JP2017084939A - レーザー発光装置及び該レーザー発光装置を備える撮像装置 - Google Patents

レーザー発光装置及び該レーザー発光装置を備える撮像装置 Download PDF

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Koichiro Matsuoka
耕一朗 松岡
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Fumiya Yagi
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Abstract

【課題】レーザーパッケージと、ヒートシンクに接触する他の部材とがヒートシンクを介して短絡するのを防止することができると共に、レーザーパッケージからヒートシンクへの熱の移動が効率的に行われて熱によるレーザーダイオードの劣化を抑制することができるようにする。【解決手段】レーザーダイオードが取り付けられる金属製のステムと該ステムと電気的に接続される端子とを備えるレーザーパッケージと、該レーザーパッケージからの熱を受け取る金属製のヒートシンクと、該ヒートシンクと前記ステムとの間に配置されてヒートシンクとステムとを電気的に絶縁すると共にステム側からヒートシンク側へ熱を伝達する絶縁熱伝導部材とを備えており、前記ステムは、ヒートシンクから離間した位置に配置されると共に絶縁熱伝導部材を介してヒートシンクと当接するように構成され、前記絶縁熱伝導部材は、弾性素材から構成される。【選択図】図7

Description

本発明は、レーザーダイオードを光源とするレーザーパッケージを備えるレーザー発光装置及び該レーザー発光装置を備える撮像装置に関する。
レーザーダイオードを光源として使用した装置が種々提案されている。例えば、レーザーダイオードを距離測定用光源として用いた距離画像カメラ(TOFカメラ)等の撮像装置が知られている。このような撮像装置は、レーザーダイオードを備えるレーザーパッケージが回路基板に取り付けられて構成されたレーザー発光装置を備えている。
レーザーパッケージは、レーザーダイオードが取り付けられる金属製のステムと該ステムから延出する3つの端子とを備えており、3つの端子のうちの2つがレーザーダイオードと電気的に接続される接続端子であり、他の1つの端子がステムと接続されるアース端子となっている。そして、レーザーパッケージは、各端子が回路基板に電気的に接続されることで、回路基板の通電に伴って、2つの接続端子を介してレーザーダイオードに電流が供給されてレーザーダイオードが発光するように構成されている。
このようなレーザーパッケージを備えるレーザー発光装置では、レーザーダイオードの発光に伴って生じた熱がレーザーダイオードに蓄積されることで、レーザーダイオードの劣化が促進される。このため、金属製のヒートシンクをレーザーパッケージと接触させることで、レーザーダイオードの発光によって生じた熱をヒートシンクへ移動させ、レーザーダイオードに熱が蓄積されるのを抑制している。例えば、特許文献1及び特許文献2に示すように、レーザーパッケージが備えるステムと金属製のヒートシンクとを接触させてレーザーダイオードの熱をステムからヒートシンクへ移動させることで、レーザーダイオードに熱が蓄積されるのを抑制する構造が提案されている。また、特許文献3に示すように、ステムとヒートシンクとの間に、熱伝導性を有するセラミック製の熱伝導体を配置してレーザーダイオードの熱をステムから熱伝導体を介してヒートシンクへ移動させることで、レーザーダイオードに熱が蓄積されるのを抑制する構造が提案されている。
特願2006−13286号公報 特願2006−65895号公報 特願2005−317925号公報
しかしながら、上述のようなレーザーパッケージでは、ステムとアース端子とが同電位となるように通電する場合がある。斯かる場合において、特許文献1及び特許文献2に示すように、ステムと金属製のヒートシンクとが接触した状態になると、ステムの通電に伴ってヒートシンクが通電した状態となる。これにより、レーザーパッケージとヒートシンクに接触する他の部材とが(例えば、一つのヒートシンクに複数のレーザーパッケージを接触させる場合には、レーザーパッケージ同士が)ヒートシンクを介して短絡する虞がある。
また、特許文献3のように、ステムとヒートシンクとの間にセラミック製の熱伝導体を配置する場合には、ステム及びヒートシンクと熱伝導体との接触状態によって、ステムと熱伝導体との間や、ヒートシンクと熱伝導体との間に隙間が生じる(密着性が低下する)虞がある。このような隙間が生じると、ステム(ヒートシンク)と熱伝導体との間の熱抵抗が増加するため、ステムからヒートシンクへの熱の移動を効率的に行うことが困難となる。また、セラミック製の熱伝導体を用いる場合には、熱伝導体自体の寸法のバラツキやレーザー発光装置を構成する各部材を組み合わせる際の位置ズレ等によって、レーザー発光装置にガタ付きが生じてしまう虞もある。
そこで、レーザーパッケージと、ヒートシンクに接触する他の部材とがヒートシンクを介して短絡するのを防止することができると共に、レーザーパッケージからヒートシンクへの熱の移動が効率的に行われて熱によるレーザーダイオードの劣化を抑制することができ、更に、レーザー発光装置にガタ付きが生じてしまうのを防止することができるレーザー発光装置及び該レーザー発光装置を備えた撮像装置を提供することを課題とする。
本発明に係るレーザー発光装置は、レーザーダイオードが取り付けられる金属製のステムと該ステムと電気的に接続される端子とを備えるレーザーパッケージと、該レーザーパッケージからの熱を受け取る金属製のヒートシンクと、該ヒートシンクと前記ステムとの間に配置されてヒートシンクとステムとを電気的に絶縁すると共にステム側からヒートシンク側へ熱を伝達する絶縁熱伝導部材とを備えており、前記ステムは、ヒートシンクから離間した位置に配置されると共に絶縁熱伝導部材を介してヒートシンクと当接するように構成され、前記絶縁熱伝導部材は、弾性素材から構成されることを特徴とする。
斯かる構成によれば、ヒートシンクから離間した位置にステムが配置されると共に、ヒートシンクとステムとの間に配置された絶縁熱伝導部材を介してヒートシンクとステムとが当接することで、レーザーパッケージが備える端子の通電に伴ってステムが通電した際にも、ステムとヒートシンクとが電気的に接続されてヒートシンクが通電してしまうのを防止することができる。これにより、ヒートシンクが他の電子部品と接する場合であってもレーザーパッケージと他の電子部品とが短絡してしまうのを防止することができる。
また、絶縁熱伝導部材が弾性素材から構成されることで、ステムとヒートシンクとを絶縁熱伝導部材を介して当接させた際に、ステム及びヒートシンクの双方における絶縁熱伝導部材と接する面に絶縁熱伝導部材が追従して弾性変形するため、ステム及びヒートシンクと絶縁熱伝導部材との密着性を向上させることができる。これにより、レーザーダイオードの発光によって生じた熱の一部がステムから絶縁熱伝導部材を介してヒートシンクへ効率的に移動するため、レーザーダイオードに熱が蓄積されてレーザーダイオードが劣化してしまうのを抑制することができる。
更に、絶縁熱伝導部材の弾性変形によって、絶縁熱伝導部材自体の寸法のバラツキやレーザー発光装置を構成する各部材を組み合わせる際の位置ズレ等が緩衝されるため、レーザー発光装置にガタ付きが生じてしまうのを防止することができる。
また、前記ステム及び絶縁熱伝導部材をヒートシンクとの間で挟み込む挟込部材を更に備えることが好ましい。
斯かる構成によれば、挟込部材とヒートシンクとの間にステム及び絶縁熱伝導部材が挟み込まれるため、ステムと絶縁熱伝導部材とヒートシンクとがより密着した状態になる。これにより、レーザーダイオードの発光によって生じた熱の一部がステムから絶縁熱伝導部材を介してヒートシンクへより効率的に移動するため、レーザーダイオードに熱が蓄積されることによって生じるレーザーダイオードの劣化をより効果的に抑制することができる。
また、前記絶縁熱伝導部材の外周形状は、前記ステムの外周形状よりも大きくなるように形成されており、ステムは、絶縁熱伝導部材における外周部よりも内側の領域と接するように配置されることが好ましい。
斯かる構成によれば、絶縁熱伝導部材の外周形状がステムの外周形状よりも大きくなるように構成されると共に、ステムは、絶縁熱伝導部材における外周部よりも内側の領域と接するように配置されることで、ステムの外周形状の大きさのバラツキやレーザー発光装置を構成する各部材を組み合わせる際の位置ズレ(具体的には、レーザーパッケージの位置ズレ)等によってステムの外周端部の一部が絶縁熱伝導部材の外側に位置して絶縁熱伝導部材と接触しなくなるのを防止することができ、ステムと絶縁熱伝導部材との接触状態を良好に維持することができる。
また、前記ヒートシンクは、ステムの少なくとも一部が内側に収容される凹部を備えており、該凹部の内側に収容されたステムの少なくとも一部と凹部の内面の一部との間には、凹部の外側の空間と連通する空間が形成されると共に、凹部の内面の一部とステムとが絶縁熱伝導部材を介して当接することが好ましい。
斯かる構成によれば、ヒートシンクが凹部を備えることで、ヒートシンクの表面積が広くなるため、ヒートシンクの放熱性を向上させることができる。また、凹部の内側にステムの少なくとも一部が配置された状態で、凹部とステムとの間に凹部の外側の空間と連通する空間が形成されることで、レーザーダイオードの発光によって生じた熱の一部がステムから斯かる空間に放出されると共に、ステムから絶縁熱伝導部材を介してヒートシンクへ移動した熱も斯かる空間に放出される。そして、斯かる空間に放出された熱が凹部の外側の空間へ排出される。これにより、レーザーダイオードの発光によって生じた熱の一部がレーザー発光装置の外へ排出され易くなるため、レーザーダイオードに熱が蓄積されてレーザーダイオードが劣化してしまうのを効果的に抑制することができる。
また、前記ヒートシンクは、ステムの少なくとも一部が内側に配置される凹部を備え、該凹部は、深さ方向に位置する底面と深さ方向に延びるように形成されて底面の外周縁と連なる側面とを備えており、凹部の底面及び側面とステムとが絶縁熱伝導部材を介して当接することが好ましい。
斯かる構成によれば、凹部の底面及び側面とステムとが絶縁熱伝導部材を介して当接することで、レーザーダイオードの発光によって生じた熱の一部がステムから凹部の底面側だけでなく、凹部の側面側へ向かっても絶縁熱伝導部材を介してヒートシンクへ移動する。つまり、ステムから複数方向へ向かって熱の移動が生じるため、底面側(又は側面側)のみに熱の移動が生じる場合よりも熱の移動を効率的に行うことができる。これにより、レーザーダイオードに熱が蓄積されてレーザーダイオードが劣化してしまうのをより効果的に抑制することができる。
また、前記ヒートシンクは、絶縁熱伝導部材を介してステムと当接するヒートシンク本体と、該ヒートシンク本体から突出する突出部を備えており、前記レーザーパッケージが備える端子と接続される回路基板に前記突出部が当接することで、ヒートシンク本体が回路基板から離間した位置に保持されてヒートシンク本体と回路基板との間に空間が形成されることが好ましい。
斯かる構成によれば、ヒートシンクが備える突出部が回路基板に当接することで、ヒートシンク本体が回路基板から離間した位置に保持されてヒートシンク本体と回路基板との間に空間が形成される。このため、レーザーダイオードの発光によって生じた熱の一部がステムから絶縁熱伝導部材を介してヒートシンクへ移動し、ヒートシンクから斯かる空間へ放出される。これにより、レーザーダイオードの発光によって生じた熱の一部がレーザー発光装置の外へ排出され易くなるため、レーザーダイオードに熱が蓄積されてレーザーダイオードが劣化してしまうのを効果的に抑制することができる。
本発明に係る撮像装置は、上記の何れかに記載のレーザー発光装置を備えることを特徴とする。
本発明によれば、レーザーパッケージと、ヒートシンクに接触する他の部材とがヒートシンクを介して短絡するのを防止することができると共に、レーザーパッケージからヒートシンクへの熱の移動が効率的に行われて熱によるレーザーダイオードの劣化を抑制することができる。
本発明の一実施形態のレーザー発光装置を構成する各部材を示した斜視図。 (a)は、同実施形態のレーザー発光装置で使用するレーザーパッケージを示した側面図、(b)は、同レーザーパッケージを上面図。 同実施形態のレーザー発光装置で使用するヒートシンクにおける図1のI−I断面を示した断面図。 同実施形態のレーザー発光装置で使用する絶縁熱伝導部材を示した斜視図。 (a)は、同実施形態のレーザー発光装置で使用する挟込部材を示した斜視図、(b)は、同挟込部材が備えるレーザー固定部を示した斜視図。 図5(a)のII−II断面を示した断面図。 同実施形態のレーザー発光装置におけるレーザーパッケージを備える部分の断面図。 他の実施形態のレーザー発光装置におけるレーザーパッケージと絶縁熱伝導部材とヒートシンクとを示した断面図。
以下、本発明の一実施形態に係るレーザー発光装置及び該レーザー発光装置を備える撮像装置について図面を参酌しつつ説明する。
本実施形態に係るレーザー発光装置1は、図1に示すように、レーザーダイオードを備えるレーザーパッケージ2と、該レーザーパッケージ2からの熱を受け取る金属製のヒートシンク3と、該ヒートシンク3とレーザーパッケージ2とを電気的に絶縁すると共にレーザーパッケージ2側からヒートシンク3側へ熱を伝達する絶縁熱伝導部材4とを備える。本実施形態では、レーザー発光装置1は、レーザーパッケージ2を複数備えると共に、該レーザーパッケージ2の個数に対応した個数の絶縁熱伝導部材4を備える。
また、レーザー発光装置1は、レーザーパッケージ2及び絶縁熱伝導部材4をヒートシンク3との間で挟み込む挟込部材5と、レーザーパッケージ2と電気的に接続される回路基板6とを更に備える。また、レーザー発光装置1は、ヒートシンク3と挟込部材5とを連結する第一ネジ部材7と、ヒートシンク3と回路基板6とを連結する第二ネジ部材8とを更に備える。
レーザー発光装置1を備える装置としては、レーザーパッケージ2を使用する装置であれば、特に限定されるものではなく、例えば、レーザーダイオードを距離測定用光源として用いた距離画像カメラ(TOFカメラ)等の撮像装置が挙げられる。
レーザーパッケージ2は、図2(a)(b)に示すように、レーザーダイオード(図示せず)が取り付けられる金属製のステム21と、回路基板6と電気的に接続される複数の端子22…とを備える。また、レーザーパッケージ2は、ステム21に取り付けられたレーザーダイオードを覆うように配置される筒状体23を更に備える。
ステム21は、略板状に形成され、一方の面側には、レーザーダイオードが取り付けられると共に該レーザーダイオードを覆うように筒状体23が取り付けられる。また、ステム21を厚み方向に沿って見た際の外周形状は、筒状体23を軸線方向に沿って見た際の外周形状よりも大きくなるように形成される。そして、ステム21の外周部よりも内側の位置に筒状体23が取り付けられることで、ステム21の外周部は、筒状体23の外側に位置する。これにより、ステム21の外周部によってフランジ部24が構成される。
また、ステム21は、外周部(即ち、フランジ部24)に切欠部21aを備える。該切欠部21aは、ステム21の側部にステム21の厚み方向に延びる溝状に形成される。本実施形態では、切欠部21aは、ステム21の外周部の対向する位置に一対形成される。
端子22…は、棒状に形成される。また、端子22…は、一端部側(回路基板6と接続される端部側)がステム21の他方の面(具体的には、他方の面における外周部よりも内側の位置)から延出するように構成される。
また、端子22…は、レーザーダイオードと電気的に接続される2つの端子(以下、接続端子ともいう)22a,22aと、ステム21と電気的に接続される端子(以下、アース端子ともいう)22bとから構成される。接続端子22a,22aは、ステム21を貫通して筒状体23内で他端部側がレーザーダイオードと電気的に接続される。アース端子22bは、他端部がステム21と電気的に接続される。
筒状体23は、軸線方向の一端部がステム21に連結されることで、該一端部がステム21によって閉塞され、軸線方向の他端部に開口部23aを備える。該開口部23aには、レンズ(図示せず)が嵌め込まれており、これによって、開口部23aからレーザーダイオードの光を筒状体23の外側に照射することが可能となっている。
図1に戻り、ヒートシンク3は、略板状に形成される。また、ヒートシンク3は、撮像装置が備えるカメラ等のレンズ(図示せず)に対応する位置に、厚み方向に貫通するレンズ用貫通孔3aを備え、該レンズ用貫通孔3aを挟んで対向する領域にレーザーパッケージ2を差し込む差込部3bを複数(具体的には、レーザーパッケージ2の個数に対応する数)備える。また、ヒートシンク3は、第一ネジ部材7を挿通する第一ネジ孔3cと第二ネジ部材8と螺合する第二ネジ孔3dとを更に備える。ヒートシンク3を構成する素材としては、特に限定されるものではなく、例えば、アルミニウムや銅から構成される高熱伝導の金属素材を用いることが好ましい。
また、ヒートシンク3は、図3に示すように、略板状に形成されたヒートシンク本体31と該ヒートシンク本体31から突出する突出部32とを備える。
ヒートシンク本体31は、一方の面側に凹部33を備えると共に、他方の面と凹部33との間を厚み方向に貫通する貫通部34を備える。
凹部33は、レーザーパッケージ2が備えるステム21の少なくとも一部を収容可能に構成される。また、凹部33は、後述する挟込部材5が備える切欠嵌込部52bの先端部が内側に配置された際にも、該先端部と接触しないように形成される。また、凹部33は、深さ方向に位置する底面33aと、深さ方向に延びるように形成されて底面33aの外周部と連結される側面33bとから構成される。つまり、凹部33の内面は、底面33aと側面33bとから構成される。底面33aは、環状に形成され、内周端部が貫通部34の内周面の一端部(凹部33側の端部)と連結される。これにより、凹部33と貫通部34とが連通するように構成される。また、貫通部34は、レーザーパッケージ2が備える各端子22…を挿通可能に構成される。
突出部32は、ヒートシンク本体31の他方の面から突出するように形成される。具体的には、突出部32は、貫通部34の近傍(より詳しくは、ヒートシンク本体31を厚み方向に沿って見た際に、ヒートシンク本体31の他方の面における凹部33の外周部と重なる位置)から突出するように形成される。また、突出部32は、貫通部34の他端部(ヒートシンク本体31の他方の面側に位置する端部)を囲むように環状に形成される。そして、環状の突出部32の内周面の軸線方向の一端部が貫通部34の内周面の他端部と連結される。これにより、凹部33と貫通部34と環状の突出部32とが連通するように構成される。また、環状の突出部32は、内側にレーザーパッケージ2が備える端子22…を挿通可能に構成される。
突出部32の高さとしては、特に限定されるものではなく、凹部33の深さと略同一であることが好ましい。突出部32の高さと凹部33の深さとが略同一であることでプレス成形によってヒートシンク3を形成するのが容易になる。
絶縁熱伝導部材4は、図4に示すように、シート状に形成される。また、絶縁熱伝導部材4は、環状に形成され、内側にレーザーパッケージ2が備える端子22…を挿通可能に構成される。また、絶縁熱伝導部材4の外周形状は、レーザーパッケージ2が備えるステム21の外周形状よりも大きくなるように形成される。
また、絶縁熱伝導部材4の厚みとしては、特に限定されるものではなく、厚みによる熱抵抗を考慮すると、例えば、0.1mm以上2mm以下であることが好ましい。
また、絶縁熱伝導部材4は、弾性素材を用いて形成される。絶縁熱伝導部材4を構成する素材としては、弾性を有するものであれば、特に限定されるものではなく、例えば、シリコンゴム等を用いることができる。
また、絶縁熱伝導部材4の熱伝導率としては、特に限定されるものではなく、例えば、0.5W/(m・k)以上であることが好ましい。また、絶縁熱伝導部材4の絶縁破壊電圧としては、特に限定されるものではなく、例えば、1kV/mm以上であることが好ましい。
挟込部材5は、図5(a)に示すように、略板状に形成される。また、挟込部材5は、撮像装置が備えるカメラ等のレンズ(図示せず)に対応する位置に、厚み方向に貫通するレンズ用貫通孔5aを備える。また、挟込部材5は、第一ネジ部材7と螺合する第一ネジ孔5bを更に備える。
また、挟込部材5は、略板状に形成された挟込部材本体51とレーザーパッケージ2を固定するレーザー固定部52を備える。本実施形態では、挟込部材本体51が備えるレンズ用貫通孔5aを挟んで対向する領域にレーザー固定部52が複数設けられる。挟込部材5を構成する素材としては、特に限定されるものではなく、例えば、絶縁性を有する樹脂素材を用いることができる。
挟込部材本体51は、図6に示すように、レーザー固定部52と対応する位置の一方の面側に凹部53を備えると共に、他方の面と凹部53との間を厚み方向に貫通する貫通部54を備える。
凹部53は、レーザーパッケージ2からのレーザーを透過するレンズ(図示せず)を嵌め込み可能に構成される。また、凹部53は、深さ方向に位置する底面53aと、深さ方向に延びるように形成されて底面53aの外周部と連結される側面53bとから構成される。底面53aは、環状に形成され、内周端部が貫通部54の内周面の一端部(凹部53側に位置する端部)と連結される。これにより、凹部53と貫通部54とが連通するように構成される。
図5(a)に戻り、レーザー固定部52は、挟込部材本体51の他方の面から突出するように形成される。また、レーザー固定部52は、筒状に形成されており、軸線方向の一端部(挟込部材本体51側に位置する端部)が挟込部材本体51の他方の面に連結される。具体的には、レーザー固定部52は、図6に示すように、内周面の軸線方向の一端部が貫通部54の他端部(挟込部材本体51の他方の面側に位置する端部)と連結される。これにより、挟込部材本体51が備える凹部53と貫通部54とレーザー固定部52とが連通するように構成される。
また、レーザー固定部52は、レーザーパッケージ2の筒状体23と当接可能に構成された筒状体当接部52cを内側に備える。具体的には、レーザー固定部52は、軸線方向の一端側が挟込部材本体51側へ向かって拡開するように形成された拡開部55を備えており、該拡開部55と拡開部55よりも他端側の部分との境界部分に筒状体当接部52cが形成される。筒状体当接部52cは、レーザー固定部52の軸線を中心に環状に形成される。
図5に戻り、レーザー固定部52は、図5(b)に示すように、軸線方向の他端側に、レーザーパッケージ2のステム21に当接するステム当接部52aとステム21の切欠部21aに嵌り込む切欠嵌込部52bとを備える。具体的には、レーザー固定部52は、一対のステム当接部52aと、一対の切欠嵌込部52bとを備え、軸線を中心にステム当接部52aと切欠嵌込部52bとが交互に円形状に配置される。また、一対のステム当接部52a,52aは、間隔を空けて対向する位置に形成され、一対の切欠嵌込部52bは、間隔を空けて対向する位置に形成される。
ステム当接部52aは、レーザー固定部52の軸線を中心に円弧状となるように形成される。また、ステム当接部52aは、レーザー固定部52の拡開部55からレーザー固定部52の軸線方向に沿って延出するように形成され、延出方向に位置する先端部がステム21と当接可能に構成される。
切欠嵌込部52bは、レーザー固定部52の拡開部55からレーザー固定部52の軸線方向に沿って延出するように形成される。また、切欠嵌込部52bは、延出方向に位置する先端部が先細りとなる(傾斜面を有する)ように形成されると共に、該先端部が切欠部21aに嵌め込み可能に構成される。また、切欠嵌込部52bは、ステム21との接触によってレーザー固定部52の外側(軸線から離れる方向)へ弾性変形可能に構成される。
図1に戻り、回路基板6は、略板状に形成される。また、回路基板6は、撮像装置が備えるカメラ等のレンズ(図示せず)に対応する位置に、厚み方向に貫通するレンズ用貫通孔6aを備える。また、回路基板6は、レーザーパッケージ2が備える端子22…を挿通する端子挿通孔6bと、第二ネジ部材8を挿通する第二ネジ孔6cと、ヒートシンク3の第一ネジ孔3cに対応する位置に形成された貫通孔6dとを備える。
上記のように構成されるレーザーパッケージ2と、ヒートシンク3と、絶縁熱伝導部材4と、挟込部材5と、回路基板6とを組み立てることで、図7に示すようなレーザー発光装置1が形成される。
具体的には、ヒートシンク3と回路基板6とを重ねた状態で、回路基板6の第二ネジ孔6cに第二ネジ部材8を挿通すると共に、該第二ネジ部材8をヒートシンク3の第二ネジ孔3dに螺合させる。
その後、ヒートシンク3の凹部33内(具体的には、凹部33の底面33a上に)に絶縁熱伝導部材4を配置する。そして、ヒートシンク3の一方の面側から凹部33、貫通部34、及び、環状の突出部32にレーザーパッケージ2を挿入する。これにより、ステム21の少なくとも一部が凹部33内に位置すると共に、ステム21と底面33aとの間に絶縁熱伝導部材4が配置される。また、端子22…が絶縁熱伝導部材4、貫通部34、及び、環状の突出部32に挿通される。そして、端子22…の先端部が環状の突出部32から突出して回路基板6の端子挿通孔6bに挿通される。
次に、挟込部材5のレーザー固定部52に、レーザー固定部52の軸線に沿ってレーザーパッケージ2を差し入れる。具体的には、レーザー固定部52の他端側(具体的には、一対のステム当接部52aと一対の切欠嵌込部52bとで囲まれた部分)にレーザーパッケージ2の筒状体23を挿入する。これにより、レーザー固定部52内では、筒状体当接部52cが筒状体23の外周面に当接し、レーザー固定部52の軸線に直交する方向(具体的には、図7における水平方向)のレーザーパッケージ2の位置が規制される。
また、ステム当接部52aがレーザー固定部52の軸線方向に沿ってステム21(具体的には、フランジ部24)に当接すると共に、切欠嵌込部52bがステム21の切欠部21aに嵌り込む。なお、切欠嵌込部52bが切欠部21aに嵌り込む際に、切欠嵌込部52bの先端部の傾斜面が切欠部21aに摺接しつつ嵌り込むため、切欠部21aの位置が切欠嵌込部52bの位置からズレている場合であっても、レーザー固定部52の軸線を中心にレーザーパッケージ2が回転し、切欠嵌込部52bに対応する位置に切欠部21aが移動する。これにより、回転方向の適切な位置でレーザーパッケージ2が規制される。また、切欠嵌込部52bがステム21との接触によって弾性変形することで、ステム21の外周形状の大きさにバラツキがあったとしても、切欠嵌込部52bが切欠部21aに嵌り込むため、回転方向の適切な位置でレーザーパッケージ2が規制される。
そして、回路基板6の貫通孔6dから第一ネジ部材7をヒートシンク3と回路基板6との間に配置して貫通孔6dから挿入したドライバー等で第一ネジ部材7をヒートシンク3の第一ネジ孔3cに挿入すると共に挟込部材5の第一ネジ孔5bに螺合させて締め付けることで、ヒートシンク3(具体的には、凹部33の底面33a)と挟込部材5(具体的には、ステム当接部52a)とによってステム21及び絶縁熱伝導部材4が挟み込まれる。これにより、絶縁熱伝導部材4は、弾性変形して厚み方向に圧縮される。圧縮率としては、圧縮前の厚みに対して10%以上50%以下であることが好ましい。10%以上とすることで、ステム21とヒートシンク3と絶縁熱伝導部材4とが密着して熱抵抗が低減される。また、50%以下であることで、絶縁熱伝導部材4の破損によって絶縁性の低下が抑制される。
そして、レーザーパッケージ2の端子22…を回路基板6にハンダ付けすることで、レーザー発光装置1が形成される。
上記のように形成されるレーザー発光装置1では、ヒートシンク3(具体的には、凹部33の底面33a)とステム21との間に絶縁熱伝導部材4が配置されると共に、凹部33の側面33bとステム21との間に凹部33の外側の空間と連通する空間R1が形成される。これにより、ステム21は、ヒートシンク3から離間した位置に配置されると共に、絶縁熱伝導部材4(具体的には、絶縁熱伝導部材4における外周部よりも内側の領域)を介してヒートシンク3(具体的には、ヒートシンク本体31)と当接する。
また、ヒートシンク3の突出部32が回路基板6(具体的には、端子挿通孔6bの近傍)に当接することで、ヒートシンク本体31が回路基板6から離間した位置に保持される。これによって、ヒートシンク本体31と回路基板6との間に通気可能な空間R2が形成される。
以上のように、本発明に係るレーザー発光装置及び撮像装置によれば、レーザーパッケージと、ヒートシンクに接触する他の部材とがヒートシンクを介して短絡するのを防止することができると共に、レーザーパッケージからヒートシンクへの熱の移動が効率的に行われて熱によるレーザーダイオードの劣化を抑制することができる。
即ち、ヒートシンク3から離間した位置にステム21が配置されると共に、ヒートシンク3とステム21との間に配置された絶縁熱伝導部材4を介してヒートシンク3とステム21とが当接することで、レーザーパッケージ2が備える端子22(22b)の通電に伴ってステム21が通電した際にも、ステム21とヒートシンク3とが電気的に接続されてヒートシンク3が通電してしまうのを防止することができる。これにより、ヒートシンク3が他の電子部品と接する場合であってもレーザーパッケージ2と他の電子部品とが短絡してしまうのを防止することができる。
また、絶縁熱伝導部材4が弾性素材から構成されることで、ステム21とヒートシンク3とを絶縁熱伝導部材4を介して当接させた際に、ステム21及びヒートシンク3の双方における絶縁熱伝導部材4と接する面に絶縁熱伝導部材4が追従して弾性変形するため、ステム21及びヒートシンク3と絶縁熱伝導部材4との密着性を向上させることができる。これにより、レーザーダイオードの発光によって生じた熱の一部がステム21から絶縁熱伝導部材4を介してヒートシンク3へ効率的に移動するため、レーザーダイオードに熱が蓄積されてレーザーダイオードが劣化してしまうのを抑制することができる。
更に、絶縁熱伝導部材4の弾性変形によって、絶縁熱伝導部材4自体の寸法のバラツキやレーザー発光装置1を構成する各部材を組み合わせる際の位置ズレ等が緩衝されるため、レーザー発光装置1にガタ付きが生じてしまうのを防止することができる。
また、挟込部材5とヒートシンク3との間にステム21及び絶縁熱伝導部材4が挟み込まれるため、ステム21と絶縁熱伝導部材4とヒートシンク3とがより密着した状態になる。これにより、レーザーダイオードの発光によって生じた熱の一部がステム21から絶縁熱伝導部材4を介してヒートシンク3へより効率的に移動するため、レーザーダイオードに熱が蓄積されることによって生じるレーザーダイオードの劣化をより効果的に抑制することができる。
また、絶縁熱伝導部材4の外周形状がステム21の外周形状よりも大きくなるように構成されると共に、ステム21は、絶縁熱伝導部材4における外周部よりも内側の領域と接するように配置されることで、ステム21の外周形状の大きさのバラツキやレーザー発光装置1を構成する各部材を組み合わせる際の位置ズレ(具体的には、レーザーパッケージ2の位置ズレ)等によってステム21の外周端部の一部が絶縁熱伝導部材4の外側に位置して絶縁熱伝導部材4と接触しなくなるのを防止することができ、ステム21と絶縁熱伝導部材4との接触状態を良好に維持することができる。
また、ヒートシンク3が凹部33を備えることで、ヒートシンク3の表面積が広くなるため、ヒートシンク3の放熱性を向上させることができる。また、凹部33の内側にステム21の少なくとも一部が配置された状態で、凹部33とステム21との間に凹部33の外側の空間と連通する空間R1が形成されることで、レーザーダイオードの発光によって生じた熱の一部がステム21から斯かる空間R1に放出されると共に、ステム21から絶縁熱伝導部材4を介してヒートシンク3へ移動した熱も斯かる空間R1に放出される。そして、斯かる空間R1に放出された熱が凹部33の外側の空間へ排出される。これにより、レーザーダイオードの発光によって生じた熱の一部がレーザー発光装置1の外へ排出され易くなるため、レーザーダイオードに熱が蓄積されてレーザーダイオードが劣化してしまうのを効果的に抑制することができる。
また、ヒートシンク3が備える突出部32が回路基板6に当接することで、ヒートシンク本体31が回路基板6から離間した位置に保持されてヒートシンク本体31と回路基板6との間に空間R2が形成される。このため、レーザーダイオードの発光によって生じた熱の一部がステム21から絶縁熱伝導部材4を介してヒートシンク3へ移動し、ヒートシンク3から斯かる空間R2へ放出される。これにより、レーザーダイオードの発光によって生じた熱の一部がレーザー発光装置1の外へ排出され易くなるため、レーザーダイオードに熱が蓄積されてレーザーダイオードが劣化してしまうのを効果的に抑制することができる。
また、斯かる空間R2が形成されることで、空間R2に面する回路基板6の面に配線パターンを形成し、電子部品を実装することができる。
また、ヒートシンク3の突出部32が回路基板6の端子挿通孔6bの近傍に当接することで、回路基板6に端子22…をハンダ付けする際の熱が突出部32からヒートシンク3へ移動するため、回路基板6にハンダ付けの際の熱が蓄積されるのを抑制することができる。
なお、本発明に係るレーザー発光装置、及び、撮像装置は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。また、上記した複数の実施形態の構成や方法等を任意に採用して組み合わせてもよく(1つの実施形態に係る構成や方法等を他の実施形態に係る構成や方法等に適用してもよく)、さらに、下記する各種の変更例に係る構成や方法等を任意に選択して、上記した実施形態に係る構成や方法等に採用してもよいことは勿論である。
例えば、上記実施形態では、ヒートシンク3が備える凹部33の底面33aとステム21との間にのみ絶縁熱伝導部材4が配置されているが、これに限定されるものではなく、例えば、図8に示すように、凹部33の側面33bとステム21との間にも絶縁熱伝導部材が配置され、凹部33の底面33a及び側面33bとステム21とが絶縁熱伝導部材4を介して当接するように構成されてもよい。また、斯かる構成においては、凹状となるように形成された絶縁熱伝導部材41を用い、凹状の絶縁熱伝導部材41の内側にステム21が配置されるように構成することができる。
斯かる構成によれば、凹部33の底面33a及び側面33bとステム21とが絶縁熱伝導部材4を介して当接することで、レーザーダイオードの発光によって生じた熱の一部がステム21から凹部33の底面33a側だけでなく、凹部33の側面33b側へ向かっても絶縁熱伝導部材4を介してヒートシンク3へ移動する。つまり、ステム21から複数方向へ向かって熱の移動が生じるため、底面33a側(又は側面側)のみに熱の移動が生じる場合よりも熱の移動が効率的に行われる。これにより、レーザーダイオードに熱が蓄積されてレーザーダイオードが劣化してしまうのをより効果的に抑制することができる。また、凹状の絶縁熱伝導部材41の内側にステム21が配置されることで、ステム21と絶縁熱伝導部材41との接触面積が増加するため、ステム21から絶縁熱伝導部材4への熱の伝達を効率的に行うことが可能となる。
また、上記実施形態では、ヒートシンク3が凹部33を備えるように構成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、ヒートシンク3が凹部33を備えずに、貫通部34がヒートシンク本体31の一方の面と他方の面との間を貫通するように構成されてもよい。斯かる場合には、ヒートシンク本体31の一方の面とステム21との間に配置された絶縁熱伝導部材4を介してヒートシンク3とステム21とが当接するように構成することができる。
また、上記実施形態では、ステム21の他方の面(端子22…が延出する側の面)とヒートシンク3との間に絶縁熱伝導部材4が配置されているが、これに限定されるものではなく、例えば、ステム21の一方の面(筒状体23が設置される面)側にヒートシンク3を配置し、ステム21の一方の面とヒートシンク3との間に絶縁熱伝導部材4が配置されるように構成してもよい。
また、上記実施形態では、絶縁熱伝導部材4は、環状に形成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、絶縁熱伝導部材の複数の小片が間隔を空けて環状に配置されるように構成されてもよい。
また、上記実施形態では、絶縁熱伝導部材4は、レーザーパッケージ2の複数の端子22…を挿通可能となるように環状に形成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、各端子22のそれぞれを挿通可能な複数の挿通孔を備えるように構成されてもよい。
また、上記実施形態では、ヒートシンク3の突出部32は、環状に形成されて、内周面の軸線方向の一端部がヒートシンク3の貫通部34の他端部と連結されるように構成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、突出部32が貫通部34から離間した位置に形成されることで、突出部32の内周面の軸線方向の一端部がヒートシンク3の貫通部34の他端部と連結しないように構成されてもよい。
本発明のレーザー発光装置及び該レーザー発光装置を備えた撮像装置は、例えば、被写体にレーザー光を画角内に拡散照射し、その反射光を二次元の画像センサーで測定し、光の飛行時間により被写体までの距離を計算して、三次元の距離分布画像を作成するTOF(Time Of Flight)方式の距離画像カメラ向けのレーザー発光装置及び該レーザー発光装置を備えた撮像装置に適応できる。
1 レーザー発光装置
2 レーザーパッケージ
3 ヒートシンク
3a レンズ用貫通孔
3b 差込部
3c 第一ネジ孔
3d 第二ネジ孔
4 絶縁熱伝導部材
5 挟込部材
5a レンズ用貫通孔
5b 第一ネジ孔
6 回路基板
6a レンズ用貫通孔
6b 端子挿通孔
6c 第二ネジ孔
6d 貫通孔
7 第一ネジ部材
8 第二ネジ部材
21 ステム
21a 切欠部
22 端子
23 筒状体
24 フランジ部
31 ヒートシンク本体
32 突出部
33 凹部
41 絶縁熱伝導部材
51 挟込部材本体
52 レーザー固定部
52a ステム当接部
52b 切欠嵌込部
52c 筒状体当接部
53 凹部
55 拡開部
R1 空間
R2 空間

Claims (7)

  1. レーザーダイオードが取り付けられる金属製のステムと該ステムと電気的に接続される端子とを備えるレーザーパッケージと、該レーザーパッケージからの熱を受け取る金属製のヒートシンクと、該ヒートシンクと前記ステムとの間に配置されてヒートシンクとステムとを電気的に絶縁すると共にステム側からヒートシンク側へ熱を伝達する絶縁熱伝導部材とを備えており、前記ステムは、ヒートシンクから離間した位置に配置されると共に絶縁熱伝導部材を介してヒートシンクと当接するように構成され、前記絶縁熱伝導部材は、弾性素材から構成されることを特徴とするレーザー発光装置。
  2. 前記ステム及び絶縁熱伝導部材をヒートシンクとの間で挟み込む挟込部材を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のレーザー発光装置。
  3. 前記絶縁熱伝導部材の外周形状は、前記ステムの外周形状よりも大きくなるように形成されており、ステムは、絶縁熱伝導部材における外周部よりも内側の領域と接するように配置されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のレーザー発光装置。
  4. 前記ヒートシンクは、ステムの少なくとも一部が内側に収容される凹部を備えており、該凹部の内側に収容されたステムの少なくとも一部と凹部の内面の一部との間には、凹部の外側の空間と連通する空間が形成されると共に、凹部の内面の一部とステムとが絶縁熱伝導部材を介して当接することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載のレーザー発光装置。
  5. 前記ヒートシンクは、ステムの少なくとも一部が内側に配置される凹部を備え、該凹部は、深さ方向に位置する底面と深さ方向に延びるように形成されて底面の外周縁と連なる側面とを備えており、凹部の底面及び側面とステムとが絶縁熱伝導部材を介して当接することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載のレーザー発光装置。
  6. 前記ヒートシンクは、絶縁熱伝導部材を介してステムと当接するヒートシンク本体と、該ヒートシンク本体から突出する突出部を備えており、前記レーザーパッケージが備える端子と接続される回路基盤に前記突出部が当接することで、ヒートシンク本体が回路基盤から離間した位置に保持されてヒートシンク本体と回路基盤との間に空間が形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載のレーザー発光装置。
  7. 請求項1乃至請求項6の何れか一項に記載のレーザー発光装置を備えることを特徴とする撮像装置。
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