JP2017091042A - 運転支援送信装置、運転支援受信装置、プログラム - Google Patents

運転支援送信装置、運転支援受信装置、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】障害物が存在しないと推定できることが観測された領域に関する情報を、比較的少ない通信データ量によって共有して運転支援に利用できるようにする。
【解決手段】安全領域算出部は、周辺環境の状況を取得可能なセンサにより取得された情報に基づいて、自己の位置から障害物が存在しないと推定できることが観測された安全領域を異なる時刻ごとに算出する。変化情報算出部は、複数の安全領域T1,T2の差分に基づき、時間経過によって安全領域が変化した部分を表す変化情報T3,T4,T5,T6を算出する。送信部は、算出された変化情報と、自己の位置及び移動に関する情報と、変化情報に係る時間経過に関する情報とを含む運転支援情報を外部に送信する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、車両周辺において障害物が存在しないと推定できることが観測された領域に関する情報を取得して運転支援に利用する技術に関する。
特許文献1には、画像送信装置において得られた対象物に関する画像データを画像受信表示装置に送信し、画像受信表示装置において画像データに基づいて情報を表示する技術が記載されている。このような技術によれば、自車両以外の場所に設置された画像送信装置から送信される画像データを、自車両に設置され画像受信表示装置において受信して表示することで、自車両からの見通しが悪い場所の状況を把握できるとされている。
特開2014−89620号公報
特許文献1に記載の技術においては、カメラによって撮像された画像を処理して得られる画像データを送信する。しかしながら、このような画像データは、複雑な輪郭線や配色を表す情報で構成されているため、通信に係るデータ量が大きいという問題がある。また、画像データから得られる対象物の位置情報は、その対象物が撮像された時点のものに限られるため、自車両が対象物に接近するであろう未来における対象物の位置等の状況を予測することはできない。
本発明は上記問題を解決するためになされたものである。本発明は、障害物が存在しないと推定できることが観測された領域に関する情報を、比較的少ない通信データ量によって共有して運転支援に利用できるようにする技術を提供することを目的とする。
本発明の一態様である運転支援送信装置(10)は、領域算出手段(13)と、変化情報算出手段(16)と、作成手段(20)と、送信手段(21)とを備える。なお、特許請求の範囲及びこの欄に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
領域算出手段は、周辺環境の状況を検出する検出手段により取得された情報に基づいて、安全領域を異なる時刻ごとに算出する。安全領域は、検出手段よって自己の位置から障害物が存在しないと推定できることが観測された領域である。変化情報算出手段は、異なる時刻ごとに算出された複数の安全領域の差分に基づいて変化情報を算出する。変化情報は、時間経過によって安全領域が変化した部分を表す情報である。作成手段は、外部に送信するための情報である運転支援情報を作成し、これを外部に送信する。運転支援情報は、変化情報算出手段により算出された変化情報と、自己の位置及び移動に関する情報と、変化情報に係る時間経過に関する情報とを含む情報である。
本発明によれば、運転支援送信装置を備える車両や路側装置の周辺環境に関する状況を運転支援情報として、周囲の端末と共有することができる。この運転支援情報に含まれる変化情報は、障害物が存在しないと推定できることが観測された安全領域の時間変化に関する部分的な情報で構成されたものである。そのため、カメラにより撮像された画像のような複雑な輪郭線や配色を持つ画像を送信する場合と比較して、少ない通信データ量で周囲の端末と情報を共有できる点で有利である。また、時間経過による安全領域の変化に関する情報が受信側に通知されることによって、例えば、送信側で観測された時点の安全領域だけでなく、送信側の速度情報や、安全領域外に存在する可能性がある障害物に関する情報を受信側において把握することが可能となる。また、安全領域の時間変化に関する要素を含むことで、受信側において安全領域の過去や未来の状況を予測することが可能である。
本発明のもう一方の態様である運転支援受信装置(30)は、受信手段(31)と、結合手段(34)と、出力手段(32)とを備える。受信手段は、運転支援送信装置から送信される運転支援情報を受信する。この運転支援情報は、運転支援送信装置の位置から障害物が存在しないと推定できることが観測された領域である安全領域が時間経過によって変化した部分を表す変化情報と、運転支援送信装置の位置及び移動に関する情報と、変化情報に係る時間経過に関する情報とを含む情報である。
結合手段は、一定時間内に受信された複数の運転支援情報のそれぞれから推定した障害物の位置又は移動状況に関する共通性を判断し、複数の運転支援情報のそれぞれから算出した安全領域を、共通すると判断された障害物を基準にして整合する1つの領域に結合した結合安全領域を算出する。出力手段は、結合手段により算出された結合安全領域を表す情報を所定の装置に出力する。
本発明によれば、運転支援送信装置から運転支援情報を受信することで、運転支援送信装置において観測された安全領域に関する変化情報を自車両における運転支援に利用できる。この運転支援情報に含まれる変化情報は、障害物が存在しないと推定できることが観測された安全領域の時間変化に関する部分的な情報で構成されたものである。そのため、カメラにより撮像された画像のような複雑な輪郭線や配色を持つ画像を送信する場合と比較して、少ない通信データ量で周囲の端末と情報を共有できる点で有利である。また、複数の運転支援送信装置から受信した複数の運転支援情報に係る安全領域を、それらの共通性に基づいて1つの安全領域に結合することで、自車両周囲の安全領域を広範囲にわたって把握することが可能である。
運転支援システムの構成を表すブロック図。 送信処理の手順を表すフローチャート。 安全領域に関する変化情報の作成例1を表す説明図。 安全領域に関する変化情報の作成例2を表す説明図。 速度情報の推定結果を表す説明図。 受信処理及び合成処理の手順を表すフローチャート。 合成安全領域の作成例1を表す説明図。 合成安全領域の作成例2を表す説明図。 合成安全領域の作成例3を表す説明図。 合成安全領域の作成例4を表す説明図。 安全領域情報の表示例を表す説明図。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本発明は下記の実施形態に限定されるものではなく様々な態様にて実施することが可能である。
[運転支援システムの構成の説明]
図1に例示されるとおり、本実施形態の運転支援システムは、道路を走行する送信側車両1や道路の特定の場所(例えば、交差点等)に設置された路側機2に備えられる送信装置10と、道路を走行する受信側車両3に備えられる受信装置30とを有する。
この運転支援システムは、受信側車両3が、送信側車両1や路側機2において作成された運転支援情報を受信し、受信した運転支援情報に基づいて自車両における情報提示や車両制御といった運転支援を行う。ここでいう運転支援情報とは、センサ等の検出結果により道路上において障害物が存在しないと推定できることが観測された領域である安全領域の時間的な変化に関する変化情報を含む情報である。なお、送信側車両1及び受信側車両3それぞれが送信装置10と受信装置30とを併せ持つことで、相互に運転支援情報を送受信する構成であってもよい。
送信装置10は、図示しないCPU、RAM、ROM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ、他の機器と通信するための通信装置等を中心に構成された情報処理装置である。この送信装置10は、例えば、コンピュータシステムとしての機能が集約されたマイクロコントローラ等により具現化される。送信装置10の機能は、CPUがROMや半導体メモリ等の非遷移的実体的記憶媒体に格納されたプログラムを実行することにより実現される。なお、送信装置10を構成するマイクロコントローラの数は1つでも複数でもよい。
送信装置10は、機能の構成として、送信タイマ制御部12と、安全領域算出部13と、情報作成部14と、情報付加部18と、送信部21とを備える。送信装置10を構成するこれらの要素を実現する手法はソフトウェアに限るものではなく、その一部又は全部の要素を論理回路やアナログ回路等を組合せたハードウェアを用いて実現してもよい。また、送信装置10を備える送信側車両1及び路側機2には、周辺環境の状況を検出するセンサ11が備えられている。
送信タイマ制御部12は、送信装置10において実行される後述の送信処理の実行間隔を計るための計時器である。送信装置10は、送信タイマ制御部12により計測される時間に基づいて、後述の送信処理を実行する。安全領域算出部13は、送信タイマ制御部12により制御される時間間隔ごとに、センサ11により取得された周辺環境の状況に関する検出結果に基づいて、現時点における安全領域を算出する。安全領域は、センサ11が周辺環境の状況を有効に検出することができる検出可能範囲において、自己(すなわち、送信装置10を備える送信側車両1や路側機2)の現在地から障害物が存在しないことが観測できた空間に該当する領域である。
センサ11は、例えば、超音波センサやミリ波レーダ、レーザレーダ、ステレオカメラ等によって具現化される。センサ11は、所定の検出対象範囲を走査することにより、送信側車両1や路側機2の周辺に存在する障害物(例えば、他の車両、歩行者、建造物の壁等)や路面までの距離と方向を表す情報を取得する。
情報作成部14は、バッファ15と、変化情報算出部16と、情報圧縮部17とを備える。バッファ15は、安全領域算出部13により算出された安全領域を表す情報を一時的に保存するための記憶領域である。変化情報算出部16は、安全領域算出部13によって算出された現時刻tにおける安全領域と、バッファ15に保存されている時刻t−Δtにおける安全領域とを比較し、時間Δtの経過によって安全領域が変化した部分を表す変化情報を算出する。情報圧縮部17は、変化情報算出部16により算出された変化情報のデータ形式を変換することにより変化情報のデータ量を圧縮する。
情報付加部18は、自端末情報取得部19と情報結合部20とを備える。自端末情報取得部19は、例えばGPS(すなわち、Global Positioning System)受信機や速度センサにより検出された情報に基づき、送信装置10を備える送信側車両1や路側機2の現在地、移動状況(例えば、移動方向、速さ)、現在時刻を表す情報を取得する。情報結合部20は、情報圧縮部17から出力された安全領域の変化情報に、送信タイマ制御部12及び自端末情報取得部19から取得された各種情報を付加した運転支援情報を作成する。
送信部21は、受信側車両3に搭載された受信装置30との間で無線通信を行う無線通信装置である。この送信部21は、情報結合部20によって作成された運転支援情報を受信装置30に送信する。
受信装置30は、図示しないCPU、RAM、ROM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ、他の機器と通信するための通信装置等を中心に構成された情報処理装置である。この受信装置30は、例えば、コンピュータシステムとしての機能が集約されたマイクロコントローラ等により具現化される。受信装置30の機能は、CPUがROMや半導体メモリ等の非遷移的実体的記憶媒体に格納されたプログラムを実行することにより実現される。なお、受信装置30を構成するマイクロコントローラの数は1つでも複数でもよい。
受信装置30は、機能の構成として、受信部31と、情報処理部32と、タイマ制御部35とを備える。受信装置30を構成するこれらの要素を実現する手法はソフトウェアに限るものではなく、その一部又は全部の要素を論理回路やアナログ回路等を組合せたハードウェアを用いて実現してもよい。また、受信装置30を備える受信側車両3は、表示制御部36と、車両制御部37と、表示部38とを備える。また、受信側車両3が自ら安全領域の算出を行う場合には、変化情報算出部16と、自端末情報取得部19とを備える。
受信部31は、送信装置10との間で無線通信を行う無線通信装置である。この受信部31は、送信装置10から送信された運転支援情報を受信し、バッファ33に保存する。情報処理部32は、バッファ33と安全領域合成部34とを備える。バッファ33は、複数の送信側車両1や路側機2からそれぞれ受信された複数の運転支援情報を一時的に蓄積するための記憶領域である。安全領域合成部34は、バッファ33に蓄積されている複数の運転支援情報に含まれる情報からそれぞれ算出される安全領域を合成して、1つの整合する領域である合成安全領域を算出する。
なお、安全領域合成部34は、外部から取得した運転支援情報に加えて、自車両が備える変化情報算出部16及び自端末情報取得部19により作成される情報からなる自端末の運転支援情報を用いて、合成安全領域を算出する構成であってもよい。この変化情報算出部16及び自端末情報取得部19は、送信装置10が備えるものと同一である。
受信側車両3がセンサ11及び送信装置10を搭載しており、運転支援情報の受信も送信も行う構成である場合、自端末の運転支援情報を外部に送信すると共に、安全領域合成部34における安全領域の合成にも利用する。受信側車両3がセンサ11と運転支援情報の作成に係る機能の構成とを備えており、運転支援情報の受信しか行わない構成である場合、自端末の運転支援情報は安全領域合成部34における安全領域の合成のためだけに利用される。受信側車両3がセンサ11を備えておらず、運転支援情報の受信しか行わない構成である場合、受信側車両3において変化情報算出部16及び自端末情報取得部19は存在しないものとする。
タイマ制御部35は、受信装置30において実行される後述の合成処理の実行間隔を計るための計時器である。受信装置30は、タイマ制御部35により計測される時間に基づいて、後述の合成処理を実行する。受信装置30の出力側には、表示制御部36は、安全領域合成部により作成された合成安全領域の情報を利用して各種制御を行う制御装置として、表示制御部36と、車両制御部37とが接続される。
表示制御部36は、運転者に対して情報を提示するための映像の表示を制御する電子制御装置である。表示制御部36は、受信装置30から出力された合成安全領域を表す画像を、所与の地図データに基づいて描画された現在地周辺の地図画像上の対応する位置に重畳して、受信側車両3に備えられた映像表示装置である表示部38に表示させる。
車両制御部37は、車両の運転支援の制御に関する各種機能を実行する電子制御装置からなる。この車両制御部37は、例えば、障害物接近警報の機能を制御する接近警報ECU(すなわち、Electronic Control Unit)や、自動運転を制御する自動運転ECU等によって具現化される。障害物接近警報は、障害物と衝突する危険性が高いと判定した場合に、運転者に対して警報を発する機能である。その際、障害物接近警報ECUは、受信装置30から取得した合成安全領域の情報を利用して自車両周辺の障害物の状況を把握するようになっている。
自動運転ECUは、加速・操舵・制動等の運転操作を行い、自車両を自動的に走行させる機能を制御する。具体的には、自車両の現在地と道路地図データとを比較しながら、目的地までの経路に従って自車両を走行させる。また、受信装置30から取得した合成安全領域の情報を利用して、周辺車両等の他の交通や、道路形状、障害物といった様々な周辺状況を把握し、安全な走行に必要な加速・操舵・制動の動作を決定する。そして、決定した動作に応じてアクセルや、操舵装置、ブレーキ等の各種アクチュエータを作動させ、自車両を走行させる。なお、ここでいう自動運転とは、指定された目的地まで自車両を完全に自動で走行させるものの他、自車両の走行に係る運転操作の一部を担う運転支援を受ける走行も含む。
[送信処理の説明]
送信装置10の各部が実行する送信処理の手順について、図2のフローチャートを参照しながら説明する。この送信処理は、送信処理の周期を制御するために送信タイマ制御部12において計測されるタイマ(以下、送信タイマという)が満了する度に周期的に実行される処理である。なお、図2のフローチャートを説明する過程において、具体例として図3〜5についても随時参照する。
S100では、送信タイマ制御部12において送信タイマが満了したことを条件に、S102に進む。S102では、安全領域算出部13が、センサ11による検出結果に基づいて現時刻t−Δtにおける安全領域を算出する。安全領域算出部13によって算出される安全領域の具体的について、図3を参照しながら説明する。なお、図3〜5では、送信装置10が車両(以下、自車両Aという)に搭載されている事例を想定している。
図3において、符号(a)は、自車両Aに搭載されたセンサ11の検出可能範囲T0と安全領域T1とを表す説明図である。ここでいうセンサ11の検出可能範囲とは、超音波やミリ波、レーザー光等の検知波を走査してその反射波を受信することにより、検出対象物体を安定して検出することができる最大の動作範囲である。また、安全領域T1は、センサ11による検出の結果、検出可能範囲T0内において障害物が存在しないと推定できることが観測された領域である。
センサ11による検出の結果、検出可能範囲の中から道路を区画する構造物や道路上に存在する他車両等の障害物と、自己との相対的な位置が取得される。これに基づいて、安全領域算出部13は、検出可能範囲のうち自己の位置から障害物によって検知波が遮られていない範囲を安全領域として特定する。一方、センサ11の検出可能範囲を超える範囲や、検出可能範囲であっても障害物によって検知波が遮られて走査できない範囲は不明領域として扱う。すなわち、不明領域は、センサ11によって障害物の有無を観測できない領域である。また、周辺環境の状況の一例として、センサ11が路面を判別可能に構成されている場合、安全領域算出部13は、路面として検出された範囲を安全領域として特定してもよい。安全領域算出部13が算出する安全領域の情報は、例えば、安全領域の位置や形状を画素の羅列で表すビットマップ形式の画像で構成される。
なお、図3の符号(a)に例示される安全領域T1は、図3の符号(b)に例示される時刻t−Δtでの交通状況において、自車両Aから観測された安全領域に相当するものである。図3の符号(b)の事例では、自車両Aが交差点で右折待ちのために停止しており、自車両Aに搭載されたセンサ11により検出された車両B,C,D及び道路を区画する構造物に基づいて安全領域T1が算出された状況を想定している。
図2のフローチャートの説明に戻る。S104では、安全領域算出部13は、バッファ15の記憶内容をS102において算出した時刻t−Δtの安全領域の情報に更新する。S106では、送信装置10は、送信タイマ制御部12によってインターバルとして設定されたΔt秒間、スリープする。Δt秒間のスリープの後、S108では、安全領域算出部13がセンサ11による検出結果に基づいて現時刻tにおける安全領域を算出する。以下、この時刻tを検出時刻ともいう。
S110では、変化情報算出部16が、S108において算出された検出時刻tにおける安全領域と、バッファ15に保存されている時刻t−Δtにおける安全領域とを比較し、その差分に基づいて安全領域の変化情報を算出する。変化情報は、Δt秒間の時間経過によって安全領域が変化した部分を表す情報である。ここで、安全領域及び安全領域の変化情報の具体的について、図3を参照しながら説明する。
図3において、符号(b)は時刻t−Δtにおける安全領域T1の算出例を表す説明図であり、符号(c)はΔt秒後の検出時刻tにおける安全領域T2の算出例を表す説明図である。この事例では、時刻t−Δtから時刻tまでの間、自車両A及び車両Dは停止したままであり、車両Bは自車両Aから見て前方に、車両Cは自車両Aから見て後方に向けてそれぞれ移動しているものとする。その結果、時刻t−Δtにおける安全領域T1と、時刻tにおける安全領域T2との間には変化が生じている。
図3の符号(d)は、時刻t−Δtにおける安全領域T1と、時刻tにおける安全領域T2との差分に基づいて算出された変化情報の一例である。変化情報算出部16は、時間経過によって、安全領域のまま変化しなかった部分と、安全領域から不明領域に変化した部分と、不明領域から安全領域に変化した部分とに分類した態様で、変化情報を算出する。図3に記載の凡例では、安全領域のまま変化しなかった部分を「安全→安全」と表記し、安全領域から不明領域に変化した部分を「安全→不明」と表記し、不明領域から安全領域に変化した部分を「不明→安全」と表記している。
図3の符号(d)の事例において、2つの安全領域T1,T2から算出された変化情報は、T3,T4,T5,T6の各領域を表す情報からなる。T3は、安全領域のまま変化しなかった部分に相当する。T4は、車両Bが自車両Aの位置から遠ざかる位置に移動したことにより、不明領域から安全領域に変化した部分に相当する。T5は、車両Cが自車両Aの位置に接近する位置に移動したことにより、この車両Cの後ろ側にあった不明領域が安全領域に変化した部分に相当する。T6は、車両Cが自車両Aの位置に接近する位置に移動したことにより、この車両Cの前方にあった安全領域が不明領域に変化した部分に相当する。なお、変化情報算出部16が算出する変化情報は、例えば、安全領域の変化を表す各領域の位置や形状を画素の羅列で表すビットマップ形式の画像で構成される。
このような変化情報によれば、現時点の安全領域を特定するだけでなく、検出された障害物の位置や移動状況(例えば、速さや移動方向)等の情報を推定することができる。例えば、図3の符号(d)の事例において、T3,T4,T5の各領域を合わせた範囲が、現時点の安全領域に相当する。また、領域T4や領域T6の変化方向の長さと、自車両Aの位置及び速度の情報とを用いることで、車両B及び車両Cの位置、速さ、移動方向等を推定できるようになっている。
図2のフローチャートの説明に戻る。S112では、情報圧縮部17がS110において算出された変化情報を所定のデータ形式に圧縮する。具体的には、情報圧縮部17は、変化情報を構成する各領域のビットマップ形式の画像情報を、データ量が比較的小さいベクタ形式のデータに変換する。この場合、例えば、変化情報を構成する領域を、自車両の位置に対応する座標と、変化情報を構成する領域の境界の頂点に対応する座標とを結ぶベクトルの数値データとして表現することが考えられる。
なお、変形例として、情報圧縮部17は、変化情報算出部16により算出された変化情報の中から、現時点の安全領域を表す情報と障害物の位置及び移動状況を推定するために必要十分な情報とを、送信すべき情報として選別することで情報を更に圧縮してもよい。この具体例について、図4を参照しながら説明する。
図4において、符号(a)は時刻t−Δtにおける安全領域T1の算出例を表す説明図であり、符号(b)はΔt秒後の時刻tにおける安全領域T2の算出例を表す説明図である。この事例では、時刻t−Δtから時刻tまでの間、自車両A及び車両B,Cはそれぞれ前方に、車両Dは後方に向けて移動している状況を想定している。その結果、時刻t−Δtにおける安全領域T1と、Δt秒後の時刻tにおける安全領域T2との間には変化が生じている。
図4の符号(c)に例示されるとおり、2つの安全領域T1,T2から算出された変化情報は、T3〜T10の各領域を表す情報からなる。このうち、T4〜T7の各領域は、車両B,C,Dそれぞれが自車両Aの位置から相対的に遠ざかる位置又は接近する位置に移動したことに起因して、安全領域が変化した部分に相当する。
一方、領域T8は、自車両Aの移動に伴ってセンサ11の検出可能範囲が前方に移動したことのみに起因して、安全領域から不明領域に変化した部分に相当する。また、領域T9,T10は、自車両Aの移動に伴ってセンサ11の検出可能範囲が前方に移動したことのみに起因して、不明領域から安全領域に変化した部分に相当する。
T3〜T10の各領域のうちT4,T5,T6の各領域が、各車両B,C,Dの位置、速さ、自車両Aに対する相対的な移動方向を推定するために必要十分な情報に該当する。そこで、情報圧縮部17は、図4の符号(c)に例示される変化情報の中から、図4の符号(d)に例示されるとおりに、送信すべき情報を選別する。具体的には、選別された変化情報にはT4,T5,T6の各領域に加え、安全領域に該当する領域T11の情報が含まれる。この領域T11は、T4,T5,T6の各領域を除いた変化情報のうち、現時刻tにおける安全領域に該当するT3,T7,T9,T10を1つの安全領域を表す1つの領域に結合したものである。このようにすることで、送信する情報のデータ量を更に低減できる。
あるいは、更なる変形例として、情報圧縮部17は、変化情報算出部16により算出された変化情報を、現時刻tにおける安全領域を表す情報と、安全領域外に存在する可能性がある障害物の位置及び移動状況とを表す情報とを含む速度情報に変換する構成であってもよい。この具体例について、図5を参照しながら説明する。
図5において、符号(a)は時刻t−Δtにおける安全領域T1の算出例を表す説明図であり、符号(b)はΔt秒後の時刻tにおける安全領域T2の算出例を表す説明図である。また、符号(c)は、2つの安全領域T1,T2から算出される変化情報を表す説明図である。なお、図5の符号(a)〜(c)に例示される状況は、図4の符号(a)〜(c)に例示される状況と同一なので、状況の詳細な説明については省略する。
情報圧縮部17は、T3〜T10の各領域のうち各車両B,C,Dに係るT4,T5,T6の各領域と、自車両Aの位置及び移動状況とに基づいて、各車両B,C,Dの位置、速さ、自車両Aに対する相対的な移動方向を推定する。具体的には、情報圧縮部17は、T4,T5の各領域の前方に隣接する不明領域に車両B,Cが存在すると推定する。また、領域T6の中に車両Dが存在すると推定する。また、情報圧縮部17は、Δt秒間における自車両Aの移動量と、T4,T5,T6の各領域の変化方向の長さに基づいて推定される、Δt秒間における車両B,C,Dの自車両Aに対する相対的な移動量との関係に基づいて、各車両B,C,Dの速さと、自車両Aに対する相対的な移動方向とを推定する。
図5の符号(d)に例示されるとおり、情報圧縮部17は、図5の符号(c)の変化情報を、現時刻tにおける安全領域に相当する領域T11を表す情報と、各車両B,C,Dの位置、速さ、及び自車両に対する相対的な移動方向とを表す情報を含む速度情報に変換する。なお、領域T11は、領域T3,T4,T5,T7,T9,T10を1つの安全領域を表す1つの領域に結合したものであり、現時刻tにおいて算出された安全領域T2と一致する。このようにすることで、送信する情報のデータ量を更に低減できる。
図2のフローチャートの説明に戻る。S114では、情報結合部20が、情報圧縮部17によって圧縮された安全領域の変化情報に、送信タイマ制御部12及び自端末情報取得部19から取得された各種情報を付加し、これらの情報を含む運転支援情報を作成する。ここで送信タイマ制御部12から取得される情報には、インターバルとして設定された時間Δtの値が含まれる。また、自端末情報取得部19から取得される情報には、検出時刻t、自己の現在地、移動方向、速さを表す情報が含まれる。情報結合部20は、安全領域の変化情報と、自己の現在地、移動方向、速さ、検出時刻t、時間Δtを表す情報とを含む運転支援情報を作成する。
S116では、情報結合部20によって作成された運転支援情報を送信部21を通じて外部に送信する。S118では、送信タイマ制御部12が送信タイマ及びインターバルΔtを規定の時間にリセットする。
[受信処理及び合成処理の説明]
受信装置30の各部が実行する受信処理及び合成処理の手順について、図6のフローチャートを参照しながら説明する。受信処理は、受信装置30が送信装置10から運転支援情報を受信する都度実行される処理である。また、合成処理は、タイマ制御部35において計測されるタイマが満了する度に周期的に実行される処理である。なお、図6のフローチャートを説明する過程において、具体例として図7〜11についても随時参照する。
受信処理において、S200では、通信可能圏内にある送信装置10から送信された運転支援情報を受信部31を通じて受信する。S202では、受信部31において受信された運転支援情報のデータを、バッファ33に保存する。
一方、合成処理において、S300では、タイマ制御部35により計測されるタイマが満了したことを条件に、S302に進む。S302では、安全領域合成部34が、バッファ33に蓄積されている複数の運転支援情報から算出した複数の安全領域を1つの整合した安全領域に合成する。この具体例について、図7を参照しながら説明する。なお、図7〜11では、受信装置30が車両B(以下、自車両Bという)に搭載されている事例を想定している。
図7において、符号(a)は、受信装置30を備える自車両Bが周辺の車両A及び車両Cに備えられた送信装置10それぞれから送信された運転支援情報を受信する状況を表す説明図である。この事例では、自車両Bの周辺において車両A,C,X,Y,Zが、それぞれAAkm/h、CCkm/h、XXkm/h、YYkm/h、ZZkm/hの速さで走行しているものとする。これらの周辺車両のうち、車両A,Bが安全領域の変化情報を含む運転支援情報の送信を行い、車両X,Y,Zは運転支援情報の送信を行わないものとする。
図7の符号(b),(c)は、自車両Bが車両A及び車両Cから受信した運転支援情報に含まれる安全領域の変化情報を表す説明図である。変化情報の算出方法については、上述の送信処理において説明したとおりである。安全領域合成部34は、車両A,Cからそれぞれ取得されたこれらの変化情報から特定される安全領域を、共通する部分を互いに重ね合わせて整合する1つの領域に合成することで、合成安全領域を作成する。
具体的には、安全領域合成部34は、複数の運転支援情報のそれぞれから、安全領域外に存在する可能性がある障害物の位置、速さ、移動方向を推定する。ここでは、運転支援情報に含まれる変化情報のうち障害物に起因する変化を表す領域と、送信元の端末の位置及び移動状況とに基づいて、障害物の位置、速さ移動方向を推定する。なお、障害物の位置や移動状況を推定する具体的な方法については、図5について上述した方法を参照されたい。
次に、安全領域合成部34は、複数の運転支援情報それぞれから推定された障害物について、互いの位置、速さ、移動方向の一致性を判断し、同一と推定される共通の障害物を特定する。そして、複数の運転支援情報のそれぞれから算出した安全領域を、共通すると判断された障害物の位置と移動方向とを基準にして重ね合わせることにより、自車両から見た合成安全領域を算出する。図7の符号(d)は、符号(b),(c)の変化情報に基づいて合成された合成安全領域Tαと、この合成安全領域Tα外に存在すると推定された障害物の速さ及び移動方向を重ね合わせた説明図である。
なお、変形例として、安全領域合成部34は、外部から受信した運転支援情報に加えて、自車両に備えられた変化情報算出部16及び自端末情報取得部19により取得された情報から算出される安全領域及び障害物に関する情報を、合成安全領域の合成に用いてもよい。
つぎに、S302における安全領域合成部34の処理に適用できる更なる工夫について、図8を参照しながら説明する。図8において、符号(a)は検出時刻t1において車両Cから送信された運転支援情報を、自車両Bが受信した状況を表す説明図である。ここで、符号TCは、このとき送信された運転支援情報に含まれる安全領域の変化情報である。一方、符号(b)は、同じ場所において検出時刻t1より後の検出時刻t2に車両Aから送信された運転支援情報を、自車両Bが受信した状況を表す説明図である。ここで、符号TAは、このとき送信された運転支援情報に含まれる安全領域の変化情報である。
複数の送信元の端末から運転支援情報を受信する場合、複数の運転支援情報が必ずしも同じ検出時刻に送信されるとは限らない。複数の運転支援情報において検出時刻が互いに異なる場合、たとえ共通する場所の情報であっても時間の経過により安全領域の状況が変化していると考えられる。そこで、複数の安全領域を合成する際、まず、同一時刻における安全領域を推定することにより互いを時間的に整合させる。具体的には、ある送信元の端末から受信した安全領域の変化情報に基づいて、障害物の位置、速さ、移動方向を推定し、本来の検出時刻と基準の時刻との時間差の分だけ各障害物の位置を推移させることで、同一時刻における安全領域を推定する。そして、複数の安全領域における検出時刻のずれを補正した上でそれらの安全領域を合成する。このようにすることで、より現実の状況に即した合成安全領域を推定できる。
図8の符号(c)は、車両Cから受信した安全領域の変化情報に基づいて、車両Cが時刻t2に検出すると推定される安全領域を算出した事例を表すものである。こうすることにより、車両C側の運転支援情報の検出時刻と、車両A側の運転支援情報の検出時刻とを時刻t2に統一することができる。そして、検出時刻t2に合わせて補正した車両Cに係る安全領域と、車両Aに係る安全領域とを、互いに共通する障害物の部分を基準にして合成することで、図8の符号(d)に例示される合成安全領域Tαが得られる。図8の符号(d)の事例においては、比較のため、検出時刻t1における車両Cの安全領域を表す破線領域を、合成領域Tαに重畳して記載してある。これによると、検出時刻を統一しない場合には楕円で示した部分における誤差が特に顕著になっていることが分かる。
さらに、S302における安全領域合成部34の処理に適用できる工夫について、図9を参照しながら説明する。図9において、符号(a)は、自車両Bが車両A及び車両Cそれぞれから送信された運転支援情報を受信する状況を表す説明図である。なお、図9(a)に例示される状況は、図7(a)に例示される状況と共通なので、状況の詳細な説明については省略する。
図9の符号(b)は、自車両Bが車両Cから受信した運転支援情報に含まれる安全領域の変化情報TCを表す説明図である。一方、図9の符号(c)は、自車両Bが車両Aから受信した運転支援情報に含まれる安全領域の変化情報TAを表す説明図である。
複数の運転支援情報に基づく安全領域を合成するにあったって、障害物の位置、速さ、移動方向の情報の類似性を判定することで、基準となる共通の障害物を特定できる。この場合、障害物の正確な位置を推定するためには、運転支援情報の送信元の端末の正確な位置情報が必要である。しかしながら、運転支援情報に含まれる送信元の端末の位置情報が不正確なため位置を明確に特定できないと仮定した場合には、別の方法で合成の基準となる共通の障害物を特定することが考えられる。
その方法とは、障害物の相互の相対的位置関係を推定することにより、その相対的位置関係及び速さの共通性に基づいて合成の基準となる共通の障害物を特定するものである。このようにすることで、送信元の端末の位置が不明確な状況であっても、複数の運転支援情報に係る安全領域を適切に合成することができる。具体的には、安全領域合成部34は、車両A,Cそれぞれの安全領域の変化情報や速さ、移動状況に基づいて、図9の符号(d),(e),(f),(g)に例示されるような相対的位置関係を推定する。
図9の符号(d)は、車両Cから受信した安全領域の変化情報TCから推定された3つの障害物の相互の位置関係と、各障害物の移動方向とを方位(すなわち、東西南北)に対応付けて表した相対的位置関係の一例である。また、変化情報TCから推定された各障害物の速さの情報もこれに含まれる。さらに、車両Cの位置情報について、障害物との相対的な位置関係を推定するに足る程度の位置情報が得られる場合には、図9の符号(e)に例示されるように、車両Cも含む相対的な位置関係を推定してもよい。
図9の符号(f)は、車両Aから受信した安全領域の変化情報TAから推定された2つの障害物の相互の位置関係と、各障害物の移動方向とを方位に対応付けて表した相対的位置関係の一例である。また、変化情報TAから推定された各障害物の速さの情報もこれに含まれる。さらに、車両Aの位置情報について、障害物との相対的な位置関係を推定するに足る程度の位置情報が得られる場合には、図9の符号(g)に例示されるように、車両Aも含む相対的な位置関係を推定してもよい。
図9の符号(d)又は(e)の相対的位置関係と、符号(f)又は(g)の相対位置関係とを比較すると、破線の矩形で囲まれた共通部分を見出すことができる。この共通部分には、XXkm/hの速さで東に進む障害物と、YYkm/hの速さで東に進む障害物とが含まれる。よって、安全領域合成部34は、これらの障害物を同一対象と判定し、これを基準にして複数の安全領域を合成する。これにより、図9の符号(h)に例示される合成安全領域Tαが得られる。
さらに、S302における安全領域合成部34の処理に適用できる工夫について、図10を参照しながら説明する。図10において、符号(a)は、あるタイミングにおいて車両Cから送信された運転支援情報を、自車両Bが受信した状況を表す説明図である。ここで、符号TCは、このとき送信された運転支援情報に含まれる安全領域の変化情報である。一方、符号(b)は、同じ場所において別のタイミングで車両Aから送信された運転支援情報を、自車両Bが受信した状況を表す説明図である。ここで、符号TAは、このとき送信された運転支援情報に含まれる安全領域の変化情報である。
これらの状況において、車両A,Cそれぞれにおいて計時されている時刻の同期がとれていないと仮定した場合、それぞれの運転支援情報に係る検出時刻が信用できない値となる。このような場合、複数の運転支援情報において共通する障害物を複数特定し、特定された複数の障害物の相互の位置関係の変化と速度差とに基づいて、検出時刻の時間差を推定してもよい。このようにすることで、運転支援情報の送信元の端末同士で時刻の同期がとれていない場合であっても、複数の運転支援情報に係る検出時刻のずれを補正して、安全領域を適切に合成することができる。
具体的には、図10の符号(c)に例示されるとおり、安全領域合成部34は、変化情報TA,TCそれぞれによって表される領域の中から、同一物と推定される共通の障害物を複数特定する。なお、共通の障害物を特定する方法については、図9について上述した相対的位置関係を基準にする方法を用いることができる。図10の符号(c)の事例では、変化情報TA,TCそれぞれから、円α,βで示される領域において共通する複数の障害物が特定されたものとする。この領域α,βには、符号(a),(b)に例示される車両X及び車両Yの2つの障害物が含まれる。
つぎに、図10の符号(d)に例示されるとおり、安全領域合成部34は、車両A側の領域αから2つの障害物間の距離DAを推定する。同様に、車両C側の領域βから2つの障害物間の距離DCを推定する。また、2つの障害物の速さXX,YYを推定する。ここで、異なる検出時刻において観測された2つの障害物間の距離DA,DBの差分を、2つの障害物の速度YY,XXの差分で除した値が、検出時刻の時間差を算出である。
このような方法で検出時刻の時間差を算出することで、後は図8について上述した検出時刻のずれを補正する方法と同様に、検出時刻を統一して安全領域を合成することができる。その結果、図10の符合(e)に例示される合成安全領域Tαが得られる。
図6のフローチャートの説明に戻る。S304では、バッファ33に蓄積されている運転情報を全て削除して、バッファ33の記憶内容をリセットする。S306では、情報処理部32は、作成された合成安全領域及び障害物の位置、速さ、移動方向に関する情報を含む安全領域情報を、表示制御部36及び車両制御部37に出力する。これにより、表示制御部36及び車両制御部37の各部は、出力された安全領域情報を各種制御に利用する。S308では、タイマ制御部35において、表示制御部36や車両制御部37において要求される処理頻度に応じてタイマをリセットする。
[安全領域情報の表示例]
表示制御部36は、情報処理部32から出力された安全領域情報を用いて、安全領域や安全領域外に存在すると推定される障害物の位置や移動状況を表す画像を表示部38に表示させる。具体的な表示態様として、例えば、ナビゲーションシステム等で利用される地図データに基づいて描画された現在地周辺の地図画像上の対応する位置に、安全領域に相当する地理的範囲を表す画像を重畳して表示することが挙げられる。このような表示態様において適用可能な工夫について、図11を参照しながら説明する。
図11の事例においては、受信装置30を備える自車両Bが、自前の変化情報算出部16及び自端末情報取得部19によって自ら観測した安全領域に関する変化情報を作成できることを前提とする。図11の符号(a)は、停止している自車両Bが自らの観測により安全領域の変化情報TAを作成した状況を表す説明図である。
表示制御部36は、図11の符号(b)に例示されるとおり、取得された変化情報TAから、地図画像上の地形に対して位置合せするための基準となる基準線S1,S2,S3を特定する。具体的には、変化情報TAで表される領域の輪郭において時間的に変化していない部分、すなわち、交差点やT字路等における道路を区画する路側の構造物、静止物体等の境界と推定される部分を基準線に特定する。そして、図11の符号(c)に例示されるとおり、特定された基準線S1,S2,S3の形状と、地図画像上で表される道路の地形とを照合し、適合する位置に変化情報TAから算出される安全領域T1を重畳する。
次に、表示制御部36は、地図画像上に位置合せされた安全領域T1を基準にして、外部から受信した複数の運転支援情報に基づいて合成された合成安全領域を、安全領域T1と整合する位置に重畳して合成する。図11の符号(d)は、地図画像上に重畳して表示された合成安全領域T2及び障害物の速さ及び移動方向の一例である。このような画像が表示部38にされることで、運転者が自車両B周辺の安全領域及び障害物の状況を具体的に把握することができる。
[効果]
上記実施形態の運転支援システムによれば、以下の効果を奏する。
送信装置10を備える送信側車両1や路側機2から周辺環境の状況を表す運転支援情報を、受信装置30を備える受信側車両3と共有することができる。この運転支援情報は、障害物が存在しないと推定できることが観測された安全領域の時間変化に関する部分的な情報で構成されたものである。そのため、カメラにより撮像された画像のような複雑な輪郭線や配色を持つ画像を送信する場合と比較して、少ない通信データ量で周囲の端末と情報を共有できる点で有利である。
送信装置10は、安全領域の変化情報について、安全領域のまま変化しなかった部分と、不明領域から安全領域に変化した部分と、安全領域から不明領域に変化した部分とを分類することができる。このように分類されることによって、安全領域の外に存在する可能性がある障害物の位置や移動状況を推定することができるようになっている。また、送信装置10の変化情報算出部16において算出された安全領域の変化情報を、情報圧縮部17において更に圧縮や選別したり、別の情報に変換することができる。このようにすることで、送信する運転支援情報のデータ量をより一層低減できる。
安全領域の変化情報が受信側に通知されることによって、例えば、送信側で観測された現状の安全領域だけでなく、送信側の速度情報や、安全領域外に存在する可能性がある障害物に関する情報を受信側において把握することが可能となる。また、安全領域の時間変化に関する要素を含むことで、受信側において安全領域の過去や未来の状況を予測することが可能である。
受信装置30は、送信装置10から運転支援情報を受信することで、送信装置10において観測された安全領域に関する変化情報を自車両における運転支援に利用できる。また、複数の送信装置10から受信した複数の運転支援情報に係る安全領域を、それらの共通性に基づいて1つの安全領域に結合することで、自車両周囲の安全領域を広範囲にわたって把握することが可能である。
また、受信装置30は、検出時刻の異なる複数の運転支援情報について、検出時刻の時間差や、複数の運転支援情報おいて共通する障害物の位置関係等に基づき、ある同一時刻における安全領域を推定して、合成安全領域を作成することができる。このようにすることで、複数の運転支援情報に係る検出時刻のずれを補正して、安全領域を適切に合成することができる。
また、受信装置30は、複数の安全領域を合成する際、複数の運転支援情報のそれぞれから複数の障害物間の相対的位置関係を推定し、推定された相対的位置関係と障害物の速度とを基準にして、複数の運転支援情報の間で共通する障害物を特定できる。このようにすることで、たとえ、運転支援情報に含まれる送信端末の位置情報が不明確であっても、複数の運転支援情報において共通する障害物を特定することができる。
受信側車両3の表示制御部36は、安全領域の画像を地図画像上に重畳して表示部38に表示することができる。このような画像が表示部38にされることで、運転者が自車両B周辺の安全領域及び障害物の状況を具体的に把握することができる。その際、表示制御部36は、自車両において観測された安全領域の形状と、地図画像上の構造物の形状とを基準にすることで、安全領域を地図画像上の適切な位置に合わせすることができる。
[変形例]
上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合させたりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言のみによって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。
上述した送信装置10及び受信装置30の他、当該送信装置10及び受信装置30としてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した半導体メモリ等の非遷移的実態的記録媒体等、種々の形態で本発明を実現することもできる。
1…送信側車両、2…路側機、3…受信側車両、10…送信装置、11…センサ、12…送信タイマ制御部、13…安全領域算出部、14…情報作成部、15…バッファ、16…変化情報算出部、17…情報圧縮部、18…情報付加部、19…自端末情報取得部、20…情報結合部、21…送信部、30…受信装置、31…受信部、32…情報処理部、33…バッファ、34…安全領域合成部、35…タイマ制御部、36…表示制御部、37…車両制御部、38…表示部。

Claims (13)

  1. 周辺環境の状況を検出する検出手段(11)により取得された情報に基づいて、自己の位置から障害物が存在しないと推定できることが観測された領域である安全領域を、異なる時刻ごとに算出する領域算出手段(13)と、
    前記領域算出手段によって異なる時刻ごとに算出された複数の安全領域の差分に基づいて、時間経過によって前記安全領域が変化した部分を表す情報である変化情報を算出する変化情報算出手段(16)と、
    外部に送信するための情報である運転支援情報であって、前記変化情報算出手段により算出された変化情報と、自己の位置及び移動に関する情報と、前記変化情報に係る前記時間経過に関する情報とを含む運転支援情報を作成する作成手段(20)と、
    前記作成手段により作成された運転支援情報を外部に送信する送信手段(21)と、
    を備える運転支援送信装置。
  2. 請求項1に記載の運転支援送信装置において、
    前記変化情報算出手段は、前記安全領域のまま変化しなかった部分と、障害物の有無を観測できない領域である不明領域から前記安全領域に変化した部分と、前記安全領域から前記不明領域に変化した部分とを分類した前記変化情報を算出すること、
    を特徴とする運転支援送信装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の運転支援送信装置において、
    前記変化情報算出手段により算出された変化情報のうち、前記検出手段の検出可能範囲及び前記安全領域の外に存在する可能性のある障害物の進行方向に基づいて送信すべき部分に関する変化情報を選別する選別手段(17)を備え、
    前記作成手段は、前記選別手段により選別された変化情報を含む前記運転支援情報を作成すること、
    を特徴とする運転支援送信装置。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の運転支援送信装置において、
    前記変化情報算出手段により算出された変化情報に基づいて前記安全領域の外に存在する可能性のある障害物の位置及び速度を推定し、前記安全領域の現状を表す情報と、前記障害物の位置及び速度を表す情報とを含む速度付領域情報を作成する情報変換手段(17)を備え、
    前記作成手段は、前記変化情報の代わりに前記情報変換手段により作成された速度付領域情報を含む前記運転支援情報を作成すること、
    を特徴とする運転支援送信装置。
  5. 運転支援送信装置から送信される運転支援情報であって、前記運転支援送信装置の位置から障害物が存在しないと推定できることが観測された領域である安全領域が時間経過によって変化した部分を表す変化情報と、前記運転支援送信装置の位置及び移動に関する情報と、前記変化情報に係る前記時間経過に関する情報とを含む運転支援情報を受信する受信手段(31)と、
    前記受信手段によって一定時間内に異なる複数の前記運転支援送信装置から受信された複数の運転支援情報のそれぞれから推定した障害物の位置又は移動状況に関する共通性を判断し、前記複数の運転支援情報のそれぞれから算出した安全領域を、共通すると判断された障害物を基準にして整合する1つの領域に合成した合成安全領域を算出する合成手段(34)と、
    前記合成手段により算出された合成安全領域を表す情報を所定の装置に出力する出力手段(32)と、
    を備える運転支援受信装置。
  6. 請求項5に記載の運転支援受信装置において、
    前記合成手段は、それぞれの前記運転支援情報に含まれる変化情報と前記変化情報に係る時間経過に関する情報に基づいて、ある同一時刻における前記安全領域を推定し、推定された同一時刻における複数の安全領域を整合する1つの領域に合成すること、
    を特徴とする運転支援受信装置。
  7. 請求項5又は請求項6に記載の運転支援受信装置において、
    前記合成手段は、前記複数の運転支援情報のそれぞれから複数の障害物間の相対的位置関係を推定し、推定された相対的位置関係と前記障害物の速度とを基準にして、前記複数の運転支援情報の間で共通する障害物を判断すること、
    を特徴とする運転支援受信装置。
  8. 請求項7に記載の運転支援受信装置において、
    前記合成手段は、前記運転支援情報の送信元である前記運転支援送信装置の位置を含めた前記相対的位置関係を推定し、推定された相対的位置関係と前記障害物及び前記運転支援送信装置の速度とを基準にして、前記複数の運転支援情報の間で共通する障害物を判断すること、
    を特徴とする運転支援受信装置。
  9. 請求項8に記載の運転支援受信装置において、
    前記合成手段は、共通すると判断された障害物について、それぞれの前記運転支援情報から推定した当該障害物の速度及び位置関係を用いて算出した時間差に基づいて、ある同一時刻における前記安全領域を推定し、推定された同一時刻における複数の安全領域を整合する1つの領域に合成すること、
    を特徴とする運転支援受信装置。
  10. 請求項5ないし請求項9の何れか1項に記載の運転支援受信装置において、
    周辺環境の状況を検出する検出手段により取得された情報に基づいて、自己の位置から障害物が存在しないと推定できることが観測された領域である安全領域を、異なる時刻ごとに算出する領域算出手段と、
    前記領域算出手段によって異なる時刻ごとに算出された複数の安全領域の差分に基づいて、時間経過によって前記安全領域が変化した部分を表す情報と、自己の位置及び移動に関する情報と、前記変化情報に係る前記時間経過に関する情報とを含む変化情報を作成する変化情報作成手段とを備え、
    前記合成手段は、前記受信手段によって受信された運転支援情報から算出した安全領域に加え、前記変化情報算出手段により作成された変化情報に基づいて算出した安全領域を含む複数の安全領域を整合する1つの領域に合成した合成安全領域を算出すること、
    を特徴とする運転支援受信装置。
  11. 請求項5ないし請求項10の何れか1項に記載の運転支援受信装置において、
    前記合成手段によって算出された合成安全領域を表す画像を、地図情報に基づいて描画された現在地周辺の地図画像上の対応する位置に重畳して表示手段に表示させる表示制御手段(36)を備え、
    前記表示制御手段は、安全領域の変化情報について、時間経過によって変化が生じていない安全領域の境界部分の形状を特定し、その特定された形状と前記地図情報で表される構造物の形状とを基準にして、前記合成安全領域の画像を前記地図画像上の対応する位置に合わせて重畳すること、
    を特徴とする運転支援受信装置。
  12. 周辺環境の状況を検出する検出手段により取得された情報に基づいて、自己の位置から障害物が存在しないと推定できることが観測された領域である安全領域を、異なる時刻ごとに算出する領域算出ステップ(S102,S108)と、
    前記領域算出ステップにおいて異なる時刻ごとに算出された複数の安全領域の差分に基づいて、時間経過によって前記安全領域が変化した部分を表す情報である変化情報を算出する変化情報算出ステップ(S110)と、
    外部に送信するための情報である運転支援情報であって、前記変化情報算出ステップにおいて算出された変化情報と、自己の位置及び移動に関する情報と、前記変化情報に係る前記時間経過に関する情報とを含む運転支援情報を作成する作成ステップ(S114)と、
    前記作成ステップにおいて作成された運転支援情報を外部に送信する送信ステップ(S116)と、
    をコンピュータに実行させるプログラム。
  13. 運転支援送信装置から送信される運転支援情報であって、前記運転支援送信装置の位置から障害物が存在しないと推定できることが観測された領域である安全領域が時間経過によって変化した部分を表す変化情報と、前記運転支援送信装置の位置及び移動に関する情報と、前記変化情報に係る前記時間経過に関する情報とを含む運転支援情報を受信する受信ステップ(S200)と、
    前記受信ステップにおいて一定時間内に異なる複数の前記運転支援送信装置から受信された複数の運転支援情報のそれぞれから推定した障害物の位置又は移動状況に関する共通性を判断し、前記複数の運転支援情報のそれぞれから算出した安全領域を、共通すると判断された障害物を基準にして整合する1つの領域に合成した合成安全領域を算出する合成ステップ(S302)と、
    前記合成ステップにおいて算出された合成安全領域を表す情報を所定の装置に出力する出力ステップ(S306)と、
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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