JP2017082562A - 建材、壁構造及び壁紙施工方法 - Google Patents

建材、壁構造及び壁紙施工方法 Download PDF

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弘一 成田
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秀人 三河
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Abstract

【課題】金属部材に対して壁紙の貼り付けが容易で外観上の見栄えがよい。【解決手段】照明部材2は断面略凹部形状で天面2cにLED照明器具11の受け部10を設けており、天面2cの一側面2aに第一係止部2dを形成し、第一係止部2dを壁下地材8の端面に係止させた。天面2cの他側面2bに二股に分岐した第二係止部2eを形成し、天井下地材7の端面と裏面に係合させた。照明部材2の対向する一側面2aと他側面2bにはアルミ型材に第一接着剤14を介して壁紙貼着用シート15を積層した積層体16を設けた。第一接着剤14はアルミ型材13に接着できる材質であり、壁紙貼着用シート15の紙間強化紙には澱粉のり17を介して壁紙18を接着できる。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば照明器具を取り付けたアルミ型材等の金属部材を室内の壁や天井等に取り付けて壁紙を接着できるようにした建材、壁構造及び壁紙施工方法に関する。
従来、部屋内の間接照明において代表的な照明構造として例えばコーニス照明やコーブ照明等が知られている。図6に示すコーニス照明構造は、天井下地材101から野縁102の側部に形成した凹部空間103を木工造作で現場加工し、この凹部空間103内の側面に照明器具104を設置して対向する壁面での反射光で室内を照明している。照明器具104の下側には木工で遮蔽部材105を取り付け、部屋内から照明器具104を目視しにくいようにして間接照明を実現している。
また、図7に示すコーブ照明では、天井近傍の壁下地材106に木工造作で上向きの受け部107を形成し、受け部107に照明器具104を取り付けて天井を照明し、その反射光で室内を照明するようにしている。
これらの場合、現場施工で、凹部空間103や遮蔽部材105、受け部107等の少なくとも室内から目視できる面に、天井下地材101や壁下地材106と共に壁紙108を汎用の澱粉のりで貼りつけて見栄えを良くしている。
また、特許文献1に記載された間接照明用の構造では、天井に設けた開口から天井裏に壁面部材を取り付けて壁面にねじ固定し、壁面部材の上面壁に下向きに照明灯を取り付けると共に壁面部材を長さ調整可能に保持している。
また、特許文献2に記載されたクロス貼り施工方法では、金属部材にプライマを塗布することなく樹脂エマルジョンとデンプン系接着剤とを主成分とする接着剤を介して直接クロス貼りをしている。
実開平7−18313号公報 特開2012−87587号公報
しかしながら、上述した木材による間接照明は木工造作であるために現場施工になり、個別に凹部空間103や遮蔽部材105を施工したり受け部107を施工したりすること等が必要であり、施工が煩雑で手間がかかる欠点があった。
これに対し、特許文献1に記載された間接照明用の壁面部材は、アルミ製型材で工場などで製作できるため低廉であり、施工も木工造作と比較して簡単であった。しかしながら、間接照明用の壁面部材を開口を通して天井裏内に設置しているため、現場での施工時には作業者は天井裏部にも作業が及び、工事に手間がかかり煩雑であった。仮にこれらの壁面部材を天井の下側に露出させた場合であっても、アルミ製型材が観者の目に触れるため意匠上の見栄えがよくないという欠点があった。
しかも、意匠性向上のためにアルミ製型材に壁紙を貼るとしても、現場で広く使用されている汎用の澱粉のりを介して壁紙をアルミ製型材に接着することはできなかった。
また、特許文献2に記載されたものでは、下地の金属部材にプライマを塗布することなく樹脂エマルジョンとデンプン系接着剤とを主成分とする接着剤を介して直接クロス貼りする技術が提案されているが、この接着剤は高価である上に汎用品ではなく施工現場で入手することが困難であった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであって、金属部材に対して現場での施工が容易で外観上の見栄えがよい建材、壁構造及び壁紙施工方法を提供することを目的とする。
本発明による建材は、壁紙を貼着する壁面または天井面に取り付けられる金属部材と、壁面または天井面に連続して壁紙を貼着するために金属部材に貼着した壁紙貼着用シートと、を備えたことを特徴とする。
本発明では、壁紙貼り付け用の建材として金属部材に壁紙貼着用シートを接着して形成したため、施工現場等で、壁面または天井面に取り付けた金属部材上に貼着した壁紙貼着用シートに壁紙を接着することができ、金属部材に対する壁紙の接着が容易で低コストである。
本発明による壁構造は、壁面または天井面に壁紙を貼着した壁構造であって、壁面または天井面に金属部材が取り付けられ、壁面または天井面と金属部材とに壁紙を貼着したことを特徴とする。
本発明では、壁面または天井面と金属部材とに壁紙を容易に貼着できる。その際、金属部材は壁面または天井面の幅方向の全長に亘って取り付けられていてもよく、これらに壁紙を貼り付けたため外観の見栄えと意匠性も良い。
また、金属部材の表面には壁紙を貼着するための壁紙貼着用シートが貼着されていることが好ましい。
汎用の接着剤等では金属部材に直接壁紙を貼着できないが、壁紙貼着用シートを貼着しておけば、施工現場等において壁紙貼着用シートの上に汎用の接着剤等を用いて金属部材に壁紙を容易に貼着できる。
また、金属部材はLED照明器具の型材であることが好ましい。
本発明によれば、天井または壁面に取り付けた金属部材としてLED照明器具を設置して例えば間接照明に用いれば、金属部材の目視し易い下面や側面等に壁紙を接着することができる。
本発明による壁紙施工方法は、金属部材と、金属部材に塗布した第一接着剤と、第一接着剤を介して金属部材に接着した壁紙貼着用シートとを積層した建材に対して、壁紙貼着用シートの表面に澱粉を主成分とする第二接着剤を介して壁紙を接着するようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、澱粉を主成分とする第二接着剤で金属部材に壁紙を直接接着できなくても第一接着部材を介して、澱粉を主成分とする第二接着剤を接着できる壁紙貼り付け用建材を金属部材に接着したため、壁紙貼り付け用の建材に汎用の第二接着剤を介して壁紙を接着することができる。
本発明による建材、壁構造及び壁紙施工方法では、壁面または天井面と金属部材とに壁紙を貼着することができるため壁紙を貼り付けた外観の見栄えが良く意匠性が良好である。
しかも、本発明では、照明器具等の各種の器具を備えた金属部材に貼り付けた壁紙貼着用シートを壁紙貼着用の下地材に用いることができるため、現場等で汎用性の高い接着剤を用いて簡単且つ低廉に壁紙の貼り付け施工が行える。
(a)は本発明の第一実施形態による照明部材を天井角部に取り付けた構成を示す断面図、(b)は同図(a)のA部拡大図を示す断面図である。 (a)は図1に示す照明部材に壁紙を貼着する積層構造を示す模式図であり、(b)は壁紙貼着用シートの拡大断面図である。 第二実施形態による照明部材を天井角部に取り付けた構成を示す断面図、(b)は同図(a)のB部拡大図を示す断面図である。 第三実施形態による照明部材を壁面に取り付けた構成とそのC部拡大図を示す断面図である。 第四実施形態による照明部材を壁面に取り付けた構成を示す断面図である。 従来のコーニス照明の照明部材を示す断面図である。 従来のコーブ照明の照明部材を示す断面図である。
以下、本発明の各実施形態による壁紙貼り付け用の建材とその壁構造について添付図面によって説明する。
図1及び図2は本発明の第一実施形態による壁紙貼り付け用建材1を示すものである。
図1に示す壁紙貼り付け用建材1は照明部材2であり、室内の天井3と壁面4の角部の空間の幅方向全長に亘って取り付けられている。天井3には天井裏の吊木に固定された野縁受け5の下面に野縁6が取り付けられ、その下面に天井下地材7が固定されている。壁面4には壁下地材8が固定されている。天井下地材7と壁下地材8は例えば石膏ボードで形成されている。
天井下地材7と壁下地材8との角部の空間に設置された照明部材2は、例えば断面略コの字をなす凹部形状を呈しており、下向きに設置されている。照明部材2は天面2cの両側部に対向する一側面2aと他側面2bを有している。一側面2aは段付き形状の第一係止部2dを有しており、第一係止部2dが壁下地材8の上端面に係止し、第一係止部2dの先端面は壁下地材8の裏面に当接している。第一係止部2dの室内側表面は壁下地材8と面一に形成されている。
また、照明部材2の他側面2bは先端側に直角な二方向に分岐された第二係止部2eを有しており、第二係止部2eの一端は天井下地材7の端面に当接し、他端は天井下地材7の裏面上に延びて野縁6に当接している。そのため、照明部材2の第二係止部2eは天井下地材7の二面に当接して係止されている。
照明部材2の天面2cには照明器具の受け部10が設けられ、受け部10には照明器具として例えばLED照明器具11が取り付けられている。
次に、照明部材2の積層構造について図2により説明する。図2(a)に示すように、照明部材2は基材として金属部材、例えば凹部形状のアルミ型材13を有し、アルミ型材13の表面には第一接着剤14を介して壁紙貼着用シート15が接着されており、積層体16を形成している。即ち、照明部材2の対向する一側面2aと他側面2bは基材となるアルミ型材13と第一接着剤14と壁紙貼着用シート15とが積層されている。照明部材2の天面2cはアルミ型材13だけで形成されており、アルミ型材13に照明器具の受け部10が一体形成されている。
壁紙貼着用シート15は汎用接着剤として例えば現場で一般的に用いられる澱粉のり17等を介して壁紙18を接着可能な部材である。アルミ型材13は澱粉のり17を接着剤として壁紙18を接着することができないため、アルミ型材13と接着可能な別種の第一接着剤14を介して壁紙貼着用シート15を接着した構成を採用し工場等で製造可能である。壁紙貼着用シート15は澱粉のり17等で壁紙18を接着可能である。そして、この構成を備えた照明部材2を工場出荷して、施工現場では経師業者等の職人が、壁紙貼着用シート15の表面に汎用の澱粉のり17を塗布して壁紙18を接着するようにした。
ここで、壁紙貼着用シート15は例えば図2(b)に示すように一対の紙間強化紙20A、20Bの間に防湿樹脂層21を接着した積層シートである。紙間強化紙20A、20Bとして例えばクラフト紙等を採用できる。防湿樹脂層21として例えば透湿度が10g/m・24hours相当のオレフィン系樹脂等を採用できる。また、壁紙貼着用シート15は例えば防湿シート、石膏ボード原紙等を単体で採用してもよい。これによって壁紙貼着用シート15は、紙間強化紙20Bの表面に澱粉のり17を塗布して壁紙18を接着可能である上に、照明部材2を工場等から出荷して運搬や保管等する際に表面が損傷したり吸湿して劣化したりすることを抑制できる。
第一接着剤14としてアルミ型材13等の金属部材と接着可能な溶剤系や工業系の接着剤を用いることができ、例えばポリウレタン樹脂系溶剤形接着剤等を用いることができる。
また、汎用接着剤として澱粉のり17以外に木工用ボンド等を採用でき、これらは第二接着剤に含まれる。壁紙18は紙、ビニル、織物等、またはこれらの混合材等でもよく、任意のものを採用できる。
なお、本実施形態では、照明部材2の一側面2aと他側面2bについてのみアルミ型材13と第一接着剤14と壁紙貼着用シート15からなる積層体16で構成したが、天面2cを含む全体を積層体16で構成してもよい。また、上述した説明では、積層体16の壁紙貼着用シート15に澱粉のり17を塗布して壁紙18を接着するようにしたが、これに代えて壁紙18の裏面に澱粉のり17の層を予め形成した一体シートとし、剥離シートを剥がして接着するようにしてもよい。
本第一実施形態による照明部材2を備えた壁構造は上述の構成を備えており、次に壁紙施工方法について説明する。本第一実施形態による照明部材2は、凹部形状の一側面2aと他側面2bのアルミ型材13に第一接着剤14を介して壁紙貼着用シート15を積層したものを工場で予め加工した。
この照明部材2を壁紙貼り付け用建材として、図1に示すように家屋やビルディング等の施工現場で、室内の例えば天井下地材7と壁下地材8の角部の空間に設置する。そして、照明部材2の天面2cを例えば野縁受け5に当接させて一側面2aの第一係止部2dを壁面4の壁下地材8の上端面に係止させてその先端面を壁下地材8の裏面に当接させる。また、照明部材2の他側面2bの第二係止部2eの一端と他端を天井下地材7の端面と裏面に当接させることで、照明部材2を天井下地材7と壁下地材8に係止させる。
これにより、照明部材2の一側面2aと壁下地材8は面一に形成されており、屋内側からこれらの面に澱粉のり17を塗布してその上に壁紙18を接着させる。また、天井下地材7と照明部材2の他側面2bにも澱粉のり17を塗布してその上に壁紙18を接着させる。本実施形態による照明部材2では、受け部10を設けた天面2cを除いて室内から目視可能な両側面2a、2bのアルミ型材13に第一接着剤14を介して接着した壁紙貼着用シート15に澱粉のり17を介して壁紙18を接着する。
これによって、照明部材2の両側面2a、2bに天井下地材7と壁下地材8と共に澱粉のり17を介して壁紙18を一体に接着施工することができる。照明部材2の天面2cに設けた受け部10には照明器具としてLED照明器具11を装着する。
こうして照明部材2を設置することができ、受け部10に設けたLED照明器具11から照射される照明光はその多くが壁面4近傍で下方に照射され、一部は凹部形状をなす照明部材2の両側面2a、2bや壁下地材8の壁紙18で反射して室内を照射するため、間接照明することができる。
上述のように本実施形態による照明部材2と壁紙施工方法によれば、基材とするアルミ型材13に第一接着剤14を介して壁紙貼着用シート15を接着した照明部材2を工場等で予め加工したものを現場で取り付け施工し、照明部材2の両側面2a、2bの壁紙貼着用シート15の紙間強化紙20B上に汎用の澱粉のり17を介して壁紙18を接着することができる。
そのため、照明部材2の基材としてアルミ型材13を用いながらも、現場で特殊で高価な接着剤を用いることなく、汎用の澱粉のり17を用いて、両側面2a、2bのアルミ型材13と石膏ボード製の天井下地材7及び壁下地材8とに連続して壁紙18を接着施工することができて、作業が簡単且つ容易であり、外観の見栄えと意匠性が良い。
なお、本発明による照明部材2を備えた壁構造と壁紙施工方法は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜の変更や置換等が可能である。以下に、本発明の他の実施形態や変形例等について説明するが、上述した実施形態で説明した部品や部材等と同一または同様なものについては同一の符号を用いて説明を省略する。
次に本発明の第二実施形態による照明部材23について図3により説明する。
本第二実施形態による照明部材23は図3に示すように間接照明用の部材であり、天井下地材7と壁下地材8の角部の空間の幅方向の全長にわたって設置されている。照明部材23は、基材としてのアルミ型材13に第一接着剤14と壁紙貼着用シート15を積層して形成されている。照明部材23は受け部10に保持されたLED照明器具11を包囲する断面四角形状でLED照明器具11を突出させる上面開口を有する支持部23aと、支持部23aに連結されていて壁下地材8の上端に係合する断面略L字状の第一係止部23bと、LED照明器具11からの照明光を反射させる断面略円弧状の反射部23cと、反射部23cの延長上に形成した天井下地材7の端面に係止する断面略L字状の第二係止部23dとを有している。
なお、照明部材23において、第一係止部23bと第二係止部23dはアルミ型材13だけで構成しており、壁紙18を接着する部分以外には第一接着剤14と壁紙貼着用シート15を積層しなくてよい。
そして、照明部材23は、壁下地材8と連続して支持部23aの下面と室内側側面と上部開口までの上面とにおいて、壁紙貼着用シート15に澱粉のり17を介して壁紙18が接着されている。また、照明部材23の反射部23cと天井下地材7とに連続して壁紙貼着用シート15に澱粉のり17を介して壁紙18が接着されている。本実施形態による照明部材23では、支持部23aの上部開口の奥側を除いて室内から目視可能な支持部23a、反射部23cの表面に壁紙18が接着されている。
したがって、照明部材23に設けたLED照明器具11から照射された反射光はその多くが対向して設けた反射部23cで反射して室内の側方や下方を間接的に照明できる。
次に本発明の第三実施形態による照明部材25について図4により説明する。
本第三実施形態による照明部材25は図4に示すように間接照明用の部材であり、ベース材25aと、本体26と、LED照明器具27とからなる。ベース材25a及び本体26はアルミ型材からなり、壁面4の幅方向の全長にわたって設けられている。ベース材25aはベース材取り付け部25bの間で壁面4にねじ等で固定されている。また、本体26は取付部26aでベース材25aにローレットまたはナット等で固定されている。本体26の中央には照明器具としてLED照明器具27を嵌合する凹部28が天井3に向けて開口して形成されている。凹部28の開口28a近傍にはLED照明器具27の基部27aを挟持する弾性部材としてばね部材29が取り付けられている。この凹部28内にLED照明器具27の基部27aを嵌合してばね部材29で挟持している。
そして、アルミ型材からなる本体26の下面26bと側面26cと外側上面26dと取付部26aには第一接着剤14と壁紙貼着用シート15とが固定されており、積層体16を構成する。なお、本体26において、ベース材25aに当接する当接面26eには第一接着剤14と壁紙貼着用シート15は接着されていないが、第一接着剤14と壁紙貼着用シート15が接着されていてもよい。
そして、LED照明器具27を設置した本体26をベース材25aに設置した状態で、予め本体26の下面26bと側面26cと外側上面26dと取付部26aに取り付けた積層体16の上面に澱粉のり17を介して壁紙18をそれぞれ接着する。さらに、壁面4から本体26に渡って連続して壁紙18を接着することもできる。このような構造とすることで、壁面4と本体26との間に切れ目がなくなるため意匠性がよくなる。また、ベース材25aと壁面4の当接面を除いて壁面4と天井3には澱粉のり17を介して壁紙18を接着しているものとする。
本実施形態による照明部材25では、間接照明であるため本体26に取り付けたLED照明器具27から照射された照明光は天井3や壁面4で反射して室内を照らすことになる。
次に本発明の第四実施形態による照明部材32について図5により説明する。
本第四実施形態による照明部材25は図5に示すように第四実施形態によるものと同一構成を有しており、ベース材25aが壁面4に取り付けられ、ベース材25aに本体26が取り付けられている。本体26は壁面4の幅方向全長にわたって設けられている。しかも、本実施形態では、天井3と壁面4の角部に断面略円弧状の反射部材33を取り付けている。反射部材33はアルミ型材で形成されており、LED照明器具27に対向するアルミ合金製の反射面33aには第一接着剤14と壁紙貼着用シート15とが予め固定されており、積層体16を構成している。反射部材33の反射面33aはLED照明器具27に対向する位置に設置されている。なお、反射部材33は断面略円弧状の形状に限定されることなく、断面略凹曲面形状や屈曲形状等でもよい。
そして、本実施形態では、施工現場においてベース材25aの積層体16の表面である壁紙貼着用シート15に澱粉のり17を介して壁紙18を接着することができる。
なお、上述の実施形態では反射部材33をベース材25aと別体に形成したが、一体に形成してもよい。
本実施形態では、本体26にLED照明器具27を設けた照明部材32は屋内から見えない間接照明を構成する。そのため、LED照明器具27から射出した照明光の多くは反射部材33の反射面33aで反射して室内の下方や側方に照射されて室内を間接照明できる。
しかも、本実施形態ではベース材25a、本体26と反射部材33はアルミ型材で製造されており、本体26の下面26bと側面26cと外側上面26dと取付部26a、そして反射部材33の反射面33aには予め第一接着剤14と壁紙貼着用シート15が接着されているため、汎用の澱粉のり17を介して壁紙18を接着でき、しかも照明部材32の壁紙18は天井3や壁面4と連続して貼着できる。
なお、上述した各実施形態による照明部材2、23、25、32では間接照明において、アルミ型材13やアルミ合金からなる本体26や反射部材33において、室内下方から目視可能な各面に第一接着剤14と壁紙貼着用シート15を積層した積層体16を予め設置するようにしたが、照明部材は必ずしも間接照明でなくてもよく、直接照明する照明部材においてもアルミ合金製の部材からなる目視可能な面や目視できない面等に積層体16を予め形成することができる。
これらの場合でも、施工現場ではアルミ合金製の照明部材の積層体16の壁紙貼着用シート15に汎用接着剤である澱粉のり17を介して壁紙18を容易に接着できる。
また、本発明は照明部材2、23、25、32に限定されることなく、例えば装飾部材や他の部品等のアルミ合金部材の面に第一接着剤14と壁紙貼着用シート15を設置することができる。壁紙貼着用シート15は三層構造の例を説明したが、紙間強化紙20A,20Bだけの一層で構成してもよい。
なお、第二接着剤は澱粉のり17や木工用ボンド等に限定されることなく、澱粉を主成分とする汎用の接着剤も含まれる。
また、本発明は、壁紙貼り付け用建材1の基材としてアルミ型材13等のアルミ合金に限定されることなく、スチールや鉄材等、各種の金属部材を用いることができる。また、上述の各実施形態において、照明部材2、23、25、32について天井3または壁面4の幅方向の全長に亘って取り付けた例について説明したが、天井3または壁面4の幅方向の一部にのみ取り付けた構成でもよい。また、公知の別種の接着剤を用いれば、壁紙貼着用シート15を積層することなく金属部材に直接壁紙18を貼着することができる。
1 壁紙貼り付け用建材
2、23、25、32 照明部材
2a 一側面
2b 他側面
3 天井
4 壁面
7 天井下地材
8 壁下地材
10 受け部
11 LED照明器具
13 アルミ型材
14 第一接着剤
15 壁紙貼着用シート
16 積層体
17 澱粉のり
18 壁紙
26 本体
27 LED照明器具
33 反射部材
33a 反射面

Claims (6)

  1. 壁紙を貼着する壁面または天井面に取り付けられる金属部材と、
    前記壁面または天井面に連続して前記壁紙を貼着するために前記金属部材上に貼着した壁紙貼着用シートと、
    を備えたことを特徴とする建材。
  2. 壁面または天井面に壁紙を貼着した壁構造であって、
    前記壁面または天井面に金属部材が取り付けられ、
    前記壁面または天井面と前記金属部材とに前記壁紙を貼着したことを特徴とする壁構造。
  3. 前記壁紙は前記壁面または天井面と前記金属部材とに連続して貼着されている請求項2に記載された壁構造。
  4. 前記金属部材の表面には前記壁紙を貼着するための壁紙貼着用シートが貼着されている請求項2または3に記載された壁構造。
  5. 前記金属部材はLED照明器具の型材である請求項2から4のいずれか1項に記載された壁構造。
  6. 金属部材と、前記金属部材に塗布した第一接着剤と、前記第一接着剤を介して金属部材に接着した壁紙貼着用シートとを積層した建材に対して、
    前記壁紙貼着用シートの表面に澱粉を主成分とする第二接着剤を介して壁紙を接着するようにしたことを特徴とする壁紙施工方法。
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