JP2017091019A - 車載通信装置および車車間通信システム - Google Patents

車載通信装置および車車間通信システム Download PDF

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知広 藤原
Tomohiro Fujiwara
知広 藤原
井上 雅之
Masayuki Inoue
雅之 井上
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Abstract

【課題】簡易な構成で車両に対して映像信号を伝送できるようにする。
【解決手段】自車両(2)の前方または後方のうち一方の側をとらえた第1の映像信号(VR)と、前記第1の映像信号(VR)とは逆側である他方の側をとらえた第2の映像信号(VF)とを受信する機能と、前記第1の映像信号(VR)に自車両(2)とは別の第1の車両(3)の画像が含まれている場合に、前記第1の映像信号(VR)から前記第1の車両(3)の特徴を示す第1の特徴情報(N3)を取得する特徴情報取得部(23)と、前記第2の映像信号(VF)を、前記第1の特徴情報(N3)に対応付けて無線送信する送信部(26)と、を車載通信装置(20)に設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、車載通信装置および車車間通信システムに関する。
本技術分野の背景技術として、下記特許文献1には、「自車の前方を撮影する前方カメラ11の撮影映像に画像認識処理を施して自車の直前に位置する先行車両の車両ナンバーを特定する。通信部10を介して、車両前方を撮影するカメラ21を搭載した車両より当該車両の車両ナンバーが付加されたカメラの撮影映像を受信した場合、画像認識処理を施して特定した先行車両の車両ナンバーと一致する車両ナンバーが付加されたカメラの撮影映像を、自車の直前に位置する先行車両の撮影映像として特定し、この先行車両の撮影映像を表示部14に表示させる。」と記載されている(要約書参照)。
特開2010−267052号公報
しかし、特許文献1に開示された技術によれば、先行車両から撮影映像を受信しようとする車両は、先行車両の車両ナンバーを特定するために前方カメラを備える必要があった。また、前方カメラの位置合せのために煩雑な作業が必要であった。
この発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、簡易な構成で車両に対して映像信号を伝送できる車載通信装置および車車間通信システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の車載通信装置は、自車両の前方または後方のうち一方の側をとらえた第1の映像信号と、前記第1の映像信号とは逆側である他方の側をとらえた第2の映像信号とを受信する機能と、前記第1の映像信号に自車両とは別の第1の車両の画像が含まれている場合に、前記第1の映像信号から前記第1の車両の特徴を示す第1の特徴情報を取得する特徴情報取得部と、前記第2の映像信号を、前記第1の特徴情報に対応付けて無線送信する送信部と、を有することを特徴とする
本発明の車載通信装置および車車間通信システムによれば、簡易な構成で車両に対して映像信号を伝送できる。
本発明の一実施形態による車車間通信システムのブロック図である。 大型車両の制御部にて実行される制御プログラムのフローチャートである。 一般車両の制御部にて実行される制御プログラムのフローチャートである。 一般車両、大型車両が通行する道路の平面図である。
<実施形態の構成>
まず、図1に示すブロック図を参照し、本発明の一実施形態による車車間通信システムAの構成を説明する。
図1において一般車両1(第2の車両)、大型車両2(自車両)、一般車両3(第1の車両)は、何れも道路50の上を、右から左方向に向かって走行している。これにより、大型車両2は、一般車両1,3の運転者にとって、前方または後方の視界を遮るようになる。大型車両2には、大型車両用通信装置20が設けられており、一般車両1,3には、それぞれ一般車両用通信装置10,30が設けられている。また、大型車両2の屋根には、前方を撮影する前方カメラ21と、後方を撮影する後方カメラ22とが装着されている。前方カメラ21にて撮影された映像を前方映像VFと呼び、後方カメラ22にて撮影された映像を後方映像VRと呼ぶ。
ここで、自車両の前方および後方の車両のうち、自車両に最も近接している車両を前方車両および後方車両と呼ぶ。図1の例では、大型車両2から見て、一般車両1が前方車両であり、一般車両3が後方車両になる。大型車両用通信装置20の内部において、車両ナンバー取得部23は、前方映像VFおよび後方映像VRを画像処理することにより、前方車両および後方車両の車両ナンバーN1,N3(特徴情報)を取得する。
送信部26は、例えば、IEEE802.11規格に基づいて、周囲の車両に対してマルチキャストで無線信号を送信する。無線信号は、複数のチャンネル(周波数チャンネル)のうち何れか1チャンネルを介して送信されるが、「1チャンネル」には、複数の空間ストリームを含めることができる。本実施形態においては、これら空間ストリームとして、データストリームSD、前方車両用ビデオストリームSVF、および後方車両用ビデオストリームSVRを含む。
ここで、前方車両用ビデオストリームSVFは、前方車両に対応付けて送信される空間ストリームであり、後方映像VRを含む。また、後方車両用ビデオストリームSVRは、後方車両に対応付けて送信される空間ストリームであり、前方映像VFまたは各種警告画面を含む。データストリームSDは、大型車両2から見た前方車両および後方車両を特定する空間ストリームであり、前方車両の車両ナンバーN1と、後方車両の車両ナンバーN3とを含む。制御部24は、後述する制御プログラム(図2参照)に基づいて、ビデオストリームSVF,SVRおよびデータストリームSDの内容を決定する。データ合成部25は、ビデオストリームSVF,SVRおよびデータストリームSDを合成し、送信部26に供給する。
また、一般車両用通信装置10の内部において、受信部14は、外部(例えば送信部26)から送信された、IEEE802.11規格の無線信号を受信する。制御部13は、後述する制御プログラム(図3参照)に基づいて、自車両が他車両の前方車両または後方車両に該当するか否かを判断し、その判断結果に応じて映像信号および/または音声信号を再生する。表示部11は、制御部13にて再生された映像信号を表示し、発音部12は、制御部13にて再生された音声信号を放音する。また、一般車両用通信装置30もこれと同様に構成されており、上記構成要素11〜14と同様の構成要素31〜34を有している。
制御部13,24,33は、何れもCPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等、一般的なコンピュータとしてのハードウエアを備えており、ROMには、CPUによって実行される制御プログラム(図2,図3参照)DSPによって実行されるマイクロプログラムおよび各種データ等が格納されている。
<実施形態の動作>
(大型車両用通信装置20の動作)
次に、図2を参照し、大型車両用通信装置20の動作を説明する。なお、図2は、大型車両用通信装置20内の制御部24において実行される制御プログラムのフローチャートである。
図2において処理がステップS2に進むと、車両ナンバー取得部23およびデータ合成部25(図1参照)は、前方カメラ21で撮影された前方映像VFと、後方カメラ22で撮影された後方映像VRとを取得する。
次に、処理がステップS4に進むと、車両ナンバー取得部23は、前方車両の車両ナンバーN1と、後方車両の車両ナンバーN3とを認識する。具体的には、前方映像VFおよび後方映像VRに含まれる、前方車両および後方車両のナンバープレートの画像を解析することにより、車両ナンバーN1,N3を認識する。
さらに、ステップS4では、車両ナンバー取得部23は、自車両(大型車両2)と後方車両(一般車両3)との車間距離を計算する。ナンバープレートの大きさ、文字の大きさ、ナンバープレート取付用ボルトの間隔等の寸法は、法令によって定められている。そこで、後方映像VRにおけるこれらの寸法(ドット数)に対して画像の傾き具合に対する補正を施し、法令によって定められている寸法と比較すると、自車両と後方車両との車間距離を計算することができる。なお、車間距離が計算できれば、車間距離の変化から車両間の相対速度差が計算でき、車間距離(m)と相対速度差(m/s)とから衝突余裕時間TTC(Time To Collision)を計算できる。
次に、処理がステップS6に進むと、制御部24によって、データストリームSDおよび前方車両用ビデオストリームSVFの内容が決定される。まず、データストリームSDには、ステップS4にて認識された車両ナンバーN1,N3が含められる。また、前方車両用ビデオストリームSVFには、後方映像VRが含められる。これにより、データストリームSDおよび前方車両用ビデオストリームSVFは、データ合成部25、送信部26を介して、無線信号として送信されるようになる。
次に、処理がステップS8に進むと、制御部24によって、前方映像VFに基づいて、自車両(大型車両2)の前方に危険物が検出されたか否かが判定される。ここで「危険物」とは、大型車両2の前方にある静止した物体や、大型車両2の前方に飛び出してきた人等を指す。危険物を検出する手法は、衝突の自動回避(自動ブレーキ、自動操舵等)の技術として、様々なものが知られているため、これら公知の技術を適用するとよい。
危険物が検出された場合は、ステップS8において「Yes」と判定され、処理はステップS10に進む。ここでは、制御部24によって、後方車両に対して、危険物が存在する旨の警告が行われる。具体的には、データストリームSDに、危険物を警告する危険物警告情報が追加される。また、制御部24は、危険物を警告する危険物警告画像を後方車両用ビデオストリームSVRに設定する。これらデータストリームSDおよび後方車両用ビデオストリームSVRは、データ合成部25、送信部26を介して、無線信号として送信される。
危険物が検出されなかった場合は、ステップS8において「No」と判定され、処理がステップS12に進む。ここでは、制御部24によって、自車両(大型車両2)と後方車両(一般車両3)との車間距離は適切であるか否かが判定される。「適切な車間距離」は、自車両および後方車両の速度が高いほど、長くするとよい。また、前述の衝突余裕時間TTCに基づいて、車間距離の適否を判断するようにしてもよい。
車間距離が不適切であれば、ステップS12において「No」と判定され、処理はステップS14に進む。ここでは、制御部24によって、後方車両に対して、車間距離が短い旨の警告が行われる。具体的には、後方車両用ビデオストリームSVRとして、車間距離が短い旨を警告する車間距離警告画像が設定される。これにより、車間距離警告画像が送信部26を介して送信されるようになる。
一方、車間距離が適切であれば、ステップS12において「Yes」と判定され、処理はステップS16に進む。ここでは、制御部24によって、後方車両に通常の映像信号が送信される。すなわち、前方映像VFが後方車両用ビデオストリームSVRとして送信部26に供給され、送信部26を介して無線信号として送信される。ステップS10、S14またはS16の処理が終了すると、処理はステップS2に戻り、上述した動作が繰り返される。
(一般車両用通信装置10,30の動作)
次に、図3を参照し、一般車両用通信装置10,30の動作を説明する。なお、図3は、制御部13,33において実行される制御プログラムのフローチャートである。
図3において処理がステップS20に進むと、無線信号がサーチされる。すなわち、車車間通信システムAに割り当てられた周波数帯にて、何れか1チャンネルの無線信号の受信が試行される。次に、処理がステップS22に進むと、当該チャンネルにて無線信号が検出されたか否かが判定される。ここで「No」と判定されると、処理はステップS20に戻り、他のチャンネルの無線信号の受信が試行される。以降、無線信号が検出されるまで、ステップS20,S22のループが繰り返される。
制御部13,33が無線信号を検出すると、ステップS22において「Yes」と判定され、処理はステップS24に進む。ステップS24では、当該無線信号が自車両宛のものであるか否かが判定される。上述したように、大型車両用通信装置20が送信する無線信号のデータストリームSDには、車両ナンバーN1,N3が含められる。
一般車両用通信装置10,30の制御部13,33は、自車両の車両ナンバーN1,N3を記憶しており、データストリームSDに含まれる車両ナンバーと自車両の車両ナンバーとを照合することにより、当該無線信号が自車両宛であるのか否かを判定することができる。また、データストリームSDでは、前方車両の車両ナンバーと後方車両の車両ナンバーとが区別されているため、無線信号の発信元の車両(図1の例では大型車両2)に対して、自車両が前方車両であるのか後方車両であるのかも判別する。
無線信号が自車両宛でなければ、ステップS24において「No」と判定され、処理はステップS20に戻り、他のチャンネルの無線信号のサーチが続けられる。一方、無線信号が自車両宛であれば、ステップS24において「Yes」と判定され、処理はステップS26に進む。ここでは、受信した無線信号の内容に応じて、制御部13,33において映像信号が再生され、さらに必要に応じて音声信号が再生される。再生された映像信号は表示部11,31によって表示され、再生された音声信号は発音部12,32を介して放音される。これら映像信号および音声信号の具体的な内容は後述する。
ステップS26の処理が終了すると、処理は再びステップS24に戻り、無線信号が自車両宛であるか否かが判定される。そして、無線信号が自車両宛である限り、ステップS24,S26の処理が繰り返される。但し、無線信号を継続して受信できているにもかかわらず、その無線信号が自車両宛ではなくなる場合がある。例えば、図1において大型車両2と一般車両3との間に別の一般車両(図示せず)が割り込むと、大型車両用通信装置20が送信する無線信号は一般車両3宛のものではなくなる。このような場合は、ステップS24において「No」と判定され、処理はステップS20に戻り、他のチャンネルにて無線信号のサーチが再開される。
(ステップS26の具体例)
次に、上述したステップS26における映像・音声信号の再生処理の具体例を説明する。
図2のステップS6において説明したように、前方車両用ビデオストリームSVFには、後方カメラ22によって撮影された後方映像VRが含まれる。従って、大型車両2の前方車両である一般車両1においては、一般車両用通信装置10にてステップS26が実行されると、後方映像VRを含む映像が表示部11にて表示される。
また、図2のステップS8,S10について説明したように、大型車両2の前方に危険物が検出されると、データストリームSDには危険物を警告する警告情報が追加され、後方車両用ビデオストリームSVRは、危険物を警告する危険物警告画像に設定される。この場合、一般車両3の一般車両用通信装置30においてステップS26が実行されると、データストリームSD内の警告情報に基づいて、制御部33は発音部32に警告音の音声信号を供給する。これにより、発音部32から警告音が発生する。また、後方車両用ビデオストリームSVRに基づいて、表示部31には危険物警告画像が表示される。これらにより、一般車両3の運転者に対して、危険物の存在を警告することができる。
また、図2のステップS12,S14について説明したように、大型車両2とその後方車両である一般車両3との車間距離が不適切であれば、後方車両用ビデオストリームSVRとして、車間距離が短い旨を警告する車間距離警告画像が設定される。この場合、一般車両3の一般車両用通信装置30においてステップS26が実行されると、表示部31には、その車間距離警告画像が表示される。この状態では、一般車両3の運転者は、前方映像VFを見ることができないため、車間距離を適切にしようとする動機が生じる。
また、大型車両2が危険物を検出せず、かつ、大型車両2と一般車両3との車間距離が適切であった場合は、図2のステップS16について説明したように、前方映像VFが後方車両用ビデオストリームSVRに設定される。この場合、一般車両3の一般車両用通信装置30においてステップS26が実行されると、表示部31には、その前方映像VFが表示される。これらにより、一般車両3の運転者は、大型車両2の前方の状態を認識することができる。
(大型車両2の停車中の動作)
図1に示した例において、車両1〜3は全て同一方向に進行していたが、大型車両2が停止している状態においても、本実施形態の車車間通信システムAは、一般車両1,3等の安全な運行に寄与する。図4に示す道路50の平面図を参照し、その詳細を説明する。
図4において大型車両2は、道路50の端に寄せて停車している。一般車両1は、大型車両2の対向車線を走行しており、大型車両2とすれ違おうとしている。一般車両3は、大型車両2の後方から、停車中の大型車両2を追い抜こうとしている。また、大型車両2の後方では、歩行者51が道路50を横断しようとしており、大型車両2の前方では、歩行者52が道路50を横断しようとしている。
歩行者51は一般車両1から見て死角に入っており、一般車両1の運転者は、歩行者51を目視できないこととする。また、歩行者52は、一般車両3から見て死角に入っており、一般車両3の運転者は、歩行者52を目視できないこととする。一般車両1は、大型車両2の対向車線を走行中であるが、大型車両2の前方に位置しているため、図4においても大型車両2の「前方車両」である。また、一般車両3は大型車両2の後方に位置するため、図1の場合と同様に、大型車両2の「後方車両」である。
従って、後方カメラ22によって撮影された後方映像VRは、前方車両用ビデオストリームSVFとして、一般車両1の一般車両用通信装置10(図1参照)に送信される。一般車両1の運転者は、これによって、一般車両3、歩行者51の存在やその動きを認識することができ、これらとの間に事故が生じることを未然に防止できる。
同様に、前方カメラ21によって撮影された前方映像VFは、後方車両用ビデオストリームSVRとして、一般車両3の一般車両用通信装置30に送信される。一般車両3の運転者は、これによって、一般車両1、歩行者52の存在やその動きを認識することができ、これらとの間に事故が生じることを未然に防止できる。
以上のように、本実施形態の車車間通信システムAによれば、一般車両1,3にはカメラを設ける必要がないので、一般車両1,3側に設ける機器を安価に構成することができる。ここで、一般車両用通信装置10,30として、専用の装置を適用してもよいが、IEEE802.11規格に対応する情報処理機器(例えば携帯電話器、ゲーム機等)であれば、制御プログラム(図3参照)をインストールすることによって一般車両用通信装置10,30として機能させることができる。これによって、一般車両1,3のユーザの経済的負担を皆無にし、あるいはきわめて小さくすることができる。
一方、大型車両2には2台のカメラ21,22が設けられるため、一般車両1,3と比較すると、大型車両2に設ける機器は高価になる。しかし、大型車両の台数は、一般車両の台数と比較すると非常に少ない。そのため、一般車両1,3にもカメラを装着する技術(上述の特許文献1等)と比較すると、社会全体が負担するコストを極めて低く抑えることができる。さらに、大型車両は、大半が「業務用」であるから、大型車両用通信装置20、カメラ21,22の装着を義務付けることが比較的容易である。さらに、大型車両には、ドライブレコーダー等を備えているものも多いため、その場合は、前方カメラ21として、ドライブレコーダーに備わっているものも流用することができる。これにより、社会全体が負担するコストを一層低く抑えることができる。
<変形例>
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。上述した実施形態は本発明を理解しやすく説明するために例示したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について削除し、若しくは他の構成の追加・置換をすることが可能である。上記実施形態に対して可能な変形は、例えば以下のようなものである。
(1)上述した実施形態においては、本発明における「特徴情報」の一例として、「車両ナンバー」を用いた例を説明したが、車両の特徴を示す特徴情報は、車両ナンバーに限定されるわけではない。例えば、前方映像VFおよび後方映像VRによって一般車両1,3の車高、車幅、塗装色を判別できるため、これらを車両ナンバーに代えて、あるいは車両ナンバーとともに「特徴情報」として用いてもよい。特に、車両ナンバー、車高、車幅、塗装色等、複数の情報を「特徴情報」として用いると、大型車両用通信装置20によって一般車両1,3の車両ナンバーが正確に読み取れなかった場合(例えばナンバープレートが泥で汚れていた場合)においても、一般車両用通信装置10,30は、ビデオストリームSVF,SVRが自車両宛のものであるのか否かを、判別できる可能性を高めることができる。
(2)上述した実施形態では、大型車両用通信装置20はビデオストリームSVF,SVRの双方を送信していたが、一方のみを送信するようにしてもよい。すなわち、前方車両用ビデオストリームSVFを送信しないようにしてもよく、後方車両用ビデオストリームSVRを送信しないようにしてもよい。また、後方車両用ビデオストリームSVRを送信する場合において、図2のステップS8,S10の処理を省略し、後方車両に危険物の警告を行わないようにしてもよい。また、ステップS12,S14の処理を省略し、後方車両に車間距離の警告を行わないようにしてもよい。
(3)図4において、一般車両1,3の運転者の視界を妨げた物は大型車両2であった。しかし、図上で大型車両2の位置に建築物、土塁、樹木等、地上の固定物が存在した場合にも、一般車両1,3の運転者の視界を妨げることがある。従って、これら地上の固定物(被装着物)に大型車両用通信装置20と同様の装置を設けても、周囲の車両の安全な運行に寄与するという効果を奏する。
(4)図2,図3に示した処理は、上記実施形態ではプログラムを用いたソフトウエア的な処理として説明したが、その一部または全部をASIC(Application Specific Integrated Circuit;特定用途向けIC)、あるいはFPGA(field-programmable gate array)等を用いたハードウエア的な処理に置き換えてもよい。
(5)また、上記実施形態における一般車両用通信装置10,30や大型車両用通信装置20のハードウエアは一般的なコンピュータによって実現できるため、図2,図3に示したプログラム等を記憶媒体に格納し、または伝送路を介して頒布してもよい。
(6)また、上記実施形態においては、前方カメラ21と後方カメラ22とを大型車両2の屋根に設けたが、カメラ21,22を装着する場所は、これに限定されるものではない。例えば、カメラ21,22を、大型車両2のフロントガラス、リアガラスの内側に設けてもよく、車体のフレームやバンパーの中に埋設してもよい。また、周知の自動ブレーキ、自動操舵等の技術においては、ステレオカメラを適用する例が知られている。しかし、上記実施形態では視差を取得する必要性が特に無いため、カメラ21,22は、ステレオカメラではなく、通常のカメラを適用することができる。
<構成・効果の総括>
以上のように、上記実施形態における車載通信装置(20)は、
自車両(2)の前方または後方のうち一方の側をとらえた第1の映像信号(VR)と、前記第1の映像信号(VR)とは逆側である他方の側をとらえた第2の映像信号(VF)とを受信する機能と、前記第1の映像信号(VR)に自車両(2)とは別の第1の車両(3)の画像が含まれている場合に、前記第1の映像信号(VR)から前記第1の車両(3)の特徴を示す第1の特徴情報(N3)を取得する特徴情報取得部(23)と、
前記第2の映像信号(VF)を、前記第1の特徴情報(N3)に対応付けて無線送信する送信部(26)と、
を有することを特徴とする。
これにより、第2の映像信号(VF)を第1の特徴情報(N3)に対応付けて送信することができ、簡易な構成で映像信号を伝送できる。
さらに、前記特徴情報取得部(23)は、前記第2の映像信号(VF)に自車両(2)とは別の第2の車両(1)の画像が含まれている場合に、前記第2の映像信号(VF)から前記第2の車両(1)の特徴を示す第2の特徴情報(N1)を取得する機能をさらに有し、
前記送信部(26)は、前記第1の映像信号(VR)を、前記第2の特徴情報(N1)に対応付けて無線送信する機能をさらに有する
ことを特徴とする。
これにより、第1の映像信号(VR)を第2の特徴情報(N1)に対応付けて送信することができる。
さらに、前記第1の特徴情報(N3)は、前記第1の車両(3)の車両ナンバーを含み、前記第2の特徴情報(N1)は、前記第2の車両(1)の車両ナンバーを含むことを特徴とする。
これにより、各車両に対して固有の特徴である車両ナンバーを用いて、特徴情報を構成することができる。
さらに、前記第1の映像信号(VR)は、前記自車両(2)から後方をとらえた映像信号であり、前記第2の映像信号(VF)は、前記自車両(2)から前方をとらえた映像信号であり、
車載通信装置(20)は、前記第2の映像信号(VF)に基づいて、前記自車両(2)の前方に危険物が存在するか否かを判定する機能(S8)と、前記危険物が存在すると判定された場合に、所定の危険物警告画像を、前記第1の特徴情報(N3)に対応付けて前記送信部(26)に無線送信させる機能(S10)と、を有する制御部(24)
を有することを特徴とする。
これにより、第1の特徴情報(N3)に対応付けて、危険物の存在を警告することができる。
さらに、前記制御部(24)は、前記第1の映像信号(VR)に基づいて、前記自車両(2)と前記第1の車両(3)との車間距離が適切であるか否かを判定する機能(S12)と、前記車間距離が適切ではない場合に、所定の車間距離警告画像を前記第1の特徴情報(N3)に対応付けて前記送信部(26)に無線送信させる機能(S14)と、
をさらに有することを特徴とする。
これにより、第1の特徴情報(N3)に対応付けて、車間距離が不適切であることを警告することができる。
そして、上記実施形態の車車間通信システムAは、
画像送信用車両(2)に設けられた画像送信用通信装置(20)と、
画像受信用車両(3)に設けられた画像受信用通信装置(30)と、
を有し、
前記画像送信用通信装置(20)は、
前記画像送信用車両(2)の前方または後方のうち一方の側をとらえた第1の映像信号(VR)と、前記第1の映像信号(VR)とは逆側である他方の側をとらえた第2の映像信号(VF)とを受信する機能と、前記第1の映像信号(VR)に前記画像送信用車両(2)とは別の第1の車両(3)の画像が含まれている場合に、前記第1の映像信号(VR)から前記第1の車両(3)の特徴を示す第1の特徴情報(N3)を取得する特徴情報取得部(23)と、
前記第2の映像信号(VF)を、前記第1の特徴情報(N3)に対応付けて無線送信する送信部(26)と、
を有するものであり、
前記画像受信用通信装置(30)は、
前記画像送信用通信装置(20)から送信された送信信号を受信する受信部(34)と、
前記送信信号に自車に対応する特徴情報(N3)が含まれている場合に、該特徴情報(N3)に対応付けられている映像信号を再生する制御部(33)と、
を有するものであることを特徴とする。
これにより、画像受信用車両(3)にカメラ等を設けることなく、画像送信用通信装置(20)から画像受信用通信装置(30)に対して映像信号を伝送できる。
1 一般車両(第2の車両、画像受信用車両)
2 大型車両(自車両、画像送信用車両)
3 一般車両(第1の車両、画像受信用車両)
10,30 一般車両用通信装置(画像受信用通信装置)
11,31 表示部
12,32 発音部
13,33 制御部
14,34 受信部
20 大型車両用通信装置(車載通信装置、画像送信用通信装置)
21 前方カメラ
22 後方カメラ
23 車両ナンバー取得部(特徴情報取得部)
24 制御部
25 データ合成部
26 送信部
50 道路
51,52
A 車車間通信システム
N1 車両ナンバー(特徴情報、第2の特徴情報)
N1,N3 車両ナンバー
N3 車両ナンバー(特徴情報、第1の特徴情報)
SD データストリーム
SVF 前方車両用ビデオストリーム
SVR 後方車両用ビデオストリーム
VF 前方映像(第2の映像信号)
VR 後方映像(第1の映像信号)

Claims (6)

  1. 自車両の前方または後方のうち一方の側をとらえた第1の映像信号と、前記第1の映像信号とは逆側である他方の側をとらえた第2の映像信号とを受信する機能と、前記第1の映像信号に自車両とは別の第1の車両の画像が含まれている場合に、前記第1の映像信号から前記第1の車両の特徴を示す第1の特徴情報を取得する特徴情報取得部と、
    前記第2の映像信号を、前記第1の特徴情報に対応付けて無線送信する送信部と、
    を有することを特徴とする車載通信装置。
  2. 前記特徴情報取得部は、前記第2の映像信号に自車両とは別の第2の車両の画像が含まれている場合に、前記第2の映像信号から前記第2の車両の特徴を示す第2の特徴情報を取得する機能をさらに有し、
    前記送信部は、前記第1の映像信号を、前記第2の特徴情報に対応付けて無線送信する機能をさらに有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の車載通信装置。
  3. 前記第1の特徴情報は、前記第1の車両の車両ナンバーを含み、前記第2の特徴情報は、前記第2の車両の車両ナンバーを含む
    ことを特徴とする請求項2に記載の車載通信装置。
  4. 前記第1の映像信号は、前記自車両から後方をとらえた映像信号であり、前記第2の映像信号は、前記自車両から前方をとらえた映像信号であり、
    前記第2の映像信号に基づいて、前記自車両の前方に危険物が存在するか否かを判定する機能と、前記危険物が存在すると判定された場合に、所定の危険物警告画像を、前記第1の特徴情報に対応付けて前記送信部に無線送信させる機能と、を有する制御部
    をさらに有することを特徴とする請求項3に記載の車載通信装置。
  5. 前記制御部は、前記第1の映像信号に基づいて、前記自車両と前記第1の車両との車間距離が適切であるか否かを判定する機能と、前記車間距離が適切ではない場合に、所定の車間距離警告画像を前記第1の特徴情報に対応付けて前記送信部に無線送信させる機能と、
    をさらに有することを特徴とする請求項4に記載の車載通信装置。
  6. 画像送信用車両に設けられた画像送信用通信装置と、
    画像受信用車両に設けられた画像受信用通信装置と、
    を有し、
    前記画像送信用通信装置は、
    前記画像送信用車両の前方または後方のうち一方の側をとらえた第1の映像信号と、前記第1の映像信号とは逆側である他方の側をとらえた第2の映像信号とを受信する機能と、前記第1の映像信号に前記画像送信用車両とは別の第1の車両の画像が含まれている場合に、前記第1の映像信号から前記第1の車両の特徴を示す第1の特徴情報を取得する特徴情報取得部と、
    前記第2の映像信号を、前記第1の特徴情報に対応付けて無線送信する送信部と、
    を有するものであり、
    前記画像受信用通信装置は、
    前記画像送信用通信装置から送信された送信信号を受信する受信部と、
    前記送信信号に自車に対応する特徴情報が含まれている場合に、該特徴情報に対応付けられている映像信号を再生する制御部と、
    を有するものである
    ことを特徴とする車車間通信システム。
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