JP2017086377A - 机上コンセント及び配線カバー装置 - Google Patents
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Abstract
Description
また、前記天板を具備した家具において、前記天板上で使用するOA機器や電話機等へ給電するために、前記天板に設けられた長方形状の貫通穴に嵌着される枠体と、前記枠体内に収容されるコンセントユニットを備えた机上コンセントがある(例えば、特許文献1の図4及び図5、並びに特許文献2の図2参照)。
また、USBユニットやクランプユニット等のオプション部材を取り付けられるように構成する場合、枠体の長手方向の寸法を大きくしてコンセントユニットを取り付けた状態の枠体とコンセントユニットの間にオプション部材を取り付けるための空間を形成する必要があり、前記空間に取り付けたオプション部材の位置も固定される。
さらに、コンセントユニットの側方の空間にオプション部材を取り付けずに、前記空間を利用してケーブルを天板下から天板上へ挿通する際にも、ケーブルを挿通する位置が固定される。
よって、天板を具備した家具の使用者が使用しやすい位置にコンセントユニットやオプション部材を移動させて使用することが困難であるので、使用者の使い勝手を向上するという観点で見ると改良の余地がある。
その上、コンセントユニットをスライドさせることにより、コンセントユニットのスライド方向の前方及び後方の一方又は両方に、コンセントユニットと枠体との間に空間を形成できることから、ケーブルを天板下から天板上へ挿通する位置を変更できるので、使用者の使い勝手がさらに向上する。
このような構成によれば、コンセントユニットをスライドさせてスライド方向の前方又は後方の空間にオプション部材を取り付けることにより、オプション部材の取付け位置を変更できるので、使用者の使い勝手が一層向上する。
このような構成によれば、コンセントユニット、又はコンセントユニットを取り外した空間に取り付けたセンターカバーの位置が、枠体の長手方向の中央位置である場合、枠体の長手方向の一方の端部位置である場合、及び枠体の長手方向の他方の端部位置である場合の全てにおいて、コンセントユニット又はセンターカバーと枠体との間の空間がサイドカバーにより塞がれるので、すっきりとした外観及びフラットな印象により意匠性を向上できるとともに、机上に置いた小物の開口部からの落下を防止できる。
その上、コンセントユニットの位置が枠体の長手方向の中央位置である場合には、枠体の長手方向の両端部とコンセントユニットとの間が一対のサイドカバーにより塞がれる。
また、コンセントユニットの位置が枠体の長手方向の一方の端部位置又は他方の端部位置である場合には、枠体の長手方向の他方の端部又は一方の端部とコンセントユニットとの間が一対のサイドカバーにより塞がれる。
さらに、コンセントユニットを取り外した状態では、枠体の開口部が一対のサイドカバー及びセンターカバーにより塞がれる。
よって、コンセントユニットの位置が前記3位置である場合、及びコンセントユニットを取り外した場合の全てにおいて、すっきりとした外観及びフラットな印象により意匠性を向上できるとともに、机上に置いた小物の開口部からの落下を防止できる。
このような構成によれば、フラップ状蓋片を開いてケーブル挿通用切欠にケーブルを挿通することにより、ケーブルを天板下から天板上へ挿通しながら開口面積を小さくできるので、すっきりとした外観及びフラットな印象を維持できるとともに、机上に置いた小物の開口部からの落下を防止できる。
その上、ケーブルを天板下から天板上へ挿通しない場合にはフラップ状蓋片によりケーブル挿通用切欠を塞ぐことができるので、ケーブル挿通用切欠を利用したケーブル挿通時の小開口面積化を実現しながら、ケーブル挿通用切欠を利用しない場合に、よりすっきりとした外観及びフラットな印象が維持される。
(1)枠体によりコンセントユニットが枠体の長手方向へスライド可能に支持されることから、枠体の長手方向へコンセントユニットをスライドさせた適宜位置でコンセントユニットを使用できるので、使用者の使い勝手が向上する。
(2)コンセントユニットをスライドさせることによりケーブルを天板下から天板上へ挿通する位置を変更できるので、使用者の使い勝手がさらに向上する。
(3)コンセントユニットをスライドさせてスライド方向の前方又は後方の空間にオプション部材を取り付けることにより、オプション部材の取付け位置を変更できるので、使用者の使い勝手が一層向上する。
(4)コンセントユニットの位置が枠体の長手方向の中央位置である場合、及びコンセントユニットの位置が枠体の長手方向の一方の端部位置又は他方の端部位置である場合の3位置、並びにコンセントユニットを取り外した場合の全てにおいて、一対のサイドカバー及びセンターカバーを用いて開口部を塞ぐことができるので、すっきりとした外観及びフラットな印象により意匠性を向上できるとともに、机上に置いた小物の開口部からの落下を防止できる。
なお、本明細書においては、天板を具備した家具の天板上で作業をする人が作業時に天板に向かった状態を基準とし、その作業者の左右方向を左右とし、天板の奥行き方向の手前側を前、奥側を後とする。
また、各構成部品の方向の定義は、天板に形成する長方形状の貫通穴の長手方向が左右方向(コンセントユニットのスライド方向が左右方向)の場合を基準として、各構成部品を組み付けた状態で前記方向の定義に従うものとする。
図1及び図2の斜視図に示すように、天板21の後端部中央には、左右方向に長い長方形状の貫通穴21Aが形成されており、貫通穴21Aに配線カバー装置Aが装着される。
なお、配線カバー装置Aを装着するために天板21に形成する貫通孔21Aの位置は、天板21の後端部中央に限定されるものではなく、天板21の後端部左右等であってもよい。また、天板を具備した家具の構成によっては、天板の左端部又は右端部に貫通孔を形成してもよく、その場合は、前後方向に長い長方形状の貫通穴にすればよい。
天板21の貫通穴21Aを形成する壁面には、枠体2の前後面に形成された係止爪2B,2Cの一方又は両方が係止される図示しない段部が形成されている。
天板21の上方から枠体2を貫通穴21Aに挿入すると、枠体2のフランジ部2Aが天板21の上面に当接した状態で枠体2の前後面に形成された係止爪2B,2Cの一方又は両方が前記段部に係止する。よって、枠体2は天板2に嵌着された状態で抜け止めされる。
また、サイドカバー11のフラップ状蓋片11Bを押し下げることによりケーブル挿通用切欠11Aが開口するので、サイドカバー11を外して枠体2の開口部からコネクタを机上まで通し、ケーブルをケーブル挿通用切欠11A内に挿通した状態でサイドカバー11を装着できる。
すなわち、図3(b)の斜視図に示すように、例えば、一方のサイドカバー11のケーブル挿通用切欠11A内にLANケーブルC1を挿通した状態でLANコネクタD1を天板21上に位置させることができるとともに、他方のサイドカバー11のケーブル挿通用切欠11A内にUSBケーブルC2を挿通した状態でUSBコネクタD2を天板21上に位置させることができる。
このような構成により、カバー体10の開口面積を小さくできるので、LANケーブルC1及びUSBケーブルC2等のケーブルを挿通しながら、すっきりとした外観及びフラットな印象を維持できるとともに、机上に置いた小物の開口部からの落下を防止できる。
例えば、コンセントユニット3は、図4(a)のように枠体2の左端部E1に当接する位置まで左方へスライドできるとともに、図4(b)のように枠体2の右端部E2に当接する位置まで右方へスライドできる。
すなわち、図5(a)の斜視図に示すコンセントユニット3が枠体2の左右方向の中央に位置した状態では、枠体2の左右方向の両端部E1,E2とコンセントユニット3との間を一対のサイドカバー11,11により塞ぐことができる。
また、図5(b)の斜視図に示すコンセントユニット3が枠体2の右端部E2側に位置した状態では、枠体2の左端部E1とコンセントユニット3との間を一対のサイドカバー11,11により塞ぐことができる。
さらに、図5(c)の斜視図に示すコンセントユニット3が枠体2の左端部E1側に位置した状態では、枠体2の右端部E2とコンセントユニット3との間を一対のサイドカバー11,11により塞ぐことができる。
図7の斜視図に示すように、上面カバーHを外した状態の本体Gには、前後左右の四隅に、角部を切り欠いた切欠部3D,3D,…が形成されるとともに、それらの上部に、皿穴付き通孔3B,3B,…が設けられる。
よって、木製天板の開口にコンセントユニット3を取り付ける際には、本体Gの通孔3B,3B,…から木ねじを挿通してねじ込むことにより、木製天板の開口四隅に設けたねじ固定部に容易に固定できる。そして、本体Gを木製天板に取り付けた後に上面カバーHを装着すれば、すっきりとした外観及びフラットな印象が維持される。
なお、図6、図7及び図9において、電源ケーブル(図13の符号3C参照)の図示を省略している。
また、コンセントユニット3は、電源コンセントに限定されるものではなく、例えばイーサネット(登録商標) LANのRJ−45コネクタ等の情報コンセントや、例えばミニD−Sub 15ピンコネクタ等の映像コンセント等であってもよい。
また、図8の分解斜視図に示すように、枠体2には、その前後の内面に、上凸条体Uを構成する一列の水平凸条6A,6B,6C,6D,6Eが設けられる。
コンセントユニット3を左右方向の所定位置で枠体2の上方から落とし込むことにより、図9の縦断面右側面図に示すように、下凸条体Lが上凸条体Uよりも下側に位置した状態で、コンセントユニット3の段部3Aが上凸条体Uに当て止めされる。
よって、コンセントユニット3は、枠体2により左右方向(枠体2の長手方向)へスライド可能に支持される。
また、サイドカバー11の前後の係合片11C,11Cは、枠体2の前後内面左右に設けられた水平凸条6A,6E,…にも係合するので、図5(b)及び図5(c)に示すように、サイドカバー11,11を隣接させた状態でも枠体2に取り付けられる。
さらに、センターカバー12の前後左右の係合片12C,12C,…(図10も参照)が、枠体2の上部前後左右に設けられた係合スリット2D,2D,…に係合するので、センターカバー12は、図3(a)に示す枠体2の左右方向中央部に取り付けられる。
なお、センターカバー12は、枠体2の左端部E1までスライドさせた状態(図5(c)のコンセントユニット3をセンターカバー12で置き換えた状態)、及び枠体2の右端部E2までスライドさせた状態(図5(b)のコンセントユニット3をセンターカバー12で置き換えた状態)でも枠体2により保持できる。
この状態からフラップ状蓋片11Bを押し下げることによりフラップ状蓋片11Bでケーブル挿通用切欠11Aを閉じた状態が容易に解除されるので、図11(a)の斜視図に示すように切欠11Aを開口することができる。
この状態からフラップ状蓋片12Bを押し下げることによりフラップ状蓋片12Bでケーブル挿通用切欠12Aを閉じた状態が容易に解除されるので、図11(b)の斜視図に示すように切欠12Aを開口することができる。
図12(b)のようにサイドカバー11,11を枠体2に収納しておくことにより、小形で紛失しやすいサイドカバー11,11の紛失を防止できる。
また、図12(b)のようにサイドカバー11,11を枠体2に収納した状態においても、サイドカバー11,11はコンセントユニット3と干渉しないので、コンセントユニット3は、図4(a)のように枠体2の左端部E1に当接する位置まで左方へスライドできるとともに、図4(b)のように枠体2の右端部E2に当接する位置まで右方へスライドできる。
あるいは、コンセントユニット3の長手方向の向きを反転させ、コンセントユニット3を枠体2に取り付けて右端部E2に当接する位置までスライドさせた後、コンセントユニット3の裏面側から、センターカバー12の前後左右の係合片12C,12C,…を上向きにして、枠体2の下部前後左右に設けられた係合スリット2E,2E,…に係合させる。
それらの操作により、センターカバー12は、コンセントユニット3の裏面側で枠体2の左右方向中央部に位置した状態で、枠体2により保持される。
このようにコンセントユニット3の裏面側にセンターカバー12を収納しておくことにより、センターカバー12の紛失を防止できる。
また、図15(a)の斜視図に示すようにコンセントユニット3を枠体2の左端部E1に当接する位置まで左方へスライドさせた状態で、枠体2の右端部E2とコンセントユニット3の右端面との間の空間にUSBユニット4を上方から挿入することにより、係合片4A,4Bが水平凸条6E及び係合片8に係合するので、図15(b)の斜視図に示すようにUSBユニット4がコンセントユニット3の右側に装着される。
また、図17(a)の斜視図に示すようにコンセントユニット3を枠体2の左端部E1に当接する位置まで左方へスライドさせた状態で、枠体2の右端部E2とコンセントユニット3の右端面との間の空間にクランプユニット5を上方から挿入してホルダー5Aで固定することにより、図17(b)の斜視図に示すようにクランプユニット5がコンセントユニット3の右側に装着される。
また、コンセントユニット3をスライドさせることにより、コンセントユニット3の左方及び右方の一方又は両方に、コンセントユニット3と枠体2との間に空間を形成できることから、ケーブルを天板下から天板上へ挿通する位置を変更できるので、使用者の使い勝手がさらに向上する。
さらに、コンセントユニット3をスライドさせてコンセントユニット3の左方又は右方の空間にオプション部材(例えば、USBユニット4又はクランプユニット5等)を装着できることから、オプション部材の装着位置を変更できるので、使用者の使い勝手が一層向上する。
2A フランジ部 2B,2C 係止爪
2D,2E 係合スリット 3 コンセントユニット
3A 段部 3B 皿穴付き通孔
3C 電源ケーブル 3D 切欠部
4 USBユニット(オプション部材) 4A,4B 係合片
5 クランプユニット(オプション部材) 5A ホルダー
6A,6B,6C,6D,6E,7A,7B,7C 水平凸条
8 係合片 9A 垂直凸条
9B 係合突起 10 カバー体
11 サイドカバー 11A ケーブル挿通用切欠
11B フラップ状蓋片 11C 係合片
11D 係合溝 12 センターカバー
12A ケーブル挿通用切欠 12B フラップ状蓋片
12C 係合片 13 回動支持穴
14 保持穴 15 回動支軸
16 保持軸 17 回動支持穴
18 保持穴 19 回動支軸
20 保持軸 21 天板
21A 貫通穴 22 脚
23 袖引出し 23A 上段引出し
23B 中段引出し 23C 下段引出し
A 配線カバー装置 B 机(天板を具備した家具)
C1 LANケーブル C2 USBケーブル
D1 LANコネクタ D2 USBコネクタ
E1,E2 端部 F 開口部
G 本体 H 上面カバー
L 下凸条体 SW 集中スイッチ
U 上凸条体
Claims (5)
- 天板を具備した家具に用いられる机上コンセントにおいて、前記天板に設けられた左右方向又は前後方向に長い長方形状の貫通穴に嵌着される枠体と、前記枠体内に収容されるコンセントユニットを備えたものであって、
前記枠体により前記コンセントユニットを前記枠体の長手方向へスライド可能に支持してなることを特徴とする机上コンセント。 - 前記枠体の長手方向の一方の端部まで前記コンセントユニットをスライドさせた状態で、前記枠体の長手方向の他方の端部と前記コンセントユニットとの間の空間をオプション部材の取付けに用いる請求項1記載の机上コンセント。
- 前記コンセントユニット、又は前記コンセントユニットを取り外した空間に取り付けたセンターカバーを、前記枠体の長手方向の中央に位置させた状態、及び前記コンセントユニット又は前記センターカバーを前記枠体の長手方向の一方の端部までスライドさせた状態で、前記コンセントユニット又は前記センターカバーと前記枠体との間の空間を塞ぐサイドカバーを設けてなる請求項1記載の机上コンセント。
- 天板を具備した家具に用いられる配線カバー装置において、前記天板に設けられた左右方向又は前後方向に長い長方形状の貫通穴に嵌着される枠体と、前記枠体の開口部を塞ぐカバー体とを備えたものであって、
前記枠体がコンセントユニットを前記枠体の長手方向へスライド可能に支持可能なものであり、
前記枠体に前記コンセントユニットを取り付けて前記コンセントユニットを前記枠体の長手方向の中央に位置させた状態で、前記枠体の長手方向の両端部と前記コンセントユニットとの間を塞ぐ一対のサイドカバーと、前記枠体から前記コンセントユニットを取り外した状態で、前記一対のサイドカバー間を塞ぐセンターカバーとを備え、
前記一対のサイドカバー及び前記センターカバーを取り外して前記枠体に前記コンセントユニットを取り付け、前記コンセントユニットを前記枠体の長手方向の一方の端部に位置させた状態で、前記枠体の長手方向の他方の端部と前記コンセントユニットとの間に前記一対のサイドカバーを取り付けることを特徴とする配線カバー装置。 - 前記サイドカバー及び/又は前記センターカバーに、ケーブル挿通用切欠を形成するとともに、前記切欠を開閉可能なフラップ状蓋片を設けてなる請求項4記載の配線カバー装置。
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