JP2017089334A - 畳 - Google Patents

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雅司 田端
Masashi Tabata
雅司 田端
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Abstract

【課題】 衝撃吸収性および通気性に優れる畳を提供する。【解決手段】 畳床20と、畳床20の表面を覆う畳表10とを有する畳1であって、畳床20は、弾性を有するクッション層21を備えており、表裏面を貫通する貫通孔30が複数形成されている。貫通孔30の内周面には、弾性変形可能な保護パイプ32が装着されていることが好ましい。【選択図】 図4

Description

本発明は、柔道用や家庭用等に使用される畳に関する。
柔道用畳は、足の沈み込みを防止するため適度な剛性が要求されると共に、投げ技等により身体が受ける衝撃を緩和するため衝撃吸収性に優れることが望まれており、これらの両立を図る構成が従来から検討されている。
例えば、特許文献1には、弾性フォームで形成された中間層を有する柔道用畳において、中間層の上面側または下面側に隣接する層との間に空隙を形成することにより、衝撃力を緩和させる構成が開示されている。
特開2013−124489号公報
上記特許文献1に開示された柔道用畳は、空隙が有底の凹部によって形成されているため、中間層に荷重が作用した時に凹部が変形し難く、衝撃を十分に緩和し難いという問題があった。また、柔道用畳の下面側に湿気がこもり易く、カビ等が発生し易いという問題もあった。
そこで、本発明は、衝撃吸収性および通気性に優れる畳の提供を目的とする。
本発明の前記目的は、畳床と、前記畳床の表面を覆う畳表とを有する畳であって、前記畳床は、弾性を有するクッション層を備えており、表裏面を貫通する貫通孔が複数形成されている畳により達成される。
この畳において、前記貫通孔の内周面には、弾性変形可能な保護パイプが装着されていることが好ましい。
また、前記保護パイプは、前記各貫通孔にそれぞれ挿入可能となるように、複数が基板に一体的に支持されていることが好ましい。或いは、前記保護パイプは、前記貫通孔の内周面に保護膜を塗布することにより形成されることが好ましい。
本発明によれば、衝撃吸収性および通気性に優れる畳を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る畳の断面図である。 図1に示す畳の要部斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る畳の断面図である。 本発明の更に他の実施形態に係る畳の断面図である。 本発明の更に他の実施形態に係る畳を分解した状態で示す断面図である。 衝撃試験結果を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る畳の断面図であり、図2は、図1に示す畳の畳床を示す斜視図である。図1および図2に示すように、畳1は、畳表10および畳床20を備えており、畳床20の表面が畳表10により覆われている。
畳表10は、い草、和紙、樹脂、レザー等からなり、畳床20の表面に対して接着や縫着等により密着されている。畳表10は、畳床20に密着させずに巻き付けて、取り替え可能に構成することもできる。畳表10は、十分な通気性を有することが好ましいが、通気性がない材料から構成することもできる。
畳床20は、弾性を有するクッション層21の表裏面に、インシュレーションボード22,23がそれぞれ接着または縫着されて構成されている。クッション層21は、高弾性であると共に適度な硬度を有することが好ましく、例えば、ポリスチレンフォーム、ポリプロピレンフォーム、ポリウレタンフォーム、ポリエチレンフォーム等の発泡樹脂や発泡ゴム、立体網状体等から形成することができる。畳床20は、インシュレーションボード22,23を設けずにクッション層21のみから構成することも可能であり、或いは、クッション層21を、弾性や高度が異なる種々の層(例えば、紙材や不織布等)と組み合わせた多層構造であってもよい。畳床20の厚みは特に限定されないが、例えば、7〜60mm程度であることが好ましい。畳床20の表面には、保護シート等を設けてもよい。
畳床20には、複数の貫通孔30がマトリクス状に配置されている。貫通孔30は、全体にわたって均一に配置されていることが好ましいが、ランダムに配置されていてもよい。貫通孔30は、足指が入らない程度の小さな内径(例えば、8mm程度)を有しており、畳床20の表裏面を貫通するように形成されている。
上記の構成を有する畳1は、畳床20の表裏面を貫通する貫通孔30を有することにより、畳床20に荷重が作用した時に、貫通孔30が畳床20の厚み方向全体において変形し、衝撃を緩和する。したがって、クッション層23は、上下方向の圧縮変形に加えて、水平方向にも変形容易となるため、従来に比べて衝撃吸収性を高めることができる。更に、衝撃を吸収することによって、遮音性や吸音性を向上させることができる。
また、畳床20に形成された貫通孔30により、畳1の上下方向に十分な通気性が得られるため、畳1の下方の湿気を上方に放出して、カビ等の発生を抑制することができる。
以上、本発明の一実施形態について詳述したが、本発明の具体的な態様は上記実施形態に限定されない。例えば、図3に示すように、各貫通孔30の下部同士を繋ぐように、畳床20の下面に溝部31を格子状に形成することで、畳1を載置した床面と貫通孔30との間に空間を確保できるため、畳1の通気性をより確実に得ることができる。畳床20の下方には、上記空間を確保するために、格子状やスノコ状の板材を一体または別体に配置してもよい。
また、図4に示すように、畳床20の貫通孔30に、弾性変形可能な保護パイプ32を装着した構成にしてもよい。保護パイプ32は、樹脂やゴム等の弾性材料からなる円筒等の筒状体であり、外周面が貫通孔30の内周面に密着する。このような保護パイプ32を設けることで、畳床20が衝撃を受けて貫通孔30が変形した後、保護パイプ32の弾性復元力によって、貫通孔30の形状を元の状態に確実に戻すことができるため、良好な衝撃吸収性を長期間維持することができる。クッション層21およびインシュレーションボード22,23が通気性・吸湿性を有する場合には、保護パイプ32の壁面に複数の連通孔を形成してもよく、クッション層21に含まれる湿気を、保護パイプ32を介して外部に排出することができる。
保護パイプ32は、貫通孔30に筒状体を挿入する代わりに、貫通孔30の内周面の一部または全体に、弾性塗料(例えば、アクリルゴム系やアクリルシリコン系)等からなる保護膜を塗布して形成することも可能である。この構成によれば、貫通孔30への保護パイプ32の装着を、貫通孔30の大きさに拘わらず容易に行うことができる。
また、保護パイプ32を貫通孔30に個別に装着する代わりに、図5に示すように、複数の保護パイプ32が一体的に支持された基板40を使用してもよく、各貫通孔30に対して複数の保護パイプ32を同時に挿入することで、製造を容易にすることができる。このような保護パイプ32は、例えば、樹脂からなる基板40に複数の筒状隆起部を一体成形して形成することができる。
本発明の効果を確認するため、図1に示す構成のサンプル品を実施例として、地方独立行政法人大阪府立産業技術総合研究所において衝撃試験を行った。サンプル品は、縦200mm、横200mmのものを使用した。畳床20を構成する上側のインシュレーションボード22の厚みは15mm、下側のインシュレーションボード23の厚みは10mmとし、クッション層21は厚みが25mmのポリスチレンフォームにより形成した。貫通孔30の内径は8mmとし、隣接する貫通孔30の中心間距離を40mmとした。硬質の床面に載置した状態で、1m上方から20kgの錘を落下させたときの衝撃の大きさを測定したところ、図6に示すように、ピーク加速度は699m/sであった。
一方、比較例として、貫通孔30を有しない他は上記の実施例と同じサンプル品を用いて、実施例と同じ条件で衝撃の大きさを測定したところ、ピーク加速度は836m/sであり、実施例に比べて衝撃吸収性に劣る結果であった。
本発明の畳は、衝撃吸収性に優れることから、柔道用として特に好適に使用することができるが、必ずしもこの用途に限定されるものではなく、一般家庭用など他の用途の畳としても好ましく使用することができる。
1 畳
10 畳表
20 畳床
21 クッション層
30 貫通孔
32 保護パイプ
40 基板

Claims (4)

  1. 畳床と、前記畳床の表面を覆う畳表とを有する畳であって、
    前記畳床は、弾性を有するクッション層を備えており、表裏面を貫通する貫通孔が複数形成されている畳。
  2. 前記貫通孔の内周面には、弾性変形可能な保護パイプが装着されている請求項1に記載の畳。
  3. 前記保護パイプは、前記各貫通孔にそれぞれ挿入可能となるように、複数が基板に一体的に支持されている請求項2に記載の畳。
  4. 前記保護パイプは、前記貫通孔の内周面に保護膜を塗布することにより形成される請求項2に記載の畳。
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WO2019058713A1 (ja) * 2017-09-20 2019-03-28 株式会社タイカ 衝撃吸収床材

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