JP2017091442A - 電子制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】機能安全要求を満たしつつ、システムの起動時間を短くする。
【解決手段】電子制御装置1のマイコン2は、タイマ回路5からタイマ起動信号の入力が無いときにBIST処理を実行せず、一方、タイマ起動信号の入力が有るときにBIST処理を実行する。機能安全要求をシステムの起動時間よりも優先させたい場合には、BIST機能を有効に設定し、BIST処理を実行することで、機能安全要求を満たす。一方、システムの起動時間を機能安全要求よりも優先させたい場合には、BIST機能を無効に設定し、BIST処理を実行しないことで、システムの起動時間を短くする。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子制御装置に関する。
電子制御装置に搭載されるマイコンとして、ISO26262等の機能安全要求を満たすように、ハードウェアセルフテスト(以下、BIST(Built In Self Test)と称する)機能が組み込まれているマイコンがある(例えば特許文献1参照)。
特開2013−196084号公報
BIST機能が組み込まれているマイコンでは、ハードウェアコンフィグレーションによりBIST処理が静的に設定され、動作上の安全面の観点からリセット解除後のソフトウェアが動作する前にBIST処理が実行される。BIST処理の内容はリセットが通常であるか又は異常であるかにより変わり、その時間は回路構成や物理的なメモリサイズに関係する。しかしながら、上記したようにマイコンのリセット解除後のソフトウェアが動作する前にBIST処理が実行される構成では、電源回路がマイコンの電源オフから電源オンへの移行を開始させてからマイコンが通常制御処理を開始するまでの時間が長くなる。その結果、電子制御装置を含むシステムの起動時間が長くなるという問題がある。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、機能安全要求を満たしつつ、システムの起動時間を短くすることができる電子制御装置を提供することにある。
請求項1に記載した発明によれば、マイコン(2、12)は、電源オンによる起動時にハードウェアセルフテスト処理を実行可能であり、ハードウェアセルフテスト機能を有効又は無効に設定可能である。入力回路(7、16)は、外部指令信号を入力する。外部指令判定回路(9、18)は、外部指令信号の入力回路への入力状態を判定する。マイコンは、外部指令信号の入力回路への入力状態を外部指令判定回路が判定することによりハードウェアセルフテスト機能を有効又は無効に設定する。即ち、外部指令信号の入力状態によりハードウェアセルフテスト機能を有効又は無効に設定するようにしたので、外部指令信号の入力状態を切り替えることで、ハードウェアセルフテストを実行するか否かを切り替えることができる。機能安全要求をシステムの起動時間よりも優先させたい場合には、ハードウェアセルフテスト機能を有効に設定し、ハードウェアセルフテストを実行することで、機能安全要求を満たすことができる。一方、システムの起動時間を機能安全要求よりも優先させたい場合には、ハードウェアセルフテスト機能を無効に設定し、ハードウェアセルフテストを実行しないことで、システムの起動時間を短くすることができる。これにより、機能安全要求を満たしつつ、システムの起動時間を短くすることができる。
本発明の第1の実施形態を示す機能ブロック図 タイミングチャート(その1) タイミングチャート(その2) フローチャート 本発明の第2の実施形態を示す機能ブロック図 タイミングチャート(その3) タイミングチャート(その4)
(第1の実施形態)
以下、本発明を車両に搭載される電子制御装置に適用した第1の実施形態について図1から図4を参照して説明する。電子制御装置(ECU:Electronic Control Unit)1は、マイコン2と、入力回路3と、電源回路4と、タイマ回路5とを有する。
マイコン2は、CPU(Central Processing Unit)6と、入出力ポート(I/O:Input/Output)7(入力回路に相当)と、ハードウェアセルフテスト(以下、BIST(Built In Self Test)と称する)コントローラ8と、外部指令判定回路9とを有し、それらがバス10を介して相互接続されている。マイコン2は、非遷移的実体的記録媒体に格納されているコンピュータプログラムを実行することで、コンピュータプログラムに対応する処理を実行し、電子制御装置1の動作全般を制御する。マイコン2は、CPU6により初期化処理、通常制御処理及びシャットダウン処理を実行し、CPU6とBISTコントローラ8との連携によりBIST処理を実行する。
入力回路3は、外部から入力した起動信号を電源回路4及びマイコン2に出力する。起動信号は、例えばIGSW(イグニッションスイッチ)信号、ACCSW(アクセサリスイッチ)信号、CAN(Controller Area Network、登録商標)を伝送する信号等である。電源回路4は、入力回路3から入力する起動信号がオフからオンに切り替わると、マイコン2に電源供給し、電源オン信号をマイコン2に出力し、マイコン2の電源オフから電源オンへの移行を開始させる。
マイコン2は、電源回路4から電源供給され、電源回路4から電源オン信号を入力して電源オフから電源オンに移行すると、その電源オン信号の入力が外部指令信号に因るものであるか否かを、外部指令判定回路9の判定結果を用いて判定する。マイコン2は、電源回路4からの電源オン信号の入力が外部指令信号に因るものでないと外部指令判定回路9により判定すると、BIST処理を実行しない。マイコン2は、電源オフから電源オンに移行した後にBIST処理を実行しない場合には、初期化処理を開始する。一方、マイコン2は、電源回路4からの電源オン信号の入力が外部指令信号に因るものである外部指令判定回路9により判定すると、BIST処理を実行する。マイコン2は、電源オフから電源オンに移行した後にBIST処理を実行する場合には、BIST処理を完了した後に初期化処理を開始する。又、マイコン2は、タイマリセット信号及びタイマセット信号を入出力ポート7からタイマ回路5に出力させる。
タイマ回路5は、マイコン2からタイマリセット信号を入力すると、タイマをリセットしてイネーブル状態からディセーブル状態に移行する。又、タイマ回路5は、マイコン2からタイマセット信号を入力すると、タイマをセットしてディセーブル状態からイネーブル状態に移行する。タイマ回路5は、ディセーブル状態からイネーブル状態に移行すると、タイマのカウント(即ちダウンカウント又はアップカウント)を開始し、カウントが満了すると、タイマ起動信号をオフからオンに切り替える。電源回路4は、タイマ回路5から入力するタイマ起動信号がオフからオンに切り替わると、この場合も、マイコン2に電源供給し、電源オン信号をマイコン2に出力し、マイコン2の電源オフから電源オンへの移行を開始させる。
外部指令判定回路9は、入力回路3から入出力ポート7に入力される起動信号がオフからオンに切り替わっても外部指令信号の入力が発生したと判定せず、即ち、外部指令信号の入力無しと判定する。一方、外部指令判定回路9は、タイマ回路5から入出力ポート7に入力されるタイマ起動信号がオフからオンに切り替わったときに外部指令信号の入力が発生したと判定し、即ち、外部指令信号の入力有りと判定する。
次に、上記した構成の作用について図2から図4を参照して説明する。ここでは、起動信号が例えばACCSW信号である場合を説明する。
図2に示すように、電子制御装置1が搭載されている車両のユーザが例えばACCSW信号をオンさせる操作を行うと、起動信号がオフからオンに切り替わる(t1)。電源回路4は、入力回路3から入力する起動信号がオフからオンに切り替わると、マイコン2に電源供給し、電源オン信号をマイコン2に出力する。マイコン2は、起動信号がオフからオンに切り替わったことで、電源回路4から電源供給され、電源回路4からの電源オン信号を入力すると、電源オフから電源オンに移行し、電源回路4からの電源オン信号の入力が外部指令信号に因るものであるか否かを判定する。
ここで、マイコン2は、起動信号がオフからオンに切り替わったことで、電源回路4からの電源オン信号の入力が外部指令信号に因るものでないと外部指令判定回路9により判定すると、初期化処理を開始する(t2)。マイコン2は、初期化処理を開始すると、タイマリセット信号を入出力ポート7からタイマ回路5に出力させ、タイマをリセットしてイネーブル状態からディセーブル状態に移行させる(t3)。マイコン2は、初期化処理を完了すると、通常制御処理を開始する(t4)。即ち、マイコン2は、電源回路4からの電源オン信号の入力が外部指令信号に因るものでない場合には、BIST処理を省いて初期化処理を開始する。マイコン2がBIST処理を省いて初期化処理を開始する場合には、BIST処理を省かずに初期化処理を開始する場合に比べてシステムの起動時間を短くすることができる。
その後、電子制御装置1が搭載されている車両のユーザが例えばACCSW信号をオフさせる操作を行うと、起動信号がオンからオフに切り替わる(t5)。マイコン2は、起動信号がオフからオンに切り替わったことで、通常制御処理を完了し、シャットダウン処理を開始する。マイコン2は、シャットダウン処理を開始すると、タイマセット信号を入出力ポート7からタイマ回路5に出力させ、タイマをセットしてディセーブル状態からイネーブル状態に移行させる。尚、マイコン2は、タイマセット信号を入出力ポート7からタイマ回路5に出力させる際に、カウントが満了するまでの所定時間を設定する。即ち、ダウンカウントを採用している場合にはカウントを開始する値を設定し、アップカウントを採用している場合にはカウントを終了する値を設定する。そして、マイコン2は、シャットダウン処理を完了する直前に電源オンから電源オフへの移行を開始し(t6)、シャットダウン処理を完了する(t7)。
タイマ回路5は、ディセーブル状態からイネーブル状態に移行すると、タイマのカウントを開始する。タイマ回路5のカウントが規定値に達して満了すると、タイマ起動信号がオフからオンに切り替わる(t8)。電源回路4は、タイマ起動信号がオフからオンに切り替わると、マイコン2に電源供給し、電源オン信号をマイコン2に出力する。マイコン2は、タイマ起動信号がオフからオンに切り替わった(即ち外部指令信号の入力が有った)ことで、電源回路4から電源供給され、電源回路4からの電源オン信号を入力すると、電源オフから電源オンに移行し、電源回路4からの電源オン信号の入力が外部指令信号に因るものであるか否かを判定する。
ここで、マイコン2は、タイマ起動信号がオフからオンに切り替わったことで、電源回路4からの電源オン信号の入力が外部指令信号に因るものであると外部指令判定回路9により判定すると、BIST処理を開始する(t9)。即ち、図4に示すように、マイコン2は、電源オフから電源オンに移行したと判定し(S1:YES)、タイマ起動信号のオフからオンへの切り替わりにより外部指令信号の入力が有ったと判定すると(S2:YES)、BIST処理を実行する(S3)。
マイコン2は、BIST処理を完了すると、初期化処理を開始する(t10)。マイコン2は、初期化処理を開始すると、タイマリセット信号を入出力ポート7からタイマ回路5に出力させ、タイマをリセットしてイネーブル状態からディセーブル状態に移行させる(t11)。マイコン2は、初期化処理を完了すると、通常制御処理ではなくシャットダウン処理を開始する(t12)。そして、マイコン2は、シャットダウン処理を完了する直前に電源オンから電源オフへの移行を開始し(t13)、シャットダウン処理を完了する(t14)。即ち、マイコン2は、電源回路4からの電源オン信号の入力が外部指令信号に因るものである場合には、初期化処理を開始する前にBIST処理を開始する。マイコン2がBIST処理を開始する場合には、BIST処理を省く場合に比べて機能安全要求を満たすことができる。
以上に説明した一連の処理により、ユーザが例えばACCSW信号をオンさせる操作を行うと、マイコン2がBIST処理を実行しないことで、電源回路4がマイコン2の電源オフから電源オンへの移行を開始させてからマイコン2が通常制御処理を開始するまでの起動時間を、マイコン2がBIST処理を実行する場合よりも短くすることができ、システムの起動時間を短くすることができる。その後、ユーザが例えばACCSW信号をオフさせる操作を行ってからタイマ回路5のカウントが満了すると、マイコン2がBIST処理を実行することで、機能安全要求を満たすことができる。
尚、図3に示すように、タイマ回路5のカウントが規定値に達して満了する前にユーザが例えばACCSW信号をオンさせる操作を行うと、起動信号がオフからオンに再度切り替わる(t21)。マイコン2は、起動信号がオフからオンに再度切り替わったことで、電源回路4から電源供給され、電源回路4からの電源オン信号を入力すると、電源オフから電源オンに移行し、電源回路4からの電源オン信号の入力が外部指令信号に因るものであるか否かを判定する。ここで、マイコン2は、起動信号がオフからオンに切り替わったことで、電源回路4からの電源オン信号の入力が外部指令信号に因るものでないと外部指令判定回路9により判定すると、初期化処理を開始する(t22)。マイコン2は、これ以降、前述したt3、t4と同様の処理を行う。即ち、マイコン2は、初期化処理を開始すると、タイマリセット信号を入出力ポート7からタイマ回路5に出力させ、タイマをリセットしてイネーブル状態からディセーブル状態に移行させ(t23)、初期化処理を完了すると、通常制御処理を開始する(t24)。
以上説明したように第1の実施形態によれば、次に示す効果を得ることができる。
電子制御装置1において、タイマ回路5からマイコン2へのタイマ起動信号の入力が無い(即ちBIST機能を無効に設定している)ときにBIST処理を実行せず、一方、タイマ起動信号の入力が有る(即ちBIST機能を有効に設定している)ときにBIST処理を実行するようにした。これにより、機能安全要求をシステムの起動時間よりも優先させたい場合には、BIST機能を有効に設定し、BIST処理を実行することで、機能安全要求を満たすことができる。一方、システムの起動時間を機能安全要求よりも優先させたい場合には、BIST機能を無効に設定し、BIST処理を実行しないことで、システムの起動時間を短くすることができる。これにより、機能安全要求を満たしつつ、システムの起動時間を短くすることができる。
又、マイコン2が電源オフする前にカウントが満了するまでの所定時間を設定するようにした。これにより、例えば通常制御処理においてユーザが所定時間を操作入力可能とすることで、そのユーザが操作入力した所定時間を設定することができ、BIST処理を実行するタイミングをユーザが自在に決定することができる。即ち、シャットダウン処理を完了した後にBIST処理を速やかに実行する必要がある場合には、所定時間を比較的短く設定しても良い。又、CPU6が他の処理を実行しない時間(即ち空き時間)にBIST処理を実行するように所定時間を設定しても良い。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について図5から図7を参照して説明する。尚、上記した第1の実施形態と同一部分については説明を省略し、異なる部分について説明する。第1の実施形態は、電子制御装置1の内部で生成するタイマ起動信号を外部指令信号として用いた構成であるが、第2の実施形態は、電子制御装置の外部から入力する信号を外部指令信号として用いる構成である。
電子制御装置11は、前述した第1の実施形態で説明した電子制御装置1からタイマ回路5が省略された構成である。電子制御装置11は、マイコン12と、入力回路13と、電源回路14とを有する。マイコン12は、CPU15と、入出力ポート16と、BISTコントローラ17と、外部指令判定回路18とを有し、それらがバス19を介して相互接続されている。
入力回路13は、外部から入力した第1の起動信号及び第2の起動信号を電源回路14及びマイコン12に出力する。第1の起動信号は、前述した第1の実施形態で説明した起動信号と同等であり、例えばIGSW信号、ACCSW信号、CANを伝送する信号等である。第2の起動信号は、例えばダイアグテスター(図示せず)から送信される信号や電子制御装置1とは別の電子制御装置(図示せず)から送信される信号である。電源回路14は、入力回路13から入力する第1の起動信号又は第2の起動信号がオフからオンに切り替わると、マイコン12に電源供給し、電源オン信号をマイコン12に出力する。
外部指令判定回路18は、入力回路13から入出力ポート16に入力される第1の起動信号がオフからオンに切り替わっても外部指令信号の入力が発生したと判定せず、即ち、外部指令信号の入力無しと判定する。一方、外部指令判定回路18は、入力回路13から入出力ポート16に入力される第2の起動信号がオフからオンに切り替わったときに外部指令信号の入力が発生したと判定し、即ち、外部指令信号の入力有りと判定する。
次に、上記した構成の作用について図6及び図7を参照して説明する。ここでは、第1の起動信号が例えばACCSW信号である場合を説明する。
図6に示すように、電子制御装置11が搭載されている車両のユーザが例えばACCSW信号をオンさせる操作を行うと、第1の起動信号がオフからオンに切り替わる(t31)。電源回路14は、入力回路13から入力する第1の起動信号がオフからオンに切り替わると、マイコン12に電源供給し、電源オン信号をマイコン12に出力する。マイコン12は、第1の起動信号がオフからオンに切り替わったことで、電源回路14から電源供給され、電源回路14からの電源オン信号を入力すると、電源オフから電源オンに移行し、電源回路14からの電源オン信号の入力が外部指令信号に因るものであるか否かを判定する。
ここで、マイコン12は、第1の起動信号がオフからオンに切り替わったことで、電源回路14からの電源オン信号の入力が外部指令信号に因るものでないと外部指令判定回路18により判定すると、初期化処理を開始する(t32)。マイコン12は、初期化処理を完了すると、通常制御処理を開始する(t33)。即ち、マイコン12は、電源回路14からの電源オン信号の入力が外部指令信号に因るものでない場合には、BIST処理を省いて初期化処理を開始する。
その後、電子制御装置11が搭載されている車両のユーザが例えばACCSW信号をオフさせる操作を行うと、第1の起動信号がオンからオフに切り替わる(t34)。マイコン12は、第1の起動信号がオフからオンに切り替わったことで、通常制御処理を完了し、シャットダウン処理を開始する。そして、マイコン12は、シャットダウン処理を完了する直前に電源オンから電源オフへの移行を開始し(t35)、シャットダウン処理を完了する(t36)。
一方、例えば電子制御装置11が搭載されている車両を検査する作業員がダイアグテスターを電子制御装置11とデータ通信可能に接続して所定操作を行うと、第2の起動信号がオフからオンに切り替わる(t37)。電源回路14は、入力回路13から入力する第2の起動信号がオフからオンに切り替わると、マイコン12に電源供給し、電源オン信号をマイコン12に出力する。マイコン12は、第2の起動信号がオフからオンに切り替わったことで、電源回路14から電源供給され、電源回路14からの電源オン信号を入力すると、電源オフから電源オンに移行し、電源回路14からの電源オン信号の入力が外部指令信号に因るものであるか否かを判定する。
ここで、マイコン12は、第2の起動信号がオフからオンに切り替わったことで、電源回路14からの電源オン信号の入力が外部指令信号に因るものであると外部指令判定回路18により判定すると、BIST処理を開始する(t38)。マイコン12は、BIST処理を完了すると、初期化処理を開始し(t39)、初期化処理を完了すると、通常制御処理を開始する(t40)。即ち、マイコン12は、電源回路14からの電源オン信号の入力が外部指令信号に因るものである場合には、初期化処理を開始する前にBIST処理を開始する。
以上に説明した一連の処理により、ユーザが例えばACCSW信号をオンさせる操作を行うと、マイコン12がBIST処理を実行しないことで、電源回路14がマイコン12の電源オフから電源オンへの移行を開始させてからマイコン12が通常制御処理を開始するまでの起動時間を、マイコン12がBIST処理を実行する場合よりも短くすることができ、システムの起動時間を短くすることができる。一方、例えば作業員がダイアグテスターにより所定操作を行うと、マイコン12がBIST処理を実行することで、機能安全要求を満たすことができる。尚、図7に示すように、マイコン12は、初期化処理を完了する前に第2の起動信号がオンからオフに切り替わったときには(t41)、初期化処理を完了すると、通常制御処理を開始せずにシャットダウン処理を開始しても良い(t42)。
以上に説明したように第2の実施形態によれば、前述した第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。即ち、入力回路13からマイコン12への第2の起動信号の入力が無い(即ちBIST機能を無効に設定している)ときにBIST処理を実行せず、一方、第2の起動信号の入力が有る(即ちBIST機能を有効に設定している)ときにBIST処理を実行するようにした。これにより、機能安全要求を満たしつつ、システムの起動時間を短くすることができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記した実施形態で例示したものに限定されることなく、その範囲を逸脱しない範囲で任意に変形又は拡張することができる。
機能安全要求とシステムの起動時間の短縮化との両立が求められる用途であれば、車両以外の他の用途に適用される構成でも良い。
第1の実施形態において、マイコン2がタイマセット信号を入出力ポート7からタイマ回路5に出力させる際に所定時間を設定する構成を例示したが、予め設定されている固定値を所定時間としても良い。
図面中、1、11は電子制御装置、2、12はマイコン、5はタイマ回路、7、16は入出力ポート(入力回路)、9、18は外部指令判定回路である。

Claims (6)

  1. 電源オンによる起動時にハードウェアセルフテスト処理を実行可能であり、ハードウェアセルフテスト機能を有効又は無効に設定可能なマイコン(2、12)を備えた電子制御装置(1、11)において、
    外部指令信号を入力する入力回路(7、16)と、
    前記外部指令信号の前記入力回路への入力状態を判定する外部指令判定回路(9、18)と、を備え、
    前記マイコンは、前記外部指令信号の前記入力回路への入力状態を前記外部指令判定回路が判定することにより前記ハードウェアセルフテスト機能を有効又は無効に設定する電子制御装置。
  2. 請求項1に記載した電子制御装置において、
    前記マイコンは、前記外部指令信号の前記入力回路への入力無しを前記外部指令判定回路が判定することにより前記ハードウェアセルフテスト機能を無効に設定し、前記外部指令信号の前記入力回路への入力有りを前記外部指令判定回路が判定することにより前記ハードウェアセルフテスト機能を有効に設定する電子制御装置。
  3. 請求項2に記載した電子制御装置において、
    前記マイコンが電源オフしてから所定時間が経過した後にタイマ起動信号を出力するタイマ回路(5)を備え、
    前記入力回路は、前記外部指令信号として前記タイマ起動信号を入力し、
    前記外部指令判定回路は、前記タイマ起動信号の前記入力回路への入力状態を判定し、
    前記マイコンは、電源オフしてから所定時間が経過して前記タイマ起動信号の前記入力回路への入力有りを前記外部指令判定回路が判定することにより前記ハードウェアセルフテスト機能を有効に設定する電子制御装置。
  4. 請求項3に記載した電子制御装置において、
    前記マイコンは、電源オフしてから所定時間が経過する前に電源オンすると、前記タイマ起動信号の前記入力回路への入力無しを前記外部指令判定回路が判定することにより前記ハードウェアセルフテスト機能を無効に設定する電子制御装置。
  5. 請求項3又は4に記載した電子制御装置において、
    前記タイマ回路は、前記マイコンが電源オフする前に所定時間を設定する電子制御装置。
  6. 請求項1から5の何れか一項に記載した電子制御装置において、
    前記入力回路は、前記外部指令信号として前記マイコンを起動させるための信号を入力する電子制御装置。
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