JP2017093711A - スロットマシン - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技の興趣を向上させる。【解決手段】メイン制御部は、電源投入後の設定変更状態における店員による各スイッチの操作に基づいて設定値を設定可能である。メイン制御部やサブ制御部は、前営業日の電断前に設定されていた設定値及び日時に関する情報を含む遊技制御情報をRAMに記憶しており、電断しても継続して記憶可能となっている。サブ制御部は、翌営業日に再び電源投入がなされてメイン制御部によるゲームの進行が可能なメイン処理等が開始されたときに、RAMに記憶している前営業日の電断前に設定されていた設定値を示唆する設定値示唆演出を実行可能である。【選択図】図13

Description

本発明は、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部を備え、前記可変表示部を変動表示した後、前記可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し、該表示結果に応じて入賞が発生可能なスロットマシンに関する。
スロットマシンは、一般に、外周部に識別情報としての複数種類の図柄が描かれた複数(通常は3つ)のリールを有する可変表示装置を備えている。遊技者は、まず、BET操作により賭数を決定し、規定の賭数が設定された状態でスタート操作(レバー操作)する。これにより、リールの回転が開始し、遊技者は各リールに対応して設けられた停止ボタンを操作することにより回転を停止させる。そして、全てのリールの回転が停止した際に、入賞ライン上に予め定められた入賞図柄の組み合わせ(例えば、7−7−7、以下、図柄の組み合わせを役とも呼ぶ)が揃ったことにより入賞が発生する。
入賞する役は、例えば、小役、ボーナス、リプレイといった種類がある。遊技者は、小役の入賞では、小役の種類毎に予め定められた数のメダル(或いは遊技球)が払い出されることで利益を得ることができ、ボーナスの入賞では、遊技者にとって有利な遊技状態へ移行されることで利益を得ることができる。また、遊技者は、リプレイの入賞では、賭数の設定に新たなメダル(或いは遊技球)を消費することがなく次のゲームを行うことができるという利益を得ることができる。
この種のスロットマシンでは、スタート操作と同時に入賞の発生を許容するか否かを決定する内部抽選を行い、この内部抽選でいずれかの入賞が当選したことを条件に、当選した入賞図柄の組み合わせを入賞ラインに揃えることが可能に制御される。
一方、スロットマシンを設置して営業する遊技店では、売上を調整するうえで設置されたスロットマシンの入賞確率など、遊技者にとっての有利度の段階を変更する必要があることから、この種のスロットマシンにおいては、遊技店の従業員等の操作によって、遊技者にとっての有利度の段階を示す値である設定値を、異なる有利度を示す値から選択して設定可能な機能を備えている。
このようなスロットマシンの一例として、リールランプの発光パターンを変更することにより、現在設定されている設定値の目安(LまたはH)を示唆するスロットマシンが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−126371号公報
特許文献1に記載の技術では、現在設定されている設定値が直接的に示唆されているので、遊技者は、現在設定されている設定値が示唆されることに興味を抱くようになり、現在設定されている設定値を推測することに興味を抱き難くなる問題がある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、遊技の興趣を向上できるスロットマシンを提供することを目的とする。
(1)上記目的を達成するため、本発明に係るスロットマシンは、
各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部(例えば、リール2L、2C、2R)を備え、
前記可変表示部を変動表示した後、前記可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し、該表示結果に応じて入賞が発生可能なスロットマシン(例えば、スロットマシン1)において、
前記スロットマシンの電力供給が開始されたことに基づいて、遊技者に対する有利度を設定可能な有利度設定手段(例えば、メイン制御部41が遊技店の店員による設定キースイッチ37、リセット/設定スイッチ38、電源スイッチ39の操作に応じて設定変更状態に制御して設定値を設定する処理)と、
前記有利度設定手段によって設定された有利度(例えば、設定値)を記憶する有利度記憶手段(例えば、メイン制御部41やサブ制御部91がRAMに設定値に関する情報を記憶する処理)と、
有利度を示唆する有利度示唆演出(例えば、設定値示唆演出501、502)を実行する有利度示唆演出実行手段(例えば、サブ制御部91が実行するステップS206の処理)とを備え、
前記有利度記憶手段は、所定営業日(例えば、前営業日)に設定されていた有利度を記憶するとともに、前記スロットマシンへの電力供給が停止された後も該所定営業日に設定されていた有利度を継続して記憶することが可能であり(例えば、RAM91cが電断後も電断前に記憶されていた設定値に関する情報を継続して記憶可能であり)、
前記有利度示唆演出実行手段は、前記所定営業日以降の営業日(例えば、RAM91cが設定値に関する情報を記憶した営業日の翌営業日、現在)において前記スロットマシンへの電力供給が開始されて遊技の制御が開始されたときに(例えば、メイン制御部41がメイン処理を開始したときに)、前記有利度記憶手段が記憶している前記所定営業日に設定されていた有利度(例えば、前営業日の電断前に設定されていた設定値、前営業日の営業時間内の任意の時刻に設定されていた設定値)を示唆する前記有利度示唆演出を実行する。
このような構成によれば、所定営業日以降の営業日においてスロットマシンへの電力供給が開始されて遊技の制御が開始された後に記憶している所定営業日に設定されていた有利度を示唆する有利度示唆演出を実行するので、現在設定されている有利度(所定営業日以降の営業日に設定されている有利度)を間接的に示唆することができ、遊技者は、所定営業日に設定されていた有利度から現在設定されている有利度を推測するようになるので、現在設定されている設定値を直接的に示唆するスロットマシンよりも現在設定されている有利度を推測することに興味を抱き易くなり、遊技の興趣が向上する。
(2)上記(1)のスロットマシンにおいて、
日時情報を取得する日時情報取得手段(例えば、RTC97)を更に備え、
前記有利度記憶手段は、前記日時情報取得手段が取得した日時情報に基づいて、前記スロットマシンへの電力供給が停止される前の所定タイミング(例えば、電断処理中、営業時間内の任意の時刻)において前記所定営業日に設定されていた有利度を記憶してもよい(例えば、サブ制御部91がステップS111、S112、S121〜S123の処理を実行してもよい)。
このような構成によれば、取得した実際の日時に基づいて、所定営業日の所定タイミングに設定されていた有利度を記憶することができる。
(3)上記(1)または(2)のスロットマシンにおいて、
前記スロットマシンへの電力供給が停止されてから再び電力供給が開始されるまでの電断期間(例えば、電断期間)を特定する電断期間特定手段(例えば、サブ制御部91が実行するステップSt3、St4、S101、S111、S121の処理)と、
前記電断期間特定手段によって特定された前記電断期間が所定期間(例えば、2日間)を越える期間である場合に、前記有利度記憶手段が記憶しているデータを初期化する記憶初期化手段(例えば、サブ制御部91が実行するステップS103、S104)と、
前記記憶初期化手段によって前記有利度記憶手段が記憶しているデータが初期化されている場合に、前記有利度示唆演出実行手段による前記有利度示唆演出の実行を規制する実行規制手段とを更に備えてもよい(例えば、サブ制御部91がステップS105、S202の処理を実行してもよい)。
このような構成によれば、所定期間を越える期間に亘って記憶している古い有利度を示唆することを規制できる。
(4)上記(1)から(3)の何れかのスロットマシンにおいて、
前記スロットマシンへの電力供給が開始されてから前記有利度設定手段によって前記有利度が変更されたときには、前記スロットマシンへの電力供給が開始されてから前記有利度設定手段によって前記有利度が変更されていないときとは異なる遊技の制御を行う遊技制御手段を更に備えてもよい(例えば、メイン制御部41が設定値を変更されたときに遊技制御情報を初期化することで、設定値と変更されたときと設定値と変更されなかったときとで異なる遊技の制御を行ってもよい)。
このような構成によれば、スロットマシンへの電力供給が開始されてから有利度が変更されたことを遊技者が認識可能となる。
(5)上記(1)から(4)の何れかのスロットマシンにおいて、
前記有利度示唆演出実行手段は、前記有利度記憶手段が記憶している前記所定営業日に設定されていた有利度と前記有利度設定手段によって現在設定されている有利度とに基づいて、前記有利度示唆演出を実行してもよい(例えば、サブ制御部91が変更例の設定値示唆演出502を実行してもよい)。
このような構成によれば、遊技者は、所定営業日に設定されていた有利度と現在設定されている有利度とに基づく有利度示唆演出から現在設定されている有利度を推測することができ、現在設定されている有利度を推測することに更に興味を抱き易くなり、遊技の興趣が更に向上する。
(6)上記(1)から(5)の何れかのスロットマシンにおいて、
前記有利度示唆演出実行手段は、特定条件が成立しているときと前記特定条件が成立していないときとで異なる割合に基づいて前記有利度示唆演出を実行し(例えば、サブ制御部91が特定条件成立時のみ設定値示唆演出501、502を実行する可能性があり)、
前記特定条件は、特定状態に制御された回数が所定回数目となる特定状態であることにより成立する条件であってもよい(例えば、特定条件を電源投入から所定回数目(10回毎)のボーナスに当選する条件としてもよい)。
このような構成によれば、特定条件が成立しているか否かに応じて、異なる割合に基づいて有利度示唆演出を実行することにより、有利度示唆演出に関する制御を異ならせることができるとともに、特定条件の成立に関連する特定状態に制御された回数に遊技者が注目するようになるため、遊技の興趣を向上させることができる。
(7)上記(1)から(5)の何れかのスロットマシンにおいて、
前記有利度示唆演出実行手段は、特定条件が成立しているときと前記特定条件が成立していないときとで異なる割合に基づいて前記有利度示唆演出を実行し(例えば、サブ制御部91が特定条件成立時のみ設定値示唆演出501、502を実行する可能性があり)、
前記特定条件は、単位遊技が行われた回数が所定回数であるときに制御された特定状態であることにより成立する条件であってもよい(例えば、特定条件を天井ボーナスに当選する条件としてもよい)。
このような構成によれば、特定条件が成立しているか否かに応じて、異なる割合に基づいて有利度示唆演出を実行することにより、有利度示唆演出に関する制御を異ならせることができるとともに、特定条件の成立に関連する単位遊技が行われた回数に遊技者が注目するようになるため、遊技の興趣を向上させることができる。
(8)上記(1)から(5)の何れかのスロットマシンにおいて、
前記有利度示唆演出実行手段は、特定条件が成立しているときと前記特定条件が成立していないときとで異なる割合に基づいて前記有利度示唆演出を実行し(例えば、サブ制御部91が特定条件成立時のみ設定値示唆演出501、502を実行する可能性があり)、
前記特定条件は、スロットマシンにおいて所定開始条件が成立してから最初に制御された特定状態であることにより成立する条件であってもよい(例えば、サブ制御部91がステップS201の処理を実行してもよい)。
このような構成によれば、特定条件が成立しているか否かに応じて、異なる割合に基づいて有利度示唆演出を実行することにより、有利度示唆演出に関する制御を異ならせることができるとともに、特定条件の成立に関連する所定開始条件が成立した後であることに遊技者が注目するようになるため、遊技の興趣を向上させることができる。
(9)上記(1)から(8)の何れかのスロットマシンにおいて、
動作可能な可動部材(例えば、第1役物302の可動部302C、第2役物400の移動部)と、
前記可動部材を動作させる制御を行う動作制御手段(例えば、サブ制御部91が実行するステップSh9の処理)と、
前記スロットマシンへの電力供給が開始され、所定の移行条件(例えば、設定キースイッチ37がon状態にされている条件)が成立している場合に、前記有利度が異なる複数種類の設定値(例えば、1〜6の設定値)からいずれかの設定値を選択して設定可能であり、遊技の進行が不能な設定可能状態(例えば、設定変更状態)に制御する設定可能状態制御手段(例えば、メイン制御部41が設定変更状態に制御する処理)とを更に備え、
前記動作制御手段は、前記スロットマシンへの電力供給が開始されたときに、前記可動部材に初期動作を行わせる初期動作制御を実行可能な初期動作制御手段(例えば、サブ制御部91が実行するステップSh9の処理)を含み、
前記初期動作制御手段は、前記スロットマシンへの電力供給が開始されたときに、遊技の進行が可能な状態の場合には前記初期動作制御を実行し、前記設定可能状態に制御された場合には前記初期動作制御を実行しなくてもよい(例えば、サブ制御部91がステップSh3〜Sh8、Sh14〜Sh16の処理を実行してもよい)。
このような構成によれば、遊技機への電力供給が開始されたときに、可動部材に初期動作を行わせる初期動作制御を実行可能なものにおいて、遊技機への電力供給が開始されたときに、遊技の進行が可能な状態の場合には初期動作制御が実行されるのに対して、遊技者にとっての有利度が異なる複数種類の設定値からいずれかの設定値を選択して設定可能であり、遊技の進行が不能な設定可能状態に制御された場合には初期動作制御が実行されないので、遊技機への電力供給が開始されたときに不要な制御を行わずに済む。
なお、初期動作とは、初期位置に戻す動作、正常に動作するか否かを確認する動作などが該当する。また、前記遊技機への電力供給が開始され、所定の移行条件が成立している場合とは、例えば、キー操作をした状態や特定の操作手段を操作した状態で遊技機への電力供給が開始することで、その時点でキー操作や特定の操作手段の操作が検出されている場合などが該当する。また、前記遊技機への電力供給が開始されたときに、前記設定可能状態に制御された場合には初期動作制御を実行しないとは、その時点で初期動作制御を実行せず、その後に初期期動作制御を実行する構成でも良いし、その後も初期動作制御を実行しない構成でも良い。
(10)上記(1)から(9)の何れかのスロットマシンにおいて、
前記スロットマシンへの電力供給が停止されるときと前記スロットマシンへの電力供給が再開されるときとを特定可能な日付情報および時刻情報を含む日時情報を記憶する日時情報記憶手段(例えば、RAM91c)と、
所定情報(例えば、消化ゲーム数、エラー履歴情報などの遊技制御情報)を記憶する所定情報記憶手段(例えば、RAM91c)と、
前記日付情報に基づき、前記所定情報記憶手段に記憶された前記所定情報のうちの特定情報(例えば、消化ゲーム数、エラー履歴情報などの前営業日に設定されていた設定値及び日時に関する情報以外の遊技制御情報)を初期化する初期化条件(例えば、初期化条件1〜4)が成立するか否かを判定する判定手段(例えば、サブ制御部91が実行するステップSt8、St10〜St13の処理)とを更に備え、
前記判定手段は、
前記日付情報に基づき判定を行う第1判定手段(例えば、サブ制御部91が実行するステップSt8、St10の処理)と、
第1判定手段による判定で前記初期化条件が成立しないときに、前記時刻情報に基づき判定を行う第2判定手段(例えば、サブ制御部91が実行するステップSt11〜St13の処理)とを含んでもよい。
このような構成によれば、まず、日付情報に基づき特定情報が初期化される初期化条件が成立するか否かが判定される。さらに、日付情報に基づく判定で初期化条件が成立しないときに、時刻情報に基づき初期化条件が成立するか否かが判定される。日付情報に基づき初期化条件が成立したときには、時刻情報に基づく判定を省略することができるため、日時情報を用いた判定が煩雑になることを防止するともに判定に掛かる処理負荷を軽減することができる。なお、「日付情報」とは、日付に関する情報であり、「日付情報」には、例えば、「年」、「月」、「日」、および「曜日」を特定する情報が少なくとも含まれる。「時刻情報」とは、時刻に関する情報であり、「時刻情報」には、例えば、「時」、「分」、および「秒」を特定する情報が少なくとも含まれる。
実施形態の遊技システムの構成を示すシステム構成図である。 本発明が適用された実施形態のスロットマシンの正面図である。 スロットマシンの内部構造を示す斜視図である。 リールの図柄配列を示す図である。 スロットマシンの構成を示すブロック図である。 第1役物の構造を示す図である。 第1役物の作動状況を説明するための図である。 第2役物の作動状況を説明するための斜視図である。 サブ制御部が実行する初期制御処理の制御内容を示すフローチャートである。 サブ制御部が実行する初期化判定処理の制御内容を示すフローチャートである。 (a)サブ制御部が実行する電源投入時記憶処理の制御内容を示すフローチャート、(b)サブ制御部が実行する電断時記憶処理の制御内容を示すフローチャートである。 サブ制御部が実行する設定値示唆演出実行処理の制御内容を示すフローチャートである。 (a)実施形態1の設定値示唆演出の一例を示す図、(b)変更例の設定値示唆演出の一例を示す図である。 変更例のサブ制御部が実行する営業時間内記憶処理の制御内容を示すフローチャートである。
本発明に係るスロットマシンを実施するための形態を実施形態に基づいて以下に説明する。本実施形態の遊技システムは、図1に示すように、遊技場に複数配置された遊技島に並設された複数の機種のスロットマシン1、各スロットマシン1の上方に対応設置された呼び出しランプ装置200、各スロットマシン1の遊技情報を収集する収集ユニット50、収集された各遊技情報に基づく遊技情報データをホールコンピュータ140に中継する中継ユニット60、中継された各スロットマシン1の遊技情報データを受信して遊技情報などを管理するホールコンピュータ140等を含む。本実施形態の呼び出しランプ装置200は、通常のランプの点灯機能に加えて、その前面に表示部を有することで、各種の遊技情報やメッセージなどの表示機能を有している。また、スロットマシン1と収集ユニット50とは、信号ケーブル59を介して接続されており、各収集ユニット50は通信ケーブル61を介して中継ユニット60と接続されて簡易ローカルエリアネットワークにより双方向にデータ通信可能とされており、収集ユニット50が各スロットマシン1から出力される後述する各種の信号の入力により収集した遊技情報含む遊技情報データや、遊技状態履歴(状態別データ)を含む遊技状態履歴データを送信するようになっている。
さらに、各中継ユニット60はハブ57を介して通信ケーブル58にてホールコンピュータ140に接続されていて、中継ユニット60とホールコンピュータ140とが、比較的高速のデータ通信可能なローカルエリアネットワークにより双方向にデータ通信可能とされており、中継ユニット60にて各収集ユニット50から送信された送信データが中継されてホールコンピュータ140に送信されることで、ホールコンピュータ140が各スロットマシン1に関する情報を収集して集中管理可能になっている。また、呼び出しランプ装置200も、収集ユニット50と同様に中継ユニット60を介してホールコンピュータ140に接続されており、双方向のデータ通信を実施可能となっており、各呼び出しランプ装置200が対応するスロットマシン1の機種設定や、遊技情報に関する各種の条件設定などをホールコンピュータ140で実施可能になっている。
本実施形態のスロットマシン1は、図2に示すように、前面が開口する筐体1aと、この筐体1aの側端に回動自在に枢支された前面扉1bとから構成されている。スロットマシン1の筐体1aの内部には、図3に示すように、外周に複数種の図柄が配列されたリール2L、2C、2Rが水平方向に並設されており、図2に示すように、これらリール2L、2C、2Rに配列された図柄のうち連続する3つの図柄が前面扉1bに設けられた透視窓3から見えるように配置されている。
リール2L、2C、2Rの外周部には、図4に示すように、それぞれ「赤7」、「青7」、「白7」(以下、単に「7」という場合がある)、「BAR」、「スイカ」、「チェリーa」、「チェリーb」(以下、単に「チェリー」という場合がある)、「ベル」、「リプレイa」、「リプレイb」(以下、単に「リプレイ」という場合がある)、「プラム」といった互いに識別可能な複数種類の図柄が所定の順序で、それぞれ21個ずつ描かれている。リール2L、2C、2Rの外周部に描かれた図柄は、前面扉1bの略中央に設けられた透視窓3において各々上中下三段に表示される。
各リール2L、2C、2Rは、各々対応して設けられたリールモータ32L、32C、32R(図5参照)によって回転されることで、各リール2L、2C、2Rの図柄が透視窓3に連続的に変化しつつ表示される一方で、各リール2L、2C、2Rの回転が停止されることで、透視窓3に3つの連続する図柄が表示結果として導出表示されるようになっている。リール2L、2C、2Rの内側には、リール2L、2C、2Rそれぞれに対して、基準位置を検出するリールセンサ33L、33C、33R(図5参照)と、リール2L、2C、2Rを背面から照射するリールLED55(図5参照)とが設けられている。前面扉1bの遊技者側の位置には、液晶表示器51の表示領域51aが配置されている。液晶表示器51は、液晶素子に対して電圧が印加されていない状態で透過性を有する液晶パネルを有しており、表示領域51aの透視窓3に対応する透過領域51b及び透視窓3を介して遊技者側から各リール2L、2C、2Rが視認できるようになっている。
前面扉1bには、図2に示すように、メダル投入部4、メダル払出口9、MAXBETスイッチ6、精算スイッチ10、スタートスイッチ7、ストップスイッチ8L、8C、8R、演出用スイッチ56、演出用スイッチ401が操作可能にそれぞれ設けられている。前面扉1bには、クレジット表示器11、遊技補助表示器12、1BETLED14、2BETLED15、3BETLED16、投入要求LED17、スタート有効LED18、ウェイト中LED19、リプレイ中LED20が設けられた遊技用表示部13が設けられている。MAXBETスイッチ6内部には、BETスイッチ有効LED21(図5参照)が設けられ、ストップスイッチ8L、8C、8R内部には、左、中、右停止有効LED22L、22C、22R(図5参照)がそれぞれ設けられ、演出用スイッチ56、401内部には、演出用LED56a、402(図5参照)が設けられている。
また、表示領域51aの遊技者側上部には、上下方向に進退移動可能な第1役物302が設けられ、第1役物302前面には、液晶表示器303Cと演出態様に応じて点灯される演出用LED303L、303Rとが設けられている。さらに、第1役物302の遊技者側には、透明な上部パネル300が表示領域51aの全面に亘って設けられ、上部パネル300と表示領域51aとの間の空間に第1役物302が配置されるとともに、上部パネル300を介して、第1役物302、表示領域51a、透視窓3に対応する透過領域51b及びリール2L、2C、2Rを遊技者側から視認可能且つ第1役物302に遊技者等が触れられないようになっている。本実施形態の液晶表示器303Cは、液晶表示器51よりも高解像度の液晶ディスプレイによって構成されている。
また、ストップスイッチ8L、8C、8R下方には、タイトル等が印刷された下部パネル200が設けられ、下部パネル200略中央には、前後方向に進退移動可能且つ遊技者が操作可能な演出用スイッチ401を備えた第2役物400が設けられている。前面扉1b内側には、図3に示すように、リセットスイッチ23、設定値表示器24、打止スイッチ36a、自動精算スイッチ36b、流路切替ソレノイド30、投入メダルセンサ31、投入口センサ26を有するメダルセレクタ29、ドア開放検出スイッチ25(図5参照)、第1役物302の可動部302Cを駆動させる駆動部302L、302R、第2役物400の移動部410を駆動させる駆動機構(図示略)が設けられている。
筐体1a内部には、図3に示すように、リール2L、2C、2Rと、リールモータ32L、32C、32Rとリールセンサ33L、33C、33Rとからなるリールユニット2、外部出力基板1000(図5参照)、ホッパータンク34aとホッパーモータ34b(図5参照)と払出センサ34c(図5参照)とからなるホッパーユニット34、電源ボックス100が設けられている。ホッパーユニット34の側部に設けられたオーバーフロータンク35内部には、満タンセンサ35a(図5参照)が設けられている。電源ボックス100の前面には、設定キースイッチ37、リセット/設定スイッチ38、電源スイッチ39が設けられている。電源ボックス100は、筐体1a内部に設けられており、前面扉1bは、店員等による所定のキー操作によって開放可能であるため、設定キースイッチ37、リセット/設定スイッチ38、電源スイッチ39は、店員等のみ操作可能となっている。リセットスイッチ23も同様である。特に、設定キースイッチ37は、キー操作により前面扉1bを開放した上で、さらにキー操作を要することから、遊技場の店員のなかでも設定キースイッチ37の操作を行うキーを所持する店員のみ操作可能とされている。
ゲームを行う場合には、まず、メダルをメダル投入部4から投入するか、あるいはクレジットを使用して賭数を設定する。賭数が設定されると、入賞ラインLN(図2参照)が有効となり、スタートスイッチ7の操作が有効な状態(ゲームが開始可能な状態)となる。最大数を超えてメダルが投入された場合、超えた分はクレジットに加算される。本実施形態では、入賞ラインLNに入賞を構成する図柄の組合せが揃ったことを認識し易くするため、入賞ラインLNとは別に無効ラインLM1〜4を設定している。ゲームが開始可能な状態でスタートスイッチ7を操作すると、各リール2L、2C、2Rが回転して図柄が連続的に変動する。この状態でストップスイッチ8L、8C、8Rを操作すると、対応するリール2L、2C、2Rの回転が停止し、透視窓3に表示結果が導出表示される。全てのリール2L、2C、2Rが停止されると1ゲームが終了し、入賞ラインLN上に予め定められた図柄の組合せ(役)が導出された場合には入賞が発生し、入賞に応じて定められた枚数のメダルが付与される。クレジットが上限数(本実施形態では50)に達した場合、メダルが直接払い出される。また、入賞ラインLN上に遊技状態の移行を伴う図柄の組合せが導出された場合には図柄の組合せに応じた遊技状態に移行する。
スロットマシン1には、図5に示すように、遊技制御基板40、演出制御基板90、電源基板101が設けられており、遊技制御基板40によって遊技状態が制御され、演出制御基板90によって遊技状態に応じた演出が制御され、電源基板101によってスロットマシン1を構成する電気部品の駆動電源が生成されて各部に供給される。電源基板101には、外部からAC100Vの電源が供給され、この電源から電気部品や電子部品の駆動に必要な直流電圧が生成され、遊技制御基板40及び演出制御基板90に供給される。また、電源基板101には、ホッパーモータ34b、払出センサ34c、満タンセンサ35a、設定キースイッチ37、リセット/設定スイッチ38、電源スイッチ39が接続されている。
遊技制御基板40には、MAXBETスイッチ6、スタートスイッチ7、ストップスイッチ8L、8C、8R、精算スイッチ10、リセットスイッチ23、打止スイッチ36a、自動精算スイッチ36b、投入メダルセンサ31、ドア開放検出スイッチ25、リールセンサ33L、33C、33Rが接続されているとともに、電源基板101を介して接続された払出センサ34c、満タンセンサ35a、設定キースイッチ37、リセット/設定スイッチ38の検出信号が入力される。また、遊技制御基板40には、クレジット表示器11、遊技補助表示器12、1〜3BETLED14〜16、投入要求LED17、スタート有効LED18、ウェイト中LED19、リプレイ中LED20、BETスイッチ有効LED21、左、中、右停止有効LED22L、22C、22R、設定値表示器24、流路切替ソレノイド30、リールモータ32L、32C、32Rが接続され、電源基板101を介してホッパーモータ34bが接続され、これら電気部品は、メイン制御部41の制御に基づいて駆動される。遊技制御基板40には、メイン制御部41、制御用クロック生成回路42、乱数用クロック生成回路43、スイッチ検出回路44、モータ駆動回路45、ソレノイド駆動回路46、LED駆動回路47、電断検出回路48、リセット回路49が搭載されている。なお、メイン制御部41にはバックアップ電源が供給されており、メイン制御部41のRAM(図示せず)は、記憶しているデータをバックアップすることができる。すなわち、例えば停電時等、スロットマシン1への電力供給が停止した場合、RAMは、記憶しているデータを所定の期間保存することができる。また、RAMは、起動時に診断処理が行われて正常か否かの判別がなされ、ゲームの進行状況に従って各種領域が初期化される。なお、プログラム続行に必要な領域は初期化されることはない。このため、例えばゲームの進行中に不意に停電した場合でも、クレジットの残数や遊技状態を停電前の状態に復帰させることができる。
演出制御基板90には、接続された演出用スイッチ56、401、第1役物302を構成する位置センサ305a、305b、第2役物400を構成する役物センサ403a、403bの検出信号が入力される。また、演出制御基板90には、液晶表示器51、演出効果LED52、スピーカ53、54、リールLED55、第1役物302を構成する液晶表示器303C、演出用LED303L、303R、演出用モータ304L、304R、第2役物400を構成する演出用LED402、演出用モータ404等の演出装置が接続されている。演出制御基板90は、サブCPU91a、ROM91b、RAM91c、I/Oポート91dを備えたマイクロコンピュータにより構成されて演出の制御を行うサブ制御部91と、表示制御回路92、LED駆動回路93、音声出力回路94、リセット回路95、スイッチ検出回路96、RTC(Real Time Clock)97、電断検出回路98、第1役物302を動作させる演出用モータ304L、304R及び第2役物400を動作させる演出用モータ404に対してサブ制御部91から出力されたモータ駆動信号(ステッピングモータの位相信号)を伝送するモータ駆動回路99等が搭載されている。サブCPU91aは、遊技制御基板40から受信したコマンドによって演出を行うための各種制御を行うとともに、演出制御基板90に搭載された制御回路の各部を直接的、間接的に制御する。
[設定値について]
本実施形態のスロットマシン1は、設定値に応じてメダルの払出率が変わるものである。詳しくは、後述する内部抽選において設定値に応じた当選確率を用いることにより、メダルの払出率が変わるようになっている。設定値は1〜6の6段階からなり、6が最も払出率が高く、5、4、3、2、1の順に値が小さくなるほど払出率が低くなる。すなわち、設定値として6が設定されている場合には、遊技者にとって最も有利度が高く、5、4、3、2、1の順に値が小さくなるほど有利度が段階的に低くなる。なお、設定値は1、3、6や、1、4、H(High)等の3段階や、1〜7の7段階で設定してもよく、6段階に限定する必要はない。
設定値を変更するためには、まず、前面扉1bが開放された状態で、設定キースイッチ37をON状態としてからスロットマシン1の電源をONする必要がある。設定キースイッチ37をON状態として電源をONすると、設定値表示器24にメイン制御部41の図示しないRAMから読み出された設定値が表示値として表示され、リセット/設定スイッチ38の操作による設定値の変更操作が可能な設定変更状態(設定変更モード)に移行する。設定変更状態において、リセット/設定スイッチ38が操作されると、設定値表示器24に表示された表示値が1ずつ更新されていく(設定6からさらに操作されたときは、設定1に戻る)。そして、スタートスイッチ7が操作されると表示値を設定値として確定する。そして、設定キースイッチ37がOFFされると、確定した表示値(設定値)がRAMに格納され、遊技の進行が可能な状態に移行する。なお、前面扉1bが開放されていなければ設定値を変更できないようにして、前面扉1bが開放されていない状態での不正な設定変更を防止してもよい。すなわち、前面扉1bの開放と設定キースイッチ37をオン状態にする操作と電源スイッチ39の操作とを設定変更状態の開始条件としてもよい。なお、この場合、設定キースイッチ37がオフ状態になるまで前面扉1bの開閉に関わらず設定値変更状態が維持されるようにしてもよい。すなわち、前面扉1bの開放を設定変更状態の開始条件とした場合であっても前面扉1bの開閉を設定変更状態の終了条件にしなくてもよい。
また、設定値を確認するためには、ゲーム終了後、賭数が設定されていない状態で前面扉1bを開放して設定キースイッチ37をON状態とすればよい。このような状況で設定キースイッチ37をON状態とすると、設定値表示器24にRAMから読み出された設定値が表示されることで設定値を確認可能な設定確認状態(設定確認モード)に移行する。設定確認状態においては、ゲームの進行が不能であり、設定キースイッチ37をOFF状態とすることで、設定確認状態が終了し、ゲームの進行が可能な状態に復帰することとなる。なお、設定値確認状態も設定値変更状態と同様に、前面扉1bが開放されていなければ設定値を変更できないようにして前面扉1bが開放されていない状態での不正な設定確認を防止してもよい。すなわち、前面扉1bの開放と設定キースイッチ37をオン状態にする操作とを設定確認状態の開始条件としてもよい。また、前面扉1bの開放を設定値確認状態の開始条件とした場合であっても前面扉1bの開閉を設定値確認状態の終了条件にしなくてもよい。
なお、本実施形態のメイン制御部41は、設定変更状態において変更された設定値をRAMに記憶(格納)した後、遊技の進行を制御している間にRAMに記憶した設定値を書き換えない(上書きしない)ように制御している。なお、RAMに記憶した情報はバックアップ可能であるため、電断前にRAMに記憶されている設定値は、復電後もバックアップによって保持されるようになっている。
また、本実施形態のサブ制御部91は、電源投入後にメイン制御部41から送信される設定値(RAMに記憶されている設定値)を受信してRAM91cに記憶しており、記憶後はメイン制御部41と同様に、遊技の進行が制御されている間にRAM91cに記憶した設定値を書き換えないように制御している。なお、本実施形態のサブ制御部91は、復電後にメイン制御部41から新たな設定値が送信されるまで、電断前にRAM91cに記憶していた設定値をバックアップによって保持しているが、これに限定されず、例えば、電断時にRAM91cに記憶している設定値に関する情報を初期化されてもよい。
また、本実施形態では、設定値を内部抽選の当選確率を変化させる値としたが、これに限定されず、例えば、スロットマシン1を有利状態の一例としてのAT(アシストタイム)やチャンスゾーンに制御可能とした場合には、設定値をAT抽選(AT上乗せ抽選も含む)やチャンスゾーン抽選の当選確率を変化させる値としてもよく、設定値を内部抽選も含むこれら全ての抽選の当選確率を変化させる値としてもよい。
本実施形態のスロットマシン1においては、メイン制御部41は、電断処理後の起動時においてRAMのデータが正常であることを条件に、RAMに記憶されているデータに基づいてメイン制御部41の処理状態を電断前の状態に復帰させるが、RAMのデータが正常でない場合にはRAM異常と判定し、RAM異常エラーコードをレジスタにセットしてRAM異常エラー状態に制御し、遊技の進行を不能化させる。エラー状態は、リセット操作(リセット/設定スイッチ38やリセットスイッチ23の操作)により解除される通常エラー状態と、新たな設定値が設定されるまで解除されない特殊エラー状態とを含み、RAM異常エラー状態は、特殊エラー状態である。一方、サブ制御部91は、電断処理後の起動時においてRAM91cのデータが正常であることを条件に、RAM91cに記憶されているデータに基づいてサブ制御部91の処理状態を電断前の状態に復帰させるが、RAM91cのデータが正常でない場合にはRAM異常と判定し、RAM91cを初期化するようになっている。この場合、メイン制御部41と異なり、演出の実行が不能化されることはない。
本実施形態では、入賞となる役の種類は、遊技状態に応じて定められており、メダルの払い出しを伴う小役と、賭数の設定を必要とせずに次のゲームを開始可能となる再遊技役と、遊技者にとって有利な遊技状態への移行を伴う特別役とがある。入賞が発生するためには、内部抽選に当選して当選フラグがRAMに設定されている必要がある。当選フラグのうち、一般役(小役及び再遊技役)の当選フラグは、設定されたゲームのみ有効とされ、特別役の当選フラグは、許容された役の組合せが揃うまで有効とされる。
次に、本実施形態の内部抽選について説明する。内部抽選は、メイン制御部41が各役への入賞を許容するか否かを、全てのリール2L、2C、2Rの表示結果が導出される以前に決定するものである。内部抽選では、スタートスイッチ7の検出時に内部抽選用の乱数値(0〜65535の整数)を取得し、遊技状態に応じて定められた各役について、乱数値と、現在の遊技状態、賭数及び設定値に応じて定められた判定値数とに応じて入賞を許容するか否か判定する。何れかの役に当選した場合には、対応する当選フラグをRAMに割り当てられた内部当選フラグ格納ワークに設定する。
次に、リール2L、2C、2Rの停止制御について説明する。メイン制御部41は、リールの回転が開始したとき、及び、リールが停止し且つ未だ回転中のリールが残っているときに、ROM41bに格納されているテーブルインデックス及びテーブル作成用データを参照してリール毎に停止制御テーブルを作成する。そして、ストップスイッチ8L、8C、8Rの操作が有効に検出されたときに、参照した該当するリールの停止制御テーブルの滑りコマ数に基づいて、対応するリールの回転を停止させる制御を行う。本実施形態では、滑りコマ数として0〜4の値が定められており、停止操作を検出してから最大4図柄を引き込んでリールを停止可能である。すなわち、停止操作位置を含めて最大5コマの範囲から図柄の停止位置を指定できる。また、1図柄分リールを移動させるのに1コマの移動が必要であるので、停止操作検出から最大4図柄を引き込んでリール停止可能であり、停止操作位置を含めて最大5図柄の範囲から図柄の停止位置を指定できる。
本実施形態では、いずれかの役に当選している場合には、停止操作が行われた際に、入賞ライン上に最大4コマの引込範囲で当選している役を揃えて停止させることができれば、これを揃えて停止させる制御が行われ、当選していない役は、最大4コマの引込範囲で揃えずに停止させる制御が行われることとなる。特別役が前ゲーム以前から持ち越されている状態で小役が当選した場合には、特別役よりも小役を入賞ライン上に揃える制御が優先され、小役を引き込めない場合にのみ、特別役を入賞させることが可能となる。なお、特別役と小役を同時に引き込める場合には、小役のみを引き込み、特別役と同時に小役が入賞ライン上に揃わないようになる。また、特別役が前ゲーム以前から持ち越されている状態で再遊技役が当選した場合には、特別役よりも再遊技役を入賞ライン上に揃える制御が優先され、必ず再遊技役が入賞することとなる。
本実施形態では、メイン制御部41は、ゲームの開始後、リールの回転を開始させる毎にリールの回転を開始させた時点から経過した時間であるゲーム時間を計時し、1ゲームの終了後、メダルの投入等により規定数の賭数が設定され、ゲームの開始操作が有効となった状態でゲームの開始操作がされたときに、前のゲームのリール回転開始時点から計時を開始したゲーム時間が規定時間(本実施形態では4.1秒)以上、すなわち、前のゲームのリール回転開始時点から規定時間が経過していれば、ウェイトを発生させず、その時点で当該ゲームにおける遊技のためのリールの回転を開始させる。
本実施形態では、メイン制御部41は、遊技状態やエラーの発生状況等を示す外部出力信号を出力する制御を行う。これら外部出力信号は、外部出力基板1000、スロットマシン1が設置される遊技店(ホール)の情報提供端子板を介してホールコンピュータ等のホール機器に出力されるようになっている。メイン制御部41は、メダルIN信号、メダルOUT信号、RB中信号、BB中信号、ART信号、ドア開放信号、設定変更信号、投入エラー信号、払出エラー信号等をそれぞれ出力する。
次に、メイン制御部41が演出制御基板90に対して送信するコマンドに基づいてサブ制御部91が実行する演出の制御について説明する。サブ制御部91は、メイン制御部41からのコマンドを受信した際に、コマンド受信割込処理を実行し、RAM91cに設けられた受信用バッファにコマンド伝送ラインから取得したコマンドを格納する。サブ制御部91は、タイマ割込処理(サブ)において、受信用バッファに未処理のコマンドが格納されている場合には、最も早い段階で受信したコマンドに基づいてROM91bに格納された制御パターンテーブルを参照し、登録された制御内容に基づいて液晶表示器51、演出効果LED52、スピーカ53、54、リールLED55、液晶表示器303C、演出用LED303L、303R、402、演出用モータ304L、304R、404等の各種演出装置の出力制御を行う。制御パターンテーブルには、複数種類の演出パターン毎に、コマンドの種類に対応する液晶表示器51、303Cの表示パターン、演出効果LED52の点灯態様、スピーカ53、54の出力態様、リールLED55の点灯態様、演出用LED303L、303R、402の点灯態様、演出用モータ304L、304R、404の駆動パターン等の制御パターンが登録されており、サブ制御部91は、コマンドを受信した際に、制御パターンテーブルの当該ゲームにおいてRAM91cに設定されている演出パターンに対応して登録された制御パターンのうち、受信したコマンドの種類に対応する制御パターンを参照し、当該制御パターンに基づいて演出装置の出力制御を行う。これにより演出パターン及び遊技の進行状況に応じた演出が実行されることとなる。なお、サブ制御部91は、あるコマンドの受信を契機とする演出の実行中に新たにコマンドを受信した場合には、演出を中止して新たに受信したコマンドに対応する制御パターンに基づく演出を実行する。すなわち、演出が終了していない状態でも、受信した新たなコマンドが新たな演出の契機となるコマンドではない場合を除いて実行していた演出はキャンセルされて新たなコマンドに基づく演出が実行される。演出パターンは、受信した内部当選コマンドが示す内部抽選の結果に応じた選択率にて選択され、RAM91cに設定される。
次に、図6、図7に基づいて、第1役物302について説明する。図6に示すように、第1役物302は、液晶表示器51の表示領域51aの前面側を上下方向に移動可能な可動部302C、当該可動部302Cの両側であって前面扉の内部における液晶表示器51の両側にそれぞれ配置される可動部302Cの駆動部302L、302R等から構成される。可動部302Cの前面側には、液晶表示器303Cと演出用LED303L、303Rとが遊技者側から視認可能に配置されており、可動部302Cの両側部分には、駆動部302L、302Rと連結される案内片305L、305Rが設けられている。案内片305L、305Rは、前面扉1bの表示領域51aの両側において前面扉1bの前方側から内部側に挿通された上下方向に延びるスリット状孔301L、301Rを通されて、前面扉1bの内部側で駆動部302L、302Rに連結されるようになっている。
駆動部302L、302Rは、案内片305L、305Rを上下方向に案内する案内軸325L、325R、案内軸325L、325Rの上下端を回転可能に軸支する上軸受部321L、321R及び下軸受部322L、322R、案内軸325L、325Rの下部に固着された従動ギヤ327L、327R、駆動ギヤを介して従動ギヤ327L、327Rを駆動させる演出用モータ304L、304R、可動部302Cの位置を検出する位置センサ305a、305bから構成されている。案内軸325L、325Rの周面には、凹状の溝部が螺旋状に形成される一方、可動部302Cの案内片305L、305Rには当該溝部と摺動可能に係合して可動部302Cを案内軸325L、325Rに支持する支持部が設けられており、演出用モータ328L、328Rを駆動させることにより案内軸325L、325Rが軸心周りに回転され、案内片305L、305Rの支持部が案内軸325L、325Rの溝部に対して相対的に移動することで、可動部302Cが案内軸325L、325Rに沿って上下方向に移動可能になっている。位置センサ305a、305bは、該当する位置センサの検出位置に可動部302Cがあるか否かを検出するセンサであり、位置センサ305aは、可動部302Cが初期位置にあることを検出可能な位置に配置され(図6参照)、位置センサ305bは、可動部302Cが上下移動する範囲の最下位置にあることを検出可能な位置に配置される(図7(a)参照)。
演出用モータ304L、304Rは、ステッピングモータによって構成されており、可動部302Cが位置センサ305aにより検出されたとき、すなわち、可動部302Cが初期位置にあるときから演出用モータ304L、304Rを回転駆動させるステップ数により、可動部302Cの初期位置からの位置を特定可能であり、図7に示すように、サブ制御部91からの駆動信号により可動部302Cを任意の位置に移動させることが可能とされている。例えば、図7(b)に示す液晶表示器51の表示領域51aと重なる重畳位置に移動可能となっている。演出用LED303L、303Rは、サブ制御部91から出力される制御信号により点灯パターンを制御可能である。また、液晶表示器303Cも、演出用LED303L、303Rと同様に、サブ制御部91から出力される制御信号により実行する演出パターンを制御可能である。液晶表示器303Cは、例えば、図6(a)に示すように、遊技者にとって有利な状況である可能性を示唆するメッセージや、図6(b)に示すように、遊技者にとって有利な特典に関する情報を表示可能になっている。
また、第2役物400は、図8に示すように、前面扉1bの下部パネル200の略中央に設けられており、遊技者により操作可能な演出用スイッチ401と、演出用LED402と、当該演出用スイッチ401が下部パネル200の表示面200aと略一致する第1位置(図8(a)参照)と該第1位置から遊技者側に進出して下部パネル200の表示面200aから突出する第2位置(図8(b)参照)との間で進退移動可能な移動部と、当該移動部を進退移動させる駆動部、当該駆動部のカム機構を駆動させる演出用モータ404、移動部が特定の位置にあるか否かを検出する役物センサ403a、403b等から構成される。
次に、サブ制御部91が実行する初期制御処理について説明する。図9に示すように、サブ制御部91は、スロットマシン1への電力供給が再開され、リセット回路95からリセット信号が入力されると、起動処理を開始し(ステップSh1)、サブCPU91aの内蔵デバイスや周辺IC、割込モード、スタックポインタ等の初期化、RAM91cへのアクセスの設定、RAM91cが正常か否かの判定等を行って、電断前の制御状態を復帰させる。起動処理では、第1役物302及び第2役物400の演出での作動が不許可に設定される。RAM91cが正常でない場合には、電断前の制御状態を復帰させることなく、サブエラー状態に移行してサブ制御部91のエラーを報知する。
起動処理後、サブ制御部91は、メイン制御部41からエラーコマンド(RAM異常)を受信したか(ステップSh2)、設定コマンド(開始)を受信したか(ステップSh3)、復帰コマンドを受信したか(ステップSh4)を判定し、いずれかが受信されるまで待機する。サブ制御部91は、復帰コマンドを受信した場合(ステップSh4;Y)、電断前はゲーム中であったか否かを判定する(ステップSh5)。サブ制御部91は、電断前はゲーム中であった場合(ステップSh5;Y)、電断前に実行していた演出を再開する(ステップSh6)。演出再開後、サブ制御部91は、ゲームが進行されて全てのリール2L、2C、2Rの停止操作が行われてメイン制御部41から入賞枚数コマンドを受信したか否かを判定する(ステップSh7)。サブ制御部91は、入賞枚数コマンドを受信していない場合(ステップSh7;N)、ステップSh7の処理を繰り返し、入賞枚数コマンドを受信した場合(ステップSh7;Y)、再遊技役が入賞したか否かを判定する(ステップSh8)。サブ制御部91は、再遊技役が入賞した場合(ステップSh8;Y)、ステップSh7の処理に戻る。電断前はゲーム中でなかった場合(ステップSh5;N)、または、再遊技役が入賞しなかった場合(ステップSh8;N)、サブ制御部91は、第1役物302及び第2役物400の初期動作処理を実行する(ステップSh9)。
一方、設定コマンド(開始)を受信した場合(ステップSh3;Y)、サブ制御部91は、設定変更報知に設定し(ステップSh14)、液晶表示器51に画像を表示させるとともにスピーカ53、54から音声を出力させて設定変更中である旨を報知させ、設定コマンド(終了)を受信したか否かを判定する(ステップSh15)。サブ制御部91は、設定コマンド(終了)を受信しない場合(ステップSh15;N)、ステップSh15の処理を繰り返し、設定コマンド(終了)を受信した場合(ステップSh15;Y)、設定変更報知を所定期間にわたって継続させた後に終了させる所定期間報知を設定し(ステップSh16)、ステップSh9の処理に戻り、第1役物302及び第2役物400の初期動作処理を実行する。所定期間報知が設定されることで、一時的に所定期間報知と並行して初期動作処理が実行される。一方、RAM異常を示すエラーコマンドを受信した場合(ステップSh2;Y)、サブ制御部91は、演出装置における出力をエラー報知(RAM異常)に設定し(ステップSh17)、RAM異常エラーを報知させる。初期動作処理後、サブ制御部91は、演出の出力制御が開始済みであるか否かを判定し(ステップSh10)、開始済みでない場合(ステップSh10;N)、演出の出力制御を開始させ(ステップSh11)、開始済みである場合(ステップSh10;Y)、初期動作処理の結果に応じて第1役物302による演出を許可または不許可に設定する第1役物演出設定処理および第2役物400による演出を許可または不許可に設定する第2役物演出設定処理を実行し(ステップSh12、Sh13)、処理を終了する。
次に、サブ制御部91が実行する初期化判定処理について説明する。サブ制御部91は、初期制御処理を実行している間にメイン制御部41において遊技の進行が可能な状態となったとき、例えば、ステップSh5、Sh6、Sh15、Sh16の処理を実行しているときに図10に示す初期化判定処理を実行する。初期化判定処理において、サブ制御部91は、まず、メイン制御部41から設定変更が行われたことを示す設定変更コマンドを受信したか否かに基づき、設定変更された否かを判定する(ステップSt1)。なお、このように制御するために、メイン制御部41は、設定変更が行われた場合にはサブ制御部91に対して設定変更コマンドを送付する必要がある。サブ制御部91は、設定変更された場合(ステップSt1;Y)、初期化フラグ1をオンし(ステップSt2)、本ルーチンを終了する。一方、サブ制御部91は、設定変更されなかった場合(ステップSt1;N)、復電時(現在)の日時情報をRAM91cの更新時刻記憶領域から取得する(ステップSt3)。なお、電断中はタイマ割込処理における日時制御処理が実行されないため、復電直後に更新時刻記憶領域に格納された日時情報は、電断時の日時情報とほぼ同じになる。このため、サブ制御部91は、復電後に少なくとも1回以上の日時制御処理が実行された後に、復電時の日時情報をRAM91cの更新時刻記憶領域から取得する。
復電時の日時情報取得後、サブ制御部91は、電断時に保持していた電断時の日時情報をRAM91cの一時記憶領域から取得する(ステップSt4)。以下の処理において、サブ制御部91は、取得した復電時の日時情報から特定した復電日時と、保持していた電断時の日時情報から特定した電断日時とを比較して、初期化条件が成立するか否か、および異常条件が成立するか否かを判定する。
ここで、本実施形態では、サブ制御部91は、初期化条件1〜4のうちのいずれかが成立するか否かを判定することにより、4時間以上の電断が発生した後に復電したか否かを判定する。具体的には、初期化条件1〜4のいずれかが成立すれば、4時間以上の電断が発生した後に復電したことになり、4時間以上の電断が発生した後に復電したか否かを判定することによって、開店中の停電復帰などのように瞬断後に復電したのか、閉店中の電断などのように長期間の電断後に復電したのかを見極めることができる。なお、初期化条件1は、日時情報のうちの日付情報のみに基づき成立有無が判定可能であるのに対して、初期化条件2〜4は、日付情報のみに基づき成立有無が判定不可能である。このため、初期化条件2〜4は、日付情報に加えて時刻情報も用いて成立有無が判定される。サブ制御部91は、まず初期化条件1についての成立有無を判定し、初期化条件1が成立しなかったときには、初期化条件2〜4についての成立有無を判定する。これにより、初期化条件1のみで判定できるときには、時刻情報を用いることなく日付情報のみに基づいて、4時間以上の電断が発生した後に復電したことを特定することができる。
本実施形態では、初期化条件1は、「復電日−電断日≧2日」であることを条件に成立し、初期化条件2は、「復電日−電断日=1日」且つ「復電時刻がAM4:00以降」であることを条件に成立し、初期化条件3は、「復電日−電断日=1日」且つ「電断から復電まで4時間以上経過」であることを条件に成立し、初期化条件4は、「復電日=電断日」且つ「復電時刻−電断時刻≧4時間」であることを条件に成立する。
また、本実施形態では、サブ制御部91は、異常条件1,2のうちのいずれかが成立するか否かを判定することにより、RTC97の故障などによるRTC97からサブ制御部91に対して出力された日時情報の誤りや、RAM91cの異常などによる更新時刻記憶領域に記憶された日時情報の誤りを特定する。具体的には、異常条件1,2のうちのいずれかが成立すれば、RTC故障やRAM異常などが発生していることになる。
本実施形態では、異常条件1は、「復電日時=電断日時」であることを条件に成立し、異常条件2は、「復電日時<電断日時」であることを条件に成立する。
電断時の日時情報取得後、サブ制御部91は、異常条件1が成立するか否かを判定する(ステップSt5)。サブ制御部91は、異常条件1が成立する場合(ステップSt5;Y)、異常が発生した旨を示すエラーフラグをオンし(ステップSt6)、処理を終了し、異常条件1が成立しない場合(ステップSt5;N)、異常条件2が成立するか否かを判定する(ステップSt7)。サブ制御部91は、異常条件2が成立する場合(ステップSt7;Y)、異常が発生した旨を示すエラーフラグをオンし(ステップSt6)、処理を終了し、異常条件2が成立しない場合(ステップSt7;N)、初期化条件1が成立するか否かを判定する(ステップSt8)。サブ制御部91は、初期化条件1が成立する場合(ステップSt8;Y)、初期化フラグ2をオンし(ステップSt9)、処理を終了し、初期化条件1が成立しない場合(ステップSt8;N)、「復電日−電断日=1日」であるか否かを判定する(ステップSt10)。
サブ制御部91は、「復電日−電断日=1日」である場合(ステップSt10;Y)、初期化条件2が成立するか否かを判定する(ステップSt11)。サブ制御部91は、初期化条件2が成立する場合(ステップSt11でY)、初期化フラグ2をオンし(ステップSt9)、処理を終了し、初期化条件2が成立しない場合(ステップSt11;N)、初期化条件3が成立するか否かを判定する(ステップSt12)。サブ制御部91は、初期化条件3が成立する場合(ステップSt12;Y)、初期化フラグ2をオンし(ステップSt9)、処理を終了し、初期化条件3が成立しない場合(ステップSt12;N)、初期化フラグ2をオンすることなく、処理を終了する。一方、サブ制御部91は、「復電日−電断日=1日」でない場合(ステップSt10;N)、「復電日=電断日」であるため、初期化条件4が成立するか否かを判定する(ステップSt13)。サブ制御部91は、初期化条件4が成立する場合(ステップSt13;Y)、初期化フラグ2をオンし(ステップSt9)、処理を終了し、初期化条件4が成立しない場合(ステップSt13;N)、初期化フラグ2をオンすることなく、処理を終了する。
次に、サブ制御部91が実行する電源投入時記憶処理について説明する。サブ制御部91は、初期化判定処理実行後に図11(a)に示す電源投入時記憶処理を実行する。電源投入時記憶処理において、サブ制御部91は、まず、RTC97で日時情報を取得し(ステップS101)、メイン制御部41から送信される現在設定されている設定値及び日時に関する情報を含む遊技制御情報を記憶し(ステップS102)、初期化条件1が成立したか否かを判定する(ステップS103)。なお、このように制御するために、本実施形態のメイン制御部41は、サブ制御部91に対してRAMに記憶している現在設定されている設定値に関する情報を送信する必要がある。サブ制御部91は、初期化条件1が成立した場合(ステップS103;Y)、RAM91cに記憶している電断前に設定されていた設定値及び日時に関する情報(所定営業日に設定されていた有利度に関する情報、データ)を初期化し(ステップS104)、RAM97cに記憶している設定値示唆フラグをオフに設定する(ステップS105)。ここで、設定値示唆フラグとは、後述する設定値示唆演出501を実行するか否かを判定するためのフラグであり、RAM91cに電断前に設定されていた設定値及び日時に関する情報が記憶されているときにはオンに設定され、RAM91cに記憶されていないとき、または、記憶されていた情報が初期化されたときにはオフに設定される。なお、このように制御するために、本実施形態では、RAM97cには電源投入時に設定されている設定値(現在設定されている設定値)と電断前に設定されていた設定値に関する情報とが別々に記憶されている。
設定値示唆フラグ設定後、または、初期化条件1が成立しない場合(ステップS103;N)、サブ制御部91は、初期化判定処理によって初期化フラグ1、2のいずれかがオンになっているか否かを判定する(ステップS106)。サブ制御部91は、初期化フラグ1、2のいずれかがオンになっている場合(ステップS106;Y)、RAM91cに記憶している電断前に設定されていた設定値及び日時に関する情報以外の遊技制御情報を初期化する(ステップS107)。なお、本実施形態では、図示は省略するが、メイン制御部41もサブ制御部91と同様に遊技制御情報を初期化する。この結果、メイン制御部は、初期化された遊技制御情報に基づいて遊技の進行を制御するので、遊技制御情報が初期化されずに遊技の進行を制御するときとは異なる制御を行うことになる。遊技制御情報初期化後、または、初期化フラグ1、2がともにオフになっている場合(ステップS106;N)、サブ制御部91は、処理を終了する。
次に、サブ制御部91が実行する電断時記憶処理について説明する。サブ制御部91は、電断処理が行われているときに並行して図11(b)に示す電断時記憶処理を実行する。電断時記憶処理において、サブ制御部91は、まず、RTC97で電断前の日時情報を取得し(ステップS111)、電断前に設定されていた設定値及び日時に関する情報として、ステップS102においてRAM97cで記憶した設定値及び電断前の日時を記憶し(ステップS112)、設定値示唆フラグをオンに設定し(ステップS113)、処理を終了する。
次に、サブ制御部91が実行する設定値示唆演出実行処理について説明する。サブ制御部91は、電源投入時記憶処理の実行が開始された後、メイン制御部41から遊技の進行に関する各種コマンドを受信して演出の制御を開始するときに図12に示す設定値示唆演出実行処理を実行する。設定値示唆演出実行処理において、サブ制御部91は、まず、電源投入後からボーナスに初めて内部当選(ボーナスに初当選、特定条件)したか否かを判定する(ステップS201)。サブ制御部91は、ボーナスに初当選していない場合(ステップS201;N)、ステップS201の処理を繰り返し、ボーナスに初当選している場合(ステップS201;Y)、設定値示唆フラグがオンになっているか否かを判定する(ステップS202)。サブ制御部91は、設定値示唆フラグがオフになっている場合(ステップS202;N)、処理を終了し、設定値示唆フラグがオンになっている場合(ステップS202;Y)、設定値示唆演出抽選処理を実行し(ステップS203)、当選したか否か、すなわち、設定値示唆演出の実行を許容する決定がなされたか否かを判定する(ステップS204)。本実施形態では、設定値示唆演出抽選処理における当選率(設定値示唆演出の実行を許容する決定がなされる割合)が50%に予め設定されている。サブ制御部91は、非当選の場合(ステップS204;N)、処理を終了し、当選した場合(ステップS204;Y)、ボーナスが終了したか否かを判定する(ステップS205)。サブ制御部91は、ボーナスが終了していない場合(ステップS205;N)、ステップS205の処理を繰り返し、ボーナスが終了した場合(ステップS205;Y)、設定値示唆演出を実行し(ステップS206)、処理を終了する。
ここで、設定値示唆演出とは、有利度の一例としての設定値を示唆する有利度示唆演出の一例である。本実施形態の設定値示唆演出は、電断前に設定されていた設定値を示唆する文字画像を液晶表示器51、303Cに表示する演出である。例えば、図13(a)に示す設定値示唆演出501のように、RAM91cに記憶している電断前に設定されていた設定値が6(遊技者にとっての有利度が最も高い設定値)であるときに「昨日の設定は◎でした。」との文字画像を液晶表示器51、303Cに表示する演出である。
以上説明したように、本実施形態のスロットマシン1によれば、メイン制御部41は、電源投入後の設定変更状態において店員による各スイッチ37〜38の操作に基づいて設定値を設定可能である。また、メイン制御部41やサブ制御部91は、前営業日に設定されていた設定値に関する情報として、前営業日の電断前に設定されていた設定値及び日時に関する情報を含む遊技制御情報をRAMに記憶しており、電断しても継続して記憶可能となっている。また、サブ制御部91は、前営業日の電断後に再び電源投入がなされて遊技の制御(メイン制御部41によるゲームの進行が可能なメイン処理等)が開始されたときに、RAM91cに記憶している前営業日の電断前に設定されていた設定値を示唆する設定値示唆演出501を実行可能である。
このようにすることで、現在設定されている設定値を間接的に示唆することができ、遊技者は、前営業日の電断前に設定されていた設定値から現在設定されている設定値を推測するようになるので、現在設定されている設定値を直接的に示唆するスロットマシンよりも現在の有利度を推測することに興味を抱き易くなり、遊技の興趣が向上する。
特に、本実施形態の遊技システムによれば、遊技者は、設定値示唆演出501だけでなく、呼び出しランプ装置200に表示された各種の遊技情報やメッセージなどからも現在設定されている設定値を推測することができる。このため、例えば、遊技者は、まず、呼び出しランプ装置200に表示されたボーナス当選回数などの遊技履歴情報によって現在設定されている設定値を推測して複数のスロットマシン1から有利度が高いと思われるスロットマシン1を選択し、その後、ボーナスに初当選して設定値示唆演出が実行されたときにも示唆される前営業日の電断前に設定されていた設定値から現在設定されている設定値を推測するようになる。そして、遊技者は、呼び出しランプ装置200の情報からの推測と設定値示唆演出の情報からの推察とを比較したり、摺り合わせたりする等して推測の精度を高めてスロットマシン1の選択が正しかったか検討することができる。この結果、本実施形態の遊技システムは、複数のスロットマシン1から有利度の高いスロットマシン1を選択することの面白さをより引き出すことができる。
また、本実施形態のスロットマシン1によれば、サブ制御部91は、電断処理時に設定されている設定値を記憶しており、RTC97が取得した電断処理時の日時情報に基づいて、電断前に設定されていた設定値を記憶した日時に関する情報を記憶している。
このようにすることで、取得した実際の日時に基づいて、前営業日の電断前の所定タイミングに設定されていた設定値を記憶することができる。
また、本実施形態のスロットマシン1によれば、サブ制御部91は、RTC97によって電断時の日時情報と電源投入時の日時情報とを取得しており、電断から再び電源投入されるまでの電断期間を特定可能となっている。また、サブ制御部91は、特定した電断期間が2日間以上である場合、RAM91cが記憶している前々営業日以前の電断前に設定されていた設定値及び日時に関する情報を初期化し、設定値示唆演出の実行を規制する。
このようにすることで、2日間以上に亘って記憶している古い設定値を用いて設定値示唆演出を実行することを規制できる。
なお、本実施形態では、初期化条件1を「復電日−電断日≧2日」としたが、例えば、電断期間が厳密に48時間を越えたときに初期化条件1を成立させて設定値示唆演出の実行を規制するようにしてもよい。また、本実施形態のように、設定値示唆演出は、前営業日に設定していた設定値のみを示唆するようにして古い設定値を用いて設定値示唆演出を実行することを規制できることが好ましいが、前々営業日以前に設定されていた設定値を用いて設定値示唆演出を実行できるようにしてもよい。
また、本実施形態のスロットマシン1によれば、メイン制御部41は、電源投入後に設定値が変更されたときには、RAMに記憶している前営業日の電断後に設定されていた設定値及び日時に関する情報以外の遊技制御情報を初期化するので、電源投入後に設定値が変更されていないときとは異なる遊技の制御を行うことになる。
このようにすることで、遊技の制御が異なることを認識可能な遊技者にとっては、電源投入後に設定値が変更されたことを認識可能となる。
なお、本実施形態の設定値示唆演出では、前営業日の電断前に設定されていた設定値を示唆したが、現在設定されている設定値を直接的に報知する情報でない限りにおいて、前営業日の電断前に設定されていた設定値以外の情報を示唆してもよい。例えば、図13(b)に示す設定値示唆演出502のように、RAM91cに記憶している前営業日の電断前に設定されていた設定値が4(遊技者にとっての有利度が3番目に高い設定値)である場合に、電源投入後に設定値が6に変更されたときには、RAM91cに記憶している電断前に設定されていた設定値(4、図11(b)のステップS112参照)と現在設定されている設定値(6、図11(a)のステップS102参照)とを用いて「昨日の設定よりも上がっているかも?」との文字画像を表示する設定値示唆演出を実行してもよい。
このようにすることで、遊技者は、前営業日の電断前に設定されていた設定値と現在設定されている設定値とに基づく有利度示唆演出502から現在設定されている設定値を推測することができ、現在設定されている設定値を推測することに更に興味を抱き易くなり、遊技の興趣が更に向上する。
また、本実施形態のスロットマシン1によれば、サブ制御部91は、特定条件として電源投入からボーナスに初当選する条件が成立したときにのみ設定値示唆演出501を実行する可能性があり、ボーナス初当選時以外には設定値示唆演出を実行しない。
このようにすることで、特定条件によって設定値示唆演出501に関する制御を異ならせることができるだけでなく、現在設定されている設定値を推測しようとする遊技者がボーナス初当選自体に注目するようになるため、遊技の興趣が更に向上する。
なお、本実施形態では、サブ制御部91は、特定条件が成立したときのみ設定値示唆演出501を実行する可能性があるが、これに限定されず、特定条件成立時と不成立時とにおいて異なる割合で設定値示唆演出501を実行する限りにおいて、特定条件が成立しなかったときにも設定値示唆演出501を実行する可能性があってもよい、例えば、特定条件成立時(例えば、ボーナス初当選時)には設定値示唆演出抽選処理の当選率が99%であるのに対して、特定条件不成立時(例えば、初当選以外のボーナス当選時)には設定値示唆演出抽選処理の当選率が1%であってもよい。
また、本実施形態では、特定条件を電源投入からボーナスに初当選する条件としたが、これに限定されず、例えば、特定条件を電源投入から所定回数目(10回毎)のボーナスに当選する条件としてもよい。このようにすることで、現在設定されている設定値を推測しようとする遊技者がボーナスの当選回数に注目するようになるため、遊技の興趣が向上する。また、例えば、特定条件をボーナス非当選のゲーム数が所定ゲーム数(例えば、100ゲーム目)になった結果としてボーナスに制御される条件、所謂天井ボーナスに当選する条件としてもよい。このようにすることで、現在設定されている設定値を推測しようとする遊技者がボーナス非当選のゲーム数に注目するようになるため、遊技の興趣が更に向上する。
また、本実施形態のスロットマシン1によれば、サブ制御部91は、初期位置から最下位置の範囲で移動可能な可動部302Cを有する第1役物302、移動部410を有する第2役物400を備えており、電源投入時に可動部302Cや移動部410が正常に作動するか否かを判定するために初期動作させる初期動作処理を実行可能な構成である。このような構成では、電源投入時にメイン制御部41側においてゲームの進行が可能な状態か否かに関わらずサブ制御部91が初期動作処理を実行する構成とすると、例えば、メイン制御部41のRAMに異常が生じている場合など、ゲームの進行が不能な場合であれば不要な初期動作処理が実行されることとなる。これに対して、本実施形態のサブ制御部91は、電源投入時に、メイン制御部41側においてゲームの進行が可能なメイン処理の制御が行われている状態(通常状態)の場合には、初期動作処理を実行し、メイン制御部41がゲームの進行が不能な設定変更状態やRAM異常エラー状態などの特別な制御を実行している状態(特別状態)の場合には初期動作処理を実行しないようになっており、不要な初期動作処理の制御を行わずに済む。
また、本実施形態のスロットマシン1によれば、サブ制御部91は、初期化判定処理において、まず、日時情報のうちの日付情報のみに基づき成立有無が判定可能である初期化条件1の成立有無が判定され、初期化条件1が成立しないときに、日付情報に加えて時刻情報に基づき初期化条件2〜4の成立有無が判定される。このため、日付情報に基づき判定結果が出るときには、時刻情報に基づく判定を省略することができるため、日時情報を用いた判定が煩雑になることを防止するともに判定に掛かる処理負荷を軽減することができる。そして、日付情報のみに基づく初期化条件1の判定の結果、「復電日−電断日=1日」である場合には、初期化条件2および初期化条件3の成立有無が判定され、「復電日=電断日」である場合には、初期化条件4の成立有無が判定される。このように、日付情報に基づく判定において初期化条件1が成立しない理由に応じて、時刻情報に基づく判定基準を適切に選択することができるため、日時情報を用いた判定を効率良くすることができる。特に、本実施形態では、図11(a)に示すように、電断前に設定されていた設定値及び日時の記憶を初期化するか否かを判定するときにも初期化条件1が成立するか否かを判定しているので、電断前に設定されていた設定値及び日時に関する情報を含む全ての遊技制御情報の初期化判定を効率良く行うことができる。
なお、本実施形態では、サブ制御部91は、電断時記憶処理において、電断処理中に電断前に設定されていた設定値及び日時を記憶したが、前営業日に設定されていた設定値及び日時を記憶するタイミングについてはこれに限定されず、例えば、遊技店の営業時間内の任意の時刻(例えば、午後9時)であってもよく、サブ制御部91は、図14に示す変更例の営業時間内記憶処理を実行してもよい。
具体的には、図14に示すように、サブ制御部91は、RTC97で日時情報を取得し(ステップS121)、午後9時であるか否かを判定する(ステップS122)。サブ制御部91は、午後9時でない場合(ステップS122;N)、ステップS121の処理に戻り、午後9時である場合(ステップS122;Y)、午後9時に設定されていた設定値に関する情報として、ステップS102においてRAM97cで記憶した設定値及び日時(午後9時)を記憶し(ステップS123)、設定値示唆フラグをオンに設定し(ステップS113)、処理を終了する。
このようにすることで、遊技店の営業時間内の任意の時刻に設定されていた設定値及び日時を記憶できる。
ここで、本実施形態のように電断処理中に設定されていた設定値を無条件で前営業日に設定されていた設定値として記憶する構成である場合、例えば、営業時間後(例えば、午前0時)に設定値を翌営業日のために変更している遊技店では、RAM91cに記憶している電断前に設定されていた設定値に関する情報が実際に前営業日に設定されていた設定値に関する情報から翌営業日のために現在設定されている設定値に関する情報に上書きされてしまい、設定値示唆演出において現在設定されている設定値が直接的に示唆されてしまう問題がある。これに対して、変更例のように営業時間内の所定時刻に設定されていた設定値に関する情報を記憶する構成である場合、営業時間後に翌営業日のために設定値が変更されてもRAM91cに記憶している電断前に設定されていた設定値に関する情報が上書きされず、設定値示唆演出において前営業日に設定されていた設定値を示唆することができる。
なお、本実施形態では、サブ制御部91は、遊技制御情報記憶処理において、特定した電断期間が2日間未満であればボーナス初当選時に設定値示唆演出の実行可能であるが、例えば、電断期間中に午前4時を跨いでいるか否かを判定したり、電断期間が4時間を越えているか否かを判定したりして、RAM91cに記憶されている設定値が前営業日に設定されていた設定値であるか否かを判定し、前営業日に設定されていた設定値でなければ設定値示唆演出の実行を規制してもよい。
なお、本実施形態では、有利度の一例として、メダルの払出率に関する設定値を例示したが、これに限定されず、例えば、ボーナス当選、AT当選(ATゲーム数の付与)、AT上乗せ当選(上乗せATゲーム数の付与)チャンスゾーン制御、プレミア演出の配信などの当選率や、ミッション演出の達成難度の設定値などであってもよい。なお、このように制御するために、電源投入後に遊技店の店員がこれらの当選率や設定値を設定可能な設定スイッチ等を新たに設ける必要がある。
また、本実施形態では、サブ制御部91は、設定値示唆演出として液晶表示器51、303Cを用いて文字画像を表示したが、例えば、スピーカ53、54を用いて音声を出力したり、演出効果LED52や演出用LED303L、303R、402等の照明装置を用いて照明光を出力したりしてもよい。このようにすることで、設定値示唆演出に遊技者が興味を抱き易くなるので、遊技の興趣が向上する。
本発明を実現するためのプログラムおよびデータは、例えば、スロットマシン1に含まれるコンピュータ装置等に対して、着脱自在の記録媒体により配布・提供される形態に限定されるものではなく、予めコンピュータ装置等の有する記憶装置にプリインストールしておくことで配布される形態を採っても構わない。さらに、本発明を実現するためのプログラムおよびデータは、通信処理部を設けておくことにより、通信回線等を介して接続されたネットワーク上の、他の機器からダウンロードすることによって配布する形態を採っても構わない。そして、ゲームの実行形態も、着脱自在の記録媒体を装着することにより実行するものだけではなく、通信回線等を介してダウンロードしたプログラムおよびデータを、内部メモリ等に一旦格納することにより実行可能とする形態、通信回線等を介して接続されたネットワーク上における、他の機器側のハードウェア資源を用いて直接実行する形態としてもよい。さらには、他のコンピュータ装置等とネットワークを介してデータの交換を行うことによりゲームを実行するような形態とすることもできる。
1 スロットマシン、2L、2C、2R リール、6 MAXBETスイッチ、7 スタートスイッチ、8L、8C、8R ストップスイッチ、37 設定キースイッチ、38 リセット/設定スイッチ、39 電源スイッチ、41 メイン制御部、51、303C 液晶表示器、91 サブ制御部、91c RAM、97 RTC、302 第1役物、400 第2役物、501、502 設定値示唆演出。

Claims (1)

  1. 各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部を備え、
    前記可変表示部を変動表示した後、前記可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し、該表示結果に応じて入賞が発生可能なスロットマシンにおいて、
    前記スロットマシンの電力供給が開始されたことに基づいて、遊技者に対する有利度を設定可能な有利度設定手段と、
    前記有利度設定手段によって設定された有利度を記憶する有利度記憶手段と、
    有利度を示唆する有利度示唆演出を実行する有利度示唆演出実行手段とを備え、
    前記有利度記憶手段は、所定営業日に設定されていた有利度を記憶するとともに、前記スロットマシンへの電力供給が停止された後も該所定営業日に設定されていた有利度を継続して記憶することが可能であり、
    前記有利度示唆演出実行手段は、前記所定営業日以降の営業日において前記スロットマシンへの電力供給が開始されて遊技の制御が開始されたときに、前記有利度記憶手段が記憶している前記所定営業日に設定されていた有利度を示唆する前記有利度示唆演出を実行する、スロットマシン。
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