JP2017080330A - 容器搬送車 - Google Patents

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Abstract

【課題】様々な幅の容器に対応することができる容器搬送車を提供する。
【解決手段】水平方向に延在する下部フレーム5と、下部フレーム5の両端側に接続され、鉛直方向に延在する一対の支柱フレーム7と、支柱フレーム7の下方に下部フレーム5と直交するよう水平に延在し、かつ、その中央部にて支柱フレーム7の下端にそれぞれ連結された一対の脚柱フレーム8と、脚柱フレーム8の下方に取り付けられた車輪9と、支柱フレーム7に、脚柱フレーム8と平行に、かつ、鉛直方向に所定間隔をあけて複数取り付けられ、支柱フレーム7間に向け水平に挿入された容器Tを支持する複数対のレール4と、を備え、下部フレーム5は、支柱フレーム7に接続された一対の下部フレーム端部18と、下部フレーム端部18同士を、一対の支柱フレーム7間の距離を調整可能に接続する下部フレーム中央部24と、を有している容器搬送車1。
【選択図】図1

Description

本発明は、容器を搬送する容器搬送車に関する。
例えば病院においては、通常、調理済みの食品が入った食器を平板長方形状の容器であるトレイに載せ、このトレイを搬送車にて厨房から病室まで搬送(配膳)することにより患者への給食を行っている。食事済みの食器はトレイごと再度搬送車に搭載されて洗い場まで搬送(下膳)される。特に、近年における適温適時給食の要求に対応して、搬送車には、温冷蔵機能を有し、個々の食品を適温で給食可能なものが採用される傾向がある。
ところで、温冷蔵機能を有する搬送車は、温冷蔵用の付帯設備を有するため相対的に多大なスペースを必要とする。また、病院等の医療施設においては、衛生管理上、配膳及び下膳には各々専用の搬送車を用いることが望ましい。
未使用時における駐車スペースを減少させることができ、限られたスペース内であっても、配膳及び下膳に各々専用の搬送車を使用することを可能とする配膳車としては、特許文献1に記載されているようなものが知られている。
特許第3318177号公報
ところで、特許文献1に記載されているような搬送車は、トレイを幅方向の両端にて支持する一対のレール間の距離が固定されている。これにより、搬送するトレイの幅が変更されると、トレイを一対のレールにて支持することができない。即ち、従来の搬送車は、様々な幅のトレイに対応することができず、トレイの幅が変更されると別の搬送車を用意する必要があった。
この発明は、トレイ等の容器を搬送する容器搬送車において、様々な幅の容器に対応することができる容器搬送車を提供することを目的とする。
本発明の第一の態様によれば、容器搬送車は、容器を搬送する容器搬送車であって、長尺状をなし、水平方向に延在する下部フレームと、前記下部フレームの両端側に接続され、鉛直方向に延在する一対の支柱フレームと、柱状をなし、前記支柱フレームの下方に前記下部フレームと直交するよう水平に延在し、かつ、その中央部にて前記支柱フレームの下端にそれぞれ連結された一対の脚柱フレーム8と、前記脚柱フレーム8の下方に取り付けられた車輪と、上記支柱フレームに、前記脚柱フレーム8と平行に、かつ、鉛直方向に所定間隔をあけて複数取り付けられ、前記支柱フレーム間に向け水平に挿入された前記容器を両端側から支持する複数対のレールと、を備え、前記下部フレームは、前記支柱フレームに接続された一対の下部フレーム端部と、前記下部フレーム端部同士を、前記一対の支柱フレーム間の距離を調整可能に接続する下部フレーム中央部と、を有している容器搬送車。
上記構成によれば、容器を両端側から支持するレール間の距離が調節可能となるため、様々な幅の容器に対応した容器搬送車とすることができる。
上記容器搬送車において、前記一対の支柱フレームの下端は前記下部フレームの下方に突出しており、前記複数対のレールは、前記支柱フレームと前記下部フレームとの連結位置より上方に取り付けられている構成としてもよい。
上記構成によれば、未使用時における駐車スペースを相対的に減少させることができる。すなわち、本実施形態の容器搬送車を用いることにより、容器搬送車の増加に伴う駐車スペースの増加が抑制され、その結果、限られたスペース内であっても、配膳及び下膳に各々専用の搬送車を使用することが可能となる。
上記容器搬送車において、前記下部フレーム端部と前記下部フレーム中央部の一方に形成され、前記下部フレームの延在方向に離間する少なくとも一対の締結孔から構成された第一締結孔群と、前記下部フレーム端部と前記下部フレーム中央部の他方に形成され、前記第一締結孔群と協働して前記下部フレーム端部と前記下部フレーム中央部とを締結する第二締結孔群であって、前記下部フレームの延在方向に離間して複数組が形成された複数の第二締結孔群と、を有する構成としてもよい。
上記容器搬送車において、前記脚柱フレームの両端に、垂直な軸回りに回転自在なリングがそれぞれ支持され、かつ前記リングの外周面が、前記容器搬送車を構成する他の部材より外方に突出している構成としてもよい。
上記構成によれば、使用または格納に際し、容器搬送車はまずリングにて他の対象物と呼称と接触し、その結果、接触により容器搬送車が受ける衝撃が、リングの回転により吸収される。また、対象物と接触したリングが対象物上を回転しつつ走行する結果、容器搬送車が対象物に対して逃げる方向に向きを変えることによっても、容器搬送車及び対象物の受ける衝撃が低下する。
本発明によれば、容器を搬送する容器搬送車において、様々な幅の容器に対応することができる。
本発明の第一実施形態の容器搬送車の斜視図である。 本発明の第一実施形態の容器搬送車の下部フレームの拡大斜視図である。 下部フレームの下部フレーム端部と下部フレーム中央部との接続部の拡大斜視図である。 本発明の第一実施形態の容器搬送車において、支持フレーム間の距離の調整を説明する側面図である。 本発明の第一実施形態の容器搬送車の格納状況を示す斜視図である。 本発明の第一実施形態の容器搬送車の格納状況を示す上面図である。 本発明の第二実施形態の容器搬送車の側面図である。 本発明の第二実施形態の容器搬送車の上面図である。
(第一実施形態)
以下、本発明の第一実施形態の容器搬送車1Aについて図面を参照して詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態の容器搬送車1Aは、複数の平板状の容器であるトレイTを搬送することができる搬送車である。容器搬送車1は、複数対のレール4を保持する一対の四角フレーム2と、一対の四角フレーム2を保持するとともに、搬送する移動フレーム3と、を有している。
また、本実施形態の容器搬送車1Aは、平板状のトレイTのみならず、様々な形態の容器を搬送可能である。例えば、図1に示すボックスTaのような、側壁の高い形態の容器も搬送することができる。ボックスTaには蓋を設けてもよい。また、トレイT、ボックスTaには食器Dのみならず、様々な物品を載置、収容してよい。
移動フレーム3は、長尺状をなし、水平方向に延在する下部フレーム5と、下部フレーム5の両端側に接続され、鉛直方向に延在する一対の支柱フレーム7と、柱状をなし、支柱フレーム7の下方に下部フレーム5と直交するように水平に延在する脚柱フレーム8と、脚柱フレーム8の下方に取り付けられている4つの車輪9と、を有している。
一対の脚柱フレーム8は、脚柱フレーム8の中央部にて一対の支柱フレーム7の下端にそれぞれ連結されている。支柱フレーム7の上端は、下部フレーム5と平行に延在する上部フレーム6によって接続されている。支柱フレーム7は、支柱フレーム7の下端を下部フレーム5の下方に突出させた状態で脚柱フレーム8に連結されている。
車輪9は、全方向移動用のキャスターであり、車輪9を鉛直方向に延びる軸回りに回転自在に支持するブラケット10を有している。また、車輪9には、車輪9の回転を不能にするためのブレーキ(ストッパ、図示せず)が設けられている。
四角フレーム2は、支柱フレーム7の上端近傍に脚柱フレーム8と平行に取り付けられている第一横枠11と、支柱フレーム7の下端近傍に脚柱フレーム8と平行に取り付けられている第二横枠12と、鉛直方向に延在し、第一横枠11の両端と第二横枠12の両端とを接続する一対の縦枠13と、を有している。支柱フレーム7の下端近傍に取り付けられている第二横枠12は、下部フレーム5よりも上方にて支柱フレーム7に取り付けられている。また、四角フレーム2の両側には、縦枠13と平行に延在する把手14が設けられている
これにより、脚柱フレーム8と第二横枠12との間には、下部フレーム5の側方において、空間S1が形成されている。また、一対の四角フレーム2の間には、空間S2が形成されている。
複数対のレール4は、支柱フレーム7及び四角フレーム2に、脚柱フレーム8と平行に、かつ、鉛直方向に所定間隔をあけて複数取り付けられている。レール4は、断面L字形状をなす長尺状の部材であり、板状の第一面15と板状の第二面16とが直交するように接続された形状を有している。レール4は、第一面15が空間S2側から支柱フレーム7及び四角フレーム2に、例えば、ネジ留め等の方法で取り付けられている。即ち、複数対のレール4は、支柱フレーム7と下部フレーム5との連結位置より上方に取り付けられている。
これによりレール4の第二面16は、第二面16が水平方向に沿うように支柱フレーム7側から空間S2方向に突出する。第二面16の上面がトレイTを支持する面として機能する。
上下のレール4の間隔は任意であるが、食器Dが載置されたトレイTを搬送する場合には、この間隔がトレイTを含む食器Dの高さより大きくなるよう設定する必要がある。
なお、レール4は、必ずしも直接支柱フレーム7に取り付ける必要はなく、四角フレーム2を介して支柱フレーム7に取り付けてもよい。即ち、レール4の両端を四角フレーム2に取り付けた上で、レール4が取り付けられた四角フレーム2を支柱フレーム7に取り付けてもよい。
また、容器搬送車1では、脚柱フレーム8の両端に、少なくとも外周面がゴムや樹脂等の弾性を有する材料で構成されたリング31が、垂直な軸32回りに回転自在に支持されている。ここで、リング31のサイズ及び軸32の位置は、リング31の外周面が、容器搬送車1を構成する他の部材より外方に突出した状態で脚柱フレーム8の両端から露出するよう設定される。
本実施形態の下部フレーム5及び上部フレーム6は、一対の支柱フレーム7間の距離を調整自在とする、長さ調整機能を有している。下部フレーム5及び上部フレーム6は、略同等の構造とされているため、下部フレーム5及び上部フレーム6の構造を下部フレーム5を用いて説明する。
図2に示すように、下部フレーム5は、支柱フレーム7に接続された一対の下部フレーム端部18と、下部フレーム端部18同士を一対の支柱フレーム7間の距離を調整可能に接続する下部フレーム中央部24と、を有している。下部フレーム端部18と下部フレーム中央部24とは、ボルト・ナット等の締結部材30を用いて接続されている。
図3に示すように、下部フレーム端部18は、矩形板状の第一板状部19と、第一板状部19の両側端部に第一板状部19と直交するように接続されている一対の第一リブ部20(図3には一方のみ示す)と、を有している。第一板状部19と一対の第一リブ部20とは、断面コ字状となるように接続されており、下部フレーム5の長手方向L(延在方向)に延在している。
第一板状部19には、下部フレーム5の長手方向Lに離間して形成された少なくとも一対の締結孔aから構成された第一締結孔群21を有している。本実施形態の第一締結孔群21は、下部フレーム5の延在方向に離間した一対の締結孔aが第一板状部19の幅方向W(下部フレーム5の長手方向Lに直交する方向)に二組形成されている。即ち、第一板状部19には、四つの締結孔aからなる第一締結孔群21が形成されている。
また、第一リブ部20の所定位置には、側面締結孔22が形成されている。
下部フレーム中央部24は、矩形板状の第二板状部25と、第二板状部25の長手方向Lに沿う両側端部に第二板状部25と直交するように接続されている第二リブ部26と、を有している。第二板状部25と一対の第二リブ部26とは、断面コ字状となるように接続されており、下部フレーム5の長手方向Lに延在している。
第二板状部25には、第一締結孔群21と協働して下部フレーム端部18と下部フレーム中央部24とを締結する複数の第二締結孔群27が形成されている。第二締結孔群27は、下部フレーム5の延在方向に離間して複数組が形成されている。第一締結孔群21及び第二締結孔群27は、ボルト・ナットなどの締結部材30を用いた締結に使用される孔である。
具体的には、第二締結孔群27は、第一締結孔群21の四つの締結孔aに対応する四つの締結孔bを三組有している。第二締結孔群27を構成する三組の孔を符号b1,b2,b3で示す。図3に示すように、三組の孔b1,b2,b3は長手方向Lに離間して形成されている。第二締結孔群27の締結孔bの個数は、これに限ることはなく、トレイTの種類等に応じて適宜増減させることができる。
また、第二リブ部26には、第一リブに形成されている側面締結孔22に対応して形成されている側面締結長孔28が形成されている。側面締結孔22と側面締結長孔28とは、第一締結孔群21と第二締結孔群27とを用いて第一板状部19と第二板状部25とを締結した際に、下部フレーム中央部24と下部フレーム端部18との結合を強化するために用いられる。側面締結孔22と側面締結長孔28とは、ボルト・ナットなどの締結部材30を用いて締結される。
下部フレーム5が上述したような構造を有していることによって、図4に示すように、一対の支柱フレーム7間の距離を調節することができる。即ち、第二締結孔群27を構成する複数組の締結孔bのうち、第一締結孔群21と組み合わせられる締結孔bを変更することによって、支柱フレーム7間(四角フレーム2間、レール4間)の距離を変更することができる。
これにより、例えば、図4に実線で示す一対の支柱フレーム7の距離を図4に二点鎖線で示す一対の支柱フレーム7の距離に変更することができる。一対の支柱フレーム7の距離は、第一締結孔群21に組み合わせられる第二締結孔群27の位置によって調節可能である。支柱フレーム7間の距離を変更することにより、異なる幅のトレイT1/T2に対応可能な搬送車とすることができる。
次に、上記構成を有する容器搬送車1の使用方法について以下に説明する。食器Dが載置されたトレイTを搬送する場合には、まず、トレイTを、図1中矢印A1で示すように、容器搬送車1の前後方向端部側から空間S2内に水平に挿入する。次いで、トレイTの両端を、空間S2を挟んで対向するレール4のL字状部分にそれぞれ載置することにより、トレイTを、空間S2内にてレール4により両端側から水平に支持させた後、容器搬送車1を移動させる。トレイTを取り出す場合には、レール4上を滑らせながらトレイTを手前に引き出せばよい。
また、レール4は支柱フレーム7を中心として左右両方向に延設されているため、図1中矢印A2に示すように、反対側の前後方向端部側からトレイTを空間S2内に挿入し、レール4にトレイTを支持させてもよい。
更に、上記構成を有する容器搬送車1においては、未使用時に際して、複数の容器搬送車1を狭いスペースに格納可能となっている。その格納方法を以下に説明する。容器搬送車1の格納状況を図5及び図6に示す。
本実施形態の容器搬送車1の場合、脚柱フレーム8は下部フレーム5の下方にて支柱フレーム7に連結され、四角フレーム2は下部フレーム5の上方にて支柱フレーム7に連結されている。その結果、脚柱フレーム8と四角フレーム2との間には、下部フレーム5の側方にて空間S1が形成されている。また、対向する支柱フレーム7と四角フレーム2との間には、空間S2が形成されている。
従って、本実施形態の容器搬送車1では、図5に示すように、容器搬送車1同士の相対移動により、四角フレーム2を、他の容器搬送車1の空間S2内に互いに挿入するとともに、下部フレーム5を、他の容器搬送車1の空間S1内に互いに挿入することができる。
そして、下部フレーム5、上部フレーム6、及び脚柱フレーム8が互いに当接するまで、四角フレーム2及び下部フレーム5を互いの容器搬送車1の空間S2及びS1内に挿入することにより、未使用の容器搬送車1同士が、相対的に狭いスペース内に格納される。図6中、左側の符号Pで示す部分は、その状況を上面図で示したものである。この場合、2台の容器搬送車1が、ほぼ1台分のスペース内に格納されていることがわかる。
更に、本実施形態の容器搬送車1では、空間S2内に新たな容器搬送車1の四角フレーム2が挿入可能である限り、上記動作を繰り返すことにより、3台以上の容器搬送車1をも格納することができる。図6の場合、右側の符号Qで示す新たな容器搬送車1の四角フレーム2を、矢印Bで示すように、既に格納された2台の容器搬送車1の空間S2内に挿入することにより、3台目の容器搬送車1が格納される。ちなみに、図6の例では、4台の容器搬送車1を、約1.5台分のスペース内に格納することができる。
このように、本実施形態の容器搬送車1によれば、未使用時における容器搬送車1の駐車スペースが相対的に減少するため、容器搬送車1の増加に伴う駐車スペースの増加も抑制される。その結果、本実施形態の容器搬送車1によれば、以下のような容器搬送車1の使用が可能となる。
まず、下膳時には、本実施形態の容器搬送車1を用い、給食後の食器Dが載置されたトレイTを搭載して洗い場まで搬送する。この場合、食器Dの調温が不要なため、本実施形態の容器搬送車1のような温冷蔵機能のない搬送車を使用しても、何等支障はない。
一方、下膳時以外には、上記図6に示すように容器搬送車1を所定の駐車スペース内に格納し、例えば配膳時には、他の専用の容器搬送車1を用いて配膳を行う。すなわち、上記方法は、本実施形態の容器搬送車1を下膳専用に用い、かつ下膳時以外には、容器搬送車1を所定の駐車スペース内に格納することを特徴としている。この方法によれば、下膳専用の容器搬送車1が相対的に狭い駐車スペース内に格納されているため、下膳専用及び配膳専用の二種の搬送車を併用しても、容器搬送車1の存在が邪魔となりにくく、かつ多大な駐車スペースも不要となる。
従って、配膳時に温冷蔵機能を有する大型の搬送車を用いる場合にも、そのために相対的に多大なスペースを用意することができる。このように、上記方法によれば、限られたスペース内であっても、配膳及び下膳に別々の搬送車を使用することが可能で、かつ配膳用に大型の搬送車を導入する際における駐車スペースの確保も容易となる。また、配膳及び下膳に各々専用の搬送車を用いるため、衛生管理上も有利である。本実施形態の容器搬送車1を下膳専用及び配膳専用に分けて用いることももちろん可能である。
また、下部フレーム5が支柱フレーム7に接続された一対の下部フレーム端部18と、下部フレーム端部18同士を、一対の支柱フレーム7間の距離を調整可能に接続する下部フレーム中央部24と、を有していることによって、一対の支柱フレーム7間の距離を調節することができる。即ち、本実施形態の下部フレーム5及び上部フレーム6によれば、支柱フレーム7間(四角フレーム2間、レール4間)の距離を変更することができる。これにより、一つの容器搬送車1で幅の異なる複数種類のトレイT(例えば、図4のトレイT1/T2)に対応することができる。
また、脚柱フレーム8の両端にリング31が回転自在に支持され、かつリング31の外周面が容器搬送車1を構成する他の部材より外方に突出している。そのため、使用または格納に際し、容器搬送車1はまずリング31にて壁面や他の搬送車等(以下、対象物と呼称する。)と接触し、その結果、接触により容器搬送車1が受ける衝撃が、リング31の回転及び弾性変形により吸収される。また、対象物と接触したリング31が対象物上を回転しつつ走行する結果、容器搬送車1が対象物に対して逃げる方向に向きを変えることによっても、容器搬送車1及び対象物の受ける衝撃が低下する。
すなわち、本発明に係る容器搬送車1の場合、リング31のバンパーとしての作用と、リング31の回転による容器搬送車1の向きの変化との双方により、容器搬送車1及び対象物の受ける衝撃が低下し、その結果、容器搬送車1自身や搬送中の食器Dならびに壁面等の破損が防止される。容器搬送車1の格納または格納された容器搬送車1の取り出しに際し、リング31が他の容器搬送車1との間で回転するので、他の容器搬送車1との間で摺動による抵抗が生じにくく、容器搬送車1の格納または取り出しが容易化されるという効果もある。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、上記実施形態における各構成及びそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換、及びその他の変更が可能である。また、本発明は実施形態によって限定されることはなく、クレームの範囲によってのみ限定される。
例えば、上記実施形態では、容器搬送車1によって搬送される容器として、トレイTを例に説明したが、これに限ることはなく、レール4によって支持可能な容器であればよい。このような容器としては、平坦、かつ、矩形形状の底面を持つものが好ましい。このような容器としては、例えば、物品を収納可能なボックス(箱)、ケース、コンテナなどを挙げることができる。
また、上記実施形態では、下部フレーム端部18に一組の第一締結孔群21を形成し、下部フレーム中央部24に複数組の第二締結孔群27を形成する構成としたが、これに限ることはない。例えば、下部フレーム中央部24に一組の第一締結孔群21を形成し、下部フレーム端部18に複数組の第二締結孔群27を形成する構成としてもよい。
また、上記実施形態では、側面締結孔22と側面締結長孔28とボルト・ナットとを用いて、下部フレーム中央部24と下部フレーム端部18との結合を強化する構成とした。しかしながら、この補強の必要が無ければ、側面締結孔22と側面締結長孔28とを形成する必要はない。
(第二実施形態)
以下、本発明の第二実施形態の容器搬送車1Bを図面に基づいて説明する。なお、本実施形態では、上述した第一実施形態との相違点を中心に述べ、同様の部分についてはその説明を省略する。
なお、図7及び図8に示す移動フレーム3Bは、第一実施形態の移動フレーム3と比較して長さが異なることを除けば、機能は同一である。同様に、レール4Bは第一実施形態のレール4と、下部フレーム5Bは第一実施形態の下部フレーム5と、上部フレーム6Bは第一実施形態の上部フレーム6と、下部フレーム中央部24Bは第一実施形態の下部フレーム中央部24と、機能は同一である。
図7及び図8に示すように、本実施形態の容器搬送車1Bは、下部フレーム5Bと上部フレーム6Bに中間四角フレーム17が固定されている。中間四角フレーム17は、支柱フレーム7に固定されている四角フレーム2Bと略同形状である。
中間四角フレーム17は、下部フレーム5Bの長手方向Lの中央に、四角フレーム2Bと平行となるように固定されている。中間四角フレーム17の両側には、一対の四角フレーム2に取り付けられているレール4Bと協働してトレイTを支持するレール4Bが取り付けられている。
また、本実施形態の容器搬送車1Bのレール4Bの長さは、第一実施形態の容器搬送車1Aのレール4の長さよりも短い。具体的には、第一実施形態の容器搬送車1Aのレール4がレール4の長さ方向に2つのトレイTを支持可能であるのに対し、本実施形態の容器搬送車1Bのレール4Bは、レール4Bの長さ方向に1つのトレイTを支持可能である。
本実施形態の容器搬送車1Bは、下部フレーム5Bの長手方向Lの一方側のレール間の距離C1と、下部フレーム5Bの長手方向Lの他方側のレール間の距離C2とを、異ならせることができる。これによって、一つの容器搬送車2Bで二種類のトレイTを搬送することができる。
即ち、本発明の長さ調整機能は、図7及び図8に示すような形態の容器搬送車1Bにも適用可能である。設置スペースの形状に応じて、第一実施形態の容器搬送車1Aに加えて、第二実施形態の容器搬送車1Bを採用することもできる。また、容器搬送車の形態は上記したものに限ることはなく、例えば、四角フレーム2の水平方向の長さや、鉛直方向の長さを、更に長くしてもよい。
1,1B 容器搬送車
2 四角フレーム
3,3B 移動フレーム
4,4B レール
5,5B 下部フレーム
6,6B 上部フレーム
7 支柱フレーム
8 脚柱フレーム
9 車輪
10 ブラケット
11 第一横枠
12 第二横枠
13 縦枠
14 把手
15 第一面
16 第二面
17 中間四角フレーム
18 下部フレーム端部
19 第一板状部
20 第一リブ部
21 第一締結孔群
22 側面締結孔
24,24B 下部フレーム中央部
25 第二板状部
26 第二リブ部
27 第二締結孔群
28 側面締結長孔
30 締結部材
31 リング
D 食器
L 長手方向
T トレイ(容器)
Ta ボックス(容器)

Claims (4)

  1. 容器を搬送する容器搬送車であって、
    長尺状をなし、水平方向に延在する下部フレームと、
    前記下部フレームの両端側に接続され、鉛直方向に延在する一対の支柱フレームと、
    柱状をなし、前記支柱フレームの下方に前記下部フレームと直交するよう水平に延在し、かつ、その中央部にて前記支柱フレームの下端にそれぞれ連結された一対の脚柱フレームと、
    前記脚柱フレームの下方に取り付けられた車輪と、
    前記支柱フレームに、前記脚柱フレームと平行に、かつ、鉛直方向に所定間隔をあけて複数取り付けられ、前記支柱フレーム間に向け水平に挿入された前記容器を支持する複数対のレールと、を備え、
    前記下部フレームは、
    前記支柱フレームに接続された一対の下部フレーム端部と、
    前記下部フレーム端部同士を、前記一対の支柱フレーム間の距離を調整可能に接続する下部フレーム中央部と、を有している容器搬送車。
  2. 前記一対の支柱フレームの下端は前記下部フレームの下方に突出しており、
    前記複数対のレールは、前記支柱フレームと前記下部フレームとの連結位置より上方に取り付けられている請求項1に記載の容器搬送車。
  3. 前記下部フレーム端部と前記下部フレーム中央部の一方に形成され、前記下部フレームの延在方向に離間する少なくとも一対の締結孔から構成された第一締結孔群と、
    前記下部フレーム端部と前記下部フレーム中央部の他方に形成され、前記第一締結孔群と協働して前記下部フレーム端部と前記下部フレーム中央部とを締結する第二締結孔群であって、前記下部フレームの延在方向に離間して複数組が形成された複数の第二締結孔群と、を有する請求項1又は請求項2に記載の容器搬送車。
  4. 前記脚柱フレームの両端に、垂直な軸回りに回転自在なリングがそれぞれ支持され、かつ前記リングの外周面が、前記容器搬送車を構成する他の部材より外方に突出している請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の容器搬送車。
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