JP2017078570A - 呼気診断装置 - Google Patents

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康友 塩見
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Tsutomu Sumino
努 角野
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Yo Maekawa
陽 前川
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Abstract

【課題】正確な呼気診断装置を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、検出部と、処理部と、を含む呼気診断装置が提供される。前記検出部は、第1物質と、前記第1物質とは異なる第2物質と、を含む呼気を含む試料気体中の前記第1物質の量に依存する第1信号と、前記試料気体中の前記第2物質の量に依存する第2信号と、を検出する。前記処理部は、前記検出部で検出された第1信号及び第2信号に基づいて、前記試料気体中の前記第1物質の第1濃度と、前記試料気体中の前記第2物質の第2濃度と、を算出する。前記処理部は、前記第1濃度と、前記第2濃度と、大気中の前記第1物質の第3濃度と、に基づいて、前記第2濃度を補正した補正濃度を算出する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、呼気診断装置に関する。
呼気診断装置においては、呼気のガスを測定する。この測定結果より、病気の予防や早期発見が容易になる。呼気診断装置において、正確な測定結果を得ることが望まれる。
特開2013−11620号公報
本発明の実施形態は、正確な呼気診断装置を提供する。
本発明の実施形態によれば、検出部と、処理部と、を含む呼気診断装置が提供される。前記検出部は、第1物質と、前記第1物質とは異なる第2物質と、を含む呼気を含む試料気体中の前記第1物質の量に依存する第1信号と、前記試料気体中の前記第2物質の量に依存する第2信号と、を検出する。前記処理部は、前記検出部で検出された第1信号及び第2信号に基づいて、前記試料気体中の前記第1物質の第1濃度と、前記試料気体中の前記第2物質の第2濃度と、を算出する。前記処理部は、前記第1濃度と、前記第2濃度と、大気中の前記第1物質の第3濃度と、に基づいて、前記第2濃度を補正した補正濃度を算出する。
第1の実施形態に係る呼気診断装置を例示する模式図である。 第1の実施形態に係る呼気診断装置の動作を例示するフローチャート図である。 図3(a)〜図3(c)は、第1の実施形態に係る別の呼気診断装置を例示する模式図である。 第1の実施形態に係る別の呼気診断装置の動作を例示する模式図である。 図5(a)及び図5(b)は、第1の実施形態に係る呼気診断装置の特性を例示する模式図である。 図6(a)及び図6(b)は、第1の実施形態に係る呼気診断装置の一部を例示する模式的断面である。 図7(a)〜図7(c)は、第2の実施形態に係る呼気診断装置を例示する模式図である。 図8(a)〜図8(c)は、実施形態に係る呼気診断装置の一部を例示する模式図である。
以下に、本発明の各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る呼気診断装置を例示する模式図である。
図1に表したように、本実施形態に係る呼気診断装置110は、検出部40と、処理部45と、を含む。
検出部40は、呼気50aを含む試料気体50中の物質を検出する。呼気50aは、例えば、ヒトを含む動物の呼気である。呼気50aには、第1物質51と、第2物質52と、が含まれる。第1物質51は、例えば、二酸化酸素である。第2物質52は、例えば、アセトンである。第2物質52は、呼気診断装置110において、診断の目的に関係する物質である。例えば、糖尿病に罹患すると、呼気50a中のアセトンの濃度が健康時に比べて上昇する。呼気診断装置110においては、物質(例えばアセトンなど)の濃度を測定することで、健康状態が診断される。物質の例については、後述する。一方、第1物質51は、第2物質52を検出する際に、参照となる物質である。
検出部40は、第1信号及び第2信号を検出する。第1信号は、試料気体50中の第1物質の量に依存する。第2信号は、試料気体50中の第2物質52の量に依存する。
例えば、試料気体50中には、被検者の呼気50aと、大気と、が含まれる場合がある。すなわち、試料気体50中の全てが、必ずしも呼気50aだけではない。試料気体50においては、呼気50aと、その他の気体(大気)と、が混合されている。
処理部45は、検出部40で検出された第1信号及び第2信号の処理を行う。処理部45の動作の例については、後述する。
図1に表したように、呼気診断装置110は、供給部10iと、光源部30と、セル部20と、をさらに含む。この例では、検出部40は、光を用いて検出を行う。
供給部10iには、試料気体50が供給される。
光源部30は、測定光30Lを出射する。この例では、光源部30は、半導体発光素子30aと、駆動部30bと、を含む。駆動部30bは、半導体発光素子30aに電気的に接続される。駆動部30bは、半導体発光素子30aに、発光のための電力を供給する。後述するように、半導体発光素子30aとして、例えば、量子カスケードレーザ(QCL)が用いられる。半導体発光素子30aの例については、後述する。
測定光30Lは、呼気50aに含まれる物質に吸収される波長を含む。測定光30Lは、赤外光(赤外線)を含む。測定光30Lは、例えば、0.7マイクロメートル(μm)以上1000μm以下である。測定光30Lは、例えば、2.5μm以上14μm以下でも良い。
セル部20は、第1反射部21と、第2反射部22と、を含む。第1反射部21及び第2反射部22は、測定光30Lに対して反射性である。
供給部10iから導入された試料気体50は、第1反射部21と第2反射部22との間の空間23sに導入される。
例えば、セル部20は、例えば、セル23をさらに含む。例えば、セル23により、空間23sが形成される。第1反射部21と第2反射部22との間に空間23sの少なくとも一部が配置される。
測定光30Lは、空間23sに試料気体50が導入された状態において、例えば、空間23sを通過する。例えば、測定光30Lは、第1反射部21と第2反射部22とで反射して、第1反射部21と第2反射部22との間(空間23s)を複数回往復する。測定光30Lの一部が、試料気体50に含まれる物質(第1物質51及び第2物質52)により吸収される。測定光30Lのうちの、物質に特有の波長の成分が吸収される。吸収の程度は、物質の濃度に依存する。
検出部40は、例えば、空間23sに試料気体50が導入された状態において空間23sを通過した測定光30Lを検出する。
検出部40には、赤外領域に感度を有する素子が用いられる。検出部40には、例えば、サーモパイルまたは半導体素子(例えばMCT(HgCdTe))などが用いられる。実施形態において、検出部40は任意である。
呼気診断装置110においては、呼気50aを含む試料気体50に測定光30Lを照射し、呼気50aに含まれている物質(第1物質51及び第2物質52)による測定光30Lの吸収が測定される。これにより、呼気50aに含まれる物質の濃度が測定される。
呼気診断装置110においては、供給部10iから導入された試料気体50は、第1配管15aを通じてセル部20に導入される。第1配管15aは、供給部10iとセル部20との間に設けられる。一方、セル部20に導入された試料気体50は、第2配管15bを通じて、排出部10oに到達する。試料気体50は、排出部10oを通じて外部に排出される。
この例では、筐体10wがさらに設けられている。筐体10w中に、例えば、セル部20、光源部30、検出部40、第1配管15a及び第2配管15b、が格納される。
この例では、測定光30Lの光路上において、光源部30とセル部20との間に、第1光学部品36aが設けられている。光路上において、セル部20と検出部40との間に、第2光学部品36bが設けられている。これらの光学部品は、例えば、集光光学素子及びコリメート光学素子の少なくともいずれかを含む。これらの光学部品に、フィルタを用いても良い。これらの光学部品に、光スイッチを用いても良い。光学部品は必要に応じて設けられ、省略しても良い。
このように、呼気診断装置110には、試料気体50が導入される空間23sを含むセル部20と、測定光30Lを出射する光源部30と、が設けられている。検出部40は、試料気体50が導入された空間23sを通過した測定光30Lを検出して、第2信号を検出する。この例では、検出部40は、試料気体50が導入された空間23sを通過した測定光30Lを検出して、第1信号を検出する。
呼気診断装置110においては、検出部40で得られた検出信号(第1信号及び第2信号)が、処理部45により処理される。以下、処理部45の動作の例について説明する。
図2は、第1の実施形態に係る呼気診断装置の動作を例示するフローチャート図である。
図2に表したように、検出部40で検出された第1信号及び第2信号に基づいて、試料気体50中の第1物質51の第1濃度と、試料気体50中の第2物質52の第2濃度と、を算出する(ステップS110)。例えば、試料気体50に入射した測定光30Lの強度に対する、試料気体50を出射した測定光30Lの強度の比を算出する。第1物質51及び第2物質52のそれぞれにおいて、吸収する波長が異なる。特定の波長における上記の比を求めることで、第1濃度及び第2濃度が算出される。
そして、第1濃度と、第2濃度と、大気中の第1物質51の第3濃度と、に基づいて、第2濃度を補正した補正濃度を算出する(ステップS120)。
すなわち、上記のように、試料気体50は、呼気50aの他に、他の気体(例えば大気)を含む場合がある。他の気体が含まれていると、試料気体50中の物質とする物質の濃度は、呼気50a中のその物質の濃度とは異なる。このため、補正をしない場合は、呼気50aの濃度は、本来の濃度とは異なるため、正確ではない。
例えば、被検者が呼気診断装置110の供給部10iに呼気を吹き込む際に、大気を一緒に流入させる場合がある。セル部20の内部の気体を呼気50aで置換する際に、乱流などですべての気体が呼気50aで置換されない場合がある。さらに、被検者の呼吸が浅い場合には、肺でのガス交換が不十分となり大気がそのまま供給部10iに吹き込まれる場合がある。これらの場合には、目的とする物質の濃度が不正確になる。安定した測定結果が得られない。
これに対して、本実施形態に係る呼気診断装置110においては、目的とする物質(第2物質52)の濃度を、参照となる物質(第1物質51)の濃度によって補正する。補正した補正濃度を、診断に用いる。
すなわち、補正濃度の算出においては、試料気体50に含まれる呼気50aの割合を推定する。その割合に応じて、第2濃度を補正して、補正濃度を算出する。
例えば、試料気体50に含まれる呼気50aの割合を推定する。その割合に応じて、第2濃度を補正して、補正濃度を算出する。
このとき、第1物質51(参照する物質)に対して、濃度が予め定められる。例えば、第1物質51が二酸化炭素である場合、標準的なヒトが十分に深く呼吸して排出される呼気50aに含まれる二酸化炭素の濃度は、例えば、約40,000ppmである。この濃度は、例えば、被検者の性別、年齢、身長及び体重などを含む各種の状態に依存することもある。必要に応じて、被検者のそれぞれに対して、この濃度を定めてもよい。性別、年齢、身長及び体重などのそれぞれに対応して、個別にこの濃度を定めても良い。
例えば、呼気中の二酸化炭素の濃度は、大気中の二酸化炭素の濃度に比べて高い。これには、呼吸により二酸化炭素が増えるためである。このため、例えば、二酸化炭素のように、呼吸によって変化する物質を参照物質として用いることで、試料気体50中の呼気50aの濃度(または、大気の濃度)が推定できる。
例えば、試料気体50中の第1物質51の濃度を第1濃度C1とする。試料気体50中の第2物質52の濃度を第2濃度C2とする。第1濃度C1及び第2濃度C2は、測定値である。大気中の第1物質51の濃度を第3濃度C3とする。第3濃度C3は、第1物質51に対して予め定められる。第1物質51が二酸化炭素である場合は、第3濃度C3は、約400ppmである。大気の温度、湿度及び気圧などによって、第3濃度が変化する場合、必要に応じて、第3濃度C3を変えても良い。
一方、第1物質51に対して定められた濃度を第4濃度C4とする。第1物質51が二酸化炭素である場合は、第4濃度C4は、約40,000ppmである。
例えば、試料気体50中の呼気50aの割合をXとする。試料気体50中の大気の割合は、(1−X)である。
このとき、第1濃度C1、第3濃度C3及び第4濃度C4は、以下の関係を満たす。
C1=X・C4+(1−X)C3
従って、
X=(C1−C3)/(C4−C3)
となる。
一方、目的とする第2物質52の濃度の本来の値を第5濃度C5とする。第5濃度C5が、補正後の補正濃度である。第5濃度C5は、試料気体50の全てが呼気50aである場合の第2物質52の濃度に対応する。
第2濃度C2(測定結果の濃度)と第5濃度C5とは、以下の関係を満たす。
C2=X・C5
従って、第5濃度C5は、以下で表される。
C5=C2・(C4−C3)/(C1−C3)
本実施形態においては、測定された第2濃度C2を補正して、補正後の値として、第5濃度C5(補正濃度)を用いる。
これにより、試料気体50中に呼気50aの他に、大気などの他の気体が含まれる場合においても、正確な結果が安定して得られる。
このように、実施形態において、補正濃度(第5濃度)は、C2・(C4−C3)/(C1−C3)に応じた値である。この値そのものでも良い。誤差を含んでも良い。例えば、補正濃度は、C2・(C4−C3)/(C1−C3)の0.9倍以上1.1倍以下でも良い。この補正濃度は、呼気50a中の第2物質52の濃度(本来の濃度)に対応する。 実施形態において、第1物質51として、大気中の濃度と、呼気50a中の濃度が異なる物質が選ばれる。例えば、二酸化炭素は、呼吸により、濃度が変化する。酸素も呼吸により濃度が変化する。このような物質を、第1物質51として用いる。すなわち、大気中の第1物質51の濃度(第3濃度C3)は、呼気50a中の第1物質51の濃度とは異なる。
実施形態子形態において、例えば、第1物質51は、二酸化炭素及び酸素の少なくともいずれかを含む。
一方、第2物質52は、診断の目的とする物質である。
第2物質52は、例えば、二酸化炭素同位体である。この場合、例えば、ピロリ菌に関する情報が得られる。第2物質52は、例えば、メタンである。この場合、例えば、腸内嫌気性菌に関する情報が得られる。第2物質52は、例えば、エタノールである。この場合、例えば、飲酒に関する情報が得られる。第2物質52は、例えば、アセトアルデヒドである。この場合、例えば、飲酒代謝産物及び肺がんに関する情報が得られる。第2物質52は、例えば、アセトンである。この場合、例えば、糖尿病に関する情報が得られる。第2物質52は、例えば、一酸化窒素である。この場合、例えば、ぜんそくに関する情報が得られる。第2物質52は、例えば、アンモニアである。この場合、例えば、肝炎に関する情報が得られる。第2物質52は、例えば、ノナナールである。この場合、例えば、肺がんに関する情報が得られる。
実子形態において、第2物質52は、二酸化炭素、メタン、エタノール、アセトアルデヒド、アセトン、一酸化炭素、アンモニア及びノナナールの少なくともいずれかを含む。実施形態において、第2物質52、任意である。
図3(a)〜図3(c)は、第1の実施形態に係る別の呼気診断装置を例示する模式図である。
これらの図においては、反射部などは省略されている。
図3(a)に表したように、本実子形態に係る呼気診断装置111においては、光源部30に、第1発光部38aと、第2発光部38bと、が設けられる。第1発光部38aは、第1波長の第1光L1を出射する。第2発光部38bは、第2波長の第2光L2を出射する。第2波長は、第1波長とは異なる。第1発光部38a及び第2発光部38bは、例えば、駆動部30bにより駆動される。
例えば、第1物質51として二酸化炭素を用いる場合、第1波長は、例えば約9μmである。第1波長は、例えば約5μmでも良い。第2物質52としてアセトンを用いる場合、第2波長は、例えば約7μmである。第2波長は、例えば約8μmでも良い。物質に併せて、これらの波長が選ばれる。
第1発光部38a及び第2発光部38bとして、半導体発光素子(例えば、量子カスケードレーザなど)が用いられる。これらの発光部は、半導体発光素子30aに含まれる。
測定光30Lは、第1波長の第1光L1と、第2波長の第2光L2と、を含む。検出部40は、例えば、第1光L1により第1信号を検出し、第2光L2により第2信号を検出する。
この例では、光学素子部(第1光学素子部37a)が設けられている。第1光学素子部37aは、測定光30Lの光路上において、光源部30と検出部40との間に設けられる。この例では、第1光学素子部37aは、光路上において、光源部30と空間23sとの間に設けられている。第1光学素子部37aと空間23sとの間に、第1光学部品36aが配置されている。第1光学素子部37aは、第1光L1と第2光L2の一方を反射し、第1光L1と第2光L2の他方を通過させる。第1光学素子部37aは、例えば、ビームスプリッタである。
第1光学素子部37aを用いることで、例えば、第1光L1及び第2光L2が、空間23s内の同じ場所を通過できる。もし、空間23s内において、呼気50aの濃度が不均一である場合にも、正確な測定が可能になる。
この例では、第1光L1の一部は、第2光L2の一部と、同軸である。第1光L1の光路の少なくとも一部は、第2光L2の光路の少なくとも一部と重なる。これにより、正確性を向上できる。
試料気体50が導入された空間23sの通過における、第1光L1の透過率は、例えば、0.1%以上99.9%以下である。試料気体50が導入された空間23sの通過における、第2光L2の透過率は、例えば、0.1%以上99.9%以下である。
例えば、第1光L1において第1物質51による吸収量が過度に大きい場合、透過光量は、過度に小さくなる。その場合、検出部40で光を測定することが困難となる。そのため、透過率は0.1%以上が好ましい。第1光L1において第1物質51による吸収量が過度に小さい場合、入射光量と透過光量のとの差が過度に小さくなる。その場合、検知部40で透過光量の変化を測定することが困難となる。そのため、透過率は、99.9%以下が好ましい。
図3(b)に表したように、本実施形態に係る呼気診断装置112においては、検出部40は、第1検出素子40aと、第2検出素子40bと、を含む。第1検出素子40aは、第1光L1を検出する。第2検出素子40bは、第2光L2を検出する。
この例では、第2光学素子部37bが設けられている。第2光学素子部37bは、測定光30Lの光路上において、空間23sと検出部40との間に設けられている。第2光学素子部37bは、例えば、ビームスプリッタである。
図3(c)に表したように、本実施形態に係る呼気診断装置113においては、信号処理部41が設けられている。信号処理部41は、第1検出素子40aに接続されている。信号処理部41により処理された信号が処理部45に供給される。
例えば、第1発光部38aは、第1周波数で第1光L1を出射する。第2発光部38bは、第2周波数で第2光L2を出射する。第2周波数は、第1周波数とは異なる。このような動作は、駆動部30bにより制御される。これらの周波数に対応させて、第1検出素子40aで得られた信号が信号処理部41で処理される。例えば、信号処理部41で、第1周波数の信号が抽出される。例えば、信号処理部41で、第2周波数の信号が抽出される。信号処理部41で、例えば、周波数検波処理が行われる。これにより、1つの検出素子で、複数の波長の光を効率良く検出できる。
図4は、第1の実施形態に係る別の呼気診断装置の動作を例示する模式図である。
図4は、第1光L1の強度DP1及び第2光L1の強度DP2を例示している。横軸は、時間である。
図4に表したように、互いに異なる周波数で、第1光L1及び第2光L2が出射される。周波数に応じて検出信号を抽出することで、第1光L1の強度及び第2光L2の強度のそれぞれが分離できる。例えば、検出部40は、第1周期で第1光L1を検出し、第2周期で第2光L2を検出する。例えば、検出部40は、第1期間P1に第1光L1を検出する。検出部40は、第2期間P2に、第2光L2を検出する。
図5(a)及び図5(b)は、第1の実施形態に係る呼気診断装置の特性を例示する模式図である。
これらの図は、測定光30Lの波長特性を例示している。横軸は、波長λmである。縦軸は、測定光30Lの強度である。
図5(a)に表したように、測定光30Lは、第1波長λ1の成分と、第2波長λ2の成分と、を含む。この例では、それらの間の成分をさらに含む。すなわち、測定光30Lは、第1波長λ1と第2波長λ2との間の第3波長λ3の第3光をさらに含む。光源部30として、例えば、ブロードQCLが用いられる。このブロードQCLは、第1波長λ1〜第2波長λ2の範囲の波長の光を出射する。例えば、第1波長λ1、第3波長λ3及び第2波長λ2の光について、光強度(吸収率)が順次測定される。この結果に基づいて、濃度が算出される。濃度を測定する波長は、連続的に変化させても良き、離散的に変化させても良い。例えば、測定光30Lは、第1波長λ1と、第2波長λ2と、第1波長λ1と第2波長λ2との間の波長とを有する。検出部40は、第1波長λ1と第2波長λ2との間で波長を変えて、測定光30Lを検出しても良い。
図5(b)に表したように、測定光30Lは、第1波長λ1の第1ピークと、第2波長λ2の第2ピークと、を有しても良い。
図6(a)及び図6(b)は、第1の実施形態に係る呼気診断装置の一部を例示する模式的断面である。
図6(a)に表した例では、基板35の上に、第1発光部38a及び第2発光部38bが設けられる。第1発光部38aは、第1リッジ部RG1を含む。第2発光部38bは、第2リッジ部RG2を含む。それぞれの発光部から、互いに異なる波長の測定光30L(レーザ光)が出射する。
すなわち、この例では、光源部30は、半導体レーザ素子(半導体発光素子30a)を含む。半導体レーザ素子は、第1光L1を放出する第1リッジ部RG1と、第2光L2を放出する第2リッジ部RG2と、を含む。
図6(b)に表した例では、基板35の上に、第1発光部38aが設けられ、第1発光部38aの上に、第2発光部38bが設けられる。このように、複数の発光部が積層されても良い。
(第2の実施形態)
図7(a)〜図7(c)は、第2の実施形態に係る呼気診断装置を例示する模式図である。
図7(a)に表したように、本実施形態に係る呼気診断装置120においても、検出部40と、処理部45と、が設けられる。呼気診断装置120においても、光源部30及びセル部20がさらに設けられる。供給部10i、排出部10o及び筐体10w(図示を省略)がさらに設けられても良い。
呼気診断装置120においては、第2物質52の検出が、測定光30Lにより行われる。そして、第1物質51の検出は、測定光30Lを用いないで検出される。
すなわち、呼気診断装置120においては、検出部40は、第1検出素子40a(光検出素子)の他に、第1検出器43aが設けられる。第1検出器43aは、試料気体50中の第1物質51を検出する。例えば、第1物質51が二酸化炭素である場合、第1検出器43aとして、半導体センサを用いることができる。半導体センサにより、二酸化炭素の濃度が測定できる。ジルコニア式センサにより、酸素の濃度も測定できる。
この例では、第1検出器43aは、空間23s内に配置される。この例では、第1検出器43aは、試料気体50が導入された空間23s中の第1物質51を検出する。第1検出器43aは、測定光30Lの光路に近接して配置される。これにより、空間23s内で第1物質51の濃度が不均一である場合にも、正確な検出が可能になる。
図7(b)に表したように、本実施形態に係る呼気診断装置121においては、検出部40に複数の検出器が設けられる。この例では、第2検出器43b及び第3検出器43cなどが設けられている。第2検出器43b及び第2検出器43cは、試料気体50中の第1物質51の濃度を検出する。この例では、これらの検出器は、試料気体50が導入された空間23s中の第1物質51を検出する。これらの検出器にも、例えば、半導体センサを用いることができる。
この例では、第2検出器43bは、空間23s中の測定光30Lの光路に沿って、第1検出器43aと並ぶ。複数の検出器が光路に沿って配置されることで、より正確な値が得られる。
図7(c)に表したように、本実施形態に係る呼気診断装置122においては、第1配管15aに、第3配管15cの一端が接続されている。第3配管15cの他端に、第1検出器43aが設けられている。供給された試料気体50の一部が、空間23sに供給される。試料気体50の他の一部が、第3配管15cを介して、第1検出器43aに向かって流れる。このように、第1検出器43aは、空間23sとは異なる位置で、第1物質51の濃度を検出しても良い。
以下、光源部30の例について説明する。
図8(a)〜図8(c)は、実施形態に係る呼気診断装置の一部を例示する模式図である。
図8(a)は、模式的斜視図である。図8(b)は、図8(a)のA1−A2線断面図である。図8(c)は、光源部30の動作を例示する模式図である。
この例では、光源部30として、半導体発光素子30aが用いられる。半導体発光素子30aとして、レーザが用いられる。この例では、量子カスケードレーザが用いられる。
図8(a)に表したように、半導体発光素子30aは、基板35と、積層体31と、第1電極34aと、第2電極34bと、誘電体層32(第1誘電体層)と、絶縁層33(第2誘電体層)と、を含む。
第1電極34aと、第2電極34bと、の間に基板35が設けられる。基板35は、第1部分35aと、第2部分35bと、第3部分35cと、を含む。これらの部分は、1つの面内に配置される。この面は、第1電極34aから第2電極34bに向かう方向に対して交差する(例えば平行)である。第1部分35aと第2部分35bとの間に、第3部分35cが配置される。
第3部分35cと第1電極34aとの間に積層体31が設けられる。第1部分35aと第1電極34aとの間、及び、第2部分35bと第1電極34aとの間に、誘電体層32が設けられる。誘電体層32と第1電極34aとの間に絶縁層33が設けられる。
積層体31は、ストライプの形状を有している。積層体31は、リッジ導波路RGとして機能する。リッジ導波路RGの2つの端面がミラー面となる。積層体31において放出された光31Lは、端面(光出射面)から出射する。光31Lは、赤外線レーザ光である。光31Lの光軸31Lxは、リッジ導波路RGの延在方向に沿う。
図8(b)に表したように、積層体31は、例えば、第1クラッド層31aと、第1ガイド層31bと、活性層31cと、第2ガイド層31dと、第2クラッド層31eと、を含む。これらの層は、基板35から第1電極34aに向かう方向に沿って、この順で並ぶ。第1クラッド層31aの屈折率及び第2クラッド層31eの屈折率のそれぞれは、第1ガイド層31bの屈折率、活性層31cの屈折率、及び、第2ガイド層31dの屈折率のそれぞれよりも低い。活性層31cで生じた光31Lは、積層体31内に閉じ込められる。第1ガイド層31bと第1クラッド層31aとを合わせて、クラッド層と呼ぶ場合がある。第2ガイド層31dと第2クラッド層31eとを合わせて、クラッド層と呼ぶ場合がある。
積層体31は、光軸31Lxに対して垂直な第1側面31sa及び第2側面31sbを有する。第1側面31saと第2側面31sbとの間の距離31w(幅)は、例えば5μm以上20μm以下である。これにより、例えば、水平横方向モードの制御が容易となり、出力の向上が容易になる。距離31wが過度に長いと、水平横方向モードにおいて高次モードを生じ易くなり、出力を高めにくい。
誘電体層32の屈折率は、活性層31cの屈折率よりも低い。これにより、誘電体層32により、光軸31Lxに沿ってリッジ導波路RGが形成される。
図8(c)に表したように、活性層31cは、例えば、カスケード構造を有する、カスケード構造においては、例えば、第1領域r1と、第2領域r2と、が交互に積層される。単位構造r3は、第1領域r1及び第2領域r2を含む。複数の単位構造r3が設けられる。
例えば、第1領域r1には、第1障壁層BL1と、第1量子井戸層WL1と、が設けられる。第2領域には、第2障壁層BL2が設けられる。例えば、別の第1領域r1aには、第3障壁層BL3と、第2量子井戸層WL2と、が設けられる。別の第2領域r2aに、第4障壁層BL4が設けられる。
第1領域r1においては、第1量子井戸層WL1のサブバンド間光学遷移が生じる。これにより、例えば、3μm以上18μm以下の波長の光31Laが放出される。
第2領域r2においては、第1領域r1から注入されたキャリアc1(例えば電子)のエネルギーは、緩和可能である。
量子井戸層(例えば第1量子井戸層WL1)において、井戸幅WLtは、例えば、5nm以下である。井戸幅WLtがこのように狭いとき、エネルギー準位が離散して、例えば、第1サブバンドWLa(高準位Lu)及び第2サブバンドWLb(低準位Ll)などを生じる。第1障壁層BL1から注入されたキャリアc1は、第1量子井戸層WL1に効果的に閉じ込められる。
高準位Luから低準位Llへキャリアc1が遷移するときに、エネルギー差(高準位Luと低準位Llとの差)に対応する光31Laが放出される。すなわち、光学遷移が生じる。
同様に、別の第1領域r1aの第2量子井戸層WL2において、光31Lbが放出される。 実施形態において量子井戸層は、波動関数が重なり合う複数の井戸を含んでも良い。複数の量子井戸層のそれぞれの高準位Luが、互いに同じでも良い。複数の量子井戸層のそれぞれの低準位Llが、互いに同じでも良い。
例えば、サブバンド間光学遷移は、伝導帯及び価電子帯のいずれかにおいて生じる。例えば、pn接合によるホールと電子との再結合は必要ではない。例えば、ホール及び電子のいずれかのキャリアc1により光学遷移が生じて、光が放出される。
活性層31cにおいて、例えば、第1電極34aと、第2電極34bと、の間に印加される電圧により、障壁層(例えば第1障壁層BL1)を介して、キャリアc1(例えば電子)が量子井戸層(例えば第1量子井戸層WL1)へ注入される。これにより、サブバンド間光学遷移を生じる。
第2領域r2は、例えば、複数のサブバンドを有する。サブバンドは、例えば、ミニバンドである。サブバンドにおけるエネルギー差は、小さい。サブバンドにおいて、連続エネルギーバンドに近いことが好ましい。この結果、キャリアc1(電子)のエネルギーが緩和される。
第2領域r2では、例えば、光(例えば3μm以上18μm以下の波長の赤外線)は、実質的に放出されない。第1領域r1の低準位Llのキャリアc1(電子)は、第2障壁層BL2を通過して、第2領域r2へ注入され、緩和される。キャリアc1は、カスケード接続された別の第1領域r1aへ注入される。この第1領域r1aにおいて、光学遷移が生じる。
カスケード構造では、複数の単位構造r3のそれぞれにおいて光学遷移が生じる。これにより、活性層31cの全体において、高い光出力を得ることが容易になる。
このように、光源部30は、半導体発光素子30aを含む。半導体発光素子30aは、複数の量子井戸(例えば、第1量子井戸層WL1及び第2量子井戸層WL2など)のサブバンドにおける電子のエネルギー緩和により、測定光30Lを放射する。
量子井戸層(例えば第1量子井戸層WL1及び第2量子井戸層WL2など)には、例えば、GaAsが用いられる。例えば、障壁層(例えば、第1〜第4障壁層BL1〜BL4など)には、例えば、AlGa1−xAs(0<x<1)が用いられる。このとき、例えば、基板35としてGaAsを用いると、量子井戸層及び障壁層において、良好な格子整合が得られる。
第1クラッド層31a及び第2クラッド層31eは、例えば、n形不純物として、Siを含む。これらの層における不純物濃度は、例えば、1×1018cm−3以上1×1020cm−3以下(例えば、約6×1018cm−3)である。これらの層のそれぞれの厚さは、例えば、0.5μm以上2μm以下(例えば約1μm)である。
第1ガイド層31b及び第2ガイド層31dは、例えば、n形不純物として、Siを含む。これらの層における不純物濃度は、例えば1×1016cm−3以上1×1017cm−3以下(例えば、約4×1016cm−3)である。これらの層のそれぞれの厚さは、例えば2μm以上5μm以下(例えば、3.5μm)である。
距離31w(積層体31の幅、すなわち、活性層31cの幅)は、例えば、5μm以上20μm以下(例えば、約14μm)である。
リッジ導波路RGの長さは、例えば、1mm以上5mm以下(例えば約3mm)である。半導体発光素子30a(量子カスケードレーザ)は、例えば、10V以下の動作電圧で動作する。消費電流は、炭酸ガスレーザ装置などに比べて低い。これにより、低消費電力の動作が可能である。
実施形態によれば、正確な呼気診断装置が提供できる。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、呼気診断装置に含まれる供給部、セル部、反射部、光源部、検出部及び処理部などの各要素の具体的な構成に関しては、当業者が公知の範囲から適宜選択することにより本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができる限り、本発明の範囲に包含される。
また、各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
その他、本発明の実施の形態として上述した呼気診断装置を基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全ての呼気診断装置も、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10i…供給部、 10o…排出部、 10w…筐体、 15a〜15c…第1〜第3配管、 20…セル部、 21、22…第1、第2反射部、 23…セル、 23s…空間、 30…光源部、 30L…測定光、 30a…半導体発光素子、 30b…駆動部、 31…積層体、 31L、31La、31Lb…光、 31Lx…光軸、 31a…第1クラッド層、 31b…第1ガイド層、 31c…活性層、 31d…第2ガイド層、 31e…第2クラッド層、 31sa…第1側面、 31sb…第2側面、 31w…距離、 32…誘電体層、 33…絶縁層、 34a…第1電極、 34b…第2電極、 35…基板、 35a〜35c…第1〜第3部分、 36a、36b…第1、第2光学部品、 37a、37b…第1、第2光学素子部、 38a、38b…第1、第2発光部、 40…検出部、 40a、40b…検出素子、 41…信号処理部、 43a〜43c…第1〜第3検出器、 45…処理部、 50…試料気体、 50a…呼気、 51、52…第1、第2物質、 110〜113、120〜122…呼気診断装置、 BL1〜BL4…第1〜第4障壁層、 DP1、DP2…強度、 L1、L2…第1、第2光、 Ll…低準位、 Lu…高準位、 P1、P2…第1、第2期間、 RG…リッジ導波路、 RG1、RG2…第1、第2リッジ部、 WL1、WL2…第1、第2量子井戸層、 WLa…第1サブバンド、 WLb…第2サブバンド、 WLt…井戸幅、 c1…キャリア、 r1、r1a…第1領域、 r2、r2a…第2領域、 r3…単位構造

Claims (20)

  1. 第1物質と、前記第1物質とは異なる第2物質と、を含む呼気を含む試料気体中の前記第1物質の量に依存する第1信号と、前記試料気体中の前記第2物質の量に依存する第2信号と、を検出する検出部と、
    前記検出部で検出された第1信号及び第2信号に基づいて、前記試料気体中の前記第1物質の第1濃度と、前記試料気体中の前記第2物質の第2濃度と、を算出し、
    前記第1濃度と、前記第2濃度と、大気中の前記第1物質の第3濃度と、に基づいて、前記第2濃度を補正した補正濃度を算出する処理部と、
    を備えた呼気診断装置。
  2. 前記算出は、前記試料気体に含まれる前記呼気の割合を推定して、前記割合に応じて前記補正濃度を算出することを含む請求項1記載の呼気診断装置。
  3. 前記算出は、前記第1物質に対して定められた第4濃度にさらに基づいて、前記補正濃度を算出する請求項1または2に記載の呼気診断装置。
  4. 前記第1濃度をC1とし、
    前記第2濃度をC2とし、
    前記第3濃度をC3とし、
    前記第4濃度をC4としたとき、
    前記補正濃度は、C2・(C4−C3)/(C1−C3)に応じた値である請求項3記載の呼気診断装置。
  5. 前記補正濃度は、C2・(C4−C3)/(C1−C3)の0.9倍以上1.1倍以下である請求項4記載の呼気診断装置。
  6. 前記第1物質は、二酸化炭素及び酸素の少なくともいずれかを含む請求項1〜5のいずれか1つに記載の呼気診断装置。
  7. 前記第2物質は、二酸化炭素、メタン、エタノール、アセトアルデヒド、アセトン、一酸化炭素、アンモニア及びノナナールの少なくともいずれかを含む請求項6記載の呼気診断装置。
  8. 前記試料気体が導入される空間を含むセル部と、
    測定光を出射する光源部と、
    をさらに備え、
    前記測定光は、第1波長の第1光と、前記第1波長とは異なる第2波長の第2光と、を含み、
    前記検出部は、前記第1光を検出する第1検出素子と、前記第2光を検出する第2検出素子と、を含む請求項1〜7のいずれか1つに記載の呼気診断装置。
  9. 前記検出部は、前記試料気体が導入された前記空間を通過した前記測定光を検出して前記第1信号を検出する請求項8記載の呼気診断装置。
  10. 前記測定光は、前記第1波長と前記第2波長との間の第3波長の第3光をさらに含む請求項8記載の呼気診断装置。
  11. 前記第1光の光路の少なくとも一部は、前記第2光の光路の少なくとも一部と重なる請求項10記載の呼気診断装置。
  12. 前記測定光の光路上において前記光源部と前記検出部との間に設けられた光学素子部をさらに備え、
    前記光学素子部は、前記第1光と前記第2光の一方を反射し、前記第1光と前記第2光の他方を通過させる請求項11記載の呼気診断装置。
  13. 前記検出部は、
    第1期間に前記第1光を検出し、
    第2期間に前記第2光を検出する請求項10〜12のいずれか1つに記載の呼気診断装置。
  14. 前記光源部は、半導体レーザ素子を含み、
    前記半導体レーザ素子は、前記第1光を放出する第1リッジ部と、前記第2光を放出する第2リッジ部と、を含む請求項10〜13のいずれか1つに記載の呼気診断装置。
  15. 前記検出部は、前記試料気体中の前記第1物質を検出する第1検出器を含む請求項8記載の呼気診断装置。
  16. 前記検出部は、前記試料気体中の前記第1物質を検出する第2検出器をさらに含み、
    前記第2検出器は、前記空間中の前記測定光の光路に沿って、前記第1検出器と並ぶ請求項15記載の呼気診断装置。
  17. 前記試料気体が導入される空間を含むセル部と、
    測定光を出射する光源部と、
    をさらに備え、
    前記測定光は、第1波長と、前記第1波長とは異なる第2波長と、前記第1波長と前記第2波長との間の波長と、を有し、
    前記検出部は、前記第1波長と前記第2波長との間で波長を変えて前記測定光を検出する請求項1〜7のいずれか1つに記載の呼気診断装置。
  18. 前記セル部は、
    前記測定光に対して反射性の第1反射部と、
    前記測定光に対して反射性の第2反射部と、
    を含み、
    前記第1反射部と前記第2反射部との間に前記空間が配置され、
    前記測定光は、前記第1反射部と前記第2反射部とを反射して前記空間を通過する請求項8〜17のいずれか1つに記載の呼気診断装置。
  19. 前記光源部は、半導体発光素子を含み、
    前記半導体発光素子は、複数の量子井戸のサブバンドにおける電子のエネルギー緩和により前記測定光を放射する請求項8〜18のいずれか1つに記載の呼気診断装置。
  20. 前記試料気体が導入された前記空間の通過における前記第1光の透過率は、0.1%以上99.9%以下であり、
    前記試料気体が導入された前記空間の通過における前記第2光の透過率は、0.1%以上99.9%以下である請求項8〜19のいずれか1つに記載の呼気診断装置。
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