JP2896367B1 - トレイ搬送車 - Google Patents

トレイ搬送車

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JP2896367B1
JP2896367B1 JP10057193A JP5719398A JP2896367B1 JP 2896367 B1 JP2896367 B1 JP 2896367B1 JP 10057193 A JP10057193 A JP 10057193A JP 5719398 A JP5719398 A JP 5719398A JP 2896367 B1 JP2896367 B1 JP 2896367B1
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Abstract

【要約】 【課題】 食器等の搬送車の駐車スペース減少と、耐衝
撃性向上とを図る。 【解決手段】 この搬送車1では、下部バー2の側方に
て脚柱5とフレーム8との間に空間S1が形成され、か
つ対向する支柱3及びフレーム8同士の間に空間S2
形成されるため、フレーム8及び下部バー2が、他の搬
送車1の空間S2及び空間S1内にそれぞれ挿入可能とな
る。そして、下部バー2、上部バー4、及び脚柱5同士
が互いに当接するまで、フレーム8及び下部バー2を他
の搬送車1の空間S2及び空間S1内にそれぞれ挿入する
ことにより、搬送車1同士が狭いスペース内に格納され
る。また、脚柱5の両端にリング13が回転自在に支持
されているため、搬送車1同士の格納または取り出しが
円滑に行われ、かつ衝突時に搬送車1が受ける衝撃が低
下する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は平板長方形状のトレ
イを搬送するトレイ搬送車(以下、「搬送車」と略称す
る。)に係り、特に、未使用時における駐車スペースが
少なくて済む搬送車の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば病院においては、通常、調理済み
の食品が入った食器を平板長方形状のトレイに載せ、こ
のトレイを搬送車にて厨房から病室まで搬送(配膳)す
ることにより患者への給食を行っている。食事済みの食
器はトレイごと再度搬送車に搭載されて洗い場まで搬送
(下膳)される。特に、近年における適温適時給食の要
求に対応して、搬送車には、温冷蔵機能を有し、個々の
食品を適温で給食可能なものが採用される傾向がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記温冷蔵
機能を有する搬送車は、温冷蔵用の付帯設備を有するた
め相対的に多大なスペースを必要とし、その結果、搬送
車用の駐車スペースの確保が問題となっていた。また、
特に病院等の医療施設においては、衛生管理上、配膳及
び下膳には各々専用の搬送車を用いることが望ましい
が、そのためには相対的に多数の搬送車が必要となり、
やはり駐車スペースの確保が問題となっていた。
【0004】また、搬送車は、走行中、壁面や他の搬送
車等と接触する場合があるが、このような場合、接触の
衝撃により、壁面や搬送車、更には搬送中の食器等が損
傷する恐れもあった。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、未使用時における駐車スペースが減少可能な搬送車
を提供することにより、搬送車の増加に伴う駐車スペー
スの増加を抑制し、その結果、限られたスペース内であ
っても、配膳及び下膳に各々専用の搬送車を使用可能と
することをその目的としている。また、本発明は、搬送
車が壁面や他の搬送車等と接触した際における壁面や搬
送車並びに搬送品の損傷防止をもその目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、平板状をなす
トレイを搬送するトレイ搬送車に関し、特に、水平に延
設された下部バーと、この下部バーの両端側に立設さ
れ、かつその下端を上記下部バーの下方に突出させた状
態で上記下部バーの両端にそれぞれ連結された一対の支
柱と、上記支柱の下方に上記下部バーと直交するよう水
平に延設され、かつその中央部にて上記支柱の下端にそ
れぞれ連結された一対の脚柱と、これら脚柱に取り付け
られた車輪と、上記支柱の上記下部バーの連結位置より
上方に、上記脚柱と平行かつ上記支柱の長手方向に沿っ
て所定間隔で取り付けられ、上記支柱間に水平に挿入さ
れた上記トレイを両端側から支持する複数対のレールと
を具備し、上記脚柱と上記レールとの間に形成された空
間に、他の上記トレイ搬送車の上記下部バーを挿入する
ことにより、複数の上記トレイ搬送車が、個々の上記ト
レイ搬送車の上記支柱間に形成された空間に、上記レー
ルが互いに挿入された状態で格納可能とされるととも
に、上記脚柱の両端に、垂直な軸回りに回転自在なリン
グがそれぞれ支持され、かつこれらリングの外周面が、
上記トレイ搬送車を構成する他の部材より外方に突出し
ていることをその特徴としている。
【0007】ここで、上記脚柱の、対向する上記脚柱側
を向く側面が、対向する上記脚柱側に向け上記レールよ
りも突出していることが望ましい。また、上記レールの
上下間隔は、任意に変更可能とされていることが望まし
い。
【0008】更に、上記下部バーを、上記支柱に着脱自
在に連結してもよい。この場合、上記一対の支柱の上端
間に、上記下部バーと平行な上部バーを掛け渡し、上記
上部バーを、上記下部バーと同様、上記支柱に着脱自在
に連結してもよい。
【0009】上記脚柱の両端部に、上記車輪を、自らの
向きを変更自在にそれぞれ取り付けるとともに、上記脚
柱の中央部に、第二の車輪を、衝撃吸収用の吸収体を介
して、自らの向きが上記脚柱と平行となるよう取り付け
てもよい。この場合には、上記第二の車輪の下端を、上
記車輪の下端より下方に突出させる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、本発明の実
施形態について説明する。本発明に係る搬送車1の例を
図1に示す。図中符号2は柱状をなす下部バーで、この
下部バー2は水平に延設され、かつその両端側には、一
対の支柱3がそれぞれ立設されている。これら支柱3
は、その下端を下部バー2の下方に突出させた状態で、
下部バー2の両端にそれぞれ連結され、かつ支柱3の上
端間には、下部バー2と平行に延びる、補強用の上部バ
ー4が掛け渡されている。
【0011】符号5は柱状をなす一対の脚柱で、これら
脚柱5は、支柱3の下方に下部バー2と直交するよう水
平に延設され、かつ中央部にて支柱3の下端にそれぞれ
連結されている。ここで、これら脚柱5は、対向する脚
柱5側を向く側面(後述する空間S2側を向く側面)5
aが、対向する脚柱5側に向け突出するよう、支柱3に
連結されている。また、脚柱5の下面両端部には、各一
対の車輪6が、垂直な軸回りに回転自在な軸受7を介し
て取り付けられている。
【0012】符号8a及び8bは、個々の支柱3の下端
部及び上端部に、それぞれ脚柱5と平行に取り付けられ
た上下一対の横枠である。このうち、支柱3下端側の横
枠8aは、下部バー2との連結位置より上方にて支柱3
に取り付けられ、その結果、脚柱5と横枠8aとの間に
は、下部バー2の側方にて、空間S1が形成されてい
る。
【0013】更に、横枠8a,8bの先端は、支柱3と
平行に立設された一対の縦枠8cによりそれぞれ連結さ
れ、これら横枠8a,8b及び縦枠8cにより、支柱3
間に形成された空間S2を挟んで、四角枠状をなすフレ
ーム8がそれぞれ形成される。また、符号9は、縦枠8
cの側面から、フレーム8の長手方向両端側に突出する
把手である。
【0014】符号10は、支柱3及びフレーム8に、空
間S2側から、脚柱5と平行かつ支柱3の長手方向に沿
って一定間隔で取り付けられた複数本のレールである。
個々のレール10は断面L字状をなし、かつ中央部を支
柱3に、両端を縦枠8cにそれぞれネジ止め等の方法で
取り付けることにより、支柱3及びフレーム8に着脱自
在とされている。
【0015】ここで、空間S2を挟んで対向するレール
10間の距離は、搬送すべき平板長方形状をなすトレイ
11の幅と略同一となるよう設定されている。一方、上
下のレール10の間隔は任意であるが、特に、食器12
が載置されたトレイ11を搬送する場合には、この間隔
を、トレイ11を含む食器12の高さより大きくなるよ
う設定する必要がある。また、レール10の、空間S2
側への突出量は、脚柱5の空間S2側を向く側面5aの
突出量より小さくなるよう設定されている。
【0016】更に、本発明に係る搬送車1では、脚柱5
の両端に、少なくとも外周面がゴムや樹脂等の弾性を有
する材質で構成されたリング13が、垂直な軸14回り
に回転自在に支持されている。ここで、リング13のサ
イズ及び軸14の位置は、リング13の外周面が、上記
搬送車1を構成する他の部材より外方に突出した状態で
脚柱5の両端から露出するよう設定される。
【0017】次に、上記構成を有する搬送車1の使用方
法について以下に説明する。食器12が載置されたトレ
イ11を搬送する場合には、まず、トレイ11を、図1
中矢印A1で示すように、搬送車1の長手方向端部側か
ら空間S2内に水平に挿入する。次いで、トレイ11の
両端を、空間S2を挟んで対向するレール10のL字状
部分にそれぞれ載置することにより、トレイ11を、空
間S2内にてレール10により両端側から水平に支持さ
せた後、把手9を持ち、搬送車1を移動させる。トレイ
11を取り出す場合には、レール10上を滑らせながら
トレイ11を手前に引き出せばよい。
【0018】また、レール10は支柱3を中心として左
右両方向に延設されているため、図1中矢印A2に示す
ように、反対側の長手方向端部側からトレイ11を空間
2内に挿入し、レール10にトレイ12を支持させて
もよい。すなわち、本発明の搬送車1においては、左右
両方向からのトレイ11の挿入/取り出しが可能である
ため、トレイ11の挿入/取り出しを容易に行うことが
できる。
【0019】更に、上記構成を有する搬送車1によれ
ば、未使用時に際して、複数の搬送車1を狭いスペース
に格納し、搬送車1の駐車スペースを相対的に減少させ
ることができる。その格納方法を以下に説明する。
【0020】搬送車1の格納状況を図2及び図3に示
す。上記の通り、本発明に係る搬送車1の場合、脚柱5
及びフレーム8は下部バー2の下方及び上方にてそれぞ
れ支柱3に連結され、その結果、脚柱5とフレーム8と
の間には、下部バー2の側方にて空間S1が形成されて
いる。また、対向する支柱3及びフレーム8間には、空
間S2が形成されている。
【0021】従って、本発明に係る搬送車1では、図2
に示すように、搬送車1同士の相対移動により、フレー
ム8を、他の搬送車1の空間S2内に互いに挿入すると
ともに、下部バー2を、他の搬送車1の空間S1内に互
いに挿入することができる。そして、下部バー2及び上
部バー4、ならびに脚柱5の外側の側面と側面5aとが
互いに当接するまで、フレーム8及び下部バー2を互い
の搬送車1の空間S2及びS1内に挿入することにより、
未使用の搬送車1同士が、相対的に狭いスペース内に格
納される。図3中、左側の符号Pで示す部分は、その状
況を上面図で示したものである。この場合、2台の搬送
車1が、ほぼ1台分のスペース内に格納されていること
がわかる。
【0022】更に、空間S2内に新たな搬送車1のフレ
ーム8が挿入可能である限り、上記動作を繰り返すこと
により、3台以上の搬送車1をも格納することができ
る。図3の場合、右側の符号Qで示す新たな搬送車1の
フレーム8を、矢印Bで示すように、既に格納された2
台の搬送車1の空間S2内に挿入することにより、3台
目の搬送車1が格納される。ちなみに、図3の例では、
4台の搬送車1を、約1.5台分のスペース内に格納す
ることができる。
【0023】また、本発明に係る搬送車1では、脚柱5
の両端にリング13が回転自在に支持され、かつリング
13の外周面が搬送車1を構成する他の部材より外方に
突出している。そのため、使用または格納に際し、搬送
車1はまずリング13にて壁面や他の搬送車等(以下、
対象物と呼称する。)と接触し、その結果、接触により
搬送車1が受ける衝撃が、リング13の回転及び弾性変
形により吸収される。また、対象物と接触したリング1
3が対象物上を回転しつつ走行する結果、搬送車1が対
象物に対して逃げる方向に向きを変えることによって
も、搬送車1及び対象物の受ける衝撃が低下する。
【0024】すなわち、本発明に係る搬送車1の場合、
リング13のバンパーとしての作用と、リング13の回
転による搬送車1の向きの変化との双方により、搬送車
1及び対象物の受ける衝撃が低下し、その結果、搬送車
1自身や搬送中の食器12ならびに壁面等の破損が防止
される。搬送車1の格納または格納された搬送車1の取
り出しに際し、リング13が他の搬送車1との間で回転
するので、他の搬送車1との間で摺動による抵抗が生じ
にくく、搬送車1の格納または取り出しが容易化される
という効果もある。
【0025】更に、脚柱5の側面5aが空間S2側に突
出し、かつ側面5aの空間S2側への突出量がレール1
0よりも大きいため、格納時におけるレール10同士の
接触によりレール10が破損することもない。図3中矢
印Cで示すように、搬送車1を斜め方向から挿入する場
合には、側面5aが、レール10の破損を防止するとと
もに、搬送車1を他の搬送車1の空間S2内に直進させ
るためのガイドレールとしても機能する。
【0026】また、本発明の搬送車1によれば、搬送車
1の増加に伴う駐車スペースの増加が抑制されるため、
以下のような搬送車1の使用が可能となる。まず、下膳
時には、本発明の搬送車1を用い、給食後の食器12が
載置されたトレイ11を搭載して洗い場まで搬送する。
この場合、食器12の調温が不要なため、本発明の搬送
車1のような温冷蔵機能のない搬送車を使用しても、何
等支障はない。
【0027】一方、下膳時以外には、上記図3に示すよ
うに搬送車1を所定の駐車スペース内に格納し、例えば
配膳時には、他の専用の搬送車を用いて配膳を行う。こ
の方法によれば、下膳専用の搬送車1が相対的に狭い駐
車スペース内に格納されているため、下膳専用及び配膳
専用の2種の搬送車を併用しても、搬送車1の存在が邪
魔となりにくく、かつ多大な駐車スペースも不要とな
る。
【0028】従って、配膳時に温冷蔵機能を有する大型
の搬送車を用いる場合にも、そのために相対的に多大な
スペースを用意することができる。その結果、上記方法
によれば、限られたスペース内であっても、配膳及び下
膳に別々の搬送車を使用することが可能で、かつ配膳用
に大型の搬送車を導入する際における駐車スペースの確
保も容易となる。また、配膳及び下膳に各々専用の搬送
車を用いるため、衛生管理上も有利である。本発明の搬
送車1を下膳専用及び配膳専用に分けて用いることもも
ちろん可能である。
【0029】図4に示すように、下部バー2及び上部バ
ー4を、支柱3に着脱自在に連結してもよい。図4の例
では、支柱3の、下部バー2及び上部バー4との連結部
位に、互いに対向するソケット3a,3bをそれぞれ設
け、これらソケット3a,3b間に下部バー2及び上部
バー4をそれぞれ嵌合させ、嵌合部位を上下に貫通させ
たビス15の先端をナット16にて締め付けることによ
り、下部バー2及び上部バー4が支柱3に連結される。
【0030】この搬送車1では、トレイ11の幅に応じ
て下部バー2及び上部バー4の長さを変えることによ
り、レール10間の幅を自在に変更することが可能とな
る。また、支柱3からのソケット3a,3bの突出量及
びソケット3a,3bの形状を同一としておけば、下部
バー2及び上部バー4を共通化することも可能である。
搬送車1が複数の部品に分解されるので、輸送時に搬送
車1がかさばらないという効果もある。
【0031】図5に示すように、脚柱3の両端部に取り
付けた車輪6に加え、脚柱3の中央部に、第二の車輪1
7を取り付けてもよい。この場合、第二の車輪17はブ
ラケット18に回転自在に支持され、かつブラケット1
8の一端部は、脚柱3の中央部に、軸19を支点として
下方に揺動可能に支持されるとともに、ブラケット18
の他端部と脚柱3の下面との間には、衝撃吸収用のバネ
(吸収体)20が設置されている。また、第二の車輪1
7の向きは脚柱3と平行とされ、かつ第二の車輪17の
下端は、図中Hで示すように、車輪6の下端より僅かに
下方に突出している。
【0032】この搬送車1では、車輪6に加え、脚柱3
と平行な第二の車輪17を有するため、搬送車1の直進
性が向上する。また、第二の車輪17の下端が車輪6の
下端より僅かに下方に突出しているため、図5に示すよ
うに第二の車輪17のみを床面に接触させた状態で搬送
車1の向きを変えることにより、第二の車輪17を支点
としたスピンターンが可能となり、搬送車1の取り回し
が容易となる。
【0033】更に、ブラケット18と脚柱3との間にバ
ネ20が設置されているため、走行中、第二の車輪17
が受けた衝撃がバネ20により吸収され、上方に伝わり
にくくなる。その結果、段差等を乗り越えた場合でも搬
送中のトレイ11や食器12が受ける衝撃が少なくて済
み、安全な搬送が可能となる。
【0034】なお、吸収体としては、バネ20の他あら
ゆる公知のものが使用可能である。また、本実施形態は
本発明に係る搬送車1の一例を示すものであり、本発明
の趣旨を逸脱しない範囲であらゆる変形が可能であるこ
とは言うまでもない。
【0035】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の搬送車によ
れば、未使用時における駐車スペースを相対的に減少さ
せることができる。すなわち、本発明の搬送車を用いる
ことにより、搬送車の増加に伴う駐車スペースの増加が
抑制され、その結果、限られたスペース内であっても、
配膳及び下膳に各々専用の搬送車を使用することが可能
となる。
【0036】また、本発明の搬送車によれば、リングの
バンパーとしての作用と、リングの回転による搬送車の
向きの変化との双方により、搬送車及び壁面等の受ける
衝撃が低下し、その結果、搬送車自身や搬送中の食器な
らびに壁面等の破損が防止される。搬送車の格納または
格納された搬送車の取り出しに際し、リングが他の搬送
車との間で回転するので、他の搬送車との間で摺動によ
る抵抗が生じにくく、搬送車の格納または取り出しが容
易化されるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る搬送車の構造の例を示す上方斜
視図である。
【図2】 本発明に係る搬送車の格納状況を示す上方斜
視図である。
【図3】 本発明に係る搬送車の格納状況を示す上面図
である。
【図4】 本発明に係る搬送車のバーの構造の例を示す
図である。
【図5】 本発明に係る搬送車の構造の例を示す搬送車
の一部側面図である。
【符号の説明】
1 トレイ搬送車(搬送車) 2 下部バー 3 支柱 4 上部バー 5 脚柱 5a 脚柱の、対向する脚柱側を向く側面 6 車輪 10 レール 11 トレイ 13 リング 17 第二の車輪 20 バネ(吸収体) S1 脚柱と横枠との間に形成された空間 S2 支柱間に形成された空間

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板状をなすトレイを搬送するトレイ搬
    送車であって、 水平に延設された下部バーと、この下部バーの両端側に
    立設され、かつその下端を上記下部バーの下方に突出さ
    せた状態で上記下部バーの両端にそれぞれ連結された一
    対の支柱と、上記支柱の下方に上記下部バーと直交する
    よう水平に延設され、かつその中央部にて上記支柱の下
    端にそれぞれ連結された一対の脚柱と、これら脚柱に取
    り付けられた車輪と、上記支柱の上記下部バーの連結位
    置より上方に、上記脚柱と平行かつ上記支柱の長手方向
    に沿って所定間隔で取り付けられ、上記支柱間に水平に
    挿入された上記トレイを両端側から支持する複数対のレ
    ールとを具備し、 上記脚柱と上記レールとの間に形成された空間に、他の
    上記トレイ搬送車の上記下部バーを挿入することによ
    り、複数の上記トレイ搬送車が、個々の上記トレイ搬送
    車の上記支柱間に形成された空間に、上記レールが互い
    に挿入された状態で格納可能とされるとともに、 上記脚柱の両端に、垂直な軸回りに回転自在なリングが
    それぞれ支持され、かつこれらリングの外周面が、上記
    トレイ搬送車を構成する他の部材より外方に突出してい
    ることを特徴とするトレイ搬送車。
  2. 【請求項2】 上記脚柱の、対向する上記脚柱側を向く
    側面が、対向する上記脚柱側に向け上記レールよりも突
    出していることを特徴とする請求項1記載のトレイ搬送
    車。
  3. 【請求項3】 上記支柱に取り付けられた上記レールの
    上下間隔が変更可能であることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載のトレイ搬送車。
  4. 【請求項4】 上記下部バーが、上記支柱に着脱自在に
    連結されていることを特徴とする請求項1,2または3
    記載のトレイ搬送車。
  5. 【請求項5】 上記支柱の上端間に、上記下部バーと平
    行な上部バーが掛け渡され、この上部バーが、上記支柱
    に着脱自在に連結されていることを特徴とする請求項4
    記載のトレイ搬送車。
  6. 【請求項6】 上記脚柱の両端部に、上記車輪が、自ら
    の向きを変更自在にそれぞれ取り付けられるとともに、
    上記脚柱の中央部には、第二の車輪が、衝撃吸収用の吸
    収体を介して、自らの向きが上記脚柱と平行となるよう
    取り付けられ、かつ上記第二の車輪の下端が、上記車輪
    の下端より下方に突出していることを特徴とする請求項
    1,2,3,4または5記載のトレイ搬送車。
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