JP2017086461A - 薬剤収納カセットと、それを装着する薬剤払出装置 - Google Patents

薬剤収納カセットと、それを装着する薬剤払出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017086461A
JP2017086461A JP2015220067A JP2015220067A JP2017086461A JP 2017086461 A JP2017086461 A JP 2017086461A JP 2015220067 A JP2015220067 A JP 2015220067A JP 2015220067 A JP2015220067 A JP 2015220067A JP 2017086461 A JP2017086461 A JP 2017086461A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medicine
cassette
storage cassette
urging
medicine storage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015220067A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6577838B2 (ja
Inventor
章治 田中
Akiji Tanaka
章治 田中
純一郎 森岡
Junichiro Morioka
純一郎 森岡
英之 森井
Hideyuki Morii
英之 森井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PHC Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Healthcare Holdings Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Healthcare Holdings Co Ltd filed Critical Panasonic Healthcare Holdings Co Ltd
Priority to JP2015220067A priority Critical patent/JP6577838B2/ja
Publication of JP2017086461A publication Critical patent/JP2017086461A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6577838B2 publication Critical patent/JP6577838B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、例えば、薬局などにおける調剤業務の効率化を図るために利用される薬剤収納カセットと、それを装着する薬剤払出装置に関するもので、使い勝手を向上することを目的とする。
【解決手段】本薬剤収納カセットと、それが装着される薬剤払出装置は、伝達方向規制機構32を備えている。伝達方向規制機構32は、速度抑制機構31が付勢体15に負荷を作用する方向を規制する。その結果、付勢体15を引き戻す作業を容易に行うことができ、薬局などの調剤業務効率化を促進できるので、極めて使い勝手の良いものとなる。
【選択図】図12

Description

本発明は、例えば、薬局などにおける調剤業務の効率化を図るために利用される薬剤収納カセットと、それを装着する薬剤払出装置に関するものである。
従来の薬剤収納カセットは、内部で薬剤を所定の方向に移送可能なカセット本体と、このカセット本体における薬剤の移送方向において、カセット本体の第1端側に設けられ、薬剤をカセット本体から払い出す薬剤払出機構と、カセット本体内に薬剤を収納した状態において、カセット本体の第1端側に対して反対側の第2端側から第1端側に向けて移動する付勢体を備えていた。そして、この付勢体にオイルダンパを結合することによって、付勢体が移動する速度が抑制される(例えば、下記特許文献1)。
国際公開第2004/034955号
上記従来の構成では、薬剤収納カセットのカセット本体の内部において付勢体によって薬剤を薬剤払出機構に容易に付勢することができないことがある。
つまり、薬剤収納カセットのカセット本体の内部において付勢体をカセット本体の第1端側から第2端側に向かって手動で引き戻す場合、オイルダンパの回転抵抗を受ける。
したがって、付勢体をカセット本体の第1端側から第2端側に向かって手動で引き戻す作業を容易に行うことができないおそれがある。この場合には、薬局などの調剤業務効率化を阻害してしまう。その結果として、使用環境によっては極めて使い勝手の悪いものとなってしまう。
そこで本発明は、使い勝手を向上することを目的とするものである。
上記目的を達成するために本発明は、少なくとも一つの薬剤を収納可能で、内部で前記薬剤を所定の方向に移送可能なカセット本体と、前記カセット本体の前記薬剤の移送方向において、前記カセット本体の第1端側に設けられ、前記薬剤を前記カセット本体から払い出す薬剤払出機構と、前記カセット本体内に前記薬剤を収納した状態において、前記カセット本体の前記第1端側に対して反対側の第2端側から前記第1端側に向けて移動することで前記薬剤を前記薬剤払出機構に付勢する付勢体と、前記付勢体が移動する速度に応じて、移動方向と反対方向に作用する負荷を前記付勢体に加えることで前記付勢体の移動速度を抑制する速度抑制機構と、前記速度抑制機構に結合される結合部と、前記結合部を介して前記付勢体が前記第2端側から前記第1端側に向かって移動する方向のみに前記速度抑制機構が作用する伝達方向規制機構と、を備える構成とし、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明に係る薬剤収納カセットの構成によれば、伝達方向規制機構を備えており、この伝達方向規制機構によって、速度抑制機構が付勢体に負荷を作用する方向を規制する。つまり、付勢体がカセット本体の第1端側から第2端側に向かって移動する方向には速度抑制機構が作用しないように伝達方向規制機構によって速度抑制機構が付勢体に負荷を作用する方向を規制する。これにより、薬剤収納カセットのカセット本体の内部において付勢体をカセット本体の第1端側から第2端側に向かって手動で引き戻す場合、速度抑制機構の回転抵抗を受けることなく、付勢体を引き戻すことができる。
その結果、付勢体を引き戻す作業を容易に行うことができ、薬局などの調剤業務効率化を促進できるので、極めて使い勝手の良いものとなる。
本発明の一実施形態に係る薬剤収納カセットが装着された薬剤払出装置を示す斜視図。 図1の薬剤払出装置の前扉が開放された状態を示す斜視図。 図1のA−A線矢視断面図。 図3のB部分の拡大図。 図1の薬剤払出装置のカセット装着口から薬剤収納カセットの一部を引き出した状態を示す図。 図5の薬剤収納カセットの斜視図。 図5の薬剤収納カセットの開閉蓋を開放した状態を示す斜視図。 図5の薬剤収納カセットの主要部分を示す分解斜視図。 図5の同薬剤収納カセットの主要部分を示す斜視図。 図5の薬剤収納カセットの主要部分を示す平面図。 図5の薬剤収納カセットの主要部分を示す斜視図。 図5の薬剤収納カセットの主要部分を示す平面図。 図5の薬剤収納カセットの主要部分を示す斜視図。 図5の薬剤収納カセットの底面側の主要部分を示す平面図。 図5の薬剤収納カセットを薬剤払出装置から引き出した状態を示す断面図。 図5の薬剤収納カセットを薬剤払出装置に装着した状態を示す斜視図。 図5の薬剤収納カセットを薬剤払出装置に装着した状態を示す断面図。 図5の薬剤収納カセットの主要部分を示す部分断面図。 図5の薬剤収納カセットを薬剤払出装置に装着した状態における正面側から見た断面図。 図5の薬剤収納カセットの付勢規制部の構成を示す斜視図。 本発明の他の実施形態に係る薬剤収納カセットの主要部分を示す平面図。 図21の薬剤収納カセットの主要部分を示す部分断面図。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1について、以下で図面を用いて詳細に説明する。
(薬剤払出装置の構成)
本実施形態の薬剤払出装置は、図1から図3に示すように、本体ケース1と、その前面を覆う前扉2と、カセット装着口3(図2参照)と、薬剤収納カセット4と、薬剤を搬送するためのトレイ5を保管する保管部6,7と、取出ヘッド8(図3参照)と、を備えている。そして、本薬剤払出装置は、図2に示すように、前扉2を開放すると、複数のカセット装着口3が外部に露出するように設けられている。カセット装着口3には、それぞれ薬剤収納カセット4が装着される。
また、本薬剤払出装置では、本体ケース1の左側に、薬剤を払い出すための空のトレイ5(図3参照)を保管する保管部6、本体ケース1の右側に、払い出された薬剤が収納されたトレイ5を保管する保管部7がそれぞれ設けられている。
つまり、保管部6に保管されていたトレイ5は、図3に示すように、カセット装着口3の下部に移送され、ここで薬剤収納カセット4に収納されていた薬剤が投入された後、図2に示すように、保管部7にて収納される。
具体的には、トレイ5は、カセット装着口3の下部に移送された状態で、一旦、待機する。この状態において、取出ヘッド8が、処方箋によって指示された薬剤を収納している薬剤収納カセット4の背面側に移動して、薬剤収納カセット4の取出レバー9を操作する。そして、取出ヘッド8によって取出レバー9が下方へ押し下げられると、薬剤収納カセット4から取り出された薬剤が、転動しながらトレイ5に投入される。
図4は、取出ヘッド8による薬剤の取り出し動作を説明するための図面である。なお、この動作については、よく知られた構成であるので、説明の煩雑化をさけるため、ここでは簡単に説明する。
つまり、取出ヘッド8の操作部12によって薬剤収納カセット4の取出レバー9が操作されると、薬剤10は、薬剤収納カセット4から取り出され、自重によって転動しながら収納ポケット11内に保管される。
そして、収納ポケット11内に保管された薬剤10は、図3に示すように、トレイ5が薬剤払出装置の所定の位置へと移動した後、収納ポケット11からトレイ5内に投入される。
また、本実施形態の薬剤収納カセット4は、図2に示すように、薬剤払出装置のカセット装着口3に対して、挿入されたり引き出されたりすることができる。
図5は、薬剤収納カセット4に薬剤10を補充するために、カセット装着口3から、薬剤収納カセット4の長手方向における8割程度の部分が引き出され、開閉蓋14aが開放された状態を示している。
(薬剤収納カセット4)
本実施形態の薬剤収納カセット4は、図6〜図13に示すように、取出レバー9と、引出操作部13と、カセット本体14と、付勢体15(図7参照)と、ばね機構17(図8参照)と、付勢規制部23(図11参照)と、薬剤残量確認部30(図13参照)と、速度抑制機構31(図12参照)と、を備えている。
本実施形態の薬剤収納カセット4は、さらに伝達方向規制機構32(図12参照)を備えている。
(取出レバー9)
取出レバー9は、上述した薬剤払出装置の取出ヘッド8によって操作されると下方へ回動して排出空間を形成することで、カセット本体14内に収納された薬剤10を1本ずつ排出する。
(引出操作部13)
引出操作部13は、カセット本体14における第2端側の端面に取り付けられた取っ手状の部材であって、薬剤払出装置のカセット装着口3から薬剤収納カセット4を引き出す際、カセット装着口3へ薬剤収納カセット4を装着する際に使用される。
(カセット本体14)
カセット本体14は、上面が開口した長方形状の箱型の部材であって、上面の開口部分を覆う開閉蓋14a(図6参照)を有している。そして、カセット本体14は、長手方向における第1端側に薬剤排出機構を構成する取出レバー9、その反対の第2端側に引出操作部13が、それぞれ設けられている。
つまり、カセット本体14は、少なくとも1つの薬剤10を収納可能、かつ内部で薬剤10を所定の方向に移送可能な構成を有している。薬剤払出機構は、カセット本体14の薬剤10の移送方向において、カセット本体14の第1端側に設けられ、薬剤10をカセット本体14から払い出す。
開閉蓋14aは、カセット本体14の短手方向における端部に設けられた回転軸(図示せず)を介して軸支されており、薬剤収納カセット4へ薬剤10を追加する際に開閉されることで、カセット本体14の上面を開放する。
取出レバー9は、上述したように、薬剤払出装置の取出ヘッド8によって操作されることで、薬剤収納カセット4内の薬剤を1本ずつ排出する。
(付勢体15)
付勢体15は、図7に示すように、薬剤収納カセット4内において薬剤10を排出方向へ移動させる樹脂製の部材であって、カセット本体14の長手方向に沿って配置されたレール20(図8参照)に沿って移動可能な状態で設けられている。そして、付勢体15は、カセット本体14内に収納された薬剤10の引出操作部13側に当接する当接体15aを有している。
当接体15aは、図7に示すように、カセット本体14内に収納された薬剤10を、薬剤10よりも引出操作部13側からカセット本体14の排出側(薬剤払出機構側(取出レバー9側))に向かって付勢する。
つまり、付勢体15は、カセット本体14内に薬剤10が収納された状態において、カセット本体14の第1端側に対して反対側の第2端側から第1端側に向けて移動することで、薬剤10を薬剤払出機構側へ付勢する。
また、付勢体15は、図9および図10に示すように、後述する巻取リール18と一体化して成形されている。なお、巻取リール18については、後段にて詳述する。
(ばね機構17)
ばね機構17は、図8に示すように、付勢体15(当接体15a)を薬剤払出機構側(取出レバー9側)に付勢するためにカセット本体14の側壁に沿って設けられており、巻取リール18と、帯状ばね19と、レール20と、を有している。
巻取リール18は、帯状ばね19を巻き取るために、カセット本体14内の長手方向において移動する付勢体15に一体化した状態で設けられている。つまり、巻取リール18は、付勢体15に結合されている。これにより、巻取リール18は、帯状ばね19を巻き取ることで、カセット本体14内において付勢体15とともに長手方向に移動する。
帯状ばね19は、ステンレス製の非伸縮のベルト状部材であって、その第1端が巻取リール18に固定されており、その反対側の第2端がカセット本体14内の側壁に沿って伸ばされて、取出レバー9近傍に固定されている。このため、帯状ばね19には、巻取リール18に常時巻き取られる方向の力が働く。
これにより、付勢体15は、レール20に沿って、カセット本体14の薬剤払出機構側(取出レバー9側)へと付勢される。
レール20は、カセット本体14内における短手方向における端部に固定されているステンレス製の板状部材であって、上述したように、薬剤払出機構側(取出レバー9側)の端部には、帯状ばね19の第2端が固定されている。
これにより、樹脂製のレールを用いた場合と比較して、付勢体15の直進性を確保することができる。
また、レール20は、カセット本体14内における薬剤10の搬送面の一部を形成しており、帯状ばね19の上端を覆うように設けられている。
(付勢規制部23)
付勢規制部23(図11〜図17および図20参照)は、カセット装着口3に装着された薬剤収納カセット4を引出操作部13側に引き出す動作に連動して、付勢体15による薬剤10への付勢を規制する。そして、付勢規制部23は、ラチェット歯車21と、ラチェット爪23a(図20参照)と、当接部23b(図20参照)と、本体部23c(図20参照)と、回動軸23d(図20参照)と、を有している。
ラチェット歯車21(巻取部の一例)は、ラチェット爪23a(図12および図13参照)と噛み合うことで、動作方向を一方向に制限するための機構であって、レール20の引出操作部13側における端部に、回転可能な状態で配置されている。
そして、ラチェット歯車21には、図10〜図13に示すように、帯状ばね22の第1端が固定されている。帯状ばね22の反対側の第2端は、付勢体15に固定されている。
つまり、帯状ばね22は、第1端が付勢体15に結合され、その反対側の第2端はラチェット歯車21に結合されている。
さらに、ラチェット歯車21は、外周面から径方向外側へ向かって突出するように均等に配置された複数の歯を有している。
これにより、帯状ばね22は、ラチェット歯車21に巻き取られる方向へ付勢力を受けるが、帯状ばね22の付勢力は、帯状ばね19の付勢力よりもはるかに小さい。つまり、帯状ばね22は、付勢体15とラチェット歯車21とを連結するため、および後述する薬剤残量確認部30を構成するために設けられている。よって、ラチェット歯車21がフリーな状態では、付勢体15は、帯状ばね19の付勢力によって薬剤払出機構側(取出レバー9側)へと付勢される。
なお、帯状ばね22は、帯状ばね19と同様の材質によって形成された非伸縮のベルト状の部材であって、上述したように、帯状ばね19よりも付勢力が小さくなるように設計されている。また、帯状ばね22は、後述する薬剤残量確認部30(図13参照)として機能するために、ベルト状の表面に、数字や色分け等の表示が付されている。
ラチェット爪23aは、図11〜図13に示すように、ラチェット歯車21に向かって下向きに突出した爪状の部分であって、カセット本体14内の引出操作部13側に、上下方向に回動可能な状態で設けられている。
具体的には、カセット本体14内におけるラチェット歯車21の上方に、ラチェット爪23aが近接配置されている。
このため、ラチェット爪23aが、図16に示すように、上方へ持ち上げられてラチェット歯車21に噛み合っていない状態では、ラチェット歯車21は、フリーに回転することができる。よって、この状態では、帯状ばね22は帯状ばね19の付勢力に負けて引き伸ばされる。そして、付勢体15は、帯状ばね19の付勢力によって、薬剤払出機構側(取出レバー9側)へと付勢される。
このような非噛合状態は、図17に示すように、カセット本体14が、カセット装着口3内へと挿入された状態で実現される。このとき、薬剤10は、付勢体15によって薬剤払出機構側(取出レバー9側)へと付勢されており、薬剤10を取り出すことが可能な状態となっている。
これに対して、図13は、カセット本体14がカセット装着口3からその一部が引き出された状態(例えば、図15に示す状態)におけるラチェット歯車21とラチェット爪23aとの噛合状態を示している。
このような噛合状態では、付勢体15は、付勢規制部23によって、薬剤10を排出側へと移動させる付勢力の付与が規制された状態となっている。
当接部23bは、ラチェット歯車21の外周方向において、ラチェット歯車21より更に下方に延伸するように形成されており、より具体的には、図14に示すように、カセット本体14の底面を貫通し、底面側に露出した状態となっている。
ここで、薬剤払出装置の本体ケース1のカセット装着口3の出入口付近には、図19に示すように、カセット本体14を装着方向に案内するガイドレール25が平行に2本ずつ設けられている。
よって、当接部23bは、薬剤払出装置のカセット装着口3へ薬剤収納カセット4を完全に装着した状態とすると、ガイドレール25に接触し、回動軸23dを中心にして上方へと回動する。このとき、付勢規制部23は、ラチェット爪23aおよび本体部23cとともに、回動軸23dを中心に上方へと回動する。このため、ラチェット爪23aは、ラチェット歯車21との噛合状態(図13参照)から非噛合状態(図16参照)へと移行する。
この結果、薬剤払出装置のカセット装着口3に、完全に薬剤収納カセット4が装着された状態においては、ラチェット歯車21とラチェット爪23aとが噛み合わない付勢力非規制状態とすることができる。よって、この状態では、付勢体15に対してばね機構17の付勢力が付与されるため、薬剤収納カセット4の排出側から薬剤10が排出可能な状態となる。
一方、薬剤払出装置のカセット装着口3から薬剤収納カセット4が一部引き出された状態においては、ラチェット歯車21とラチェット爪23aとが噛み合った付勢力規制状態となる。よって、この状態では、付勢体15に対してばね機構17の付勢力が付与されないため、薬剤収納カセット4の排出側を誤って操作してしまった場合でも、薬剤10が意図せずに排出されることを回避することができる。
(薬剤残量確認部30)
さらに、本実施形態の薬剤収納カセット4では、カセット本体14がカセット装着口3に完全に押し込まれた状態において、薬剤残量確認部30によって、カセット本体14内に残存する薬剤10の量を容易に確認することができる。
具体的には、薬剤残量確認部30は、図13に示すように、確認窓26と、帯状ばね22と、を有している。
確認窓26は、カセット本体14の引出操作部13側における端面を貫通するように形成されており、カセット本体14内におけるラチェット歯車21の帯状ばね22に対向する位置に設けられている。
帯状ばね22は、ラチェット歯車21の回転軸周りに巻回されており、その表面には、カセット本体14内に薬剤10がどの程度残存しているかを示すための表示が施されている。
ここで、帯状ばね22に施された表示としては、数字や色分け部が付された表示等が含まれる。
これにより、カセット本体14内の薬剤10が少なくなると、カセット本体14内において当接体15aも薬剤払出機構側(取出レバー9側)へと移動するため、帯状ばね22も長く引き出された状態となる。このとき、帯状ばね22が長く引き出された状態になると、確認窓26から見える位置に、数字や色分け等の表示を確認することができる。この結果、薬剤10の残量が少なくなった場合には、薬剤収納カセット4をカセット装着口3から引き出して開閉蓋14aを開けなくても、確認窓26からの表示を確認するだけで容易に残量を認識することができる。
(速度抑制機構31)
速度抑制機構31は、図18に示すように、例えば、ロータリダンパなどであって、本実施形態では、ロータリダンパが巻取リール18に取り付けられている。
ロータリダンパは、例えば、固定側33と回転側34に分割されており、固定側33に対して回転側34が回転する構成を有している。そして、固定側33と回転側34との間に充填された粘性流体31aなどによって、固定側33に対する回転側34の回転速度を抑制する。
つまり、ロータリダンパにおいて回転側34が固定側33に対して回転する際には、粘性流体31aがその回転抵抗となる。よって、粘性流体31aの粘度が高ければ、回転側34の回転速度は大きく減速され、粘性流体の粘度が低ければ、回転側34の回転速度は小さく減速される。
ロータリダンパの回転側34には、回転側34と回転中心が略同一の結合用軸35が形成されている。
そして、巻取リール18に回転中心が略同一に設けられた円筒状の孔18aに、ロータリダンパの結合用軸35が、後述する伝達方向規制機構32を介して結合している。これにより、ロータリダンパが巻取リール18に取り付けられる。
つまり、ロータリダンパが巻取リール18に取り付けられていることで、巻取リール18が帯状ばね19を巻き取る際の回転抵抗となる。
この構成により、速度抑制機構31は、付勢体15が移動する速度に応じて、付勢体15の移動方向と反対方向に作用する負荷を付勢体15に加えることで、付勢体15の移動速度が抑制される。
(伝達方向規制機構32)
伝達方向規制機構32は、例えば、ワンウェイクラッチなどであって、本実施形態では、ロータリダンパの結合用軸35と巻取リール18の孔18aの間に設けられている。
ワンウェイクラッチは、一方の方向のみに回転力を伝達するクラッチ機構であって、本実施形態では、ロータリダンパの結合用軸35に結合される第1部材36(結合部の一例)と、巻取リール18の孔18aに結合される第2部材37と、を備えている。
つまり、ワンウェイクラッチは、第1部材36を介してロータリダンパに結合されている。
そして、第1部材36と第2部材37は、ラチェット機構などを介して組み合わされており、第1部材36に対する第2部材37の回転方向が1方向に規制される。
この構成により、ワンウェイクラッチは、第1部材36を介して付勢体15が前述したカセット本体14の第1端側に対して反対側の第2端側から第1端側に向かって移動する方向のみにロータリダンパが作用する。
<速度抑制機構31による動作>
ここでは、速度抑制機構31の動作について、以下で詳しく説明する。
図19においては、上下方向に2個の薬剤収納カセット4が装着されるカセット装着口3を示している。図19に示す上方のカセット装着口3には、カセット本体14が装着されている。一方、図19に示す下方のカセット装着口3には、カセット本体14が抜きとられて空間が形成されている。
なお、薬剤払出装置のそれぞれのカセット装着口3には、開口部から奥に向かって延びるように配置された2本のガイドレール25が設けられている。
ガイドレール25は、カセット装着口3において、薬剤収納カセット4(カセット本体14)を挿入したり引き出したりする際にスムーズに前後に案内する。また、本実施形態では、ガイドレール25は、薬剤収納カセット4をカセット装着口3へ装着した状態において、図20に示す付勢規制部23の当接部23bに接触して押し上げる被当接部として機能する。
特に、本実施形態では、図5に示すように、ガイドレール25の手前側端部がカセット装着口3の開口から所定の距離だけ内部に入った位置に配置されている。一方、ガイドレール25に接触する付勢規制部23(当接部23b)は、図15に示すように、薬剤収納カセット4のカセット本体14における最も引出操作部13側に配置されている。
このため、ガイドレール25は、薬剤収納カセット4をカセット装着口3内に最後まで押し込んだ状態まで移行して、初めて付勢規制部23(当接部23b)に対して接触する。
これにより、薬剤収納カセット4をカセット装着口3内へ完全に装着された状態となるまで押し込まれるまでの間は、付勢規制部23による規制を機能させることができる。
つまり、薬剤収納カセット4がカセット装着口3から少しでも引き出された状態では、図14および図15に示すように、付勢規制部23が回動軸23d(図20参照)を中心にして自重で下方へ回動し、当接部23bがカセット本体14の底面から下方へ突出した状態となる。
このとき、薬剤収納カセット4はカセット装着口3から引き出されているため、カセット本体14の底面より下方の空間には、ガイドレール25は存在しない。この結果、付勢規制部23のラチェット爪23aは、図13に示すように、付勢規制部23の本体部23c(図20参照)とともに下方へ回動し、ラチェット歯車21に対して係合する。
以上のように、薬剤収納カセット4がカセット装着口3から引き出された状態では、ラチェット歯車21とラチェット爪23aとが噛み合って付勢規制部23による規制が機能する。
これにより、ラチェット歯車21はラチェット爪23aによってその回転が停止されるため、薬剤払出機構側(取出レバー9側)へと引き出されていた帯状ばね22は、その付勢力が停止された状態となる。この結果、付勢体15は、薬剤払出機構側(取出レバー9側)へ薬剤10を付勢することができない状態となる。
つまり、本実施形態においては、薬剤収納カセット4に薬剤10を補充する際には、まず、図5に示すように、カセット装着口3からカセット本体14を途中まで引き出した状態とし、薬剤収納空間の上面を覆う開閉蓋14aを開放する。その後、図7に示すように、付勢体15が引出操作部13側へと手動で引き戻されると、付勢体15は、図7の状態で保持される。このとき、帯状ばね19は伸びた状態、帯状ばね22は巻き取られた状態となる。
ここで、本実施形態では、上述したように薬剤収納カセット4は、伝達方向規制機構32を備えてもよい。つまり、ワンウェイクラッチを備えてもよい。
ワンウェイクラッチは、上述したように第1部材36を介してロータリダンパに結合され、第1部材36を介して付勢体15が前述したカセット本体14の第1端側に対して反対側の第2端側から第1端側に向かって移動する方向のみにロータリダンパが作用するようにしている。
したがって、付勢体15が前述したカセット本体14の第1端側から第2端側に向かって移動する方向にはロータリダンパが作用しないので、図7に示すように、付勢体15を引出操作部13側へと手動で引き戻す場合、ロータリダンパの回転抵抗を受けることなく、付勢体15を引き戻すことができる。
その結果、付勢体15を引き戻す作業を容易に行うことができ、極めて使い勝手の良いものとなる。
次に、カセット本体14内に薬剤10を補充した後、図6に示すように、開閉蓋14aを閉めて、再び、薬剤収納カセット4をカセット装着口3内へと押し込む。
ここで、薬剤収納カセット4がカセット装着口3内へ最後まで押し込まれることにより、薬剤収納カセット4がカセット装着口3内へ完全に装着された状態となる。その状態では、カセット装着口3の内に設けられたガイドレール25と、付勢規制部23の当接部23bとが接触し、当接部23bが回動軸23dを中心に回動して上方へと持ち上げられる。その結果、図16に示すように、ラチェット歯車21とラチェット爪23aとの係合が解除され、ラチェット歯車21の回転規制が解除される。
これにより、ラチェット歯車21は、フリーに回転できる状態となるため、帯状ばね22は、帯状ばね19の付勢力に負けて引っ張られて伸ばされる。つまり、付勢体15による薬剤10の薬剤払出機構側(取出レバー9側)への付勢が再開され、付勢体15は、保持される位置(図7参照)から薬剤収納カセット4に装填されている薬剤10に当接するまで移動する。
このとき、上述したように、帯状ばね19を巻き取るために、カセット本体14内の長手方向において移動する巻取リール18が付勢体15に一体化した状態で設けられている。このため、巻取リール18は、帯状ばね19が巻き取られると、カセット本体14内において付勢体15とともに移動する。
ここで、本実施形態では、上述したようにロータリダンパが巻取リール18に取り付けられており、巻取リール18が帯状ばね19を巻き取る場合に、回転抵抗となる。
したがって、ロータリダンパによって巻取リール18が帯状ばね19を巻き取る速さが抑制され、巻取リール18の移動速度が低減される。
その結果、巻取リール18と一体化されている付勢体15がカセット本体14内の長手方向において移動する速度も、巻取リール18の移動速度が低減されるのと同様に低減される。
この構成により、付勢体15が移動する速度を抑制して、付勢体15が薬剤10に当接するときの衝撃を抑えることができる。この結果、付勢体15によって薬剤10が破損されることを防止することができる。
そして、取出ヘッド8による取出レバー9の操作が加わることにより、所望の薬剤10が1つずつ払い出される。
なお、上記実施形態では、付勢体15は、例えば、図8において、下方に伸びるガイド軸(図示せず)を有している。このガイド軸は、カセット本体14の底部に設けたスリット状のガイド溝(図示せず)に係合している。つまり、付勢体15は、カセット本体14のガイド溝に沿って、カセット本体14の引出操作部13側から、薬剤払出機構側(取出レバー9側)に移動する。そして、このとき、帯状ばね19による付勢力が加えられる。
以上のように、本実施形態の薬剤収納カセット4は、速度抑制機構31を備えている。そして、速度抑制機構31によって、付勢体15が移動する速度を抑制し、付勢体15が薬剤10に当接するときの衝撃を抑えることができる。この結果、付勢体15によって薬剤10が破損されることを防止することができる。
つまり、薬剤収納カセット4のカセット本体14の内部において、付勢体15によって薬剤10を薬剤払出機構側へ確実に付勢することができる。
その結果、薬剤収納カセット4の信頼性を向上させ、薬局などの調剤業務効率化を促進させることができる。よって、極めて使い勝手の良い薬剤収納カセット4を提供することができる。
また、本実施形態の薬剤収納カセット4では、伝達方向規制機構32を備えている。伝達方向規制機構32は、速度抑制機構31が付勢体15に負荷を作用する方向を規制する。
つまり、付勢体15がカセット本体14の第1端側から第2端側に向かって移動する方向には、速度抑制機構31が作用しないように、伝達方向規制機構32が速度抑制機構31によって付勢体に負荷がかかる方向を規制する。
これにより、薬剤収納カセット4のカセット本体14の内部において付勢体15をカセット本体14の第1端側から第2端側に向かって手動で引き戻す際に、速度抑制機構31の回転抵抗を受けることなく、付勢体15を引き戻すことができる。
その結果、付勢体15を引き戻す作業を容易に行うことができ、薬局などの調剤業務効率化を促進できる。よって、極めて使い勝手の良い薬剤収納カセット4を提供することができる。
また、本実施形態の薬剤収納カセット4では、引出操作部13を持って手前側に引き出される動作に連動して、付勢体15による薬剤10の薬剤払出機構側(取出レバー9側)への付勢を規制したり解除したりする付勢規制部23、を備えている。
これにより、薬剤収納カセット4を引出操作部13側に引き出すだけで、付勢規制部23によって、付勢体15による薬剤10に対する薬剤払出機構側(取出レバー9側)への付勢を規制することができる。
つまり、本実施形態においては、薬剤収納カセット4を薬剤払出装置のカセット装着口3に完全に装着された状態以外では、カセット装着口3からその一部が引き出された状態でも、完全に全体が引き出された状態でも、付勢体15による薬剤10に対する薬剤払出機構側(取出レバー9側)への付勢を規制することができる。
この結果、カセット装着口3から薬剤収納カセット4の一部あるいは全部が引き出された状態において、薬剤排出機構側を誤って操作してしまった場合でも、意図せずに薬剤10が排出されるのを防止することができる。
[他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
上記実施形態では、速度抑制機構31を巻取リール18に取り付けた構成を例として挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、速度抑制機構31がラチェット歯車21に取り付けられた構成であってもよい。この場合でも、上述した実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
具体的には、図21に示すように、速度抑制機構31は、例えば、ロータリダンパなどであって、本実施形態では、ロータリダンパがラチェット歯車21に取り付けられている。
ロータリダンパについては、上述した実施形態1と同様であって、煩雑化を避けるため詳細の説明は省略する。
図22に示すように、ロータリダンパの回転側34には、回転側34と回転中心が略同一の結合用軸35が形成されている。
そして、ロータリダンパの結合用軸35が、ラチェット歯車21における回転中心が略同一に設けられた円筒状の孔21aに、伝達方向規制機構32を介して結合することで、ロータリダンパがラチェット歯車21に取り付けられている。
つまり、ロータリダンパは、ラチェット歯車21に取り付けられており、ラチェット歯車21から帯状ばね22が引き出される場合に、回転抵抗となる。
また、上述した実施形態1と同様に付勢体15は帯状ばね22と結合されている。
この構成により、速度抑制機構31は、付勢体15が移動する速度に応じて、付勢体15の移動方向と反対方向に作用する負荷を付勢体15に加えることで、付勢体15の移動速度を抑制する。
つまり、付勢体15が、前述したカセット本体14の第1端側に対して反対側の第2端側から第1端側に向かって移動する際には、ラチェット歯車21から帯状ばね22が引き出されてロータリダンパが回転抵抗となる。
なお、伝達方向規制機構32は、例えば、ワンウェイクラッチなどであって、上述した実施形態1と同様であるので、煩雑化を避けるため詳細の説明は省略するが、一方の方向のみに回転力を伝達するクラッチ機構である。
つまり、図22に示すように、ワンウェイクラッチは、ロータリダンパの結合用軸35に結合される第1部材36と、ラチェット歯車21の孔21aに結合される第2部材37と、を有している。
そして、ワンウェイクラッチは、第1部材36を介してロータリダンパに結合され、第1部材36に対する第2部材37の回転方向を1方向に規制する。
この構成により、ワンウェイクラッチは、第1部材36を介して付勢体15が前述したカセット本体14の第1端側に対して反対側の第2端側から第1端側に向かって移動する方向のみにロータリダンパを作用させる。
したがって、薬剤収納カセット4のカセット本体14の内部において付勢体15をカセット本体14の第1端側から第2端側に向かって手動で引き戻す際に、速度抑制機構31の回転抵抗を受けることなく、ラチェット歯車21が帯状ばね22を巻き取ることができる。
これにより、カセット本体14の第1端側から第2端側に向かって付勢体15を手動で引き戻す際に、付勢体15を速く引き戻した場合でも、帯状ばね22の巻き取りが間に合わずに帯状ばね22が引き戻す動作に対して抵抗となったり、また、帯状ばね22が変形等によって損傷してしまったりすることを防止することができる。
その結果、付勢体15を引き戻す作業を容易に行うことができ、薬局などの調剤業務効率化を促進することができる。よって、極めて使い勝手の良い薬剤収納カセットを提供することができる。
(B)
上記実施形態では、速度抑制機構31として、粘性流体31aを利用したロータリダンパを用いた例として挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、カセット本体14内を付勢体15が移動する場合に、付勢体15の移動方向と反対方向に作用する負荷を付勢体15に加えるための機構であれば、他の機構を採用してもよい。
(C)
上記実施形態では、伝達方向規制機構32として、ラチェット機構を利用したワンウェイクラッチを用いた例として挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、速度抑制機構31に結合される結合部である第1部材36に対する第2部材37の回転方向を1方向に規制するものであって、第1部材36を介して付勢体15が前述したカセット本体14の第1端側に対して反対側の第2端側から第1端側に向かって移動する方向のみに速度抑制機構31が作用するための機構であれば、他の機構を採用してもよい。
(D)
上記実施形態では、薬剤収納カセット4がカセット装着口3から引き出されたことを検出する引出検出部として、付勢規制部23と一体化するように形成された当接部23bを例として挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、薬剤収納カセット4が引き出されたことを電気的に検出するセンサや、薬剤収納カセット4の位置を検出する各種センサ等を引出検出部として用いてもよい。
この場合でも、引出検出部における検出結果に基づいて、付勢規制部を電気的あるいは機械的に機能させることで、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
(E)
上記実施形態では、付勢体15による薬剤10への付勢を規制する付勢規制部として、ラチェット歯車21,ラチェット爪23aの組合せを用いた例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、付勢体による薬剤への付勢を規制するための機構であれば、他の機構を採用してもよい。
本発明の薬剤収納カセットは、カセット本体の内部において付勢体を引き戻す作業を容易に行うことができ、薬局などの調剤業務効率化を促進できるものである。したがって、例えば、薬局などにおける調剤業務の効率化を図るために利用される薬剤収納カセットと、それを装着する薬剤払出装置として広く活用が期待される。
1 本体ケース
2 前扉
3 カセット装着口
4 薬剤収納カセット
5 トレイ
6 保管部
7 保管部
8 取出ヘッド
9 取出レバー
10 薬剤
11 収納ポケット
12 操作部
13 引出操作部
14 カセット本体
14a 開閉蓋
15 付勢体
15a 当接体
17 ばね機構(第1のばね機構)
18 巻取リール
18a 孔
19 帯状ばね
20 レール
21 ラチェット歯車(巻取部)
21a 孔
22 帯状ばね(第2のばね機構、表示体)
23 付勢規制部
23a ラチェット爪
23b 当接部(引出検出部)
23c 本体部
23d 回動軸
25 ガイドレール(被当接部)
26 確認窓
30 薬剤残量確認部
31 速度抑制機構
31a 粘性流体
32 伝達方向規制機構
33 固定側
34 回転側
35 結合用軸
36 第1部材(結合部)
37 第2部材

Claims (7)

  1. 少なくとも1つの薬剤を収納可能で、内部で前記薬剤を所定の方向に移送可能なカセット本体と、
    前記カセット本体の前記薬剤の移送方向において、前記カセット本体の第1端側に設けられ、前記薬剤を前記カセット本体から払い出す薬剤払出機構と、
    前記カセット本体内に前記薬剤を収納した状態において、前記カセット本体の前記第1端側に対して反対側の第2端側から前記第1端側に向けて移動することで前記薬剤を前記薬剤払出機構に付勢する付勢体と、
    前記付勢体が移動する速度に応じて、移動方向と反対方向に作用する負荷を前記付勢体に加えることで前記付勢体の移動速度を抑制する速度抑制機構と、
    前記速度抑制機構に結合される結合部と、
    前記結合部を介して前記付勢体が前記第2端側から前記第1端側に向かって移動する方向のみに前記速度抑制機構が作用する伝達方向規制機構と、
    を備えた薬剤収納カセット。
  2. 前記伝達方向規制機構は、ワンウェイクラッチである、
    請求項1に記載の薬剤収納カセット。
  3. 前記速度抑制機構は、ロータリダンパである、
    請求項1または2に記載の薬剤収納カセット。
  4. 前記付勢体を前記カセット本体内において移動させるばね機構を、
    さらに備え、
    前記ばね機構は、前記付勢体に結合された巻取リールを有し、
    前記巻取リールに前記速度抑制機構が前記伝達方向規制機構を介して接続されている、
    請求項1から3のいずれか1つに記載の薬剤収納カセット。
  5. 第1端が前記付勢体に結合された帯状ばねと、
    前記帯状ばねの第1端とは反対側の第2端に結合され、前記帯状ばねを巻き取る巻取部と、
    をさらに備え、
    前記速度抑制機構は、前記伝達方向規制機構を介して、前記巻取部に接続されている、
    請求項1から4のいずれか1つに記載の薬剤収納カセット。
  6. 前記巻取部は、ラチェット歯車である、
    請求項5に記載の薬剤収納カセット。
  7. 請求項1から6のいずれか1つに記載の薬剤収納カセットが着脱可能に装着されるカセット装着口と、
    前記薬剤収納カセットにおいて前記薬剤払出機構側を操作する取出ヘッド部と、
    を備えた薬剤払出装置。
JP2015220067A 2015-11-10 2015-11-10 薬剤収納カセットと、それを装着する薬剤払出装置 Active JP6577838B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015220067A JP6577838B2 (ja) 2015-11-10 2015-11-10 薬剤収納カセットと、それを装着する薬剤払出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015220067A JP6577838B2 (ja) 2015-11-10 2015-11-10 薬剤収納カセットと、それを装着する薬剤払出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017086461A true JP2017086461A (ja) 2017-05-25
JP6577838B2 JP6577838B2 (ja) 2019-09-18

Family

ID=58766928

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015220067A Active JP6577838B2 (ja) 2015-11-10 2015-11-10 薬剤収納カセットと、それを装着する薬剤払出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6577838B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004012647A (ja) * 2002-06-05 2004-01-15 Hitachi Cable Ltd 送受信一体型光モジュール
JP2004034955A (ja) * 2002-07-04 2004-02-05 Tatsuo Miyamoto 自動車用ドアー脱着取り替え補助装置
JP2007007443A (ja) * 2006-09-12 2007-01-18 Yuyama Manufacturing Co Ltd 薬剤払出し装置
JP2012147813A (ja) * 2011-01-14 2012-08-09 Tosho Inc Ptpカセット
WO2014068942A1 (ja) * 2012-11-01 2014-05-08 パナソニックヘルスケア株式会社 薬剤収納カセットと、それを装着する薬剤払出装置
JP2014175060A (ja) * 2013-03-06 2014-09-22 Panasonic Corp イオン発生装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004012647A (ja) * 2002-06-05 2004-01-15 Hitachi Cable Ltd 送受信一体型光モジュール
JP2004034955A (ja) * 2002-07-04 2004-02-05 Tatsuo Miyamoto 自動車用ドアー脱着取り替え補助装置
JP2007007443A (ja) * 2006-09-12 2007-01-18 Yuyama Manufacturing Co Ltd 薬剤払出し装置
JP2012147813A (ja) * 2011-01-14 2012-08-09 Tosho Inc Ptpカセット
WO2014068942A1 (ja) * 2012-11-01 2014-05-08 パナソニックヘルスケア株式会社 薬剤収納カセットと、それを装着する薬剤払出装置
JP2014175060A (ja) * 2013-03-06 2014-09-22 Panasonic Corp イオン発生装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6577838B2 (ja) 2019-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7316328B2 (en) Device for dispensing medicine
JP5051194B2 (ja) 薬剤払出装置
JP6316199B2 (ja) 薬剤収納カセットと、それを装着する薬剤払出装置
CN106165654B (zh) 牵引线收纳装置
JP6477478B2 (ja) 薬剤カセット及び薬剤包装装置
CN108697281B (zh) 分配系统
JP6577838B2 (ja) 薬剤収納カセットと、それを装着する薬剤払出装置
JP5557819B2 (ja) 錠剤分包機
EP2420390B1 (en) A chalk line device with an end clip storage
JP4505199B2 (ja) 薬剤棚のシャッター装置
EP2722030A1 (en) Box for dispensing blister-packaged drug
EP3124275A1 (en) Tape printing device and tape printing system
JP2008079758A (ja) 景品払出機
JP2011229801A (ja) 薬品自動払出装置および薬品容器収納カセット
JP2014213055A (ja) 薬剤収納カセットおよびこれを備えた薬剤払出装置
JP6364707B2 (ja) 薬剤払出装置および薬剤払出方法
KR101684343B1 (ko) 쌀 정량 공급장치
JP5937818B2 (ja) 景品カセットおよび景品払出機
CN214691024U (zh) 抽拉包装盒子
JP6110202B2 (ja) 薬剤収納カセットおよびこれを備えた薬剤払出装置
JP2009062131A (ja) 紙幣収納カセットおよびこれを用いた紙幣処理機
US20130284757A1 (en) Folded towel dispenser with overfill prevention
JP5417657B2 (ja) 景品払出機
KR101384017B1 (ko) 동전 출금 장치
JPS58143474A (ja) テ−プ・カセツト用アダプタ−装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180530

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190327

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190402

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190820

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190823

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6577838

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250