JP2017080152A - キャビネットにおける配線構造およびこの構造を備えた洗面化粧台 - Google Patents

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Abstract

【課題】キャビネット内への電気配線を、スペース効率よく、かつ見栄えがよい状態とし、しかもメンテナンス作業性にも優れたものとすることが可能なキャビネットにおける配線構造、およびこの構造を備えた洗面化粧台を提供する。【解決手段】キャビネットCの内側に電気配線を施すためのキャビネットCにおける配線構造Aであって、キャビネットCの内側に位置するようにしてキャビネットCを構成する板部4Fに設けられ、かつ電気配線部材5が内部に配される配線通路用の凹溝部44と、この凹溝部44を塞ぐ閉塞部材40a,40b,4Eと、を備えており、凹溝部44が設けられた板部4Fおよび閉塞部材40a,40b,4Eのいずれかは、キャビネットCから取り外し可能とされ、かつこの取り外しにより凹溝部44を開放状態に設定可能とされている。【選択図】 図2

Description

本発明は、体裁よく電気配線を施すことが可能なキャビネットにおける配線構造、およびこの構造を備えた洗面化粧台に関する。
洗面化粧台の具体例として、特許文献1に記載されているように、照明器具をキャビネットの上側および下側の双方に設けたものがある。この場合、上下双方の照明器具に電気配線接続を行なう必要があるが、電気配線コードをキャビネット内にそのまま通したのでは、電気配線コードが不体裁に見えることとなり、適切ではない。電気配線コードをキャビネットの背面側に通せば、電気配線部材が外部から見えないようにすることはできるものの、この場合には配線工事が面倒になる他、電気配線のメンテナンスを行なう際にはキャビネットを背後の壁部から取り外す必要が生じ、その作業もかなり面倒なものとなる。
前記した不具合を解消する手段として、特許文献2に記載されているように、キャビネット内に配線スペースを設けることが考えられる。しかしながら、同文献における配線スペースは、洗面化粧台のキャビネットの構成要素である2つの板部を互いに大きく離間させるように設け、かつこれら2つの板部の相互間のスペースを配線スペースとする手段である。したがって、このような手段によれば、キャビネット内における配線スペースの占有率が大きくなり、キャビネット内における本来の物品収容スペースが狭くなる不利がある。
特開2007−296041号公報 特開2001−54433号公報
本発明は、前記したような事情のもとで考え出されたものであり、キャビネット内への電気配線を、スペース効率よく、かつ見栄えがよい状態とし、しかもメンテナンス作業性にも優れたものとすることが可能なキャビネットにおける配線構造、およびこの構造を備えた洗面化粧台を提供することを、その課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明の第1の側面により提供されるキャビネットにおける配線構造は、キャビネットの内側に電気配線を施すためのキャビネットにおける配線構造であって、前記キャビネットの内側に位置するようにして前記キャビネットを構成する板部に設けられ、かつ電気配線部材が内部に配される配線通路用の凹溝部と、この配線通路用の凹溝部を塞ぐ閉塞部材と、を備えており、前記配線通路用の凹溝部が設けられた板部および前記閉塞部材のいずれかは、前記キャビネットから取り外し可能とされ、かつこの取り外しにより前記配線通路用の凹溝部を開放状態に設定可能とされていることを特徴としている。
ここで、前記キャビネットを構成する板部の例としては、キャビネットの縦仕切り板部、側板部、底板部、棚板部、天板部、または背板部が挙げられる。
このような構成によれば、次のような効果が得られる。
第1に、電気配線部材をキャビネット内において隠された状態に設定することが可能である。したがって、キャビネットの見栄えをよくすることができる。
第2に、電気配線部材を配置させるためのスペースとして、キャビネットを構成する板部に配線通路用の凹溝部を設けているため、特許文献2とは異なり、電気配線用のスペースをキャビネット内に大きな容積で設ける必要はない。したがって、電気配線用のスペースを確保することに起因して、キャビネット内の物品収容スペースが大きく狭められるといった不具合を無くすことができる。
第3に、閉塞部材を取り外すと、配線通路用の凹溝部内に配されている電気配線部材がキャビネット内において露出することとなる。したがって、電気配線部材のメンテナンス作業を、キャビネットの前面開口部側から行なうといったことが可能となり、メンテナンス作業性もよい。電気配線のメンテナンスに際し、キャビネットを背後の壁部から取り外す必要を無くすことができる。
本発明において、好ましくは、前記キャビネットの縦仕切り板部、側板部、底板部、棚板部、天板部、または背板部の少なくともいずれか1つは、2つの分割板部が互いに接触または接近して重ね合わされた二重板構造とされ、前記2つの分割板部の互いに対向する一対の面のうち、少なくとも一方の面には、前記配線通路用の凹溝部が設けられ、かつこの凹溝部が設けられている分割板部に重ね合わされている他方の分割板部が、前記閉塞部材である。
このような構成によれば、配線通路用の凹溝部が設けられて電気配線部材が配されている二重板構造の部分を、外観上において、違和感のない、または違和感の少ない部分とし、キャビネットの見栄えをよくする上で、より好ましいものとなる。
本発明において、好ましくは、前記2つの分割板部は、全体の形状およびサイズが略同一とされている。
このような構成によれば、前記した二重板構造の部分を、より体裁のよい状態とし、キャビネットの見栄えを一層よくすることができる。
本発明において、好ましくは、前記2つの分割板部の互いに対向する一対の面の双方に、前記配線通路用の凹溝部が互いに対面するようにして設けられており、かつ前記2つの分割板部の双方が、前記閉塞部材を兼用している。
このような構成によれば、2つの分割板部の一方のみに配線通路用の凹溝部を設ける場合とは異なり、2つの分割板部の厚みをさほど大きくすることなく、配線通路用の凹溝部の全体の容積を大きくすることができる。
本発明の第2の側面により提供される洗面化粧台は、キャビネットを備えた洗面化粧台であって、本発明の第1の側面により提供されるキャビネットにおける配線構造を有していることを特徴としている。
このような構成によれば、本発明の第1の側面により提供されるキャビネットにおける配線構造について述べたのと同様な効果が得られる。
本発明において、好ましくは、前記キャビネットの下側には、LED光源を有する照明器具が設けられ、かつ前記キャビネットの上側には、前記照明器具に電力供給を行なうための電源アダプタが設けられており、これら電源アダプタと前記照明器具とは、本発明の第1の側面により提供されるキャビネットにおける配線構造を用いて配線接続されている。
このような構成によれば、電源アダプタから発せられた熱が、キャビネットの下側の照明器具のLED光源に悪影響を与えないようにしつつ、前記電源アダプタと照明器具との配線接続を見栄えよく、適切に行なうことができる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行なう発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
(a)は、本発明が適用された洗面化粧台の一例を示す斜視図であり、(b)は、(a)に示す洗面化粧台のキャビネットの扉を開けた状態の斜視図である。 (a)は、図1に示すキャビネットの扉を省略した状態の要部正面図であり、(b)は、(a)の要部正面断面図である。 (a)は、図2(b)のIIIa−IIIa要部平面断面図であり、(b)は、(a)の分解状態の平面断面図である。 (a)〜(d)は、本発明の他の例を示す要部平面断面図である。 (a)は、本発明の他の例を概略的に示す要部正面図であり、(b)は、(a)のVb−Vb断面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
図1に示す洗面化粧台Bは、洗面台8の上側にキャビネットCが組み合わされた構成を有している。キャビネットCの上側には、照明器具1Aおよび電源アダプタ2が取り付けられ、かつキャビネットCの下側には、照明器具1Bが取り付けられている。本実施形態における配線構造Aは、電源アダプタ2と下側の照明器具1Bとを配線接続するための構造として構築されている。
キャビネットCは、複数の扉3a〜3cによって開閉される前面開口状の略直方体状のキャビネット本体部Caを有している。キャビネット本体部Caは、たとえば木製である。図2(a)によく表われているように、キャビネット本体部Caは、本発明でいう「キャビネットを構成する板部」として、底板部4A、天板部4B、左右の側板部4C,4D、および背板部4Eを有している他、上下高さ方向に延びる2つの縦仕切り板部4F,4Gを備えている。図面では省略されているが、物品載置用の水平状の棚板部も適宜設けられる。この棚板部は、縦仕切り板部4F,4Gの相互間、縦仕切り板部4Fと側板部4Dとの相互間、および縦仕切り板部4Gと側板部4Cとの相互間に設けられる。
照明器具1A,1Bは、ともにLED光源(図示略)を用いたものであり、電源アダプタ2は、家庭用の交流電源をLED光源の駆動に適する直流電源に変換するものである。電源アダプタ2の使用時における発熱量は比較的多くなるが、この熱の影響を受けてLED光源が高温条件下で使用されると、その使用寿命が短くなる。そこで、本実施形態においては、キャビネットCの天板部4Bの上側に設けられて、内部に熱が籠もらないように上部開口状に形成された保護ケース19内に、電源アダプタ2および上側の照明器具1Aが収容され、かつこれらが互いに離間した配置とされている。これにより、電源アダプタ2が効率よく冷却されて、LED光源の長寿命化が図られる。保護ケース19は、照明器具1Aから発せられた光をキャビネットCの背面側の壁面に向けて反射し、照明器具1Aによる照明を間接照明とする役割も果たす。一方、下側の照明器具1Bは、キャビネットCの底板部4Aの下面に取り付けられている。
配線構造Aは、電源アダプタ2と下側の照明器具1Bとを接続する電気配線コード5(
本発明でいう電気配線部材の一例)をキャビネットC内に通すための構造であり、次のようになっている。
すなわち、キャビネットCの縦仕切り板部4Fは、2つの分割板部40a,40bが互いに接触して重ね合わされた二重板構造とされている。これら2つの分割板部40a,40bは、全体の形状およびサイズが略同一に揃えられている。図3によく表われているように、それら2つの分割板部40a,40bのうち、背板部4E寄りの後端部には、電気配線コード5が配される一対の配線通路用の凹溝部44が設けられている。これら一対の凹溝部44のそれぞれは、2つの分割板部40a,40bの互いに対向する面に設けられた切欠き状であり、分割板部40a,40bの上下高さ方向の全長域にわたって一連に延びた状態に設けられている。一対の凹溝部44は、2つの分割板部40a,40b自体、および背板部4Eによってその周囲が塞がれた格好となっており、2つの分割板部40a,40bどうしは、互いに分離させ得るようにネジ止め(図示略)などの手段を利用して連結されている。本実施形態において、2つの分割板部40a,40bは、配線通路用の凹溝部44が設けられた部材に相当するが、本発明でいう閉塞部材にも相当する。背板部4Aも、閉塞部材に相当する。
図1(b)に表われているように、一方の分割板部40aには、扉3aを支持するヒンジ部材9aが取り付けられている。このため、他方の分割板部40bは、一方の分割板部40aよりもキャビネット本体部Caから取り外しが容易な状態とされている(たとえば、分割板部40aへのネジ止めを解除するだけで分割板部40bをキャビネットCの前面開口部から外部に取り出し可能とされている)。本実施形態では、一方の分割板部40aをキャビネットCから取り外すことなく、他方の分割板部40bのみをキャビネットCから取り外すことにより、電気配線コード5を露出させることが可能とされている。分割板部40bは、配線通路用の凹溝部44を形成するためだけに設けられたものではなく、ヒンジ部材9aの不図示の取付け用の孔部を塞ぐ、あるいは補強するために元々設けられているものなので、分割板部40bを設けることによって物品収容スペースが狭められることは実質的には無いと言える。
図2に示すように、キャビネットCの天板部4Bおよび底板部4Aには、電気配線コード5が挿通される孔部7a,7bが一対の凹溝部44に連通して設けられている。電気配線コード5は、孔部7a、凹溝部44、および孔部7bを一連に通過するように配され、電源アダプタ2と下側の照明器具1Bとを接続している。
本実施形態においては、キャビネットCの他方の縦仕切り板部4Gも2つの分割板部48a,48bが重ね合わされた二重板構造とされている。このような構成によれば、扉3bを開けた際に、2つの縦仕切り板部4F,4Gの外観が同一または略同一となり、違和感がない。なお、縦仕切り板部4Gの2つの分割板部48a,48bには、扉3bを支持するヒンジ部材9b、および扉3cを支持するヒンジ部材(図示略)がそれぞれ取り付けられている。
次に、前記した配線構造Aを備えた洗面化粧台Bの作用について説明する。
まず、電気配線コード5をキャビネットC内において隠された状態に配置することが可能であるため、扉3a〜3cを開けた際のキャビネットC内の見栄えがよい。とくに、電気配線コード5が内部に通された縦仕切り板部4Fは、全体の形状およびサイズが略同一の2つの分割板部40a,40bが重ね合わされた体裁のよい二重板構造とされているために、縦仕切り板部4Fの形態として違和感がないものとすることができる。他方の縦仕切り板部4Gも、二重板構造とされており、2つの縦仕切り板部4F,4Gが同様な外観形態であるため、違和感が一層無くなる。
電気配線コード5は、縦仕切り板部4Fの内部に配されており、たとえば電気配線用のスペースが、キャビネットC内において嵩張った状態とはならない。したがって、電気配線用のスペースが嵩張ることに起因してキャビネットC内の物品収容スペースが狭くなるといったことも生じないようにすることができる。
縦仕切り板部4Fのうち、分割板部40bを分割板部40aから分離させてキャビネットCから取り外せば、配線通路用の凹溝部44内に配されている電気配線コード5をキャビネットC内において露出させることができる。分割板部40bを取り外す作業や、露出した電気配線コード5の確認、交換作業などは、キャビネットCの前面側から簡単に行なうことが可能である。したがって、電源アダプタ2や照明器具1A,1Bのメンテナンス作業などの容易化が図られ、便利である。
図4〜図6は、本発明の他の実施形態を示している。これらの図において、前記実施形態と同一または類似の要素には、前記実施形態と同一の符号を付すこととし、重複説明は省略する。
図4(a)に示す実施形態においては、縦仕切り板部4Fを構成する2つの分割板部40a,40bのうち、一方の分割板部40aのみに凹溝部44が設けられ、かつ他方の分割板部40bには凹溝部は設けられていない。他方の分割板部40bは、本発明でいう閉塞部材に相当する。
本実施形態においては、前記実施形態と比較すると、凹溝部44の全体の容積を大きくし難くなるものの、それ以外については、前記実施形態と同様に、電気配線コード5を体裁よく、かつスペース効率のよい状態でキャビネットC内に通すことができる。
図4(b)に示す実施形態においては、キャビネットCの側板部4Dが、2つの分割板部43a,43bを備えた二重板構造とされている。2つの分割板部43a,43bのうち、一方には、配線通路用の凹溝部44が形成され、かつ他方は、この凹溝部44を塞いでいる。勿論、図3に示した構造と同様に、2つの分割板部43a,43bの双方に凹溝部44を形成してもよい。
本実施形態においても、縦仕切り板部4Fに配線通路用の凹溝部44を設けた先の実施形態と同様な作用を得ることが可能である。
図4(c)に示す実施形態においては、縦仕切り板部4Fを構成する2つの分割板部40a,40bのサイズが大きく相違している。この場合には、実質的に縦仕切り板部4Fが二重板構造であるとは言えないが、本実施形態の構成によっても、本発明の意図する効果が得られる。なお、本実施形態の場合には、小サイズ側の分割板部40bを取り外すことにより、電気配線コード5のメンテナンスを行なうことができるが、分割板部40bが小サイズであれば、その取り外し作業などは一層容易となる。また、小サイズ側の分割板部40bをシート状などの薄型形状にすれば、見栄えをさらに良くすることができる。
図4(d)に示す実施形態においては、縦仕切り板部4Fのうち、背板部4Eに対向する後端面に、配線通路用の凹溝部44を形成している。背板部4Eは、凹溝部44を塞いでおり、本発明でいう閉塞部材に相当する。
本実施形態においては、縦仕切り板部4Fが二重板構造とはされておらず、縦仕切り板部4Fは、1枚の板材のみによって構成され、かつキャビネットCからその前面側に取り出し可能とされている。このような構成においても、電気配線コード5を体裁よく、かつスペース効率のよい状態でキャビネットC内に通すことが可能であり、本発明が意図する効果を得ることが可能である。
なお、図4(d)において、配線通路用の凹溝部44を、縦仕切り板部4Fに設けるこ
とに代えて、または加えて、背板部4Eのうち、縦仕切り板部4Fに対面する箇所に設けられた構成とすることもできる。
図5に示す実施形態においては、電気配線コード5が、キャビネットCに対して左右横幅方向に通されており、この点が、キャビネットCに対して電気配線コード5が上下高さ方向に通されていた先の実施形態とは異なっている。本実施形態においては、キャビネットCの底板部4Aが、上下の分割板部45a,45bを重ね合わせた二重板構造とされており、これらの双方または一方に、配線通路用の凹溝部44が設けられている。上側の分割板部45aは、縦仕切り板部4F,4Gとの干渉を回避すべく、水平方向において複数の板材に分割されており、かつこれらは下側の分割板部45b上から取り外し可能である。
本実施形態においては、電気配線コード5をキャビネットC内において略水平な状態に設定することができる。
なお、これと同様に、電気配線コード5を略水平な状態に設定するための手段としては、キャビネットCの水平方向に延びた天板部4B、あるいは棚板部(図示略)を図5に示したのと同様な構成とする手段を採用することもできる。
本発明は、上述した実施形態の内容に限定されない。本発明に係るキャビネットにおける配線構造、および洗面化粧台の各部の具体的な構成は、本発明の意図する範囲内において種々に設計変更自在である。
本発明におけるキャビネットの板部としては、既述したように、たとえば縦仕切り板部、側板部、底板部、棚板部、天板部、または背板部があるが、本発明においては、これらのうちのいずれに配線通路用の凹溝部を設けた構成としてもよい。また、配線通路用の凹溝部は、1つの板部に設けるだけではなく、たとえば複数の板部に設けた構成としてもよい。具体例を挙げると、図2(a)において、縦仕切り板部4Fに配線通路用の凹溝部44が設けられた構成に加えて、底板部4Aにも配線通路用の凹溝部をさらに設け、かつこれら2つの配線通路用の凹溝部に電気配線コードを一連に通した構成とすることが可能である。キャビネットの扉3a〜3cの少なくともいずれか1つは、鏡を備えたいわゆるミラー扉とすることができる。
本発明でいうキャビネットは、洗面化粧台のキャビネットに限らない。たとえば、台所に設置されるアッパキャビネットやフロアキャビネットなど、他の様々なキャビネットを含む。
上述の実施形態では、照明器具と電源アダプタとの配線接続を一例として説明したが、配線接続の対象は限定されない。コンセントなどの電源設備の他、照明器具のスイッチなどの各種のスイッチ、充電器やその他の各種の電気機械・器具類を配線接続対象とすることが可能である。
電気配線部材は、電気配線コードに限らず、ケーブル状の部材でもよい。また、電気配線部材は、電力供給用の他に、各種の電気信号やデータの伝送に用いられるものであってもよい。
A 配線構造(キャビネットにおける配線構造)
B 洗面化粧台
C キャビネット
1A,1B 照明器具
2 電源アダプタ
4A 底板部
4B 天板部
4C,4D 側板部
4E 背板部
4F,4G 縦仕切り板部(板部)
40a,40b 分割板部(閉塞部材)
43a,43b 分割板部
44 配線通路用の凹溝部
45a,45b 分割板部
5 電気配線コード(電気配線部材)

Claims (6)

  1. キャビネットの内側に電気配線を施すためのキャビネットにおける配線構造であって、
    前記キャビネットの内側に位置するようにして前記キャビネットを構成する板部に設けられ、かつ電気配線部材が内部に配される配線通路用の凹溝部と、
    この配線通路用の凹溝部を塞ぐ閉塞部材と、を備えており、
    前記配線通路用の凹溝部が設けられた板部および前記閉塞部材のいずれかは、前記キャビネットから取り外し可能とされ、かつこの取り外しにより前記配線通路用の凹溝部を開放状態に設定可能とされていることを特徴とする、キャビネットにおける配線構造。
  2. 請求項1に記載のキャビネットにおける配線構造であって、
    前記キャビネットの縦仕切り板部、側板部、底板部、棚板部、天板部、または背板部の少なくともいずれか1つは、2つの分割板部が互いに接触または接近して重ね合わされた二重板構造とされ、
    前記2つの分割板部の互いに対向する一対の面のうち、少なくとも一方の面には、前記配線通路用の凹溝部が設けられ、かつこの凹溝部が設けられている分割板部に重ね合わされている他方の分割板部が、前記閉塞部材である、キャビネットにおける配線構造。
  3. 請求項2に記載のキャビネットにおける配線構造であって、
    前記2つの分割板部は、全体の形状およびサイズが略同一とされている、キャビネットにおける配線構造。
  4. 請求項2または3に記載のキャビネットにおける配線構造であって、
    前記2つの分割板部の互いに対向する一対の面の双方に、前記配線通路用の凹溝部が互いに対面するようにして設けられており、かつ前記2つの分割板部の双方が、前記閉塞部材を兼用している、キャビネットにおける配線構造。
  5. キャビネットを備えた洗面化粧台であって、
    請求項1ないし4のいずれかに記載のキャビネットにおける配線構造を有していることを特徴とする、洗面化粧台。
  6. 請求項5に記載の洗面化粧台であって、
    前記キャビネットの下側には、LED光源を有する照明器具が設けられ、かつ前記キャビネットの上側には、前記照明器具に電力供給を行なうための電源アダプタが設けられており、
    これら電源アダプタと照明器具とは、請求項1ないし4のいずれかに記載のキャビネットにおける配線構造を用いて配線接続されている、洗面化粧台。
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