JP2017078334A - 電動圧縮機 - Google Patents
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Abstract
【課題】ハウジングとカバー体との間に設けられるシール部材を通過した電磁ノイズが、電動圧縮機の外部にある電子機器に悪影響を及ぼすことを防止できると共に、モータ駆動回路を外力から保護することが可能な電動圧縮機の提供にある。【解決手段】電動モータ12と、圧縮機構13と、電動モータ12と圧縮機構13とが内蔵されるハウジング14と、モータ駆動回路26と、モータ駆動回路26を収容する収容空間25が区画されたカバー体24と、ハウジング14とカバー体24との間に設けられるシール部材36と、を備えた電動圧縮機10であって、カバー体24はカバー体24を保護する金属製の補強部材40により覆われ、補強部材40は、シール部材36の外面を覆うとともに電気的に接地されている。【選択図】 図1
Description
この発明は、電動圧縮機に関する。
例えば、特許文献1に開示された電動圧縮機では、金属材料製のハウジング内に圧縮部及び電動モータが収容されるとともに、ハウジング及びハウジングに取付けられるカバーによって区画された収容空間に電動モータを駆動させるためのモータ駆動回路が収容されている。ハウジングには、外方へ突出する環状の鍔部が形成されている。カバーは有蓋筒状の本体を構成する樹脂部と、薄板状をなすアルミニウム製のシールド部とからなり、シールド部は樹脂部の内側に一体的に配置されている。シールド部は、ハウジングに向けて延びる筒状の延設部を備えている。ハウジングの鍔部の開口端とカバーの樹脂部の開口端との間にゴム製のシール部材を介在させて、カバーの樹脂部はハウジングの鍔部に装着されている。シール部材により、水やごみが収容空間内に侵入することが防止されている。カバーの樹脂部がハウジングの鍔部に装着された状態において、シールド部の延設部は、シール部材の内周面と接触している。また、延設部はシール部材の内周面の全周に亘って設けられている。
カバーの本体は樹脂部により形成されているので、カバーの軽量化を図れ、電動圧縮機自体が重くなることを防止することが可能である。また、シール部材の内周面の全周に亘ってシールド部の延設部が設けられているので、シール部材を介した外部から収容空間内への電磁ノイズの侵入が遮断されると共に、モータ駆動回路からシール部材を介した外部への電磁ノイズの漏洩を遮断することが可能とある。
一方、電動圧縮機は、自動車に搭載されるため、自動車が衝突した際に、カバーが衝撃による外力を受ける恐れがある。カバーによって区画される収容空間にはモータ駆動回路が収容されているため、外力に対するモータ駆動回路の保護が求められている。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、ハウジングとカバー体との間に設けられるシール部材を通過した電磁ノイズが、電動圧縮機の外部にある電子機器に悪影響を及ぼすことを低減できると共に、モータ駆動回路を外力から保護することが可能な電動圧縮機の提供にある。
上記の課題を解決するために、請求項1記載の発明は、電動モータと、前記電動モータの駆動により冷媒の圧縮を行う圧縮機構と、前記電動モータと前記圧縮機構とが内蔵される金属製のハウジングと、前記電動モータを駆動するモータ駆動回路と、前記ハウジングに取付けられ、当該ハウジングとともに前記モータ駆動回路を収容する収容空間を区画するカバー体と、前記ハウジングと前記カバー体との間に設けられるシール部材と、を備えた電動圧縮機であって、前記カバー体は、前記カバー体を保護する金属製の補強部材により覆われ、前記補強部材は、前記シール部材の外面を覆うとともに電気的に接地されていることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、金属製の補強部材は、シール部材の外面を覆うとともに電気的に接地されているので、シール部材を通過したモータ駆動回路からの電磁ノイズは補強部材に伝達され、電動圧縮機の外部にある電子機器に悪影響を及ぼすことを低減できる。また、カバー体は金属製の補強部材により覆われていることにより、カバー体に外部より外力が加わった時に、補強部材により直接カバー体に外力が作用しないように保護することが可能であり、カバー体内に配置されているモータ駆動回路を保護できる。よって、ハウジングとカバー体との間に設けられるシール部材を通過した電磁ノイズが、電動圧縮機の外部にある電子機器に悪影響を及ぼすことを低減できると共に、モータ駆動回路を外力から保護することが可能である。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の電動圧縮機において、前記補強部材は、前記ハウジングを介して電気的に接地されることを特徴とする。
請求項2記載の発明によれば、補強部材はハウジングを介して電気的に接地されるので、補強部材をハウジングに取付けるだけで電気的に接地することが可能である。
本発明によれば、ハウジングとカバー体との間に設けられるシール部材を通過した電磁ノイズが、電動圧縮機の外部にある電子機器に悪影響を及ぼすことを低減できると共に、モータ駆動回路を外力から保護することが可能である。
以下、本発明の実施形態に係る電動圧縮機を図1〜図4に基づいて説明する。
図1は、車両に搭載される電動圧縮機を示し、図1における紙面の表面側を前方側とし紙面の裏面側を後方側として、図1の左右方向を車両の左右方向とする。電動圧縮機は、車両用空調装置の冷凍回路の一部を構成する要素である。
図1に示す電動圧縮機10は、車両のエンジンルームに配置され、エンジン27に取付けられている。エンジン27は、例えば、電動圧縮機10の後方に位置している。
電動圧縮機10は、回転軸11を駆動する電動モータ12と、電動モータ12の駆動により冷媒の圧縮を行う圧縮機構13と、電動モータ12と圧縮機構13とが内蔵されるハウジング14と、を備えている。電動圧縮機10は、具体的にはスクロール型の電動圧縮機である。
図1は、車両に搭載される電動圧縮機を示し、図1における紙面の表面側を前方側とし紙面の裏面側を後方側として、図1の左右方向を車両の左右方向とする。電動圧縮機は、車両用空調装置の冷凍回路の一部を構成する要素である。
図1に示す電動圧縮機10は、車両のエンジンルームに配置され、エンジン27に取付けられている。エンジン27は、例えば、電動圧縮機10の後方に位置している。
電動圧縮機10は、回転軸11を駆動する電動モータ12と、電動モータ12の駆動により冷媒の圧縮を行う圧縮機構13と、電動モータ12と圧縮機構13とが内蔵されるハウジング14と、を備えている。電動圧縮機10は、具体的にはスクロール型の電動圧縮機である。
ハウジング14は、電動モータ12が収容される有蓋筒状のモータハウジング15と、圧縮機構13が収容される有蓋筒状の圧縮ハウジング16とを有している。モータハウジング15の開口端と圧縮ハウジング16の開口端は接合され、モータハウジング15及び圧縮ハウジング16はボルト17により一体的に固定されている。ハウジング14は、金属製のハウジングであり、本実施形態ではアルミニウム系金属材料により形成されている。
詳述すると、モータハウジング15は、筒状の筒部18と、筒部18と一体形成されると共に筒部18の一方の端部を閉塞する底壁19と、を備えている。
詳述すると、モータハウジング15は、筒状の筒部18と、筒部18と一体形成されると共に筒部18の一方の端部を閉塞する底壁19と、を備えている。
モータハウジング15の筒部18における底壁19寄りの部分には図示しない冷媒ガスの吸入口が設けられている。吸入口は外部冷媒回路(図示せず)と接続されており、外部冷媒回路は吸入口を介してモータハウジング15の内部と連通している。電動圧縮機10の圧縮運転時には、低圧の冷媒は外部冷媒回路から吸入口を通って、モータハウジング15の内部に送入される。
圧縮ハウジング16は、モータハウジング15と同様に、筒状の筒部47と、筒部47と一体形成されると共に筒部47の一方の端部を閉塞する底壁48と、を備えている。
圧縮ハウジング16の内部には圧縮機構13と連通する吐出室(図示せず)が形成されている。圧縮ハウジング16には吐出室と連通する吐出口20が形成されており、吐出口20は外部冷媒回路と接続されている。電動圧縮機10の圧縮運転時には、圧縮機構13から吐出室に吐出された高圧の冷媒は吐出口20から外部冷媒回路へ送出される。
圧縮ハウジング16は、モータハウジング15と同様に、筒状の筒部47と、筒部47と一体形成されると共に筒部47の一方の端部を閉塞する底壁48と、を備えている。
圧縮ハウジング16の内部には圧縮機構13と連通する吐出室(図示せず)が形成されている。圧縮ハウジング16には吐出室と連通する吐出口20が形成されており、吐出口20は外部冷媒回路と接続されている。電動圧縮機10の圧縮運転時には、圧縮機構13から吐出室に吐出された高圧の冷媒は吐出口20から外部冷媒回路へ送出される。
電動モータ12は、三相交流電力により駆動されるモータである。電動モータ12は、モータハウジング15の内壁に固定されたステータ21と、ステータ21内に挿入され、回転軸11に固定されたロータ22とを備えている。ステータ21は、モータハウジング15の内壁に固定されるステータコア21Aと、ステータコア21Aに巻き回されたステータコイル21Bとを有している。
モータハウジング15の外周面には、電動圧縮機10をエンジン27に固定するための3個の脚部28、29、30が設けられている。図2に示すように、脚部28、29、30は、前後方向(モータハウジング15の径方向)に延設されている。脚部28、29、30には、締結ボルト31を挿通する挿通孔32が形成されている。
図2に示すように、エンジン27の前面27Aには、脚部28が当接される台座部33
と、脚部29が当接される台座部34と、脚部30が当接される台座部35とがそれぞれ形成され、台座部33、34、35は前方に突出している。台座部33、34、35には、締結ボルト31の螺入可能なねじ孔(図示せず)が形成されている。電動圧縮機10は、横置き状態で配置され、脚部28、29、30の挿通孔32に締結ボルト31を挿通させて、台座部33、34、35のねじ孔に螺入させることにより、電動圧縮機10はエンジン27に取付けられる。
図2に示すように、エンジン27の前面27Aには、脚部28が当接される台座部33
と、脚部29が当接される台座部34と、脚部30が当接される台座部35とがそれぞれ形成され、台座部33、34、35は前方に突出している。台座部33、34、35には、締結ボルト31の螺入可能なねじ孔(図示せず)が形成されている。電動圧縮機10は、横置き状態で配置され、脚部28、29、30の挿通孔32に締結ボルト31を挿通させて、台座部33、34、35のねじ孔に螺入させることにより、電動圧縮機10はエンジン27に取付けられる。
図1に示すように、モータハウジング15の底壁19には、底壁19の外周縁全周から右方(底壁19における筒部18の立設方向とは反対方向)へ突出する環状の突出部23が形成されている。突出部23の一方端側(突出部23における底壁19とは反対側の端部)には、有蓋筒状をなすカバー体24が取付けられている。そして、底壁19、突出部23、カバー体24及び後述するシール部材36によって内部に収容空間25が区画されている。収容空間25内には、電動モータ12を駆動させるためのモータ駆動回路26が収容されている。モータ駆動回路26は、収容空間25における底壁19に取付けられている。
カバー体24は、筒状の筒部24Aと筒部24Aの一方の端部を塞ぐ蓋部24Bを備えている。カバー体24は、例えば、アルミニウム系金属材料により形成されている。
突出部23の一方端と筒部24Aの開口端との間には、弾性を有するゴム製のシール部材36が介在されている。シール部材36は環状をなしている。カバー体24は図示しないボルトによりモータハウジング15の底壁19に固定されている。シール部材36により、水や塵埃が収容空間25内に侵入することが防止されている。
突出部23の一方端と筒部24Aの開口端との間には、弾性を有するゴム製のシール部材36が介在されている。シール部材36は環状をなしている。カバー体24は図示しないボルトによりモータハウジング15の底壁19に固定されている。シール部材36により、水や塵埃が収容空間25内に侵入することが防止されている。
モータ駆動回路26は、電動モータ12へ電力を供給する。モータ駆動回路26は、インバータ回路37およびその他の電子部品38と、インバータ回路37およびその他の電子部品38が固定される基板39とを有している。
図示しないが、電動モータ12とモータ駆動回路26は電気的に接続されており、モータ駆動回路26を介して電動モータ12のステータコイル21Bに通電されると、ロータ22が回転され、回転軸11と連結された圧縮機構13が作動される。
図示しないが、電動モータ12とモータ駆動回路26は電気的に接続されており、モータ駆動回路26を介して電動モータ12のステータコイル21Bに通電されると、ロータ22が回転され、回転軸11と連結された圧縮機構13が作動される。
電動圧縮機10におけるカバー体24の外部には、カバー体24を外力から保護する金属製の補強部材40が設けられている。補強部材40は、カバー体24の筒部24Aの外面を覆うように設けられている。補強部材40は、車両が衝突した時に、カバー体24を衝突による外力から保護するために設けられている。
図3(a)、図3(b)に示すように、補強部材40は、本体部41と、本体部41と連結され、回転軸線方向に延設された取付け部42、43とを有している。本実施形態における本体部41は、平板状の金属板の一端部45と、一端部45とは反対側の他端部46とが互いに近づくように丸められることで形成されており、一端部45と他端部46とは所定の間隔離れている。つまり、本体部41の断面形状は、C字状となっている。
取付け部42、43には、挿通孔44が形成されている。図2に示すように、補強部材40は、取付け部42、43を脚部28、29、30の前端(脚部28、29、30におけるエンジン27とは反対側の端部)に当接させ、挿通孔44を脚部28、29、30の挿通孔32とそれぞれ同軸となるように配置して、締結ボルト31により固定される。これにより、補強部材40とモータハウジング15とはエンジン27に締結ボルト31で共締めされている。補強部材40はハウジング14を介して電気的に接地(アース)されている。
図3(a)、図3(b)に示すように、補強部材40は、本体部41と、本体部41と連結され、回転軸線方向に延設された取付け部42、43とを有している。本実施形態における本体部41は、平板状の金属板の一端部45と、一端部45とは反対側の他端部46とが互いに近づくように丸められることで形成されており、一端部45と他端部46とは所定の間隔離れている。つまり、本体部41の断面形状は、C字状となっている。
取付け部42、43には、挿通孔44が形成されている。図2に示すように、補強部材40は、取付け部42、43を脚部28、29、30の前端(脚部28、29、30におけるエンジン27とは反対側の端部)に当接させ、挿通孔44を脚部28、29、30の挿通孔32とそれぞれ同軸となるように配置して、締結ボルト31により固定される。これにより、補強部材40とモータハウジング15とはエンジン27に締結ボルト31で共締めされている。補強部材40はハウジング14を介して電気的に接地(アース)されている。
図1及び図2に示すように、補強部材40の本体部41は、カバー体24の筒部24Aの外面を覆うように配置されている。本実施形態では、補強部材40の本体部41はカバー体24の筒部24Aの外面と当接するように配置されている。また、本体部41は、シール部材36の外面(シール部材36における収容空間25とは反対側の面)および突出部23の外面(突出部23における収容空間25とは反対側の面)を覆うように設けられている。
図2に示すように、本実施形態の電動圧縮機10は、シール部材36が、車両内に配置され、電気的に接地された金属部材としてのエンジン27と対向するように配置されている。そして、シール部材36において、シール部材36の外面とエンジン27との距離が、所定間隔Gより離れた部分を補強部材40の本体部41によって覆っている。なお、図2において、エンジン27の前面27Aと平行な直線Lを引いたとき、直線Lとエンジン27の前面27A間の距離を間隔Gとしている。
所定間隔Gは、シール部材36を通過したモータ駆動回路26からの電磁ノイズの大部分が、エンジン27に伝達され、シール部材36を通過した電磁ノイズが、電動圧縮機10の外部にある電子機器に悪影響を及ぼすことを低減できる距離である。つまり、言い換えると、シール部材36において本体部41によって覆われていない部分は、その外面とエンジン27との距離は、所定間隔G以下となっている。つまり、本実施形態では、補強部材40の本体部41とエンジン27とによって、モータハウジング15とカバー体24との間に設けられるシール部材36を通過した電磁ノイズが、電動圧縮機10の外部にある電子機器に悪影響を及ぼすことを低減している。
なお、所定間隔Gは、少なくともモータ駆動回路26からの電磁ノイズの周波数に基づいて定められていればよく、外部に存在する電子機器からの電磁ノイズの周波数と、モータ駆動回路26からの電磁ノイズの周波数と、に基づいて定めてもよい。
所定間隔Gは、シール部材36を通過したモータ駆動回路26からの電磁ノイズの大部分が、エンジン27に伝達され、シール部材36を通過した電磁ノイズが、電動圧縮機10の外部にある電子機器に悪影響を及ぼすことを低減できる距離である。つまり、言い換えると、シール部材36において本体部41によって覆われていない部分は、その外面とエンジン27との距離は、所定間隔G以下となっている。つまり、本実施形態では、補強部材40の本体部41とエンジン27とによって、モータハウジング15とカバー体24との間に設けられるシール部材36を通過した電磁ノイズが、電動圧縮機10の外部にある電子機器に悪影響を及ぼすことを低減している。
なお、所定間隔Gは、少なくともモータ駆動回路26からの電磁ノイズの周波数に基づいて定められていればよく、外部に存在する電子機器からの電磁ノイズの周波数と、モータ駆動回路26からの電磁ノイズの周波数と、に基づいて定めてもよい。
なお、補強部材40は鉄系の金属材料により形成されており、本実施形態では、補強部材40の肉厚はカバー体24の肉厚より大きくなるように設定されている。このように、補強部材40は鉄系の金属材料を使用して、肉厚をカバー体24の肉厚より大きくなるように設定することにより、補強部材40の機械的強度は、カバー体24の機械的強度より大きくなるように設定されている。なお、補強部材40の外周面にリブを設けて、機械的強度を高めるようにしてもよい。
以上の構成を有する電動圧縮機10につきその作用説明を行う。
図4に示すように、車両が衝突し、前方または斜め前方からカバー体24に外力P(図4で白抜矢印で示す)が作用した場合、カバー体24を覆うよう設けられている補強部材40は、外力Pを受け止めてカバー体24に外力Pが直接作用しないようにカバー体24を保護する。このことによりカバー体24内に配置されているモータ駆動回路26が保護される。
図4に示すように、車両が衝突し、前方または斜め前方からカバー体24に外力P(図4で白抜矢印で示す)が作用した場合、カバー体24を覆うよう設けられている補強部材40は、外力Pを受け止めてカバー体24に外力Pが直接作用しないようにカバー体24を保護する。このことによりカバー体24内に配置されているモータ駆動回路26が保護される。
また、収容空間25内に配置されているモータ駆動回路26からは電磁ノイズが発生し、電磁ノイズは周囲に放射される。収容空間25は、底壁19、突出部23及びカバー体24によって区画されており、モータハウジング15は脚部28、29、30を介してエンジン27に取付けられている。よって、底壁19、突出部23及びカバー体24は電気的に接地(アース)された状態にあり、図1に示すように、モータ駆動回路26から周囲に放射された電磁ノイズは、底壁19、突出部23及びカバー体24に伝達されるため、外部への漏洩が防止される。
ところで、シール部材36を介してモータ駆動回路26からの電磁ノイズが外部に漏洩し、電動圧縮機10の外部にある電子機器に悪影響を及ぼす恐れがある。しかし、シール部材36において、シール部材36の外面とエンジン27との距離が、所定間隔Gより離れた部分を補強部材40の本体部41によって覆っていると共に、補強部材40はハウジング14を介して電気的に接地されている。よって、シール部材36を通過したモータ駆動回路26からの電磁ノイズは、補強部材40の本体部41に伝達されるため、電動圧縮機10の外部にある電子機器に悪影響を及ぼすことを低減できる。
一方、シール部材36において本体部41に覆われていない部分を通過した電磁ノイズは、電動圧縮機10の外部に放射されるが、シール部材36において本体部41に覆われていない部分(シール部材36の外面とエンジン27との距離が所定間隔G以下の部分)は、電気的に接地されたエンジン27と近い距離に位置しているため、電磁ノイズの大部分は、エンジン27に伝達される。したがって、モータ駆動回路26からの電磁ノイズが、電動圧縮機10の外部にある電子機器に悪影響を及ぼすことを低減することができる。
本発明の実施形態に係る電動圧縮機10によれば以下の効果を奏する。
(1)金属製の補強部材40の本体部41は、シール部材36の外面を覆うとともに電気的に接地されているので、シール部材36を通過したモータ駆動回路26からの電磁ノイズは補強部材40の本体部41に伝達され、電動圧縮機10の外部にある電子機器に悪影響を及ぼすことを低減できる。また、補強部材40はカバー体24を覆うよう設けられていることにより、カバー体24に外部より外力Pが加わった時に、カバー体24に外力Pが直接作用しないように保護することが可能であり、カバー体24内に配置されているモータ駆動回路26を保護できる。よって、モータハウジング15とカバー体24との間に設けられるシール部材36を通過した電磁ノイズが、電動圧縮機10の外部にある電子機器に悪影響を及ぼすことを低減できると共に、モータ駆動回路26を外力から保護することが可能である。
(1)金属製の補強部材40の本体部41は、シール部材36の外面を覆うとともに電気的に接地されているので、シール部材36を通過したモータ駆動回路26からの電磁ノイズは補強部材40の本体部41に伝達され、電動圧縮機10の外部にある電子機器に悪影響を及ぼすことを低減できる。また、補強部材40はカバー体24を覆うよう設けられていることにより、カバー体24に外部より外力Pが加わった時に、カバー体24に外力Pが直接作用しないように保護することが可能であり、カバー体24内に配置されているモータ駆動回路26を保護できる。よって、モータハウジング15とカバー体24との間に設けられるシール部材36を通過した電磁ノイズが、電動圧縮機10の外部にある電子機器に悪影響を及ぼすことを低減できると共に、モータ駆動回路26を外力から保護することが可能である。
(2)補強部材40の取付け部42、43とモータハウジング15の脚部28、29、30とは、エンジン27の台座部33、34、35に締結ボルト31で共締めされている。よって、補強部材40はモータハウジング15を介して電気的に接地(アース)されており、補強部材40をモータハウジング15に取付けるだけで電気的に接地することが可能である。
(3)補強部材40は、シール部材36において、シール部材36の外面とエンジン27との距離が、所定間隔Gより離れた部分を覆うように設けられているので、シール部材36を通過したモータ駆動回路26からの電磁ノイズは補強部材40に伝達され、電動圧縮機10の外部にある電子機器に悪影響を及ぼすことを低減できる。また、所定間隔G以下にあり、シール部材36における補強部材40に覆われていない部分を通過したモータ駆動回路26からの電磁ノイズは、エンジン27に伝達され、電動圧縮機10の外部にある電子機器に悪影響を及ぼすことを低減できる。
(4)補強部材40の本体部41は、平板状の金属板の一端部45と、一端部45とは反対側の他端部46とが互いに近づくように丸められることで形成されており、一端部45と他端部46とは所定の間隔離れている。よって、全周にわたり本体部41を形成する場合と比較して、補強部材40の軽量化を図ることが可能である。
(5)カバー体24を覆う金属製の補強部材40は、カバー体24を外力Pから保護しモータ駆動回路26を保護する保護機能と、シール部材36を介したモータ駆動回路26からの電磁ノイズの外部への漏洩を防止するシールド機能の両方の機構を併せ持っている。よって、部品点数の削減ができ装置の簡略化を図れる。
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能であり、例えば、次のように変更しても良い。
○ 本発明の実施形態では、補強部材40の本体部41はシール部材36の外面を覆うように設けられているとして説明したが、図5(a)、図5(b)に示すように、本体部51は櫛歯状に切り欠かれていてもよい。図5(a)、図5(b)に示す別例では、補強部材50の本体部51におけるモータハウジング側の端部は、櫛歯状に切り欠かれ円周方向に複数の切り欠き52が形成されている。切り欠き52は、円周方向の長さR及び軸方向の深さSを有している。長さRは、間隔G以内となるように設定されている。また、深さSは、補強部材50をカバー体に装着した状態で、シール部材36の一部が露出する長さに設定されている。この場合には、櫛歯状の切り欠き52が設けられていても、シール部材36を介してモータ駆動回路からの電磁ノイズが外部に漏洩することはない。また、切り欠き52を設けることにより、補強部材50の軽量化を図れる。
○ 本発明の実施形態においては、シール部材36における所定間隔Gより離れた部分を
補強部材40の本体部41で覆い、所定間隔G以下の部分を本体部41で覆わないとして説明したが、所定間隔G以下の部分を本体部41で覆ってもよい。この場合には、補強部材の本体部は筒状の形状を有し、シール部材を介してモータ駆動回路からの電磁ノイズは本体部に伝達され、電磁ノイズの外部への漏洩を低減することが可能である。
○ 本発明の実施形態においては、補強部材40の本体部41はカバー体24の筒部24Aの外面と当接するように配置されているとしたが、本体部41と筒部24A間に若干の隙間があってもよい。
○ 本発明の実施形態においては、電動圧縮機10を取付けるエンジン27を金属部材として説明したが、電動圧縮機10の周囲に配置されている、例えば、車両のフレーム、サイドメンバ及びその他の部材を金属部材として利用可能である。この場合には、シール部材36の外面と金属部材との間隔が間隔G以下となる部分に補強部材を設けず、間隔G以上となる部分に補強部材を設ければよい。但し、補強部材はカバー体24を外力Pから保護する保護機能を有しているので、補強部材は少なくともカバー体24の前部分を覆うように設ける必要があり、カバー体24の前部分に近接する金属部材(間隔G以下)が有ったとしても、この部分には補強部材を設ける必要がある。
○ 本発明の実施形態においては、補強部材40の本体部41で覆われていない所定間隔G以下の部分では、シール部材36を通過したモータ駆動回路26からの電磁ノイズの大部分がエンジン27に伝達されるとして説明したが、シール部材36の外面と金属部材(エンジン27)との距離が、シール部材36を通過して外部に放出されるモータ駆動回路26からの電磁ノイズのうち、遮蔽したい電磁ノイズの半波長よりも短い距離に設定されていてもよい。この場合には、遮蔽したい電磁ノイズは金属部材に確実に伝達されることにより、電磁ノイズの外部への漏洩をかなりの高い確率で低減することが可能である。
○ 本発明の実施形態においては、補強部材40の本体部41はカバー体24の筒部24Aの外面及びシール部材36の外面を覆うように設けられているとして説明したが、本体部41に加えてカバー体24の蓋部24Bを覆うように設けられていてもよい。この場合には、蓋部24Bの方向から外力が加わった時に、蓋部24Bに外力が直接作用しないようにカバー体を保護することが可能である。
○ 本発明の実施形態においては、補強部材40とモータハウジング15とはエンジン27に締結ボルト31で共締めされているとして説明したが、補強部材40はハウジング14に接着剤やボルト等によって直接接続されていてもよい。また、補強部材40はエンジン27に直接取付けられていてもよい。
○ 本発明の実施形態においては、カバー体24はアルミニウム系金属材料により形成されているとして説明したが、従来技術のように、カバー体は樹脂部と金属製のシールド部によって形成されていてもよい。
○ 本発明の実施形態においては、補強部材40の肉厚はカバー体24の肉厚より大きくなるように設定されているとして説明したが、補強部材の肉厚はカバー体24の肉厚より小さくても構わない。この場合には、補強部材は緩衝材として機能するため、モータ駆動回路を外力から保護することが可能である。
○ 本発明の実施形態においては、モータハウジング15の底壁19に突出部23を設けるとして説明したが、突出部23をなくしてモータハウジング15の底壁19に接合される伝熱部材をカバー体24の筒部24Aの端部と対向する部分まで延設させ、伝熱部材とカバー体との間にシール部材を設ける構成であってもよい。なお、伝熱部材は、モータ駆動回路とハウジングとの間に設けられ、両者と接合されてモータ駆動回路から発生した熱をハウジングに伝達する。
○ 本発明の実施形態では、補強部材40の本体部41はシール部材36の外面を覆うように設けられているとして説明したが、図5(a)、図5(b)に示すように、本体部51は櫛歯状に切り欠かれていてもよい。図5(a)、図5(b)に示す別例では、補強部材50の本体部51におけるモータハウジング側の端部は、櫛歯状に切り欠かれ円周方向に複数の切り欠き52が形成されている。切り欠き52は、円周方向の長さR及び軸方向の深さSを有している。長さRは、間隔G以内となるように設定されている。また、深さSは、補強部材50をカバー体に装着した状態で、シール部材36の一部が露出する長さに設定されている。この場合には、櫛歯状の切り欠き52が設けられていても、シール部材36を介してモータ駆動回路からの電磁ノイズが外部に漏洩することはない。また、切り欠き52を設けることにより、補強部材50の軽量化を図れる。
○ 本発明の実施形態においては、シール部材36における所定間隔Gより離れた部分を
補強部材40の本体部41で覆い、所定間隔G以下の部分を本体部41で覆わないとして説明したが、所定間隔G以下の部分を本体部41で覆ってもよい。この場合には、補強部材の本体部は筒状の形状を有し、シール部材を介してモータ駆動回路からの電磁ノイズは本体部に伝達され、電磁ノイズの外部への漏洩を低減することが可能である。
○ 本発明の実施形態においては、補強部材40の本体部41はカバー体24の筒部24Aの外面と当接するように配置されているとしたが、本体部41と筒部24A間に若干の隙間があってもよい。
○ 本発明の実施形態においては、電動圧縮機10を取付けるエンジン27を金属部材として説明したが、電動圧縮機10の周囲に配置されている、例えば、車両のフレーム、サイドメンバ及びその他の部材を金属部材として利用可能である。この場合には、シール部材36の外面と金属部材との間隔が間隔G以下となる部分に補強部材を設けず、間隔G以上となる部分に補強部材を設ければよい。但し、補強部材はカバー体24を外力Pから保護する保護機能を有しているので、補強部材は少なくともカバー体24の前部分を覆うように設ける必要があり、カバー体24の前部分に近接する金属部材(間隔G以下)が有ったとしても、この部分には補強部材を設ける必要がある。
○ 本発明の実施形態においては、補強部材40の本体部41で覆われていない所定間隔G以下の部分では、シール部材36を通過したモータ駆動回路26からの電磁ノイズの大部分がエンジン27に伝達されるとして説明したが、シール部材36の外面と金属部材(エンジン27)との距離が、シール部材36を通過して外部に放出されるモータ駆動回路26からの電磁ノイズのうち、遮蔽したい電磁ノイズの半波長よりも短い距離に設定されていてもよい。この場合には、遮蔽したい電磁ノイズは金属部材に確実に伝達されることにより、電磁ノイズの外部への漏洩をかなりの高い確率で低減することが可能である。
○ 本発明の実施形態においては、補強部材40の本体部41はカバー体24の筒部24Aの外面及びシール部材36の外面を覆うように設けられているとして説明したが、本体部41に加えてカバー体24の蓋部24Bを覆うように設けられていてもよい。この場合には、蓋部24Bの方向から外力が加わった時に、蓋部24Bに外力が直接作用しないようにカバー体を保護することが可能である。
○ 本発明の実施形態においては、補強部材40とモータハウジング15とはエンジン27に締結ボルト31で共締めされているとして説明したが、補強部材40はハウジング14に接着剤やボルト等によって直接接続されていてもよい。また、補強部材40はエンジン27に直接取付けられていてもよい。
○ 本発明の実施形態においては、カバー体24はアルミニウム系金属材料により形成されているとして説明したが、従来技術のように、カバー体は樹脂部と金属製のシールド部によって形成されていてもよい。
○ 本発明の実施形態においては、補強部材40の肉厚はカバー体24の肉厚より大きくなるように設定されているとして説明したが、補強部材の肉厚はカバー体24の肉厚より小さくても構わない。この場合には、補強部材は緩衝材として機能するため、モータ駆動回路を外力から保護することが可能である。
○ 本発明の実施形態においては、モータハウジング15の底壁19に突出部23を設けるとして説明したが、突出部23をなくしてモータハウジング15の底壁19に接合される伝熱部材をカバー体24の筒部24Aの端部と対向する部分まで延設させ、伝熱部材とカバー体との間にシール部材を設ける構成であってもよい。なお、伝熱部材は、モータ駆動回路とハウジングとの間に設けられ、両者と接合されてモータ駆動回路から発生した熱をハウジングに伝達する。
10 電動圧縮機
12 電動モータ
13 圧縮機構
14 ハウジング
15 モータハウジング
16 圧縮ハウジング
24 カバー体
25 収容空間
26 モータ駆動回路
27 エンジン(金属部材)
36 シール部材
40、50 補強部材
G 間隔
P 外力
12 電動モータ
13 圧縮機構
14 ハウジング
15 モータハウジング
16 圧縮ハウジング
24 カバー体
25 収容空間
26 モータ駆動回路
27 エンジン(金属部材)
36 シール部材
40、50 補強部材
G 間隔
P 外力
Claims (2)
- 電動モータと、
前記電動モータの駆動により冷媒の圧縮を行う圧縮機構と、
前記電動モータと前記圧縮機構とが内蔵される金属製のハウジングと、
前記電動モータを駆動するモータ駆動回路と、
前記ハウジングに取付けられ、当該ハウジングとともに前記モータ駆動回路を収容する収容空間を区画するカバー体と、
前記ハウジングと前記カバー体との間に設けられるシール部材と、を備えた電動圧縮機であって、
前記カバー体は、前記カバー体を保護する金属製の補強部材により覆われ、
前記補強部材は、前記シール部材の外面を覆うとともに電気的に接地されていることを特徴とする電動圧縮機。 - 前記補強部材は、前記ハウジングを介して電気的に接地されることを特徴とする請求項1に記載の電動圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015205159A JP2017078334A (ja) | 2015-10-19 | 2015-10-19 | 電動圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015205159A JP2017078334A (ja) | 2015-10-19 | 2015-10-19 | 電動圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017078334A true JP2017078334A (ja) | 2017-04-27 |
Family
ID=58666171
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015205159A Pending JP2017078334A (ja) | 2015-10-19 | 2015-10-19 | 電動圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017078334A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107191381A (zh) * | 2017-07-31 | 2017-09-22 | 广东美芝制冷设备有限公司 | 双层压缩机及空调器 |
CN110836186A (zh) * | 2019-12-13 | 2020-02-25 | 浙江中广电器股份有限公司 | 一种冷媒压缩机及其降噪结构 |
CN111749895A (zh) * | 2019-03-28 | 2020-10-09 | 株式会社丰田自动织机 | 电动压缩机 |
-
2015
- 2015-10-19 JP JP2015205159A patent/JP2017078334A/ja active Pending
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