JP2017077772A - ランバーサポート装置 - Google Patents

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友宏 榎嶋
信悟 河合
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信悟 河合
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貢 谷口
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Abstract

【課題】円滑に反りプレートを変形できるランバーサポート装置を提供することを課題とする。【解決手段】着座者の背部を支持するシートバックに設けられるシートバックフレーム5に上部が回転可能に支持される反りプレート31と、該反りプレート31の下部を回転可能に支持し、前記反りプレート31の下部を上下方向に駆動する駆動機構とを有するランバーサポート装置であって、前記反りプレート31の中間部には、剛性が低い低剛性部LRが形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、着座者の背部を押圧し、着座者の正しい姿勢をサポートするランバーサポート装置に関する。
車両用のシートには、ランバーサポート装置を有するものがある。
一般に、ランバーサポート装置は、反りプレートと呼ばれるプレートを湾曲させ、着座者の背部を押圧し、着座者の姿勢をサポートしている。
ランバーサポート装置の一例として、以下のような構造がある。
シートバックフレームには、ばね材を折り曲げてなり、上下方向に延出する一対のビッグワイヤが設けられている。着座者の背部を押圧する反りプレートの上部、下部には、ビッグワイヤが挿通する円筒状のガイドがそれぞれ2つ設けられている。よって、反りプレートは、ビッグワイヤに沿って上下方向に移動可能となっている。
そして、反りプレートを支持する駆動機構が、反りプレートの上部、下部の間隔を広くしたり、狭くしたりして、反りプレートの湾曲の度合いを変え、シート着座者の背部への押圧量を変えるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
米国特許第6,712,427号明細書
特許文献1に記載されたランバーサポート装置では、反りプレートの湾曲の度合いが変わると、反りプレートの上部,下部のガイドの内壁面と、ビッグワイヤとが押接しながら相対移動する。
このため、ガイドの内壁面とビッグワイヤとの摺動抵抗が大きい。即ち、反りプレートの変形時の摩擦抵抗が大きく、円滑な反りプレートの湾曲を妨げる。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その課題は、円滑に反りプレートを変形できるランバーサポート装置を提供することにある。
さらに、反りプレートの変形を意図したどおりに行えるランバーサポート装置を提供することにある。
上述した課題のうち少なくとも一つを実現するために、本発明の一側面を反映したランバーサポート装置は、着座者の背部を支持するシートバックに設けられるシートバックフレームに一端が回転可能に支持される反りプレートと、該反りプレートの他端を回転可能に支持し、前記反りプレートの他端を上下方向に駆動する駆動機構と、を有し、前記反りプレートの中間部に、剛性が低い低剛性部が形成されていることを特徴とする。
本発明の他の特徴は、以下に述べる発明を実施するための形態並びに添付の図面から一層明らかになるであろう。
本願発明によれば、反りプレートの上部、下部は、回転可能に支持されているので、反りプレートの変形時の摩擦抵抗が少なくなり、反りプレートが円滑に変形できる。
本発明の他の効果は、以下に述べる発明を実施するための形態並びに添付の図面から一層明らかになるであろう。
ランバーサポート装置の分解斜視図である。 ランバーサポート装置をシートバックの前方向から見た斜視図である。 ランバーサポート装置をシートバックの後方向から見た斜視図である。 実施形態のランバーサポート装置が設けられたシートバックの正面図である。 図4のV部分の拡大斜視図である。 図4のV部分を裏側から見た斜視図である。 図4のVII部分の拡大斜視図である。 図1の反りプレートを裏から見た斜視図である。 図8のIX方向矢視図である。 図9の左側面図である。 図9の切断線XI−XIでの端面図である。 図9の切断線XII−XIIでの端面図である。 図12のXIII部分の拡大図である。 図9の切断線XIV−XIVでの拡大端面図である。 図9の切断線XV−XVでの端面図である。 図1のスライダ91を裏側から見た斜視図である。
最初に、図4−図7を用いて本実施形態のランバーサポート装置が設けられたシートのシートバックを説明する。図4は実施形態のランバーサポート装置が設けられたシートバックの正面図、図5は図4のV部分の拡大斜視図、図6は図4のV部分を裏側から見た斜視図、図7は図4のVII部分の拡大斜視図である。
尚、図4において紙面に対して直交する方向の手前側がシートバックの前方向(着座者方向)であり、図5−図7において、矢印F方向はシートバックの前方向を示し、矢印B方向はシートバックの後方向を示している。
図4において、まず、着座者の背部を支持するシートバックフレーム1を説明する。本実施形態のシートバックフレーム1は、略口字形のメインフレーム3と、ビッグワイヤ(サブフレーム)5とからなっている。
メインフレーム3は、右フレーム(着座者から見て右側にあるメインフレーム3の上下方向部分)3a、左フレーム(着座者から見て左側にあるメインフレーム3の上下方向部分)3bを有している。右フレーム3aと左フレーム3bの上部には、両者を橋渡しするようにアッパフレーム3cが溶接等の手法で設けられ、右フレーム3aと左フレーム3bの下部には、両者を橋渡しするように、ロアフレーム3dが溶接等の手法により取り付けられる。このため、メインフレーム3は、略ロ字状をなし、その中央部分には開口部3eが形成されている。
そして、メインフレーム3の開口部3eに、断面形状が円形のばね材を折り曲げてなるビッグワイヤ5が設けられる。
ビッグワイヤ5は、メインフレーム3の右フレーム3a側のアッパフレーム3cに取り付けられ、下方に延出し、ランバーサポート装置が取り付けられる右本体部7と、メインフレーム3の左フレーム3b側のアッパフレーム3cに取り付けられ、下方に延出し、ランバーサポート装置が取り付けられる左本体部9と、右本体部7,左本体部9の下部を連結し、メインフレーム3のロアフレーム3dに取り付けられる下部取付部(連結部)11とからなっている。
ここで、図1−図7を用いて、ビッグワイヤ5の詳細な説明を行う。図1はランバーサポート装置の分解斜視図、図2はランバーサポート装置をシートバックの前方向から見た斜視図、図3はランバーサポート装置をシートバックの後方向から見た斜視図である。
ビッグワイヤ5の右本体部7は、上から、下方向に延出し、後述するガイド13を挿通する上部取付部7aと、上部取付部7aの下端部から左本体部9に向かって斜め下方向へ延出し、後述するサブプレート21が取り付けられるサブプレート取付部7bと、サブプレート取付部7bの下端部から左本体部9に向かって略水平方向へ延出し、後述する反りプレートの上部を回転可能に支持する水平部7cと、水平部7cの左本体部9側の端部から下方向に延出する上下延出部7dとからなっている。この上下延出部7dには、ワイヤカバー4が設けられている。
ビッグワイヤ5の左本体部9は、上から、下方向に延出し、後述するガイド13を挿通する上部取付部9aと、上部取付部9aの下端部から右本体部7に向かって斜め下方向へ延出し、後述するサブプレート21が取り付けられるサブプレート取付部9bと、サブプレート取付部9bの下端部から右本体部7に向かって略水平方向へ延出し、後述する反りプレート31の上部を回転可能に支持する水平部9cと、水平部9cの右本体部7側の端部から下方向に向かって延出する上下延出部9dとからなっている。この上下延出部9dには、ワイヤカバー6が設けられている。
尚、ビッグワイヤ5の右本体部7のサブプレート取付部7bは、左本体部9に向かって斜め下方向へ延出し、左本体部9のサブプレート取付部9bは、右本体部7に向かって斜め下方向へ延出することにより、サブプレート取付部7bと、サブプレート取付部9bとの間隔は、下に行くに従って漸次短くなっている。
ビッグワイヤ5の下部取付部(連結部)11は、右本体部7の上下延出部7dの下端部から右フレーム3aに向かって略水平方向に延出する第1水平部11aと、第1水平部11aの右フレーム3a側の端部からロアフレーム3d方向(シートバックの後方向)に向かって斜め上方向に延出する第1立ち上がり部11bと、第1立ち上がり部11bの上端部から右フレーム3a方向に向かって略水平方向に延出し、後述するブラケット15を挿通する第2水平部11cと、第2水平部11cの右フレーム3a側の端部から下方向に向かって延出する第1立ち下がり部11dを有している。
また、ビッグワイヤ5の下部取付部(連結部)11は、左本体部9の上下延出部9dの下端部から左フレーム3bに向かって略水平方向に延出する第3水平部11eと、第3水平部11eの左フレーム3b側の端部からロアフレーム3d方向(シートバックの後方向)に向かって斜め上方向に延出する第2立ち上がり部11fと、第2立ち上がり部11fの上端部から左フレーム3b方向に向かって略水平方向に延出し、後述するブラケット15を挿通する第4水平部11gと、第4水平部11gの左フレーム3b側の端部から下方向に向かって延出する第2立ち下がり部11hを有している。
さらに、ビッグワイヤ5の下部取付部(連結部)11は、第1立ち下がり部11dの下端部と、第2立ち下がり部11hの下端部とを橋渡しするように橋絡部11iを有している。
即ち、下部取付部(連結部)11は、第1水平部11aと、第1立ち上がり部11bと、第2水平部11cと、第1立ち下がり部11dと、第3水平部11eと、第2立ち上がり部11fと、第4水平部11gと、第2立ち下がり部11hと、橋絡部11iとで構成されている。
次に、図4−図6を用いてメインフレーム3とビッグワイヤ5の右本体部7、左本体部9との取付構造を説明する。メインフレーム3のアッパフレーム3cの左フレーム3b側には、中心軸が上下方向の円筒部を有するガイド13が取り付けられている。尚、円筒部の内径は、ビッグワイヤ5の左本体部9の上部取付部9aの外径より若干大きな径に設定されている。このガイド13の円筒部の内筒部分にビッグワイヤ5の左本体部9の上部取付部9aが挿通し、ビッグワイヤ5の左本体部9はメインフレーム3のアッパフレーム3cに取り付けられている。
図4に示すように、メインフレーム3のアッパフレーム3cの右フレーム3a側にも、中心軸が上下方向の円筒部を有するガイド13が取り付けられている。尚、円筒部の内径は、ビッグワイヤ5の右本体部7の上部取付部7aの外径より若干大きな径に設定されている。このガイド13の内筒部にビッグワイヤ5の右本体部7の上部取付部7aが挿通し、ビッグワイヤ5の右本体部7はメインフレーム3のアッパフレーム3cに取り付けられている。
次に、図4、図7を用いて、メインフレーム3とビッグワイヤ5の下部取付部11との取付構造を説明する。メインフレーム3のロアフレーム3dには、中心軸が略水平方向の円筒部を有するブラケット15が右フレーム3a側と左フレーム3b側とに設けられている。右フレーム3a側のブラケット15の円筒部には、下部取付部11の第2水平部11cが挿通し、左フレーム3b側のブラケット15の円筒部には、下部取付部11の第4水平部11gが挿通することにより、メインフレーム3のロアフレーム3dとビッグワイヤ5の下部取付部11とは取り付けられている。
図4に示すように、ビッグワイヤ5のシートバックの前方向側には、上からサブプレート21と、反りプレート31とが設けられる。
先ず、図3−図6を用いてサブプレート21を説明する。図3に示すように、サブプレート21の右フレーム3a側には、上から、ビッグワイヤ5の右本体部7のサブプレート取付部7bの周面に押接するツメ部21aと、ビッグワイヤ5の右本体部7のサブプレート取付部7bが挿通する穴21bとが形成されている。
同様に、図3に示すように、サブプレート21の左フレーム3b側には、上から、ビッグワイヤ5の左本体部9のサブプレート取付部9bの周面に押接するツメ部21cと、ビッグワイヤ5の左本体部9のサブプレート取付部9bが挿通する穴21dとが形成されている。
ビッグワイヤ5の右本体部7のサブプレート取付部7bと、左本体部9のサブプレート取付部9bとの間隔は、下に行くに従って漸次短くなっているので、サブプレート21の穴21b、穴21dの内壁面に、サブプレート取付部7bと、サブプレート取付部9bとが当接し、サブプレート21のシートバックの上下方向及び左右方向の位置決めが行われる。さらに、サブプレート21のツメ部21a、ツメ部21cが、ビッグワイヤ5の右本体部7のサブプレート取付部7b、左本体部9のサブプレート取付部9bの周面に押接することにより、サブプレート21のシートバックの前後方向の位置決めが行われる。
これにより、ビッグワイヤ5に対するサブプレート21の取付が容易かつ確実である。
次に、図1、図3、図4、図8−図14を用いて反りプレート31を説明する。図8は図1の反りプレート31を裏から見た斜視図、図9は図8のIX方向矢視図、図10は図9の左側面図、図11は図9の切断線XI−XIでの端面図、図12は図9の切断線XII−XIIでの端面図、図13は図12のXIII部分の拡大図、図14は図9の切断線XIV−XIVでの拡大端面図、図15は図9の切断線XV−XVでの端面図、である。
図8に示すように、反りプレート31の裏面(シートバック後側の面)には、各種作用を実現する複数の突部が以下のように形成されている。
(1) ビッグワイヤ5の右本体部7の上下延出部7dより右フレーム3a側には、側部に沿って、上部から中央部まで第1アッパ突部33が反りプレート31と一体的に形成されている。
(2) ビッグワイヤ5の右本体部7の上下延出部7dより右フレーム3a側には、側部に沿って、中央部から下部まで第1ロア突部35が反りプレート31と一体的に形成されている。この第1ロア突部35と第1アッパ突部33とは上下方向に離間している。
(3) ビッグワイヤ5の左本体部9の上下延出部9dより左フレーム3b側には、側部に沿って、上部から中央部まで第2アッパ突部37が反りプレート31と一体的に形成されている。
この第2アッパ突部37の形状と、前述した第1アッパ突部33の形状は、対称である。
(4) ビッグワイヤ5の左本体部9の上下延出部9dより左フレーム3b側には、側部に沿って、中央部から下部まで反りプレート31と一体的に第2ロア突部39が形成されている。
この第2ロア突部39の形状と、前述した第1ロア突部35の形状は、対称である。
また、第2ロア突部39と第2アッパ突部37とは上下方向に離間している。
(5) 反りプレート31の裏面の上部で、第1アッパ突部33,第2アッパ突部37の間には、アッパ中央補強突部41が反りプレート31と一体的に形成されている。
このアッパ中央補強突部41は、第1アッパ突部33と第2アッパ突部37との間の剛性を補強する水平部41aと、水平部41aの一方の端部から折曲し、第1アッパ突部33に沿って下方に延出し、第1アッパ突部33と協働して、ビッグワイヤ5の右本体部7の上下延出部7dを挟んで、右本体部7の水平方向の位置決めを行う第1アッパ垂下突部41bと、水平部41aの他方の端部から折曲し、第2アッパ突部37に沿って下方に延出し、第2アッパ突部37と協働して、ビッグワイヤ5の左本体部9の上下延出部9dを挟んで、左本体部9の水平方向の位置決めを行う第2アッパ垂下突部41cとからなっている。
(6) 第1ロア突部35に沿って、第3ロア突部43が反りプレート31と一体的に形成されている。この第3ロア突部43は、第1ロア突部35と協働して、ビッグワイヤ5の右本体部7の上下延出部7dを挟み、右本体部7の水平方向の位置決めを行っている。
(7) 第2ロア突部39に沿って、第4ロア突部45が反りプレート31と一体的に形成されている。この第4ロア突部45は、第2ロア突部39と協働して、ビッグワイヤ5の左本体部9の上下延出部9dを挟み、左本体部9の水平方向の位置決めを行っている。
(8) 反りプレート31の裏面の下部端部で、第3ロア突部43と第4ロア突部45との間の部分は、図11に示すように、他の部分より肉厚が厚く形成された下部補強突部44となっている。
(1)−(8)の突部により、図1、図2、図8の二点鎖線で囲んだ反りプレート31の上下方向の中央部は、他の箇所より剛性が低い低剛性部LRとなっている。
そして、図10,図11、図12に示すように、反りプレート31の低剛性部LRには、曲げ部Bが形成されている。
また、図10、図12、図14に示すように、第2アッパ突部37、第2ロア突部39には、上下方向に沿った貫通穴37e、39eが形成されている。
図示しないが、第1アッパ突部33、第1ロア突部35にも、上下方向に沿った貫通穴33e、35eが形成されている。
図1、図3、図4、図7、図14に示すように、第1アッパ突部33の貫通穴33e、第1ロア突部35の貫通穴35eを挿通するように板ばね51が配置され、反りプレート31の一方の側部(第1アッパ突部33,第1ロア突部35側の側部)の剛性を向上させている。また、第2アッパ突部37の貫通穴37e、第2ロア突部39の貫通穴39eを挿通するように板ばね53が配置され、反りプレート31の他方の側部(第2アッパ突部37,第2ロア突部39側の側部)の剛性をそれぞれ簡単な構成で向上させている。
さらに、図14に示すように、貫通穴37eの底部(板ばね53と対向する面)には、板ばね53に当接する突起37fが形成されている。この貫通穴の底部に形成される突起は、他の貫通穴33e、35e、39eの底部にも形成されている。
貫通穴33e、35e、37e、39eの底部に突起を形成し、板ばね51、板ばね53の角(エッジ)を貫通穴33e、35e、37e、39eの底部から離間させることで、貫通穴33e、35e、37e、39eの底部の削れや異音の発生を防止できる。
次に、反りプレート31の上部をビッグワイヤ5に対して回転可能に支持するヒンジ機構を説明する。
最初に、反りプレート31の上部を説明する。第2アッパ突部37の上部には、図12、図13に示すように、ビッグワイヤ5の左本体部9の水平部9cの下部を支持すると共に、後方から当接する後方当接部37aを有する第2アッパヒンジ部37bが形成されている。
さらに、第2アッパヒンジ部37bには、先端部がビッグワイヤ5の左本体部9の水平部9cの上部に当接し、ビッグワイヤ5の左本体部9の水平部9cの抜け止めを行う片持ち切り起こし片37cが形成されている。
この片持ち切り起こし片37cは先端にいくほど幅が狭くなる形状で、片持ち切り起こし片37cの先端の直上に、片持ち切り起こし片37cの根本部が位置している。つまり、水平部9cから加わる荷重の方向に片持ち切り起こし片37cの先端と根本部とがそれぞれ位置している。
また、図1、図2に示すように、反りプレート31の表面には、第2アッパヒンジ部37bを挟むように、ビッグワイヤ5の左本体部9の水平部9cに前方から当接する第2前方当接部47、49が形成されている。
第2アッパ突部37の第2アッパヒンジ部37bの後方当接部37a、片持ち切り起こし片37cと、第2前方当接部47、49とで、反りプレート31の上部をビッグワイヤ5の左本体部9に対して回転可能に支持するヒンジ機構が形成されている。
同様に、第1アッパ突部33の上部にも、ビッグワイヤ5の右本体部7の水平部7cの下部を支持すると共に、後方から当接する後方当接部33a(図1参照)を有する第1アッパヒンジ部33bが形成されている。
さらに、第1アッパヒンジ部33bには、先端部がビッグワイヤ5の右本体部7の水平部7cの上部に当接し、ビッグワイヤ5の右本体部7の水平部7cの抜け止めを行う片持ち切り起こし片33cが形成されている。この片持ち切り起こし片33cは先端にいくほど幅が狭くなる形状で、片持ち切り起こし片33cの先端の直上に、片持ち切り起こし片33cの根本部が位置している。つまり、水平部7cから加わる荷重の方向に片持ち切り起こし片33cの先端と根本部とがそれぞれ位置している。
また、図1、図2に示すように、反りプレート31の表面には、第1アッパヒンジ部33bを挟むように、ビッグワイヤ5の右本体部7の水平部7cに前方から当接する第1前方当接部46、48が形成されている。
第1アッパ突部33の第1アッパヒンジ部33bの後方当接部33a、片持ち切り起こし片33cと、第1前方当接部46,48とで、反りプレート31の上部をビッグワイヤ5の右本体部7に対して回転可能に支持するヒンジ機構が形成されている。
次に、反りプレート31の下部を駆動する駆動機構を説明する。
図1に示すように、駆動機構は、周面におねじが形成されたスピンドル(駆動軸)63を有する駆動ユニット61を有している。この駆動ユニット61のケース65、67内には、モータ69と、モータ69の出力軸に設けられたウォーム71,スピンドル63に設けられウォーム71に噛合するウォームホイール73からなる減速歯車列とが内蔵されている。尚、ケース65、67は、5本のねじ75で一体化される。この駆動ユニット61は、ベースブラケット81に取り付けられる。
ベースブラケット81は、反りプレート31と対向する対向面を有する本体部81iを有している。
ベースブラケット81の本体部81iの上部に、本体部81iの対向面を境にしてシートバックの後方向に折曲げられた第1折曲げ部81aと、シートバックの前方向(第1折曲げ部81aの曲げ方向と逆方向)に折り曲げられた第2折曲げ部81bとが形成されている。駆動ユニット61は、第1折曲げ部81a、第2折曲げ部81b上に、ねじ83を用いて固定されている。この時、スピンドル63は、下に向かって延出するように取り付けられる。
ベースブラケット81の本体部81iは、ビッグワイヤ5の左本体部9の上下延出部9dの周面を抱くように形成された第1係止部81cと、ビッグワイヤ5の下部取付部11の第1水平部11aの周面を抱くように形成された第2係止部81dと、ビッグワイヤ5の下部取付部11の第3水平部11eの周面を抱くように形成された第3係止部81eとを有し、第1係止部81c、第2係止部81d、第3係止部81eをかしめることにより、ベースブラケット81はビッグワイヤ5に取り付けられている。
ベースブラケット81の本体部81iには、スピンドル63に沿って、上下方向に延出する矩形の開口81fが形成されている。この開口81fの上下方向の縁部には、ガイド突起81g、ガイド突起81gと平行なガイド突起81hが形成されている。
図1、図16に示すように、スライダ91は、ベースブラケット81の開口81fに嵌合するスライダ本体部91aを有している。スライダ本体部91aには、ガイド突起81g、ガイド突起81hに嵌合する溝91bが形成され、スライダ91は、ガイド突起81g、ガイド突起81hに沿って、上下方向に移動可能となっている。
さらに、スライダ本体部91aには、スピンドル63が挿通する穴が形成され、この穴の内周面には、スピンドル63のおねじに螺合するめねじが形成されている。本実施形態では、ナット部材をスライダ本体部91aに埋設している。
よって、スライダ91は、ガイド突起81g、ガイド突起81hの係合により、スピンドル63を軸とした回転が禁止されているので、スピンドル63が回転することにより、スライダ91はガイド突起81g、ガイド突起81hに沿って、直線移動(昇降移動)する。
尚、図1において、スピンドル63の下端部には、スライダ91の下部ストッパとして機能するワッシャ95と、ナット97とが取り付けられている。
よって、駆動ユニット61と、ベースブラケット81のガイド突起81g、ガイド突起81hと、スライダ91とで、駆動機構が構成されている。
スライダ91のスライダ本体部91aの下部には、反りプレート31の下部に対向し、反りプレート31の下部を押圧する凸状で、先端が円筒の外周面状に加工された押圧部91c、押圧部91dが、スライダ本体部91aを挟むように形成されている。一方、反りプレート31の下部には、図1、図15に示すように、スライダ91の押圧部91c、押圧部91dが嵌合し、円筒の内周面状に加工された凹状の押圧受け部31a、押圧受け部31bが形成されている。よって、反りプレート31の下部もスライダ91に回転可能に支持されていることとなる。
押圧部91c、押圧部91dと、押圧受け部31a、押圧受け部31bとで反りプレート31の下部をスライダ91に対して回転可能に支持するヒンジ機構が形成されている。
そして、反りプレート31の低剛性部LRと各ヒンジ機構との間には、低剛性部LRより剛性が高い高剛性部が形成されている。
尚、本実施形態の押圧受け部31aは、第3ロア突部43の下部に一体的に形成されているため、第3ロア突部43は、押圧受け部31aの補強部として機能する。また、押圧受け部31bは、第4ロア突部45の下部に一体的に形成されているため、第4ロア突部45は押圧受け部31bの補強部として機能する。
また、前述した下部補強突部44は、押圧時における押圧受け部31a、押圧受け部31b間の反りプレート31の変形を抑止し、スライダ91の押圧部91c、押圧部91dと、反りプレート31の押圧受け部31a、押圧受け部31bとの嵌合を確実にする。
また、図16に示すように、スライダ91におけるベースブラケット81と対向する部分には、ガイド突起81g、ガイド突起81h方向に突出し、ベースブラケット81に摺接可能な突起91eが形成されている。
さらに、図16に示すように、スライダ91には、スライダ本体部91aを挟むように、略水平方向に延出する突起91i、突起91fが形成されている。一方、図15に示すように、反りプレート31には、スライダ91の突起91i、突起91fが嵌合し、突起91i、突起91fの下面91g、下面91hに当接可能な当接面31e、当接面31fを有する凹部31c、凹部31dが形成されている。
そして、反りプレート31にスライダ91と離間するような力が作用した場合、反りプレート31の凹部31c、凹部31dの当接面31e、当接面31fが、スライダ91の突起91i、突起91fの下面91g、下面91hに当接し、離間が禁止される。
尚、本実施形態では、反りプレート31の凹部31c、凹部31dの当接面31e、当接面31fは、円筒の内周面状とし、スライダ91の突起91i、突起91fは、円筒の外周面状とし、接触面積を広く確保し、大きな離間力に耐えられるようにした。
次に、上記構成の作動を説明する。
駆動機構のモータ69を正逆方向に回転すると、スライダ91はガイド突起81g、ガイド突起81hに沿って、昇降(直線移動)し、反りプレート31の下部も昇降する。
この昇降により、反りプレート31の上部、下部の間隔が広くなったり、狭くなったりして、反りプレート31の湾曲の度合いが変わり、シート着座者の背部への押圧量が変わる。
上記構成によれば、以下のような効果を得ることできる。
(1) 反りプレート31の上部、下部は、回転可能に支持されているので、反りプレート31の変形時の摩擦抵抗が少なくなり、小さな力で反りプレート31を変形できる。
(2) 反りプレート31の上下方向の中央部に、他の箇所より剛性が低い低剛性部LRを形成したことにより、低剛性部LRを押し出しの頂点とすることができ、意図したどおりの変形を実現できる。
(3) 反りプレート31の低剛性部LRと各ヒンジ機構との間には、低剛性部LRより剛性が高い高剛性部が形成されていることにより、押し出しの頂点をより顕著に定められる。
(4) 反りプレート31の低剛性部LRに曲げ部Bを形成したことにより、押し出しの頂点を積極的に作り出せるので、意図した変形をより確実にする。
尚、本発明は上記実施形態に限定するものではない。上記実施形態では、駆動機構はモータを用いたが、手動であってもよい。
また、上記実施形態の反りプレート31は、上端がビッグワイヤ(サブフレーム)5に回転可能に支持され、下端が駆動機構に回転可能に支持されていたが、逆に、下端がビッグワイヤ(サブフレーム)5に回転可能に支持され、上端が駆動機構に回転可能に支持される例でも本発明は適用できる。
さらに、上記実施形態では、第1アッパ突部33,第1ロア突部35、第2アッパ突部37、第2ロア突部39、アッパ中央補強突部41、第3ロア突部43、第4ロア突部45を反りプレート31と一体的に形成したが、反りプレート31と別体であってもよい。
11 シートバックフレーム
31 反りプレート

Claims (3)

  1. 着座者の背部を支持するシートバックに設けられるシートバックフレームに一端が回転可能に支持される反りプレートと、
    該反りプレートの他端を回転可能に支持し、前記反りプレートの他端を上下方向に駆動する駆動機構と、
    を有し、
    前記反りプレートの中間部に、剛性が低い低剛性部が形成されていることを特徴とするランバーサポート装置。
  2. 前記反りプレートの一端および他端には、前記シートバックおよび前記駆動機構に回転可能に支持されるヒンジ機構が形成され、
    前記反りプレートの低剛性部と前記各ヒンジ機構との間には、低剛性部より剛性が高い高剛性部が形成されていることを特徴とする請求項1記載のランバーサポート装置。
  3. 前記低剛性部には、曲げ部が形成されていることを特徴とする請求項1または2記載のランバーサポート装置。
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