JP2017086248A - 加熱シリンダ - Google Patents

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【課題】スチームロッキングを解消して、ドレンを適切に排出する。
【解決手段】加熱シリンダ100は、内部に蒸気が供給されるシリンダ本体10と、シリンダ本体10内の圧力によってシリンダ本体10内からドレンを排出するドレンパイプ20と、ドレンパイプ20の下流側に接続されたスチームトラップ40と、ドレンパイプ20の下流側に接続され、スチームトラップ40をバイパスするバイパス管32と、バイパス管32を開閉するバルブ50と、バルブ50を制御する制御部60とを備えている。制御部60は、シリンダ本体10内のドレンの貯留量に応じてバルブ50を開閉する。
【選択図】図1

Description

ここに開示された技術は、加熱シリンダに関する。
従来より、内部に蒸気が導入されるシリンダ本体を備えた加熱シリンダが知られている。
例えば、特許文献1に記載された加熱シリンダは、内部に蒸気が供給されるシリンダ本体を備え、シリンダ本体の外周面に接触する対象物を加熱する。シリンダ本体内では、熱を奪われた蒸気が凝縮してドレンとなり、シリンダ本体の底部に貯留する。シリンダ本体には、貯留されたドレンを排出するためのドレンパイプが設けられている。貯留されたドレンは、蒸気の圧力によってドレンパイプを介してシリンダ本体から排出される。ドレンパイプと連通する配管には、スチームトラップが設けられている。ドレンパイプを介して排出されたドレンは、スチームトラップを経て排出される。
実用新案登録第3141003号
前述のような加熱シリンダにおいて、ドレンパイプの上流端は、通常、シリンダ本体内のドレンに浸かっている。しかしながら、ドレンの水位が低い場合には、ドレンパイプの上流端がドレンに浸かっていない場合やドレンにわずかに浸かっているだけの場合があり得る。そのような場合、蒸気がドレンパイプ内に進入し得る。ドレンパイプに進入した蒸気は、下流側のスチームトラップによって流出が阻止され、スチームトラップ内で滞留する。
このような状態からドレンを排出しようとすると、スチームトラップ内に先に蒸気が流入しているため、スチームトラップからドレンを適切に排出できない現象、所謂スチームロッキングが発生する。その結果、シリンダ本体からのドレンパイプを介したドレンの排出を適切に行うことが困難となる。
ここに開示された技術は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、スチームロッキングを解消して、ドレンを適切に排出することにある。
ここに開示された加熱シリンダは、内部に蒸気が供給されるシリンダ本体と、前記シリンダ内の圧力によって前記シリンダ本体内からドレンを排出するドレンパイプと、前記ドレンパイプの下流側に接続されたスチームトラップと、前記ドレンパイプの下流側に接続され、前記スチームトラップをバイパスするバイパス管と、前記バイパス管を開閉するバルブと、前記バルブを制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記シリンダ本体内のドレンの貯留量に応じて前記バルブを開閉することを特徴とする。
ここに開示された加熱シリンダによれば、スチームロッキングを解消して、ドレンを適切に排出することができる。
図1は、加熱シリンダの概略的な構成図である。 図2は、バルブの開閉制御を示すフローチャートである。
以下、例示的な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、加熱シリンダ100の概略的な構成図を示している。
加熱シリンダ100は、内部に蒸気が供給されるシリンダ本体10と、シリンダ本体10内の圧力によってシリンダ本体10内からドレンを排出するドレンパイプ20と、ドレンパイプ20に接続されたドレン配管31と、ドレン配管31に設けられたスチームトラップ40と、ドレン配管31に接続され、スチームトラップ40をバイパスするバイパス管32と、バイパス管32を開閉するバルブ50と、バルブ50を制御する制御部60とを備えている。加熱シリンダ100は、蒸気を熱源とするヒータであって、シリンダ本体10の外周面に接触する対象物(例えば、紙や洗濯物)を加熱する。
シリンダ本体10は、軸心Xに沿って延びる中空状の円柱体であり、その内部に蒸気を収容可能に構成されている。シリンダ本体10の両端には、軸心Xに沿って延びる軸部11a及び軸部11bが設けられ、軸部11a及び軸部11bは、軸受(図示省略)により回転自在に支持されている。すなわち、シリンダ本体10は、軸心X回りに回転自在に支持されている。シリンダ本体10は、軸心Xが水平方向に延びる状態で支持されている。一方の軸部11aには、蒸気供給管12が接続されている。蒸気供給管12からの蒸気は、軸部11aの内部を通ってシリンダ本体10内に供給される。
シリンダ本体10内に供給された蒸気は、シリンダ本体10を加熱する。シリンダ本体10へ放熱した蒸気は、凝縮してドレンとなり、シリンダ本体10の底部に溜まっていく。
シリンダ本体10内には、シリンダ本体10内に貯留されるドレンの水位を検出する水位センサ13が設けられている。水位センサ13は、ドレンの水位が所定の第1水位H1に達したことを検出すると共に、ドレンの水位が第1水位H1よりも低い第2水位H2まで低下したことを検出する。詳しくは、水位センサ13は、ドレンの水位が第1水位H1に達したことを検出する第1センサ13aと、ドレンの水位が第2水位H2まで低下したことを検出する第2センサ13bとを含んでいる。
ドレンパイプ20は、軸部11aを介してシリンダ本体10を貫通している。ドレンパイプ20は、所謂サイフォン管であり、シリンダ本体10の蒸気の圧力によってドレンを排出する。以下、ドレンの流れに沿って、ドレンパイプ20におけるシリンダ本体10の内側を上流側とし、シリンダ本体10の外側を下流側とする。ドレンパイプ20は、軸部11aから軸心Xに沿ってシリンダ本体10の内方へ延びた後、シリンダ本体10の底部に向かって屈曲している。ドレンパイプ20の上流端は、シリンダ本体10の底部におけるシリンダ本体10の内周面に近接している。ドレンパイプ20の下流端部は、軸部11aから軸心Xに沿ってシリンダ本体10の外方へ延びている。ドレンパイプ20の下流端には、ドレン配管31が接続されている。
ドレン配管31の途中には、スチームトラップ40が設けられている。スチームトラップ40は、蒸気の通過を阻止して、蒸気をその内部に滞留させ、ドレンの通過を可能とし、ドレンを外部に排出するものである。例えば、スチームトラップ40は、ドレンの排出口を開閉する弁体を有し、流入してきたドレンによって弁体が開弁されることによってドレンの排出を可能とする。
バイパス管32は、ドレン配管31のうちスチームトラップ40の上流側の部分とスチームトラップ40の下流側の部分とを連通させている。ドレン配管31を流通する流体は、バイパス管32を介することによってスチームトラップ40をバイパスして流通することができる。
バルブ50は、バイパス管32の開閉を切り替える。バルブ50が閉鎖状態のときには、バイパス管32を介した流体の流通が遮断される。バルブ50は、制御部60からの信号によって開閉が切り替えられる。
制御部60は、水位センサ13の検出結果が入力されており、シリンダ本体10内のドレンの貯留量に応じてバルブ50の開閉を制御する。具体的には、制御部60は、通常時はバルブ50を閉じておき、ドレンの貯留量が多くなったときにバルブ50を開き、その後、ドレンの貯留量が或る程度の量まで減ったときにバルブ50を再び閉じる。
以下、制御部60によるバルブ50の開閉制御について、図2のフローチャートを参照しながら詳しく説明する。
制御部60は、通常時は、バルブ50を全閉状態に制御している。これにより、ドレン配管31を流通する流体は全て、スチームトラップ40に流入することになるので、蒸気の排出が抑制される。
ステップS1において、制御部60は、水位センサ13の検出結果に基づいて、シリンダ本体10内のドレンの水位が第1水位H1に達したか否かを判定する。ドレンの水位が第1水位H1に達していない場合には、制御部60は、ステップS1を繰り返す。すなわち、加熱シリンダ100は、バルブ50が閉じられた状態で運転を継続する。
一方、ドレンの水位が第1水位H1に達した場合には、制御部60は、ステップS2において、バルブ50を開弁する。第1水位H1は、スチームロッキングが発生してシリンダ本体10からドレンが適切に排出されていないと判定し得る水位である。つまり、ドレンの水位が第1水位H1に達した場合には、スチームロッキングが生じている可能性がある。スチームロッキングが生じている場合、ドレンパイプ20及びドレン配管31に存在するドレン及び蒸気は、流通することができず停滞した状態となる。その結果、シリンダ本体10からドレンを排出することができない。それに対し、バルブ50を開くことによって、ドレンパイプ20及びドレン配管31に停滞していた流体は、スチームトラップ40を迂回して流通することができる。これにより、シリンダ本体10内のドレンが排出されるようになり、ドレンの水位は低下していく。
続いて、制御部60は、水位センサ13の検出結果に基づいて、シリンダ本体10内のドレンの水位が第2水位H2まで低下したか否かを判定する。ドレンの水位が第2水位H2まで低下していない(即ち、ドレンの水位が第2水位よりも高い)場合には、制御部60は、ステップS3を繰り返す。すなわち、加熱シリンダ100は、バルブ50が開かれた状態で運転を継続する。
一方、ドレンの水位が第2水位H2まで低下した場合には、制御部60は、ステップS4において、バルブ50を閉弁する。ここで、第2水位H2は、第1水位H1よりも低い水位であり且つ、ドレンパイプ20の上流端がドレンに浸かった状態が維持される水位である。ステップS2からステップS4までの処理によれば、ドレンの水位が第1水位H1から第2水位H2に低下するまでの間は、バルブ50が開弁されており、シリンダ本体10内のドレンは、少なくとも、ドレンパイプ20、ドレン配管31のうちバイパス管32の上流端との接続部までの部分、及びバイパス管32を通って排出される。こうして、ドレンパイプ20には上流側から下流側へのドレンの流れが生じるので、バルブ50を閉弁してバイパス管32を遮断したとしても、ドレンパイプ20を流通するドレンは、スチームトラップ40内に流入することができる。これにより、スチームロッキングが解消される。また、ドレンの水位が第1水位H1から第2水位H2に低下するまでの時間に、スチームトラップ40内の蒸気は凝縮し得るので、これによってもスチームロッキングが解消され得る。さらに、蒸気が溜まった状態のスチームトラップ40内の圧力はバイパス管32の下流側の圧力よりも高いため、バルブ50が開弁されることによって、スチームトラップ40内の蒸気は、バイパス管32を介して、バイパス管32の下流側へ排出され得る。このことによっても、スチームロッキングが解消され得る。
このようにバルブ50が開弁された状態をしばらく継続することによってスチームロッキングが解消し得るので、バルブ50を閉弁しても、シリンダ本体10内のドレンをスチームトラップ40を経て適切に排出することができる。
また、バルブ50を閉弁すると、ドレンの水位の低下が抑制される。第2水位H2は、ドレンパイプ20の上流端がドレンに浸かった状態が維持される水位であるため、蒸気のドレンパイプ20への進入が抑制される。蒸気がドレンパイプ20に進入すると、スチームロッキングが発生し得る。つまり、ドレンの水位がスチームロッキングを発生させる可能性がある水位となる前にバルブ50を閉弁して、それ以上のドレンの水位の低下を抑制する。
その後、ステップS5において、制御部60は、バルブ50を開弁し、その後、閉弁した回数(以下、単に「開閉回数」という)を計数(カウントアップ)する。
そして、制御部60は、ステップS6において、所定の判定時間T内のバルブ50の開閉回数が所定の第1判定回数α以上となったか否かを判定する。判定時間Tは、バルブ50の開閉頻度によって加熱シリンダ100の故障診断を行う際に開閉回数をモニタする期間である。判定時間Tは、例えば、1日、1週間等である。第1判定回数αは、バルブ50の開閉回数が多すぎて、スチームトラップ40等の詰まり不良が発生していると判定できる回数である。判定時間T内のバルブ50の開閉回数が第1判定回数α以上の場合には、制御部60は、スチームトラップ40等の詰まり不良が発生しているとして、ステップS7において警報を行う。例えば、制御部60は、警報ランプを点灯させる。
一方、判定時間T内のバルブ50の開閉回数が第1判定回数α未満の場合には、制御部60は、ステップS8において、判定時間T内のバルブ50の開閉回数が所定の第2判定回数β(β<α)以下であるか否かを判定する。判定時間Tは、ステップS6と同じであってもよいし、異なっていてもよい。第2判定回数βは、バルブ50の開閉回数が少なすぎて、スチームトラップ40等の漏れ不良が発生していると判定できる回数である。スチームトラップ40が正常である場合、シリンダ本体10内のドレン貯留量が減少した場合には、スチームロッキングが起こり得る。しかしながら、スチームトラップ40等の漏れ不良が発生している場合には、スチームロッキングが生じにくい。そこで、制御部60は、バルブ50の開閉回数があまりに少ない(開閉回数が第2判定回数β以下である)場合には、スチームトラップ40等の漏れ不良が発生していると判定する。この場合、制御部60は、スチームトラップ40等の漏れ不良が発生しているとして、ステップS7において警報を行う。尚、制御部60は、開閉回数が多すぎる場合の警報と開閉回数が少なすぎる場合の警報とを異ならせてもよい。
判定時間T内のバルブ50の開閉回数が第2判定回数βよりも多い場合には、制御部60は、ステップS1に戻り、前述のフローを繰り返す。
このように、制御部60は、通常時はバルブ50を閉じている。このため、通常時はバイパス管32が遮断されているので、ドレンパイプ20を介して排出される流体はスチームトラップ40を通過し、蒸気の排出が抑制される。これにより、エネルギの損失を低減することができる。一方、シリンダ本体10内のドレン貯留量が多くなってスチームロッキングが生じている可能性がある場合には、制御部60は、バルブ50を開く。これにより、スチームロッキングが解消され、ドレンを適切に排出することができる。そして、スチームロッキングが解消した状態、又は解消し得る状態になると、制御部60は、バルブ50を閉じる。したがって、エネルギ損失の低減とスチームロッキングの解消とを両立させることができる。
以上のように、加熱シリンダ100は、内部に蒸気が供給されるシリンダ本体10と、シリンダ本体10内の圧力によってシリンダ本体10内からドレンを排出するドレンパイプ20と、ドレンパイプ20の下流側に接続されたスチームトラップ40と、ドレンパイプ20の下流側に接続され、スチームトラップ40をバイパスするバイパス管32と、バイパス管32を開閉するバルブ50と、バルブ50を制御する制御部60とを備え、制御部60は、シリンダ本体10内のドレンの貯留量に応じてバルブ50を開閉する。
この構成によれば、スチームロッキングが発生してシリンダ本体10内のドレンの貯留量が多くなった場合でも、バルブ50を開くことによってドレンを適切に排出してスチームロッキングを解消することができる。それに加えて、バルブ50は常に開かれているわけではないので、蒸気の流出を抑制し、エネルギ損失を低減することができる。
また、制御部60は、シリンダ本体10内のドレンの水位が所定の第1水位H1に達するとバルブ50を開く。
つまり、スチームロッキングが生じるとドレンの貯留量が増加し得る。制御部60は、ドレンの貯留量が或る程度増加するとバルブ50を開くので、スチームロッキングが解消される。
さらに、制御部60は、シリンダ本体10内のドレンの水位が第1水位H1よりも低く且つドレンパイプ20の上流端がドレンに浸かった状態が維持される所定の第2水位H2まで低下したときにバルブ50を閉じる。
この構成によれば、ドレンの水位が第1水位H1に達してバルブ50が開かれた後、ドレンの水位が第2水位H2まで低下するとバルブ50が閉じられる。バルブ50が開かれることによって、シリンダ本体10からのドレンの排出量は、バルブ50の開弁前と比べて増加する。その結果、ドレンの水位は低下していく。ドレンの排出がしばらく継続するとスチームロッキングが解消し得るので、ドレンの水位が第2水位H2まで低下するとバルブ50が閉じられる。バルブ50を閉じることによって、ドレンはスチームトラップ40を通過することになるので、蒸気の排出が抑制され、エネルギの損失が抑制される。また、バルブ50が閉じられることによってドレンの水位の低下が抑制される。ドレンの水位が低下して、ドレンパイプ20の上流端がドレンから露出すると、蒸気がドレンパイプ20に進入してしまい、スチームロッキングを再び誘発してしまう。第2水位H2は、ドレンパイプ20の上流端がドレンに浸かった状態が維持される水位なので、ドレンパイプ20への蒸気の進入が抑制される。これにより、スチームロッキングの再発を抑制することができる。
《その他の実施形態》
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、前記実施形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、前記実施形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。また、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、前記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
前記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
加熱シリンダ100の構成は一例に過ぎず、異なる構成であってもよい。また、任意の加熱対象物に加熱シリンダ100を適用することができる。
また、水位センサ13は一例に過ぎず、シリンダ本体10内のドレン貯留量を検出できる様々なセンサを適用することができる。
バルブ50の開度は、全閉及び全開だけでなく、適宜調整されてもよい。
また、ドレンの水位が第1水位H1となってバルブ50を開弁した後にバルブ50を閉弁する条件は、ドレンの水位が第2水位H2まで低下することに限られない。例えば、バルブ50を開弁して所定時間経過した後にバルブ50を閉弁してもよい。ドレンパイプ20に上流側から下流側へのドレンの流れが発生するとスチームロッキングは解消し得るので、バルブ50の閉弁条件をバルブ50の開弁期間で設定してもよい。その他、ドレンパイプ20でのドレンの流通に関連する条件であれば任意の条件をバルブ50の閉弁条件に設定することができる。
図2に示すフローチャートは、一例に過ぎず、適宜変更、省略してもよい。例えば、ステップS5以降の故障判定は省略してもよい。
以上説明したように、ここに開示された技術は、加熱シリンダについて有用である。
100 加熱シリンダ
10 シリンダ本体
20 ドレンパイプ
32 バイパス管
40 スチームトラップ
50 バルブ
60 制御部

Claims (3)

  1. 内部に蒸気が供給されるシリンダ本体と、
    前記シリンダ本体内の圧力によって前記シリンダ本体内からドレンを排出するドレンパイプと、
    前記ドレンパイプの下流側に接続されたスチームトラップと、
    前記ドレンパイプの下流側に接続され、前記スチームトラップをバイパスするバイパス管と、
    前記バイパス管を開閉するバルブと、
    前記バルブを制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記シリンダ本体内のドレンの貯留量に応じて前記バルブを開閉することを特徴とする加熱シリンダ。
  2. 請求項1に記載の加熱シリンダにおいて、
    前記制御部は、前記シリンダ本体内のドレンの水位が所定の第1水位に達すると前記バルブを開くことを特徴とする加熱シリンダ。
  3. 請求項2に記載の加熱シリンダにおいて、
    前記制御部は、前記シリンダ本体内のドレンの水位が前記第1水位よりも低く且つ前記ドレンパイプの上流端がドレンに浸かった状態が維持される所定の第2水位まで低下したときに前記バルブを閉じることを特徴とする加熱シリンダ。

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