JP2017093825A - 超音波プローブおよび超音波画像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】筐体に衝撃が加わるときにも超音波素子アレイ基板に加わる衝撃を低減でき、操作性の良い小型の超音波プローブを提供する。【解決手段】超音波プローブは超音波を送信し反射波を受信する超音波検出部と、超音波検出部が固定された固定台5と、超音波検出部を露出させて固定台5を内蔵する筐体11と、固定台5と筐体11とを接続し弾性を有する第1接続部15と、を備え、第1接続部15は、第1方向23に延びる第1腕部26と第1方向23と交差する第2方向24に延びる第2腕部29とを備え、第1接続部15の一端が固定台5と接触し、第1接続部15の他端が筐体11と接触し、第1方向23及び第2方向24は固定台5と筐体11とが対向する面が延在する方向と同じ方向である。【選択図】図5
Description
本発明は、超音波プローブおよび超音波画像装置に関するものである。
超音波画像装置は構造物や人体等の被検体に超音波を入射する。そして、超音波画像装置は被検体の組織や硬さの異なる部分からの反射波を検出し、反射波に基づき被検体の断面画像を表示する。被検体における組織の深さや大きさに応じて反射波の位相が変化する。反射波の信号波形を観測することにより、被検体内部の組織や傷等の状態を検査することができる。超音波の送信は、被検体に接触させた超音波プローブに内包された圧電素子に高電圧のパルスを印加することにより行われる。超音波の周波数は数百kHz〜数十MHz程度であり、被検体の寸法や必要とする検査分解能に応じて、検査者が適用する超音波プローブを選択して設定する。超音波プローブ内の圧電素子で反射波による振動が電圧に変換され、圧電素子に接続された増幅回路で圧電素子の電圧が増幅される。
超音波プローブには圧電素子が多数設置されたシリコン基板が用いられている。そして、フォトリソグラフィ法を用いて基板上に圧電素子が形成されている。シリコン基板は脆性材料であり衝撃が加わると割れてしまう。その対策として超音波プローブを落下したとき筐体が受ける衝撃を減衰させる構造が必要である。
また、超音波プローブは人体や動物の内臓を検査するときに用いられる。人体や動物には肋骨等の骨により内臓が守られている。従って、内臓を検査するときには超音波プローブを骨と内臓との間に押し込んで検査する場合がある。このとき、超音波プローブが大きいと骨と内臓との間に押し込めないので検査したい場所に超音波プローブを配置できない。従って、超音波プローブは小さい方が操作性良く検査したい場所に超音波プローブを配置できる。
超音波プローブを備えた超音波画像装置が特許文献1に開示されている。それによると、超音波プローブは超音波を送信及び受信する超音波素子が設置された超音波素子アレイ基板を備えている。超音波素子アレイ基板はシリコン基板を用いて形成され、厚みがおよそ150μm〜200μmである。そのため、超音波素子アレイ基板は割れ易い部品になっている。超音波素子アレイ基板は支持部材に設置されている。そして、支持部材が外装のヘッド部分に固定されていた。
特許文献1に記載の超音波プローブでは支持部材が外装とねじ固定されている。このため、超音波プローブを落下して筐体に衝撃がくわわるとき、衝撃は超音波素子アレイ基板に伝わり易い構造になっていた。
また、超音波プローブにおけるヘッド部分の大きさは超音波素子アレイ基板の大きさ及びねじ固定の領域の大きさに筐体の厚みを加えた大きさになっている。このとき、超音波プローブは操作し難い大きさになっていた。そこで、筐体に衝撃が加わるときにも超音波素子アレイ基板に加わる衝撃を低減でき、操作性の良い小型の超音波プローブが望まれていた。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本適用例にかかる超音波プローブであって、超音波の送信または受信の少なくとも一方を行う超音波素子を備える超音波検出部と、前記超音波検出部が固定された固定台と、前記超音波検出部を露出させて前記固定台を内蔵する筐体と、前記固定台と前記筐体とを接続し弾性を有する第1接続部と、を備え、前記第1接続部は、第1方向に延びる第1腕部と前記第1方向と交差する第2方向に延びる第2腕部とを備え、前記第1接続部の一端が前記固定台と接触し、前記第1接続部の他端が前記筐体と接触し、前記第1方向及び前記第2方向は前記固定台と前記筐体とが対向する面が延在する方向と同じ方向であることを特徴とする。
本適用例にかかる超音波プローブであって、超音波の送信または受信の少なくとも一方を行う超音波素子を備える超音波検出部と、前記超音波検出部が固定された固定台と、前記超音波検出部を露出させて前記固定台を内蔵する筐体と、前記固定台と前記筐体とを接続し弾性を有する第1接続部と、を備え、前記第1接続部は、第1方向に延びる第1腕部と前記第1方向と交差する第2方向に延びる第2腕部とを備え、前記第1接続部の一端が前記固定台と接触し、前記第1接続部の他端が前記筐体と接触し、前記第1方向及び前記第2方向は前記固定台と前記筐体とが対向する面が延在する方向と同じ方向であることを特徴とする。
本適用例によれば、超音波プローブは超音波検出部、固定台、筐体及び第1接続部を備えている。超音波検出部は超音波の送信または受信の少なくとも一方を行う超音波素子を備える。超音波検出部は固定台に固定されている。超音波検出部は筐体から露出し、固定台は筐体に内蔵する。第1接続部は弾性を有し固定台と筐体とを接続する。
第1接続部は、第1方向に延びる第1腕部と第1方向と交差する第2方向に延びる第2腕部とを備えている。そして、第1腕部及び第2腕部は弾性を有するのでばねとして機能する。第1腕部と第2腕部とは交差するので3次元のいずれの方向から加わる力に対しても弾性を有している。第1接続部の一端が固定台と接触し、第1接続部の他端が筐体と接触する。従って、第1接続部は筐体に衝撃が加わったとき、変形することにより筐体から超音波検出部に加わる衝撃を低減することができる。
第1腕部及び第2腕部は固定台と筐体との間に位置しており、第1方向及び第2方向は固定台と筐体とが対向する面が延在する方向と同じ方向である。従って、固定台と筐体との間隔を小さくできるので、超音波プローブを小さくすることができる。
[適用例2]
上記適用例にかかる超音波プローブにおいて、前記固定台は第3方向に長く、前記第1接続部は前記第3方向における前記固定台の両側で前記筐体と接続し、前記第3方向と交差する第4方向において前記固定台と前記筐体とを接続し、弾性を有する第2接続部を備えることを特徴とする。
上記適用例にかかる超音波プローブにおいて、前記固定台は第3方向に長く、前記第1接続部は前記第3方向における前記固定台の両側で前記筐体と接続し、前記第3方向と交差する第4方向において前記固定台と前記筐体とを接続し、弾性を有する第2接続部を備えることを特徴とする。
本適用例によれば、固定台は第3方向に長い形状になっている。そして、第1接続部は第3方向における固定台の両側で筐体と接続している。これにより、第1接続部は第3方向の衝撃を良く低減することができる。そして、超音波プローブは第2接続部を備え、第2接続部は第3方向と交差する第4方向において固定台と筐体とを接続し、弾性を有している。これにより、第2接続部は第4方向の衝撃を良く低減することができる。その結果、超音波プローブは第3方向及び第4方向の2方向の衝撃を低減することができる。
[適用例3]
上記適用例にかかる超音波プローブにおいて、前記固定台と前記筐体との間には振動を減衰する制振部材が設けられていることを特徴とする。
上記適用例にかかる超音波プローブにおいて、前記固定台と前記筐体との間には振動を減衰する制振部材が設けられていることを特徴とする。
本適用例によれば、固定台と筐体との間には制振部材が設けられ、制振部材は振動を減衰する。従って、超音波プローブは衝撃を受けたとき衝撃により発生する振動の影響を低減することができる。
[適用例4]
上記適用例にかかる超音波プローブにおいて、前記第1接続部は3カ所以上設けられていることを特徴とする。
上記適用例にかかる超音波プローブにおいて、前記第1接続部は3カ所以上設けられていることを特徴とする。
本適用例によれば、第1接続部は3カ所以上設けられている。第1接続部により固定台は筐体に3カ所以上で保持されているので、衝撃で固定台が揺動することを低減することができる。
[適用例5]
上記適用例にかかる超音波プローブにおいて、前記超音波検出部は前記筐体から露出し、前記超音波検出部が押されたときの力を前記第1接続部が受けることを特徴とする。
上記適用例にかかる超音波プローブにおいて、前記超音波検出部は前記筐体から露出し、前記超音波検出部が押されたときの力を前記第1接続部が受けることを特徴とする。
本適用例によれば、超音波検出部は筐体から露出している。そして、超音波検出部は被検体に押圧される。超音波検出部が押されたときの力を第1接続部が受ける。従って、超音波検出部は被検体に押圧されたときに超音波検出部が筐体内に移動することを抑制することができる。
[適用例6]
上記適用例にかかる超音波プローブにおいて、前記第1接続部は導電性を有し、前記超音波検出部のアース配線を中継することを特徴とする。
上記適用例にかかる超音波プローブにおいて、前記第1接続部は導電性を有し、前記超音波検出部のアース配線を中継することを特徴とする。
本適用例によれば、第1接続部は導電性を有している。そして、超音波検出部のアース配線を中継する。従って、超音波検出部に電気的雑音が加わるときにも電気的雑音に第1接続部を通過させて除去することができる。
[適用例7]
本適用例にかかる超音波画像装置であって、超音波プローブと、前記超音波プローブが出力する反射波信号を用いて被検体の断面画像データを演算する画像データ演算部と、前記画像データ演算部が演算した結果に基づいて前記被検体の断面画像を表示する画像表示部と、を備え、前記超音波プローブは、上記のいずれか一項に記載の超音波プローブであることを特徴とする。
本適用例にかかる超音波画像装置であって、超音波プローブと、前記超音波プローブが出力する反射波信号を用いて被検体の断面画像データを演算する画像データ演算部と、前記画像データ演算部が演算した結果に基づいて前記被検体の断面画像を表示する画像表示部と、を備え、前記超音波プローブは、上記のいずれか一項に記載の超音波プローブであることを特徴とする。
本適用例によれば、超音波画像装置は超音波プローブ、画像データ演算部及び画像表示部を備えている。超音波プローブは超音波を被検体に送信する。そして、超音波プローブは被検体の内部にて反射する超音波の反射波を受信して画像データ演算部に反射波信号を出力する。画像データ演算部は、反射波信号を用いて被検体の断面画像データを演算して断面画像を画像表示部に出力する。画像表示部は被検体の断面画像を表示する。
超音波プローブには前記に記載の超音波プローブが用いられている。前記に記載の超音波プローブは耐衝撃性があり小さく操作性のよい超音波プローブである。従って、超音波画像装置は耐衝撃性があり小さく操作性のよい超音波プローブを備えた装置とすることができる。
本実施形態では、超音波プローブの特徴的な例について、図1〜図19に従って説明する。尚、各図面における各部材は、各図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各部材毎に縮尺を異ならせて図示している。
(第1の実施形態)
本実施形態にかかわる超音波プローブについて図1〜図16に従って説明する。図1は超音波プローブの構造を示す模式側断面図であり、図2は超音波プローブの構造を示す模式底面図である。図1は図2のAA線に沿う面側から見た図である。図1及び図2に示すように、超音波プローブ1はヘッド部2及び把持部3を備えている。操作者は把持部3を持って超音波プローブ1を操作する。
(第1の実施形態)
本実施形態にかかわる超音波プローブについて図1〜図16に従って説明する。図1は超音波プローブの構造を示す模式側断面図であり、図2は超音波プローブの構造を示す模式底面図である。図1は図2のAA線に沿う面側から見た図である。図1及び図2に示すように、超音波プローブ1はヘッド部2及び把持部3を備えている。操作者は把持部3を持って超音波プローブ1を操作する。
ヘッド部2は超音波検出部4及び超音波検出部4を固定する固定台5を備えている。超音波検出部4と固定台5とは粘着テープ6により接着されている。超音波検出部4は長方形の板状であり、超音波検出部4の厚み方向をZ方向とする。超音波検出部4の長手方向をX方向とし、超音波検出部4の平面方向のうちX方向と直交する方向をY方向とする。固定台5も超音波検出部4と同様にX方向に長い形状である。固定台5の長手方向を第3方向5bとする。第3方向5bはX方向と同じ方向である。
超音波検出部4はバックプレート7、超音波素子アレイ基板8、音響整合層9及び音響レンズ10がこの順に重なった構造になっている。超音波素子アレイ基板8はシリコン基板上に超音波素子8aがアレイ状に配置された基板である。超音波素子8aの配列は特に限定されないが本実施形態では、例えば、Y方向に8行X方向に12列のマトリックス状に配置されている。超音波素子8aは超音波の送信または受信の少なくとも一方を行う素子である。超音波素子8aは1つの素子が超音波の送信及び受信を行っても良い。また、超音波素子8aは超音波の送信のみを行う素子と受信のみを行う素子から構成されていても良い。他にも、超音波素子8aは超音波の送信のみを行う素子、受信のみを行う素子及び超音波の送信及び受信を行う素子から構成されていても良い。超音波素子アレイ基板8の厚みは約150μm〜200μmである。
バックプレート7は超音波素子アレイ基板8の余分な振動を抑える役目を果たす。バックプレート7は厚みが約500μm〜600μmのシリコン基板が用いられている。このバックプレート7はシリコン基板の他に金属板を用いてもよい。
超音波素子アレイ基板8と音響レンズ10の間には音響整合層9が設置されている。音響整合層9にはシリコーン系の接着剤が用いられ、接着剤が硬化することで超音波素子アレイ基板8と音響レンズ10とを接着させ、硬化した接着剤が音響整合層として機能する。このように、超音波素子アレイ基板8と音響レンズ10の間には硬化した接着剤が隙間なく充填された状態となっている。
音響レンズ10はシリコーン樹脂等の樹脂で形成されている。このシリコーン樹脂にはシリカ等を添加して比重を変えることで音響インピーダンスを調整することができる。そして、音響レンズ10は超音波素子アレイ基板8よりも曲げ剛性が小さく形成されている。
音響レンズ10は、超音波素子アレイ基板8の超音波素子から送信される超音波を効率よく被検体に導き、また、被検体から反射して戻ってくるエコー波を効率よく超音波素子に導く役割を果たす。音響レンズ10は−Z方向の面が所定の曲率で突出している。超音波素子が出力する超音波は音響レンズ10により、検査する場所に集められる。音響整合層9は超音波素子と音響レンズ10の間の音響インピーダンスの不整合を緩和する役割を果たす。つまり、音響整合層9は、音響インピーダンスが超音波素子アレイ基板8と音響レンズ10との中間となるように調整されている。
固定台5は金属またはアクリル樹脂、ABS樹脂等の樹脂で形成されている。固定台5は超音波素子アレイ基板8より面積が広く曲げ剛性が大きく形成されている。音響レンズ10は超音波素子アレイ基板8より曲げ剛性が小さく形成されている。このように、超音波検出部4は超音波素子アレイ基板8より曲げ剛性の大きい固定台5と固着した構造を有するため、超音波素子アレイ基板8が補強されて外部の力による破損の恐れを低減することができる。さらに、超音波素子アレイ基板8と音響レンズ10との間には音響整合層9が設けられているため、曲げ剛性の小さい音響レンズ10とこの音響整合層9とで外部からの力を吸収し超音波素子アレイ基板8に加わる外力を緩和する効果を有する。
ヘッド部2は筐体11を備え、固定台5は筐体11に内蔵されている。そして、固定台5と筐体11とは接続部12により接続されている。さらに、固定台5と筐体11との間には制振部材13が充填されている。接続部12は弾力性を有する材料からなり筐体11に衝撃が加わるときに衝撃を吸収する。そして、固定台5に衝撃の応力が加わり難くしている。制振部材13は接続部12より弾性係数が小さい部材である。そして、筐体11に対して固定台5が振動するとき、固定台5の振動を減衰させる機能を有する。
接続部12の材料はばね性を有する材料であれば良く特に限定されない。ばね鋼、ステンレス鋼、銅合金、ニッケル合金、チタン合金等を用いることができる。本実施形態では、例えば、接続部12の材料にステンレス鋼を用いている。接続部12の表面にめっきを施して耐食性を向上させても良い。また、接続部12は板状の材料をプレス装置を用いて形成した。制振部材13の材料は振動を減衰させる機能があれば良く特に限定されない。天然ゴム、合成ゴム、シリコーンゴム、ゲル状の部材等を用いることができる。本実施形態では、例えば、制振部材13の材料にシリコーンゴムを用いている。
筐体11は−Z方向側の面に開口部11aを備えている。そして、開口部11aから超音波検出部4が露出している。このため、超音波検出部4は筐体11の外に向けて超音波を出力し易くなっている。筐体11の+Z方向側では筐体11に把持部3が固定されている。操作者は把持部3を把持して超音波検出部4の向きを容易に変更することができる。把持部3の+Z方向側には配線14が設置されている。超音波プローブ1は配線14を通して超音波検出部4が検出した反射波のデータ信号を外部機器に出力する。
図3はヘッド部の構造を示す模式平断面図であり、図1のBB線に沿う面側から見た図である。図3に示すように、固定台5と筐体11との間には接続部12が設置されている。接続部12は上側接続部12a及び下側接続部12bの2つの部位で構成されている。上側接続部12aは固定台5の+Y方向側に位置し、下側接続部12bは固定台5の−Y方向側に位置している。
上側接続部12a及び下側接続部12bはそれぞれ第1接続部15及び第2接続部16を備えている。接続部12には第1接続部15が4か所設置されている。第1接続部15は固定台5の−X方向側に2カ所、固定台5の+X方向側に2カ所設置されている。これにより、固定台5と筐体11との間に力が作用するときにも、固定台5と筐体11とが相対的に揺動することが低減される。換言すれば、第1接続部15は第3方向5bにおける固定台5の両側で筐体11と接続している。さらに、第2接続部16が2カ所設置されている。第2接続部16は固定台5の−Y方向側に1カ所、固定台5の+Y方向側に1カ所設置されている。従って、固定台5と筐体11とは6カ所で接続されている。第2接続部16は接続部12のうち固定台5における−X方向の角から+X方向の角までの部分を示す。第2接続部16は筐体11におけるX方向の中央と接触している。
第1接続部15は固定台5と筐体11とに接触して、固定台5と筐体11との相対位置が変動しないように作用する。第2接続部16は筐体11と接触する。そして、上側接続部12aの第2接続部16は筐体11を+Y方向側に付勢し、下側接続部12bの第2接続部16は筐体11を−Y方向側に付勢する。第2接続部16が付勢する方向を第4方向17とするとき、接続部12は筐体11に付勢して第4方向17の固定台5の位置を規定している。
固定台5の+Y方向側の面にはフレキシブル配線18が設置されている。フレキシブル配線18は固定台5と上側接続部12aとの間に位置し、上側接続部12aとは離れている。さらに、固定台5の−Y方向側の面にもフレキシブル配線18が設置されている。フレキシブル配線18は固定台5と下側接続部12bとの間に位置し、下側接続部12bとは離れている。フレキシブル配線18は超音波素子アレイ基板8及び配線14と接続され、超音波素子アレイ基板8が出力する反射波のデータ信号を中継する。
図4は第1接続部の構造を示す要部模式図であり、第1接続部15を+Z方向側から見た図である。4つの第1接続部15は同じ形状であり同じ作用を奏するので−X方向側且つ−Y方向側の第1接続部15について説明し、他の第1接続部15の説明を省略する。図4に示すように、第1接続部15は第1梁部21及び第2梁部22を備えている。第1梁部21は−X方向側に延びて端が筐体11に固定されている。この場所を第1固定部21aとする。第2梁部22は+X方向側に延びて端が固定台5に固定されている。この場所を第2固定部22aとする。
図5は第1接続部の構造を示す要部模式図であり、図4に示す第1接続部15を−X方向側から見た図である。図5に示す。図中Z方向を第1方向23としY方向を第2方向24とする。第1梁部21及び第2梁部22は第1方向23に延びている。さらに、第1接続部15は第1方向23に延びる第3梁部25を備えている。第1梁部21、第2梁部22及び第3梁部25が第1方向23に延びる第1腕部26を構成している。第1腕部26はX方向とY方向に撓む部分である。
第1梁部21及び第3梁部25の−Z方向側には第4梁部27が設置され、第4梁部27は第1梁部21と第3梁部25とを接続している。第2梁部22及び第3梁部25の+Z方向側には第5梁部28が設置され、第5梁部28は第2梁部22と第3梁部25とを接続している。第4梁部27及び第5梁部28が第2方向24に延びる第2腕部29を構成している。第2腕部29はX方向とZ方向に撓む部分である。第1方向23は第1腕部26が延びる方向であり、第2方向24は第2腕部29が延びる方向である。第1方向23と第2方向24とは直交しているが、斜めに交差しても良い。
第1接続部15は第1方向23に延びる第1腕部26と第2方向24に延びる第2腕部29とを備えている。これにより、第1接続部15は第1固定部21aと第2固定部22aとの相対位置を3次元の各方向に変位させることができる。
第2固定部22aと固定台5との間にフレキシブル配線18が設置されている。第1接続部15は導電性の材質から形成されている。そして、フレキシブル配線18に設置されたアース配線18aと第2固定部22aとが電気的に接続されている。第2梁部22の+Z方向側には第2梁部22と接続して+Z方向に延びる第6梁部30が設置されている。そして、第6梁部30は配線14に含まれるアース配線14aと電気的に接続されている。第1接続部15は超音波検出部4のアース配線14aを中継する。従って、超音波検出部4に電気的雑音が加わるときにも電気的雑音に第1接続部15を通過させて除去することができる。第5梁部28の+Y方向側には第7梁部31が接続され、第7梁部31は第2接続部16まで続いている。第1接続部15は導電性があり断面積が配線より広いので低抵抗であり、電気的雑音の影響を小さくすることができる。
図6は第2梁部の第2固定部の構造を説明するための要部模式図である。図6に示すように、固定台5に孔5aが設置され、孔5aに第2固定部22aが挿入されている。孔5aに挿入された第2固定部22a以外では第2梁部22と固定台5との間に隙間が存在し、第2梁部22は撓むことができる。つまり、第2固定部22aが固定台5と接触し接続部12の動きが規制されている。
図7は第3梁部の構造を説明するための要部模式図である。図7に示すように、第3梁部25は固定台5との間に隙間が存在し、筐体11との間にも隙間が存在する。そして、第3梁部25は撓むことができる。
図8は第1梁部の第1固定部の構造を説明するための要部模式図である。図8に示すように、筐体11に孔11bが設置され、孔11bに第1固定部21aが挿入されている。孔11bに挿入された第1固定部21a以外では第1梁部21と筐体11との間に隙間が存在し、第1梁部21は撓むことができる。つまり、第1固定部21aが筐体11と接触し接続部12の動きが規制されている。
次に、第1接続部15の動作を説明する。図9〜図14は第1接続部の動作を説明するための模式図である。図9に示すように、筐体11に対して固定台5が−Z方向に変位するように外力が加わるとき、第2腕部29が変形してZ方向の第1固定部21aと第2固定部22aとの距離が離れる。このとき、第2腕部29はばね性を有するので、外力を吸収して変位を小さくする。同様に、図10に示すように、筐体11に対して固定台5が+Z方向に変位するように外力が加わるとき、第2腕部29が変形してZ方向の第1固定部21aと第2固定部22aとの距離が接近する。このときにも、第2腕部29はばね性を有するので、外力を吸収して変位を小さくする。
超音波検出部4は筐体11から露出している。そして、超音波検出部4は被検体に押圧される。超音波検出部4が押されたとき、力が固定台5に伝達される。そして、筐体11に対して固定台5が+Z方向に変位するように外力が加わる。このとき、第1接続部15が力を受ける。従って、超音波検出部4は被検体に押圧されたときに超音波検出部4が筐体11内に移動することを抑制できる。
図11に示すように、筐体11に対して固定台5が+X方向に変位するように外力が加わるとき、第1腕部26及び第2腕部29が変形してX方向の第1固定部21aと第2固定部22aとの距離が離れる。このとき、第1腕部26及び第2腕部29はばね性を有するので、外力を吸収して変位を小さくする。同様に、図12に示すように、筐体11に対して固定台5が−X方向に変位するように外力が加わるとき、第1腕部26及び第2腕部29が変形してX方向の第1固定部21aと第2固定部22aとの距離が接近する。このときにも、第1腕部26及び第2腕部29はばね性を有するので、外力を吸収して変位を小さくする。
図13に示すように、筐体11に対して固定台5が+Y方向に変位するように外力が加わるとき、第1腕部26が変形してY方向の第1固定部21aと第2固定部22aとの距離が離れる。このとき、第1腕部26はばね性を有するので、外力を吸収して変位を小さくする。同様に、図14に示すように、筐体11に対して固定台5が−Y方向に変位するように外力が加わるとき、第1腕部26が変形してY方向の第1固定部21aと第2固定部22aとの距離が接近する。このときにも、第1腕部26はばね性を有するので、外力を吸収して変位を小さくする。
次に、第2接続部16の動作を説明する。図15〜図16は第2接続部の動作を説明するための模式図である。図15に示すように、筐体11に対して固定台5が+Y方向に変位するように外力が加わるとき、上側接続部12aが変形して第2接続部16が筐体11を押圧する。このとき、上側接続部12aはばね性を有するので、外力を吸収して変位を小さくする。同様に、図16に示すように、筐体11に対して固定台5が−Y方向に変位するように外力が加わるとき、下側接続部12bが変形して第2接続部16が筐体11を押圧する。このとき、下側接続部12bはばね性を有するので、外力を吸収して変位を小さくする。
固定台5と筐体11との間には振動を減衰する制振部材13が設けられている。制振部材13は振動を減衰する。従って、超音波プローブ1は衝撃を受けたとき衝撃により発生する振動の影響を低減することができる。制振部材13は固定台5のX方向及びY方向の面に設置されている。そして、Z方向に衝撃が加わるときのせん断力による振動も減衰することができる。従って、いずれの方向の振動も減衰させることができる。
上述したように、本実施形態によれば、以下の効果を有する。
(1)本実施形態によれば、超音波プローブ1は超音波検出部4、固定台5、筐体11及び第1接続部15を備えている。超音波検出部4は超音波を送信し反射波を受信する。超音波検出部4は固定台5に固定されている。超音波検出部4は筐体11から露出し、固定台5は筐体11に内蔵する。第1接続部15は弾性を有し固定台5と筐体11とを接続する。
(1)本実施形態によれば、超音波プローブ1は超音波検出部4、固定台5、筐体11及び第1接続部15を備えている。超音波検出部4は超音波を送信し反射波を受信する。超音波検出部4は固定台5に固定されている。超音波検出部4は筐体11から露出し、固定台5は筐体11に内蔵する。第1接続部15は弾性を有し固定台5と筐体11とを接続する。
第1接続部15は、第1方向23に延びる第1腕部26と第1方向23と直交する第2方向24に延びる第2腕部29とを備えている。そして、第1腕部26及び第2腕部29は弾性を有するのでばねとして機能する。第1腕部26の一端である第2固定部22aが固定台5と接触し、第2腕部29の一端である第1固定部21aが筐体11と接触する。従って、第1接続部15は筐体11に衝撃が加わったとき、変形することにより筐体11から超音波検出部4に加わる衝撃を低減することができる。
第1腕部26及び第2腕部29は固定台5と筐体11との間に位置しており、第1方向23及び第2方向24は固定台5と筐体11とが対向する面が延在する方向と同じ方向である。従って、固定台5と筐体11との間隔を小さくできるので、超音波プローブ1を小さくすることができる。
(2)本実施形態によれば、固定台5は第3方向5bに長い形状になっている。そして、第1接続部15は第3方向5bにおける固定台5の両側で筐体11と接続している。これにより、第1接続部15は第3方向5bの衝撃を良く低減することができる。そして、超音波プローブ1は第2接続部16を備え、第2接続部16は第3方向5bと直交する第4方向17において固定台5と筐体11とを接続し、弾性を有している。これにより、第2接続部16は第4方向17の衝撃を良く低減することができる。その結果、超音波プローブ1は第3方向5b及び第4方向17の2方向の衝撃を低減することができる。
(3)本実施形態によれば、固定台5と筐体11との間には制振部材13が設けられ、制振部材13は振動を減衰する。従って、超音波プローブ1は衝撃を受けたとき衝撃により発生する振動の影響を低減することができる。
(4)本実施形態によれば、第1接続部15は4か所に設けられている。第1接続部15により固定台5は筐体11に4か所で保持されているので、衝撃で固定台5が揺動することを低減することができる。
(5)本実施形態によれば、超音波検出部4は筐体11から露出している。そして、超音波検出部4は被検体に押圧される。超音波検出部4が押されたときの力を第1接続部15が受ける。従って、超音波プローブ1は被検体に押圧されたときに超音波検出部4が筐体11内に移動することを抑制することができる。
(6)本実施形態によれば、第1接続部15は導電性を有している。そして、超音波検出部4のアース配線18aとアース配線14aとを中継する。従って、超音波検出部4に電気的雑音が加わるときにも電気的雑音に第1接続部15を通過させて除去することができる。
(第2の実施形態)
次に、超音波プローブ1を用いた超音波画像装置の一実施形態について図17の超音波画像装置の構造を示す概略斜視図を用いて説明する。尚、第1の実施形態と同じ点については説明を省略する。
次に、超音波プローブ1を用いた超音波画像装置の一実施形態について図17の超音波画像装置の構造を示す概略斜視図を用いて説明する。尚、第1の実施形態と同じ点については説明を省略する。
すなわち、本実施形態では、図17に示すように、超音波画像装置34は超音波プローブ1、画像データ演算部35及び画像表示部36を備えている。超音波プローブ1は超音波を被検体37に送信する。そして、超音波プローブ1は被検体37の内部にて反射する超音波の反射波を受信して画像データ演算部35に反射波信号を出力する。画像データ演算部35は反射波信号を用いて被検体37の断面画像データを演算する。そして、画像データ演算部35は断面画像を画像表示部36に出力する。画像表示部36は被検体37の断面画像を表示する。
超音波プローブ1には第1の実施形態に記載の超音波プローブ1が用いられている。超音波プローブ1は耐衝撃性があり小さく操作性のよい超音波プローブである。従って、超音波画像装置34は耐衝撃性があり小さく操作性のよい超音波プローブ1を備えた装置とすることができる。
尚、本実施形態は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で当分野において通常の知識を有する者により種々の変更や改良を加えることも可能である。変形例を以下に述べる。
(変形例1)
前記第1の実施形態では、接続部12に第1接続部15が4つ設置された。図18は第1接続部の配置を説明するための模式平断面図である。図18に示すように、超音波プローブ40が備えるヘッド部41では固定台5と筐体11とのあいだに接続部42が設置されている。
(変形例1)
前記第1の実施形態では、接続部12に第1接続部15が4つ設置された。図18は第1接続部の配置を説明するための模式平断面図である。図18に示すように、超音波プローブ40が備えるヘッド部41では固定台5と筐体11とのあいだに接続部42が設置されている。
接続部42は−X方向側の2カ所に第1接続部15が設置され、+X方向側の1カ所に第1接続部15が設置されている。このように、第1接続部15が3カ所に設置された第1接続部15でも良い。このときにも、超音波プローブ40が衝撃を受けたときに筐体11に対して固定台5が揺動することを低減することができる。また、第1接続部15の個数が5つ以上のときにはさらに筐体11に対して固定台5が揺動することを低減することができる。
(変形例2)
前記第1の実施形態では、超音波プローブ1のヘッド部2に把持部3が設置されていた。図19は超音波プローブの構造を説明するための模式側断面図である。図19に示すように、把持部3のないヘッド部2を超音波プローブ45としても良い。このとき、粘着テープ46を用いてヘッド部2を被検体37に固定する。そして、被検体37の内部の変化を時間と経過にしたがって変化する様子を観測することができうる。
前記第1の実施形態では、超音波プローブ1のヘッド部2に把持部3が設置されていた。図19は超音波プローブの構造を説明するための模式側断面図である。図19に示すように、把持部3のないヘッド部2を超音波プローブ45としても良い。このとき、粘着テープ46を用いてヘッド部2を被検体37に固定する。そして、被検体37の内部の変化を時間と経過にしたがって変化する様子を観測することができうる。
超音波プローブ45においても、超音波プローブ45を落下する等により衝撃が加わることがある。このとき、筐体11に加わる衝撃を接続部12が低減することがでる。従って、超音波プローブ45は耐衝撃性があり小さく操作性のよい超音波プローブとすることができる。
(変形例3)
前記第1の実施形態では、接続部12は板状の材料を用いて形成した。他にもワイヤーフォーミング装置を用いて線状の材料を形成してもよい。製造する個数が少ないときには板材から線材にすることによりブランキングする金型の費用を低減することができる。
前記第1の実施形態では、接続部12は板状の材料を用いて形成した。他にもワイヤーフォーミング装置を用いて線状の材料を形成してもよい。製造する個数が少ないときには板材から線材にすることによりブランキングする金型の費用を低減することができる。
(変形例4)
前記第1の実施形態では、第1腕部26は第1方向23に延びる第1梁部21、第2梁部22及び第3梁部25の3つの部分から構成されていた。第1腕部26は1つまたは2つの梁部により構成されても良く、4つ以上の梁部により構成されても良い。また、第2腕部29は第2方向24に延びる第4梁部27及び第5梁部28により構成されていた。第2腕部29は1つの梁部により構成されても良く、3つ以上の梁部により構成されても良い。設計し易い構成にしても良い。また、第1腕部26及び第2腕部29は曲線を含む形状にしても良く。異なる2つの方向に延びる部分が含まれていればよい。
前記第1の実施形態では、第1腕部26は第1方向23に延びる第1梁部21、第2梁部22及び第3梁部25の3つの部分から構成されていた。第1腕部26は1つまたは2つの梁部により構成されても良く、4つ以上の梁部により構成されても良い。また、第2腕部29は第2方向24に延びる第4梁部27及び第5梁部28により構成されていた。第2腕部29は1つの梁部により構成されても良く、3つ以上の梁部により構成されても良い。設計し易い構成にしても良い。また、第1腕部26及び第2腕部29は曲線を含む形状にしても良く。異なる2つの方向に延びる部分が含まれていればよい。
(変形例5)
前記第1の実施形態では、図6に示すように固定台5に第2固定部22aを固定した。固定台5にY方向に延びる溝を設置して、溝に第2固定部22aを接触させても良い。そして、−Z方向に加わる固定台5の力を第2固定部22aが受けるようにしてもよい。図8に示すように、筐体11に第1固定部21aを固定した。さらに、筐体11にY方向に延びる溝を設置して、溝に第1固定部21aを接触させても良い。そして、+Z方向に加わる第1梁部21の力を筐体11が受けるようにしてもよい。この構造にすることにより、固定台5、接続部12及び筐体11を組み立て易くすることができる。
前記第1の実施形態では、図6に示すように固定台5に第2固定部22aを固定した。固定台5にY方向に延びる溝を設置して、溝に第2固定部22aを接触させても良い。そして、−Z方向に加わる固定台5の力を第2固定部22aが受けるようにしてもよい。図8に示すように、筐体11に第1固定部21aを固定した。さらに、筐体11にY方向に延びる溝を設置して、溝に第1固定部21aを接触させても良い。そして、+Z方向に加わる第1梁部21の力を筐体11が受けるようにしてもよい。この構造にすることにより、固定台5、接続部12及び筐体11を組み立て易くすることができる。
この構造のときにも、接続部12のばねを用いてX方向およびY方向は+側と−側の両方向に衝撃を吸収することができる。Z方向は固定台5に加わる−Z方向の衝撃と使用時の荷重を低減することができる。Z方向は固定台5に加わる+Z方向の衝撃は低減できないので、弾性部材を固定台5と筐体11との間に設置するのが好ましい。従って、この変形例においても第1接続部15は筐体11に衝撃が加わったとき、変形することにより筐体11から超音波検出部4に加わる衝撃を低減することができる。
第2梁部22は第2固定部22aが固定台5と接触し、第5梁部28側は固定台5と離れているのが好ましい。これにより、第2梁部22はばね性を有する梁として挙動することができる。同様に、第1梁部21は第1固定部21aが筐体11と接触し、第4梁部27側は筐体11と離れているのが好ましい。これにより、第1梁部21はばね性を有する梁として挙動することができる。
1,40,45…超音波プローブ、4…超音波検出部、5…固定台、5b…第3方向、11…筐体、15…第1接続部、16…第2接続部、17…第4方向、18a…アース配線、23…第1方向、24…第2方向、26…第1腕部、29…第2腕部、34…超音波画像装置、35…画像データ演算部、36…画像表示部。
Claims (7)
- 超音波の送信または受信の少なくとも一方を行う超音波素子を備える超音波検出部と、
前記超音波検出部が固定された固定台と、
前記超音波検出部を露出させて前記固定台を内蔵する筐体と、
前記固定台と前記筐体とを接続し弾性を有する第1接続部と、を備え、
前記第1接続部は、第1方向に延びる第1腕部と前記第1方向と交差する第2方向に延びる第2腕部とを備え、前記第1接続部の一端が前記固定台と接触し、前記第1接続部の他端が前記筐体と接触し、前記第1方向及び前記第2方向は前記固定台と前記筐体とが対向する面が延在する方向と同じ方向であることを特徴とする超音波プローブ。 - 請求項1に記載の超音波プローブであって、
前記固定台は第3方向に長く、
前記第1接続部は前記第3方向における前記固定台の両側で前記筐体と接続し、
前記第3方向と交差する第4方向において前記固定台と前記筐体とを接続し、弾性を有する第2接続部を備えることを特徴とする超音波プローブ。 - 請求項1または2に記載の超音波プローブであって、
前記固定台と前記筐体との間には振動を減衰する制振部材が設けられていることを特徴とする超音波プローブ。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の超音波プローブであって、
前記第1接続部は3カ所以上設けられていることを特徴とする超音波プローブ。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の超音波プローブであって、
前記超音波検出部は前記筐体から露出し、前記超音波検出部が押されたときの力を前記第1接続部が受けることを特徴とする超音波プローブ。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載の超音波プローブであって、
前記第1接続部は導電性を有し、前記超音波検出部のアース配線を中継することを特徴とする超音波プローブ。 - 超音波プローブと、
前記超音波プローブが出力する反射波信号を用いて被検体の断面画像データを演算する画像データ演算部と、
前記画像データ演算部が演算した結果に基づいて前記被検体の断面画像を表示する画像表示部と、を備え、
前記超音波プローブは、請求項1〜6のいずれか一項に記載の超音波プローブであることを特徴とする超音波画像装置。
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