JP2017083743A - ミラースクリーン - Google Patents

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幸宏 垰
龍一 白石
Ryuichi Shiraishi
龍一 白石
海田 由里子
Yuriko Kaida
由里子 海田
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Abstract

【課題】映像の投映時にスクリーンとして機能し、映像の非投映時にミラーとして機能し、且つスペースを削減した、ミラースクリーンを提供する。【解決手段】前方のユーザに対し、前方から投映される映像を表示し、かつ鏡像を表示するミラースクリーン20は、前方および後方からの光の一部を反射し、前方および後方からの光の他の一部を透過する光透過拡散反射層53と、光透過拡散反射層53の後方に設けられ、光透過拡散反射層53からの光を前方に反射する光反射層62とを備え、光透過拡散反射層53は、前方から投映される映像の光を前方に拡散反射することで、前方のユーザ10に対し映像を表示するスクリーンとして機能し、光反射層62は、光透過拡散反射層53を通過した光を前方に正反射することで、前方のユーザ10に対し鏡像を表示するミラーとして機能する。【選択図】図1

Description

本発明は、ミラースクリーンに関する。
特許文献1に記載の鏡兼用スクリーンは、マジックミラーと透過式スクリーンを貼り合わせてなる。鏡兼用スクリーンを基準として鑑賞室とは反対側に投射室が設けられており、投射室にプロジェクタが収容されている。プロジェクタは鏡兼用スクリーンに映像を投影し、鏡兼用スクリーンは投影された映像を鑑賞室の鑑賞者に対し表示する。プロジェクタの不使用時に、鑑賞室が投射室よりも明るいと、鏡兼用スクリーンは鏡として機能する。
実開昭63−2932号公報
従来、鏡兼用スクリーンを基準として鑑賞室とは反対側に投射室が設けられていたため、広いスペースが必要であった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、映像の投映時にスクリーンとして機能し、映像の非投映時にミラーとして機能し、且つスペースを削減した、ミラースクリーンの提供を主な目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様によれば、
前方のユーザに対し、前方から投映される映像を表示し、かつ鏡像を表示するミラースクリーンであって、
前方および後方からの光の一部を反射し、前方および後方からの光の他の一部を透過する光透過拡散反射層と、
前記光透過拡散反射層の後方に設けられ、前記光透過拡散反射層からの光を前方に反射する光反射層とを備え、
前記光透過拡散反射層は、前方から投映される映像の光を前方に拡散反射することで、前方のユーザに対し映像を表示するスクリーンとして機能し、
前記光反射層は、前記光透過拡散反射層を通過した光を前方に正反射することで、前方のユーザに対し鏡像を表示するミラーとして機能する、ミラースクリーンが提供される。
本発明の一態様によれば、映像の投映時にスクリーンとして機能し、映像の非投映時にミラーとして機能し、且つスペースを削減した、ミラースクリーンが提供される。
第1実施形態によるミラースクリーンの断面図である。 第1実施形態の変形例によるミラースクリーンの断面図である。 第2実施形態によるミラースクリーンの断面図である。 第2実施形態の変形例によるミラースクリーンの断面図である。 第3実施形態によるミラースクリーンの断面図である。 第3実施形態の変形例によるミラースクリーンの断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。各図面において、同一の又は対応する構成には、同一の又は対応する符号を付して説明を省略する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態によるミラースクリーンの断面図である。ミラースクリーン20を基準としてユーザ10側(図1では左側)を前方、ミラースクリーン20を基準としてユーザ10とは反対側(図1では右側)を後方と呼ぶ。図2〜図6において同様である。
ミラースクリーン20は、前方のユーザ10に対し、前方のプロジェクタ12から投映される映像を表示し、かつ前方のユーザ10などの鏡像を表示する。その鏡像は、映像の非投映時に表示されればよく、映像の投映時に表示されてもよいが表示されなくてよく、映像の投映時にユーザ10に視認不能であってよい。
ミラースクリーン20は、平面スクリーン、曲面スクリーンのいずれでもよい。曲面スクリーンは、ユーザ10に向けて凸の形状を有するもの、ユーザ10に向けて凹の形状を有するもの、のいずれでもよい。
ミラースクリーン20は、例えば、複数の透明板30、40と、複数の透明板30、40の間に設けられるスクリーンシート50とで構成される合わせ板を有する。スクリーンシート50は、透明板30に対し接着層31によって接着されると共に、透明板40に対し接着層41によって接着される。
複数の透明板30、40は、スクリーンシート50を前後両側から挟むことで、スクリーンシート50を前後両側から保護する。複数の透明板30、40は、それぞれ、例えばガラス板である。この場合、合わせ板として、合わせガラスが得られる。
スクリーンシート50を挟む複数のガラス板は、それぞれ、未強化ガラス、強化ガラスのいずれでもよい。未強化ガラスは、溶融ガラスを板状に成形し、徐冷したものである。成形方法としては、フロート法、フュージョン法などが挙げられる。強化ガラスは、物理強化ガラス、化学強化ガラスのいずれでもよい。物理強化ガラスは、均一に加熱したガラス板を軟化点付近の温度から急冷し、ガラス表面とガラス内部との温度差によってガラス表面に圧縮応力を生じさせることで、ガラス表面を強化したものである。化学強化ガラスは、イオン交換法などによってガラス表面に圧縮応力を生じさせることで、ガラス表面を強化したものである。
尚、本実施形態の透明板30、40は、それぞれ、ガラス板であるが、樹脂板でもよい。また、複数の透明板30、40のうち、一方がガラス板、他方が樹脂板でもよい。また、合わせ板に含まれる透明板の数は3つ以上でもよい。
複数の接着層31、41は、スクリーンシート50を挟んで設けられ、スクリーンシート50を複数の透明板30、40に接着する。接着層31、41の厚みは、それぞれ、限定されるものではないが、例えば0.01〜1.5mm、好ましくは0.3〜0.8mmである。
複数の接着層31、41は、異なる材料で形成されてもよいが、好ましくは同じ材料で形成される。接着層31、41は、例えば、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、または紫外線硬化性樹脂などで形成される。
熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂の場合、熱処理によって接着が行われる。一方、紫外線硬化性樹脂の場合、紫外線照射によって接着が行われる。
熱可塑性樹脂としては、たとえば、エチレン−酢酸ビニルコポリマー、ポリビニルブチラール、可塑化ポリビニルアセタール、可塑化ポリ塩化ビニル、可塑化飽和熱可塑性ポリエステル、熱可塑性ポリウレタン、エチレン−エチルアクリレートコポリマー等が挙げられる。
熱硬化性樹脂としては、アクリル系熱硬化性樹脂、熱硬化性エポキシ樹脂、ポリウレタン系硬化性樹脂等が挙げられる。
紫外線硬化性樹脂としては、アクリル系光硬化性樹脂、光硬化性エポキシ樹脂、ウレタンアクリレート系光硬化性樹脂等が挙げられる。
スクリーンシート50は、複数の透明板30、40の間に挟んで用いられる。スクリーンシート50は、可撓性を有しなくてもよいが、可撓性を有することが好ましい。スクリーンシート50の厚みは、スクリーンシート50の製造方法や投映像の視認性などに応じて任意に設定できるが、例えば0.02〜1.5mmが好ましい。
スクリーンシート50は、例えば、前側から後側に向けて、基材51、凹凸層52、光透過拡散反射層53、第1の光吸収層54、被覆層55、および保護層56をこの順で有する。この場合、基材51の表面に、凹凸層52、光透過拡散反射層53、第1の光吸収層54、被覆層55、および保護層56がこの順で形成される。この場合、光透過拡散反射層53よりも後に、第1の光吸収層54が形成される。
尚、基材51と保護層56との配置は逆でもよく、スクリーンシート50は、前側から後側に向けて、保護層56、被覆層55、光透過拡散反射層53、第1の光吸収層54、凹凸層52、および基材51をこの順で有してもよい。この場合、基材51の表面に、凹凸層52、第1の光吸収層54、光透過拡散反射層53、被覆層55、および保護層56がこの順で形成される。この場合、光透過拡散反射層53よりも先に、第1の光吸収層54が形成される。
基材51は、ガラスシート、樹脂シートのいずれでもよいが、可撓性の観点から樹脂シートであることが好ましい。樹脂シートは、例えば、ポリカーボネート、PET、PEN、シクロオレフィンポリマー、またはポリエステルで形成される。
凹凸層52は、基材51の表面に形成され、基材51とは反対側の表面に凹凸を有する。凹凸層52は、樹脂により形成されてよい。樹脂としては、接着層31または接着層41に用いられる樹脂を用いることができる。凹凸層52の形成方法としては、例えばインプリント法などが用いられる。インプリント法の樹脂材料としては、光硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂のいずれが用いられてもよい。
光透過拡散反射層53は、凹凸層52の表面の凹凸に沿ってジグザグ状に形成される。光透過拡散反射層53は、前方および後方からの光の一部を反射し、前方および後方からの光の他の一部を透過する。光透過拡散反射層53は、その前面に凹凸を有し、前方から投映される映像の光を前方に拡散反射することで、映像を表示するスクリーンとして機能する。
光透過拡散反射層53は、光を反射する材料、例えばアルミニウムや銀などの金属、金属酸化物、または金属窒化物などにより形成されてよい。光透過拡散反射層53は、単層構造、複層構造のいずれでもよい。光透過拡散反射層53の形成方法としては、例えば真空蒸着法またはスパッタリング法などが用いられる。
光透過拡散反射層53は、光を反射するとともに光を吸収する材料を含むことで、光吸収層の役割を果たし得る。光を反射するとともに光を吸収する材料としてはアルミニウムなどが挙げられる。
第1の光吸収層54は、光透過拡散反射層53の表面の凹凸に沿ってジグザグ状に形成される。第1の光吸収層54は、その内部を伝搬する光の一部を吸収することで、ミラースクリーン20の内部における光の反射の繰り返しによる光の伝搬を抑制する。これにより、映像のぼやけが抑制できる。
第1の光吸収層54は、光反射率よりも光吸収率の大きい材料で形成される。第1の光吸収層54は、例えばチタンなどの金属、酸化モリブデンや酸化クロムなどの金属酸化物、または金属窒化物などにより形成されてよい。第1の光吸収層54の形成方法としては、例えば真空蒸着法またはスパッタリング法などが用いられる。
被覆層55は、第1の光吸収層54の表面の凹凸を埋める。被覆層55は、樹脂により形成されてよく、好ましくは凹凸層52と同一の樹脂により形成される。
保護層56は、被覆層55を保護するシートである。保護層56は、透明ガラスシート、透明樹脂シートのいずれでもよいが、可撓性の観点から透明樹脂シートであることが好ましい。樹脂シートは、例えば、ポリカーボネート、PET、PEN、シクロオレフィンポリマー、またはポリエステルで形成される。
尚、本実施形態の凹凸層52は、基材51の表面に形成されるが、その代わりに複数の透明板30、40のいずれか一方の表面に形成されてもよい。また、本実施形態の被覆層55は、保護層56で保護されるが、その代りに複数の透明板30、40のいずれか他方で保護されてもよい。これらの場合、複数の接着層31、41、基材51、および保護層56が不要である。基材51に加えて凹凸層52が不要な場合としては、複数の透明板30、40のうちのいずれか一方の表面がブラスト処理、ウェットエッチングなどによって凹凸面になっている場合が挙げられる。この凹凸面が凹凸層52の表面の代わりになる。
ミラースクリーン20は、複数の透明板30、40とスクリーンシート50とで構成される合わせ板の後方に、第2の光吸収層61と、光反射層62と、後面保護層63とを有する。透明板40を基材として、第2の光吸収層61と、光反射層62と、後面保護層63とがこの順で形成される。
第2の光吸収層61は、その内部を伝搬する光の一部を吸収することで、ミラースクリーン20の内部における光の反射の繰り返しによる光の伝搬を抑制する。これにより、映像のぼやけが抑制できる。第2の光吸収層61は、第1の光吸収層54と同様の方法で形成される。
光反射層62は、前方からの光を反射する。光反射層62は、前方からの光をほとんど透過させない。光反射層62は、前方からの光を正反射することで、鏡像を表示するミラーとして機能する。光反射層62は、例えばアルミニウムや銀などの金属、金属酸化物、または金属窒化物、それらの積層構造などにより形成されてよい。光反射層62の形成方法としては、例えば真空蒸着法またはスパッタリング法、メッキ処理などが用いられる。
後面保護層63は、光反射層62を保護するシート、または塗膜である。例えば、後面保護層63は、光反射層62を湿気などから保護する。後面保護層63は、透明ガラスシート、透明樹脂シート、金属シート、金属メッキ、有機塗膜のいずれでもよい。
尚、本実施形態の第2の光吸収層61や光反射層62は、合わせ板の外部に設けられるが、合わせ板の内部に設けられてもよく、例えば後側の透明板40の前面に設けられてもよい。この場合、透明板40を基材として、光反射層62と、第2の光吸収層61とがこの順で形成される。第2の光吸収層61とスクリーンシート50とは、その間に設けられる接着層41によって接着される。また、本実施形態の第2の光吸収層61や光反射層62は、スクリーンシート50とは別に設けられるが、スクリーンシート50の一部として設けられてもよい。
以上説明したように、本実施形態のミラースクリーン20は、光透過拡散反射層53と、光反射層62とを備える。光透過拡散反射層53は、前方および後方からの光の一部を反射し、前方および後方からの光の他の一部を透過する。光透過拡散反射層53は、その前面に凹凸を有し、前方から投映される映像の光を前方に拡散反射することで、前方のユーザ10に対し映像を表示するスクリーンとして機能する。光反射層62は、光透過拡散反射層53の後方に設けられ、光透過拡散反射層53からの光を前方に反射する。光反射層62は、光透過拡散反射層53を通過した光を正反射することで、前方のユーザ10に対し鏡像を表示するミラーとして機能する。本実施形態によれば、ミラースクリーン20を基準として、ユーザ10とプロジェクタ12とが同じ側に存在するため、スペースが削減できる。
本実施形態のミラースクリーン20は、光透過拡散反射層53と光反射層62の間に、第1の光吸収層54と第2の光吸収層61とを備える。第1の光吸収層54や第2の光吸収層61は、それぞれの内部を伝搬する光の一部を吸収することで、ミラースクリーン20の内部における光の反射の繰り返しによる光の伝搬を抑制する。特に光透過拡散反射層53と光反射層62との間での光の反射の繰り返しによる光の伝搬を抑制できる。これにより、映像のぼやけを抑制できる。尚、この効果は、光透過拡散反射層53と光反射層62の間に少なくとも1つの光吸収層があれば得られる。光吸収層は、任意の構成であって、なくてもよい。光吸収層は専用の層として設けることが製造上容易でありヘーズも少なく好ましい。但し、接着層41、被覆層55、保護層56、透明板40は、着色顔料、染料、イオン、カーボン等を含むことで、光吸収層の役割を果たし得る。
本実施形態の第1の光吸収層54は、光透過拡散反射層53の後面に接して設けられている。プロジェクタ12による映像の投映時に、光透過拡散反射層53を通過した光は、映像の表示に用いられない光であって不要な光である。不要な光の一部が光透過拡散反射層53の通過の直後に第1の光吸収層54によって吸収されるため、映像のぼやけを抑制する効果が顕著に得られる。
また、映像のぼやけを抑制する効果としては、後側の透明板40の板厚を5mm以内とするとよい。
また、光反射層62によって反射される鏡像の視認性を向上させるためには、光反射層62と光透過拡散反射層53との距離が10mm以上であるとよい。
尚、本実施形態のミラースクリーン20は、複数の透明板30、40を有するが、複数の透明板30、40のいずれか一方のみを有してもよい。この場合、スクリーンシート50は、複数の透明板30、40のいずれか一方のみに貼り付けて用いられる。
[第1実施形態の変形例]
図2は、第1実施形態の変形例によるミラースクリーンの断面図である。以下、上記第1実施形態との相違点について主に説明する。
本変形例のミラースクリーン20Aは、図1に示すスクリーンシート50の代わりに、図2に示すスクリーンシート50Aを有する。
スクリーンシート50Aは、例えば、前側から後側に向けて、基材51、光透過拡散反射層53A、第1の光吸収層54、および保護層56をこの順で有する。この場合、基材51の表面に、光透過拡散反射層53A、第1の光吸収層54、および保護層56がこの順で形成される。この場合、光透過拡散反射層53Aよりも後に、第1の光吸収層54が形成される。
尚、基材51と保護層56との配置は逆でもよく、スクリーンシート50Aは、前側から後側に向けて、保護層56、光透過拡散反射層53A、第1の光吸収層54、および基材51をこの順で有してもよい。この場合、基材51の表面に、第1の光吸収層54、光透過拡散反射層53A、および保護層56がこの順で形成される。この場合、光透過拡散反射層53Aよりも先に、第1の光吸収層54が形成される。
本変形例では、上記第1実施形態とは異なり、光透過拡散反射層53Aは、凹凸層52の表面ではなく基材51の表面に形成される。
光透過拡散反射層53Aは、複数の光反射粒子53Aaと、その光反射粒子53Aaを保持する樹脂などの透明材料53Abとを含む。複数の光反射粒子53Aaは前後方向視で隙間をおいて並ぶ。光透過拡散反射層53Aは、前方および後方からの光の一部を反射し、前方および後方からの光の他の一部を透過する。光透過拡散反射層53Aは、前後方向視で隙間をおいて並ぶ複数の光反射粒子53Aaを有し、前方から投映される映像の光を前方に拡散反射することで、映像を表示するスクリーンとして機能する。
光透過拡散反射層53Aに含まれる光反射粒子53Aaは、光を反射する材料、例えばアルミニウムや銀、金などの金属、ITO、ATO、チタニア、ジルコニアなどの金属酸化物、またはSi、TaNなどの金属窒化物、ダイヤモンドなどの鉱物などにより形成されてよい。
尚、本変形例の光透過拡散反射層53Aは、基材51の表面に形成されるが、その代わりに複数の透明板30、40のいずれか一方の表面に形成されてもよい。また、本変形例の第1の光吸収層54は、保護層56で保護されるが、その代りに複数の透明板30、40のいずれか他方で保護されてもよい。これらの場合、複数の接着層31、41、基材51、および保護層56が不要である。
本変形例のミラースクリーン20Aは、光透過拡散反射層53Aと、光反射層62とを備える。光透過拡散反射層53Aは、前後方向視で隙間をおいて並ぶ複数の光反射粒子53Aaを有し、前方から投映される映像の光を前方に拡散反射することで、前方のユーザ10に対し映像を表示するスクリーンとして機能する。光反射層62は、光透過拡散反射層53Aを通過した光を正反射することで、前方のユーザ10に対し鏡像を表示するミラーとして機能する。本変形例によれば、ミラースクリーン20Aを基準として、ユーザ10とプロジェクタ12とが同じ側に存在するため、スペースが削減できる。
本変形例のミラースクリーン20Aは、光透過拡散反射層53Aと光反射層62の間に、第1の光吸収層54と第2の光吸収層61とを備える。第1の光吸収層54や第2の光吸収層61は、それぞれの内部を伝搬する光の一部を吸収することで、ミラースクリーン20Aの内部における光の反射の繰り返しによる光の伝搬を抑制する。特に光透過拡散反射層53Aと光反射層62との間での光の反射の繰り返しによる光の伝搬を抑制できる。これにより、映像のぼやけを抑制できる。尚、この効果は、光透過拡散反射層53Aと光反射層62の間に少なくとも1つの光吸収層があれば得られる。光吸収層は、任意の構成であって、なくてもよい。光吸収層は専用の層として設けることが製造上容易でありヘーズも少なく好ましい。但し、接着層41、光透過拡散反射層53A、保護層56、透明板40は、着色顔料、染料、イオン、カーボン等を含むことで、光吸収層の役割を果たし得る。
本変形例の第1の光吸収層54は、光透過拡散反射層53Aの後面に接して設けられている。プロジェクタ12による映像の投映時に、光透過拡散反射層53Aを通過した光は、映像の表示に用いられない光であって不要な光である。不要な光の一部が光透過拡散反射層53Aの通過の直後に第1の光吸収層54によって吸収されるため、映像のぼやけを抑制する効果が顕著に得られる。
尚、本変形例のミラースクリーン20Aは、複数の透明板30、40を有するが、複数の透明板30、40のいずれか一方のみを有してもよい。この場合、スクリーンシート50Aは、複数の透明板30、40のいずれか一方のみに貼り付けて用いられる。
[第2実施形態]
図3は、第2実施形態の変形例によるミラースクリーンの断面図である。以下、上記第1実施形態との相違点について主に説明する。
ミラースクリーン120は、前方のユーザ10に対し、前方のプロジェクタ12から投映される映像を表示し、かつ前方のユーザ10などの鏡像を表示する。その鏡像は、映像の非投映時に表示されればよく、映像の投映時に表示されてもよいが表示されなくてよく、映像の投映時にユーザ10に視認不能であってよい。
ミラースクリーン120は、平面スクリーン、曲面スクリーンのいずれでもよい。曲面スクリーンは、ユーザ10に向けて凸の形状を有するもの、ユーザ10に向けて凹の形状を有するもの、のいずれでもよい。
ミラースクリーン120は、例えば、複数の透明板30、40と、複数の透明板30、40の間に設けられるスクリーンシート150とで構成される合わせ板を有する。スクリーンシート150は、透明板30に対し接着層31によって接着されると共に、透明板40に対し接着層41によって接着される。
複数の透明板30、40は、スクリーンシート150を前後両側から挟むことで、スクリーンシート150を前後両側から保護する。複数の透明板30、40は、それぞれ、例えばガラス板である。この場合、合わせ板として、合わせガラスが得られる。
ミラースクリーン120は、透明板30と接着層31との間に、光透過反射層171と、第1の光吸収層172とを有する。透明板30を基材として、光透過反射層171と、第1の光吸収層172とがこの順で形成される。
光透過反射層171は、透明板30における透明板40との対向面に形成される。光透過反射層171は、前方および後方からの光の一部を反射し、前方および後方からの光の他の一部を透過する。光透過反射層171は、前方からの光を前方に正反射することで、前方のユーザ10に対し鏡像を表示するミラーとして機能する。光透過反射層171に対し前方から入射する光の光反射率は、例えば25%以上、80%未満である。
光透過反射層171は、光を反射する材料の薄膜で構成される。光透過反射層171は、例えばアルミニウムや銀などの金属、金属酸化物、または金属窒化物などにより形成されてよい。光透過反射層171は、単層構造、複層構造のいずれでもよい。光透過反射層171の形成方法としては、例えば真空蒸着法またはスパッタリング法などが用いられる。
第1の光吸収層172は、光透過反射層171の表面に形成される。第1の光吸収層172は、その内部を伝搬する光の一部を吸収することで、ミラースクリーン120の内部における光の反射の繰り返しによる光の伝搬を抑制する。これにより、映像のぼやけが抑制できる。
第1の光吸収層172は、光反射率よりも光吸収率の大きい材料で形成される。第1の光吸収層172は、例えばチタンなどの金属、酸化モリブデンや酸化クロムなどの金属酸化物、金属窒化物、カーボンブラック、グラファイト、グラフェン等の炭素材料、有機顔料、または有機染料等を含む材料より形成されてよい。第1の光吸収層172の形成方法としては、例えば真空蒸着法またはスパッタリング法、ウェットコーティング法などが用いられる。
尚、本実施形態の光透過反射層171や第1の光吸収層172は、合わせ板の内部に設けられるが、合わせ板の外部に設けられてもよく、例えば前側の透明板30の前面に設けられてもよい。また、本実施形態の光透過反射層171や第1の光吸収層172は、スクリーンシート150とは別に設けられるが、スクリーンシート150の一部として設けられてもよい。
スクリーンシート150は、複数の透明板30、40の間に挟んで用いられる。スクリーンシート150の厚みは、スクリーンシート150の製造方法や投映像の視認性などに応じて任意に設定できるが、例えば0.02〜1.5mmが好ましい。
スクリーンシート150は、例えば、前側から後側に向けて、基材51、凹凸層52、第2の光吸収層153、光拡散反射層154、被覆層55、および保護層56をこの順で有する。この場合、基材51の表面に、凹凸層52、第2の光吸収層153、光拡散反射層154、被覆層55、および保護層56がこの順で形成される。この場合、光拡散反射層154よりも先に、第2の光吸収層153が形成される。
尚、基材51と保護層56との配置は逆でもよく、スクリーンシート150は、前側から後側に向けて、保護層56、被覆層55、第2の光吸収層153、光拡散反射層154、凹凸層52、および基材51をこの順で有してもよい。この場合、基材51の表面に、凹凸層52、光拡散反射層154、第2の光吸収層153、被覆層55、および保護層56がこの順で形成される。この場合、光拡散反射層154よりも後に、第2の光吸収層153が形成される。
第2の光吸収層153は、凹凸層52の表面の凹凸に沿ってジグザグ状に形成される。第2の光吸収層153は、その内部を伝搬する光の一部を吸収することで、ミラースクリーン120の内部における光の反射の繰り返しによる光の伝搬を抑制する。これにより、映像のぼやけが抑制できる。
第2の光吸収層153は、第1の光吸収層172と同様の材料、方法で形成される。
光拡散反射層154は、第2の光吸収層153の表面の凹凸に沿ってジグザグ状に形成される。光拡散反射層154は、前方からの光を前方に拡散反射する。光拡散反射層154は、前方からの光をほとんど透過させない。光拡散反射層154は、その前面に凹凸を有し、前方から投映される映像の光を前方に拡散反射することで、映像を表示するスクリーンとして機能する。
光拡散反射層154は、光を反射する材料、例えばアルミニウムや銀などの金属、金属酸化物、または金属窒化物などにより形成される。光拡散反射層154の形成方法としては、例えば真空蒸着法またはスパッタリング法などが用いられる。光拡散反射層154の表面の凹凸は、被覆層55によって埋められる。
尚、本実施形態の凹凸層52は、基材51の表面に形成されるが、その代わりに複数の透明板30、40のいずれか一方の表面に形成されてもよい。その表面は、光透過反射層171よりも後方の透明板の表面であればよい。また、本実施形態の被覆層55は、保護層56で保護されるが、その代わりに複数の透明板30、40のいずれか他方で保護されてもよい。これらの場合、複数の接着層31、41、基材51、および保護層56が不要である。基材51に加えて凹凸層52が不要な場合としては、複数の透明板30、40のうちのいずれか一方の表面がブラスト処理などによって凹凸面になっている場合が挙げられる。この凹凸面が凹凸層52の表面の代わりになる。
以上説明したように、本実施形態のミラースクリーン120は、光透過反射層171と、光拡散反射層154とを備える。光透過反射層171は、前方および後方からの光の一部を反射し、前方および後方からの光の他の一部を透過する。光透過反射層171は、前方からの光を正反射することで、前方のユーザ10に対し鏡像を表示するミラーとして機能する。光拡散反射層154は、光透過反射層171の後方に設けられ、光透過反射層171からの光を前方に拡散反射する。光拡散反射層154は、光透過反射層171を通過した映像の光を前方に拡散反射することで、前方のユーザ10に対し映像を表示するスクリーンとして機能する。本実施形態によれば、ミラースクリーン120を基準として、ユーザ10とプロジェクタ12とが同じ側に存在するため、スペースが削減できる。
本実施形態のミラースクリーン120は、光透過反射層171と光拡散反射層154との間に、第1の光吸収層172と第2の光吸収層153とを備える。第1の光吸収層172や第2の光吸収層153は、それぞれの内部を伝搬する光の一部を吸収することで、ミラースクリーン120の内部における光の反射の繰り返しによる光の伝搬を抑制する。特に光透過反射層171と光拡散反射層154との間での光の反射の繰り返しによる光の伝搬を抑制できる。これにより、映像のぼやけを抑制できる。尚、この効果は、光透過反射層171と光拡散反射層154との間に少なくとも1つの光吸収層があれば得られる。光吸収層は、任意の構成であって、なくてもよい。光吸収層は専用の層として設けることが製造上容易でありヘーズも小さくできるので好ましい。但し、接着層41、被覆層55、保護層56、透明板40は、着色顔料、染料、イオン、カーボン等を含むことで、光吸収層の役割を果たし得る。
尚、本実施形態のミラースクリーン120は、複数の透明板30、40を有するが、複数の透明板30、40のいずれか一方のみを有してもよい。この場合、スクリーンシート150は、複数の透明板30、40のいずれか一方のみに貼り付けて用いられる。
[第2実施形態の変形例]
図4は、第2実施形態の変形例によるミラースクリーンの断面図である。以下、上記第2実施形態との相違点について主に説明する。
本変形例のミラースクリーン120Aは、図3に示すスクリーンシート150の代わりに、図4に示すスクリーンシート150Aを有する。
スクリーンシート150Aは、例えば、前側から後側に向けて、基材51、第2の光吸収層153、光拡散反射層154A、および保護層56をこの順で有する。この場合、基材51の表面に、第2の光吸収層153、光拡散反射層154A、および保護層56がこの順で形成される。この場合、光拡散反射層154Aよりも先に、第2の光吸収層153が形成される。
尚、基材51と保護層56との配置は逆でもよく、スクリーンシート150Aは、前側から後側に向けて、保護層56、第2の光吸収層153、光拡散反射層154A、および基材51をこの順で有してもよい。この場合、基材51の表面に、光拡散反射層154A、第2の光吸収層153、および保護層56がこの順で形成される。この場合、光拡散反射層154Aよりも後に、第2の光吸収層153が形成される。
本変形例では、上記第2実施形態とは異なり、第2の光吸収層153は、凹凸層52の表面ではなく基材51の表面に形成される。
光拡散反射層154Aは、複数の光反射粒子154Aaと、その光反射粒子154Aaを保持する樹脂などの透明材料154Abとを含む。複数の光反射粒子154Aaは前後方向視で隙間なく並ぶ。複数の光反射粒子154Aaが形成する前面は、凹凸面である。光拡散反射層154Aは、前後方向視で隙間なく並ぶ複数の光反射粒子154Aaを有し、前方から投映される映像の光を前方に拡散反射することで、映像を表示するスクリーンとして機能する。
光反射粒子154Aaは、光を反射する材料、例えばアルミニウムや銀などの金属、金属酸化物、または金属窒化物などにより形成される。
光反射粒子154Aaは、再帰反射性の粒子であっても良い。その場合、再帰反射性の粒子は、その後側に設けられる空気層または外気と接触していることが好ましい。光拡散反射層154Aの光反射率が高くなるためである。空気層の代わりに、金属等による反射膜が再帰反射性の粒子と接触していてもよい。
一方、透明材料154Abは、着色していてもよい。映像のコントラストを向上できる。
尚、光拡散反射層154Aは、光散乱層と、当該光散乱層の後方に設けられる光反射層とで構成されてもよい。光拡散反射層154Aは、後述の第3実施形態と同様に、前方から投映される映像の光を光散乱層において散乱させると共に光反射層において前方に反射させることで、前方のユーザ10に対し映像を表示するスクリーンとして機能する。映像の表示には、光散乱層における前方散乱が利用される。前方散乱とは、光の進行方向への散乱を意味する。
尚、本変形例の第2の光吸収層153は、基材51の表面に形成されるが、その代わりに複数の透明板30、40のいずれか一方の表面に形成されてもよい。その表面は、光透過反射層171よりも後方の透明板の表面であればよい。また、本変形例の光拡散反射層154Aは、保護層56で保護されるが、その代わりに複数の透明板30、40のいずれか他方で保護されてもよい。これらの場合、複数の接着層31、41、基材51、および保護層56が不要である。
本変形例のミラースクリーン120Aは、光透過反射層171と、光拡散反射層154Aとを備える。光透過反射層171は、前方および後方からの光の一部を反射し、前方および後方からの光の他の一部を透過する。光透過反射層171は、前方からの光を正反射することで、前方のユーザ10に対し鏡像を表示するミラーとして機能する。光拡散反射層154Aは、光透過反射層171の後方に設けられ、光透過反射層171からの光を前方に拡散反射する。光拡散反射層154Aは、光透過反射層171を通過した映像の光を前方に拡散反射することで、前方のユーザ10に対し映像を表示するスクリーンとして機能する。本変形例によれば、ミラースクリーン120Aを基準として、ユーザ10とプロジェクタ12とが同じ側に存在するため、スペースが削減できる。
本変形例のミラースクリーン120Aは、光透過反射層171と光拡散反射層154Aとの間に、第1の光吸収層172と第2の光吸収層153とを備える。第1の光吸収層172や第2の光吸収層153は、それぞれの内部を伝搬する光の一部を吸収することで、ミラースクリーン120Aの内部における光の反射の繰り返しによる光の伝搬を抑制する。特に光透過反射層171と光拡散反射層154Aとの間での光の反射の繰り返しによる光の伝搬を抑制できる。これにより、映像のぼやけを抑制できる。尚、この効果は、光透過反射層171と光拡散反射層154Aとの間に少なくとも1つの光吸収層があれば得られる。光吸収層は、任意の構成であって、なくてもよい。光吸収層は、専用の層として設けることが製造上容易でありヘーズが小さくできるので好ましい。但し、接着層41、光拡散反射層154A、保護層56、透明板40は、着色顔料、染料、イオン、カーボン等を含むことで、光吸収層の役割を果たし得る。
尚、本変形例のミラースクリーン120Aは、複数の透明板30、40を有するが、複数の透明板30、40のいずれか一方のみを有してもよい。この場合、スクリーンシート150Aは、複数の透明板30、40のいずれか一方のみに貼り付けて用いられる。
[第3実施形態]
図5は、第3実施形態の変形例によるミラースクリーンの断面図である。以下、上記第1実施形態との相違点について主に説明する。
ミラースクリーン220は、前方のユーザ10に対し、前方のプロジェクタ12から投映される映像を表示し、かつ前方のユーザ10などの鏡像を表示する。その鏡像は、映像の非投映時に表示されればよく、映像の投映時に表示されてもよいが表示されなくてよく、映像の投映時にユーザ10に視認不能であってよい。
ミラースクリーン220は、平面スクリーン、曲面スクリーンのいずれでもよい。曲面スクリーンは、ユーザ10に向けて凸の形状を有するもの、ユーザ10に向けて凹の形状を有するもの、のいずれでもよい。
ミラースクリーン220は、例えば、複数の透明板30、40と、複数の透明板30、40の間に設けられるスクリーンシート250とで構成される合わせ板を有する。スクリーンシート250は、透明板30に対し接着層31によって接着されると共に、透明板40に対し接着層41によって接着される。
複数の透明板30、40は、スクリーンシート250を前後両側から挟むことで、スクリーンシート250を前後両側から保護する。複数の透明板30、40は、それぞれ、例えばガラス板である。この場合、合わせ板として、合わせガラスが得られる。
ミラースクリーン220は、透明板30と接着層31との間に、第1の光吸収層281を有する。透明板30を基材として、第1の光吸収層281が形成される。
第1の光吸収層281は、透明板30の表面に形成される。第1の光吸収層281は、その内部を伝搬する光の一部を吸収することで、ミラースクリーン220の内部における光の反射の繰り返しによる光の伝搬を抑制する。これにより、映像のぼやけが抑制できる。
第1の光吸収層281は、光反射率よりも光吸収率の大きい材料で形成される。第1の光吸収層281は、例えばチタンなどの金属、酸化モリブデンや酸化クロムなどの金属酸化物、金属窒化物、カーボンブラック、グラファイト、グラフェン等の炭素材料、有機顔料、または有機染料等を含む材料などにより形成されてよい。第1の光吸収層281の形成方法としては、例えば真空蒸着法またはスパッタリング法、ウェットコーティング法などが用いられる。
尚、本実施形態の第1の光吸収層281は、合わせ板の内部に設けられるが、合わせ板の外部に設けられてもよく、例えば前側の透明板30の前面に設けられてもよい。また、本実施形態の第1の光吸収層281は、スクリーンシート250とは別に設けられるが、スクリーンシート250の一部として設けられてもよい。
スクリーンシート250は、複数の透明板30、40の間に挟んで用いられる。スクリーンシート250の厚みは、スクリーンシート250の製造方法や投映像の視認性などに応じて任意に設定できるが、例えば0.02〜1.5mmが好ましい。
スクリーンシート250は、例えば、前側から後側に向けて、基材51、光散乱層252、および保護層56をこの順で有する。基材51の表面に、光散乱層252、および保護層56がこの順で形成される。
尚、基材51と保護層56との配置は逆でもよく、スクリーンシート250は、前側から後側に向けて、保護層56、光散乱層252、および基材51をこの順で有してもよい。尚、基材51および保護層56の少なくとも一方がなくてもよい。
光散乱層252は、前方および後方からの光の一部を散乱し、前方および後方からの光の他の一部を透過する。光散乱層252は、透明材料253と、透明材料253中に分散する光散乱材料254とを含む。透明材料253としては、例えば透明樹脂が用いられる。その透明樹脂としては、アクリル樹脂、エポキシ樹脂等の光硬化性樹脂、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂等が挙げられる。一方、光散乱材料254は、透明材料253とは異なる屈折率を有する材料が用いられる。例えば、光散乱材料254としては、無機材料の微粒子、有機材料の微粒子、空隙などが用いられる。無機材料としては、酸化チタン(屈折率:2.5〜2.7)、酸化ジルコニウム(屈折率:2.4)、酸化アルミニウム(屈折率:1.76)、ダイヤモンド(屈折率:2.4)、ダイヤモンドライクカーボン等の高屈折率材料や、ポーラスシリカ(屈折率:1.25以下)、中空シリカ(屈折率:1.25以下)等の低屈折率材料が用いられる。
光散乱層252は、その内部に光吸収材料255をさらに含んでもよい。光吸収材料255としては、カーボンブラックやチタンブラック等を用いることができる。光吸収材料255は、光散乱層252の内部を伝搬する光の一部を吸収することで、ミラースクリーン220の内部における光の反射の繰り返しによる光の伝搬を抑制する。これにより、映像のぼやけが抑制できる。
尚、本実施形態の光散乱層252は、基材51の表面に形成されるが、その代わりに複数の透明板30、40のいずれか一方の表面に形成されてもよい。また、本実施形態の光散乱層252は、保護層56で保護されるが、その代わりに複数の透明板30、40のいずれか他方で保護されてもよい。これらの場合、複数の接着層31、41、基材51、および保護層56が不要である。
光散乱層252は、例えば基材51の表面に透明材料253と光散乱材料254とを含む液体を塗布し、熱処理することで形成される。基材51の表面に塗布する液体は、透明材料253や光散乱材料254の他に、光吸収材料255をさらに含んでもよい。
尚、光散乱層252は、透明材料253で形成されたシートの表面に光散乱材料254を埋め込んだり焼結したりすることで形成されてもよい。この場合、基材51が不要である。この場合、光散乱材料254は、光散乱層252の前面付近に埋め込んだり焼結したりすることが好ましい。さらに、この場合、透明板30がなく、光散乱層252が最外層であってもよい。光散乱層252の前面付近に光散乱材料254があると、プロジェクタ12からの光の正反射光を抑制することが出来る。
ミラースクリーン220は、複数の透明板30、40とスクリーンシート250とで構成される合わせ板の後方に、第2の光吸収層61と、光反射層62と、後面保護層63とを有する。
尚、本実施形態の第2の光吸収層61や光反射層62は、合わせ板の外部に設けられるが、合わせ板の内部に設けられてもよく、例えば後側の透明板40の前面に設けられてもよい。また、本実施形態の第2の光吸収層61や光反射層62は、スクリーンシート250とは別に設けられるが、スクリーンシート250の一部として設けられてもよい。
以上説明したように、本実施形態のミラースクリーン220は、光散乱層252と、光反射層62とを備える。光散乱層252は、前方および後方からの光の一部を散乱し、前方および後方からの光の他の一部を透過する。光反射層62は、光散乱層252の後方に設けられ、光散乱層252からの光を前方に反射する。光散乱層252および光反射層62は、前方から投映される映像の光を光散乱層252において散乱させると共に光反射層62において前方に反射させることで、前方のユーザ10に対し映像を表示するスクリーンとして機能する。映像の表示には、光散乱層252における前方散乱が利用される。前方散乱とは、光の進行方向への散乱を意味する。また、光反射層62は、光散乱層252を通過した光を正反射することで、前方のユーザ10に対し鏡像を表示するミラーとして機能する。本実施形態によれば、ミラースクリーン220を基準として、ユーザ10とプロジェクタ12とが同じ側に存在するため、スペースが削減できる。
本実施形態のミラースクリーン220は、光散乱層252と光反射層62の間に、第2の光吸収層61を備える。第2の光吸収層61は、その内部を伝搬する光の一部を吸収することで、ミラースクリーン220の内部における光の反射の繰り返しによる光の伝搬を抑制する。これにより、映像のぼやけを抑制できる。
本実施形態のミラースクリーン220は、光散乱層252の前方に、第1の光吸収層281を備える。第1の光吸収層281は、その内部を伝搬する光の一部を吸収することで、ミラースクリーン220の内部における光の反射の繰り返しによる光の伝搬を抑制する。これにより、映像のぼやけを抑制できる。また、第1の光吸収層281は、特定の波長の光を吸収することで、鏡像の色調を調整することも可能である。例えば、第1の光吸収層281は、特定の波長の光を吸収することで、ミラーに映る顔の発色や、ミラーに映る建物のコントラストを補正することも可能である。
本実施形態の光散乱層252は、その内部に、光吸収材料255を含む。この光吸収材料255は、光散乱層252の内部を伝搬する光の一部を吸収することで、ミラースクリーン220の内部における光の反射の繰り返しによる光の伝搬を抑制する。これにより、映像のぼやけを抑制できる。
尚、本実施形態の光吸収材料255、第1の光吸収層281、第2の光吸収層61は、必須の構成では無い。
尚、本実施形態のミラースクリーン220は、複数の透明板30、40を有するが、複数の透明板30、40のいずれか一方のみを有してもよい。この場合、スクリーンシート250は、複数の透明板30、40のいずれか一方のみに貼り付けて用いられる。
[第3実施形態の変形例]
図6は、第3実施形態の変形例によるミラースクリーンの断面図である。以下、上記第3実施形態との相違点について主に説明する。
本変形例のミラースクリーン220Aは、図5に示すスクリーンシート250の代わりに、図6に示すスクリーンシート250Aを有する。
スクリーンシート250Aは、例えば、前側から後側に向けて、基材51、光散乱層252A、および保護層56をこの順で有する。基材51の表面に、光散乱層252A、および保護層56がこの順で形成される。
尚、基材51と保護層56との配置は逆でもよく、スクリーンシート250Aは、前側から後側に向けて、保護層56、光散乱層252A、および基材51をこの順で有してもよい。
光散乱層252Aは、前方および後方からの光の一部を散乱し、前方および後方からの光の他の一部を透過する。光散乱層252Aは、凹凸層253Aと、被覆層254Aとを有する。
凹凸層253Aは、基材51の表面に形成され、基材51とは反対側の表面に凹凸を有する。凹凸層253Aは、樹脂により形成されてよい。凹凸層253Aの形成方法としては、例えばインプリント法などが用いられる。インプリント法の樹脂材料としては、光硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂のいずれが用いられてもよい。
被覆層254Aは、凹凸層253Aの表面の凹凸を埋める。被覆層254Aは、凹凸層253Aとは屈折率の異なる樹脂により形成されている。被覆層254Aと凹凸層253Aとの界面で光が散乱される。
光散乱層252Aは、その内部に光吸収材料255Aをさらに含んでもよい。光吸収材料255Aは、凹凸層253Aおよび被覆層254Aの少なくとも一方(図6では両方)に含まれる。光吸収材料255Aとしては、カーボンブラックやチタンブラック、有機染料等を用いることができる。光吸収材料255Aは、光散乱層252Aの内部を伝搬する光の一部を吸収することで、ミラースクリーン220Aの内部における光の反射の繰り返しによる光の伝搬を抑制する。これにより、映像のぼやけが抑制できる。
尚、本変形例の光散乱層252Aは、基材51の表面に形成されるが、その代わりに複数の透明板30、40のいずれか一方の表面に形成されてもよい。また、本変形例の光散乱層252Aは、保護層56で保護されるが、その代わりに複数の透明板30、40のいずれか他方で保護されてもよい。これらの場合、複数の接着層31、41、基材51、および保護層56が不要である。
本変形例のミラースクリーン220Aは、光散乱層252Aと、光反射層62とを備える。光散乱層252Aは、前方および後方からの光の一部を散乱し、前方および後方からの光の他の一部を透過する。光反射層62は、光散乱層252Aの後方に設けられ、光散乱層252Aからの光を前方に反射する。光散乱層252Aおよび光反射層62は、前方から投映される映像の光を光散乱層252Aにおいて散乱させると共に光反射層62において前方に反射させることで、前方のユーザ10に対し映像を表示するスクリーンとして機能する。また、光反射層62は、光散乱層252Aを通過した光を正反射することで、前方のユーザ10に対し鏡像を表示するミラーとして機能する。本変形例によれば、ミラースクリーン220Aを基準として、ユーザ10とプロジェクタ12とが同じ側に存在するため、スペースが削減できる。
本変形例のミラースクリーン220Aは、光散乱層252Aと光反射層62の間に、第2の光吸収層61を備える。第2の光吸収層61は、その内部を伝搬する光の一部を吸収することで、ミラースクリーン220Aの内部における光の反射の繰り返しによる光の伝搬を抑制する。これにより、映像のぼやけを抑制できる。
本変形例のミラースクリーン220Aは、光散乱層252Aの前方に、第1の光吸収層281を備える。第1の光吸収層281は、その内部を伝搬する光の一部を吸収することで、ミラースクリーン220Aの内部における光の反射の繰り返しによる光の伝搬を抑制する。これにより、映像のぼやけを抑制できる。また、第1の光吸収層281は、特定の波長の光を吸収することで、鏡像の色調を調整することも可能である。例えば、第1の光吸収層281は、特定の波長の光を吸収することで、ミラーに映る顔の発色や、ミラーに映る建物のコントラストを補正することも可能である。
本変形例の光散乱層252Aは、その内部に、光吸収材料255Aを含む。この光吸収材料255Aは、光散乱層252Aの内部を伝搬する光の一部を吸収することで、ミラースクリーン220Aの内部における光の反射の繰り返しによる光の伝搬を抑制する。これにより、映像のぼやけを抑制できる。
尚、本変形例のミラースクリーン220Aは、複数の透明板30、40を有するが、複数の透明板30、40のいずれか一方のみを有してもよい。この場合、スクリーンシート250Aは、複数の透明板30、40のいずれか一方のみに貼り付けて用いられる。
また、本変形例の第1の光吸収層281、光吸収材料255Aは、必ずしも必須の構成では無い。
以上、ミラースクリーンの実施形態などについて説明したが、本発明は上記実施形態などに限定されず、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、改良が可能である。
例えば、ミラースクリーン20、20A、120、120A、220、220Aは、不図示の機能層をさらに有してもよい。機能層としては、例えば光の反射を低減させる光反射防止層、光の一部を減衰させる光減衰層、および赤外線の透過を抑える赤外線遮蔽層、などが挙げられる。さらに、ミラースクリーン20、20A、120、120A、220、220Aが有する機能層としては電圧を印加して振動し、スピーカーとして機能する振動層、音の透過を抑制する遮音層などの機能層が挙げられる。機能層の数、機能層の位置は特に限定されない。
10 ユーザ
12 プロジェクタ
20 ミラースクリーン
30 透明板
40 透明板
50 スクリーンシート
53 光透過拡散反射層
54 第1の光吸収層
61 第2の光吸収層
62 光反射層

Claims (9)

  1. 前方のユーザに対し、前方から投映される映像を表示し、かつ鏡像を表示するミラースクリーンであって、
    前方および後方からの光の一部を反射し、前方および後方からの光の他の一部を透過する光透過拡散反射層と、
    前記光透過拡散反射層の後方に設けられ、前記光透過拡散反射層からの光を前方に反射する光反射層とを備え、
    前記光透過拡散反射層は、前方から投映される映像の光を前方に拡散反射することで、前方のユーザに対し映像を表示するスクリーンとして機能し、
    前記光反射層は、前記光透過拡散反射層を通過した光を前方に正反射することで、前方のユーザに対し鏡像を表示するミラーとして機能する、ミラースクリーン。
  2. 前記光透過拡散反射層と前記光反射層の間に、ミラースクリーンの内部における光の反射の繰り返しによる光の伝搬を抑制する光吸収層を備える、請求項1に記載のミラースクリーン。
  3. 前記光吸収層は、前記光透過拡散反射層の後面に接して設けられている、請求項2に記載のミラースクリーン。
  4. 前方のユーザに対し、前方から投映される映像を表示し、かつ鏡像を表示するミラースクリーンであって、
    前方および後方からの光の一部を反射し、前方および後方からの光の他の一部を透過する光透過反射層と、
    前記光透過反射層の後方に設けられ、前記光透過反射層からの光を前方に拡散反射する光拡散反射層とを備え、
    前記光透過反射層は、前方からの光を前方に正反射することで、前方のユーザに対し鏡像を表示するミラーとして機能し、
    前記光拡散反射層は、前記光透過反射層を通過した前記映像の光を前方に拡散反射することで、前方のユーザに対し前記映像を表示するスクリーンとして機能する、ミラースクリーン。
  5. 前記光透過反射層と前記光拡散反射層の間に、ミラースクリーンの内部における光の反射の繰り返しによる光の伝搬を抑制する光吸収層を備える、請求項4に記載のミラースクリーン。
  6. 前方のユーザに対し、前方から投映される映像を表示し、かつ鏡像を表示するミラースクリーンであって、
    前方および後方からの光の一部を散乱し、前方および後方からの光の他の一部を透過する光散乱層と、
    前記光散乱層の後方に設けられ、前記光散乱層からの光を前方に反射する光反射層とを備え、
    前記光散乱層および前記光反射層は、前方から投映される映像の光を前記光散乱層において散乱させると共に前記光反射層において前方に反射させることで、前方のユーザに対し映像を表示するスクリーンとして機能し、
    前記光反射層は、前記光散乱層を通過した光を前方に正反射することで、前方のユーザに対し鏡像を表示するミラーとして機能する、ミラースクリーン。
  7. 前記光散乱層と前記光反射層の間に、ミラースクリーンの内部における光の反射の繰り返しによる光の伝搬を抑制する光吸収層を備える、請求項6に記載のミラースクリーン。
  8. 前記光散乱層の前方に、ミラースクリーンの内部における光の反射の繰り返しによる光の伝搬を抑制する光吸収層を備える、請求項6または7に記載のミラースクリーン。
  9. 前記光散乱層は、その内部に、ミラースクリーンの内部における光の反射の繰り返しによる光の伝搬を抑制する光吸収材料を含む、請求項6〜8のいずれか1項に記載のミラースクリーン。
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