JP2017081875A - 皮膚化粧料 - Google Patents
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特許文献1(特開2014−108935号公報)には、特定の構造を有するカチオン界面活性剤と特定の非イオン界面活性剤とを特定の割合で含むとともに、特定の油剤、高級アルコール、SP値が特定範囲にある化合物および水を含む皮膚化粧料について記載されている。同文献によれば、カチオン界面活性剤を用いると、得られる組成物が硬くなり、肌の上で広がりにくく、ぬるつく、べたつくなど、使用感に課題があるのに対し、上記皮膚化粧料では、油溶性成分の浸透性が向上し、使用感に優れるとともに、安定性も良好であるとされている。
そこで、本発明は、紫外線防御効果に優れているとともに、べたつきのなさ、さらさら感、粉っぽさのなさ、のびの良さおよび刺激感のなさの効果のバランスに優れた皮膚化粧料を提供するものである。
次の成分(A)〜(D):
(A)有機紫外線吸収剤 10〜20質量%、
(B)下記試験方法および式から求められる圧縮強度が0.7〜10kgf/mm2である架橋(メタ)アクリル酸エステル系樹脂粉体 3.5〜11質量%、
圧縮強度(kgf/mm2)=2.8×荷重(kgf)/{π×粒子径(mm)×粒子径(mm)}
(上記式中、圧縮強度は、前記架橋(メタ)アクリル酸エステル系樹脂粉体の粒子について島津製作所社製微小圧縮試験機MCT−M200を用いて25℃にて圧縮試験を行った場合に、粒子径の10%変形時の荷重と粒子径とから上記式によって算出される値である。)
(C)水溶性高分子 0.05〜2.5質量%、および
(D)エタノール 12〜45質量%
を含み、前記成分(C)の含有量に対する前記成分(A)の含有量の質量割合((A)/(C))が58〜200である、皮膚化粧料が提供される。
(A)有機紫外線吸収剤 10〜20質量%、
(B)下記試験方法および式から求められる圧縮強度が0.7〜10kgf/mm2である架橋(メタ)アクリル酸エステル系樹脂粉体 3.5〜11質量%、
圧縮強度(kgf/mm2)=2.8×荷重(kgf)/{π×粒子径(mm)×粒子径(mm)}
(上記式中、圧縮強度は、前記樹脂粉体の粒子について島津製作所社製微小圧縮試験機MCT-M200を用いて25℃にて圧縮試験を行った場合に、粒子径の10%変形時の荷重と粒子径とから上記式によって算出される値である。)
(C)水溶性高分子 0.05〜2.5質量%、
(D)エタノール 12〜45質量%。
また、本実施形態において、使用感とは、皮膚化粧料を使用した場合に、べたつきがなく、さらさら感、粉っぽさのなさ、のびの良さおよび刺激感のなさを感じることを意味する。
成分(A)は、有機紫外線吸収剤である。
成分(A)としては、油溶性のものが好ましく、安息香酸系紫外線吸収剤、アントラニル酸系紫外線吸収剤、サリチル酸系紫外線吸収剤、桂皮酸系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、トリアジン系紫外線吸収剤等が挙げられる。
安息香酸系紫外線吸収剤として、パラアミノ安息香酸(para-aminobenzoic acid:PABA)、グリセリルPABA、エチルジヒドロキシプロピルPABA、N−エトキシレートPABAエチルエステル、N−ジメチルPABAエチルエステル、N−ジメチルPABAブチルエステル、N−ジメチルPABAアミルエステル、オクチルジメチルPABA、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル等が挙げられる。紫外線吸収効果を高めつつ、べたつきを抑制する観点から、パラアミノ安息香酸、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸へキシルが好ましく、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸へキシルがより好ましい。
アントラニル酸系紫外線吸収剤として、ホモメンチル−N−アセチルアントラニレート等が挙げられる。
サリチル酸系紫外線吸収剤として、アミルサリチレート、メンチルサリチレート、ホモメンチルサリチレート、オクチルサリチレート、フェニルサリチレート、ベンジルサリチレート、p−イソプロパノールフェニルサリチレート等が挙げられる。
桂皮酸系紫外線吸収剤として、オクチルシンナメート、エチル−4−イソプロピルシンナメート、エチル−2,4−ジイソプロピルシンナメート、メチル−2,4−ジイソプロピルシンナメート、プロピル−p−メトキシシンナメート、イソプロピル−p−メトキシシンナメート、イソアミル−p−メトキシシンナメート、2−エチルヘキシル−p−メトキシシンナメート(以下、「パラメトキシケイヒ酸2−エチルヘキシル」ともいう。)、2−エトキシエチル−p−メトキシシンナメート、シクロヘキシル−p−メトキシシンナメート、エチル−α−シアノ−β−フェニルシンナメート、2−エチルヘキシル−α−シアノ−β−フェニルシンナメート、グリセリルモノ−2−エチルヘキサノイルジパラメトキシシンナメート等が挙げられる。これらの中で、紫外線吸収効果を高めつつ、べたつきを抑制する観点から、オクチルシンナメート、2−エチルへキシル−p−メトキシシンナメートから選ばれる少なくとも一種が好ましく、2−エチルへキシル−p−メトキシシンナメートを含むことがより好ましく、2−エチルへキシル−p−メトキシシンナメートの市販品としては、ユビナールMC80(BASF社製)が挙げられる。
ベンゾフェノン系紫外線吸収剤として、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2'−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2'−ジヒドロキシ−4,4'−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−4'−メチルベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、4−フェニルベンゾフェノン、2−エチルヘキシル−4'−フェニルベンゾフェノン−2−カルボキシレート、2−ヒドロキシ−4−n−オクトキシベンゾフェノン、4−ヒドロキシ−3−カルボキシベンゾフェノン等が挙げられ、紫外線吸収効果を高めつつ、べたつきを抑制する観点から、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノンを含むことがより好ましい。
トリアジン系紫外線吸収剤としては、2,4,6−トリス[4−(2−エチルへキシルオキシカルボニル)アニリノ]−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス−[{4−(2−エチルへキシルオキシ)−2−ヒドロキシ}−フェニル]−6−(4−メトキシフェニル)−1,3,5−トリアジン等が挙げられ、紫外線吸収効果を高めつつ、べたつきを抑制する観点から、2,4−ビス−[{4−(2−エチルへキシルオキシ)−2−ヒドロキシ}−フェニル]−6−(4−メトキシフェニル)−1,3,5−トリアジンを含むことがより好ましい。
その他のものとして、3−(4'−メチルベンジリデン)−dl−カンファー、3−ベンジリデン−dl−カンファー、ウロカニン酸エチルエステル、2−フェニル−5−メチルベンゾキサゾール、2,2'−ヒドロキシ−5−メチルフェニルベンゾトリアゾール、2−(2'−ヒドロキシ−5−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、ジベンザラジン、ジアニソイルメタン、4−メトキシ−4'−t−ブチルジベンゾイルメタン、5−(3,3−ジメチル−2−ノルボニリデン)−3−ペンタン−2−オン、特開平2−212579号公報記載のベンゼン・ビス−1,3−ジケトン誘導体、特開平3−220153号公報記載のベンゾイルピナコロン誘導体等が挙げられ、紫外線吸収効果を高めつつ、べたつきを抑制する観点から、4−メトキシ−4'−t−ブチルジベンゾイルメタンを含むことがより好ましく、市販品では、パラソール1789(DSM ニュートリション ジャパン社製)が挙げられる。
皮膚化粧料の紫外線防御効果をより発現させる観点から、皮膚化粧料中の成分(A)の含有量は、皮膚化粧料全体に対して10質量%以上であり、好ましくは10.5質量%以上、より好ましくは12質量%以上である。また、汗をかいたときのべたつきを抑制する観点およびさらさら感を付与する観点から、皮膚化粧料中の成分(A)の配合量は、皮膚化粧料全体に対して20質量%以下であり、好ましくは18質量%以下であり、より好ましくは16質量%以下である。
成分(B)は、圧縮強度について特定の条件を満たす架橋(メタ)アクリル酸エステル系樹脂粉体である。
さらに具体的には、成分(B)は、下記試験方法および式から求められる圧縮強度が0.7〜10kgf/mm2である。
圧縮強度(kgf/mm2)=2.8×荷重(kgf)/{π×粒子径(mm)×粒子径(mm)}
(上記式中、圧縮強度は、架橋(メタ)アクリル酸エステル系樹脂粉体の粒子について島津製作所社製微小圧縮試験機MCT−M200を用いて25℃にて圧縮試験を行った場合に、粒子径の10%変形時の荷重と粒子径とから上記式によって算出される値である。)
圧縮強度(kgf/mm2)=2.8×荷重(kgf)/{π×粒子径(mm)×粒子径(mm)}
樹脂粒子の圧縮強度は、樹脂粒子を構成する単量体と架橋剤の種類と配合量を制御することにより、適宜調節することができる。
なお、本明細書において、「(メタ)アクリル」とは、アクリル及びメタクリルの両方を含む概念である。
また、粉っぽさを抑制する観点から、皮膚化粧料中の成分(B)の含有量は、皮膚化粧料全体に対して11質量%以下であり、好ましくは10質量%以下、さらに好ましくは9質量%以下である。
成分(C)は、水溶性高分子である。
成分(C)としては限定されるものではないが、アルキル変性されてもよいカルボキシビニルポリマー、ポリアクリルアミド、(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、ポリアクリル酸およびその塩、ポリメタクリル酸およびその塩等のアクリル酸系高分子やポリビニルアルコール等の合成高分子;ゼラチン、コラーゲン等のタンパク質、ヒアルロン酸及びその塩、キサンタンガム、コンドロイチン硫酸及びその塩、デキストリン、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ペクチン、ゲランガム、アルギン酸及びその塩、カラギーナン、カルボキシメチルキチン、キトサン、プルラン等の天然高分子などが挙げられ、これらを1種または2種以上を適宜組み合わせて使用することができる。
このうち、カルボキシビニルポリマーとしては、アクリル酸またはメタアクリル酸を構成モノマーとして含有するポリマーが挙げられ、具体的には、カーボポール980、カーボポール981(以上、Lubrizol Advanced Materials社)等が挙げられる。
また、アルキル変性されたカルボキシビニルポリマーとしては、アクリル酸またはメタアクリル酸と、炭素数1〜35の脂肪酸とのエステル結合(アルキル変性)したアクリル酸またはメタアクリル酸エステルを構成モノマーとして含有するポリマーが挙げられる。中でもアルキル基の炭素数が10〜30であるアクリル酸メタクリル酸アルキル共重合体(アクリル酸/アクリル酸アルキル(C10−30))コポリマー)として知られるものが、べたつきを抑制する観点から好ましい。具体的には、カーボポールETD2020、カーボポール1382、ペムレンTR−1、ペムレンTR−2(以上、Carbopolの商標名でB.F.グッドリッチ社)などが挙げられる。
また、(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマーとしては、ポリアクリルアミド(SEPIGEL 305)、(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー(SIMULGEL EG)、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー(SIMULGEL FL、SIMULGEL NS、SEPIPLUS S、SEPINOV EMT 10)、(アクリルアミド/アクリル酸アンモニウム)コポリマー(SEPIPLUS 265)、ポリアクリレート−13(SEPIPLUS 400)(以上、SEPPIC社製)などが挙げられる。
また、べたつきを抑制する観点およびのびの良さを向上させる観点から、皮膚化粧料中の成分(C)の含有量は、皮膚化粧料全体に対して2.5質量%以下であり、好ましくは1質量%以下、さらに好ましくは0.5質量%以下、さらにより好ましくは0.2質量%以下である。
成分(D)はエタノールである。皮膚化粧料中の成分(D)の含有量は、べたつきを抑制する観点から、皮膚化粧料全体に対して12質量%以上であり、好ましくは14質量%以上、さらに好ましくは20質量%以上である。
また、肌への刺激感を抑制する観点から、皮膚化粧料中の成分(D)の含有量は、皮膚化粧料全体に対して45質量%以下であり、好ましくは42質量%以下、さらに好ましくは35質量%以下である。
ここで、皮膚化粧料の25℃における粘度は、B8R型粘度計(東機産業社製)を用いて測定される。さらに具体的な測定条件については実施例の項で後述する。
たとえば、本実施形態の皮膚化粧料は、さらに水を含んでもよい。水としては、イオン交換水や蒸留水等を用いることができる。
皮膚化粧料中の水の含有量は、たとえば皮膚化粧料中の水以外の成分を除いた残部とすることができる。
デキストリン脂肪酸エステルとしては、好ましくは炭素数8〜24、より好ましくは炭素数14〜18の脂肪酸と、好ましくは平均重合度10〜50、より好ましくは平均重合度20〜30のデキストリンとのエステル化合物を含むことが好ましく、その置換度は1グルコース単位あたり、1.0以上であることが好ましい。このようなエステル化合物の例としては、デキストリンパルミチン酸エステル、デキストリンステアリン酸エステル、デキストリンオレイン酸エステル、デキストリンイソパルミチン酸エステル、デキストリンイソステアリン酸エステルなどが挙げられ、より好ましくはデキストリンパルミチン酸エステルである。デキストリン脂肪酸エステルは単独でまたは2種以上を組み合わせて用いることができる。
デキストリン脂肪酸エステルの市販品としては、パルミチン酸デキストリン(レオパールKL2、レオパールKS2、レオパールTL2)、パルミチン酸デキストリンと2−エチルヘキサン酸デキストリンの混合物(レオパールTT2)、ミリスチン酸デキストリン(レオパールMKL2)(いずれも千葉製粉社製)等が挙げられる。
皮膚化粧料中の上記冷感剤の含有量は、好ましい冷感作用を皮膚化粧料に付与する観点から、皮膚化粧料全体に対して好ましくは0.01質量%以上であり、より好ましくは0.03質量%以上であり、また、好ましくは1質量%以下であり、より好ましくは0.5質量%以下である。
得られる皮膚化粧料は、たとえば油中水型乳化化粧料等の乳化化粧料であってもよく、皮膚化粧料の剤型としては、たとえば乳液類、クリーム類とすることができる。
また、本実施形態により得られる皮膚化粧料としては、化粧下地、乳化ファンデーション、アイシャドウ等のメイクアップ化粧料;サンスクリーンクリーム等の日焼け止め化粧料等が含まれる。
さらに具体的には、肌へののびが良く日焼け止め効果に優れているとともに、汗をかいてもべたつかず、さらさらとした使用感でありながら粉っぽさが抑えられ、また、刺激感の少ない皮膚化粧料を得ることもできる。
また、本実施形態の皮膚化粧料は、紫外線防御化粧料、日焼け止め化粧料等として好適に用いることができる。たとえば、本実施形態により、SPF値が好ましくは25以上、より好ましくは30以上である日やけ止め化粧料を得ることも可能となる。
表1および表2に示す組成の皮膚化粧料を製造し、後述する方法で、紫外線防御能(SPF値)、粘度、汗をかいたときのべたつきのなさ、さらさら感、粉っぽさのなさ、のびの良さおよび刺激感のなさを評価した。結果を表1および表2に併せて示す。
成分(A)を80℃で溶解した溶解液に、成分(C)を添加し、ディスパーにて10分混合した。得られた混合液に、成分(D)を水に添加した水溶液を添加し、さらに、苛性カリを添加し、成分(D)を中和し、ホモジナイザーにて5分間混合した。その後、該混合液に成分(B)または成分(B)'を添加し、さらにホモジナイザーにて5分間混合して皮膚化粧料を得た。
(紫外線防御能)
SFP値については、ISO24444のSF測定方法に準じて測定した。
各例で得られた皮膚化粧料を25℃の定温恒温槽にて1時間以上静置した。その後、B8R型粘度計(東機産業社製)およびローターNo.Cを用いて粘度を測定した。なお、回転速度は5rpmとし、回転開始から1分後の粘度を25℃における粘度とした。
10名の専門パネラーにより、各皮膚化粧料を皮膚に適用したときの、汗をかいたときのべたつきのなさ、さらさら感、粉っぽさのなさ、のびの良さおよび刺激感のなさを官能評価した。評価基準を以下に示す。
A:10名が、汗をかいてもべたつかない、さらさら感がある、粉っぽさがない、のびが良い、または、刺激感がない、と評価した。
B:7−9名が、汗をかいてもべたつかない、さらさら感がある、粉っぽさがない、のびが良い、または、刺激感がない、と評価した。
C:4−6名が、汗をかいてもべたつかない、さらさら感がある、粉っぽさがない、のびが良い、または、刺激感がない、と評価した。
D:1−3名が、汗をかいてもべたつかない、さらさら感がある、粉っぽさがない、のびが良い、または、刺激感がない、と評価した。
E:汗をかいてもべたつかない、さらさら感がある、粉っぽさがない、のびが良い、または、刺激感がない、と評価したものがいなかった。
*1 パラメトキシケイヒ酸2−エチルヘキシル:BASF社製 ユビナール MC−80(7%)
*2 架橋(メタ)アクリル酸エステル系樹脂粉体:特開2006−225311号公報の製造例1の樹脂粉体A(圧縮強度1.6kgf/mm2、平均粒径2.4μm)
*3 シリカ:AGCエスアイテック社製 サンスフェア H−52
*4 カルボキシビニルポリマー:ルーブリゾール社製 CARBOPOL ETD2020
*5 アクリル変性カルボキシビニルポリマー:ルーブリゾール社製 PEMULEN TR1
*6 パルミチン酸デキストリン:千葉製粉社製 レオパールKL2
Claims (7)
- 次の成分(A)〜(D):
(A)有機紫外線吸収剤 10〜20質量%、
(B)下記試験方法および式から求められる圧縮強度が0.7〜10kgf/mm2である架橋(メタ)アクリル酸エステル系樹脂粉体 3.5〜11質量%、
圧縮強度(kgf/mm2)=2.8×荷重(kgf)/{π×粒子径(mm)×粒子径(mm)}
(上記式中、圧縮強度は、前記架橋(メタ)アクリル酸エステル系樹脂粉体の粒子について島津製作所社製微小圧縮試験機MCT−M200を用いて25℃にて圧縮試験を行った場合に、粒子径の10%変形時の荷重と粒子径とから上記式によって算出される値である。)
(C)水溶性高分子 0.05〜2.5質量%、および
(D)エタノール 12〜45質量%
を含み、前記成分(C)の含有量に対する前記成分(A)の含有量の質量割合((A)/(C))が58〜200である、皮膚化粧料。 - 当該皮膚化粧料の25℃における粘度が、2000〜5000mPa・sである、請求項1に記載の皮膚化粧料。
- デキストリン脂肪酸エステルをさらに含む、請求項1または2に記載の皮膚化粧料。
- メントール、メンチルグリセリルエーテルおよびメンチルラクテートからなる群から選ばれる少なくとも1種の冷感剤をさらに含む、請求項1乃至3いずれか一項に記載の皮膚化粧料。
- 当該皮膚化粧料中の前記成分(D)の含有量に対する前記成分(B)の含有量の質量割合((B)/(D))が、0.1〜0.5である、請求項1乃至4いずれか一項に記載の皮膚化粧料。
- 当該皮膚化粧料中の前記成分(D)の含有量に対する前記成分(A)の含有量の質量割合((A)/(D))が、0.3〜0.6である、請求項1乃至5いずれか一項に記載の皮膚化粧料。
- 当該皮膚化粧料中の前記成分(B)の含有量に対する前記成分(C)の含有量の質量割合((C)/(B))が、0.01〜0.05である、請求項1乃至6いずれか一項に記載の皮膚化粧料。
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