JP2017089917A - 空気調和システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の部屋を空調することができ、イニシャルコストおよびランニングを低くすることができる空気調和システムを提供する。【解決手段】空調装置10は、第1の空間Aに設置され、第1の室温検知手段100Aによって検知された温度を第1の目標温度に調整するように構成される。送風装置20は、第2の室温検知手段100Bによって検知された温度が第2の目標温度に近づくように、第1の空間Aから第2の空間Bへ送風するように構成される。【選択図】図1

Description

本発明は、空気調和システムに関するものであり、特に複数の部屋を空調することができる空気調和システムに関するものである。
従来、複数の部屋を空調する空気調和システムが知られている。たとえば特許第3972014号公報(特許文献1)には、複数の部屋を互いに連通させる空気流路(ダクト)を設けて、空調対象の部屋の空気を他の部屋に送風して他の部屋の空調装置の運転負荷を緩和するシステムが提案されている。
特許第3972014号公報
住宅の高断熱化および高気密化によって住宅内に発生する空調負荷が低下し、空調機(室内機)および熱源機(室外機)の低容量化が可能となってきている。その結果、各部屋を個別に空調する個別空調および家全体を空調する全館空調のいずれにおいても空気調和システムの低コスト化が可能となってきている。
各部屋を個別に空調する場合(個別空調)、部屋毎に圧縮機が必要となる。一方、家全体を空調する場合(全館空調)、個別空調よりも圧縮機の台数を減らすことができる。しかし、全館空調において、複数の部屋を互いに連通させるダクトを設ける場合、ダクトを設置する工事が必要となる。ダクトは、各部屋のデザイン性または機能性を確保するために、天井裏に設ける場合が多い。天井裏にダクトを設ける場合、その工事の費用は増加し易い。そのため、ダクトを設けて全館空調を行なう場合、イニシャルコストが増加してしまい、空気調和システムのさらなる低コスト化が望めない可能性がある。
また、各部屋における送風量を一定に保つためには、空気流路の通過風量を一定に保つ必要がある。しかし、ダクトを空気が通過すると、ダクト壁面と空気との摩擦による圧力損失が発生する。そのため、ダクトの通過風量を一定に保つためには、送風する空調装置に余計な負荷がかかり易い。その結果、ランニングコストがかえって増加してしまい、空気調和システムのさらなる低コスト化が望めない可能性がある。
また、空調装置によって直接に空調される部屋(第1の空間)から、この部屋に隣接する部屋(第2の空間)へ送風することが考えられる。この場合、第1の空間の空調に使われた空気が第2の空間の空調に使われる。そのため、第2の空間の空調も第1の空間と同程度に行なおうとすると、第1の空間から第2の空間への送風量を増加させる必要がある。しかし、送風量を増加させると、強い風が第2の空間の在室者にあたってしまい、在室者の快適性が損なわれる可能性がある。
さらに、第1の空間から第2の空間への送風方向によっては、第2の空間の対流が促進されず、第2の空間に温度分布の偏りが生じ場合がある。その場合、第2の空間の空調が効果的に行なえず、在室者の快適性が損なわれる可能性がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、複数の部屋を空調することができ、イニシャルコストおよびランニングコストが低く、在室者の快適性を確保することができる空気調和システムを提供することである。
本発明に係る空気調和システムは、第1の空間と、第1の空間に隣接する第2の空間とを空調する空気調和システムである。空気調和システムは、第1の室温検知手段と、第2の室温検知手段と、空調装置と、送風装置と、風向可変手段とを備える。第1の室温検知手段は、第1の空間の第1の温度を検知する。第2の室温検知手段は、第2の空間の第2の温度を検知する。空調装置は、第1の空間に設置され、第1の温度と予め設定された第1の目標温度との差に基づいて第1の空間の温度を調整するように構成される。送風装置は、第2の温度と予め設定された第2の目標温度との差に基づいて、第1の空間に含まれる空気を第2の空間へ送風するように構成される。風向可変手段は、送風装置の送風方向を変更可能に構成される。
本発明によれば、送風装置によって第1の空間に含まれる空気を第2の空間へ送風することにより、複数の部屋を空調することができる。その結果、新たにダクトを設置する必要がないためイニシャルコストを低減することができる。また、ダクト壁面と空気との摩擦による圧力損失が発生しないため、空調装置に余計な負荷がかかり難くなり、ランニングコストを低減することができる。また、風向可変手段によって送風装置の送風方向を変化させることにより、在室者の快適性を確保することができる。
実施の形態1に係る空気調和システムの構成図である。 空調装置の冷媒回路図である。 送風装置の構成図である。 実施の形態1に係る空気調和システムの機能ブロック図である。 送風装置の送風方向が上部吹き出しである場合の空気の流れを示す図である。 送風装置の送風方向が下部吹き出しである場合の空気の流れを示す図である。 送風装置の設置位置によって、上部吹き出しおよび下部吹き出しの角度の設定が異なる様子を示す図である。 実施の形態2に係る空気調和システムの構成図である。 実施の形態2に係る空気調和システムの機能ブロック図を示す。 実施の形態2における空調制御を各場合に分けて示した図である。 実施の形態3に係る空気調和システムの構成図である。 図12は、図11に対応する平面図である。 実施の形態3に係る空気調和システムの機能ブロック図を示す。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[実施の形態1]
図1は、実施の形態1による空気調和システム1の構成図である。空間Aには空調装置10が設置されている。空間Aに隣接する空間Bには送風装置20が設置されている。送風装置20の送風口には、送風装置20の送風方向を変化させる風向可変部30が設けられている。空調装置10とコントローラ50Aとは、伝送線200Aで接続されている。送風装置20とコントローラ50Bとは、伝送線200Bで接続されている。空間A,Bにはそれぞれ室温センサ100A,100Bが配置されている。室温センサ100A,100Bは、伝送線200A,200Bを通じてそれぞれコントローラ50A、50Bと接続されている。室温センサ100A,100Bのそれぞれは、空間A,Bの温度を検知できればコントローラ50A,50Bの内部、空調装置10の室内ユニット11の内部、または送風装置20の内部に配置されても構わない。
1台の空調装置10によって空間AおよびBの双方を空調する場合、空間AおよびBを互いに連通させるダクトを設けるのが一般的である。この場合、ダクトを設置する工事が必要となる。ダクトは、各空調対象空間のデザイン性または機能性を確保するために、天井裏に設けられる場合が多い。天井裏にダクトを設ける場合、その工事の費用は増加し易い。そのため、ダクトを設けて空間AおよびBの空調を行なう場合、イニシャルコストが増加し易く、空気調和システム1の低コスト化が望めなくなる可能性がある。
また、空間AおよびBにおける送風量を一定に保つためには、ダクトの通過風量を一定に保つ必要がある。しかし、ダクトを空気が通過すると、ダクト壁面と空気との摩擦による圧力損失が発生する。そのため、ダクトの通過風量を一定に保つためには、ダクトに送風する空調装置10に余計な負荷がかかり易い。その結果、ランニングコストが高額になり、空気調和システム1の低コスト化が望めない可能性がある。
これに対してダクトを設けずに、空調装置10によって直接に空調される空間Aから、送風装置20によって空間Bへ送風した場合、空間A,Bの空調においては、空間Aの空調に使われた空気が第2の空間の空調に使われる。そのため、空間Bの空調も空間Aと同程度に行なおうとすると、空間AからBへの送風量を増加させる必要がある。しかし、送風量を増加させると強い風が空間Bの在室者Mにあたってしまい、在室者Mの快適性が損なわれる可能性がある。
さらに、空間AからBへの送風方向によっては、空間Bの対流が促進されず、空間Bに温度分布の偏りが生じる場合がある。その場合、空間Bの空調が効果的に行なえず、在室者Mの快適性が損なわれる可能性がある。
そこで、実施の形態1においては、送風装置20により空間AからBへ送風するとともに、風向可変部30によって送風装置20の送風方向を可変とする。このような構成とすることにより、空間AおよびBを空調することができる。その結果、新たにダクトを設置する必要がなく、イニシャルコストおよびランニングコストを低減することができる。
また、風向可変部30によって送風装置20の送風方向を可変とすることにより、在室者Mに送風装置20から直接に風があたることを避けることができる。さらに、空間Bの対流を促進することができる方向に送風を行なうことにより、温度分布の偏りを生じ難くして、空間Bの空調を効果的に行なうことができる。その結果、在室者Mの快適性を確保することができる。
コントローラ50Aは、室温センサ100Aの検知温度に基づき空調装置10の運転を制御する。コントローラ50Bは、室温センサ100Bの検知温度に基づき送風装置20の運転を制御する。室温センサ100A,100B各々の検知結果、並びに空調装置10および送風装置20への運転制御指示は伝送線200Aを通じて送信される。伝送線200Aは有線である必要はない。伝送線200Aを通じた通信は、たとえば赤外線通信のような無線通信でもよい。コントローラ50A,50Bは、空間A,B内にそれぞれ配置されている必要はない。コントローラ50Aは、空間Aの外に配置されて、たとえばLTE(Long Term Evolution)、CDMA(Code Division Multiple Access)、WiFi(登録商標)、あるいはBluetooth(登録商標)のような無線通信方式を使用して、室温センサ100Aおよび空調装置10と通信してもよい。コントローラ50Bについても同様である。
図2は、本発明の実施の形態1に係る空調装置10の冷媒回路図である。空調装置10は、室内ユニット11と室外ユニット12とを備える。室内ユニット11は、冷媒を凝縮させる凝縮器もしくは冷媒を蒸発させる蒸発器となる熱交換器11Aと、熱交換器11Aに向けて空気を送出する送風ファン11Bとを含む。室外ユニット12は、冷媒を凝縮させる凝縮器もしくは冷媒を蒸発させる蒸発器となる熱交換器12Aと、熱交換器12Aに向けて空気を送出する送風ファン12Bと、冷媒を圧縮する圧縮機12Cと、凝縮された冷媒を減圧する絞り装置12Dと、熱交換器12Aに流れる冷媒の流れを反転する四方弁12Eとを含む。冷凍サイクル1000は、冷媒回路を暖房用の経路と冷房用の経路とに切り替えることができる。暖房用冷媒回路は、圧縮機12C、熱交換器11A、絞り装置12D、および熱交換器12Aの順に経由して冷媒を圧縮機12Cに戻す。冷房用冷媒回路は、圧縮機12C、熱交換器12A、絞り装置12D、および熱交換器11Aの順に経由して冷媒を圧縮機12Cに戻す。
送風ファン11Bは、熱交換器11Aに給する空気の流量を変えることが可能である。送風ファン12Bは、熱交換器12Aに供給する空気の流量を変えることが可能である。送風ファン11B,12Bの各々は、たとえば、DCモータなどの駆動用モータによって駆動される遠心ファンまたは多翼ファンである。
圧縮機12Cは、運転容量を変えることが可能な圧縮機であり、インバータ(不図示)により制御されるモータ(不図示)によって駆動される容積式圧縮機である。図2の圧縮機12Cに替えて、複数の圧縮機が並列もしくは直列に接続されていてもよい。
絞り装置12Dは、冷媒回路内を流れる冷媒の流量の調節等が行うことが可能である。絞り装置12Dは、たとえばステッピングモータ(図示せず)により絞りの開度を調整することが可能な電子膨張弁、受圧部にダイアフラムを採用した機械式膨張弁、またはキャピラリーチューブにより構成される。
四方弁12Eは、内部で部材がスライドすることにより熱交換器11A,12Aを流れる冷媒の方向を切替えるための弁である。室内を冷房する場合には、内部で部材がスライドすることにより、冷媒が経路A1,A2を流れるようになる。その結果、圧縮機12C、熱交換器12A、絞り装置12D、および熱交換器11Aの順に冷媒が流れる冷媒回路が構成される。室内を暖房する場合には、内部で部材がスライドすることにより、冷媒が経路B1,B2を流れるようになる。その結果、圧縮機12C、絞り装置12D、および熱交換器12Aの順に冷媒が流れる冷媒回路が構成される。
空調装置10に用いられる冷媒は例えば、R410A、R407C、R404AなどのHFC冷媒、R22、R134aなどのHCFC冷媒、もしくは炭化水素、ヘリウムのような自然冷媒などがある。
図2を参照しながら、冷凍サイクル1000の冷房動作を説明する。圧縮機12Cから吐出された冷媒は四方弁12Eを通過して熱交換器12Aへと流れる。熱交換器12Aはこのとき凝縮器として動作する。冷媒は、空気と熱交換する時に凝縮液化して、絞り装置12Dへと流れる。冷媒は、絞り装置12Dで減圧された後、熱交換器11Aへと流れる。熱交換器11Aは蒸発器として動作する。冷媒は、熱交換器11Aにおいて第1の空間の空気から熱を奪って蒸発する。この際、第1の空間の温度が下がる。その後、冷媒は、四方弁12Eを通過して再び圧縮機12Cに吸入される。
冷凍サイクル1000の暖房動作を説明する。圧縮機12Cから吐出された冷媒は四方弁12Eを通過して熱交換器11Aへと流れる。熱交換器11Aはこのとき凝縮器として作用し、冷媒は第1の空間の空気に熱を与えて凝縮液化する。この際、第1の空間の空気の温度が上がる。その後、冷媒は、絞り装置12Dへと流れる。冷媒は絞り装置12Dで減圧された後、熱交換器12Aは蒸発器として機能し、冷媒は空気と熱交換して蒸発した後、四方弁12Eを通過して再び圧縮機12Cに吸入される。
図3は、送風装置20の構成図である。送風装置20は、空間Aに含まれる空気を空間Bに送風する。図3に示されるように、送風装置20は、空間AからBへと空気を送風する送風部21と、制御装置24とを含む。送風装置20には、空間Aと連通した吸入口22と、空間Bに連通した送風口23とが設けられている。制御装置24は、コントローラ50Bからの受信した制御信号に基づいて、送風装置20の送風量および風向可変部30の向きを制御する。送風装置20は、空間AからBに送風することができればどのような位置に設置されても構わない。
風向可変部30は、制御装置24によって向きが制御されて、送風装置20の送風方向を変化させる。風向可変部30は、たとえば送風口23に取り付けられる回転可能な平板(ルーバー)である。風向可変部30は、その向き(回転角度)を変更することで送風方向を制御できる。送風方向は、たとえばルーバーの回転角度として定義することができる。なお、風向可変部30は空間Bへの送風方向を変更することができればよく、送風装置20に設置されていなくてもよい。
図4は、空気調和システム1の機能ブロック図である。室温センサ100Aは、検知した空間Aの室温をコントローラ50Aに送信する。コントローラ50Aは、受信した空間Aの室温に基づいて、制御装置13に制御信号を送信する。制御装置13は、受信した制御信号に基づいて、圧縮機12C、絞り装置12D、熱交換器11A、熱交換器12A、四方弁12Eを制御し、空間Aの空調を行なう。
室温センサ100Bは、検知した空間Bの室温をコントローラ50Bに送信する。コントローラ50Bは、受信した空間Bの室温に基づいて、制御装置24に制御信号を送信する。制御装置24は、受信した制御信号に基づいて送風部21を制御するとともに、風向可変部30を制御する。
コントローラ50Aは、空間Aの室温がユーザによって設定された目標温度となるように空調装置10を制御する。コントローラ50Bは、空間Bの室温がユーザによって設定された目標温度となるように空調装置10を制御する。以下、各空調対象空間の制御について説明する。
制御装置13は、室温センサ100Aの検知温度に基づき、空調装置10の運転を制御する。冷房時において制御装置13は、コントローラ50Aで設定された目標温度(TA*)と室温センサ100Aの検知温度(TA)との差α(=TA−TA*)が予め定められた閾値より大きい場合、圧縮機12C、熱交換器11A,12Aを動作させて空間Aを冷房する。冷房時において制御装置13は、差αが閾値以下の場合は空調装置10の送風量を低下もしくは送風を停止させる。暖房時において制御装置13は、差αが閾値より小さい場合は圧縮機12C、および熱交換器11A,12Aを動作させて空間Aを暖房する。暖房時において制御装置13は、差αが閾値以上の場合は空調装置10の送風量を低下もしくは送風を停止させる。
制御装置24は、室温センサ100Bの結果に基づき、送風装置20の運転を制御する。冷房時において制御装置24は、コントローラ50Bで設定された目標温度TB*と室温センサ100Bの検知温度(TB)との差β(=TB−TB*)が予め定められた閾値より大きい場合、送風部21を動作させて空間Bに空間Aの空気を送風する。冷房時において制御装置24は、差βが閾値以下の場合は送風部21の送風量を低下もしくは送風を停止させる。暖房時において制御装置24は、差βが閾値より小さい場合、送風部21を動作させて空間Bを暖房する。暖房時において制御装置24は、差βが閾値以上の場合は送風部21の送風量を低下もしくは送風を停止させる。
風向可変部30は、送風装置20の送風方向を在室者Mにあたらない方向に変化させることを可能にする。このように送風方向を変化させることにより、在室者Mに風があたって在室者Mの快適性が損なわれないようにする。また、風向可変部30は、送風方向を空間B内の空気の対流を促進するような方向とすることにより、空間Bにおいて温度分布の偏りが生じ難くなり、空間Bに対する空調をより効果的にすることができる。実施の形態1においては、送風装置20の送風方向としては、図5に示された、天井に向かう方向D1(上部吹き出し)と、図6に示された、床に向かう方向D2(下部吹き出し)とがある。
一般的に、低温の空気は空間の下部に滞留する。冷房時においては空間Bの室温よりも、送風装置20から送風される空気の温度の方が低くなる。そのため、送風装置20の送風方向が上部吹き出しの方が空間B内の空気の対流を促進することができる。その結果、空間B内に温度分布の偏りが生じ難くなり、空間Bに対する空調をより効果的なものとして在室者Mの快適性を確保することができる。そこで、実施の形態1においては、冷房時においては上部吹き出しを送風装置20の送風方向の初期設定とする。
暖房時においては、冷房時とは逆に、空間Bの室温よりも、送風装置20から送風される空気の温度の方が高くなる。そのため、送風装置20の送風方向が下部吹き出しの方が空間B内の空気の対流を促進することができる。そこで、実施の形態1においては、暖房時においては下部吹き出しを送風方向の初期設定とする。
図7は、送風装置20の設置位置によって、上部吹き出しおよび下部吹き出しの角度の設定が異なる様子を示す図である。以下では、床方向に向かう垂直方向を0°、および反時計回りを正として角度を表現する。
送風装置20の送風方向を180°(真上)とすると、対流による熱伝達の効果が得られ難く、温度分布の偏りが発生し易い。したがって、空間B内の空気の対流を促進するためには、送風装置20の送風方向は垂直方向から傾いている必要がある。また、対流を促進することができる送風方向は、送風装置20の設置位置(床からの高さ)によって異なる。そこで、実施の形態1においては、送風装置20の設置位置に応じて上部吹き出しおよび下部吹き出しの角度を設定する。このように送風装置20の送風方向を設定することにより、送風装置20が壁Wのいずれの高さに設置されても空間B内において温度分布の偏りが生じ難くなる。
図7(a)に示されるように、送風装置20が壁Wの上部に設置されている場合(送風装置20と天井との距離が送風装置20と床との距離よりも小さい場合)、上部吹き出しは45°以上90°以下の角度に設定され、下部吹き出しは0°より大きく45°以下の角度に設定される。より好ましくは、上部吹き出しは60°以上90°以下の角度に設定され、下部吹き出しは0°より大きく30°以下の角度に設定される。
図7(b)に示されるように、送風装置20が壁Wの中間部もしくは下部に設置されている場合(送風装置20と天井との距離が送風装置20と床との距離よりも等しい、あるいは送風装置20と天井との距離が送風装置20と床との距離よりも大きい場合)、実施の形態1においては、上部吹き出しは90°以上180°未満の角度に設定され、下部吹き出しは0°より大きく90°以下の角度に設定される。より好ましくは、上部吹き出しは120°以上180°未満の角度に設定され、下部吹き出しは0°より大きく60°以下の角度に設定される。
上部吹き出しの角度および下部吹き出しの角度は上述の範囲に限定されない。上部吹き出しの角度および下部吹き出しの角度は、実機実験あるいはシミュレーションによって適宜決定してもよい。
以上、空気調和システム1によれば、送風装置20によって空間Aに含まれる空気を、空間Aに隣接する空間Bへ送風することにより、1つの空調装置10で空間A,Bの双方を空調することが可能である。その結果、天井裏などにダクトを設置する工事が不要となり、イニシャルコストおよびランニングコストを低減することができる。また、風向可変部30によって送風装置20の送風方向を制御することにより、在室者Mに送風装置からの風があたり難くすることができる。そのため、在室者Mの快適性を損なうことなく送風装置20の送風量を増加させることができる。その結果、空間A,Bを十分に空調することができる。
また、送風装置20が動作した場合の上部吹き出し、下部吹き出しの優先順位を冷房、暖房で切り替えることによって温度分布の偏りが生じ難くなり、在室者Mの快適性を向上させることができる。
さらに、送風装置20の上部吹き出しの角度および下部吹き出しの角度を送風装置20の設置位置毎に設定することができるので、設置位置によらずに空間B内の温度分布の偏りが生じ難くなる。その結果、在室者Mの快適性を向上させることができる。
コントローラ50A、50Bが空間A,Bの外に配置されている場合は、ユーザが空間A,Bを利用する前に、空調装置10および送風装置20を空間A,Bの外から無線通信により操作することで、利用時の空間A,Bの室温を目標温度付近とすることができる。その結果、空間A,Bの利用開始時からユーザの快適性を確保することができる。
[実施の形態2]
実施の形態1においては、空間Bの空調に空間Aの空気が送風される。一方、空間Aの空調に空間Bの空気が使われることはない。しかし、冷房を行なっている場合に空間Aの温度よりも空間Bの温度の方が低いとき、あるいは暖房を行なっている場合に空間Aの温度よりも空間Bの温度の方が高いときは、空間Bの空気によって空間Aの温度を目標温度に近づけることができる。そこで、実施の形態2においては、空間Aの空調に空間Bの空気が使われる場合について説明する。
図8は、実施の形態2に関わる空気調和システム2の構成図である。空間Aには空調装置10が設置されている。空間Bには送風装置20が設置されている。空調装置10および送風装置20とコントローラ50Cとは伝送線200Cによって通信する。空間A、Bには室温センサ100A,100Bが配置され、伝送線200Cを通じてコントローラ50Cと接続されている。室温センサ100A,100Bは室内の温度を検知できれば配置箇所をコントローラ50Cの内部、空調装置10の室内ユニット11の内部、あるいは送風装置20の内部に配置してもよい。また、壁Wには通風孔40が設けられている。空調装置10、送風装置20、および室温センサ100A,100Bは、実施の形態1と同様であるため、その説明を繰り返さない。
空間AとBとの間を圧力差に応じて、空気が通風孔40を通じて行き来することができるようになっている。すなわち、送風装置20から空間Bへ送風されると、送付された空気と同じ体積の空気が通風孔40から空間Aに流入する。通風孔40は空気が空間AとBとを行き来できる位置であれば、どのような位置に設けられていても構わない。
コントローラ50Cは室温センサ100A、100Bの検知結果に基づき、空調装置10および送風装置20の運転を制御する。室温センサ100A検知結果および運転制御指示は伝送線200Cを通じて伝達される。伝送線200Cは赤外線通信などの無線通信でもよく通信の形態を制限するものではない。
実施の形態2においては1つのコントローラ50Cで空調装置10および送風装置20を制御する。実施の形態1のように空調装置10および送風装置20毎にコントローラを設置して室温情報および運転情報を伝送線を通じて共有してもよい。
図9は、空気調和システム2の機能ブロック図を示す。室温センサ100Aは、検知した空間Aの室温をコントローラ50Cに送信する。コントローラ50Cは、受信した空間Aの室温に基づいて、制御装置13に制御信号を送信する。制御装置13は、受信した制御信号に基づいて、圧縮機12C、絞り装置12D、熱交換器11A、熱交換器12A、四方弁12Eを制御し、空間Aの空調を行なう。
室温センサ100Bは、検知した空間Bの室温をコントローラ50Cに送信する。コントローラ50Cは、受信した空間Bの室温に基づいて制御装置24に制御信号を送信する。制御装置24は、受信した制御信号に基づいて送風部21を制御するとともに、風向可変部30を制御する。
空気調和システム2は、空間AおよびB各々の室温を目標温度となるように空調装置10および送風装置20を制御する。以下では、空間Bの空調制御について説明する。空間Aにおける空調制御および風向可変部30の制御は実施の形態1と同様であるため繰り返さない。
図10は、空気調和システム2における空調制御を各場合に分けて示した図である。空気調和システム2は、空間Aの温度が目標温度に到達しておらず、かつ、空間Bの空気を空間Aに流入させることにより空間Aの温度が目標温度に近づく場合、送風装置20を運転させて空間AからBに送風し、空間Bの空気を通風孔40から空間Aに流入させる。以下では、空間Bにおける空調制御について、空調装置10が冷房運転を行なう場合(図10(a))と暖房運転を行う場合(図10(b))に分けて説明する。
空調装置10が冷房運転する場合、図10(a)に示されるように、室温センサ100Aの検知温度が室温センサ100Bの検知温度よりも高く、かつ室温センサ100Aの検知温度が空間Aの目標温度よりも高いときは、空間Bの温度によらず、送風装置20が運転される。空間Aへは、送風装置20が空間Bへ送風した空気とほとんど同じ体積の空気が空間Bから流入する。空間Aの温度は空間Bの温度よりも高いから、空間Aの温度は、空間Bの空気の流入によって下がり、目標温度に近づく。
空調装置10が暖房運転する場合、図10(b)に示されるように、室温センサ100Aの検知温度が室温センサ100Bの検知温度よりも低く、かつ室温センサ100Aの検知温度が空間Aの目標温度よりも低いときは、空間Bの温度によらず、送風装置20が運転される。空間Aへは、送風装置20が空間Bへ送風した空気とほとんど同じ体積の空気が空間Bから通風孔40から流入する。空間Aの温度は空間Bの温度よりも低いから、空間Bの空気の流入によって、空間Aの温度は上がり、目標温度に近づく。
上述した場合以外は、図10(a),(b)に示されるように実施の形態1と同様の空調制御が行なわれる。
冷房を行なっている場合に空間Aの温度よりも空間Bの温度の方が低いとき、あるいは暖房を行なっている場合に空間Aの温度よりも空間Bの温度の方が高いときに、空間Aにおいて、空調装置10による送風に通風孔40からの送風が加わる。その結果、空間Aに対する空調能力を、通風孔40を通じて空間Bから供給される空気によって増強することが可能である。そのため、空間Aの室温を目標温度に調整するのに必要な空調装置10の空調能力を低減することが可能となる。
以上、空気調和システム2によれば、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。また、実施の形態2においては、空調装置10の空調能力を低減することができ、イニシャルコストおよびランニングコストを低減することができる。
[実施の形態3]
実施の形態1,2において風向可変部材は、送風装置20の送風方向を上下方向に変化させて、在室者Mに風があたり難くする。実施の形態3においては、在室者Mに風があたり難くするために、風向可変部材が送風装置20の送風方向を左右方向に変化させる場合について説明する。実施の形態3が実施の形態1,2と異なるのは、空間Bに空間Bの在室者Mの位置を検知することができる位置センサが設けられていること、および風向可変部材が送風装置20の送風方向を左右方向に変化させることである。それら以外の構成については実施の形態1,2と同様であるため説明を繰り返さない。
図11は、実施の形態3に従う空気調和システム3の構成図である。図12は、図11に対応する平面図である。送風装置20の送風口に風向可変部材33が設定されている。空間Bには位置検知部60が設置されている。
位置検知部60は、空間Bの在室者Mの位置が検知できればどのような位置に配置されていてもよい。在室者Mの位置を検知する方法としては、たとえば、在室者の在室位置を、在室者自身または在室者以外の者が指定する方法を挙げることができる。あるいは、空間Bにサーモパイルまたはカメラを設置して、これらからの情報に基づいて在室者Mの位置を検知する方法を挙げることができる。
図13は、空気調和システム3の機能ブロック図を示す。位置検知部60は、検知した在室者Mの位置情報をコントローラ50Cに送信する。コントローラ50Cは、受信した在室者の位置情報を制御装置24に送信する。制御装置24は、受信した在室者の位置情報に基づいて風向可変部30を制御する。
風向可変部材33は、位置検知部60が検知した情報に基づいて、図12に示されるように、在室者MがいないエリアSに送風方向を変化させる。
以上、実施の形態3においては、実施の形態1,2と同様の制御を行なうため、実施の形態1,2と同様の効果が得られる。また、風向可変部材33が送風装置20の送風方向を左右方向に変化させることにより、送風装置20の送風方向が上部吹き出しと下部吹き出しとの間の中間的な方向であっても、在室者Mに風があたることを回避することができる。すなわち、送風方向が中間的な方向のまま、空間Bの空調に必要な風量を確保することができる。中間的な送風方向は、上部吹き出しあるいは下部吹き出しよりも対流を促進する。したがって、実施の形態3は、実施の形態1,2よりも空間Bに温度分布の偏りが生じ難くすることができる。その結果、実施の形態3においては、在室者Mの快適性をより向上させることができる。
今回開示された各実施の形態は、適宜組合わせて実施することも予定されている。今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,2,3 空気調和システム、10 空調装置、11 室内ユニット、11A,12A 熱交換器、11B,12B 送風ファン、12 室外ユニット、12C 圧縮機、12D 装置、12E 四方弁、13,24 制御装置、20 送風装置、21 送風手段、22 吸入口、23 送風口、30,33 風向可変部材、40 通風孔、50A,50B,50C,50D コントローラ、60 位置検知部、100A,100B 室温センサ、200A,200B,200C 伝送線、1000 冷凍サイクル、A,B 空調対象空間、D1,D2 方向、M 在室者、S エリア、W 壁。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、複数の部屋を空調することができ、イニシャルコストおよびランニングコストくすることができる空気調和システムを提供することである。
本発明に係る空気調和システムは、第1の空間の第1の温度と、第1の空間に隣接する第2の空間の第2の温度とを調整するための空気調和システムである。空気調和システムは、第1の室温検知手段と、第2の室温検知手段と、空調装置と、送風装置とを備える。第1の室温検知手段は、第1の温度を検知するように構成される。第2の室温検知手段は、第2の温度を検知するように構成される。空調装置は、第1の空間に設置され、第1の温度第1の目標温度調整するように構成される。送風装置は、第2の温度第2の目標温度に近づくように、第1の空間から第2の空間へ送風するように構成される
本発明によれば、送風装置によって第1の空間に含まれる空気を第2の空間へ送風することにより、複数の部屋を空調することができる。その結果、新たにダクトを設置する必要がないためイニシャルコストを低減することができる。また、ダクト壁面と空気との摩擦による圧力損失が発生しないため、空調装置に余計な負荷がかかり難くなり、ランニングコストを低減することができる

Claims (8)

  1. 第1の空間と、前記第1の空間に隣接する第2の空間とを空調する空気調和システムであって、
    前記第1の空間の第1の温度を検知する第1の室温検知手段と、
    前記第2の空間の第2の温度を検知する第2の室温検知手段と、
    前記第1の空間に設置され、前記第1の温度と予め設定された第1の目標温度との差に基づいて前記第1の空間の温度を調整するように構成される空調装置と、
    前記第2の温度と予め設定された第2の目標温度との差に基づいて、前記第1の空間に含まれる空気を前記第2の空間へ送風するように構成される送風装置と、
    前記送風装置の送風方向を変更可能に構成される風向可変手段とを備える、空気調和システム。
  2. 第1の空間と、前記第1の空間に隣接する第2の空間とを空調する空調システムであって、
    前記第1の空間の第1の温度を検知する第1の室温検知手段と、
    前記第2の空間の第2の温度を検知する第2の室温検知手段と、
    前記第1の空間に設置され、前記第1の温度と予め設定された第1の目標温度との差に基づいて前記第1の空間の温度を調整するように構成される空調装置と、
    前記第2の温度と予め設定された第2の目標温度との差に基づいて、前記第1の空間に含まれる空気を前記第2の空間へ送風するように構成される送風装置と、
    前記送風装置の送風方向を変更可能に構成される風向可変手段と、
    前記第1の空間と前記第2の空間とを連通する通気手段とを備え、
    前記送風装置は、
    前記第1の温度が前記第1の目標温度に到達しておらず、かつ前記第2の空間の空気を前記第1の空間に流入させることにより前記第1の温度が前記第1の目標温度に近づくという条件が成立する場合、前記第1の空間に含まれる空気を前記第2の空間へ送風するように構成される、空気調和システム。
  3. 前記送風装置は、
    前記空調装置が冷房運転を行う場合、前記条件は、前記第1の目標温度が前記第1の室温検知手段によって検知された温度よりも低く、かつ、前記第2の室温検知手段によって検知された温度が前記第1の室温検知手段によって検知された温度よりも低いという条件であり、
    前記空調装置が暖房運転を行う場合、前記条件は、前記第1の目標温度が前記第1の室温検知手段によって検知された温度よりも高く、かつ、前記第2の室温検知手段によって検知された温度が前記第1の室温検知手段によって検知された温度よりも高いという第2の条件である、請求項2に記載の空気調和システム。
  4. 前記送風方向は、第1の方向または第2の方向に制御され、
    前記送風装置から真下へ向かう基準方向と前記第1の方向との第1の角度は、前記基準方向と前記第2の方向との第2の角度よりも大きい、請求項1から3のいずれかに記載の空気調和システム。
  5. 前記風向可変手段の向きを制御する第1の制御装置をさらに備え、
    前記第1の制御装置は、
    前記空調装置が冷房運転を行う場合、前記送風方向が前記第1の方向となるように前記風向可変手段を制御し、
    前記空調装置が暖房運転を行う場合、前記送風方向が前記第2の方向となるように前記風向可変手段を制御するように構成される、請求項4に記載の空気調和システム。
  6. 前記第1の方向および前記第2の方向の設定は、第1の設定および第2の設定を含み、
    前記第1の設定において、
    前記第1の角度は45度より大きく90度より小さく、
    前記第2の角度は0度より大きく45度より小さく、
    前記第2の設定において、
    前記第1の角度は90度より大きく180度より小さく、
    前記第2の角度は0度より大きく、90度より小さい、請求項5に記載の空気調和システム。
  7. 前記第2の空間の中にいる人の位置を検知する位置検知手段をさらに備え、
    前記風向可変手段は、前記位置検知手段の検出結果に基づいて、前記送風装置の送風する範囲に、前記人が含まれないように前記送風方向を制御するように構成される、請求項1または2に記載の空気調和システム。
  8. 前記第1の空間および前記第2の空間の外からの無線通信によって受けた入力に基づいて、前記空調装置および前記送風装置を制御するように構成される第2の制御装置をさらに備える、請求項1から7のいずれかに記載の空気調和システム。
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