JP2017087803A - タイヤ空気圧監視システム及びタイヤ空気圧監視装置 - Google Patents

タイヤ空気圧監視システム及びタイヤ空気圧監視装置 Download PDF

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Abstract

【課題】タイヤ空気圧の低下による燃費低下状況又はタイヤ寿命短縮状況を報知することができるタイヤ空気圧監視システム及びタイヤ空気圧監視装置を提供する。【解決手段】タイヤ空気圧監視システムは、複数のタイヤ10が取り付けられている車両1に設けられ、該複数のタイヤ10の空気圧を監視する。タイヤ空気圧監視システムは、タイヤ10の空気圧を検出する検出装置2と、検出装置2により検出された空気圧の低下に応じた燃費低下状況又はタイヤ寿命短縮状況を確定するタイヤ空気圧監視装置3と、該タイヤ空気圧監視装置3により確定された燃費低下状況又はタイヤ寿命短縮状況を表示する表示部4とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、車両に取り付けられているタイヤの空気圧を監視して、タイヤ空気圧の低下による燃費低下状況又はタイヤ寿命短縮状況を報知するタイヤ空気圧監視システム及びタイヤ空気圧監視装置に関する。
各タイヤの空気圧を監視するタイヤ空気圧監視システム(TPMS:Tire Pressure Monitoring System)が知られている。タイヤ空気圧監視システムは、タイヤ空気圧を空気圧センサで検出し、検出値が適正値未満であるとき、タイヤ空気圧の低下をユーザに報知する。
例えば、特許文献1に開示されたタイヤ空気圧監視システムでは、空気圧センサの検出値に基づいてタイヤ空気圧の低下速度を算出する。このタイヤ空気圧監視システムは、算出された低下速度に基づいてタイヤ空気圧が所定空気圧を下回るまでの時間、又は車両が走行不能となるまでの距離を推定し、推定された時間又は距離を液晶パネルに表示する。
特開2014−168184号公報
本発明者が鋭意検討したところ、タイヤ空気圧が一定値以下に低下すると、車両の燃費及びタイヤ寿命などが悪化するという知見を得た。しかし、上記特許文献1に記載のタイヤ空気圧監視システムにおいては、車両が走行不能となるまでの距離などをユーザに報知するに過ぎない。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、タイヤ空気圧の低下による燃費低下状況又はタイヤ寿命短縮状況を報知することができるタイヤ空気圧監視システム及びタイヤ空気圧監視装置を提供することにある。
本発明の一様態に係るタイヤ空気圧監視システムは、車両に設けられた複数のタイヤの空気圧を監視するタイヤ空気圧監視システムにおいて、前記タイヤの空気圧を検出する検出部と、該検出部により検出された空気圧の低下に応じた燃費低下状況又はタイヤ寿命短縮状況を確定する確定部と、該確定部により確定された燃費低下状況又はタイヤ寿命短縮状況を表示する表示部とを備える。
本発明の一様態に係るタイヤ空気圧監視装置は、車両に設けられた複数のタイヤの空気圧を監視するタイヤ空気圧監視装置において、前記タイヤの空気圧を受信する受信部と、該受信部により受信された空気圧の低下に応じた燃費低下状況又はタイヤ寿命短縮状況を確定する確定部と、該確定部により確定された燃費低下状況又はタイヤ寿命短縮状況の表示を制御する制御部とを備える。
なお、本願は、このような特徴的な構成を備えるタイヤ空気圧監視システム及びタイヤ空気圧監視装置として実現することができるだけでなく、係る特徴的な処理をステップとするタイヤ空気圧監視方法として実現したり、係るステップをコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現したりすることができる。また、タイヤ空気圧監視システムの一部または全部を実現する半導体集積回路として実現したり、タイヤ空気圧監視システム又はタイヤ空気圧監視装置を含むその他のシステムとして実現したりすることができる。
本発明によれば、タイヤ空気圧の低下に応じた燃費低下状況又はタイヤ寿命短縮状況を確定して表示することにより、タイヤ空気圧の低下による燃費低下状況又はタイヤ寿命短縮状況を報知することができるタイヤ空気圧監視システム及びタイヤ空気圧監視装置を提供することができる。
タイヤ空気圧監視システムの全体構成を示す図である。 検出装置の構成を示すブロック図である。 タイヤ空気圧監視装置の構成を示すブロック図である。 記憶部に記憶されるテーブルの例を示す図である。 表示部の構成例を示す模式図である。 表示部の表示例を示す図である。 表示部の表示例を示す図である。 表示部の表示例を示す図である。 タイヤ空気圧監視装置の制御部が実行する処理の手順を示すフローチャートである。
[本発明の実施形態の説明]
最初に本発明の実施様態を例記して説明する。また、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
(1)本発明の一様態に係るタイヤ空気圧監視システムは車両に設けられた複数のタイヤの空気圧を監視するタイヤ空気圧監視システムにおいて、前記タイヤの空気圧を検出する検出部と、該検出部により検出された空気圧の低下に応じた燃費低下状況又はタイヤ寿命短縮状況を確定する確定部と、該確定部により確定された燃費低下状況又はタイヤ寿命短縮状況を表示する表示部とを備える。
本発明にあっては、タイヤ空気圧監視システムにおいて、タイヤ空気圧を検出し、検出されたタイヤ空気圧の低下に応じた燃費低下状況又はタイヤ寿命短縮状況を確定して表示する。よって、タイヤ空気圧の低下による燃費低下状況又はタイヤ寿命短縮状況を視認可能なタイヤ空気圧監視システムが実現される。
(2)本発明に係るタイヤ空気圧監視システムは、前記表示部は、前記燃費低下状況又はタイヤ寿命短縮状況を複数の段階で表示するようにしてある。
本発明にあっては、燃費低下状況又はタイヤ寿命短縮状況を複数の段階で表示する。よって、燃費の低下度合い又はタイヤ寿命の低下度合いを容易に視認可能なタイヤ空気圧監視システムが実現される。
(3)本発明に係るタイヤ空気圧監視システムは、前記表示部は、前記段階ごとに前記燃費低下状況又はタイヤ寿命短縮状況を異なる色で表示するようにしてある。
本発明にあっては、異なる段階で、燃費低下状況又はタイヤ寿命短縮状況を異なる色で表示する。よって、各段階を直感的に視認可能なタイヤ空気圧監視システムが実現される。
(4)本発明に係るタイヤ空気圧監視システムは、タイヤの空気圧と、燃費又はタイヤ寿命との関係を記憶する記憶部を備え、前記確定部は、前記記憶部に記憶された前記関係を参照して前記燃費低下状況又はタイヤ寿命短縮状況を確定するようにしてある。
本発明にあっては、タイヤの空気圧と、燃費又はタイヤ寿命との関係を予め記憶し、記憶された関係を参照して燃費低下状況又はタイヤ寿命短縮状況を確定する。よって、容易に燃費低下状況又はタイヤ寿命短縮状況を確定することができる。
(5)本発明に係るタイヤ空気圧監視装置は、車両に設けられた複数のタイヤの空気圧を監視するタイヤ空気圧監視装置において、前記タイヤの空気圧を受信する受信部と、該受信部により受信された空気圧の低下に応じた燃費低下状況又はタイヤ寿命短縮状況を確定する確定部と、該確定部により確定された燃費低下状況又はタイヤ寿命短縮状況の表示を制御する制御部とを備える。
本発明にあっては、タイヤ空気圧監視装置おいて、タイヤ空気圧を受信し、受信された空気圧の低下に応じた燃費低下状況又はタイヤ寿命短縮状況を確定し、その表示を制御する。よって、タイヤ空気圧の低下による燃費低下状況又はタイヤ寿命短縮状況の視認を可能にさせるタイヤ空気圧監視装置が実現される。
[本発明の実施形態の詳細]
本発明の実施形態に係るタイヤ空気圧監視システムの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
図1はタイヤ空気圧監視システムの全体構成を示す図である。図1に示すように、タイヤ空気圧監視システムは、車両1に設けられており、4つの検出装置2と、タイヤ空気圧監視装置3と、表示部4とを備える。
検出装置2は、車両1の4つのタイヤ10夫々に設けられている。各検出装置2は、タイヤ空気圧監視装置3からの送信要求に応じて、タイヤ10の空気圧を検出して、タイヤ空気圧監視装置3に送信するものである。
図2は検出装置2の構成を示すブロック図である。図2に示すように、検出装置2は、制御部21、ROM22、RAM23、ID記憶部24、受信部25、受信用アンテナ251、圧力センサ26、送信部27及び送信用アンテナ271を備える。なお、検出装置2は、該検出装置2の各部に対して電力供給を行う蓄電池(図示しない)を備える。
制御部21は、具体的にはCPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro Processing Unit)等により構成してあり、ROM22に予め記憶されたプログラム及びデータを読み出して実行することにより、種々の制御処理及び演算処理等を行うようにしてある。ROM22は、マスクROM、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)又はフラッシュメモリ等の不揮発性のメモリ素子により構成してあり、検出装置2の動作に必要な種々のソフトウェアプログラムがあらかじめ記憶してある。RAM23は、制御部21が制御処理又は演算処理等を行う際に発生する一時的なデータを記憶するものであり、SRAM(Static RAM)又はDRAM(Dynamic RAM)等の書き換え可能なメモリ素子により構成してある。
ID記憶部24は、自らの検出装置2に付されるIDを記憶している。なお、ID記憶部24は、EEPROM又はフラッシュメモリ等の書き換え可能な不揮発性のメモリ素子により構成してある。
受信用アンテナ251は、タイヤ空気圧監視装置3から送信された無線信号を受信するものである。受信部25は、受信用アンテナ251に接続してあり、受信用アンテナ251により受信された無線信号の受信処理を行い、得られた受信信号を制御部21に出力するものである。
圧力センサ26はタイヤ10の空気圧を検出するとともに、その検出結果に係る検出信号を制御部21に出力する。
送信用アンテナ271は、後述する空気圧情報をRF(Radio Frequency)帯の電波でタイヤ空気圧監視装置3に無線送信するものである。送信部27は、送信用アンテナ271に接続してあり、制御部21から出力された信号を変調してRF帯の信号を生成する変調回路、及び変調された信号を増幅して送信用アンテナ271から送信するための増幅回路等を有する。
このように構成される各検出装置2では、制御部21は、受信部25により要求信号が受信されたか否かを判定する。制御部21は、ID記憶部24に記憶されるIDと、圧力センサ26により検出されたタイヤ空気圧とを含む空気圧情報を生成して送信部27に出力する。
制御部21からの空気圧情報は、送信部27により送信処理を行われ、送信用アンテナ271により、RF帯の電波でタイヤ空気圧監視装置3に送信される。
タイヤ空気圧監視装置3は、車両1の車体側に設けられている(図1参照)。タイヤ空気圧監視装置3は、各検出装置2に空気圧情報の送信を要求する要求信号を無線送信するとともに、各検出装置2から送信された空気圧情報等を受信するものである。図3はタイヤ空気圧監視装置3の構成を示すブロック図である。図3に示すように、タイヤ空気圧監視装置3は、制御部31、ROM32、RAM33、記憶部34、送信部35、送信用アンテナ351、受信部36、受信用アンテナ361及びインターフェイス(以下、I/Fと記す)37を備える。なお、タイヤ空気圧監視装置3は、その各部に対して電力供給を行う電源(図示しない)に接続されている。
制御部31は、具体的にはCPU又はMPU等により構成してあり、ROM32に予め記憶されたプログラム及びデータを読み出して実行することにより、種々の制御処理及び演算処理等を行うようにしてある。ROM32は、マスクROM、EEPROM又はフラッシュメモリ等の不揮発性のメモリ素子により構成してあり、タイヤ空気圧監視装置3の動作に必要な種々のソフトウェアプログラムがあらかじめ記憶してある。RAM33は、制御部31が制御処理又は演算処理等を行う際に発生する一時的なデータを記憶するものであり、SRAM又はDRAM等の書き換え可能なメモリ素子により構成してある。
記憶部34は、EEPROM又はフラッシュメモリ等の書き換え可能な不揮発性のメモリ素子により構成してある。記憶部34は、各検出装置2に付されるID、後述する演算用の基準空気圧及び各種の閾値などを記憶している。また、記憶部34は、タイヤ空気圧と燃費とタイヤ寿命との関係を示すテーブル341を記憶している。
図4は記憶部34に記憶されるテーブル341の例を示す図である。テーブル341は、空気圧低下率フィールド、燃費低下率フィールド及び寿命短縮率フィールドを含む。空気圧低下率フィールドには、空気圧低下率が記憶されている。燃費低下率フィールドには、空気圧低下率に対応付けて燃費低下率が記憶されている。寿命短縮率フィールドには、空気圧低下率に対応付けて寿命短縮率が記憶されている。図4には、例として、空気圧低下率、燃費低下率及び寿命短縮率夫々について4つ記憶されているが、空気圧低下率、燃費低下率及び寿命短縮率は4個に限らず、必要に応じて予め測定して記憶すればよい。なお、空気圧低下率、燃費低下率及び寿命短縮率は図4に示す数値に限らず、タイヤの種類によって異なる。
送信用アンテナ351は、各検出装置2に空気圧情報の送信を要求する要求信号をLF(Low Frequency)帯の電波で送信するものである。
送信部35は、車両1の適所に配設された送信用アンテナ351に接続してある。送信部35は、制御部31から出力された信号を変調してLF帯の信号を生成する変調回路、及び変調された信号を増幅して送信用アンテナ351から送信するための増幅回路等を有する。
受信用アンテナ361は、各検出装置2から送信された空気圧情報を受信するものである。受信用アンテナ361は、車両1の適所に配設されており、各検出装置2から送信された空気圧情報を受信する。受信部36は、受信用アンテナ361に接続してあり、受信用アンテナ361により受信された無線信号の受信処理を行い、得られた情報を制御部31に出力するものである。
I/F37は、表示部4に車載LAN(Local Interconnect Network)を介して接続されており、制御部31の制御信号を表示部4に出力する。
このように構成されるタイヤ空気圧監視装置3では、制御部31は、例えば所定の時間おきに、空気圧情報の送信を要求する要求信号を送信部35に出力する。要求信号は、送信部35により変調され増幅され、送信用アンテナ351により各検出装置2に送信される。
制御部31は、検出装置2からの空気圧情報が受信された場合、受信された空気圧情報が含むIDを、記憶部34に記憶されているIDと照合して、空気圧情報がいずれの検出装置2から送信されたかを確定する。また、制御部31は、受信された空気圧情報が含む各タイヤ10の空気圧を、記憶部34に予め記憶されている基準空気圧と比較して空気圧低下率を算出する。制御部31は、記憶部34に記憶されているテーブル341から、算出された空気圧低下率に対応する燃費低下率及び寿命短縮率を取得する。例えば、空気低下率が30%の場合、燃費低下率の6.25%及び寿命短縮率の37%が取得される。
制御部31は、各タイヤ10について、算出された空気圧低下率、取得された燃費低下率及び寿命短縮率に基づいて、タイヤ空気圧、燃費及びタイヤ寿命夫々が「正常」、「やや低下/やや短縮」及び「低下/短縮」という3つの状況のいずれに該当するかを確定する。ここで、予め例えば図4に示すテーブル341に基づいて、空気圧低下率、燃費低下率及び寿命短縮率夫々について、2つの閾値を設定して記憶部34に記憶しておく。これらの閾値により、テーブル341における各数値範囲は上記各状況に対応する3つの空間に区切られる。制御部31は、算出された空気圧低下率、取得された燃費低下率及び寿命短縮率夫々がどちらの空間に属するかを判定することで、タイヤ空気圧低下状況、燃費低下状況及びタイヤ寿命短縮状況を確定することができる。なお、制御部31は、このような判定処理を繰り返すことで、各タイヤ10についてタイヤ空気圧低下状況、燃費低下状況及びタイヤ寿命短縮状況を確定する。
制御部31は、確定されたタイヤ空気圧低下状況、燃費低下状況及びタイヤ寿命短縮状況に基づいて、I/F37を介して表示部4に制御信号を出力する。表示部4は、制御部31の制御信号に基づいて、タイヤ空気圧低下状況、燃費低下状況及びタイヤ寿命短縮状況を3段階で表示する。
表示部4は、車両1の操舵輪の近傍に設けられたマルチインフォメーションディスプレイである(図1参照)。図5は表示部4の構成例を示す模式図である。表示部4は、例えば車速などを示す計器5、6の間に設けられており、例えばタイヤの図柄を含む標識41でタイヤ空気圧低下状況、燃費低下状況及びタイヤ寿命短縮状況を表示する。また、表示部4に表示される標識41はこれに限らず、タイヤ空気圧低下状況、燃費低下状況及びタイヤ寿命短縮状況をイメージさせるものであればよい。表示部4は4つのタイヤ10に係る標識41を同時に表示してもよく、1つずつ順番に表示してもよい。以下、表示部4に標識41を1つ表示させる例について説明する。
また、表示部4は、エコドライブへのモチベーションを高めるエコインジケータとして使われている。表示部4は、アクセルペダルの操作、車速、使用する燃料、路面状況、積載重量などにより計算されたエコ運転レベルが高い場合にエコ標識42を表示する。
以下、閾値として、空気圧低下率について15%及び30%、燃費低下率について3%及び6.25%、寿命短縮率20%及び37%に設定される場合を説明する。勿論、閾値はこれらの数値に限らず、必要に応じて設定すればよい。また、閾値の個数は2に限らず、必要に応じて設定すればよい。
図6〜8は表示部4の表示例を示す図である。図6には、タイヤ10の空気圧低下率が閾値の15%未満である場合(以下、「正常時」と記す)の標識41が示されている。正常時において、表示部4では、通常のタイヤの図柄411を表示する。燃費低下率が閾値の3%未満、寿命短縮率が閾値の20%未満であるため、燃費低下状況及びタイヤ寿命短縮状況が「正常」と確定される。表示部4では、燃費低下状況及びタイヤ寿命短縮状況について、タイヤの図柄411のほぼ中央部に、5枚の葉からなる図柄412を表示する。
図7には、タイヤ10の空気圧低下率が閾値の15%以上30%未満である場合(以下、「15%低下時」と記す)の標識41が示されている。15%低下時において、表示部4では、タイヤ空気圧がやや低下することを示すために、タイヤの図柄411を表示するとともに、タイヤの図柄411の下方に影413を表示している。燃費低下率が閾値の3%以上6.25%未満、寿命短縮率が閾値の20%以上37%未満であるため、燃費低下状況が「やや低下」、タイヤ寿命短縮状況が「やや短縮」と確定される。表示部4では、燃費低下状況及びタイヤ寿命短縮状況について、タイヤの図柄411のほぼ中央部に3枚の葉からなる図柄414、図柄414の上下に「燃費やや低下」、「寿命やや短縮」という文字を表示する。
図8には、タイヤ10の空気圧低下率が閾値の30%以上である場合(以下、「30%低下時」と記す)の標識41が示されている。30%低下時において、表示部4では、タイヤ空気圧が低下することを示すために、タイヤの図柄411を表示するとともに、タイヤの図柄411の下方に影415を表示する。但し、30%低下時に表示される影415は、15%低下時に表示される影413より広い。燃費低下率が閾値の6.25%以上、寿命短縮率が閾値の37%以上であるため、燃費低下状況が「低下」、タイヤ寿命短縮状況が「短縮」と確定される。表示部4では、燃費低下状況及びタイヤ寿命短縮状況について、タイヤの図柄411のほぼ中央部に1枚の葉からなる図柄416、図柄416の上下に「燃費低下」、「寿命短縮」という文字を表示する。表示部4は、低下状況が「低下」、短縮状況が「短縮」と確定された場合に強調表示するため、「燃費低下」、「寿命短縮」という文字を「燃費やや低下」、「寿命やや短縮」という文字より濃く表示する。
図示しないが、表示部4は、図6〜8に示す3つの段階で文字を異なる色で表示することが好ましい。例えば、図7における文字を黄色で表示し、図8における文字を赤色で表示する。また、葉の図柄412、414、416夫々を異なる色で表示してもよい。このように、ユーザは各段階を直感的に視認することができる。
また、表示部4は、タイヤ空気圧の低下に伴ってエコ標識42の色を変更することが好ましい。例えば、表示部4に図6のように表示されている場合、エコ標識42を緑色で表示するが、図7のように表示されている場合、エコ標識42を茶色で表示する。このように、タイヤ空気圧に関するエコ運転レベルを表示するインジケータが実現される。車両1のユーザはエコ運転をゲーム感覚で楽しめる。
図9はタイヤ空気圧監視装置3の制御部31が実行する処理の手順を示すフローチャートである。制御部31は所定時間おきに処理を実行する。
制御部31は、要求信号を送信部35に出力し(ステップS1)、受信部36から空気圧情報が受信したか否かを判定する(ステップS2)。空気圧情報が受信されていないと判定した場合(ステップS2:NO)、制御部31は、空気圧情報が受信されるまでステップS2の処理を繰り返す。
空気圧情報が受信されたと判定した場合(ステップS2:YES)、制御部31は、受信された空気圧情報が含むIDを記憶部34に記憶されているIDと照合して、送信元を確定する(ステップS3)。
制御部31は、各タイヤ10の空気圧低下率を算出し(ステップS4)、算出された空気圧低下率に対応する燃費低下率及び寿命短縮率を取得する(ステップS5)。制御部31は、タイヤ空気圧低下状況、燃費低下状況及びタイヤ寿命短縮状況を確定し(ステップS6)、確定結果に基づいて表示部4に制御信号を出力し(ステップS7)、処理を終了する。
以上の実施の形態では、閾値を設定しておき、空気圧低下率、燃費低下率及び寿命短縮率夫々を閾値と比較して低下状況及び短縮状況を確定する例について説明したが、閾値を設定しなくてもよい。例えば、テーブル341における空気圧低下率、燃費低下率及び寿命短縮率夫々について、「正常」、「やや低下/やや短縮」、「低下/短縮」という3つの状況のいずれかを予め確定してテーブル341に記憶する。制御部31は、算出された空気圧低下率に基づいて、タイヤ空気圧低下状況、燃費低下状況及びタイヤ寿命短縮状況を確定する。
また、複数の種類のタイヤについて、空気圧低下率、燃費低下率及び寿命短縮率を予め測定し、測定された空気圧低下率、燃費低下率及び寿命短縮率を対応付けた複数のテーブルを記憶部34に記憶してもよい。この場合、複数のテーブルには、識別子例えばタイヤの品番が記憶されている。ユーザがタイヤの品番を入力した場合に、制御部31は、入力されたタイヤの品番に対応するテーブルを使用して、燃費低下状況及びタイヤ寿命短縮状況を確定する。
以上の実施の形態では、タイヤの空気圧を検出し、検出された空気圧の低下に応じた燃費低下状況及びタイヤ寿命短縮状況を確定して表示する。これにより、タイヤ空気圧低下による燃費及びタイヤ寿命の悪化が一目瞭然で分かる。車両1のユーザがタイヤ空気圧に気にするため、タイヤトラブル起因の交通事故が減少する。
また、燃費低下状況及びタイヤ寿命短縮状況を複数の段階で表示することで、ユーザは燃費及びタイヤ寿命の低下度合いを容易に視認することができる。
また、異なる段階で、燃費低下状況及びタイヤ寿命短縮状況を異なる色で表示することで、ユーザは各段階を直感的に視認することができる。
また、タイヤの空気圧と、燃費又はタイヤ寿命との関係を予め記憶し、記憶された関係を参照して燃費低下状況及びタイヤ寿命短縮状況を確定する。よって、容易に燃費低下状況又はタイヤ寿命短縮状況を確定することができる。
1 車両
10 タイヤ
2 検出装置
21 制御部
22 ROM
23 RAM
24 ID記憶部
25 受信部
251 受信用アンテナ
26 圧力センサ(検出部)
27 送信部
271 送信用アンテナ
3 タイヤ空気圧監視装置
31 制御部(確定部、制御部)
32 ROM
33 RAM
34 記憶部
341 テーブル
35 送信部
351 送信用アンテナ
36 受信部
361 受信用アンテナ
37 インターフェイス
4 表示部
41 標識
42 エコ標識
411、412、414、416 図柄
413、415 影
5、6 計器

Claims (5)

  1. 車両に設けられた複数のタイヤの空気圧を監視するタイヤ空気圧監視システムにおいて、
    前記タイヤの空気圧を検出する検出部と、
    該検出部により検出された空気圧の低下に応じた燃費低下状況又はタイヤ寿命短縮状況を確定する確定部と、
    該確定部により確定された燃費低下状況又はタイヤ寿命短縮状況を表示する表示部と
    を備えることを特徴とするタイヤ空気圧監視システム。
  2. 前記表示部は、前記燃費低下状況又はタイヤ寿命短縮状況を複数の段階で表示するようにしてあることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ空気圧監視システム。
  3. 前記表示部は、前記段階ごとに前記燃費低下状況又はタイヤ寿命短縮状況を異なる色で表示するようにしてあることを特徴とする請求項2に記載のタイヤ空気圧監視システム。
  4. タイヤの空気圧と、燃費又はタイヤ寿命との関係を記憶する記憶部を備え、
    前記確定部は、前記記憶部に記憶された前記関係を参照して前記燃費低下状況又はタイヤ寿命短縮状況を確定するようにしてあることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一つに記載のタイヤ空気圧監視システム。
  5. 車両に設けられた複数のタイヤの空気圧を監視するタイヤ空気圧監視装置において、
    前記タイヤの空気圧を受信する受信部と、
    該受信部により受信された空気圧の低下に応じた燃費低下状況又はタイヤ寿命短縮状況を確定する確定部と、
    該確定部により確定された燃費低下状況又はタイヤ寿命短縮状況の表示を制御する制御部と
    を備えることを特徴とするタイヤ空気圧監視装置。
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