JP2017090851A - シート照明顕微鏡、及び、シート照明方法 - Google Patents

シート照明顕微鏡、及び、シート照明方法 Download PDF

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Abstract

【課題】縞状の影の形成を抑制するシート照明顕微鏡及びシート照明方法を提供する。【解決手段】シート照明顕微鏡1は、検出光学系30の光軸と略直交する方向から試料に光シートを照射する照明光学系10と、設定変更機構20を備える。設定変更機構20は、照明光学系10から出射される光シートの幅方向についての発散角度または集束角度の設定を変更する。【選択図】図1

Description

本発明は、シート照明顕微鏡、及び、シート照明方法の技術に関する。
蛍光顕微鏡の分野では、検出光学系の光軸に直交する方向から試料にレーザ光を照射して、試料中に検出光学系の光軸と直交する光シートを形成する技術が知られている。この技術は、試料に与えるダメージを抑えることができる、高い縦分解能を実現できるなどのメリットがあり、近年、注目を集めている。
上記の技術では、試料を検出光学系の光軸方向とは異なる方向から照明するため、試料中に吸収により光が透過しにくい部分や光が散乱する部分が含まれている場合には、当該部分の後方に光が入射せず、視野内に縞状の影ができてしまう。
関連技術は、例えば、特許文献1に記載されている。特許文献1には、ウォブル板やスイング・ミラーの振動運動により、時間によって異なる角度で標本物質にシート光の放射成分を照射する技術が記載されている。
特開2008−250303号公報
特許文献1に記載の技術では、ある角度の放射成分では光が透過しない部分に妨げられて照射し得ない領域についても、他の角度の放射成分によって照射し得る。このため、光が照射されない領域を小さくすることが可能であり、縞状の影が生じにくくすることができる。しかしながら、照射角度が変化するため、照明範囲内を均一に照明することが難しい。このため、光シートを形成するシート照明顕微鏡において縞状の影の形成を抑制する新たな技術が求められている。
以上のような実情を踏まえ、本発明では、縞状の影の形成を抑制するシート照明顕微鏡及びシート照明方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、検出光学系の光軸と略直交する方向から試料に光シートを照射する照明光学系と、前記照明光学系から出射される前記光シートの幅方向についての発散角度または集束角度の設定を変更する設定変更手段と、を備えるシート照明顕微鏡を提供する。
本発明の別の態様は、光シートで試料を照明するシート照明方法であって、前記光シートの幅方向についての発散角度または集束角度の設定を変更し、検出光学系の光軸と略直交する方向から前記試料に前記光シートを照射するシート照明方法を提供する。
本発明によれば、縞状の影の形成を抑制するシート照明顕微鏡及びシート照明方法を提供することができる。
実施例1に係るシート照明顕微鏡1の構成を示した図である。 物点OPを光学系OSにより像点IPに投影する様子を示した図である。 シート照明顕微鏡1を用いて行われるシート照明方法の手順を示すフローチャートである。 実施例2に係るシート照明顕微鏡2の構成を示した図である。 実施例3に係るシート照明顕微鏡3の構成を示した図である。 実施例4に係るシート照明顕微鏡4の構成を示した図である。 実施例5に係るシート照明顕微鏡5の構成を示した図である。 実施例6に係るシート照明顕微鏡6の構成を示した図である。 実施例7に係るシート照明顕微鏡7の構成を示した図である。 実施例8に係るシート照明顕微鏡8の構成を示した図である。 実施例9に係るシート照明顕微鏡9の構成を示した図である。
[実施例1]
図1は、本実施例に係るシート照明顕微鏡1の構成を示した図である。図1(a)には、シート照明顕微鏡1の構成とともに光シートの幅方向に関する光線図が描かれている。図1(b)には、シート照明顕微鏡1の構成とともに光シートの厚さ方向に関する光線図が描かれている。図1(a)及び図1(b)に示すxyz座標系は、明細書における方向参照の便宜のために定義した直交座標系である。
シート照明顕微鏡1は、例えば、生体標本などの試料からの蛍光を検出する蛍光顕微鏡である。シート照明顕微鏡1は、照明光学系10と、設定変更機構20と、検出光学系30と、カメラ40と、コンピュータ50と、モニタ51と、入力装置(キーボード52、マウス53)を備えている。試料は、照明光学系10の光軸と検出光学系30の光軸が交わる位置の辺りに配置される。
照明光学系10は、検出光学系30の光軸と略直交するシート形状を有する光シートを形成し、その光シートを検出光学系30の光軸と略直交する方向から試料に照射するように構成されている。照明光学系10の詳細については、後述する。ここで、光シートとは、シート形状の照明領域を形成する照明光のことである。シート形状とは、光の進行方向(照明光学系10の射出側の光軸方向、即ち、x方向)に対して直交する断面(以降、光束断面と記す)が互いに直交する一方向に長く他方向に短い二次元形状を有する形状をいう。以降では、光束断面内での長さが長い方向を光シートの幅方向、短い方向を光シートの厚さ方向と記す。また、検出光学系30の光軸と略直交するシート形状とは、進行方向と幅方向で定義される光シート面が検出光学系30の光軸と略直交するようなシート形状をいう。本実施例では、進行方向はx軸方向、幅方向はy軸方向、厚さ方向はz軸方向である。この点は実施例2以降でも同様である。照明光学系10は、図1(a)に示すように、幅方向に発散した光シートを形成する。
設定変更機構20は、照明光学系10から出射される光シートの幅方向についての発散角度の設定を変更する手段である。設定変更機構20の詳細については、後述する。ここで、発散角度とは、照明光学系10の射出側の光軸と照明光学系10から出射した光シートの従属光線とがなす最大角度のことである。後述するスキャナ15と組み合わせたときに、発散角度が大きいほど、遮光部分により近い領域にまで光が回り込むことが可能となり、縞状の影を抑制することができる。ただし、照明領域に照射される単位領域あたりのエネルギーは低下する。また、均一な照明を実現するために必要な走査幅も広くなる。このため、発散角度は、縞状の影が十分に抑制されるようなできる限り小さな角度であることが望ましい。なお、縞状の影の生じやすさは試料に応じて異なるため、縞状の影が十分に抑制される角度も試料に応じて異なる。
設定変更機構20は、試料に応じて発散角度の設定を変更することができる。このため、照明エネルギーの過度の低下を抑えながら、縞状の影を抑制することができる。
検出光学系30は、試料からの光(例えば、蛍光)を集光して試料の光学像をカメラ40の受光面に形成する光学系である。検出光学系30は、試料側から順に、対物レンズ31と、波長選択素子32と、結像レンズ33を含んでいる。波長選択素子32は、例えば、照明光がカメラ40に入射することを防止するためのバリアフィルタである。
カメラ40は、CCDやCMOSなどの2次元イメージセンサを備えた撮像装置であり、検出光学系30を介して入射する光を検出して試料を撮像する。コンピュータ50は、シート照明顕微鏡1を制御する制御装置である。コンピュータ50では、例えば、カメラ40の露光時間の制御、モニタ51の表示制御などが行われる。また、コンピュータ50は、設定変更機構20を制御してもよい。モニタ51は、カメラ40が取得した試料の画像を表示する。キーボード52及びマウス53は、コンピュータ50に接続されていて、シート照明顕微鏡1の利用者からの指示をコンピュータ50に入力する入力装置である。
照明光学系10は、レーザ11を備えている。レーザ11は、光シートに変換されるレーザ光を出射する光源である。照明光学系10は、さらに、レーザ11側から順に、第1の光学系12と、スキャナ15と、走査光学系16と、を備えている。第1の光学系12は、レーザ11とスキャナ15との間に配置され、レーザ光をスキャナ15に照射する光学系である。第1の光学系12は、レンズ13とレンズ14とを含み、レーザ光のビーム径を調整するように構成されている。スキャナ15は、光シートで試料を光シートの幅方向に走査する走査手段であり、例えば、ガルバノミラー、レゾナントミラーなどの、光を偏向させる偏向面を有する回転自在なミラーである。なお、図1では、図面を簡略化するために、スキャナ15で偏向される光の光路上の光学素子が一直線上に並べられている。
走査光学系16は、シリンドリカルレンズ17とシリンドリカルレンズ18とを含み、スキャナ15で偏向された光を試料に照射する。図1(a)及び図1(b)に示すように、シリンドリカルレンズ17は、xy平面内で屈折力を有し、xz平面内で屈折力を有しないように配置されている。シリンドリカルレンズ18は、xz平面内で屈折力を有し、xy平面内で屈折力を有しないように配置されている。即ち、シリンドリカルレンズ17とシリンドリカルレンズ18は、シリンドリカルレンズ17が屈折力を有する平面とシリンドリカルレンズ18が屈折力を有する平面とが互いに直交するように配置されている。走査光学系16は、スキャナ15が走査光学系16の光シート面(xy平面)における前側焦点位置に位置するように配置されている。即ち、シリンドリカルレンズ17は、スキャナ15がシリンドリカルレンズ17の前側焦点位置に位置するように配置されている。シリンドリカルレンズ17の前側焦点位置とは、試料側からシリンドリカルレンズ17に平行光束を入射したときに光が直線状に集光する位置のことである。
照明光学系10では、レーザ11から出射したレーザ光は、第1の光学系12で光束径(ビーム径)が調整された後、略平行光束の状態でスキャナ15に入射する。スキャナ15で偏向されたレーザ光は、シリンドリカルレンズ17及びシリンドリカルレンズ18に入射する。シリンドリカルレンズ17は、図1(a)及び図1(b)に示すように、xy平面内においてレーザ光を集束させる一方で、xz平面内においてはレーザ光に実質的に作用することなくその光束径を維持する。さらに、シリンドリカルレンズ18は、図1(a)及び図1(b)に示すように、xz平面内においてレーザ光を集束させる一方で、xy平面内においてはレーザ光に実質的に作用することなく発散角度を維持する。シリンドリカルレンズ18は、シリンドリカルレンズ18の後側焦点位置がおよそ検出光学系30の光軸上に位置するように配置される。これにより、シート照明顕微鏡1の観察領域(視野)中に幅方向に発散角度を有する光シートが形成される。なお、ここではスキャナ15に入射する光束を略平行光束としたが、必ずしも略平行光束でなくても良い。
設定変更機構20は、レンズ交換手段であり、具体的には、シリンドリカルレンズ17を含むレンズユニット21とシリンドリカルレンズ23を含むレンズユニット22とを切り替える回転機構である。シリンドリカルレンズ23は、シリンドリカルレンズ17とは異なる焦点距離を有するシリンドリカルレンズであり、レンズユニット22が光路上に配置されたときにスキャナ15がシリンドリカルレンズ23の前側焦点位置に位置するようにレンズユニット22内に設けられている。
設定変更機構20は、光路上に配置されるレンズユニットをレンズユニット21からレンズユニット22へ切り替えることで、シリンドリカルレンズ17をシリンドリカルレンズ23に交換して、スキャナ15がシリンドリカルレンズ23の前側焦点位置に位置するようにシリンドリカルレンズ23を配置する。これにより、走査光学系16の焦点距離を変更する。なお、シリンドリカルレンズ23が光路上に配置されている場合には、走査光学系16は、シリンドリカルレンズ23とシリンドリカルレンズ18から構成される。
設定変更機構20がレンズユニットを交換して走査光学系16の焦点距離を変更することで、照明光学系10から試料に向かう光シートの幅方向についての角度が変化する。図1(a)には、レンズユニット21が光路上に配置されているときの光束が実線で、レンズユニット22が光路上に配置されているときの光束が破線で描かれている。焦点距離を変更することで光シートの角度が変化する点については、図2を参照しながら説明する。
図2は、物点OPを光学系OSにより像点IPに投影する様子を示した図であり、光学系OSの前側焦点位置にスキャナSCが配置された例が示されている。焦点距離fを有する光学系OSから物点OPまでの距離をaとし、光学系OSから像点IPまでの距離をbとすると、以下のレンズの公式が成り立つ。
スキャナSCから物点OPまでの距離をΔxとすると、距離bは下式で表わされる。
スキャナSCにおける光束の半径をcとすると、光学系OSにおける光束の半径dは下式で表わされる。
光学系OSから出射される光束の角度θは、式(2)と式(3)から以下の式のとおり導かれる。式(4)は、光束の角度θは、光学系OSの焦点距離fと、光学系OSの前側焦点位置における光束の半径cとに依存することを示している。
シート照明顕微鏡1では、走査光学系16が図2に示す光学系OSに相当する。このため、走査光学系16の焦点距離fを変更することで、光シートの幅方向についての角度を変更することができる。
図3は、シート照明顕微鏡1を用いて行われるシート照明方法の手順を示すフローチャートである。設定変更機構20が、光シートの幅方向についての発散角度の設定を変更する(ステップS1)。ここでは、利用者が設定変更機構20を操作することで、設定変更機構20が光路上に配置されるレンズユニットを切り替えてもよい。また、利用者が入力装置を用いてレンズユニットの切り替えを指示し、利用者の指示に従ってコンピュータ50が設定変更機構20を制御することで、設定変更機構20が光路上に配置されるレンズユニットを切り替えてもよい。さらに、レンズユニットが多数ある場合には、利用者が発散角度を指定し、コンピュータ50が指定された発散角度を実現するレンズユニットが光路上に配置されるように設定変更機構20を制御してもよい。
次に、照明光学系10が検出光学系30の光軸と略直交する方向から試料に光シートを照射する(ステップS2)。具体的には、コンピュータ50がレーザ11を制御し、照明光学系10がレーザ11から出射したレーザ光で光シートを形成して試料に照射する。その後、カメラ40が試料の画像を取得し、モニタ51が取得した画像を表示する(ステップS3)。モニタ51に表示された画像を目視した利用者は、縞状の影が目立っている場合には発散角度の設定変更をコンピュータ50に指示する。
コンピュータ50は、利用者からの指示に基づいて発散角度についての設定変更の要否を判断する(ステップS4)。例えば、一定時間内に設定変更指示がコンピュータ50に入力された否かによって判断してもよい。コンピュータ50は、設定変更が必要であると判断すると、より大きな発散角度を有するレンズユニットが光路上に配置されるように設定変更機構20を制御する(ステップS5)。その後、設定変更が不要であると判断されるまで、ステップS2からステップS5の処理が繰り返される。これにより、縞状の影が抑制された良好なシート照明が実現される。
シート照明顕微鏡1によれば、幅方向に発散した光シートを、スキャナ15を用いて幅方向に平行移動させることができる。このため、照明領域内に吸収により光が透過しにくい部分又は光を散乱する部分(これらをまとめて遮光部分と記す)があっても、その背後の領域に光が回りこむことができる。従って、照明領域に縞状の影が発生することを抑えることができる。また、設定変更機構20でレンズユニットを切り替えることで、光シートの発散角度の設定を試料に応じて変更することができる。このため、試料によらず縞状の影を抑制することができる。また、単位面積当たりの照明エネルギーの低下も抑えることができる。
さらに、シート照明顕微鏡1によれば、スキャナ15が走査光学系16の前側焦点位置に配置されているため、走査期間中の光シートの向きを一定に維持することができる。このため、光シートが視野全体を横切るようにスキャナ15で試料を走査することで、視野全体をムラなく均一に照明することができる。また、カメラ40の露光時間を光シートが視野全体を横切る時間以上に制御することで、均一に照明された試料を撮像し、良好な画質の画像を取得することができる。
なお、本実施例では、2つレンズユニットを切り替えて使用する例としたが、3つ以上のレンズユニットを切り替えるものとしても良い。
[実施例2]
図4は、本実施例に係るシート照明顕微鏡2の構成を示した図である。図4(a)、図4(b)には、それぞれ、シート照明顕微鏡2の構成とともに、光シートの幅方向に関する光線図、光シートの厚さ方向に関する光線図が描かれている。
シート照明顕微鏡2は、スキャナ15とシリンドリカルレンズ18の間の構成がシート照明顕微鏡1とは異なっている。その他の構成は、シート照明顕微鏡1と同様であるので、詳細な説明を割愛する。シート照明顕微鏡2の照明光学系60は、走査光学系16の代わりに走査光学系62を備える点が、シート照明顕微鏡1の照明光学系10とは異なっている。
走査光学系62は、シリンドリカルレンズ17の代わりシリンドリカルレンズ63を備える点が走査光学系16とは異なる。シリンドリカルレンズ63は、xy平面内で可変な屈折力を有し、xz平面内で屈折力を有しないように配置された、液体レンズに代表される可変焦点レンズである。シリンドリカルレンズ63は、走査光学系62中で最もスキャナ15側に配置されている。また、シリンドリカルレンズ63は、後述する構造によって光軸方向に移動自在に配置されている。走査光学系62は、スキャナ15が走査光学系62の光シート面における前側焦点位置に位置するように配置されている。即ち、シリンドリカルレンズ63は、スキャナ15がシリンドリカルレンズ63の前側焦点位置に位置するように配置されている。なお、シリンドリカルレンズ63の配置は、走査光学系62中の最もスキャナ15側に限られない。スキャナ15が走査光学系62の光シート面における前側焦点位置に位置するように配置されている限り、シリンドリカルレンズ63は任意の位置に配置し得る。
シート照明顕微鏡2は、シリンドリカルレンズ63を収容したレンズユニット61を備えている。レンズユニット61は、照明光学系60から出射される光シートの幅方向についての発散角度の設定を変更する設定変更手段である。レンズユニット61は、シリンドリカルレンズ63の焦点距離を変更する焦点距離変更手段であるコントローラ64を備える。コントローラ64は、シリンドリカルレンズ63の焦点距離を高速に変更することができる。なお、コントローラ64は、コンピュータ50によって制御されてもよい。
レンズユニット61は、さらに、シリンドリカルレンズ63を光軸方向に動かす構造として、ボールネジ65、ボールネジ65に螺合したナット66、及び、ボールネジ65を回転させるモータ67を備える。ナット66には、シリンドリカルレンズ63が固定されている。モータ67の回転によりボールネジ65が回転することで、ナット66に固定されたシリンドリカルレンズ63がシリンドリカルレンズ63の光軸方向に直線移動する。シリンドリカルレンズ63の焦点距離に応じてモータ67の回転を制御することで、シリンドリカルレンズ63の焦点距離によらず、シリンドリカルレンズ63を、スキャナ15がシリンドリカルレンズ63の前側焦点位置に位置するように配置することができる。なお、モータ67は、コンピュータ50によって制御されてもよい。
シート照明顕微鏡2によっても、シート照明顕微鏡1と同様の効果を得ることができる。さらに、シート照明顕微鏡2によれば、走査光学系62の焦点距離は可変焦点レンズの焦点距離の変更により高速に変更可能である。このため、シート照明顕微鏡2によれば、光シートの発散角度の設定を、シート照明顕微鏡1によりも高速に変更することができる。
[実施例3]
図5は、本実施例に係るシート照明顕微鏡3の構成を示した図である。図5(a)、図5(b)には、それぞれ、シート照明顕微鏡3の構成とともに、光シートの幅方向に関する光線図、光シートの厚さ方向に関する光線図が描かれている。
シート照明顕微鏡3は、照明光学系10の代わりに照明光学系70を備える点、設定変更機構20の代わりに設定変更機構73を有する点が、シート照明顕微鏡1とは異なっている。
照明光学系70は、第1の光学系12の代わりに第1の光学系71を備える点が、シート照明顕微鏡1の照明光学系10とは異なっている。第1の光学系71は、レンズ13、レンズ14に加えて、シリンドリカルレンズ72を備える点が、第1の光学系12とは異なる。シリンドリカルレンズ72は、xy平面内で屈折力を有し、xz平面内で屈折力を有しないように配置されている。このため、照明光学系70では、レンズ13及びレンズ14によりビーム径が調整された略平行光束であるレーザ光は、シリンドリカルレンズ72で幅方向について集束光束に変換された後に、スキャナ15に入射する。
設定変更機構73は、照明光学系70から出射される光シートの幅方向についての発散角度の設定を変更する手段である。設定変更機構73は、スキャナ15に入射する光の光束径を変更することで角度の設定を変更する点が、設定変更機構20とは異なっている。なお、スキャナ15に入射する光の光束径を変更することで、光シートの幅方向についての発散角度を変更することができる点については、図2及び式(4)を参照しながら上述したとおりである。
設定変更機構73は、レンズ交換手段であり、具体的には、シリンドリカルレンズ72を含むレンズユニット74とシリンドリカルレンズ76を含むレンズユニット75とを切り替える回転機構である。シリンドリカルレンズ76は、シリンドリカルレンズ72とは異なる焦点距離を有するシリンドリカルレンズである。
設定変更機構73は、光路上に配置されるレンズユニットをレンズユニット74からレンズユニット75へ切り替えることで、シリンドリカルレンズ72をシリンドリカルレンズ76に交換して、第1の光学系71の焦点距離を変更する。これにより、スキャナ15に入射する光の光束径を変更する。なお、シリンドリカルレンズ76が光路上に配置されている場合には、第1の光学系71は、レンズ13、レンズ14及びシリンドリカルレンズ76から構成される。
シート照明顕微鏡3によっても、シート照明顕微鏡1と同様の効果を得ることができる。
[実施例4]
図6は、本実施例に係るシート照明顕微鏡4の構成を示した図である。図6(a)、図6(b)には、それぞれ、シート照明顕微鏡4の構成とともに、光シートの幅方向に関する光線図、光シートの厚さ方向に関する光線図が描かれている。
シート照明顕微鏡4は、レーザ11とスキャナ15の間の構成がシート照明顕微鏡3とは異なっている。その他の構成は、シート照明顕微鏡3と同様である。シート照明顕微鏡4の照明光学系80は、第1の光学系71の代わりに第1の光学系81を備える点が、シート照明顕微鏡3の照明光学系70とは異なっている。
第1の光学系81は、シリンドリカルレンズ72の代わりシリンドリカルレンズ82を備える点が、第1の光学系71とは異なる。シリンドリカルレンズ82は、xy平面内で可変な屈折力を有し、xz平面内で屈折力を有しないように配置された、液体レンズに代表される可変焦点レンズである。
シート照明顕微鏡4は、シリンドリカルレンズ82を収容したレンズユニット83を備えている。レンズユニット83は、第1の光学系81の焦点距離を変更することで、照明光学系80から出射される光シートの幅方向についての発散角度の設定を変更する設定変更手段である。レンズユニット83は、シリンドリカルレンズ82の焦点距離を変更する焦点距離変更手段であるコントローラ84を備える。コントローラ84は、シリンドリカルレンズ82の焦点距離を高速に変更することができる。なお、コントローラ84は、コンピュータ50によって制御されてもよい。
シート照明顕微鏡4によっても、シート照明顕微鏡3と同様の効果を得ることができる。さらに、シート照明顕微鏡4では、第1の光学系81の焦点距離は可変焦点レンズの焦点距離の変更により高速に変更可能である。このため、シート照明顕微鏡4によれば、光シートの発散角度の設定を、シート照明顕微鏡3よりも高速に変更することができる。
[実施例5]
図7は、本実施例に係るシート照明顕微鏡5の構成を示した図である。図7(a)、図7(b)には、それぞれ、シート照明顕微鏡5の構成とともに、光シートの幅方向に関する光線図、光シートの厚さ方向に関する光線図が描かれている。
シート照明顕微鏡5は、レーザ11とスキャナ15の間の構成がシート照明顕微鏡3とは異なっている。その他の構成は、シート照明顕微鏡3と同様である。シート照明顕微鏡5の照明光学系90は、第1の光学系71の代わりに第1の光学系91を備える点が、シート照明顕微鏡3の照明光学系70とは異なっている。
第1の光学系91は、シリンドリカルレンズ72の代わり変倍光学系94を備える点が、第1の光学系71とは異なる。変倍光学系94は、シリンドリカルレンズ92とシリンドリカルレンズ93を備え、レンズ13とレンズ14により調整されたビーム径を更に調整する。シリンドリカルレンズ92とシリンドリカルレンズ93は、それぞれxy平面内で屈折力を有し、xz平面内で屈折力を有しないように配置されている。シリンドリカルレンズ92は、負の屈折力を有し、後述する構造によって光軸方向に移動自在に配置されている。
シート照明顕微鏡5は、変倍光学系94を収容したレンズユニット95を備えている。レンズユニット95は、第1の光学系91の焦点距離を変更することで、照明光学系90から出射される光シートの幅方向についての発散角度の設定を変更する設定変更手段である。レンズユニット95は、シリンドリカルレンズ92をシリンドリカルレンズ92の光軸方向に動かすことで変倍光学系94の倍率を変更する構造として、ボールネジ96、ボールネジ96に螺合したナット97、及び、ボールネジ96を回転させるモータ98を備える。ナット97には、シリンドリカルレンズ92が固定されている。モータ98の回転によりボールネジ96が回転することで、ナット97に固定されたシリンドリカルレンズ92がシリンドリカルレンズ92の光軸方向に直線移動する。なお、モータ98は、コンピュータ50によって制御されてもよい。
シート照明顕微鏡5によっても、シート照明顕微鏡3と同様の効果を得ることができる。また、シート照明顕微鏡5によれば、光シートが幅方向について集光位置を、設定によらず一定の位置に維持することができる。
[実施例6]
図8は、本実施例に係るシート照明顕微鏡6の構成を示した図である。図8(a)、図8(b)には、それぞれ、シート照明顕微鏡6の構成とともに、光シートの幅方向に関する光線図、光シートの厚さ方向に関する光線図が描かれている。
シート照明顕微鏡6は、レーザ11とスキャナ15の間の構成がシート照明顕微鏡3とは異なっている。その他の構成は、シート照明顕微鏡3と同様である。シート照明顕微鏡6の照明光学系100は、第1の光学系71の代わりに第1の光学系101を備える点が、シート照明顕微鏡3の照明光学系70とは異なっている。
第1の光学系101は、シリンドリカルレンズ72の代わりシリンドリカルレンズ102を備える点が、第1の光学系71とは異なる。シリンドリカルレンズ102は、後述する構造によって光軸方向に移動自在に配置された移動レンズであり、xy平面内で屈折力を有し、xz平面内で屈折力を有しないように配置されている。
シート照明顕微鏡6は、シリンドリカルレンズ102を収容したレンズユニット103を備えている。レンズユニット103は、第1の光学系101の焦点距離を変更することで、照明光学系100から出射される光シートの幅方向についての発散角度の設定を変更する設定変更手段である。レンズユニット103は、シリンドリカルレンズ102をシリンドリカルレンズ102の光軸方向に動かす構造として、ボールネジ104、ボールネジ104に螺合したナット105、及び、ボールネジ104を回転させるモータ106を備える。ナット105には、シリンドリカルレンズ102が固定されている。モータ106の回転によりボールネジ104が回転することで、ナット105に固定されたシリンドリカルレンズ102がシリンドリカルレンズ102の光軸方向に直線移動する。なお、モータ106は、コンピュータ50によって制御されてもよい。
シート照明顕微鏡6によっても、シート照明顕微鏡3と同様の効果を得ることができる。
[実施例7]
図9は、本実施例に係るシート照明顕微鏡7の構成を示した図である。図9(a)、図9(b)には、それぞれ、シート照明顕微鏡7の構成とともに、光シートの幅方向に関する光線図、光シートの厚さ方向に関する光線図が描かれている。
シート照明顕微鏡7は、レーザ11とスキャナ15の間の構成がシート照明顕微鏡3とは異なっている。その他の構成は、シート照明顕微鏡3と同様である。シート照明顕微鏡7の照明光学系110は、第1の光学系12の代わりに第1の光学系113を含む点が、シート照明顕微鏡3の照明光学系70とは異なっている。第1の光学系113は、レンズ13、レンズ14に加えて、絞り111を備える。絞り111は、レーザ11とスキャナ15の間に配置された絞り径を変更可能な可変絞りである。絞り111は、光シートの幅方向にのみ絞り径を変更することができるように構成されることが望ましい。
シート照明顕微鏡7は、さらに、絞り111を収容した絞りユニット112を備えている。絞りユニット112は、スキャナ15に入射する光の光束径を変更することで、照明光学系110から出射される光シートの幅方向についての発散角度の設定を変更する設定変更手段であり、絞り111の絞り径を変更する絞り径変更手段である。なお、絞りユニット112は、コンピュータ50によって制御されてもよい。
シート照明顕微鏡7によっても、シート照明顕微鏡3と同様の効果を得ることができる。また、シート照明顕微鏡7によれば、光シートが幅方向について集光位置を、設定によらず一定の位置に維持することができる。
[実施例8]
図10は、本実施例に係るシート照明顕微鏡8の構成を示した図である。図10(a)、図10(b)には、それぞれ、シート照明顕微鏡8の構成とともに、光シートの幅方向に関する光線図、光シートの厚さ方向に関する光線図が描かれている。
シート照明顕微鏡8は、照明光学系10の代わりに照明光学系120を備える点、設定変更機構20の代わりに設定変更機構121を備える点がシート照明顕微鏡1とは異なっている。照明光学系120は、スキャナ15を含まない点が、照明光学系10とは異なっている。照明光学系120は、図10(a)に示すように、幅方向に集束した光シートを形成する。
設定変更機構121は、照明光学系120から出射される光シートの幅方向についての集束角度の設定を変更する手段である。ここで、集束角度とは、照明光学系10の射出側の光軸と照明光学系10から出射した光シートの従属光線とがなす最大角度のことである。集束角度が大きいほど、遮光部分により近い領域にまで光が回り込むことが可能となり、縞状の影を抑制することができる。設定変更機構121は、光路上に配置されるレンズユニットをレンズユニット21からレンズユニット122へ切り替えることでシリンドリカルレンズ17をシリンドリカルレンズ123に交換するレンズ交換手段を備えている。シリンドリカルレンズ123は、xy平面内で屈折力を有し、xz平面内で屈折力を有しないように配置される。シリンドリカルレンズ123は、シリンドリカルレンズ17とは異なる焦点距離を有している。
設定変更機構121がレンズユニットを交換して照明光学系120の焦点距離を変更することで、照明光学系120から試料に向かう光シートの幅方向についての角度が変化する。なお、シリンドリカルレンズ123が光路上に配置されている場合には、照明光学系120は、レンズ13、レンズ14、シリンドリカルレンズ123、及びシリンドリカルレンズ18から構成される。
シート照明顕微鏡8によれば、設定変更機構121でレンズユニットを切り替えることで、光シートの集束角度の設定を試料に応じて変更することができる。このため、試料によらず縞状の影を抑制することができる。
[実施例9]
図11は、本実施例に係るシート照明顕微鏡9の構成を示した図である。図11(a)、図11(b)には、それぞれ、シート照明顕微鏡9の構成とともに、光シートの幅方向に関する光線図、光シートの厚さ方向に関する光線図が描かれている。
シート照明顕微鏡9は、レンズ14とシリンドリカルレンズ18の間の構成がシート照明顕微鏡8とは異なっている。シート照明顕微鏡9の照明光学系130は、シリンドリカルレンズ17の代わりにシリンドリカルレンズ131を備える点が、照明光学系120とは異なっている。シリンドリカルレンズ131は、xy平面内で可変な屈折力を有し、xz平面内で屈折力を有しないように配置された、液体レンズに代表される可変焦点レンズである。
シート照明顕微鏡9は、シリンドリカルレンズ131を収容したレンズユニット132を備えている。レンズユニット132は、照明光学系130の焦点距離を変更することで、照明光学系130から出射される光シートの幅方向についての集束角度の設定を変更する設定変更手段である。レンズユニット132は、シリンドリカルレンズ131の焦点距離を変更する焦点距離変更手段であるコントローラ133を備える。コントローラ133は、レンズユニット132の焦点距離を高速に変更することができる。なお、コントローラ133は、コンピュータ50によって制御されてもよい。
シート照明顕微鏡9によっても、シート照明顕微鏡8と同様の効果を得ることができる。さらに、シート照明顕微鏡9では、照明光学系130の焦点距離は可変焦点レンズの焦点距離の変更により高速に変更可能である。このため、シート照明顕微鏡9によれば、光シートの集束角度の設定を、シート照明顕微鏡8によりも高速に変更することができる。
上述した各実施例は、発明の理解を容易にするために具体例を示したものであり、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。シート照明顕微鏡及びシート照明方法は、特許請求の範囲により規定される本発明の範囲において、さまざまな変形、変更が可能である。この明細書で説明される個別の実施例の文脈におけるいくつかの特徴を組み合わせて単一の実施例としてもよい。例えば、試料の手前に配置されたシリンドリカルレンズ18は、試料を入れる容器に設置されていてもよく、また、容器自体がシリンドリカルレンズ18を備えてもよい。また、図1及び図4から図9では試料に照射される光シートが幅方向について発散光束である例が示されているが、光シートの幅方向の状態は発散状態に限らず、走査光学系の幅方向の焦点距離の変更により集束状態としてもよい。
1、2、3、4、5、6、7、8、9 シート照明顕微鏡
10、60、70、80、90、100、110、120、130 照明光学系
11 レーザ
12、71、81、91、101、113 第1の光学系
13、14 レンズ
15 スキャナ
16、62 走査光学系
17、18、23、63、72、76、82、92、93、102、123、131
シリンドリカルレンズ
20、73、121 設定変更機構
21、22、61、74、75、83、95、103、122、132 レンズユニット
30 検出光学系
31 対物レンズ
32 波長選択素子
33 結像レンズ
40 カメラ
50 コンピュータ
51 モニタ
52 キーボード
53 マウス
64、84、133 コントローラ
65、96、104 ボールネジ
66、97、105 ナット
67、98、106 モータ
94 変倍光学系
111 絞り
112 絞りユニット
OP 物点
SC スキャン
OS 光学系
IP 像点

Claims (16)

  1. 検出光学系の光軸と略直交する方向から試料に光シートを照射する照明光学系と、
    前記照明光学系から出射される前記光シートの幅方向についての発散角度または集束角度の設定を変更する設定変更手段と、を備える
    ことを特徴とするシート照明顕微鏡。
  2. 請求項1に記載のシート照明顕微鏡において、
    前記照明光学系は、
    前記光シートで前記試料を前記光シートの幅方向に走査する走査手段と、
    前記走査手段が前側焦点位置に位置するように配置された、前記走査手段で偏向された光を前記試料に照射する走査光学系と、を備える
    ことを特徴とするシート照明顕微鏡。
  3. 請求項2に記載のシート照明顕微鏡において、
    前記設定変更手段は、前記走査光学系の焦点距離を変更する
    ことを特徴とするシート照明顕微鏡。
  4. 請求項3に記載のシート照明顕微鏡において、
    前記走査光学系は、可変焦点レンズを備え、
    前記設定変更手段は、
    前記可変焦点レンズの焦点距離を変更する焦点距離変更手段と、
    前記可変焦点レンズを光軸方向に動かす移動手段と、を備える
    ことを特徴とするシート照明顕微鏡。
  5. 請求項3に記載のシート照明顕微鏡において、
    前記設定変更手段は、前記走査光学系に含まれる第1のレンズを焦点距離の異なる第2のレンズと交換して、前記走査手段が前記第2のレンズの前側焦点位置に位置するように前記第2のレンズを配置するレンズ交換手段を備える
    ことを特徴とするシート照明顕微鏡。
  6. 請求項2に記載のシート照明顕微鏡において、
    前記設定変更手段は、前記走査手段に入射する光の光束径を変更する
    ことを特徴とするシート照明顕微鏡。
  7. 請求項6に記載のシート照明顕微鏡において、さらに、
    光シートに変換される光を出射する光源と、
    前記光源と前記走査手段との間に配置され、前記光源からの光を前記走査手段に照射する第1の光学系と、を備え、
    前記設定変更手段は、前記第1の光学系の焦点距離を変更する
    ことを特徴とするシート照明顕微鏡。
  8. 請求項7に記載のシート照明顕微鏡において、
    前記第1の光学系は、可変焦点レンズを備え、
    前記設定変更手段は、前記可変焦点レンズの焦点距離を変更する焦点距離変更手段を備える
    ことを特徴とするシート照明顕微鏡。
  9. 請求項7に記載のシート照明顕微鏡において、
    前記第1の光学系は、変倍光学系を備え、
    前記設定変更手段は、前記変倍光学系の倍率を変更する倍率変更手段を備える
    ことを特徴とするシート照明顕微鏡。
  10. 請求項7に記載のシート照明顕微鏡において、
    前記設定変更手段は、前記第1の光学系に含まれる第1のレンズを焦点距離の異なる第2のレンズに交換するレンズ交換手段を備える
    ことを特徴とするシート照明顕微鏡。
  11. 請求項7に記載のシート照明顕微鏡において、
    前記第1の光学系は、光軸方向に移動自在に配置された移動レンズを備え、
    前記設定変更手段は、前記移動レンズを前記光軸方向に動かす移動手段を備える
    ことを特徴とするシート照明顕微鏡。
  12. 請求項6に記載のシート照明顕微鏡において、さらに、
    光シートに変換される光を出射する光源と、
    前記光源と前記走査手段の間に配置された絞りと、を備え、
    前記設定変更手段は、前記絞りの絞り径を変更する絞り径変更手段を備える
    ことを特徴とするシート照明顕微鏡。
  13. 請求項1に記載のシート照明顕微鏡において、
    前記設定変更手段は、前記照明光学系の焦点距離を変更する
    ことを特徴とするシート照明顕微鏡。
  14. 請求項13に記載のシート照明顕微鏡において、
    前記照明光学系は、可変焦点レンズを備え、
    前記設定変更手段は、前記可変焦点レンズの焦点距離を変更する焦点距離変更手段を備える
    ことを特徴とするシート照明顕微鏡。
  15. 請求項13に記載のシート照明顕微鏡において、
    前記設定変更手段は、前記照明光学系に含まれる第1のレンズを焦点距離の異なる第2のレンズに交換するレンズ交換手段を備える
    ことを特徴とするシート照明顕微鏡。
  16. 光シートで試料を照明するシート照明方法であって、
    前記光シートの幅方向についての発散角度または集束角度の設定を変更し、
    検出光学系の光軸と略直交する方向から前記試料に前記光シートを照射する
    ことを特徴とするシート照明方法。
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