JP2017085727A - 電力変換装置 - Google Patents

電力変換装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017085727A
JP2017085727A JP2015209981A JP2015209981A JP2017085727A JP 2017085727 A JP2017085727 A JP 2017085727A JP 2015209981 A JP2015209981 A JP 2015209981A JP 2015209981 A JP2015209981 A JP 2015209981A JP 2017085727 A JP2017085727 A JP 2017085727A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
component
circuit
converter
reactor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015209981A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017085727A5 (ja
Inventor
俊明 奥村
Toshiaki Okumura
俊明 奥村
綾井 直樹
Naoki Ayai
直樹 綾井
裕司 奥田
Yuji Okuda
裕司 奥田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP2015209981A priority Critical patent/JP2017085727A/ja
Publication of JP2017085727A publication Critical patent/JP2017085727A/ja
Publication of JP2017085727A5 publication Critical patent/JP2017085727A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Inverter Devices (AREA)

Abstract

【課題】電流センサ1個の計測出力信号に基づいて、直流成分を抑制した電流制御が、簡単かつ正確に実現できるようにする。【解決手段】この電力変換装置は、インバータ2と、その交流側に設けられ、交流電流が流れる交流リアクトル3と、インバータ2と交流リアクトル3との間の電路に設けられ、交流リアクトル3に流れる電流を検出する電流センサ8と、電流センサ8の計測出力信号を増幅して出力する増幅回路10と、電流センサ8の計測出力信号を増幅し、かつ、ローパスフィルタを通して直流成分を出力するアナログ処理回路11と、アナログ処理回路11の出力に基づいて、直流成分を抑制すべく補正した電流目標値設定を行うとともに、当該電流目標値及び増幅回路10の出力に基づいてインバータ2の電流制御信号を決定し出力するディジタル制御部12と、電流制御信号に基づいてインバータ2を駆動する駆動回路9と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、直流/交流の変換機能を有し、商用電力系統と系統連系可能な電力変換装置に関する。
例えば、太陽光発電パネルの発電電力が入力されるパワーコンディショナは、商用電力系統と系統連系を行い、需要家の負荷へ給電を行うほか、余剰電力は売電することができる。系統連系に関しては、ガイドラインに定められたルールを遵守する必要があり、その一つとして、例えば、パワーコンディショナから出力される交流電流に含まれる直流成分が、定格出力電流の1%未満であることが必要である。これは、直流成分により、商用電力系統の変圧器が偏磁することを防止するためである。
そこで、電流センサで検出した電流に基づいて直流成分を抽出し、これを打ち消すようにマイクロコンピュータで演算してインバータ制御を行うことが提案されている(例えば、特許文献1〜13参照。)。
特許第4251716号公報 特開平8−126341号公報 特開2006−340549号公報 特許第3423196号公報 国際公開第2012/073582号公報 特開2011−199980号公報 特開2014−42419号公報 特許第3249709号公報 特許第4506020号公報 特許第3794350号公報 特許第3023647号公報 特許第5224647号公報 特許第5640541号公報
図6及び図7は、上記先行技術に示されている電流センサの設置場所のバリエーションを整理した回路図である。図6において、図示は省略するが、回路の左側には直流電源が接続され、右側には商用電力系統が接続される。インバータ101の交流出力側には交流リアクトル102及びコンデンサ103が接続されている。
まず、図6の(a)の例では、直流成分検出用の電流センサ104がコンデンサ103より商用電力系統側に設けられている。また、インバータ101と交流リアクトル102との間には、交流電流に基づくインバータ制御用の電流センサ105が設けられている。
図6の(b)は、2つの電流センサ104,105を、交流リアクトル102とコンデンサ103との間に並んで設けた例である。
図6の(c)は、電流センサ104をインバータ101の直流側に設け、電流センサ105をインバータ101と交流リアクトル102との間に設けた例である。
一方、図7の(a)の例では、コンデンサ103より商用電力系統側に電流センサ106が設けられている。電流センサ106の計測出力信号に基づいて、演算処理により、直流成分を抽出し、かつ、交流電流に基づくインバータ制御を行うことができる。
図7の(b)の例では、同様の電流センサ106が、インバータ101と交流リアクトル102との間に設けられている。
上記の各例において、図6の(a),(b),(c)はいずれも、高価な電流センサが2個必要となり、コスト的に好ましくない。
一方、図7の(a)の例では、コンデンサ103に流れる電流も電流センサ106の計測出力信号に影響するため、電流センサ106の計測出力信号に対する演算処理が複雑になる。演算処理が複雑になるほど、マイクロコンピュータの演算負荷が大きくなるという不利益を生じる。その点では、交流リアクトル102に流れる電流のみを検出する図7の(b)の例が好ましいが、この例でも、マイクロコンピュータにおける直流成分の検出精度が良くないという課題がある。
かかる課題に鑑み、本発明は、電流センサ1個の計測出力信号に基づいて、直流成分を抑制した電流制御が、簡単かつ正確に実現できる電力変換装置を提供することを目的とする。
本発明は、直流電源の直流電力に基づいて商用電力系統と系統連系する機能を有する電力変換装置であって、直流/交流の変換を行うDC/ACコンバータと、前記DC/ACコンバータの交流側に設けられ、交流電流が流れる交流リアクトルと、前記DC/ACコンバータと前記交流リアクトルとの間の電路に設けられ、前記交流リアクトルに流れる電流を検出する電流センサと、前記電流センサの計測出力信号を増幅して出力する増幅回路と、前記電流センサの計測出力信号を増幅し、かつ、ローパスフィルタを通して直流成分を出力するアナログ処理回路と、前記アナログ処理回路の出力に基づいて、前記直流成分を抑制すべく補正した電流目標値設定を行うとともに、当該電流目標値及び前記増幅回路の出力に基づいて前記DC/ACコンバータの電流制御信号を決定し出力するディジタル制御部と、前記電流制御信号に基づいて前記DC/ACコンバータを駆動する駆動回路と、を備えている。
本発明の電力変換装置によれば、電流センサ1個の計測出力信号に基づいて、直流成分を抑制した電流制御を、簡単かつ正確に実現することができる。
本発明の一実施形態に係る電力変換装置の回路構成図である。 図1における増幅回路及び増幅・フィルタ回路から出力される信号波形の一例を示す図である。 ディジタル制御部内の処理を中心としてみた制御ブロック線図である。 比較のために、通常のインバータ電流制御を制御ブロック線図で表した図である。 増幅・フィルタ回路における出力レンジの考え方について説明する図である。 先行技術に示されている電流センサの設置場所のバリエーションを整理した回路図である。 先行技術に示されている電流センサの設置場所のバリエーションを整理した回路図である。
[実施形態の要旨]
本発明の実施形態の要旨としては、少なくとも以下のものが含まれる。
(1)これは、直流電源の直流電力に基づいて商用電力系統と系統連系する機能を有する電力変換装置であって、直流/交流の変換を行うDC/ACコンバータと、前記DC/ACコンバータの交流側に設けられ、交流電流が流れる交流リアクトルと、前記DC/ACコンバータと前記交流リアクトルとの間の電路に設けられ、前記交流リアクトルに流れる電流を検出する電流センサと、前記電流センサの計測出力信号を増幅して出力する増幅回路と、前記電流センサの計測出力信号を増幅し、かつ、ローパスフィルタを通して直流成分を出力するアナログ処理回路と、前記アナログ処理回路の出力に基づいて、前記直流成分を抑制すべく補正した電流目標値設定を行うとともに、当該電流目標値及び前記増幅回路の出力に基づいて前記DC/ACコンバータの電流制御信号を決定し出力するディジタル制御部と、前記電流制御信号に基づいて前記DC/ACコンバータを駆動する駆動回路と、を備えている。
上記のように構成された電力変換装置では、交流リアクトルに流れる電流に含まれる直流成分が、アナログ処理回路によって増幅され、交流成分は除去された形で直流成分が抽出される。すなわち、電流センサの出力に含まれている直流成分をアナログ処理回路で顕在化し、高精度に直流成分を検出することができる。ディジタル制御部は、この直流成分を抑制する電流目標値設定を行って、電流制御信号を決定するので、直流成分は的確に抑制される。こうして、直流成分を抑制した電流制御が、簡単かつ正確に実現できる電力変換装置を提供することができる。
(2)また、(1)の電力変換装置において、前記ディジタル制御部は、前記アナログ処理回路の出力を少なくとも交流1サイクルで平均した値を前記直流成分とするようにしてもよい。
この場合、1サイクルの平均をとることで、適切な直流成分の値を得ることができる。
(3)また、(1)の電力変換装置において、前記ディジタル制御部は、前記DC/ACコンバータの電流目標値から前記直流成分を差し引くことで前記電流目標値設定を行ってもよい。
この場合、いわば即効性のある補正を行って、直流成分を抑制することができる。
(4)また、(1)の電力変換装置において、前記ディジタル制御部は、前記直流成分が0になるようにフィードバック制御を行って前記電流制御信号を決定してもよい。
この場合、常に直流成分を0に収束させるように安定して抑制することができる。
(5)また、(1)〜(4)のいずれかの電力変換装置において、前記アナログ処理回路の増幅率は、当該アナログ処理回路の出力レンジが、前記交流電流の定常時の最大電流についての計測出力信号のとり得る値の領域の少なくとも2倍の領域となるように設定されていることが望ましい。
この場合、直流成分が充分に大きく増幅されることにより、ノイズと識別して直流成分を確実に検出することができる。
[実施形態の詳細]
以下、図面を参照して実施形態の詳細について説明する。
《回路構成》
図1は、本発明の一実施形態に係る電力変換装置の回路構成図である。図において、電力変換装置20は、直流電源1と商用電力系統7との間にあって、直流/交流の電力変換を行い、商用電力系統7との系統連系運転を行うことができる。
電力変換装置20は、主回路部分として、インバータ2、交流リアクトル3、コンデンサ4、及び、リレー6を備えている。インバータ2には直流電源1から直流電力が入力される。なお、直流電源1とインバータ2との間には必要に応じてDC/DCコンバータが設けられるが、ここでは図示を省略している。
インバータ2は、スイッチング素子Q1,Q2,Q3,Q4をフルブリッジ接続したものである。スイッチング素子Q1,Q2,Q3,Q4にはそれぞれ、並列逆極性に、ダイオードd1,d2,d3,d4が接続されている。ここでは例えば、スイッチング素子Q1〜Q4は、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)である。なお、IGBTに変えてFET(Field Effect Transistor)を使用することもできる。
交流リアクトル3及びコンデンサ4は、インバータ2の発生する高周波ノイズが商用電力系統7に漏れ出ないよう遮断するフィルタ5を構成している。リレー(系統連系リレー)6は、電力変換装置20を、商用電力系統7と接続又は、商用電力系統7から解列を行うためのスイッチである。
電流センサ8は、インバータ2と交流リアクトル3との間の電路に1個、設けられており、交流リアクトル3に流れる電流を検出する。そして、検出した電流と同期した電圧信号を、計測出力信号として後述の増幅回路10及び増幅・フィルタ回路11に提供する。
一方、電力変換装置20は、制御回路部分として、駆動回路9、増幅回路10、増幅・フィルタ回路11、及び、ディジタル制御部12を備えている。駆動回路9は、ディジタル制御部12から出力されるPWM(Pulse Width Modulation)信号に基づいて、スイッチング素子Q1〜Q4を駆動する。増幅回路10及び増幅・フィルタ回路11には、電流センサ8の計測出力信号が入力される。ディジタル制御部12は、マイクロコンピュータを含み、ソフトウェア(コンピュータプログラム)をコンピュータが実行することで、必要な制御機能を実現する。ソフトウェアは、ディジタル制御部12の記憶装置(図示せず。)に格納される。
増幅回路10は、電流センサ8から提供される計測出力信号の信号増幅のみを行う。
増幅・フィルタ回路11は、オペアンプ等のアナログ処理回路であり、電流センサ8から提供される計測出力信号を増幅する増幅回路と、ローパスフィルタとを有している。
《信号波形のイメージ》
図2は、増幅回路10及び増幅・フィルタ回路11から出力される信号波形の一例を示す図である。図2の(a)に示すように、増幅回路10の出力する信号は、高周波のリプルを含んだ波形である。信号波形に直流成分が含まれている場合、例えば1サイクルの振幅の平均値は0にならず、直流成分だけドリフトする。しかし、リプルが多く含まれていると、仮に平均をとっても図示のような、僅かな直流成分しか抽出できないことが多い。
一方、ローパスフィルタの機能を有する増幅・フィルタ回路11から出力される信号は、交流成分が除去された形で直流成分が抽出される。但し、商用交流の影響を完全には除去できず、交流と同期して緩やかに変化する直流成分となる。増幅によって、この振幅も強調されている。そこで、例えば1サイクルの平均値をとると、直流成分を求めることができる。このように、1サイクルの平均をとることで、適切な直流成分の値を得ることができる。なお、2以上の複数サイクルの平均値をとれば、さらに検出の精度は上がるが、実用上は1サイクルでも十分である。
《制御ブロック線図》
図3は、ディジタル制御部12内の処理を中心としてみた制御ブロック線図である。ディジタル制御部12の入力ポートP1及びP2にはそれぞれ、増幅回路10及び増幅・フィルタ回路11が接続されている。駆動回路9は、出力ポートP3に接続されている。
交流リアクトル3に流れる電流は電流センサ8で検出され、電流に対応した計測出力信号(電圧信号)に変換される。計測出力信号は増幅回路10で所定の入力レベルにまで信号増幅されたあと、入力ポートP1から入力され、ディジタル信号に変換される(ブロックB1)。続いて、ディジタル信号は、その後のソフトウェア処理に適した信号になるようにスケール変換される(ブロックB2)。スケール変換された計測出力信号は、交流リアクトル電流目標値と比較され(ブロックB3)、計測出力信号が交流リアクトル電流目標値に近づくように、コントローラ(ブロックB10)により、PWM信号が駆動回路9へ与えられる。
上記ブロックB1,B2,B3,B10に示す処理は、通常のインバータ電流制御である。すなわち、比較のために、通常のインバータ電流制御を制御ブロック線図で表すと、図4のようになる。
図3に戻り、本実施形態では、さらに、直流成分抑制用の以下の処理が行われる。
まず、1個の電流センサ8からの計測出力信号は、増幅・フィルタ回路11にも入力され、信号増幅及びローパスフィルタのアナログ処理を行って得られたアナログ信号が入力ポートP2に入力される。入力されたアナログ信号は、ディジタル信号に変換される(ブロックB4)。続いて、ディジタル信号は、その後のソフトウェア処理に適した信号になるようにスケール変換される(ブロックB5)。スケール変換された信号は、図2の(b)に示したように、交流周期で平均化処理される(ブロックB6)。
平均化処理により直流成分が抽出され、これを、直流成分目標値(すなわち0A)から差し引く(ブロックB7)。これにより、実際の直流成分が、直流成分目標値に近づくよう、フィードバック制御が行われ、コントローラ(ブロックB8)により、信号が出力される。フィードバック制御により、常に直流成分を0に収束させるように安定して抑制することができる。コントローラ(ブロックB8)から出力される信号は、上下限のリミッタ処理(ブロックB9)を経て、交流リアクトル電流目標値の補正値となり、交流リアクトル電流目標値を補正する(ブロックB3)。これにより、いわば即効性のある補正を行って、直流成分を抑制することができる。
このようにして、交流リアクトル電流目標値が直流成分を考慮して補正される処理が行われ、コントローラ(ブロックB10)及び駆動回路9を経てインバータ電流制御が行われる。こうして、直流成分は、その目標値(=0A)になるよう、フィードバック制御され、抑制される。
以上、総括すると、上記の電力変換装置20では、交流リアクトル3に流れる電流に含まれる直流成分が、アナログ処理回路である増幅・フィルタ回路11によって増幅され、交流成分は除去された形で直流成分が抽出される。すなわち、電流センサ8の出力に含まれている直流成分を増幅・フィルタ回路11で顕在化し、高精度に直流成分を検出することができる。ディジタル制御部12は、この直流成分を抑制する電流目標値設定を行って、電流制御信号を決定するので、直流成分は的確に抑制される。こうして、直流成分を抑制した電流制御が、簡単かつ正確に実現できる電力変換装置20を提供することができる。
《出力レンジについて》
なお、図5は、増幅・フィルタ回路11における出力レンジの考え方について説明する図である。仮に、交流リアクトル3に流れる電流から、そのまま交流周期の平均で直流成分を求めるとした場合、図5の左側の波形に示すように、定常時の運転上の最大電流(定格出力のときの電流)を100%とし、かつ、交流リアクトル電流に重畳するリプルと、保護閾値の設定とを考慮して200%をフルスケールとすることを想定する。
この場合、A/D変換後のフルスケール(最小値〜最大値)は、12ビットの場合、0〜4095となる。定格出力の1%の直流成分は、4095の1/400となり、これで十分な精度を出すのは難しい。従って、直流成分がノイズに埋もれて検出できない場合や、誤検出をする場合がある。
そこで、増幅・フィルタ回路11の増幅率は少なくとも2倍とする。2倍の場合、定格出力の1%の直流成分は、1/200となり、これは、必要最低限の検出精度とも言える。実際は、さらに余裕を見て、数倍〜10倍程度が好ましい。
すなわち、増幅・フィルタ回路11の増幅率は、出力レンジが、交流電流の定常時の最大電流についての計測出力信号のとり得る値の領域の少なくとも2倍の領域となるように設定することが好ましい。
これにより、直流成分が充分に大きく増幅されることにより、ノイズと識別して直流成分を確実に検出することができる。
《逆方向変換について》
なお、上記実施形態の電力変換装置20は、直流電源1の直流電力に基づいて商用電力系統7と系統連系する機能を有するものとしてのみ説明したが、図1に示す回路構成はそのまま逆方向変換を行うことができる。すなわち、直流電源1が蓄電池を含む場合、商用電力系統7の交流電力に基づいて、蓄電池を充電することができる。この場合のインバータ2は、例えば、スイッチング素子Q1〜Q4を全てオフにすれば、ダイオードd1〜d4のブリッジによって全波整流を行うことができる。また、同期整流を行うことも可能である。言い換えれば、インバータ2は、広義には、逆方向変換もできるDC/ACコンバータである。
《補記》
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
但し、明細書及び図面に開示した通りの全ての構成要素を備える電力変換装置も、本発明に含まれるものであることは言うまでもない。
1 直流電源
2 インバータ(DC/ACコンバータ)
3 交流リアクトル
4 コンデンサ
5 フィルタ
6 リレー
7 商用電力系統
8 電流センサ
9 駆動回路
10 増幅回路
11 増幅・フィルタ回路(アナログ処理回路)
12 ディジタル制御部
20 電力変換装置
101 インバータ
102 交流リアクトル
103 コンデンサ
104,105,106 電流センサ
d1,d2,d3,d4 ダイオード
P1,P2 入力ポート
P3 出力ポート
Q1,Q2,Q3,Q4 スイッチング素子

Claims (5)

  1. 直流電源の直流電力に基づいて商用電力系統と系統連系する機能を有する電力変換装置であって、
    直流/交流の変換を行うDC/ACコンバータと、
    前記DC/ACコンバータの交流側に設けられ、交流電流が流れる交流リアクトルと、
    前記DC/ACコンバータと前記交流リアクトルとの間の電路に設けられ、前記交流リアクトルに流れる電流を検出する電流センサと、
    前記電流センサの計測出力信号を増幅して出力する増幅回路と、
    前記電流センサの計測出力信号を増幅し、かつ、ローパスフィルタを通して直流成分を出力するアナログ処理回路と、
    前記アナログ処理回路の出力に基づいて、前記直流成分を抑制すべく補正した電流目標値設定を行うとともに、当該電流目標値及び前記増幅回路の出力に基づいて前記DC/ACコンバータの電流制御信号を決定し出力するディジタル制御部と、
    前記電流制御信号に基づいて前記DC/ACコンバータを駆動する駆動回路と、
    を備えている電力変換装置。
  2. 前記ディジタル制御部は、前記アナログ処理回路の出力を少なくとも交流1サイクルで平均した値を前記直流成分とする、請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記ディジタル制御部は、前記DC/ACコンバータの電流目標値から前記直流成分を差し引くことで前記電流目標値設定を行う、請求項1に記載の電力変換装置。
  4. 前記ディジタル制御部は、前記直流成分が0になるようにフィードバック制御を行って前記電流制御信号を決定する、請求項1に記載の電力変換装置。
  5. 前記アナログ処理回路の増幅率は、当該アナログ処理回路の出力レンジが、前記交流電流の定常時の最大電流についての計測出力信号のとり得る値の領域の少なくとも2倍の領域となるように設定されている、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の電力変換装置。
JP2015209981A 2015-10-26 2015-10-26 電力変換装置 Pending JP2017085727A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015209981A JP2017085727A (ja) 2015-10-26 2015-10-26 電力変換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015209981A JP2017085727A (ja) 2015-10-26 2015-10-26 電力変換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017085727A true JP2017085727A (ja) 2017-05-18
JP2017085727A5 JP2017085727A5 (ja) 2018-07-26

Family

ID=58711473

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015209981A Pending JP2017085727A (ja) 2015-10-26 2015-10-26 電力変換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017085727A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101925376B1 (ko) 2017-05-26 2018-12-05 주식회사 윌링스 Ad 컨버터의 노이즈 제거 장치 및 그 제공방법
JP2020010429A (ja) * 2018-07-03 2020-01-16 住友電気工業株式会社 電力変換装置、電源装置、及び、電力変換装置の直流成分抑制方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101925376B1 (ko) 2017-05-26 2018-12-05 주식회사 윌링스 Ad 컨버터의 노이즈 제거 장치 및 그 제공방법
JP2020010429A (ja) * 2018-07-03 2020-01-16 住友電気工業株式会社 電力変換装置、電源装置、及び、電力変換装置の直流成分抑制方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4082438B2 (ja) 電流制御形電力変換装置
US8319466B2 (en) Modular line-to-ground fault identification
US9509229B2 (en) Power supply apparatus including power conversion circuit controlled by PWM control circuit
JP6735827B2 (ja) 電力変換装置
JP5110960B2 (ja) 系統連系インバータ装置
US10910876B2 (en) Uninterruptible power supply device
JP2014176253A (ja) 電力変換装置
JPWO2015132960A1 (ja) インバータ試験装置
JP2009201248A (ja) クランプ式電力変換装置
JP5739734B2 (ja) 電力変換装置
JP6750508B2 (ja) 電力変換装置及びその高調波抑制方法
JP2017085727A (ja) 電力変換装置
JP4779565B2 (ja) インバータ制御回路
JP6605419B2 (ja) アクティブフィルタ
JP2012130228A (ja) 3相v結線コンバータの制御装置
JP5824339B2 (ja) 三相整流装置
JP4670867B2 (ja) 電流制御形電力変換装置
JP2014187742A (ja) インバータ装置
JP6361803B1 (ja) マルチレベルインバータの制御装置および制御方法
JP6150946B2 (ja) 電気車の制御装置
JP6157599B2 (ja) 電力変換装置、およびそれを備えたモータ駆動装置、およびそれを備えた送風機、圧縮機、およびそれらを備えた空気調和機、冷蔵庫、ならびに冷凍機
JP5169396B2 (ja) 電力変換装置の制御回路
JP2016039744A (ja) インバータの出力電圧制御装置とインバータの出力電圧制御方法
JP6365012B2 (ja) 分散型電源システム
JP5922869B2 (ja) 電力変換装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180614

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190411

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190416

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20191023