JP2017088232A - 閉じ紐固定具 - Google Patents

閉じ紐固定具 Download PDF

Info

Publication number
JP2017088232A
JP2017088232A JP2015224107A JP2015224107A JP2017088232A JP 2017088232 A JP2017088232 A JP 2017088232A JP 2015224107 A JP2015224107 A JP 2015224107A JP 2015224107 A JP2015224107 A JP 2015224107A JP 2017088232 A JP2017088232 A JP 2017088232A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
string
hole
closed
closing
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015224107A
Other languages
English (en)
Inventor
修 谷本
Osamu Tanimoto
修 谷本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GORYO BOEKI KK
Original Assignee
GORYO BOEKI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by GORYO BOEKI KK filed Critical GORYO BOEKI KK
Priority to JP2015224107A priority Critical patent/JP2017088232A/ja
Publication of JP2017088232A publication Critical patent/JP2017088232A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Auxiliary Apparatuses For Manual Packaging Operations (AREA)
  • Clamps And Clips (AREA)

Abstract

【課題】簡易な構造で、袋口を結束する閉じ紐を確実に固定できる閉じ紐固定具を提供すること、また、閉じ紐を貫通孔から抜け難くすることを目的とする。
【解決手段】本発明に係る閉じ紐固定具1は、袋体17の袋口18を結束するための閉じ紐2を固定する閉じ紐固定具1であって、板状体11からなり、閉じ紐2を貫通させる貫通孔12と、板状体11の側辺に設けられた挿入口14から挿入された閉じ紐2を挟んで貫通孔12に導くスリット15が形成され、スリット15の中心軸線23が貫通孔12の周縁24と交わる角度が0度ないし60度である。
【選択図】図1

Description

本発明は閉じ紐固定具に関する。詳しくは、袋体の袋口の結束を確実にするための閉じ紐固定具に関する。
閉じ紐固定具に関して、発明者はフレキシブルコンテナバッグ用のロープ固定具を提案した(特許文献1参照)。このロープ固定具は、簡単な構成であるが、袋体の袋口を閉じる際に、袋体の結束を確実にすると共に、内容物の排出作業において袋口を結束した閉じロープの開放作業を容易にするものであった。
しかし、スリットに連結されているのは係止孔(孔の周縁でロープを締め付けてロープを係止する)であり、貫通孔(孔をロープが容易に通過できる)ではなかった。また、係止孔には1本又は2本のロープを1回通して係止したが、複数回通して係止するものではなかった。また、袋体としてフレキシブルコンテナバッグを対象としており、小型の袋体を対象としていなかった、したがって、まだ改善の余地が残されていた。
特許第5705281号公報
本願は、簡易な構造(例えば1スリットと1貫通孔という従来より簡易な構造)で、袋口を結束する閉じ紐を確実に固定できる閉じ紐固定具を提供することを目的とする。また、閉じ紐を貫通孔から抜け難くすることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様に係る閉じ紐固定具1は、例えば図1及び図2に示すように、袋体17の袋口18を結束するための閉じ紐2を固定する閉じ紐固定具1であって、板状体11からなり、閉じ紐2を貫通させる貫通孔12と、板状体11の側辺に設けられた挿入口14から挿入された閉じ紐を挟んで貫通孔12に導くスリット15が形成され、スリット15の中心軸線23が貫通孔12の周縁24と交わる角度16が0度ないし60度である。
ここにおいて、貫通孔12には、1本又は2本の閉じ紐2を1回だけ通すものに限られず、複数回通すものも含まれ、さらに、閉じ紐2を通した後に、孔の周縁で締め付けて係止させるものも含まれるものとする。また、スリット15の中心軸線23とは、スリット15内において、両側の側縁までの距離が等しくなる点を繋いだ線をいう。また、交わる角度とは、中心軸線23と周縁24の一方又は両方が曲線のときは、それぞれの接線の交点における交わる角度をいう。また中心軸線23の延長線も周縁24と交わり得るが、ここで交点とは中心軸線23自身と周縁24との交点をいう。また、スリット15の中心軸線23が貫通孔12の周縁24と交わる角度16が0度ないし60度であるから、0度、すなわち、スリット15の中心軸線が貫通孔12の周方向の接線になるものも含まれる。貫通孔12の周縁24とスリット15の交わる角度16は、90度に近づくと比較的外れやすくなり、0度に近づくと貫通孔12の周縁24部分で貫通孔12とスリット15に接する先端部分が欠けやすくなるので、30〜50度が好ましい。
このように構成すると、従来よりも簡易な構造で、袋口18を結束する閉じ紐2を確実に固定できる。また、閉じ紐2は、スリット15を板状体11の平面に対して垂直方向に広げないとスリット15を通らないので、貫通孔12から抜け難い。
また、本発明の第2の態様に係る閉じ紐固定具1は、第1の態様において、例えば図1に示すように、貫通孔数が1、スリット数が1である。
このように構成すると、従来よりも貫通孔数又はスリット数が少ないので、より簡易な構造になる。
また、本発明の第3の態様に係る閉じ紐固定具1Aは、第1又は第2の態様において、例えば図3に示すように、板状体11Aの側辺は挿入口14の近傍に内側に窪んだ窪み部13を有し、貫通孔12に対して挿入口14に対向する部分に外側に膨らんだ第1の突状部19を有し、さらに、板状体11の側辺は、貫通孔12に対して挿入口14とは反対側の両端部で挿入口14と反対側に突き出た第2の突状部19Aを有する。
ここにおいて、本態様では、板状体11Aの側辺は、貫通孔12に対して挿入口14の側に窪み部13を有し、貫通孔12に対して挿入口14とは反対側において、挿入口14に対向する部分(典型的には中央)に第1の突状部19を、両端に2つの第2の突状部19Aを有することとなる。
このように構成すると、閉じ紐固定具1Aを把持し易く、また、閉じ紐2が第2の突状部19Aより外側にずれるのを防止できるので、閉じ紐2をより確実に固定できる。また板状体11の平面部分の面積が増加するので、より袋体17(図2参照)に平面で当接でき、袋体17を傷つけない。
また、本発明の第4の態様に係る閉じ紐固定具1Bは、第1又は第2の態様において、例えば図4に示すように、板状体11Bには、貫通孔12に対して挿入口14とは反対側の側辺と貫通孔12との間に、直線状の溝20が形成され、溝20を軸線として板状体11Bをヒンジ状に折り曲げ可能である。
このように構成すると、ヒンジを折り曲げることにより、板状体11Bの平面と垂直方向の押圧力に対する板状体11Bの耐性が増加するので、板状体11Bを薄くできる。
また、本発明の第5の態様に係る閉じ紐固定セット3は、例えば図1に示すように、第1ないし第4のいずれかの態様の閉じ紐固定具1と、貫通孔12に4本通した時に貫通孔12に係止され、スリット15に1本通した時に締め付けられながら通る太さの閉じ紐2とで構成される。
ここにおいて、本来1本に繋がっている閉じ紐2は、袋体17の袋口18を結束後に2本になって袋体17の外側に延びる。典型的には、この2本の閉じ紐2がまず閉じ紐固定具1の貫通孔12に通され、次いで袋口18と閉じ紐固定具1の間の2本の閉じ紐2に巻き付けられた後に、再度貫通孔12に通されて係止される。したがって、貫通孔12には合計4本の閉じ紐2が通って係止されることとなる。このように4本通した時とは、本来1本に繋がっている閉じ紐2において4つの部分を通した場合を含むものとする。
このように構成すると、簡易な構造で、袋口18を結束する閉じ紐2を確実に固定でき、又閉じ紐2を貫通孔12から抜け難くできる閉じ紐固定具1と、当該閉じ紐固定具1に適切な閉じ紐2とを組み合わせた、閉じ紐固定セットを提供できる。
本発明によれば、簡易な構造で、袋口を結束する閉じ紐を確実に固定できる閉じ紐固定具を提供できる。また、閉じ紐が貫通孔から抜け難くなる。
実施例1における閉じ紐固定セット3(閉じ紐固定具1と閉じ紐2)の例を示す平面図である。 実施例1における閉じ紐固定セット3(閉じ紐固定具1と閉じ紐2)の使用状態の例を示す図である。 実施例2における閉じ紐固定具1Aの例を示す平面図である。 実施例3における閉じ紐固定セット3B(閉じ紐固定具1Bと閉じ紐2)の例を示す平面図である。 実施例3における閉じ紐固定セット3B(閉じ紐固定具1Bと閉じ紐2)の使用状態の例を示す図である。 実施例4における閉じ紐固定具1Cの例を示す平面図である。 実施例5における閉じ紐固定具1Dの例を示す平面図である。
以下に図面に基づき本発明の実施の形態について説明する。尚、各図において、互いに同一又は相当する部分には同一符号を付し、重複した説明は省略する。
図1に、実施例1における閉じ紐固定セット3(閉じ紐固定具1と閉じ紐2)の例の平面図を示す。図1の左側に閉じ紐固定具1の例の平面図、右側に閉じ紐2の例の平面図を示す。
閉じ紐固定具1は平板状の板状体11である。平面図では、板状体11は外郭が半円に近い形状(又は勾玉に近い形状)をしており、その中心に貫通孔12を有する。板状体11を半円と見なすと、その底辺は、外側に凸状の緩やかな曲線で縁取りされ、中央で内側に窪んだ窪み部13を有する。板状体11の窪み部13の最奥は、貫通孔12に閉じ紐2(図2参照)を挿入するための挿入口14になっている。すなわち、板状体11の側辺は挿入口14の近傍に内側に窪んだ窪み部13を有している。
また、板状体11の外郭は窪み部13の部分を除いて、外側に凸状の曲線(曲率半径>0)で構成されている。すなわち、板状体11の側辺は貫通孔12に対して挿入口14に対向する部分に外側に膨らんだ第1の突状部19を有している。貫通孔12と挿入口14とはスリット15で連結され、閉じ紐2は挿入口14からスリット15を介して貫通孔12に挿入される。スリット15の長さは短く、円形又は楕円形の貫通孔12の平均径の半分以下である。貫通孔12に閉じ紐2を何本か通すと、閉じ紐2が貫通孔12の周縁で締め付けられて、閉じ紐2が貫通孔12に係止される。ここで閉じ紐の本数を次の様に計数する。本来1本に繋がっている閉じ紐2は、袋体17の袋口18を結束後に2本になって袋体17の外側に延びる。典型的には、この2本の閉じ紐2がまず閉じ紐固定具1の貫通孔12に通され、次いで袋口18と閉じ紐固定具1の間の2本の閉じ紐2に巻き付けられた後に、再度貫通孔12に通されて係止される。したがって、貫通孔12には合計4本の閉じ紐2が通って係止されることとなる。ここで、4本の閉じ紐とは、本来1本に繋がっている閉じ紐2において4つの部分を通した場合を含むものとする。また、スリット15は閉じ紐2を挟んで通すので、スリット15の幅は閉じ紐2の径より狭くなる。また、狭い方については、スリット15は板状体11に切れ目を入れただけの切れ目でも良い。
本実施例における閉じ紐固定具1は、1スリットと1貫通孔という従来よりも簡易な構造である。かかる簡易な構造でも、袋口を結束する閉じ紐を確実に固定できる閉じ紐固定具を提供できる。
また、閉じ紐2を、貫通孔12に4本通した時に貫通孔12に係止され、スリット15に1本を締め付けられながら通せる太さの閉じ紐2とする。このように構成すると、閉じ紐固定具1に適切な閉じ紐となる。そして、かかる、閉じ紐固定具1と閉じ紐2を組み合わせると、簡易な構造で、袋口を結束する閉じ紐を確実に固定でき、又閉じ紐を貫通孔から抜け難くできる閉じ紐固定具1と、当該閉じ紐固定具1に適切な閉じ紐2とを組み合わせた、閉じ紐固定セット3を提供できる。
また、本実施例において、貫通孔12の周縁24とスリット15の中央軸線23(図1に破線で示す)と交わる角度16は90度(直交)の近くではなく、0〜60度である。このようにすると、閉じ紐2を挿入口14からスリット15を通して貫通孔12に挿入する時には入れ易い。しかし、貫通孔12に挿入された閉じ紐2を貫通孔12のいずれの半径方向に引っ張っても、その方向はスリット15の中心軸線23とずれるので、かつ、スリット15の幅は閉じ紐2の径より狭いので、閉じ紐2は貫通孔15から外れない。また、スリット15の長さが非常に短いため(本実施例では貫通孔12の平均半径より短いが、これに限らず、貫通孔12の平均径以下であっても良い)、閉じ紐2を貫通孔12に入れ易い。閉じ紐2を貫通孔15から外すには、スリット15を板状体11と垂直方向に広げ、閉じ紐2をスリット15に挟んでからスリット15に沿って引っ張らないと外れない。したがって、閉じ紐2は貫通孔12に入れ易いが、貫通孔12から外れ難いという効果を奏する。貫通孔12の周縁24とスリット15の中央軸線23と交わる角度16は、90度に近づくと比較的外れやすくなり、0度に近づくと貫通孔12の周縁24部分で貫通孔12とスリット15に接する先端部分が欠けやすくなるので、30〜50度が好ましい。
板状体11は半円に近い形状をしており、貫通孔12以外の面積が広い(本実施例では貫通孔12の4倍以上)。かかる形状を有するので、板状体11の平面部分を袋体17に当接できる。したがって、板状体11が袋体17の下側に位置しても、板状体11の平面全体で袋体17内部の重量を受けられるので、板状体11は破損し難い。
本実施例では、このように、スリット15を貫通孔12に連結し、袋口18を結束する閉じ紐2をスリット15に通して貫通孔12に導き、貫通孔12で確実に固定できるようにした。かつ、スリット15と貫通孔12の接続部でスリット15の中心軸線23が貫通孔12の周縁と交わる角度16を小さくして、閉じ紐2が貫通孔12から抜け難くした。
図2に、実施例1における閉じ紐固定セット3(閉じ紐固定具1と閉じ紐2)の使用状態を示す。すなわち、閉じ紐2を固定した状態を示す。閉じ紐2の繋がりを解り易くするために閉じ紐2の見えない部分を点線(貫通孔12の挿入口14側を通り抜ける部分)と一点鎖線(貫通孔12の挿入口14と反対側を通り抜ける部分)で示す。袋口18から外側に延びる2本の閉じ紐2は、板状体11の貫通孔12を通過後に、袋口18から延びる2本の閉じ紐2の袋口18と板状体11の間の部分に巻き付けられ、板状体11の挿入口14(窪み部13の奥にある)からスリット15を通して貫通孔12に挿入され、貫通孔12に係止される。2本の閉じ紐2をスリット15に挿入する時には、板状体11のスリット15の両側の部分を板状体11の平面と垂直方向に開いて挿入する。このようにして2本の閉じ紐2は袋口18と板状体11の間の部分に巻き付けられた後に貫通孔12に係止される。また、貫通孔12に4本挿入された時に係止されるような径の閉じ紐2が選ばれるので、閉じ紐固定具1は閉じ紐2をしっかり固定できる。
なお、図2では、袋口18から外側に延びる2本の閉じ紐2を板状体11の挿入口14と反対側から回して、貫通孔12に袋体17と反対側から通過させた後に、袋口18と板状体11の間の部分に巻き付けているが、袋口18から外側に延びる2本の閉じ紐2を、貫通孔12に袋体17の側から通過させた後に、板状体11の挿入口14と反対側から回して、袋口18と板状体11の間の部分に巻き付けても良い。また、図2では閉じ紐2を、閉じ紐2の袋口18と板状体11の間の部分に約1回巻いているが、複数回巻いても良い。
以上により、本実施例によれば、簡易な構造で、袋口を結束する閉じ紐を確実に固定できる閉じ紐固定具を提供できる。また、閉じ紐が貫通孔から抜け難くなる。
さらに、閉じ紐2を、貫通孔12に4本通した時に貫通孔12に係止され、スリット15に1本を締め付けられながら通せる太さの閉じ紐2とする。このように構成すると、閉じ紐固定具1に適切な閉じ紐2となる。そして、かかる、閉じ紐固定具1と閉じ紐2を組み合わせると、簡易な構造で、袋口18を結束する閉じ紐2を確実に固定でき、又閉じ紐2を貫通孔から抜け難くできる閉じ紐固定具1と、当該閉じ紐固定具1に適切な閉じ紐2とを組み合わせた、閉じ紐固定セット3を提供できる。
図3に、実施例2における閉じ紐固定具1Aの例の平面図を示す。閉じ紐2は図1と同様なので省略した。
実施例1の閉じ紐固定具1の板状体11Aにおいて、貫通孔12から遠端に位置する部分(2箇所)において、貫通孔12と反対側に突き出た2つの第2の突状部19Aが追加されている。すなわち、板状体11Aの側辺は、貫通孔12に対して挿入口14の側に窪み部13を有し、貫通孔12に対して挿入口14とは反対側において、挿入口14に対向する部分(典型的には中央)に第1の突状部19を、両端に2つの第2の突状部19Aを有する。第2の突状部19Aの追加により、板状体11Aの平板状部分の面積が増加するので、板状体11は袋体17に当接した位置で回転し難くなる。それ故に、閉じ紐固定具1Aは袋体17に対して縁部で直立して当接することを避けられ、袋体17に傷がつきにくい。また、袋体17に直立して当接し、その状態で押しつぶされるリスクを回避できる。さらに、閉じ紐固定具1Aを把持し易く、また、閉じ紐2が第2の突状部19Aより外側にずれるのを防止できるので、閉じ紐2をより確実に固定できる。
その他の構成は実施例1と同様であり、実施例1と同様に、簡易な構造で、袋口を結束する閉じ紐を確実に固定できる閉じ紐固定具を提供できる。また、閉じ紐が貫通孔から抜け難くなる。
また、実施例1と同様に、閉じ紐2を、貫通孔12に4本通した時に貫通孔12に係止され、スリット15に1本を締め付けられながら通せる太さの閉じ紐2とする。このように構成すると、閉じ紐固定具1Aに適切な閉じ紐2となる。そして、かかる、閉じ紐固定具1Aと閉じ紐2を組み合わせると、簡易な構造で、袋口を結束する閉じ紐を確実に固定でき、又閉じ紐を貫通孔から抜け難くできる閉じ紐固定具と、当該閉じ紐固定具に適切な閉じ紐とを組み合わせた、閉じ紐固定セットを提供できる。
図4に、実施例3における閉じ紐固定セット3B(閉じ紐固定具1Bと閉じ紐2)の例の平面図を示す。図1の左側に閉じ紐固定具1Bの例の平面図、右側に閉じ紐2の例の平面図を示す。
本実施例では閉じ紐固定具1Bがヒンジを有する構成について説明する。実施例2の閉じ紐固定具1Aの板状体11Bにおいて、2つの第2の突状部19Aの間に、第2の突状部19Aが突き出た側に平板状の折曲部11B2が設けられている。そして、貫通孔12に対して挿入口14とは反対側の側辺と貫通孔12との間に直線状の溝20が設けられている。この溝20を軸線として板状体11の折曲部11B2は板状体本体部11B1(板状体11Bの折曲部11B2を除いた部分)に対してヒンジ状に折れ曲げ可能である。なお、説明の便宜のため、図4では折曲部11B2は図の裏側に折れ曲がるが、図5では折曲部11B2は図の手前側に折れ曲がるように描いている。ともかく、どちらか一方に折れ曲がるようになっている。
板状体11Bを溝20で折り曲げることにより、平板状の部分の実質的な厚みを稼ぎ、板状体11Bを溝20の長手方向に曲がりにくくしている。このため、板状体11Bを薄くできる。また、板状体11Bの反り易い方向に平行に直線状の溝20を設けて補強し、曲がりにくくする。また、溝20の長さを所定の距離以上(例えば貫通孔の長径の2倍以上)のときは、溝20の長手方向への曲がりにくさを補強する必要性が高い。また、板状体11Bを溝から折り返した時に、折曲部11B2が貫通孔12と重ならないように設計することが、補強効果を減少させないために、好ましい。
図5に、本実施例における閉じ紐固定セット3B(閉じ紐固定具1Bと閉じ紐2)の使用状態の例を示す。すなわち、閉じ紐2を固定した状態を示す。閉じ紐2の繋がりを解り易くするために閉じ紐2の見えない部分を一部点線(貫通孔12の挿入口14側を通り抜ける部分)と一点鎖線(貫通孔12の挿入口14と反対側を通り抜ける部分)で示す。袋口18から外側に延びる2本の閉じ紐2は、溝20でヒンジ状に屈折させた板状体11の折曲部11B2の外側を通って貫通孔12に挿入される。貫通孔12を通過後に、袋口18から延びる2本の閉じ紐2の袋口18と板状体11の間の部分に巻き付けられ、板状体11の挿入口14(窪み部13の奥にある)からスリット15を通して貫通孔12に挿入され、貫通孔12に係止される。2本の閉じ紐2をスリット15に挿入する時には、板状体11のスリット15の両側の部分を板状体11Bの平面と垂直方向に開いて挿入する。閉じ紐2をヒンジ状に折り曲げた折曲部11B2を板状体本体部11B1と重ねて巻き付けるので、板状体11Bは板状体本体部11B1と折曲部11B2とが重なる部分で実質的に2倍の厚さになり、板状体11Bを平板に垂直方向の押圧力に対する耐力を増加させている。このため、板状体11Bを薄くできる。また、板状11Bには平板状の部分で袋体17に当接しやすい。
なお、図5では、袋口18から外側に延びる2本の閉じ紐2を板状体11Bの挿入口14と反対側から回して(このとき、板状体本体部11B1と折曲部11B2とを重ねて巻き付け)、貫通孔12に袋体17と反対側から通過させた後に、袋口18と板状体11Bの間の部分に巻き付けているが、袋口18から外側に延びる2本の閉じ紐2を、貫通孔12に袋体17の側から通過させた後に、板状体11Bの挿入口14と反対側から回して(このとき、板状体本体部11B1と折曲部11B2とを重ねて巻き付け)、袋口18と板状体11Bの間の部分に巻き付けても良い。また、図2では閉じ紐2を、閉じ紐2の袋口18と板状体11Bの間の部分に約1回巻いているが、複数回巻いても良い。
その他の構成は実施例2と同様であり、実施例2と同様に、簡易な構造で、袋口18を結束する閉じ紐を確実に固定できる閉じ紐固定具を提供できる。また、閉じ紐が貫通孔から抜け難くなる。
さらに、閉じ紐2を、貫通孔12に4本通した時に貫通孔12に係止され、スリット15に1本を締め付けられながら通せる太さの閉じ紐2とする。このように構成すると、閉じ紐固定具1Bに適切な閉じ紐2となる。そして、かかる、閉じ紐固定具1Bと閉じ紐2を組み合わせると、簡易な構造で、袋口18を結束する閉じ紐2を確実に固定でき、又閉じ紐2を貫通孔12から抜け難くできる閉じ紐固定具1Bと、当該閉じ紐固定具1Bに適切な閉じ紐2とを組み合わせた、閉じ紐固定セット3Bを提供できる。
図6に実施例4における閉じ紐固定具1Cの例の平面図を示す。閉じ紐2は図1と同様なので省略した。本実施例では貫通孔12が2以上の例を示す。
実施例1の紐固定具1の板状体11において、板状体11を中心から比較的遠方に位置する部分において、新たな貫通孔21が設けられている。かかる紐固定具1Cの構成では、複数の貫通孔12及び21を使用して閉じ紐2を巻き付けることができるので、閉じ紐固定具1Cは実施例1に比してよりしっかり閉じ紐2を固定できる。
本実施例において、スリット15に連なる貫通孔12の機能は実施例1〜3と同様に、1本又は2本の閉じ紐2を貫通させ、さらに係止するものである。スリット15に連ならない貫通孔21の機能は1本又は2本の閉じ紐2を貫通させ、閉じ紐2を板状体11に巻き付けて固定し易くするために使用するものである。
その他の構成は実施例1と同様であり、実施例1と同様に、簡易な構造で、袋口を結束する閉じ紐を確実に固定できる閉じ紐固定具を提供できる。また、閉じ紐が貫通孔から抜け難くなる。
また、実施例1と同様に、閉じ紐2を、貫通孔12に4本通した時に貫通孔12に係止され、スリット15に1本を締め付けられながら通せる太さの閉じ紐2とする。このように構成すると、閉じ紐固定具1Cに適切な閉じ紐となる。そして、かかる、閉じ紐固定具1Cと閉じ紐2を組み合わせると、簡易な構造で、袋口を結束する閉じ紐を確実に固定でき、又閉じ紐を貫通孔から抜け難くできる閉じ紐固定具と、当該閉じ紐固定具に適切な閉じ紐とを組み合わせた、閉じ紐固定セットを提供できる。
図7に、実施例5における閉じ紐固定具1Dの例の平面図を示す。
本実施例では、挿入口14Dからスリット15Dを介して閉じ紐2が挿入される貫通孔12Dが板状体11Dの中心近くからずれた位置にある例を示す。本実施例においても、スリット15Dに連なる貫通孔12Dの機能及びスリット15Dに連ならない貫通孔22の機能は、実施例4と同様である。なお、図7において、13Dは窪み部である。
このように、貫通孔12Dが板状体11Dの中心近くからずれた位置にある場合でも、実施例4と同様に、簡易な構造で、袋口を結束する閉じ紐を確実に固定できる閉じ紐固定具を提供できる。また、閉じ紐が貫通孔から抜け難くなる。
また、実施例4と同様に、閉じ紐2を、貫通孔12Dに4本通した時に貫通孔12Dに係止され、スリット15Dに1本を締め付けられながら通せる太さの閉じ紐2とする。このように構成すると、閉じ紐固定具1Dに適切な閉じ紐となる。そして、かかる、閉じ紐固定具1Dと閉じ紐2を組み合わせると、簡易な構造で、袋口を結束する閉じ紐を確実に固定でき、又閉じ紐を貫通孔から抜け難くできる閉じ紐固定具と、当該閉じ紐固定具に適切な閉じ紐とを組み合わせた、閉じ紐固定セットを提供できる。
以上、本実施の形態について説明したが、本発明は以上の実施の形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、実施の形態に種々の変更を加えられることは明白である。
例えば、以上の実施例では、主として貫通孔12が板状体11の中心近くに位置する例について説明したが、閉じ紐2を挿入し易く、袋体17に平面で当接でき、袋体17に対して回転し難い構成であれば、他の位置でも良い。また、以上の実施例では、貫通孔12の挿入口14が窪み部13の奥にある例について説明したが、閉じ紐2を挿入し易ければ、窪み部13がなくても良い。また、以上の実施例では、スリット15の長さが非常に短い例について説明したが、閉じ紐2を挿入し易ければ、長くても良い。また、以上の実施例では、スリット15の軸線23が曲線状である例について説明したが、閉じ紐2を挿入し易ければ、直線状であっても良い。その他、貫通孔の寸法は、貫通させる閉じ紐2の太さと何度閉じ紐2を通すかに応じて適宜選択でき、貫通孔の数、位置等も適宜選択可能である。
本発明は、袋口結束用閉じ紐を固定する閉じ紐固定具に利用される。
1,1A〜1D 閉じ紐固定具
2 閉じ紐
3,3B 閉じ紐固定セット
11,11A〜11D 板状体
11B1 板状体本体
11B2 折曲部
12,12D 貫通孔
13,13D 窪み部
14,14D 挿入口
15,15D スリット
16 貫通孔の周縁がスリットの中央軸線と交わる角度
17 袋体
18 袋口
19 第1の突状部
19A 第2の突状部
20 溝
21,22 貫通孔
23 スリットの中心軸線
24 貫通孔の周縁

Claims (5)

  1. 袋体の袋口を結束するための閉じ紐を固定する閉じ紐固定具であって;
    板状体からなり、前記閉じ紐を貫通させる貫通孔と、前記板状体の側辺に設けられた挿入口から挿入された前記閉じ紐を挟んで前記貫通孔に導くスリットが形成され、前記スリットの中心軸線が前記貫通孔の周縁と交わる角度が0度ないし60度である;
    閉じ紐固定具。
  2. 前記貫通孔数が1、前記スリット数が1である;
    請求項1に記載の閉じ紐固定具。
  3. 前記板状体の側辺は、前記挿入口の近傍に内側に窪んだ窪み部を有し、前記貫通孔に対して前記挿入口に対向する部分に外側に膨らんだ第1の突状部を有し、さらに、前記板状体の側辺は、前記貫通孔に対して前記挿入口とは反対側の両端部で前記挿入口と反対側に突き出た第2の突状部を有する;
    請求項1又は請求項2に記載の閉じ紐固定具。
  4. 前記板状体には、前記貫通孔に対して前記挿入口とは反対側の側辺と前記貫通孔との間に、直線状の溝が形成され、前記溝を軸線として前記板状体をヒンジ状に折り曲げ可能である;
    請求項1又は請求項2に記載の閉じ紐固定具。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の閉じ紐固定具と;
    前記貫通孔に4本通した時に前記貫通孔に係止され、前記スリットに1本通した時に締め付けられながら通る太さの閉じ紐とで構成される;
    閉じ紐固定セット。
JP2015224107A 2015-11-16 2015-11-16 閉じ紐固定具 Pending JP2017088232A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015224107A JP2017088232A (ja) 2015-11-16 2015-11-16 閉じ紐固定具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015224107A JP2017088232A (ja) 2015-11-16 2015-11-16 閉じ紐固定具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017088232A true JP2017088232A (ja) 2017-05-25

Family

ID=58770308

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015224107A Pending JP2017088232A (ja) 2015-11-16 2015-11-16 閉じ紐固定具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017088232A (ja)

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5264102U (ja) * 1975-11-01 1977-05-12
JP3047703U (ja) * 1997-07-30 1998-04-24 株式会社日和 古新聞収納体における結束用紐通し板
JP2001055209A (ja) * 1999-08-20 2001-02-27 Plasto:Kk 袋封緘用結束具
JP2001294212A (ja) * 2000-04-14 2001-10-23 Keihin Sp Planning Co Ltd 古紙積層体を緊縛する紐のためのストッパープレートおよび古紙積層体の緊縛方法
JP2003280529A (ja) * 2002-03-25 2003-10-02 Leading Information Technology Institute 商品タグ
JP2004035104A (ja) * 2002-06-28 2004-02-05 Koji Ikeda 紐結合部材
JP2010069195A (ja) * 2008-09-22 2010-04-02 Kenkichi Endo 紐体吊り支持具
JP2011235957A (ja) * 2010-04-30 2011-11-24 Kaneko Denki Kk 結束クリップ及びその連結体、結束方法並びに結束装置
US20140250636A1 (en) * 2013-03-08 2014-09-11 Joshua D. Vantrease Interlock-able fingered closure clips
JP2015044615A (ja) * 2013-08-29 2015-03-12 有限会社五綾貿易 ロープ固定具、袋口結束用具及びフレキシブルコンテナバッグ

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5264102U (ja) * 1975-11-01 1977-05-12
JP3047703U (ja) * 1997-07-30 1998-04-24 株式会社日和 古新聞収納体における結束用紐通し板
JP2001055209A (ja) * 1999-08-20 2001-02-27 Plasto:Kk 袋封緘用結束具
JP2001294212A (ja) * 2000-04-14 2001-10-23 Keihin Sp Planning Co Ltd 古紙積層体を緊縛する紐のためのストッパープレートおよび古紙積層体の緊縛方法
JP2003280529A (ja) * 2002-03-25 2003-10-02 Leading Information Technology Institute 商品タグ
JP2004035104A (ja) * 2002-06-28 2004-02-05 Koji Ikeda 紐結合部材
JP2010069195A (ja) * 2008-09-22 2010-04-02 Kenkichi Endo 紐体吊り支持具
JP2011235957A (ja) * 2010-04-30 2011-11-24 Kaneko Denki Kk 結束クリップ及びその連結体、結束方法並びに結束装置
US20140250636A1 (en) * 2013-03-08 2014-09-11 Joshua D. Vantrease Interlock-able fingered closure clips
JP2015044615A (ja) * 2013-08-29 2015-03-12 有限会社五綾貿易 ロープ固定具、袋口結束用具及びフレキシブルコンテナバッグ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
BR112016009523B1 (pt) Braçadeira de aperto
JP5461023B2 (ja) 縄跳び
JP2017088232A (ja) 閉じ紐固定具
KR20080002334U (ko) 스터드형 밴드케이블
KR20200026283A (ko) 가요성 튜브를 감는 장치
US20170113857A1 (en) Cable tie for mounting cables against a panel
JP2013139849A (ja) バンド締付具
JP6097161B2 (ja) 結束バンドおよび結束具
US20130097814A1 (en) Cable tie
KR102308127B1 (ko) 수술용 파우치 어셈블리
JP6578269B2 (ja) バンド締付具
JP5594511B2 (ja) ノイズ吸収装置用ケース及びノイズ吸収装置
JP2012183928A (ja) チルトキャブのステー構造
JP3206396U (ja) 紐固定装置
JP3507985B2 (ja) 製本用螺旋コイルの回転防止具
ES2690477T3 (es) Etiqueta, un conjunto de etiqueta-hilo para una bolsa de filtro, un método para fijar la etiqueta a un hilo de conexión con una bolsa de filtro
JP4738359B2 (ja) 表紙
JP6247119B2 (ja) 釣り糸スプール
WO2012137835A1 (ja) コードストッパー
KR200458257Y1 (ko) 호스 고정 밴드
JP2020018535A (ja) うちわ兼メガホン又はうちわ兼帽子用の板材
JP3215847U (ja) フラップ付包装箱
JP2016141401A (ja) 巻回体収容箱及び巻回体入り収容箱
JP2005229940A (ja) 丸玉錘
JP2016217482A (ja) 複数個の回動レバーを備えるバンド締付具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180320

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190305

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20190426

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190703

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190910