31′の先端部(共通の符号31eで表す。)において、Y方向に延在する略丸棒状の連結バー39によって一体に連結されている。
同様に、第2アーム部材40は、上から順に、第2操作部分41、支軸22を取り囲む第2軸受部分42、および、左上腕90の外周面のうち第1の半面90aと反対の第2の半面90bの側に配される第2作用部分43,45を含んでいる。第2アーム部材40′は、平板部11のY方向に関して中央を通る鉛直平面Y1に関して、第2アーム部材40と対称に構成されている(図1において、第2アーム部材40の構成要素と対応する第2アーム部材40′の構成要素には、同じ符号に′を付して示している。)。概して言って、第2アーム部材40,40′は、図1において右上から左下へ向かってそれぞれ基体部材10の貫通穴13,13′を通して配置され、第2軸受部分42に相当する箇所で、端板部12,12′の間をY方向に延在する支軸22によって、基体部材10に対してZX面に沿って回動可能に取り付けられている。第2アーム部材40と第2アーム部材40′とは、第2操作部分41、第2操作部分41′の先端部(共通の符号41eで表す。)において、Y方向に延在する略丸棒状の連結バー49によって一体に連結されている。
このカフ1は、Y方向に関して鉛直平面Y1に関して実質的に対称に構成されているので、以下では、第1アーム部材30,30′については第1アーム部材30によって代表して説明し、また、第2アーム部材40,40′については第2アーム部材40によって代表して説明する。
図2によって良く分かるように、支軸21,22は、X方向に関して互いに離間して、それぞれ端板部12の右部分、左部分に配置されている。第1アーム部材30において、支軸21を取り囲む第1軸受部分32の周りには、支軸22に面する側に半周ギヤ(周面の略半分にのみ歯を有するギヤ)32Gが設けられている。一方、第2アーム部材40において、支軸22を取り囲む第2軸受部分42の周りには、支軸21に面する側に、半周ギヤ32Gと噛み合った半周ギヤ42Gが設けられている。
互いに交差した一対のアーム部材30,40の一方、例えば第1アーム部材30が支軸21の周りに時計回りに回転されると、半周ギヤ32G,42Gの噛合を介して、他方の第2アーム部材40が支軸22の周りに反時計回りに回転される。逆に、第1アーム部材30が支軸21の周りに反時計回りに回転されると、半周ギヤ32G,42Gの噛合を介して、他方の第2アーム部材40が支軸22の周りに時計回りに回転される。したがって、第1アーム部材30と第2アーム部材40とは、図2において左右対称に回動する。
この例では、第1アーム部材30の第1操作部分31は左上から右下へ向かってストレートに延在している。第1アーム部材30の第1作用部分は、第1操作部分31に第1軸受部分32を介して一体に連なる第1主動部分33と、この第1主動部分33に対して第1関節としての第1連結軸(Y方向に延在する)34を介してZX面に沿って回動可能に連結された第1連動部分35とを有している。第1主動部分33は、第1操作部分31と同じ向きに左上から右下へ向かってストレートに延在している。第1連動部分35は、第1主動部分33が延在する向きよりも内側(例えば図4A中に示す左上腕90が配置される側)へ傾斜した向きに配され、ストレートに延在する中間部分35bと、この中間部分35bに対してさらに内側へ傾斜した向きに一体に連なり、ストレートに延在する遠位部分35cとを含んでいる。
また、中間部分35bのうち第1連結軸34から一定寸法だけ離れた箇所と、基体部材10の端板部12の右端とにまたがって、一定の長さをもつリンクアーム36が取り付けられている。リンクアーム36の下端部は、中間部分35bのうち第1連結軸34から一定寸法だけ離れた箇所に、第3連結軸(Y方向に延在する)37を介してZX面に沿って回動可能に連結されている。リンクアーム36の上端部は、基体部材10の端板部12の右端に、第4連結軸(Y方向に延在する)38を介してZX面に沿って回動可能に連結されている。
第2アーム部材40の第2操作部分41は右上から左下へ向かってストレートに延在している。第2アーム部材40の第2作用部分は、第2操作部分41に第2軸受部分42を介して一体に連なる第2主動部分43と、この第2主動部分43に対して第2関節としての第2連結軸(Y方向に延在する)44を介してZX面に沿って回動可能に連結された第2連動部分45とを有している。第2主動部分43は、第2操作部分41と同じ向きに左上から右下へ向かってストレートに延在している。第2連動部分45は、第2主動部分43が延在する向きよりも内側(例えば図4A中に示す左上腕90が配置される側)へ傾斜した向きに配され、ストレートに延在する中間部分45bと、この中間部分45bにに対してさらに内側へ傾斜した向きに一体に連なり、ストレートに延在する遠位部分45cとを含んでいる。
また、中間部分45bのうち第2連結軸44から一定寸法だけ離れた箇所と、基体部材10の端板部12の左端とにまたがって、一定の長さをもつリンクアーム46が取り付けられている。リンクアーム46の下端部は、中間部分45bのうち第2連結軸44から一定寸法だけ離れた箇所に、第5連結軸(Y方向に延在する)47を介してZX面に沿って回動可能に連結されている。リンクアーム46の上端部は、基体部材10の端板部12の左端に、第6連結軸(Y方向に延在する)48を介してZX面に沿って回動可能に連結されている。
リンクアーム36、第3連結軸37、第4連結軸38、リンクアーム46、第5連結軸47、第6連結軸48は、リンク機構70を構成している。このリンク機構70のリンクアーム36は、第1操作部分31と第2操作部分41とが支軸21,22の周りで互いに接近するように操作されたことに伴って、第1主動部分33と第2主動部分43とが支軸21,22の周りで互いに接近するとき、第1主動部分33に対して相対的に、第1連結軸34を介して第1連動部分35を閉じる向き(図4Cに示す左上腕90を包む向き)に回転させる。これとともに、リンクアーム46は、第2主動部分43に対して相対的に、第2連結軸44を介して第2連動部分45を閉じる向きに回転させる。逆に、このリンク機構70のリンクアーム36は、第1操作部分31と第2操作部分41とが支軸21,22の周りで互いに遠ざかるように操作されたことに伴って、第1主動部分33と第2主動部分43とが支軸21,22の周りで互いに遠ざかるとき、第1主動部分33に対して相対的に、第1連結軸34を介して第1連動部分35を開く向きに回転させる。これとともに、リンクアーム46は、第2主動部分43に対して相対的に、第2連結軸44を介して第2連動部分45を開く向きに回転させる。
このリンク機構70は、第1主動部分33に対する第1連動部分35の開く向きの回転、および、第2主動部分43に対する第2連動部分45の開く向きの回転を規制する。
図1および図2に示すように、圧迫部材60は、この例ではポリプロピレン(PP)の樹脂板(自然状態では平板状の形状をもつ)からなるカーラ61と、この例ではポリウレタン樹脂からなる流体袋としての空気袋62とを含んでいる。
カーラ61は、第1作用部分33,35の内面(左上腕90に対向する側の面)と第2作用部分43,45の内面とにまたがって、被測定部位としての左上腕90を取り巻くべき周方向に沿って配置されている。カーラ61の周方向に関する先端部61e,61fは、それぞれ対応する第1連動部分35の先端部35e近傍の部位35m、第2連動部分45の先端部45e近傍の部位45mに、接着によって取り付けられている。このカーラ61の材料が或る程度の可撓性を有することから、第1作用部分33,35と第2作用部分43,45とが支軸21,22の周りで閉じた状態(図1、図2の状態)では、カーラ61は周方向に沿って略円形に湾曲する。
空気袋62は、カーラ61の内周面に沿って配置され、接着されている。この例では、空気袋62は、カーラ61の周方向に関して全域にわたって配置されている。この空気袋62は、血圧測定時に、フレキシブルなエアチューブ63(図1参照)を介して外部から空気が供給され、加圧されて膨張する。カーラ61の材料が或る程度の硬さを有することから、カーラ61によって空気袋62の厚さ方向に関して外向きの膨張が規制される。この結果、空気袋62は、厚さ方向に関して、主に左上腕90へ向かって内向きに膨張する。これにより、左上腕90を通る動脈90v(例えば、図4C参照。)が有効に圧迫されて、血圧測定が円滑に実行される。
特に、この例では、空気袋62は、厚さ方向に関して、第1作用部分の第1連動部分35の先端部35eに対応する第1袋先端部62e、および、第2作用部分の第2連動部分45の先端部45eに対応する第2袋先端部62fの膨張ストロークが、第1袋先端部62eと第2袋先端部62fとの間の袋中央部62cの膨張ストロークよりも大きくなるように設定されている。具体的には、自然状態(加圧されていない状態)での空気袋62の側面(Y方向に関して両端の面)の寸法が、袋中央部62cから第1袋先端部62eへ向かって、また、袋中央部62cから第2袋先端部62fへ向かって、徐々に大きくなるように設定されている。
図1および図2に示すように、ロック部50は、係合アーム52と、この係合アーム52と係合し得る係合受け部54とを含んでいる。
係合アーム52は、第2操作部分41の連結バー49の周りに回動可能に取り付けられている。連結バー49の外周面には、鋸歯状の突起55(後述する係合受け部54の鋸歯状の突起と同様のもの)が設けられている。係合アーム52の根元に一体に形成された円筒部51が、連結バー49の周りに嵌合されている。この結果、係合アーム52は、鋸歯状の突起55から摩擦を受けながら、連結バー49の周りに図1中に示す矢印A方向に回動し得るようになっている。図3中に示すように、係合アーム52は、係合受け部54と接すべき部位に、この係合アーム52の長手方向に沿って複数並ぶ鋸歯状の突起53,53,…を有している。各突起53は、この係合アーム52の長手方向(図3ではX方向)に対して実質的に垂直に立ち上がっている係止面53aと、この係止面53aに対して係合アーム52の根元から遠ざかる側(−X側)に連なる斜面53bとを有している。
係合受け部54は、係合アーム52に接すべき部位、すなわち、第1操作部分31の連結バー39の外周面に、係合アーム52の鋸歯状の突起53に対応して噛み合う複数の鋸歯状の突起56,56,…を有している。
このロック部50では、係合アーム52が係合受け部54から離間しているとき、第1作用部分33,35と第2作用部分43,45とが支軸21,22の周りで開くのを許容する開放許容モードとなる。
ロック部50が開放許容モードにある状態で、第2操作部分41の連結バー49の周りに係合アーム52を下方へ回動させて係合アーム52を係合受け部54に対して重ねれば、係合アーム52の鋸歯状の突起53と係合受け部54の鋸歯状の突起56とが円滑に噛み合って係合する。つまり、ロック部50を開放許容モードから開放規制モード、すなわち、第1作用部分33,35と第2作用部分43,45とが支軸21,22の周りで開くのを禁止するモードへ簡単に切り替えることができる。
詳しくは、ロック部50の係合アーム52が係合受け部54と係合しているとき(つまり、開放規制モードにあるとき)、図3中に示した係合アーム52の長手方向に対して実質的に垂直に立ち上がっている係止面53aと、係合受け部54の対応する係止面56aとが、互いに当接して、第1操作部分31と第2操作部分41とが支軸21,22の周りで互いに開くのを禁止する。これによって、第1作用部分33,35と第2作用部分43,45とが支軸21,22の周りで互いに開くのが規制される。
なお、このロック部50の構成によれば、この開放規制モードでは、第1作用部分33,35と第2作用部分43,45とを支軸21,22の周りで互いに接近させる動作、つまり互いに閉じる動作は許容される。その理由は、第1操作部分31と第2操作部分41とを支軸21,22の周りで互いに接近させようとすると、係合アーム52の突起53の斜面53bと係合受け部54の突起56の斜面56bとが互いに滑って、突起53,56が互いに乗り越えるからである。この結果、第1操作部分31と第2操作部分41とが支軸21,22の周りで互いに閉じられ、それに伴って、第1作用部分33,35と第2作用部分43,45とが支軸21,22の周りで互いに接近し得る。
また、ロック部50が開放規制モードにある状態で、第2操作部分41の連結バー49の周りに係合アーム52を回動させて係合アーム52を係合受け部54から離間させれば、開放許容モードへ簡単に切り替えることができる。
このロック部50は、第2操作部分41の連結バー49の周りに回動可能に取り付けられた係合アーム52と、第1操作部分31の連結バー39に設けられた係合受け部54とによって、簡単に構成される。
なお、第2操作部分41の連結バー49に係合アーム52、第1操作部分31の連結バー39に係合受け部54をそれぞれ設けるのとは逆に、第2操作部分41の連結バー49に係合受け部54、第1操作部分31の連結バー39に係合アーム52をそれぞれ設けてもよい。
図1および図2から分かるように、ロック部50は、支軸21,22に関して第1作用部分33,35、第2作用部分43,45の側ではなく第1操作部分31、第2操作部分41の側に配置されている。この場合、第1作用部分33,35と第2作用部分43,45との間に被測定部位としての左上腕90を配置する操作(後述する操作(b))の際に、ロック部50の構成要素が障害になることがない。
この例では、カフ1の各部は、それぞれABS(アクリロニトリルブタジエンスチレン共重合体)樹脂からなり、血圧測定用カフとしての実用上、実質的に剛性を有する(撓みが無視できる)。
この血圧測定用カフ1は、ユーザ(被測定者、および、医師・看護師などの医療従事者を含む。)によって、被測定部位としての左上腕90に対して、次のような操作で装着される。なお、図1、図2に示したように、最初に、第1操作部分31と第2操作部分41とが支軸21,22の周りで互いに接近し、それに伴って第1作用部分33,35と第2作用部分43,45とが支軸21,22の周りで互いに接近した閉状態(最小サイズの状態)にあるものとする。また、ロック部50は、係合アーム52が連結バー49の周りに上方へ回動されて、開放許容モードにあるものとする。
(a) まず、ロック部50が開放許容モードにある状態で、ユーザが例えば左手で第1操作部分31の連結バー39を持ち、右手で第2操作部分41の連結バー49を持って、図4Aに示すように、第1操作部分31と第2操作部分41とを支軸21,22の周りで互いに開く。これにより、第1作用部分33,35と第2作用部分43,45とが支軸21,22の周りで互いに開かれ、開状態になる。
なお、ユーザが例えば左手で第1作用部分の第1連動部分35の先端部35eを持ち、右手で第2作用部分の第2連動部分45の先端部45eを持って、支軸21,22の周りで第1作用部分33,35と第2作用部分43,45とを直接開いてもよい。
(b) 次に、ユーザが例えば右手で第1操作部分31と第2操作部分41とを持ち、第1作用部分33,35と第2作用部分43,45との間で、圧迫部材60の内周側の空気袋62に接するように、左上腕90を配置する。この例では、第1作用部分33,35が左上腕90の第1の半面(体幹側の半面)90aに対向し、第2作用部分43,45がその反対側に相当する第2の半面90bに対向する向きで、左上腕90の上部が空気袋62の袋中央部62cに接するように配置する。
(c) 次に、この例では、ロック部50を開放許容モードから開放規制モードに切り替える。具体的には、図4A中に矢印A1で示すように、ユーザが例えば右手で係合アーム52を連結バー49の周りに下方へ回動させて、ロック部50の係合アーム52を係合受け部54に対して重ねる。これにより、係合アーム52の鋸歯状の突起53と係合受け部54の鋸歯状の突起56とが円滑に噛み合って係合する。このようにして、ロック部50を開放許容モードから開放規制モード、すなわち、第1作用部分33,35と第2作用部分43,45とが支軸21,22の周りで開くのを禁止するモードへ簡単に切り替えることができる。
(d) この後、ユーザが例えば右手の親指と残りの指とで、図4B中に矢印B1,B2で示すように、第1操作部分31の連結バー39と第2操作部分41の連結バー49とを支軸21,22の周りで互いに接近させる。これにより、図4Cに示すように、第1作用部分33,35と第2作用部分43,45とが支軸21,22の周りで互いに接近した閉状態になる。左上腕90は、圧迫部材60としての空気袋62とカーラ61とに取り巻かれるとともに、第1作用部分33,35と第2作用部分43,45との間に保持される。
特に、このカフ1では、この操作(d)に伴って、リンク機構70のリンクアーム36は、第1主動部分33に対して相対的に、第1連結軸34を介して第1連動部分35を閉じる向き(図4Cに示す左上腕90を包む向き)に回転させる。これとともに、リンクアーム46は、第2主動部分43に対して相対的に、第2連結軸44を介して第2連動部分45を閉じる向きに回転させる。これにより、この閉状態では、左上腕90の外周面を、第1主動部分33と第1連動部分35とが包むとともに、第2主動部分43と第2連動部分45とが包む状態になる。
また、この例では、この操作(d)は、ロック部50が開放規制モードにある状態で行われる。したがって、ユーザが第1操作部分31の連結バー39と第2操作部分41の連結バー49とを支軸21,22の周りで互いに接近させ、右手を離した直後に、例えば左上腕90が有する弾性力(反発力)に起因して第1作用部分33,35と第2作用部分43,45とが支軸21,22の周りで互いに開こうとしても、それはロック部50によって禁止される。したがって、第1作用部分33,35と第2作用部分43,45とを支軸21,22の周りで、左上腕90の太さに応じて、(圧迫部材60を介して)左上腕90を挟持した状態に閉じることが可能となる。
この血圧測定用カフ1は、このように簡単な操作(a)〜(d)で装着され得る。これを「装着状態」と呼ぶ。
この装着状態では、血圧測定のために空気袋62が加圧されて第1作用部分33,35の内面と第2作用部分43,45の内面との間に開く向きの力が加わったとしても、ロック部50(開放規制モードにある)は第1作用部分33,35と第2作用部分43,45とが支軸21,22の周りで開くのを禁止する。したがって、装着状態が維持され、第1作用部分33,35と第2作用部分43,45との間に左上腕90を保持し続けることができる。
特に、このカフ1では、閉状態では、左上腕90の外周面を、第1主動部分33と第1連動部分35とが包むとともに、第2主動部分43と第2連動部分45とが包む状態になる。また、リンク機構70は、第1主動部分33に対する第1連動部分35の開く向きの回転、および、第2主動部分43に対する第2連動部分45の開く向きの回転を規制する。
さらに、このカフ1では、空気袋62は、厚さ方向に関して、第1作用部分の第1連動部分35の先端部35eに対応する第1袋先端部62e、および、第2作用部分の第2連動部分45の先端部45eに対応する第2袋先端部62fの膨張ストロークが、第1袋先端部62eと第2袋先端部62fとの間の袋中央部62cの膨張ストロークよりも大きくなるように設定されている。したがって、血圧測定時に空気袋62が加圧されたとき、図4C中に矢印F1,F2(圧迫力に対応する)で示すように、第1袋先端部62eおよび第2袋先端部62fが、袋中央部62c(図4C中に、その膨張を矢印F3で示す。)よりも、左上腕90へ向かって大きく膨張する。この結果、従来例のように一対のアーム部材の間から被測定部位が押し出されるというよりも、むしろ、被測定部位としての左上腕90が、第1作用部分33,35と第2作用部分43,45との間で奥へ(支軸21,22の側へ)押し込まれるという傾向が生ずる。
これらの結果、このカフ1では、血圧測定時に空気袋62が加圧されたとき、装着状態が安定して維持される。これにより、左上腕90を通る動脈90vが圧迫されて、血圧測定が円滑に実行される。
この血圧測定用カフ1は、装着状態から、血圧測定の後、次のような操作(e)〜(h)で取り外される。
(e) まず、ロック部50を開放規制モードから開放許容モードに切り替える。具体的には、図4Cの状態から、ユーザが右手で係合アーム52を連結バー49の周りに上方へ回動させて、ロック部50の係合アーム52を係合受け部54から離間させる。これにより、ロック部50を開放規制モードから開放許容モードに簡単に切り替えることができる。
(f) 次に、ロック部50が開放許容モードにある状態で、例えば第1操作部分31の連結バー39と第2操作部分41の連結バー49との間に右手を割り込ませて、第1操作部分31と第2操作部分41とを支軸21,22を介して互いに開く。これにより、第1作用部分33,35と第2作用部分43,45とが支軸21,22の周りで互いに開かれ、開状態になる。
ここで、このカフ1では、この操作(f)に伴って、リンク機構70のリンクアーム36は、第1主動部分33に対して相対的に、第1連結軸34を介して第1連動部分35を開く向きに回転させる。これとともに、リンクアーム46は、第2主動部分43に対して相対的に、第2連結軸44を介して第2連動部分45を開く向きに回転させる。これにより、支軸21,22を介して第1作用部分33,35と第2作用部分43,45とが大きく開く。
(g) 次に、第1作用部分33,35と第2作用部分43,45との間から左上腕90を取り外す。
(h) この後、ユーザが例えば右手の親指と残りの指とで第1操作部分31の連結バー39と第2操作部分41の連結バー49とを接近させて、第1操作部分31と第2操作部分41とを支軸21,22の周りで互いに閉じる。これにより、第1作用部分33,35と第2作用部分43,45とが支軸21,22の周りで互いに閉じられ、閉状態になる。この閉状態(最小サイズの状態)で、この血圧測定用カフ1を保管する。
なお、第1作用部分33,35と第2作用部分43,45との間が開かれた状態(開状態)で、この血圧測定用カフ1を保管してもよい。その場合、開く操作(a)と閉じる操作(h)とが省略され得る。
図5は、このカフ1が、図4A〜図4C中に示した被測定部位としての左上腕90よりも太い左上腕90Lに装着された態様を示している。この例では、装着状態で、第1作用部分33,35と第2作用部分43,45は、左上腕90Lの外周面のうち周方向に関して半分90Pを超える領域を包んでいる。この態様であれば、血圧測定時に空気袋62が加圧されたとき、左上腕90Lに対して、図5中に示す第1袋先端部62e、第2袋先端部62fによる圧迫力F1,F2のZ成分の和(F1z+F2z)が、袋中央部62cの圧迫力F3のZ成分の大きさよりも大きい状態になる。この結果、左上腕90Lが、第1作用部分33,35と第2作用部分43,45との間で奥へ(支軸21,22の側へ)押し込まれるという傾向が生ずる。したがって、血圧測定時に空気袋62が加圧されたとき、左上腕90Lに対するカフ1の装着状態が安定して維持される。
逆に言えば、対象とする左上腕90Lの最大の太さ(または最大外周)に応じて、左上腕90Lの外周面のうち周方向に関して半分90Pを超える領域を包むように、このカフ1の第1作用部分33,35と第2作用部分43,45の寸法を設定すべきである。
(変形例1)
上の例では、例えば図1、図2に示したように、空気袋62は、カーラ61の周方向に関して全域にわたって配置された。しかしながら、これに限られるものではない。空気袋62は、カーラ61の周方向に関して部分的に又は分割して配置されていてもよい。例えば、空気袋62の全周のうち、上側の1/3程度の部分(袋中央部62cを含む見込み角120°程度の部分)を省略し、左右にそれぞれ1/3程度の部分(第1袋先端部62e、第2袋先端部62fを含む。)を残す配置としてもよい。
(変形例2)
また、上の例では、ロック部50は、図3に示したように、主として、係合アーム52の鋸歯状の突起53,53,…と、係合受け部54の鋸歯状の突起56,56,…とによって構成された。しかしながら、ロック部50の構成は、これに限られるものではない。例えば、係合受け部54を連結バー39自体とし、係合アーム52の下面に、その連結バー39に係合すべく下方へ開いた断面U字状のフック(Y方向に延在する)を設けてもよい。なお、この構成の場合、開放許容モードから開放規制モードへの切り替え(上記操作(c))は、上記閉じる操作(d)の後に行われる。
(変形例3)
また、上の例では、例えば図1、図2に示したように、第1アーム部材30の第1作用部分は、第1関節としての第1連結軸34を介して第1主動部分33に対して第1連動部分35が回動し、また、第2アーム部材40の第2作用部分は、第2関節としての第2連結軸44を介して第2主動部分43に対して第2連動部分45が回動する構成とした。しかしながら、第1アーム部材30、第2アーム部材40の構成は、これに限られるものではない。例えば、図6(A)、図6(B)に示すように、第1アーム部材、第2アーム部材をそれぞれ一体物として構成してもよい。なお、図6(A)、図6(B)では、簡単のため、ロック部の図示が省略されている。図6(A)、図6(B)中の構成要素には、図2中の対応する構成要素の符号にそれぞれ100、200だけ加えた符号を付して、適宜詳細な説明を省略する。
図6(A)に示すカフ101では、第1アーム部材130の第1作用部分は、第1操作部分131に対して第1軸受部分132を介してストレートに一体に連なる第1主動部分133と、この第1主動部分133に対して屈曲箇所134で鋭角に屈曲して一体に連なる第1連動部分135とを有している。第2アーム部材140の第2作用部分は、第2操作部分141に第2軸受部分142を介してストレートに一体に連なる第2主動部分143と、この第2主動部分143に対して屈曲箇所144で鋭角に屈曲して一体に連なる第2連動部分145とを有している。第1アーム部材130と第2アーム部材140とは、支軸120の周りに互いに回動可能に交差して連結されている。図6(A)に示す閉状態では、第1アーム部材130と第2アーム部材140とが左上腕90を包み得るように、第1アーム部材130の第1連動部分135の先端部135eと第2連動部分145の先端部145eとは互いに接近している。
図6(B)に示すカフ201では、第1アーム部材230の第1作用部分は、第1操作部分231に第1軸受部分232を介してストレートに一体に連なる第1主動部分233と、この第1主動部分233に対して湾曲して一体に連なる第1連動部分234とを有している。第2アーム部材240の第2作用部分は、第2操作部分241に第2軸受部分242を介してストレートに一体に連なる第2主動部分243と、この第2主動部分243に対して湾曲して一体に連なる第2連動部分244とを有している。第1アーム部材230と第2アーム部材240とは、支軸220の周りに互いに回動可能に交差して連結されている。図6(B)に示す閉状態では、第1アーム部材230と第2アーム部材240とが左上腕90を包み得るように、第1連動部分234の先端部234eと第2連動部分244の先端部244eとは互いに接近している。
これらの図6(A)、図6(B)の構成によっても、カフ101,201を被測定部位としての左上腕90に容易に装着でき、かつ、血圧測定時にそれぞれ一対のアーム部材130,140;230,240の間に左上腕90を保持し続けることができる。
上述の実施形態では、被測定部位は左上腕90(または90L)としたが、これに限られるものではない。被測定部位は、実質的に棒状であればよく、例えば右上腕、手首などであってもよい。
上述の実施形態は例示に過ぎず、この発明の範囲から離れることなく様々な変形が可能である。上述した複数の実施の形態は、それぞれ単独で成立し得るものであるが、実施の形態同士の組みあわせも可能である。また、異なる実施の形態の中の種々の特徴も、それぞれ単独で成立し得るものであるが、異なる実施の形態の中の特徴同士の組みあわせも可能である。
1,101,201 血圧測定用カフ
10 基体部材
20,21,120,220 支軸
30,30′,130,230 第1アーム部材
40,40′,140,240 第2アーム部材
50 ロック部
52 係合アーム
54 係合受け部
60 圧迫部材
70 リンク機構

Claims (9)

  1. 実質的に棒状の被測定部位を圧迫する血圧測定用カフであって、
    支軸の周りに互いに回動可能に交差して連結された第1アーム部材と第2アーム部材とを備え、
    上記第1アーム部材は、上記被測定部位の外周面のうち第1の半面の側に配される第1作用部分と、上記支軸を介して上記第1作用部分に一体に連なる第1操作部分とを含み、
    上記第2アーム部材は、上記被測定部位の外周面のうち上記第1の半面と反対の第2の半面の側に配される第2作用部分と、上記支軸を介して上記第2作用部分に一体に連なる第2操作部分とを含み、
    上記被測定部位を取り巻くように上記第1作用部分の内面と上記第2作用部分の内面とにまたがって取り付けられ、血圧測定時に上記被測定部位を圧迫するように加圧される圧迫部材と、
    上記第1作用部分と上記第2作用部分とが上記支軸の周りで開くのを許容する開放許容モードと、上記第1作用部分と上記第2作用部分とが上記支軸の周りで開くのを禁止する開放規制モードとをとり得るロック部とを備えたことを特徴とする血圧測定用カフ。
  2. 請求項1に記載の血圧測定用カフにおいて、
    上記ロック部は、上記支軸に関して上記第1作用部分、上記第2作用部分の側ではなく上記第1操作部分、上記第2操作部分の側に配置され、上記開放許容モードでは、上記第1操作部分と上記第2操作部分とが上記支軸の周りで互いに開くのを許容することによって、上記第1作用部分と上記第2作用部分とが上記支軸の周りで互いに開くのを許容する一方、上記開放規制モードでは、上記第1操作部分と上記第2操作部分とが上記支軸の周りで互いに開くのを禁止することによって、上記第1作用部分と上記第2作用部分とが上記支軸の周りで互いに開くのを規制することを特徴とする血圧測定用カフ。
  3. 請求項2に記載の血圧測定用カフにおいて、
    上記ロック部は、
    上記第1操作部分と上記第2操作部分との一方に回動可能に取り付けられた係合アームと、
    上記第1操作部分と上記第2操作部分との他方に設けられ、上記係合アームと係合し得る係合受け部とを含むことを特徴とする血圧測定用カフ。
  4. 請求項3に記載の血圧測定用カフにおいて、
    上記係合アームは、上記係合受け部と接すべき部位に鋸歯状の突起を有し、この突起は、この係合アームの長手方向に対して実質的に垂直に立ち上がっている係止面と、この係止面に対してこの係合アームの根元から遠ざかる側に連なる斜面とを有し、
    上記係合受け部は、上記係合アームと接すべき部位に、上記係合アームの上記鋸歯状の突起に対応して噛み合う鋸歯状の突起を有することを特徴とする血圧測定用カフ。
  5. 請求項1から4までのいずれか一つに記載の血圧測定用カフにおいて、
    上記圧迫部材は、
    上記第1作用部分の内面と上記第2作用部分の内面とにまたがって、上記被測定部位を取り巻く周方向に沿って配置されたカーラと、
    上記カーラの内周面に沿って配置され、血圧測定時に加圧されて膨張する流体袋とを含むことを特徴とする血圧測定用カフ。
  6. 請求項5に記載の血圧測定用カフにおいて、
    上記流体袋は、厚さ方向に関して、上記第1作用部分の先端部に対応する第1袋先端部、および、上記第2作用部分の先端部に対応する第2袋先端部の膨張ストロークが、上記第1袋先端部と上記第2袋先端部との間の袋中央部の膨張ストロークよりも大きくなるように設定されていることを特徴とする血圧測定用カフ。
  7. 請求項1から6までのいずれか一つに記載の血圧測定用カフにおいて、
    上記第1作用部分は、上記第1操作部分に上記支軸を介して一体に連なる第1主動部分と、この第1主動部分に対して第1関節を介して回動可能に連結された第1連動部分とを有し、
    上記第2作用部分は、上記第2操作部分に上記支軸を介して一体に連なる第2主動部分と、この第2主動部分に対して第2関節を介して回動可能に連結された第2連動部分とを有し、
    上記第1操作部分と上記第2操作部分とが上記支軸の周りで互いに接近するように操作されたことに伴って、上記第1主動部分と上記第2主動部分とが上記支軸の周りで互いに接近するとき、上記第1主動部分に対して相対的に、上記第1関節を介して上記第1連動部分を閉じる向きに回転させるとともに、上記第2主動部分に対して相対的に、上記第2関節を介して上記第2連動部分を閉じる向きに回転させるリンク機構を備えたことを特徴とする血圧測定用カフ。
  8. 請求項7に記載の血圧測定用カフにおいて、
    上記リンク機構は、上記第1主動部分に対する上記第1連動部分の開く向きの回転、および、上記第2主動部分に対する上記第2連動部分の開く向きの回転を規制することを特徴とする血圧測定用カフ。
  9. 請求項1から8までのいずれか一つに記載の血圧測定用カフにおいて、
    このカフが上記被測定部位に装着された状態で、上記第1作用部分と上記第2作用部分は、上記被測定部位の外周面のうち周方向に関して半分を超える領域を包むことを特徴とする血圧測定用カフ。
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