JP2017080377A - 洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】槽に対する洗浄効果を向上できる洗浄装置を提供する。
【解決手段】給湯システム1が備える洗浄装置は、浴槽10の内部の液体中に液体を吐出する第一吐出部3bと、浴槽10の内部の液体中に液体を吐出する第二吐出部3cと、を備える。平面視で浴槽10の内部に一方向に流れる旋回流を発生させる。水平面に対する第一吐出部3bの吐出方向3eの角度である第一角度θ1と、水平面に対する第二吐出部3cの吐出方向3fの角度である第二角度θ2とが異なる角度である。
【選択図】図1

Description

本発明は、槽を洗浄する洗浄装置に関する。
入浴によって人体から発生した皮脂汚れ成分は、浴水中に溶出する。溶出した皮脂汚れ成分は、浴槽の壁面あるいは底面に付着して堆積する。浴槽に堆積した皮脂汚れ成分に対して、洗剤を用いて手洗い洗浄を行うことは大きな負担になる。その負担を軽減するため、浴槽を自動的に洗浄する方策が求められている。
下記特許文献1に開示された浴槽洗浄方法は、以下のようなものである。浴槽の内壁面に水流口を設ける。浴槽内に水または湯を張った状態で水流口から水流を内壁面に沿って噴出させることで、内壁面に沿った旋回水流を形成する。この旋回水流により浴槽の内壁面を洗浄する。徐々に排水口から水または湯を抜き取り、浴槽内の水位を徐々に低下させながら、内壁面の底側まで旋回水流により洗浄する。
下記特許文献2に開示された洗浄装置は、浴槽の内壁に設けられた吹き出し口の方向を適切に設定することで、浴槽に対して一方向の旋回流を良好に形成することを可能としている。
特開平11−123150号公報 特許第5742710号公報
特許文献1には、旋回水流を形成しながら、徐々に排水口から水または湯を抜き取り、浴槽内の水位を徐々に低下させることで、内壁面の底側まで旋回水流により洗浄することが記載されている。しかしながら、特許文献1の発明では、浴槽内の水位が、内壁面に設けられた水流口の位置より低くなると、旋回水流を形成できないので、洗浄できない。このため、浴槽の底面付近を洗浄できない。
特許文献2の発明によれば、浴槽に対して一方向の旋回流を良好に形成できる。このような旋回流を用いた洗浄効果をさらに向上することができれば、槽の洗浄において極めて有用であると考えられる。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、槽に対する洗浄効果を向上できる洗浄装置を提供することを目的とする。
本発明に係る洗浄装置は、槽の内部の液体中に液体を吐出する第一吐出部と、槽の内部の液体中に液体を吐出する第二吐出部と、を備え、平面視で槽の内部に一方向に流れる旋回流を発生させ、水平面に対する第一吐出部の吐出方向の角度である第一角度と、水平面に対する第二吐出部の吐出方向の角度である第二角度とが異なる角度であるものである。
本発明の洗浄装置によれば、槽の内部の液体中に液体を吐出する第一吐出部及び第二吐出部を備え、水平面に対する第一吐出部の吐出方向の角度である第一角度と、水平面に対する第二吐出部の吐出方向の角度である第二角度とが異なる角度であることで、槽に対する洗浄効果を向上することが可能となる。
実施の形態1の洗浄装置を備えた給湯システムを示す構成図である。 実施の形態1における浴槽アダプタ及び浴槽の平面図である。 実施の形態1の給湯システムが備える洗浄装置を用いた浴槽の洗浄工程の一例を示すフローチャートである。 実施の形態2における浴槽アダプタ及び浴槽の平面図である。 実施の形態3の洗浄装置を備えた給湯システムを示す構成図である。 実施の形態3における気泡発生装置の例を示す縦断面図である。 実施の形態4の洗浄装置を備えた給湯システムを示す構成図である。 実施の形態4の変形例の給湯システムを示す構成図である。 実施の形態4の洗浄装置を用いた浴槽の洗浄工程の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。各図において共通する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を簡略化または省略する。なお、本発明における装置、器具、及び部品等の、個数、配置、向き、形状、及び大きさは、原則として、図面に示す個数、配置、向き、形状、及び大きさに限定されない。また、本発明は、以下の各実施の形態で説明する構成のうち、組合わせ可能な構成のあらゆる組合わせを含み得る。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1の洗浄装置を備えた給湯システムを示す構成図である。図1に示すように、本実施の形態1の給湯システム1は、貯湯タンク2、浴槽アダプタ3、追い焚き循環経路4、給湯流路5、制御装置6、及び端末装置7を備える。図1では、貯湯タンク2に貯える湯を加熱する加熱装置の図示を省略している。当該加熱装置は、ヒートポンプ方式のもの、電気ヒータ方式のもの、太陽熱を利用する方式のもの、燃焼方式のもの、複数の方式を組み合わせたものなど、いかなるものでもよい。図1では、貯湯タンク2及び浴槽アダプタ3については側面図とし、浴槽10については模式的な側面断面図とし、その他の構成については模式図としている。
浴槽アダプタ3は、本体3a、第一吐出部3b、第二吐出部3c、及び吸入口3dを備える。浴槽10は、第一内壁10a及び底面10bを備える。浴槽アダプタ3は、浴槽10の第一内壁10aから浴槽10の内部空間に臨むように設置される。第一吐出部3bは、浴槽10の内部の液体中に液体を吐出する。本実施の形態における第一吐出部3bは、本体3aから突出するノズル状を呈する。第二吐出部3cは、浴槽10の内部の液体中に液体を吐出する。本実施の形態における第二吐出部3cは、本体3aから突出するノズル状を呈する。吸入口3dは、浴槽10の内部の液体を吸入する。本実施の形態における吸入口3dは、本体3aの上面に開口する。
追い焚き循環経路4は、追い焚き熱交換器4a、往き流路4b、戻り流路4c、及び循環ポンプ4dを備える。往き流路4bの一端は、追い焚き熱交換器4aの二次側流路の入口4eに接続される。往き流路4bの他端は、浴槽10の外側において浴槽アダプタ3の本体3aに接続される。浴槽アダプタ3の吸入口3dは、本体3aの内部で往き流路4bに連通する。往き流路4bの途中に循環ポンプ4dが接続される。戻り流路4cの一端は、追い焚き熱交換器4aの二次側流路の出口4fに接続される。戻り流路4cの他端は、浴槽10の外側において浴槽アダプタ3の本体3aに接続される。浴槽アダプタ3の第一吐出部3b及び第二吐出部3cの流路は、本体3aの内部で戻り流路4cに連通する。
循環ポンプ4dが運転されると、以下のようになる。浴槽10の内部の液体は、浴槽アダプタ3の吸入口3dから往き流路4bに引き込まれ、追い焚き熱交換器4aへ導かれる。追い焚き熱交換器4aを通過した液体は、戻り流路4cを通って浴槽アダプタ3へ戻り、第一吐出部3b及び第二吐出部3cから浴槽10の内部の液体中に吐出される。図1中の矢印は、このような追い焚き循環経路4における液体の循環方向を示す。
図示を省略するが、追い焚き熱交換器4aの一次側流路には、熱源流体として、貯湯タンク2から供給される湯、または加熱装置で加熱された液体などを循環させる循環経路が接続される。浴槽10内の浴水の追い焚きを行う場合には、以下のようにする。循環ポンプ4dを運転するとともに熱源流体を追い焚き熱交換器4aに循環させる。追い焚き熱交換器4aで熱源流体の熱を受け取って加熱された浴水が浴槽10に戻ることで、浴槽10を追い焚きできる。
給湯流路5の一端は、貯湯タンク2に接続される。給湯流路5の他端は、追い焚き熱交換器4aと循環ポンプ4dとの間の往き流路4bに形成された分岐部4gに接続される。例えば浴槽10の湯張りを行う際には、貯湯タンク2から給湯流路5及び追い焚き循環経路4を介して浴槽10へ湯を供給できる。給湯流路5から供給される湯は、分岐部4gから追い焚き熱交換器4a側へ流れ、戻り流路4cを通って浴槽アダプタ3に達し、第一吐出部3b及び第二吐出部3cから浴槽10の内部へ吐出される。給湯流路5から供給される湯は、分岐部4gから循環ポンプ4d側にも並行して流れてもよい。その場合、給湯流路5から供給される湯は、第一吐出部3b及び第二吐出部3cだけでなく、吸入口3dからも浴槽10の内部へ吐出される。給湯流路5の途中には、水道等から供給される低温水を混合することで給湯温度を調節する温度調節部(図示省略)が備えられてもよい。
制御装置6は、循環ポンプ4dの動作を制御する。制御装置6は、給湯システム1が備える図示しない他のアクチュエータ、加熱装置などの動作を制御してもよい。端末装置7は、制御装置6に対し双方向にデータ通信可能に接続される。端末装置7は、浴室に設置されてもよい。端末装置7は、ユーザーが操作する操作部、ユーザーに情報を報知する表示部、音声アナウンス装置などのユーザーインターフェースを備えてもよい。
貯湯タンク2、追い焚き熱交換器4a、循環ポンプ4d、往き流路4bの一部、戻り流路4cの一部、給湯流路5、及び制御装置6は、一つの筐体8に収納されてもよい。浴槽10の底部には、浴槽10の内部の液体を外部へ排出する排水栓11が設置されている。制御装置6が排水栓11を電磁弁で自動的に開閉可能に構成してもよい。
水平面に対する第一吐出部3bの吐出方向3eの角度である第一角度θ1と、水平面に対する第二吐出部3cの吐出方向3fの角度である第二角度θ2とは、互いに異なる角度である。第一角度θ1は、三次元空間における第一吐出部3bの吐出方向3eと水平面との間の劣角である。図1では、便宜上、第一吐出部3bの吐出方向3eを図1の紙面に垂直な方向に投影した直線と水平面との間の角度として第一角度θ1を示している。第二角度θ2は、三次元空間における第二吐出部3cの吐出方向3fと水平面との間の劣角である。図1では、便宜上、第二吐出部3cの吐出方向3fを図1の紙面に垂直な方向に投影した直線と水平面との間の角度として第二角度θ2を示している。第一吐出部3bが有する流路の中心線の方向を吐出方向3eとみなしてもよい。第二吐出部3cが有する流路の中心線の方向を吐出方向3fとみなしてもよい。
本実施の形態では、以下のように構成されている。第一吐出部3bの吐出方向3eは、水平面に対して斜め上を向く方向である。第二吐出部3cの吐出方向3fは、水平面に対して斜め下を向く方向である。第一角度θ1及び第二角度θ2は、共に鋭角である。なお、第一角度θ1を正の値として角度を定義した場合には、第二角度θ2は負の値になる。逆に、第二角度θ2を正の値として角度を定義した場合には、第一角度θ1は負の値になる。
図2は、実施の形態1における浴槽アダプタ3及び浴槽10の平面図である。図2では、追い焚き循環経路4については模式図とし、追い焚き熱交換器4aの図示を省略する。図2に示すように、浴槽10の第一内壁10aは、浴槽10の長手方向に対し垂直な方向に延びる。浴槽10は、第二内壁10cを備える。第二内壁10cは、浴槽10の角のアール部(R部)を介して、第一内壁10aに隣り合う。第二内壁10cは、浴槽10の長手方向に延びる。本実施の形態では、以下のように構成される。第一吐出部3b及び第二吐出部3cは、共に第一内壁10aに配置される。第一吐出部3b及び第二吐出部3cは、第二内壁10cへ向けて液体を吐出する。すなわち、平面視で、第一吐出部3bの吐出方向3eの延長線及び第二吐出部3cの吐出方向3fの延長線は、第二内壁10cと交わる。
図示の構成に代えて、浴槽アダプタ3が配置された第一内壁10aが浴槽10の長手方向に延び、第二内壁10cが浴槽10の長手方向に対し垂直な方向に延びるように構成してもよい。
また、本実施の形態では、以下のように構成される。図2の平面視において、第一内壁10aの接線10dに対する第一吐出部3bの吐出方向3eの角度である第三角度θ3と、当該接線10dに対する第二吐出部3cの吐出方向3fの角度である第四角度θ4とが異なる角度である。第三角度θ3は、第一吐出部3bの吐出方向3eを図2の紙面に垂直な方向に投影した直線と接線10dとの間の角度である。第四角度θ4は、第二吐出部3cの吐出方向3fを図2の紙面に垂直な方向に投影した直線と接線10dとの間の角度である。第三角度θ3は、第一吐出部3bの吐出方向3eと接線10dとの間の劣角である。第四角度θ4は、第二吐出部3cの吐出方向3fと接線10dとの間の劣角である。第三角度θ3及び第四角度θ4は、共に鋭角である。本実施の形態では、第四角度θ4は、第三角度θ3に比べて大きい。
第一吐出部3bは、吐出方向3eを手動または自動で変えられるように構成されていてもよい。第二吐出部3cは、吐出方向3fを手動または自動で変えられるように構成されていてもよい。第一吐出部3bの吐出方向3e及び第二吐出部3cの吐出方向3fのいずれか一方または両方が可動式である場合には、少なくとも浴槽10を洗浄するときに、これらの方向が前述した方向になっていればよい。浴槽10を洗浄する以外のとき、例えば湯張り動作、あるいは追い焚き動作のときには、第一吐出部3bの吐出方向3e及び第二吐出部3cの吐出方向3fのいずれか一方または両方が、前述した方向以外の方向を向いていてもよい。
図3は、実施の形態1の給湯システム1が備える洗浄装置を用いた浴槽10の洗浄工程の一例を示すフローチャートである。以下、図3を参照して、本実施の形態における洗浄工程の一例を説明する。なお、浴槽10の残り湯水を使用して本実施の形態における洗浄工程を実施してもよい。すなわち、使用者が浴槽10を用いて入浴した後の残り湯水を使用して本実施の形態における洗浄工程を実施してもよい。浴槽10の残り湯水を使用して洗浄工程を実施することで、水を節約できる。浴槽10の残り湯水を使用する方法に限らず、洗浄工程のために湯水を浴槽10に新たに溜めた上で本実施の形態における洗浄工程を実施してもよいことは言うまでもない。
洗浄工程では、図3のステップS1において、浴槽10内の湯水に洗剤すなわち界面活性剤を投入する。この場合、使用者が手動で洗剤を投入してもよい。浴槽10内に自動で洗剤を供給する装置が備えられている場合には、自動で洗剤を投入してもよい。以下の説明では、浴槽10内の湯水に洗剤が混合された液体を「洗浄水」と称する。
ステップS1からステップS2へ移行する。ステップS2では、第一吐出部3bの吐出方向3e及び第二吐出部3cの吐出方向3fのいずれか一方または両方が可動式である場合において、第一吐出部3bの吐出方向3e及び第二吐出部3cの吐出方向3fが、図1及び図2を用いて説明した方向になるように、これらの吐出方向を切り替える。吐出方向を切り替えは、手動で行ってもよいし、自動でもよい。第一吐出部3bの吐出方向3e及び第二吐出部3cの吐出方向3fが固定式である場合には、ステップS2は省略できる。
ステップS2からステップS3へ移行する。ステップS3では、端末装置7の操作部に備えられた洗浄開始ボタン(図示省略)を使用者が押下する。洗浄開始ボタン(図示省略)が押下されたことを示す信号を制御装置6が端末装置7から受信すると、制御装置6は、循環ポンプ4dの運転を開始する。
ステップS3からステップS4へ移行する。ステップS4では、循環ポンプ4dが運転されることで、浴槽10内の洗浄水が追い焚き循環経路4を循環する。追い焚き循環経路4を循環して浴槽アダプタ3の第一吐出部3b及び第二吐出部3cから吐出された水流は、浴槽10の第二内壁10cに近づき、第二内壁10cに沿って流れる。当該水流は、図2の平面視で、浴槽10の内部に、浴槽10の周方向に沿って一方向に流れる旋回流99を発生させる。第一吐出部3b及び第二吐出部3cから吐出されて浴槽10の内部を一周した旋回流99の一部の洗浄水は、浴槽アダプタ3の吸入口3dへ吸入され、追い焚き循環経路4を再循環する。旋回流99によって洗浄水が浴槽10の内壁面に沿って流れることで、浴槽10の内壁面の汚れを落とすことができる。ステップS4の循環運転の継続時間は、例えば10分間、または10分間以上とすることが望ましい。
ステップS4からステップS5へ移行する。ステップS5では、循環ポンプ4dを停止することで水流を循環させる運転を停止するとともに、排水栓11を開くことで浴槽10内の洗浄水を排水する。排水栓11を開く動作は手動で行ってもよいし、制御装置6の制御により自動で排水栓11を開いてもよい。
ステップS5からステップS6へ移行する。ステップS6では、浴槽10の内壁面及び底面10bに残存している洗浄水を、シャワー等を用いて手動で洗い流す、すすぎ作業を行う。すすぎ作業が終了することで、洗浄工程が完了する(ステップS7)。
本実施の形態であれば、図1に示すように、水平面に対する第一吐出部3bの吐出方向3eの第一角度θ1と、水平面に対する第二吐出部3cの吐出方向3fの第二角度θ2とが異なる角度であるので、ステップS4で旋回流99を発生させた際に、以下の効果が得られる。第一吐出部3bから吐出される水流が流れる位置の高さと、第二吐出部3cから吐出される水流が流れる位置の高さとが異なる。それゆえ、浴槽10の底面10bから液面の高さまでの間で、高さ方向の広い範囲に旋回流99を形成できる。浴槽10の底面10bから液面の高さまでの間で、旋回流99の流速分布を均一化できる。そのため、浴槽10の内壁面に対し、高さ方向の広い範囲において、旋回流99による洗浄効果を及ぼすことが可能となる。浴槽10の内壁面の高さ方向に洗浄ムラが生ずることを抑制できる。第一吐出部3bから吐出される水流が有する高さ方向の流れベクトルと、第二吐出部3cから吐出される水流が有する高さ方向の流れベクトルとが異なることで、2つの水流が混ざるところでは、両者が干渉することで流速の変動が生ずる。このようにして流速が変動することで、その部分の汚れにかかる圧力が変動するため、定常な流速に比べて、汚れがさらに落ちやすい。そのため、比較的低い流速でも洗浄効果を向上できる。
本実施の形態であれば、第一吐出部3bの吐出方向3eが、水平面に対して斜め上を向く方向であることで、以下の効果が得られる。第一吐出部3bの位置より高さが高い範囲にも、旋回流99を確実に形成できる。浴槽10の内壁面のうち、第一吐出部3bの位置より高さが高い内壁面にも旋回流99による洗浄効果を確実に及ぼすことが可能となる。本実施の形態であれば、第二吐出部3cの吐出方向3fが、水平面に対して斜め下を向く方向であることで、以下の効果が得られる。第二吐出部3cより高さが低い範囲にも、旋回流99を確実に形成できる。浴槽10の内壁面のうち、第二吐出部3cの位置より高さが低い内壁面にも旋回流99による洗浄効果を確実に及ぼすことが可能となる。浴槽10の底面10bの少なくとも一部に対しても、旋回流99による洗浄効果を確実に及ぼすことが可能となる。なお、図示の構成に代えて、第一吐出部3bの吐出方向3eを水平面に対して斜め下を向く方向とし、第二吐出部3cの吐出方向3fを水平面に対して斜め上を向く方向としてもよい。その場合でも、上記と類似の効果が得られる。また、第一吐出部3bの吐出方向3eと、第二吐出部3cの吐出方向3fとのいずれか一方が水平な方向でもよい。
本実施の形態であれば、図2の平面視において、第一内壁10aの接線10dに対する第一吐出部3bの吐出方向3eの第三角度θ3と、当該接線10dに対する第二吐出部3cの吐出方向3fの第四角度θ4とが異なる角度であることで、以下の効果が得られる。仮に第三角度θ3及び第四角度θ4が小さすぎると、第一吐出部3b及び第二吐出部3cから吐出された水流が第二内壁10cで跳ね返ることで、旋回流99が第二内壁10cから離れてしまう可能性がある。仮に第三角度θ3及び第四角度θ4が大きすぎると、第一吐出部3b及び第二吐出部3cに近い部分の第二内壁10cに旋回流99が当たりにくくなり、当該部分に対する洗浄効果が低下する可能性がある。本実施の形態であれば、第三角度θ3と第四角度θ4とが異なる角度であることで、旋回流99が第二内壁10cから離れてしまうことを確実に抑制しつつ、第一吐出部3b及び第二吐出部3cに近い部分の第二内壁10cにも旋回流99を確実に当てることが可能となる。図示の構成では、第四角度θ4が第三角度θ3に比べて大きいが、第三角度θ3が第四角度θ4に比べて大きくてもよい。その場合でも、上記と類似の効果が得られる。
本実施の形態では、第一吐出部3b及び第二吐出部3cの2個の吐出部を備える例について説明したが、本発明では、3個以上の吐出部を備えてもよい。3個の吐出部を備える場合、水平面に対する第三吐出部(図示せず)の吐出方向の角度は、第一吐出部3bの吐出方向3eの第一角度θ1と、第二吐出部3cの吐出方向3fの第二角度θ2とのいずれとも異なる角度でもよいし、第一角度θ1及び第二角度θ2のいずれかと同じ角度でもよい。4個以上の吐出部を備える場合、水平面に対する各吐出部の吐出方向の角度が、他のいずれの吐出部の吐出方向の角度とも異なる角度になるようにしてもよい。4個以上の吐出部を備える場合、水平面に対する吐出部の吐出方向の角度が等しい複数の吐出部を含んでもよい。
洗浄工程の開始前の浴槽10内の水位が低い場合には、洗浄工程の開始時に貯湯タンク2から浴槽10へ給湯することで浴槽10内の水位を上げてもよい。浴槽10の内壁面において、入浴時に人が浴槽10に浸かったときの水面の位置に皮脂汚れが付着しやすい。洗浄工程の開始時に、当該水面の位置よりも高い水位まで浴槽10内の水位を上げてもよい。そのようにすることで、浴槽10の内壁面の水面の位置に付着した皮脂汚れを落とすことが可能となる。
洗浄水の温度を高くすることで、皮脂の溶解度が高くなり、洗浄効果を向上できる。洗浄工程のときの洗浄水を加温することで、皮脂の溶解度が高くなるようにしてもよい。その場合、洗浄工程のときの洗浄水の温度を、例えば35℃〜60℃となるように加温してもよい。洗浄水を加温する方法は、例えば、貯湯タンク2から浴槽10へ湯を追加する方法でもよいし、追い焚き熱交換器4aで洗浄水を加熱する方法でもよい。洗浄水を加温した場合には、洗浄水の温度が低下すると溶解した皮脂が再度析出する可能性があるため、排水が完了するまで洗浄水の温度を35℃〜60℃に保つことが望ましい。
本発明では、旋回流99を発生させる動作のときに、第一吐出部3b及び第二吐出部3cからの吐出量を周期的に変動させる手段を備えてもよい。第一吐出部3b及び第二吐出部3cからの吐出量を周期的に変動させることで、第一吐出部3b及び第二吐出部3cから吐出される水流の脈動を生じさせることができるので、脈動の流速変動により、汚れにかかる圧力が変動することで、定常な流速に比べて、汚れがさらに落ちやすいようにできる。第一吐出部3b及び第二吐出部3cからの吐出量を周期的に変動させる手段としては、例えば、循環ポンプ4dへの入力周波数を周期的に変化させる手段、循環ポンプ4dの通電の入り切りを周期的に繰り返す手段、往き流路4bまたは戻り流路4cの途中に配置した流量制御弁(図示省略)の開度を周期的に変化させる手段、などが挙げられる。
図3のステップS5で制御装置6の制御により自動で排水栓11を開く場合には、制御装置6は、以下のような洗浄完了判定を行ってもよい。制御装置6は、洗浄完了判定として、例えば、予め設定された循環運転時間が経過したかどうか、あるいは、浴槽10の内壁面の所定部位の汚れ状態を例えば光反射率などを用いて検知することで汚れが除去されているかどうかを判定する。制御装置6は、洗浄完了判定において洗浄が完了していないと判定された場合には、循環ポンプ4dの運転を続行または再開してもよい。制御装置6は、洗浄完了判定において洗浄が完了した判定された場合には、排水栓11を開いて排水を実施する。
端末装置7の操作部の洗浄開始ボタンが押下された場合に、端末装置7の表示部に「浴槽洗浄中」などの表示を実施してもよい。洗浄が終了した場合には、当該表示を消し、洗浄が終了したことを端末装置7から音または音声を発生することで使用者に報知してもよい。
本実施の形態であれば、湯張り時に浴槽10へ注入される湯の出口として第一吐出部3b及び第二吐出部3cを兼用可能であるので、部品点数及びコストを抑制できる。本実施の形態であれば、第一吐出部3b及び第二吐出部3cが追い焚き循環経路4に連通することで、追い焚き時に加熱された浴槽水を第一吐出部3b及び第二吐出部3cから浴槽10へ戻すことができる。このため、部品点数及びコストを抑制できる。本発明では、追い焚き循環経路4の出入り口とは別個に第一吐出部3b及び第二吐出部3cを備えてもよい。また、湯張り時に浴槽10へ注入される湯の出口とは別個に第一吐出部3b及び第二吐出部3cを備えてもよい。
本実施の形態における第二吐出部3cは、その吐出方向3fが水平面に対して斜め下を向く方向になる斜め下向き吐出部に該当する。水平面に対する第二吐出部3cの吐出方向3fの第二角度θ2が小さすぎると仮定した場合には、吐出方向3fの斜め下向きの傾斜が緩やかになりすぎることで、第二吐出部3cから吐出される水流が浴槽10の底面10b付近まで到達しない可能性がある。その場合には、浴槽10の底面10b付近まで旋回流99を十分に形成できない可能性がある。その一方で、第二角度θ2が大きすぎると仮定した場合には、吐出方向3fの斜め下向きの傾斜が急になりすぎることで、第二吐出部3cから吐出される水流が浴槽10の底面10bで跳ね返って乱れる可能性がある。
上記の観点から、第二角度θ2に関して、以下のようにすることが望ましい。図1に示すように、第二吐出部3cの先端と浴槽10の底面10bとの距離をXとする。図2の平面視において、第二吐出部3cの吐出方向3fの延長線と浴槽10の第二内壁10cの内壁面との交点と、第二吐出部3cの先端との距離をYとする。水平面に対する第二吐出部3cの吐出方向3fの第二角度θ2が、|θ2|=arctan(X/Y)なる条件を満足する場合には、第二吐出部3cの吐出方向3fの延長線は、浴槽10の底面10bと第二内壁10cとの間の角に到達する。この場合には、第二吐出部3cから吐出される水流が浴槽10の底面10b付近まで確実に到達でき、かつ、第二吐出部3cから吐出される水流が浴槽10の底面10bで跳ね返って乱れることを確実に抑制できる。第二角度θ2が、上記条件の上下10°の範囲であれば、類似の効果が得られる。よって、第二角度θ2が、|θ2|=arctan(X/Y)±10°なる関係を満足するようにすることで、上述したような効果が得られる。図示の構成と異なり、第一吐出部3bが、その吐出方向3eが水平面に対して斜め下を向く方向になる斜め下向き吐出部に該当する場合には、第一吐出部3bの吐出方向3eを上記と同様に設定することで、上述したような効果が得られる。
本実施の形態では、図2の平面視で時計回りの旋回流99を発生させる例について説明したが、平面視で反時計回りの旋回流を発生させてもよいことは言うまでもない。
実施の形態2.
次に、図4を参照して、実施の形態2について説明するが、上述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分については説明を簡略化または省略する。図4は、実施の形態2における浴槽アダプタ3及び浴槽10Aの平面図である。
図4に示すように、本実施の形態2における浴槽10Aは、腰掛け部10eを備える。腰掛け部10eは、浴槽10Aの底面10bよりも高い位置にある面である。腰掛け部10eは、浴槽10A内に入浴する人が腰掛けることのできる座面を有する。腰掛け部10eと底面10bとの間の段差の面である第一内壁10aに浴槽アダプタ3が取り付けられている。吸入口3dは、浴槽アダプタ3の本体3aの上面に開口する。浴槽アダプタ3の第一吐出部3b及び第二吐出部3cの構成は、実施の形態1と同じである。浴槽10Aは、第一内壁10aに対向する第三内壁10fと、第二内壁10cに対向する第四内壁10gと、腰掛け部10eより上にあって第三内壁10fに対向する第五内壁10hとを備える。
浴槽10Aの洗浄工程においては、浴槽10A内の水位を、腰掛け部10eより高い水位にする。本実施の形態の浴槽アダプタ3を備える洗浄装置であれば、第一吐出部3bの吐出方向3eが、水平面に対して斜め上を向く方向であることで、以下の効果が得られる。第一吐出部3bの位置より高さが高い範囲にも、旋回流99を確実に形成できる。このため、第二内壁10c、第三内壁10f、及び第四内壁10gに沿って流れた旋回流99は、腰掛け部10eの上の領域にも回り込み、第五内壁10hに沿って流れる。本実施の形態の浴槽アダプタ3を備える洗浄装置であれば、腰掛け部10eを有する浴槽10Aにおいて、腰掛け部10eの上の領域の汚れも残さずに落とすことが可能となる。本実施の形態の浴槽アダプタ3を備える洗浄装置であれば、腰掛け部10eを有する浴槽10A以外の各種の形状の浴槽に対しても、上記と類似の作用を奏することで、比較的低い循環流量でも高い洗浄効果が得られる。
本実施の形態2では、図4の平面視において、吸入口3dは、浴槽アダプタ3の本体3aの中心線3gに対して、第一吐出部3b及び第二吐出部3cの吐出方向3e,3fが向いている方の側にある。これにより、以下の効果が得られる。旋回流99が腰掛け部10eの上の領域により確実に回り込むようにできる。腰掛け部10eの上の領域の汚れをより確実に落とすことが可能となる。
実施の形態3.
次に、図5及び図6を参照して、実施の形態3について説明するが、上述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分については説明を簡略化または省略する。図5は、実施の形態3の洗浄装置を備えた給湯システム1Aを示す構成図である。図5に示す本実施の形態3の給湯システム1Aは、第一気泡発生装置12A及び第二気泡発生装置12B等を備えること以外は、実施の形態1の給湯システム1と同じである。
第一気泡発生装置12A及び第二気泡発生装置12Bは、追い焚き循環経路4における循環ポンプ4dの下流側に配置されている。なお、本実施の形態3では、第一気泡発生装置12A及び第二気泡発生装置12Bの二つの気泡発生装置を備える例について説明するが、気泡発生装置を一つのみ備える場合であっても本実施の形態3に類似した効果が得られる。
第一気泡発生装置12Aは、追い焚き熱交換器4aと浴槽アダプタ3との間の戻り流路4cの途中に接続されている。第一気泡発生装置12Aには、空気導入路13Aが接続されている。空気導入路13Aには、流量調整弁14Aが設置されている。追い焚き循環経路4の循環運転中に流量調整弁14Aを開くと、空気導入路13Aを通って空気が第一気泡発生装置12Aへ導入される。第一気泡発生装置12Aは、空気導入路13Aから導入された空気を液体中に混合することで気泡を生成する。第一気泡発生装置12Aで気泡を生成することで、気泡を含む液体を浴槽アダプタ3の第一吐出部3b及び第二吐出部3cから吐出可能である。流量調整弁14Aの開閉状態を制御装置6が制御してもよい。流量調整弁14Aの開度を調整することで、第一気泡発生装置12Aの吸気量を調整できる。第一気泡発生装置12Aの吸気量を調整することで、第一気泡発生装置12Aで発生する気泡の径を制御できる。
第二気泡発生装置12Bは、循環ポンプ4dと追い焚き熱交換器4aとの間の往き流路4bの途中に接続されている。第二気泡発生装置12Bには、空気導入路13Bが接続されている。空気導入路13Bには、流量調整弁14Bが設置されている。追い焚き循環経路4の循環運転中に流量調整弁14Bを開くと、空気導入路13Bを通って空気が第二気泡発生装置12Bへ導入される。第二気泡発生装置12Bは、空気導入路13Bから導入された空気を液体中に混合することで気泡を生成する。第二気泡発生装置12Bで気泡を生成することで、気泡を含む液体を浴槽アダプタ3の第一吐出部3b及び第二吐出部3cから吐出可能である。流量調整弁14Bの開閉状態を制御装置6が制御してもよい。流量調整弁14Bの開度を調整することで、第二気泡発生装置12Bの吸気量を調整できる。第二気泡発生装置12Bの吸気量を調整することで、第二気泡発生装置12Bで発生する気泡の径を制御できる。
本実施の形態3であれば、浴槽10の洗浄工程において、第一気泡発生装置12A及び第二気泡発生装置12Bの少なくとも一方で気泡を生成することで、気泡を含む洗浄液を第一吐出部3b及び第二吐出部3cから吐出できる。本実施の形態3であれば、気泡を含む旋回流99を形成できる。本実施の形態3であれば、旋回流99に含まれる気泡によって、洗浄効果をさらに向上できる。
第一気泡発生装置12Aまたは第二気泡発生装置12Bで生成される気泡の直径は、例えば、画像解析法、レーザー回折・散乱法などの方法で測定できる。第一気泡発生装置12A及び第二気泡発生装置12Bの少なくとも一方は、直径10μm以下の微細気泡を少なくとも含む気泡を生成可能であることが望ましい。直径10μm以下の微細気泡は、浴槽10の内壁面と、当該内壁面に付着した汚れとの間に入り込むことが可能であり、当該内壁面に対する汚れの付着力を弱めることができる。このため、直径10μm以下の微細気泡を供給することで、洗浄効果をさらに向上できる。特に、直径100nm〜10μmの範囲に分布のピークを有する微細気泡は、浴槽10の内壁面と、当該内壁面に付着した汚れとの間に入り込む効果が高く、当該内壁面に対する汚れの付着力を弱める効果が高い。第一気泡発生装置12A及び第二気泡発生装置12Bの少なくとも一方が、直径100nm〜10μmの範囲に分布のピークを有する微細気泡を生成可能にすることで、当該微細気泡を浴槽10に供給でき、洗浄効果をさらに向上できる。
第一気泡発生装置12A及び第二気泡発生装置12Bの少なくとも一方は、直径20μm〜500μmの範囲に分布のピークを有する気泡を生成可能でもよい。直径20μm〜500μmの範囲に分布のピークを有する気泡は、物理的に汚れを壁面から剥離させる力が強い。浴槽10の洗浄工程において、直径100nm〜10μmの範囲に分布のピークを有する微細気泡と、直径20μm〜500μmの範囲に分布のピークを有する気泡とを併用してもよい。直径100nm〜10μmの範囲に分布のピークを有する微細気泡を先に供給することで、汚れの壁面への付着力を弱めた後に、直径20μm〜500μmの範囲に分布のピークを有する気泡を供給することで、物理的に汚れを壁面から剥離させてもよい。そのようにすることで、特に高い洗浄効果が得られる。直径100nm〜10μmの範囲に分布のピークを有する微細気泡と、直径20μm〜500μmの範囲に分布のピークを有する気泡とを同時に供給した場合にも、上記と類似の効果が得られる。直径100nm〜10μmの範囲に分布のピークを有する微細気泡を第一気泡発生装置12Aによって生成し、直径20μm〜500μmの範囲に分布のピークを有する気泡を第二気泡発生装置12Bによって生成してもよい。流量調整弁14Aまたは14Bで吸気量を調整することで、気泡径を制御できる。吸気量を少なくすると気泡径が小さくなり、吸気量を多くすると気泡径が大きくなる。気泡発生装置を一つのみ備える場合においても、当該気泡発生装置の吸気量を調整することで、直径100nm〜10μmの範囲に分布のピークを有する微細気泡と、直径20μm〜500μmの範囲に分布のピークを有する気泡との双方を生成してもよい。
本実施の形態3であれば、浴槽10の洗浄工程において、第一気泡発生装置12A及び第二気泡発生装置12Bの少なくとも一方で気泡を生成することで、気泡を含む旋回流99を形成できる。浴槽10内に洗剤を供給した場合には、気泡の界面を洗剤すなわち界面活性剤が取り囲むことで、気泡が安定化するとともに、洗剤と汚れの面との接触面積が増加する。これにより、高い洗浄力が得られる。また、気泡が安定することで、浴槽アダプタ3の吸入口3dから、気泡及び洗剤を含む洗浄液が流入する。これにより、追い焚き循環経路4内の洗浄も同時に行うことができる。本実施の形態3における洗浄工程では、浴槽10内の洗浄水の排水後または排水と同時に、貯湯タンク2から追い焚き循環経路4への注水、または給湯流路5に接続された水道栓(図示省略)から追い焚き循環経路4への注水を行うことで、追い焚き循環経路4内のすすぎ洗浄を行ってもよい。
図6は、実施の形態3における気泡発生装置の例を示す縦断面図である。図6に示す気泡発生装置12は、実施の形態3において使用可能な気泡発生装置の例である。第一気泡発生装置12A及び第二気泡発生装置12Bの少なくとも一方は、図6に示す気泡発生装置12のような構造を有してもよい。
図6に示す気泡発生装置12は、流体の流れを絞ることによって流速を増加させることで、低速部に比べて低い圧力を発生させるベンチュリ機構を有する。気泡発生装置12は、入口部12a、固定翼12b、縮径部12c、気体導入部12d、及び拡径部12eを備える。洗浄水等の液体は、図6中、進行方向Pの矢印で示すように、左側から右側に向かって進む。入口部12aの内径は、少なくとも部分的に、進行方向Pに沿って一定である。入口部12aの内部に固定翼12bが設置されている。固定翼12bは、入口部12aの液体の流れに旋回力を与えることで、流路の軸線12fを中心に旋回する旋回流SFを発生させる。縮径部12cは、入口部12aの下流側に同軸的に形成される。縮径部12cの内径は、進行方向Pに沿って連続的に縮小する。縮径部12cの内部空間は、略円錐状をなす。縮径部12cは、固定翼12bにより発生させた旋回流SFの半径を縮小し、旋回流SFを高速化する。気体導入部12dは、縮径部12cの下流端部すなわち最縮径部12gに、径方向の外側から空気を導入する通路を有する。気体導入部12dには、図5中の空気導入路13Aまたは13Bが接続される。最縮径部12gに発生する負圧により、気体導入部12dから空気が吸入される。拡径部12eは、縮径部12cの下流側に同軸的に形成される。拡径部12eの内径は、進行方向Pに沿って連続的に拡大する。拡径部12eの内部空間は、略円錐状をなす。拡径部12eでは、縮径部12cで高速化された旋回流SFに、気体導入部12dから導入された空気が混合されることで、気泡90を発生させる。このような気泡発生装置12であれば、気体導入部12dから導入された空気が旋回流SFによりせん断されることで、直径の小さい気泡90、すなわち微細気泡を生成することが可能となる。
上述した気泡発生装置12の構造は一例であり、他の構造の気泡発生装置を用いてもよい。また、上述した気泡発生装置12のような自然吸気式の気泡発生装置に限らず、ポンプ等で強制的に吸気する気泡発生装置を用いてもよい。
実施の形態4.
次に、図7から図9を参照して、実施の形態4について説明するが、上述した実施の形態3との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分については説明を簡略化または省略する。図7は、実施の形態4の洗浄装置を備えた給湯システム1Bを示す構成図である。図7に示す本実施の形態4の給湯システム1Bは、実施の形態3の給湯システム1Aに加えて、気泡拡径手段15をさらに備える。
気泡拡径手段15を作動させることで、浴槽10内の液中の気泡の径を拡大させることができる。制御装置6が気泡拡径手段15の作動及び停止などを制御してもよい。
給湯システム1Bの気泡拡径手段15は、浴槽10の内壁部またはその近くに設置された超音波発生器15aを備える。超音波発生器15aは、浴槽10内の液中に、16kHz以上の周波数の超音波を発生させる。超音波発生器15aが発生した超音波は、対向する浴槽10の第三内壁10fに向けて放射される。超音波発生器15aから超音波が放射されると、浴槽10内の液中の気泡の径が拡大する。図示の構成では、超音波発生器15aは、浴槽アダプタ3の本体3aに設置されている。このような構成に限らず、超音波発生器15aは、浴槽アダプタ3とは別の位置に設置されてもよい。超音波発生器15aは、振動子の振動により超音波を発生させる。超音波発生器15aは、電圧が印加される単体の振動子でもよい。
図8は、実施の形態4の変形例の給湯システム1Cを示す構成図である。図8に示す本実施の形態4の変形例の給湯システム1Cは、図7の給湯システム1Bと比べて、気泡拡径手段15の構成が異なる。給湯システム1Cの気泡拡径手段15は、吐出口15b、循環路15c、及び循環ポンプ15dを備える。吐出口15bは、浴槽10の内壁部に設置されている。吐出口15bは、浴槽10の内部の液体中に、噴流を流入させる。循環路15cは、浴槽10内の液体を、浴槽10外を経由させて、吐出口15bに導く。循環ポンプ15dは、循環路15cの途中に接続されている。循環ポンプ15dを運転すると、浴槽10内の液体が循環路15cへ吸入され、循環路15cを通過した液体が吐出口15bから浴槽10の内部の液体中に噴流として流入する。
図8の給湯システム1Cの気泡拡径手段15は、吐出口15bでの噴流の流速が10m/秒以上になるように作動する。噴流が吐出される部位のレイノルズ数が90,000以上、吐出口15bでの流速が少なくとも10m/秒以上とすることによって、水流が吐出口15bの角部で渦流を形成しながら剥離する過程でキャビテーションが発生して、超音波が発生する。その超音波により、浴槽10内の液中の気泡の径が拡大する。
図示の構成では、気泡拡径手段15の吐出口15bは、浴槽アダプタ3に対向する浴槽10の第三内壁10fに設置されている。気泡拡径手段15の循環路15c及び循環ポンプ15dは、追い焚き循環経路4及び循環ポンプ4dとは別個に備えられている。このような構成に限らず、追い焚き循環経路4及び循環ポンプ4dを気泡拡径手段15と兼用にしてもよい。すなわち、追い焚き循環経路4及び循環ポンプ4dを用いて、気泡拡径手段15の噴流を発生させてもよい。
図9は、実施の形態4の洗浄装置を用いた浴槽10の洗浄工程の一例を示すフローチャートである。以下、図9を参照して、本実施の形態における洗浄工程の一例を説明する。
図9のステップS1’からステップS3’は、図3のステップS1からステップS3と同じであるので、説明を省略する。ステップS4’では、追い焚き循環経路4の循環ポンプ4dが運転されることで、浴槽10内に旋回流99が形成される。この際に、第一気泡発生装置12Aで微細気泡を生成することで、微細気泡を浴槽10内の洗浄液中に供給する。
浴槽10内の洗浄液中に微細気泡が供給されると、浴槽10内の洗浄液中の溶存酸素が増加する。当該溶存酸素は、例えば5分ほどで、過飽和状態となる。浴槽10内の洗浄液中の溶存酸素が十分に増加したときに、ステップS4’からステップS5’へ移行する。ステップS5’では、追い焚き循環経路4の循環ポンプ4dを一旦停止して、浴槽10内の洗浄液を静置状態とする。静置状態とする時間は、例えば、5分間でもよい。
ステップS5’からステップS6’へ移行する。ステップS6’で、気泡拡径手段15を作動させる。その結果、以下のようになる。浴槽10内の洗浄液中に滞留している微細気泡を核として、溶存していた酸素がガス化することで、滞留していた気泡の径は大きくなる。
ステップS6’からステップS7’へ移行する。ステップS7’で、気泡拡径手段15を停止するとともに、追い焚き循環経路4の循環ポンプ4dを再び運転することで、浴槽10内に旋回流99を形成する。循環ポンプ4dの運転を所定時間継続した後、循環ポンプ4dを停止させる。
ステップS7’からステップS8’へ移行する。ステップS8’からステップS10’は、図3のステップS5からステップS7と同じであるので、説明を省略する。
上述した本実施の形態4であれば、以下のような効果が得られる。浴槽10の洗浄工程において、径の小さい微細気泡を先に浴槽10内で循環させることにより、壁面に付着した汚れと壁面との間に微細気泡が入り込むことで、汚れを壁面から浮かせることができる。さらにその後に、気泡拡径手段15により径を拡大させた気泡を浴槽10内に循環させることで、壁面から浮いて付着力が弱くなった汚れを確実に壁面から剥離除去することができる。
以上説明した各実施の形態では、本発明の洗浄装置を備えた給湯システムを例に説明したが、本発明の洗浄装置は、給湯システムとは別個に備えられるものでもよい。また、本発明の洗浄装置は、浴槽を洗浄する装置に限定されるものではなく、他の用途の槽を洗浄する装置にも適用可能である。他の用途の槽とは、例えば、魚介類等の水生生物の保管または飼育用の水槽、マンションなどの水道用の貯水槽、防火水槽などである。
1,1A 給湯システム、 2 貯湯タンク、 3 浴槽アダプタ、 3a 本体、 3b 第一吐出部、 3c 第二吐出部、 3d 吸入口、 3e,3f 吐出方向、 3g 中心線、 4 追い焚き循環経路、 4a 追い焚き熱交換器、 4b 往き流路、 4c 戻り流路、 4d 循環ポンプ、 4e 入口、 4f 出口、 4g 分岐部、 5 給湯流路、 6 制御装置、 7 端末装置、 8 筐体、 10,10A 浴槽、 10a 第一内壁、 10b 底面、 10c 第二内壁、 10d 接線、 10e 腰掛け部、 10f 第三内壁、 10g 第四内壁、 10h 第五内壁、 11 排水栓、 12 気泡発生装置、 12A 第一気泡発生装置、 12B 第二気泡発生装置、 12a 入口部、 12b 固定翼、 12c 縮径部、 12d 気体導入部、 12e 拡径部、 12f 軸線、 12g 最縮径部、 13A,13B 空気導入路、 14A,14B 流量調整弁、 15 気泡拡径手段、 15a 超音波発生器、 15b 吐出口、 15c 循環路 、15d 循環ポンプ、 90 気泡、 99 旋回流

Claims (16)

  1. 槽の内部の液体中に液体を吐出する第一吐出部と、
    前記槽の内部の液体中に液体を吐出する第二吐出部と、
    を備え、
    平面視で前記槽の内部に一方向に流れる旋回流を発生させ、
    水平面に対する前記第一吐出部の吐出方向の角度である第一角度と、水平面に対する前記第二吐出部の吐出方向の角度である第二角度とが異なる角度である洗浄装置。
  2. 前記第一吐出部及び前記第二吐出部は、前記槽の第一内壁に配置され、
    前記第一吐出部及び前記第二吐出部は、前記第一内壁に隣り合う、前記槽の第二内壁へ向けて液体を吐出する請求項1に記載の洗浄装置。
  3. 前記第一吐出部及び前記第二吐出部のいずれか一方の吐出方向は水平面に対して斜め上を向く方向であり、前記第一吐出部及び前記第二吐出部のいずれか他方の吐出方向は水平面に対して斜め下を向く方向である請求項1または請求項2に記載の洗浄装置。
  4. 前記第一吐出部及び前記第二吐出部は、前記槽の第一内壁に配置され、
    平面視において、前記第一内壁の接線に対する前記第一吐出部の吐出方向の角度である第三角度と、前記接線に対する前記第二吐出部の吐出方向の角度である第四角度とが異なる角度である請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の洗浄装置。
  5. 前記第一吐出部と、前記第二吐出部と、前記槽の内部の液体を吸入する吸入口とが形成された槽アダプタを備え、
    平面視において、前記吸入口は、前記槽アダプタの本体の中心線に対して、前記第一吐出部及び前記第二吐出部の吐出方向が向いている方の側にある請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の洗浄装置。
  6. 前記第一吐出部及び前記第二吐出部からの液体の吐出量を周期的に変動させる手段を備える請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の洗浄装置。
  7. 気泡発生装置を備え、
    前記気泡発生装置で生成される気泡を含む液体を前記第一吐出部及び前記第二吐出部から吐出可能である請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の洗浄装置。
  8. 前記気泡発生装置は、直径10μm以下の微細気泡を少なくとも含む気泡を生成可能である請求項7に記載の洗浄装置。
  9. 前記槽の内部の液体中の気泡の径を拡大させる気泡拡径手段を備える請求項7または請求項8に記載の洗浄装置。
  10. 前記気泡発生装置により生成された気泡が前記槽内に供給された後に前記気泡拡径手段を作動させる請求項9に記載の洗浄装置。
  11. 前記気泡拡径手段は、16kHz以上の周波数の超音波を発生する超音波発生器を備える請求項9または請求項10に記載の洗浄装置。
  12. 前記超音波発生器は、振動子の振動により超音波を発生する請求項11に記載の洗浄装置。
  13. 前記気泡拡径手段は、前記槽の内部の液体中に吐出口から噴流を流入させ、
    前記吐出口での前記噴流の流速が10m/秒以上である請求項9または請求項10に記載の洗浄装置。
  14. 前記槽は、浴槽であり、
    前記第一吐出部及び前記第二吐出部は、前記浴槽へ注入される湯の出口として兼用可能である請求項1から請求項13のいずれか一項に記載の洗浄装置。
  15. 前記槽は、浴槽であり、
    前記第一吐出部及び前記第二吐出部は、追い焚き熱交換器へ浴槽水を循環させる循環経路に連通する請求項1から請求項14のいずれか一項に記載の洗浄装置。
  16. 前記第一吐出部及び前記第二吐出部のいずれか一方は、その吐出方向が水平面に対して斜め下を向く方向になる斜め下向き吐出部であり、
    前記斜め下向き吐出部の先端と前記槽の底面との距離をXとし、平面視において前記斜め下向き吐出部の吐出方向の延長線と前記槽の内壁面との交点と前記斜め下向き吐出部の先端との距離をYとし、水平面に対する前記斜め下向き吐出部の吐出方向の角度をθ[°]としたとき、
    |θ|=arctan(X/Y)±10°なる関係を満足する請求項1から請求項15のいずれか一項に記載の洗浄装置。
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