JP2017076293A - 図面データ作成装置、及び図面データ作成プログラム - Google Patents

図面データ作成装置、及び図面データ作成プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】設備の立体データから平面図を自動作成する。【解決手段】システムキッチン立体データ101aは、フロアキャビネット立体データ31aにワークトップ立体データ41a、標準シンク立体データ50a、標準水栓立体データ60a、及び3口コンロ立体データ70aを配置して構成されている。これらの立体データには、それぞれフロアキャビネット平面データ31b、ワークトップ平面データ41b、標準シンク立平面データ50b、標準水栓平面データ60b、及び3口コンロ平面データ70bが対応づけられている。システムキッチン立体データ101aを真上から見た位置に、これらの平面データを配置することにより、システムキッチン平面データ101bが得られる。【選択図】図6

Description

本発明は、図面データ作成装置、及び図面データ作成プログラムに関し、例えば、室内外設備の平面図を作成するものに関する。
住宅やビルなどの建造物で使われる室内外設備(例えば、システムキッチン、洗面化粧台、ユニットバス、トイレ、カーポートなど)には、各種の形状のものがあり、また、これに取り付けるオプションも多種多様である。
これら設備やオプションの外観や諸元は、メーカーのカタログに記載されており、顧客は、これを参考にしながら頭の中でイメージを作って選択する。
また、設備やオプションのいくつかは、ショールームにて現物を見学することもでき、これによって頭の中のイメージを補強することができる。
このようにして顧客が選択した設備やオプションは、間取図などの設計図に書き込まれる。
この作業は、例えば、建築設計事務所の担当者がCAD(computer aided design)装置などの製図装置を用いて、メーカーから提供されたカタログ値などを参照しながら手作業で行われる。
このような立体的なイメージから平面図を作成する作業を支援する装置として特許文献1の「建築部材用カタログおよび図面作成方法」がある。
この技術は、顧客に対して行うプレゼンテーション用の立体図から間取図を自動作成するものである。
ところで、これら家屋などに用いられる設備には、基本となる基本形状が各種あるうえ、これに取り付けるオプションが無数にあり、その組合せが1億を超えることもある。
そして、このような組合せに対して建築図面を作成することは、メーカーから提供されている設備の図面表現が限定的であることも加わって、現場に過大な負担を強いている。
特開2002−230083号公報
本発明は、設備の立体データから平面図を自動作成することを目的とする。
本発明は、前記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、室内外に配置する設備を構成する当該設備の本体を選択する本体選択手段と、前記選択した本体に取り付ける備品を選択する備品選択手段と、前記選択した本体を3次元画像表示する本体立体データと、前記選択した備品を3次元画像表示する備品立体データを取得する立体データ取得手段と、前記取得した本体立体データと備品立体データを組合せて、前記選択した本体に前記選択した備品を取り付けた設備を3次元画像表示する設備立体データを作成する設備立体データ作成手段と、前記作成した設備立体データを用いて設備立体図を3次元画像表示する立体図表示手段と、前記設備立体データの作成に用いられた本体立体データに対応づけられた本体平面データと、前記設備立体データの作成に用いられた備品立体データに対応づけられた備品平面データを取得する平面データ取得手段と、前記取得した本体平面データと備品平面データを、前記作成した設備立体データに基づいて配置することにより、前記表示した設備立体図に対応する設備平面図を表示するための設備平面データを作成する設備平面データ作成手段と、前記作成した設備平面データを出力する設備平面データ出力手段と、を具備したことを特徴とする図面データ作成装置を提供する。
請求項2に記載の発明では、室内外に配置される複数の設備について、各設備の本体を3次元画像表示する本体立体データと、前記本体に取り付ける備品を3次元画像表示する備品立体データを記憶した、3次元データ記憶手段と、前記本体立体データに対応づけられた本体平面データと、前記備品立体データに対応づけられた備品平面データを記憶した2次元データ記憶手段と、を備え、前記立体データ取得手段は、前記3次元データ記憶手段から前記本体立体データと前記備品立体データを取得し、前記平面データ取得手段は、前記2次元データ記憶手段から前記本体平面データと前記備品平面データを取得する、ことを特徴とする請求項1に記載の図面データ作成装置を提供する。
請求項3に記載の発明では、前記立体図表示手段が、前記本体立体データに組み合わされる前記備品立体データが更新される過程を立体的に表示することを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の図面データ作成装置を提供する。
請求項4に記載の発明では、前記本体立体データと前記備品立体データに、前記本体立体データと前記備品立体データを組合せる位置と方向が設定されていることを特徴とする請求項1、請求項2、又は請求項3に記載の図面データ作成装置を提供する。
請求項5に記載の発明では、前記本体立体データと前記本体平面データ、及び、前記備品立体データと前記備品平面データの対応する箇所に基準点が設定されており、前記作成した設備立体データで組み合わされている本体立体データと備品立体データの基準点の3次元座標値から、当該本体立体データと備品立体データに対応する本体平面データと備品平面データの基準点の2次元座標値を取得する座標値取得手段を具備し、前記設備平面データ作成手段は、前記取得した基準点の2次元座標値に基づいて本体平面データと備品平面データを配置することにより前記設備平面データを作成することを特徴とする請求項1から請求項4までのうちの何れか1の請求項に記載の図面データ作成装置を提供する。
請求項6に記載の発明では、前記設備立体データ作成手段は、前記選択した本体に前記選択した備品を取り付けた設備が配置された室内外の立体形状を含めて前記設備立体データを作成することを特徴とする請求項1から請求項5までのうちの何れか1の請求項に記載の図面データ作成装置を提供する。
請求項7に記載の発明では、通信ネットワークを介して端末装置と通信する通信手段を具備し、前記本体選択手段と、前記備品選択手段は、前記端末装置からの指示に従って前記選択を行い、前記立体図表示手段と、前記設備平面データ出力手段は、前記端末装置に対して前記表示や前記出力を行うことを特徴とする請求項1から請求項6までのうちの何れか1の請求項に記載の図面データ作成装置を提供する。
請求項8に記載の発明では、室内外に配置する設備を構成する当該設備の本体を選択する本体選択機能と、前記選択した本体に取り付ける備品を選択する備品選択機能と、前記選択した本体を3次元画像表示する本体立体データと、前記選択した備品を3次元画像表示する備品立体データを取得する立体データ取得機能と、前記取得した本体立体データと備品立体データを組合せて、前記選択した本体に前記選択した備品を取り付けた設備を3次元画像表示する設備立体データを作成する設備立体データ作成機能と、前記作成した設備立体データを用いて設備立体図を3次元画像表示する立体図表示機能と、前記設備立体データの作成に用いられた本体立体データに対応づけられた本体平面データと、前記設備立体データの作成に用いられた備品立体データに対応づけられた備品平面データを取得する平面データ取得機能と、前記取得した本体平面データと備品平面データを、前記作成した設備立体データに基づいて配置することにより、前記表示した設備立体図に対応する設備平面図を表示するための設備平面データを作成する設備平面データ作成機能と、前記作成した設備平面データを出力する設備平面データ出力機能と、をコンピュータで実現する図面データ作成プログラムを提供する。
本発明によれば、設備を構成する立体データと平面データを対応させておくことにより、設備の立体データから平面図を自動作成することができる。
図面作成システムの構成を説明するための図である。 図面作成サーバや端末のハードウェア的な構成を説明するための図である。 設備DBに記憶されているデータを説明するための図である。 システムキッチンのデフォルト設定を説明するための図である。 座標値の関係について説明するための図である。 立体データから平面データを作成する具体例を説明するための図である。 操作画面の一例を示した図である。 設備として洗面化粧台を選択した場合を説明するための図である。 設備としてユニットバスを選択した場合を説明するための図である。 立体データから平面データを作成する手順を説明するためのフローチャートである。
(1)実施形態の概要
システムキッチン立体データ101a(図6)は、フロアキャビネット立体データ31aにワークトップ立体データ41a、標準シンク立体データ50a、標準水栓立体データ60a、及び3口コンロ立体データ70aを配置して構成されている。
これらの立体データには、それぞれフロアキャビネット平面データ31b、ワークトップ平面データ41b、標準シンク平面データ50b、標準水栓平面データ60b、及び3口コンロ平面データ70bが対応づけられている。
システムキッチン立体データ101aを真上から見た位置に、これらの平面データを配置することにより、システムキッチン平面データ101bが得られる。
このような仕組みを活用することで、ユーザは、コンピュータグラフィックスを用いた3次元画像によって数ある組合せの中から感覚的に設備を組み立てていくことができ、更に、ユーザが完成させた設備の3次元画像に対応させて業務に用いる平面CAD図面を自動的に作成することができる。
(2)実施形態の詳細
図1は、本実施の形態に係る図面作成システム1の構成を説明するための図である。
図面作成システム1は、図面作成サーバ2、端末5、5、5・・・が通信ネットワーク3で通信可能に配置されることにより構成されている。ここで、通信ネットワーク3は、例えば、インターネットにより構成されている。
図面作成サーバ2は、設備の基本形状(オプションを取り付ける土台となる部分;設備の本体)とこれに取り付けるオプションを3次元画像によって端末5で表示し、仮想3次元空間の中でユーザにオプションの付け替えを行わせる機能と、ユーザが完成した設備の3次元形状を平面図に変換する機能を備えており、図面データ作成装置として機能する。
図面作成サーバ2が対象とする設備には、例えば、システムキッチン、洗面化粧台、ユニットバス、トイレ、カウンター、エアコン、湯沸かし器、収納建具などの室内設備や、エアコンの室外機、屋外水栓、門扉、フェンス、カーポートなどの室外設備、また、サッシ、玄関ドアなどの室内外、あるいはその境で用いる建材類がある。
端末5、5、5、・・・は、例えば、PC(パーソナルコンピュータ)やスマートフォンなどの携帯端末を用いて構成されており、通信ネットワーク3を介して図面作成サーバ2と接続可能に配設されている。
PCで構成された端末5は、例えば、ユーザの自宅や建築設計事務所などに設置されており、携帯端末で構成された端末5は、ユーザが所持している。
端末5は、ブラウザ機能により、図面作成サーバ2が運営する図面作成ウェブサイトにアクセスし、図面作成サーバ2が提供する画面において、設備を立体的に表示する。
ユーザは、図面作成ウェブサイトで設備を選択する。そして、表示された設備において各種オプションの組合せを試み、所望のオプションを備えた設備を完成させることができる。
更に、端末5は、完成した設備の平面図を図面作成サーバ2に作成させることができる。
作成した平面図は、ユーザが利用したり、建築設計事務所がCAD図面として使用したりする。
図2(a)は、図面作成サーバ2のハードウェア的な構成を説明するための図である。
図面作成サーバ2は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、通信制御装置14、記憶装置15などがバスラインで接続されて構成されている。
CPU11は、記憶装置15に記憶した図面作成プログラムを実行することにより、立体データによる設備の構成を支援したり、できあがった設備の立体形状に基づいて当該設備の平面図を表示するための平面データを作成したりする。
ROM12は、CPU11が図面作成サーバ2を動作させるための基本的なプログラムやパラメータなどを記憶している。
RAM13は、CPU11が図面作成プログラムを実行する際のワーキングメモリを提供する。
通信制御装置14は、図面作成サーバ2と通信ネットワーク3を接続する装置であって、CPU11と端末5が通信する際のインターフェースを提供する。
このように、図面作成サーバ2は、通信ネットワークを介して端末装置と通信する通信手段を備えている。
記憶装置15は、ハードディスクなどの大容量の記憶媒体を用いて構成されており、図面作成プログラムや設備DB(データベース)などを記憶している。
設備DBは、設備の基本形状やオプションの立体データと平面データを記憶したデータベースである。
CPU11は、立体データを用いて基本形状やオプションなどを3次元画像表示することができ、平面データにより平面図を作成することができる。
図2(b)は、端末5(PCの場合)のハードウェア的な構成を説明するための図である。
端末5は、CPU21、ROM22、RAM23、通信制御装置24、ディスプレイ25、キーボード26、マウス27、記憶装置28などを用いて構成されている。
CPU21は、記憶装置28に記憶したブラウザプログラムを実行することにより、ブラウザ機能を発揮し、図面作成サーバ2が図面作成ウェブサイトで提供する各種サービスをユーザが利用可能にする。
ROM22は、CPU21が端末5を動作させるための基本的なプログラムやパラメータなどを記憶している。
RAM23は、CPU21が図面作成プログラムを実行する際のワーキングメモリを提供する。
通信制御装置24は、図面作成サーバ2端末5と通信ネットワーク3を接続する装置であって、CPU21と図面作成サーバ2が通信する際のインターフェースを提供する。このように、端末5は、通信ネットワークを介して図面作成サーバ2と通信する通信手段を備えている。
ディスプレイ25は、例えば、液晶ディスプレイによって構成され、図面作成サーバ2が提供する各画面データ(操作画面、設備の立体図や平面図など)を表示する。
ユーザは、ディスプレイ25で設備の立体図を見ながら設備の色を変えたり、オプションを追加したり変更したりすることができる。
キーボード26は、文字や記号などを入力するデバイスであり、例えば、ユーザ情報などの文字情報を図面作成サーバ2に伝達するのに用いられる。
マウス27は、図面作成サーバ2が提供する画面をマウス操作するのに用いられる。これにより、例えば、設備の基本形状やオプションを選択したり、設備の立体形状を表示させる際の視点を移動・回転させたりすることができる。
記憶装置28は、ハードディスクなどの記憶媒体を用いて構成されており、ブラウザプログラムなどが記憶されている。
端末5が携帯端末で構成されている場合の構成は、基本的にPCの場合と同様である。
この場合は、入力装置として、キーボード26とマウス27の代わりに、ディスプレイ25に重畳して設置されたタッチパネルが用いられる。
また、記憶装置28としては、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)などの半導体記憶装置が用いられる。
次に、設備DBに記憶されているデータについて説明する。
設備には、システムキッチン、洗面化粧台、ユニットバス、トイレ、・・・など各種のものが存在するが、以下では、システムキッチンを例にとって説明する。
図3(a)は、設備DBに記憶されている基本形状データを説明するための図である。
基本形状データは、設備の全体的な大きさや形状を決定し、オプションを取り付けるベースとなる部材の立体データと平面データから構成されている。
ここで、基本形状に係る部材(オプションを取り付けるベースとなる部材)は、室内外に配置する設備を構成する当該設備の本体として機能している。
図では、立体データを用いて表示した立体図と、平面データを用いて表示した平面図を用いてこれらのデータを図示している。
設備がシステムキッチンの場合は、フロアキャビネットの形状が基本形状に設定されている。
基本形状には、種類ごとに固有のIDが付与されている。
例えば、ID30のフロアキャビネットは、I型(横方向に一列に並んだ形)左シンクとなっており、ID31のフロアキャビネットは、I型右シンクとなっている。ちなみに、L字型に屈曲した形状のフロアキャビネットは、L型と呼ばれている。
図面作成サーバ2は、ユーザからの要求により、何れかの基本形状を選択し、システムキッチンの基本的な形状を決定する。このように、図面作成サーバ2は、室内外に配置する設備を構成する当該設備の本体を端末5からの指示に従って選択する本体選択手段を備えている。
基本形状の立体データと平面データは、基本形状のIDによって対応づけられて(紐づけられて)おり、立体データから、当該基本形状の平面データを(あるいは、その逆も)検索できるようになっている。
一例として、立体データは、XVLファイルにて作成されており、平面データは、SVGファイルにて作成されている。
ここで、XVLファイルは、3次元形状を表現する際に用いられるファイルフォーマットであり、仮想3次元空間の中で対象を立体的に表現することができる。
一方、SVGファイルは、対象をベクトルデータで表示する際に用いられるファイルフォーマットであり、CADで操作することができる。
このように、図面作成サーバ2は、ウェブ上で3次元画像を表示するデータ形式のファイルとCADで使用するデータ形式のファイルを対応づけており、これらのデータ形式に互換性がない場合でも、相互の変換を行うことができる。
フロアキャビネット立体データ30aは、オプションを取り付ける前のフロアキャビネット(I型左シンク)の立体データであり、フロアキャビネット平面データ30bは、オプションを取り付ける前の当該フロアキャビネットの平面データである。
フロアキャビネット立体データ30aには、室内に設置する際の位置決めを行う基準点30cと、フロアキャビネット立体データ30aにワークトップ立体データ40aなどを取り付ける際の位置決めを行う基準点30dが設定されている。
フロアキャビネット平面データ30bには、基準点30cに対応する基準点30eが設定されている。
このように、本体立体データ(基本形状の立体データ)と本体平面データ(基本形状の平面データ)には、対応する箇所に基準点が設定されている。
フロアキャビネット立体データ30aには、後述するように、基準点30cを原点とし、フロアキャビネットに向かって手前側方向をz軸、高さ方向をy、右手側をx軸とするフロアキャビネット座標系が設定されている。
同様に、ID31のフロアキャビネットについても、フロアキャビネット立体データ31a、フロアキャビネット平面データ31bが用意されている。
そして、ID30のフロアキャビネットと同様に、フロアキャビネット立体データ31aには、基準点31c、31dとフロアキャビネット座標系が設定されており、フロアキャビネット平面データ31bには、基準点31eが設定されている。
図3(b)は、設備DBに記憶されているオプションデータを説明するための図である。
オプションデータは、設備の基本形状に取り付けるオプション(備品)の大きさや形状を規定するデータである。
図面作成サーバ2は、ユーザからの要求により、これらのオプションを選択して設備に追加変更する。このように、図面作成サーバ2は、選択した本体に取り付ける備品を端末5からの指示に従って選択する備品選択手段を備えている。
オプションデータには、種類ごとに固有のIDが付与されている。
図では、オプションの一例として、ワークトップ(I型左シンク)、標準シンク、標準水栓、3口コンロを示している。
オプションとしては、この他に、ワークトップ(I型右シンク)、幅広シンク、オールインワン水栓、IHヒーター、・・・など各種のものが存在する。
ID40のワークトップ(I型左シンク)は、ID30のフロアキャビネット(I型左シンク)などに取り付けるワークトップであり、当該IDに対応づけてワークトップ立体データ40aとワークトップ平面データ40bが用意されている。
ワークトップ立体データ40aには、フロアキャビネット立体データ30aなどに取り付ける際の位置決めを行う基準点40c(基準点30dに一致するように位置決めされる)と、標準シンク立体データ50aなどを取り付ける際の位置決めを行う基準点40d、及び3口コンロ立体データ70aなどを取り付ける際の位置決めを行う基準点40fが設定されている。
また、ワークトップ立体データ40aには、基準点40cを原点とし、ワークトップに向かって手前側方向をz軸、高さ方向をy軸、右手側をx軸とするワークトップ座標系が設定されている。
これらxyz座標軸は、フロアキャビネット座標系のxyz座標軸と(正しい取り付け方向で)平行となるように設定されており、これにより、ワークトップ立体データ40aのフロアキャビネット立体データ30aに対する取り付け方向が規定される。
このように、本体立体データと備品立体データには、本体立体データと備品立体データを組合せる位置と方向が設定されている。
一方、ワークトップ平面データ40bには、基準点40cに対応する基準点40eが設定されている。
このように、備品立体データと備品平面データには、対応する箇所に基準点が設定されている。
ワークトップ立体データ40aをフロアキャビネット立体データ30aに基準点と方向を揃えて組合せると、フロアキャビネットにワークトップを取り付けた設備の立体データができる。
以下、同様にオプションを取り付けていくと、システムキッチンの立体データが完成することになる。
ID50の標準シンクは、ID40のワークトップなどに取り付けるシンクであり、当該IDに対応づけて標準シンク立体データ50aと標準シンク平面データ50bが用意されている。
標準シンク立体データ50aには、ワークトップ立体データ40aなどに取り付ける際の位置決めを行う基準点50c(基準点40dに一致するように位置決めされる)と、標準水栓立体データ60aなどを取り付ける際の位置決めを行う基準点50dが設定されている。
また、標準シンク立体データ50aには、基準点50cを原点とし、標準シンクに向かって手前側方向をz軸、高さ方向をy軸、右手側をx軸とする標準シンク座標系が設定されている。
これらxyz座標軸は、ワークトップ座標系のxyz座標軸と(正しい取り付け方向で)平行となるように設定されており、これにより、標準シンク立体データ50aのワークトップ立体データ40aに対する取り付け方向が規定される。
一方、標準シンク平面データ50bには、基準点50cに対応する基準点50eが設定されている。
ID60の標準水栓は、ID50の標準シンクなどに取り付ける水栓であり、当該IDに対応づけて標準水栓立体データ60aと標準水栓平面データ60bが用意されている。
標準水栓立体データ60aには、標準シンク立体データ50aなどに取り付ける際の位置決めを行う基準点60c(基準点50dに一致するように位置決めされる)が設定されている。
また、標準水栓立体データ60aには、基準点60cを原点とし、正しい方向で取り付けた場合に手前側となる方向をz軸、高さ方向をy軸、右手側をx軸とする標準水栓座標系が設定されている。
これらxyz座標軸は、標準シンク座標系のxyz座標軸と(正しい取り付け方向で)平行となるように設定されており、これにより、標準水栓立体データ60aの標準シンク立体データ50aに対する取り付け方向が規定される。
一方、標準水栓平面データ60bには、基準点60cに対応する基準点60eが設定されている。
ID70の3口コンロは、ID40のワークトップ(I型左シンク)などに取り付ける3口コンロであり、当該IDに対応づけて3口コンロ立体データ70aと3口コンロ平面データ70bが用意されている。
3口コンロ立体データ70aには、ワークトップ立体データ40aなどに取り付ける際の位置決めを行う基準点70c(基準点40fに一致するように位置決めされる)が設定されている。
また、3口コンロ立体データ70aには、基準点70cを原点とし、3口コンロに向かって手前側方向をz軸、高さ方向をy軸、右手側をx軸とする3口コンロ座標系が設定されている。
これらxyz座標軸は、ワークトップ座標系のxyz座標軸と(正しい取り付け方向で)平行となるように設定されており、これにより、3口コンロ立体データ70aのワークトップ立体データ40aに対する取り付け方向が規定される。
一方、3口コンロ平面データ70bには、基準点70cに対応する基準点70eが設定されている。
以上のように、設備DBは、室内外に配置される複数の設備について、各設備の本体を3次元画像表示する本体立体データと、当該本体に取り付ける備品を3次元画像表示する備品立体データを記憶した、3次元データ記憶手段として機能しており、更に、本体立体データに対応づけられた本体平面データと、備品立体データに対応づけられた備品平面データを記憶した2次元データ記憶手段としても機能している。
そして、図面作成サーバ2は、設備DBから立体データや平面データを検索して利用するため、当該3次元データ記憶手段から本体立体データと備品立体データを取得し、更に、当該2次元データ記憶手段から本体平面データと備品平面データを取得している。
図4は、システムキッチンのデフォルト設定を説明するための図である。
ユーザにシステムキッチンの立体形状を完成させてもらう場合、全体のベースとなるフロアキャビネットを選択してもらい、これにオプションを追加して積み上げていってもらう方式が可能である。
また、標準的なオプションでシステムキッチンの立体形状を予め完成させておき、これに対してオプションを追加・変更してもらう方式も可能である。
何れの方式でもよいが、図面作成システム1では、一般の顧客の利便性を考慮して操作が容易な後者の方式を選択した。
図に示したシステムキッチン立体データ100a、101a、・・・は、図面作成サーバ2がシステムキッチンのデフォルト設定として用意したものである。
図面作成サーバ2は、システムキッチン立体データ100a、101a、・・・によって端末5のシステムキッチン立体図を表示させ、ユーザに選択してもらう。
なお、システムキッチン立体データ100aは、I型左シンクであり、システムキッチン立体データ101aは、I型右シンクである。
図では、システムキッチン立体データ100aにデフォルトで組み込まれている立体データを太線で連結して表しており、ユーザの選択により交換可能な立体データを両矢線で連結して表している。
システムキッチン立体データ100aは、フロアキャビネット立体データ30a、3口コンロ立体データ70a、及びワークトップ立体データ40aを組合せて構成されている。
このうち、ワークトップ立体データ40aには、標準シンク立体データ50aと標準水栓立体データ60aが取り付けられており、ワークトップ立体データ40a、標準シンク立体データ50a、及び標準水栓立体データ60aを組合せたアセンブリとなっている。
図面作成サーバ2は、システムキッチン立体データ100aを構成するこれら立体データの組合せを設備DBに記憶しており、これに従って立体データを組み立てて端末5に表示させる。
このようにしてデフォルトで作成されたシステムキッチン立体データ100aは、端末5に送信され、システムキッチン立体画像がディスプレイ25に表示される。
ユーザは、デフォルトのシステムキッチン立体画像に対して、オプションの追加や変更を行い、所望のシステムキッチンが得られるように試行錯誤する。
図4の例では、例えば、3口コンロ立体データ70aとIHヒーター立体データ71aとの交換、標準シンク立体データ50aに取り付けた標準水栓立体データ60aとオールインワン水栓立体データ61aとの交換、ワークトップ立体データ40a(I型左シンク)とワークトップ立体データ41a(I型左幅広シンク)との交換、ワークトップ立体データ41aに取り付けた標準水栓立体データ60aとオールインワン水栓立体データ61aとの交換などが可能である。
また、ワークトップ立体データ41aには、幅広シンク立体データ51aと標準水栓立体データ60aがデフォルトで取り付けられており、ワークトップ立体データ41a、幅広シンク立体データ51a、及び標準水栓立体データ60aを組合せたアセンブリとなっている。
そのため、標準シンク立体データ50aを幅広シンク立体データ51aと交換する場合は、アセンブリごとの交換となる。
即ち、この場合、図面作成サーバ2は、ワークトップ、シンク、及び水栓をまるごと交換する。
このため、標準シンク立体データ50aにデフォルトでないオールインワン水栓立体データ61aが取り付けられた状態で、ユーザが幅広シンク立体データ51aに交換する場合、図面作成サーバ2は、まずワークトップ立体データ40aのアセンブリをワークトップ立体データ41aのアセンブリと交換し、次いで、ワークトップ立体データ41aにデフォルトで取り付けられている標準水栓立体データ60aをオールインワン水栓立体データ61aに交換する。
このように、図面作成サーバ2は、ユーザが選択した本体を3次元画像表示する本体立体データと備品を3次元画像表示する備品立体データを取得する立体データ取得手段と、当該取得した本体立体データと備品立体データを組合せて、本体に備品を取り付けた設備を3次元画像表示する設備立体データを作成する設備立体データ作成手段を備えている。
更に、図面作成サーバ2は、このようにして作成した設備立体データを端末5に表示させるため(図面作成サーバ2にディスプレイを備えて、これに表示してもよい)、作成した設備立体データを用いて設備立体図を3次元画像表示する立体図表示手段も備えている。
また、図面作成サーバ2は、オプションが付け替えられた設備の3次元画像を表示するなどして、ユーザがオプションの追加や変更を試行錯誤する過程を端末5で見せる。
このため、図面作成サーバ2は、本体立体データに組み合わされる備品立体データが更新される過程を立体的に表示する。
図5は、座標値の関係について説明するための図である。
図面作成サーバ2は、基本形状にオプションを取り付けていき、更には、オプションの上に更なるオプションを取り付けたりする。
オプションの取り付け位置は様々であり、組合せによって生じる取り付け位置の数は膨大となる。
そのため、図面作成システム1では、データの取り扱いを容易にするために、立体データごとに座標系を設定し、オプションの取り付け位置を当該オプションに設定した座標系で規定することとした。
即ち、基本形状の立体データに設定された座標系上にオプションによる相対座標系が設定されることになる。
図の例は、基準形状をフロアキャビネット立体データ30aとし、これにワークトップ立体データ40aを取り付け、その上に標準シンク立体データ50aを取り付け、更に、その上に標準水栓立体データ60aを取り付けた場合の、フロアキャビネット座標系、ワークトップ座標系、標準シンク座標系、及び標準水栓座標系の位置関係を示している。
なお、この図では、座標系の関係が分かり易くなるように、実際の間隔ではなく、等間隔に表してある。
図に示したように、フロアキャビネット座標系、ワークトップ座標系、標準シンク座標系、及び標準水栓座標系は、それぞれ基準点30c、40c、50c、60cを原点とし、互いに直交するxyz座標系で構成されている。そして、対応する座標軸(x軸同士、y軸同士、z軸同士)は、平行となるように設定されている。
また、フロアキャビネット座標系の基準点30cの座標値を(x0、y0、z0)とし、フロアキャビネット座標系で規定される基準点40cの座標値を(x1、y1、z1)、ワークトップ座標系で規定される基準点50cの座標値を(x2、y2、z2)、標準シンク座標系で規定される基準点60cの座標値を(x3、y3、z3)とする。
立体データを組み立てることにより各立体データの座標系がこのように配置されるが、これから平面データを作成する手法は以下の通りである。
ここでは、平面データを作成する作図平面をフロアキャビネット座標系のzx平面とし、作図平面の原点がフロアキャビネット座標系の基準点30cと同一になるようにしておく。
まず、基準点40c、50c、60cをy方向に投影すると、フロアキャビネット座標系のzx平面上に投影点40g、50g、60gが得られる。
投影点40g、50g、60gの当該zx平面(作図平面)上での(z、x)座標値は、基準点30cを原点(即ち、(x0、y0、z0)=(0、0、0))とすると、それぞれ、(z1、x1)、(z1+z2、x1+x2)、(z1+z2+z3、x1+x2+x3)となる。
なお、図では、x座標値は、図の煩雑化を避けるために省略している。
次に、基準点30c、投影点40g、50g、60gに、基準点30e、40e、50e、60eが一致するようにフロアキャビネット平面データ30b、ワークトップ平面データ40b、標準シンク平面データ50b、標準水栓平面データ60bを配置すると、立体データと整合がとれた平面データの組合せが得られる。
この平面データの組合せを1つの平面データファイルにまとめれば(マージすれば)、目的の平面データが得られる。
このように、図面作成サーバ2は、設備立体データの作成に用いられた本体立体データに対応づけられた本体平面データと、設備立体データの作成に用いられた備品立体データに対応づけられた備品平面データを取得する平面データ取得手段と、このようにして取得した本体平面データと備品平面データを、設備立体データに基づいて配置することにより、設備立体図に対応する設備平面図を表示するための設備平面データを作成する設備平面データ作成手段を備えている。
また、図面作成サーバ2は、上述したように、設備立体データで組み合わされている本体立体データと備品立体データの基準点の3次元座標値を作図平面に投影するなどして、当該本体立体データと備品立体データに対応する本体平面データと備品平面データの基準点の2次元座標値を取得する座標値取得手段を備えており、このようにして取得した基準点の2次元座標値に基づいて本体平面データと備品平面データを配置することにより設備平面データを作成している。
図6は、立体データから平面データを作成する具体例を説明するための図である。
図6(a)は、I型右シンクのフロアキャビネット立体データ31aを基本形状として完成させたシステムキッチン立体データ101aを示している。
フロアキャビネット立体データ31aには、図に示したように、基準点31cを原点とするxyz方向のフロアキャビネット座標系が設定されている。
なお、座標軸をフロアキャビネット立体データ31aと重ねると図が煩雑になるため、フロアキャビネット立体データ31aから分離して描いている。以下、他の図も同様とする。
システムキッチン立体データ101aにおいて、ワークトップ立体データ41aの基準点41c、標準シンク立体データ50aの基準点50c、標準水栓立体データ60aの基準点60c、及び、3口コンロ立体データ70aの基準点70cをフロアキャビネット座標系のzx平面に投影すると(即ち、真上から見ると)、図6(b)に示したように、投影点41g、50g、60g、70gが得られる。
なお、図6(b)では、フロアキャビネット平面データ31bとワークトップ平面データ41bも描いている(重なった状態となる)。
図6(b)の投影点41g、50g、60g、70gの位置に、基準点41e、50e、60e、70eが一致するように、ワークトップ平面データ41b、標準シンク平面データ50b、標準水栓平面データ60b、3口コンロ平面データ70bを重ねると、図6(d)に示したようにシステムキッチン平面データ101bが完成する。
なお、立体図から平面図への変換が容易となるように、両者の縮尺は、同一としている。
図7は、端末5に表示される操作画面の一例を示した図である。
操作画面は、選択領域81と立体図表示領域82を有している。
選択領域81には、オプションの選択肢が表示され、立体図表示領域82には、対象となる設備の立体図が表示される。
この例では、I型左シンクのシステムキッチンが操作対象となっている。
この画面に到達する前に、ユーザは、システムキッチンの基本形状を選択する。すると、立体図表示領域82にデフォルトのシステムキッチン立体データ100aが表示される。
選択領域81には、一例として水栓の選択肢を図示してあるが、シンクやコンロなど他のオプションも選択できるようになっている。
選択領域81で、希望する水栓のチェックボックスをチェックして選択すると、システムキッチン立体データ100aの水栓が選択した水栓に置換される。
このようにしてシステムキッチン立体データ100aを完成させて、図示しない平面図ボタンをマウス操作でクリックすると、図面作成サーバ2がシステムキッチン平面データ101b(図示せず)を作成する。
図8は、設備として洗面化粧台を選択した場合を説明するための図である。
図8(a)は、洗面化粧台立体データ200a(によって表示された画像)を示している。
洗面化粧台立体データ200aは、フロアキャビネット立体データ230a(基準点230c)を基本形状とし、これにカウンター立体データ240a(基準点240c)、サークルボウル立体データ250a(基準点250c)、タッチレス水栓立体データ260a(基準点260c)、トールキャビネット立体データ270a(基準点270c)をオプションとして組合せて構成されている。
なお、図の煩雑化を避けるため、基準点250c、260cは、図示していない。
フロアキャビネット立体データ230aには、図に示したように、基準点230cを原点とするフロアキャビネット座標系(xyz座標系)が設定されており、図示しないが各オプションにも、それぞれの座標系が設定されている。
図8(b)は、カウンター立体データ240a、サークルボウル立体データ250a、タッチレス水栓立体データ260a、トールキャビネット立体データ270aを示した図である。
これらは、オプションの一部であって、これらと交換可能なオプションが多数存在している。
図8(c)は、洗面化粧台立体データ200aから作成した洗面化粧台平面データ200bを示した図である。
洗面化粧台平面データ200bは、フロアキャビネット平面データ230b(基準点230e)、カウンター平面データ240b(基準点240e)、サークルボウル平面データ250b(基準点250e)、タッチレス水栓平面データ260b(基準点260e)、トールキャビネット平面データ270b(基準点270e)を組合せて構成されている。
この平面データの組合せは、次のようにして作成される。
まず、図8(a)のフロアキャビネット座標系において、基準点240c、250c、260c、270cのzx平面への投影点240g、250g、260g、270g(図示せず)を求める。
次いで、基準点230c、及び、投影点240g、250g、260g、270gと基準点230e、240e、250e、260e、270eが一致するように各平面データを配置する。これにより平面データが完成する。
オプションを取り替えた場合には、オプション取り替え後の洗面化粧台立体データ200aから同様にして洗面化粧台平面データ200bを作成すればよい。
図9は、設備としてユニットバスを選択した場合を説明するための図である。
図9(a)は、ユニットバス立体データ300a(によって表示された画像)を示している。
ユニットバス立体データ300aは、ユニットバス壁立体データ330a(基準点330c)を基本形状とし、浴槽立体データ340a(基準点340c)、水栓立体データ350a(基準点350c)、カウンター立体データ360a(基準点360c)をオプションとして組合せて構成されている。
ユニットバス壁立体データ330aには、図に示したように、基準点330cを原点とするユニットバス壁座標系(xyz座標系)が設定されており、図示しないが各オプションにも、それぞれの座標系が設定されている。
図9(b)は、浴槽立体データ340a、水栓立体データ350a、カウンター立体データ360aを示した図である。
これらは、オプションの一部であって、これらと交換可能なオプションが多数存在している。
図9(c)は、ユニットバス立体データ300aから作成したユニットバス平面データ300bを示した図である。
ユニットバス平面データ300bは、ユニットバス壁平面データ330b(基準点330e)、浴槽平面データ340b(基準点340e)、水栓平面データ350b(基準点350e)、カウンター平面データ360b(基準点360e)を組合せて構成されている。
この平面データの組合せは、次のようにして作成される。
まず、図9(a)のユニットバス壁座標系において、基準点340c、350c、360cのzx平面への投影点340g、350g、360g(図示せず)を求める。
次いで、基準点330c、及び、投影点340g、350g、360gと基準点330e、340e、350e、360eが一致するように各平面データを配置する。これにより平面データが完成する。
オプションを取り替えた場合には、オプション取り替え後のユニットバス立体データ300aから同様にしてユニットバス平面データ300bを作成すればよい。
図10は、立体データから平面データを作成する手順を説明するためのフローチャートである。
以下の処理は、図面作成サーバ2のCPU11と端末5のCPU21が、それぞれ図面作成プログラムとブラウザプログラムに従って行うものである。
最初に、端末5は、図面作成サーバ2の図面作成ウェブサイトにアクセスし、ユーザからのキーボード26やマウス27の操作を受け付けて、例えば、システムキッチンや洗面化粧台など、対象とする設備のカテゴリを選択する。
これに対して、図面作成サーバ2は、選択されていた設備のカテゴリに含まれる基本形状の選択肢(I型左シンク、I型右シンクなど)を端末5に送信する。
これに対して、端末5は、ユーザから基本形状の選択を受け付け、これを図面作成サーバ2に通知する(ステップ5)。
図面作成サーバ2は、端末5から基本形状の選択を受け付けると、当該基本形状に該当する設備の立体データ(標準的なオプションがデフォルトで取り付けられている)を端末5に送信する(ステップ10)。
図面作成サーバ2は、当該立体データを送信した後、端末5からの要求を待って待機する(ステップ35;なし)。
端末5は、立体データを受信し、これを用いて設備の立体図をディスプレイ25に表示する(ステップ15)。
ユーザは、設備の立体図を参照し、オプション変更を要求するか否かを判断して(ステップ20)、これをキーボード26やマウス27の操作により端末5に入力する。
ユーザからオプションの変更要求があった場合(ステップ20;Y)、端末5は、図面作成サーバ2に対してオプションの変更要求(標準水栓をオールインワン水栓に変えるなどの要求)を送信する(ステップ25)。
図面作成サーバ2は、端末5からオプションの変更要求を受けると(ステップ35;変更要求)、変更要求に係るオプションの立体データを取り替えることにより設備の立体データを更新し(ステップ40)、ステップ10に戻って、オプション変更後の設備の立体データを端末5に送信する。これにより、端末5では、オプションを取り替えた設備の立体図が表示される。
一方、設備の立体図が完成した場合、ユーザは、平面図の作成要求を端末5に入力し、端末5は、これに応じて図面作成サーバ2に平面図作成要求を送信する(ステップ30)。
図面作成サーバ2は、端末5から平面図作成要求を受信すると(ステップ35;作成要求)、設備の立体データに使用されている個々の立体データに紐づけられている平面データを検索する(ステップ45)。
次に、図面作成サーバ2は、立体図での各立体データの基準点に基づいて平面データを配置してマージすることにより平面図データを作成し(ステップ50)、端末5に送信する(ステップ55)。
端末5は、図面作成サーバ2から平面図データを受信し、これを用いて平面図を表示する(ステップ60)。
このように、図面作成サーバ2は、作成した設備平面データを端末5に対して出力する設備平面データ出力手段を備えている。
本実施の形態では、図面作成システム1をクライアントサーバシステムとして構成したが、スタンドアローン型として構築することも可能である。
また、ユーザが設備を3次元画像で構築する際に、設備が設置される室内外の立体形状を背景として表示させるように構成することも可能である。
この場合、図面作成サーバ2は、本体に備品を取り付けた設備が配置された室内外の立体形状を含めて設備立体データを作成している。
更に、図面作成システム1を1台のサーバ装置で構成したが、複数のサーバを組合せて構成してもよい。
加えて、設備の形状のみならず、色や質感、模様なども選択できるように構成することもできる。
以上に説明した実施の形態により次のような効果を得ることができる。
(1)オプションなどの立体データをパーツとして組合せて合成することにより、設備の立体データを作成することができる。更に、できあがった立体データから2次元CADデータとして使用できる平面データを自動生成することができる。
(2)設備に取り付けるオプションを3次元コンピュータグラフィックスで立体的にシミュレートしながら選択することができる。
(3)図面作成サービスをウェブサーバ上で利用できるため、ブラウザさえあれば、初期コストを掛けずに利用することができる。
(4)設備の基本形状とオプションの形状を、紐づけされた立体データと平面データの組で図面作成サーバ2に保持しているため、立体データの組合せに対応させて平面データを検索し、検索された平面データをマージすることにより2次元CADコンテンツを作成できる。
1 図面作成システム
2 図面作成サーバ
3 通信ネットワーク
5 端末
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 通信制御装置
15 記憶装置
21 CPU
22 ROM
23 RAM
24 通信制御装置
25 ディスプレイ
26 キーボード
27 マウス
28 記憶装置
30a フロアキャビネット立体データ
30b フロアキャビネット平面データ
30c、30d、30e 基準点
31a フロアキャビネット立体データ
31b フロアキャビネット平面データ
31c、31d、31e 基準点
40a、41a ワークトップ立体データ
40b 41bワークトップ平面データ
40c、40d、40e、40f 基準点
40g、50g、60g 投影点
50a 標準シンク立体データ
50b 標準シンク平面データ
50c、50d、50e 基準点
60a 標準水栓立体データ
60b 標準水栓平面データ
60c、60e 基準点
70a 3口コンロ立体データ
70b 3口コンロ平面データ
70c、70e 基準点
81 選択領域
82 立体図表示領域
100a、101a システムキッチン立体データ
101b システムキッチン平面データ
200a 洗面化粧台立体データ
200b 洗面化粧台平面データ
230a フロアキャビネット立体データ
230b フロアキャビネット平面データ
230c、230e 基準点
240a カウンター立体データ
240b カウンター平面データ
240c、240e 基準点
250a サークルボウル立体データ
250b サークルボウル平面データ
250c、250e 基準点
260a タッチレス水栓立体データ
260b タッチレス水栓平面データ
260c、260e 基準点
270a トールキャビネット立体データ
270b トールキャビネット平面データ
270c、270e 基準点
300a ユニットバス立体データ
300b ユニットバス平面データ
330a ユニットバス壁立体データ
330b ユニットバス壁平面データ
330c、330e 基準点
340a 浴槽立体データ
340b 浴槽平面データ
340c、340e 基準点
350a 水栓立体データ
350b 水栓平面データ
350c、350e 基準点
360a カウンター立体データ
360b カウンター平面データ
360c、360e 基準点

Claims (8)

  1. 室内外に配置する設備を構成する当該設備の本体を選択する本体選択手段と、
    前記選択した本体に取り付ける備品を選択する備品選択手段と、
    前記選択した本体を3次元画像表示する本体立体データと、前記選択した備品を3次元画像表示する備品立体データを取得する立体データ取得手段と、
    前記取得した本体立体データと備品立体データを組合せて、前記選択した本体に前記選択した備品を取り付けた設備を3次元画像表示する設備立体データを作成する設備立体データ作成手段と、
    前記作成した設備立体データを用いて設備立体図を3次元画像表示する立体図表示手段と、
    前記設備立体データの作成に用いられた本体立体データに対応づけられた本体平面データと、前記設備立体データの作成に用いられた備品立体データに対応づけられた備品平面データを取得する平面データ取得手段と、
    前記取得した本体平面データと備品平面データを、前記作成した設備立体データに基づいて配置することにより、前記表示した設備立体図に対応する設備平面図を表示するための設備平面データを作成する設備平面データ作成手段と、
    前記作成した設備平面データを出力する設備平面データ出力手段と、
    を具備したことを特徴とする図面データ作成装置。
  2. 室内外に配置される複数の設備について、各設備の本体を3次元画像表示する本体立体データと、前記本体に取り付ける備品を3次元画像表示する備品立体データを記憶した、3次元データ記憶手段と、
    前記本体立体データに対応づけられた本体平面データと、前記備品立体データに対応づけられた備品平面データを記憶した2次元データ記憶手段と、を備え、
    前記立体データ取得手段は、前記3次元データ記憶手段から前記本体立体データと前記備品立体データを取得し、
    前記平面データ取得手段は、前記2次元データ記憶手段から前記本体平面データと前記備品平面データを取得する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の図面データ作成装置。
  3. 前記立体図表示手段は、前記本体立体データに組み合わされる前記備品立体データが更新される過程を立体的に表示することを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の図面データ作成装置。
  4. 前記本体立体データと前記備品立体データには、前記本体立体データと前記備品立体データを組合せる位置と方向が設定されていることを特徴とする請求項1、請求項2、又は請求項3に記載の図面データ作成装置。
  5. 前記本体立体データと前記本体平面データ、及び、前記備品立体データと前記備品平面データには、対応する箇所に基準点が設定されており、
    前記作成した設備立体データで組み合わされている本体立体データと備品立体データの基準点の3次元座標値から、当該本体立体データと備品立体データに対応する本体平面データと備品平面データの基準点の2次元座標値を取得する座標値取得手段を具備し、
    前記設備平面データ作成手段は、前記取得した基準点の2次元座標値に基づいて本体平面データと備品平面データを配置することにより前記設備平面データを作成することを特徴とする請求項1から請求項4までのうちの何れか1の請求項に記載の図面データ作成装置。
  6. 前記設備立体データ作成手段は、前記選択した本体に前記選択した備品を取り付けた設備が配置された室内外の立体形状を含めて前記設備立体データを作成することを特徴とする請求項1から請求項5までのうちの何れか1の請求項に記載の図面データ作成装置。
  7. 通信ネットワークを介して端末装置と通信する通信手段を具備し、
    前記本体選択手段と、前記備品選択手段は、前記端末装置からの指示に従って前記選択を行い、
    前記立体図表示手段と、前記設備平面データ出力手段は、前記端末装置に対して前記表示や前記出力を行うことを特徴とする請求項1から請求項6までのうちの何れか1の請求項に記載の図面データ作成装置。
  8. 室内外に配置する設備を構成する当該設備の本体を選択する本体選択機能と、
    前記選択した本体に取り付ける備品を選択する備品選択機能と、
    前記選択した本体を3次元画像表示する本体立体データと、前記選択した備品を3次元画像表示する備品立体データを取得する立体データ取得機能と、
    前記取得した本体立体データと備品立体データを組合せて、前記選択した本体に前記選択した備品を取り付けた設備を3次元画像表示する設備立体データを作成する設備立体データ作成機能と、
    前記作成した設備立体データを用いて設備立体図を3次元画像表示する立体図表示機能と、
    前記設備立体データの作成に用いられた本体立体データに対応づけられた本体平面データと、前記設備立体データの作成に用いられた備品立体データに対応づけられた備品平面データを取得する平面データ取得機能と、
    前記取得した本体平面データと備品平面データを、前記作成した設備立体データに基づいて配置することにより、前記表示した設備立体図に対応する設備平面図を表示するための設備平面データを作成する設備平面データ作成機能と、
    前記作成した設備平面データを出力する設備平面データ出力機能と、
    をコンピュータで実現する図面データ作成プログラム。
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